
- 騎手データ(2016年~2025年)
- 調教師
- 馬齢
- ① 年齢によるパフォーマンスの「旬」と「衰え」の境界線
- ② 複勝率と回収率から見る「馬券の取捨選択」
- まとめ:年齢別・狙い撃ち戦略
- 斤量
- ① パフォーマンスの分水嶺:軽さが生む「切れ味」と重さの「足枷」
- ② 複勝率と回収率で見る「馬券戦略」
- まとめ:斤量別・狙い撃ち戦略
- 場体重
- 馬番
- ① 馬番別ゾーン分析:ルメール騎手の「得意・不得意」判定
- ★ 総合まとめ:一番得意なゾーンはどこ?
- ② 奇数番 vs 偶数番:買うならどっち?
- ③ 大外枠の真実:鬼門か、ボーナスか?
- 今週の馬券戦略まとめ
- 脚質ラスト3F
- ① 脚質別戦略:どこにいても「有効」な魔法のポジショニング
- ② 上がり3Fスピード分析:ルメールの「末脚」は現金化できるか?
- 総合まとめ:ルメール騎手の脚質戦略
- 人気
- ①【人気馬(1番~4番人気)】
- ②【中穴馬(5番~8番人気)】
- ③【大穴馬(9番~18番人気)】
- 【総合まとめ】
- クラス別
- ① 下級条件(新馬・未勝利・1勝クラス)
- ② 中級条件(2勝クラス・3勝クラス)
- ③ オープン・リステッド競走
- ④ 重賞(G1・G2・G3)
- 総合まとめ:クラス別・ルメール騎手の「買い」と「消し」
- 場所
- ① 平均データとの比較:ルメール騎手の「真のホーム」はどこだ?
- ② 騎手データ・ベスト3:ここなら全幅の信頼!「得意な場所」
- ③ 騎手データ・ワースト3:過信は禁物!「苦手(妙味なし)な場所」
- 【場所別まとめ】
- 距離
- ① 平均データとの比較:ルメール騎手の得意・不得意の傾向
- ② 騎手データ・ベスト3:ここが狙い目!「ドル箱距離」
- ③ 騎手データ・ワースト3:罠にご注意!「危険な距離」
- 【距離別まとめ】
- 馬場状態
- ① 馬場状態の変化によるパフォーマンス推移
- ② 複勝率と回収率で見る「馬券戦略」
- まとめ:雨の日のルメールは「買い」だ!
- 種牡馬
騎手データ(2016年~2025年)
調教師

① 鉄板かつドル箱!総合評価ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」に「単勝・複勝回収値(爆発力)」を足した総合的な指標が高い順にランキングしました。迷ったらこのコンビを買うのが正解です。
第1位:(栗)松田国英 調教師
文句なしの最強コンビです。複勝率は驚異の68.2%!さらに単勝回収値は122、複勝回収値も115と、全指標で100超えをマーク。ルメール騎手の実力を**120%**引き出しており、見つけたら逆らわずに軸、あるいは頭固定で勝負すべき「神コンビ」です。
第2位:(栗)吉村圭司 調教師
馬券的な妙味ならナンバーワンかもしれません。単勝回収値はなんと130、複勝回収値も102と、ベタ買いでもプラスになる稀有な組み合わせ。複勝率は**54.1%**とトップクラスよりは控えめですが、勝つときは人気以上のパフォーマンスを見せてくれます。
第3位:(美)田村康仁 調教師
「一発の破壊力」ならここ。今回のデータ内でトップの単勝回収値137を叩き出しています。勝率**44.1%**は極めて優秀で、ルメール騎手を起用した際は勝負度合いが非常に高いことが伺えます。
第4位:(美)武井亮 調教師
安定感を求めるなら武井厩舎です。複勝率は今回のリストで断トツのトップとなる75.0%!4回に3回は馬券に絡みます。さらに複勝回収値も112あり、軸としてこれほど信頼できるコンビはありません。
第5位:(美)戸田博文 調教師
関東のいぶし銀コンビ。複勝率は松田厩舎と並ぶ68.2%をマークしており、非常に堅実です。単勝回収値82、複勝回収値93と安定しており、大崩れしないのが魅力です。
② 危険な人気馬かも?総合評価ワースト5
ルメール騎手が乗ることで過剰人気しやすく、実利(回収値)が伴っていないコンビです。馬券の紐には入れても、軸にするにはリスクがあります。
第1位:(美)萩原清 調教師
最も警戒が必要なコンビです。勝率はわずか15.9%、そして単勝回収値は衝撃の29。この数字は、ルメール人気を背負って飛ぶケースが極めて多いことを示唆しています。思い切って消す勇気も必要かもしれません。
第2位:(美)伊藤圭三 調教師
こちらも単勝回収値が34と低迷しています。複勝率も**46.5%**とルメール騎手にしては平凡で、妙味が薄い組み合わせと言わざるを得ません。
第3位:(栗)石坂正 調教師
勝率が16.7%と勝ちきれず、単勝回収値59、複勝回収値76と低調です。人気になりやすいだけに、ここを軽視することで配当妙味が生まれるかもしれません。
第4位:(美)手塚貴久 調教師
名門厩舎ですが、意外にもルメール騎手との相性は数字上渋い結果に。単勝回収値53は、勝ち切るよりも2・3着に取りこぼしている可能性を示しています。
第5位:(美)藤沢和雄 調教師
かつての名コンビも、データ上では過剰人気傾向にありました。単勝回収値62は、多くのファンが信頼して買い続けた結果、オッズが下がりすぎた証左とも言えます。(※現在は引退されていますが、データ評価として掲載)
③ 隠れた狙い目!複勝率はそこそこでも「儲かる」ベスト3
上位陣のような圧倒的な複勝率(60〜70%)はありませんが、その分オッズが甘くなりやすく、ピンポイントで狙うと美味しい「高回収」コンビを紹介します。
第1位:(栗)吉村圭司 調教師
ベスト5にもランクインしましたが、この部門でも文句なしのトップ評価。複勝率は54.1%と「2回に1回外れる」レベルですが、単勝回収値130・複勝回収値102と、両方で100を超えています。「絶対的な軸」というよりは「配当狙いの特攻隊長」として極めて優秀です。
第2位:(美)国枝栄 調教師
複勝率は54.2%ですが、単勝回収値111をマークしています。アーモンドアイなどの名馬の印象も強いですが、しっかりと勝ち切って配当をもたらしてくれる頼れるコンビです。
第3位:(栗)須貝尚介 調教師
爆発力は上位2名に譲りますが、単勝回収値90・複勝回収値84と高水準でまとまっています。複勝率**52.3%**と人気になりすぎず、かつ結果を残す「いぶし銀」な存在として、オッズ次第では積極的に狙いたいところです。
④ 総合まとめ:ルメール騎手は「厩舎」で選別せよ!
今回のデータ分析から導き出される結論は以下の通りです。
- **「松田国英(単回122)・武井亮(複率75%)・戸田博文(複率68%)」**厩舎は、絶対的な軸として信頼できる。特に松田厩舎はベタ買い推奨レベル。
- **「吉村圭司(単回130)・田村康仁(単回137)」**厩舎は、単勝やアタマ固定で高配当を狙うための「特攻コンビ」。
- **「萩原清(単回29)・伊藤圭三(単回34)」**厩舎の時は、ルメール人気を疑い、馬券の点数を絞るか評価を下げるのが賢明。
馬齢

① 年齢によるパフォーマンスの「旬」と「衰え」の境界線
データを見ると、パフォーマンスのピークと下降線は驚くほどはっきりしています。
【最強の旬】「2歳夏」〜「3歳年末」がボーナスステージ
最もパフォーマンスが高いのは、間違いなく**「若駒時代(2歳〜3歳)」です。
特に衝撃的なのがデビュー直後の「2歳・7-9月」**です。
- 勝率36.2% / 複勝率70.2%
- 単勝回収値107 / 複勝回収値104
この時期は「出れば勝つ」レベル。さらに、成長著しい**「3歳・10-12月」**にも第2のピーク(勝率34.0%・単勝回収値103)が訪れます。この時期の3歳馬は古馬混合戦でも斤量有利などが働くため、数字が跳ね上がっています。
【下降の分岐点】「4歳」で妙味が消え、「5歳」で勝てなくなる
潮目が変わるのは**「4歳」からです。
3歳全体で26.9%あった勝率は、4歳になると20.2%へ下落。さらに単勝回収値が61**まで落ち込みます。これは「人気にはなるが、勝ちきれないケースが増え、オッズに見合わなくなる」ことを意味します。
さらに深刻なのが**「5歳」**です。
勝率は15.0%まで急落し、**単勝回収値は「49」**という危険水域に突入します。このデータにおける5歳馬は、単勝で買い続けると資産が半減することを意味しており、パフォーマンスの明確な「衰え(または過剰人気のピーク)」が見て取れます。
② 複勝率と回収率から見る「馬券の取捨選択」
ここでは「馬券に絡む確率(複勝率)」と「儲かるか(回収率)」を組み合わせて、具体的な狙い方を考察します。
1. ベタ買い推奨!「2歳夏」と「3歳秋」
- 2歳・7-9月(複勝率70.2% / 単勝回収107 / 複勝回収104)
- 3歳・10-12月(複勝率59.5% / 単勝回収103 / 複勝回収91)
この2つの期間は**「複勝率が高いのに、回収率も100を超える」**という異常事態が起きています。本来、好走率が高い人気馬はオッズが下がって回収率は低くなるはずですが、この期間の信頼度はオッズの低下を上回っています。
結論:迷わず「頭(単勝)」から買うべき期間。
2. 5歳馬は「頭で買うな、紐で買え」
- 5歳トータル(勝率15.0% / 複勝率45.1% / 単勝回収49 / 複勝回収78)
ここが今回の分析で最も重要なポイントです。
5歳馬の勝率は15%と低いですが、**複勝率は45.1%もあり、実は4歳馬(44.7%)よりも高い数値を維持しています。しかし、単勝回収値は「49」と壊滅的です。
これは、「2・3着にはしっかり来るが、勝ちきれない。でも実績があるから人気になる」**という典型的な「馬券クラッシャー」の特徴です。
結論:5歳馬は単勝や1着固定の軸には不向き。3連複や3連単の2・3着付け(紐)として扱うのが正解。
3. 6歳春に潜む「最後の一発」
- 6歳・4-6月(勝率28.0% / 単勝回収110)
全体的に低調な6歳馬ですが、春シーズン(4-6月)だけ局所的に数値が跳ね上がっています。サンプル数は少ない(25戦)ものの、勝率28%・単回収110は無視できません。冬場を使われて暖かくなり、調子を上げてきたベテランの一発がある時期かもしれません。
結論:6歳馬を軽視しすぎず、春先だけは穴馬として警戒する。
まとめ:年齢別・狙い撃ち戦略
今回のデータ分析から導き出される「勝利の方程式」は以下の通りです。
- 鉄板の勝負期:
**「2歳夏(7-9月)」と「3歳秋(10-12月)」**の馬は、見つけ次第、単勝・頭固定で勝負。回収率100%超えのゴールデンタイムです。 - 魔の5歳馬:
5歳馬の人気馬は疑ってください。**「単勝回収値49」**の地雷原です。ただし、複勝率は高いので、ヒモ(相手)として買うのがプロの立ち回りです。 - 古馬の引き際:
7歳以上になると複勝率が30%を割り込み、回収率も50台に沈みます。よほどの強調材料がない限り「消し」が賢明です。
斤量

① パフォーマンスの分水嶺:軽さが生む「切れ味」と重さの「足枷」
データを見ると、斤量と勝率の関係は非常にシンプル、かつ残酷です。**「軽ければ軽いほど強く、重くなると勝てなくなる」**という傾向が綺麗に出ています。
【ベストパフォーマンス】「53.5kg〜55kg」が最強ゾーン
最も成績が良いのは、牝馬や若い馬が含まれることが多い**「53.5kg〜55kg」**のゾーンです。
- 勝率 26.2%
- 連対率 42.2%
- 複勝率 52.5%
全ての指標において、メインとなる斤量帯の中でトップの数値を叩き出しています。2回に1回以上は馬券に絡む安定感があり、まさに「狙い目」のゾーンです。
【パフォーマンスの低下】「55.5kg」を超えると数字が鈍る
標準的な牡馬の斤量である**「55.5kg〜57kg」**になると、明確に数字が落ちます。
- 勝率:26.2% → 21.9%(約4.3ポイントダウン)
- 複勝率:52.5% → 50.0%
サンプル数が最も多い(1441戦)このゾーンで勝率が下がるということは、それだけ「勝ち切るのが難しくなる」ことを意味します。
【苦戦の重量級】「57.5kg以上」は黄色信号
さらに斤量が重い**「57.5kg〜59kg」**のゾーン(ハンデ戦のトップハンデや別定戦の実力馬など)では、さらに成績が悪化します。
- 勝率 17.0%
- 連対率 35.9%
- 複勝率 47.1%
53.5-55kg帯と比較すると、勝率は約9%もダウン。いかに実力馬であっても、重い斤量はパフォーマンスを削ぐ大きな要因となっていることがわかります。
② 複勝率と回収率で見る「馬券戦略」
ここでは、オッズ妙味(回収率)を含めた「儲かる買い方」を考察します。
1. 迷わず買い!「53.5kg〜55kg」は単複ともに優秀
- 単勝回収値 73 / 複勝回収値 81
- 複勝率 52.5%
このゾーンは、好走率が高いだけでなく、回収値も全体の中で最も高い水準(サンプル極小の51.5-53kgを除く)を維持しています。
特に複勝回収値81は優秀です。「牝馬の2kg減」や「3歳馬の恩恵」がある場合、素直にその恩恵を評価すべきです。人気になりやすくても、逆らわずに馬券の中心に据えるのが正解です。
2. 重い斤量の馬は「単勝」で買ってはいけない
- 57.5kg〜59kg
- 単勝回収値 61 / 複勝回収値 77
ここが最も注意すべきポイントです。
57.5kg以上を背負う馬は、実績があるため人気になりがちですが、**単勝回収値は「61」**と低迷しています。
勝率が17.0%まで落ちているのに過剰人気するため、単勝で買い続けるとジリ貧になります。
一方で、複勝率は47.1%、複勝回収値は77と、そこまで壊滅的ではありません。
結論:重い斤量の実績馬は、勝ちきれないリスクを考慮し、「単勝」ではなく「2・3着の相手」として買うのが賢明。
3. (参考)「51.5kg〜53kg」の異常値
- サンプル数:2戦(1勝)
- 単勝回収値:155
サンプルがわずか2件しかないため統計的な信頼度はありませんが、53kg以下の軽量馬が勝ったことで回収値が跳ね上がっています。サンプル不足で推奨はできませんが、「極端な軽量馬が紛れ込んだ時は一発あるかもしれない」程度の頭の片隅に置いておいても良いでしょう。
まとめ:斤量別・狙い撃ち戦略
今回のデータから導き出される結論は以下の通りです。
- 本命は「軽ハンデ」にあり:
**「53.5kg〜55kg」**の馬は、勝率・複勝率・回収率のバランスが最高です。迷ったらこの斤量帯の馬を軸にしましょう。 - 重量級は「頭」で買うな:
**「57.5kg以上」**の実力馬は、斤量に泣いて勝ちきれないケースが多発します。単勝回収値61の罠を避け、連系・複系の紐として扱うのがプロの判断です。
場体重

① サイズの真実:ルメール騎手が最も得意とする「黄金ボディ」
データを見ると、ルメール騎手の好走率は馬格と比例して上昇しますが、ある一点を超えると急降下します。
【ベストパフォーマンス】「480kg〜539kg」が勝利の指定席
ルメール騎手が最も信頼できるのは、現代競馬の標準〜大型サイズにあたるこのゾーンです。
- 480kg〜499kg:勝率 25.4%(全階級トップ)
- 520kg〜539kg:連対率 42.1% / 複勝率 55.4%(全階級トップ)
この範囲では、4回に1回は勝利し、2回に1回以上は馬券圏内に突っ込んできます。特に480kg台の勝ち切る力と、520kg台の安定感は驚異的です。
【苦戦ゾーン】「軽量馬」と「超大型馬」
一方で、極端な馬体重は割引が必要です。
- 400kg〜419kg:勝率 13.3%
- 540kg以上:勝率 20.0%
特に540kg以上の超大型馬にご注意ください。勝率が20%まで落ち、単勝回収値も58と低迷。ズブい(反応が鈍い)大型馬は、ルメール騎手の手綱捌きをもってしても、勝ちきれないケースが多いことが分かります。
② 複勝率と回収率で狙い撃つ!「妙味」のある馬体重
ここでは「的中率(複勝率)」と「儲け(回収率)」のバランスから、馬券戦略を練ります。
1. 鉄板の軸!「520kg〜539kg」の大型戦車
- 複勝率 55.4%
- 複勝回収値 77
もし軸馬に迷ったら、この馬体重を選んでください。複勝率は驚異の55.4%!
ルメール騎手が乗る520kg台の馬は、フィジカル面での完成度が高く、多少の不利があっても馬券圏内を確保する信頼感があります。
2. 穴党の狙い目!「420kg〜439kg」の単勝オッズ
- 勝率 19.3%
- 単勝回収値 90(全階級トップ)
ここがデータ派の腕の見せ所です。勝率自体は決して高くない(20%以下)ですが、単勝回収値は90と全階級でトップの数字を叩き出しています。
「小柄だから」と軽視されてオッズが甘くなった馬を、ルメール騎手がテクニックで勝たせている構図が見えます。このゾーンの単勝は期待値が高いです。
3. 危険な人気馬!「540kg以上」
- 単勝回収値 58
- 複勝回収値 60
回収率の観点から見ると、540kg以上の馬は「消し」に近い評価となります。人気になりやすい反面、リターンが伴っていません。
③ 変動の法則:「現状維持」が最強!「微減」は地雷!
パドックでの「増減」チェック。ルメール騎手の騎乗馬に関しては、以下の法則が絶対です。
1. 最強は「同体重(±0kgを含む変動なし)」
- 勝率 26.9%
- 複勝率 55.4%
- 単勝回収値 80
すべての指標において**「前走と同体重」がナンバーワンです。
ルメール騎手は、好調をキープしている馬に乗った時、その能力を100%**引き出します。迷ったら「増減なし」を選べば間違いありません。
2. 「今回減」全体はマイナスだが、例外あり
- 今回減トータル:勝率 22.0% / 単勝回収値 61
- 今回増トータル:勝率 23.0% / 単勝回収値 70
基本的には、体重が減っている馬(今回減)はパフォーマンスを落としています。特に**「-4kg〜-9kg」**の小幅な減少は、単勝回収値 54とワースト級。これは「絞れた」のではなく「調子落ち」の可能性が高いです。
3. 逆転の発想!「-10kg〜-19kg」の激走
- 勝率 26.7%
- 単勝回収値 83
ここが最大の罠であり、チャンスです。中途半端な減り方はダメですが、**「10kg以上の大幅減」の場合、勝率が26.7%まで跳ね上がります。
これは「太め残りだった馬が勝負仕上げをしてきた」か「長期休養明けで馬体が戻った」ケース。ルメール騎手が跨る大幅マイナス体重馬は、嫌うのではなく「買い」**のサインです!
④ まとめ:ルメール騎手×馬体重の勝利の方程式
- 本命は「480kg〜539kg」の馬格がある馬。特に520kg台は鉄板。
- 穴狙いは「420kg〜439kg」の小柄な馬。単勝回収値90の妙味。
- **「540kg以上」**の超大型馬は、人気でも疑ってかかれ。
- **「同体重」が最強。マイナス体重なら「-10kg以上の激減」**を狙え!
馬番

① 馬番別ゾーン分析:ルメール騎手の「得意・不得意」判定
まずは馬番を「内・中・外」の3つのゾーンに分けて、平均データと比較しながらジャッジします。
【内番】1番~4番
- 平均複勝率: 19.7% ~ 21.5%
- 騎手複勝率: 48.1% ~ 60.5%
- 判定: 【高い:得意】
解説:
平均と比較して圧倒的な数値を叩き出しています。特に注目すべきは**「4番」です。
4番ゲートの複勝率は驚異の60.5%、勝率も29.3%。さらに単勝回収値86**・複勝回収値91と、内枠の中では群を抜いて「稼げる」数字です。
一方で、最内の1番・2番は複勝率こそ高いものの、単勝回収値が50台と低迷しています。「詰まりやすい」リスクがある最内は、ルメール騎手といえど人気先行で妙味が薄い傾向にあります。
狙い目:4番は鉄板!1・2番はヒモまで。
【中番】5番~12番
- 平均複勝率: 21.1% ~ 22.9%
- 騎手複勝率: 44.8% ~ 57.1%
- 判定: 【高い:得意】
解説:
最も安定感が光るゾーンです。特に**「8番」の複勝率57.1%(複勝回収値93)と、「10番」の複勝率53.7%**は素晴らしい成績です。
馬群の中で揉まれるリスクがある中枠ですが、ルメール騎手の位置取りの巧さが際立っています。どの枠からでも結果を出せますが、特に真ん中の偶数番(8, 10, 12)は信頼度が跳ね上がります。
狙い目:8番・10番・12番の偶数セットは軸候補。
【外番】13番~16番
- 平均複勝率: 19.6% ~ 20.9%
- 騎手複勝率: 45.2% ~ 55.3%
- 判定: 【高い:得意】
解説:
一般的に不利とされる外枠ですが、ルメール騎手には関係ありません。平均データが20%前後なのに対し、彼は50%前後をキープしています。
特筆すべきは**「16番」。勝率が30.8%と3割を超え、単勝回収値は94**と高水準。「外からスムーズに先行して押し切る」ルメール騎手の勝ちパターンがここに詰まっています。また、14番も複勝率55.3%と極めて優秀です。
狙い目:16番の単勝は、平均データの常識を捨てて狙え。
★ 総合まとめ:一番得意なゾーンはどこ?
3つのゾーンを比較しましたが、ルメール騎手の凄さは「どこでも平均の倍以上走る」ことです。しかし、あえて順位をつけるなら以下の通りです。
No.1:【内番(特に4番)】
複勝率**60.5%を叩き出す「4番」**の存在が大きすぎます。ロスなく回り、かつ詰まらない「神の枠」として機能しています。
No.2:【中番】
全体的にアベレージが高く、特に8番・10番・12番の安定感は馬券の軸として最適です。
No.3:【外番】
16番の一発(単回94)は魅力ですが、15番などで若干数値が落ちるため3番手。それでも平均よりは遥かに「得意」です。
② 奇数番 vs 偶数番:買うならどっち?
競馬には「後入れの偶数番が有利(ゲート内で待たされないため)」という説がありますが、ルメール騎手のデータではどうでしょうか?
- 偶数番: 勝率 24.7% / 複勝率 52.6% / 単勝回収値 73 / 複勝回収値 82
- 奇数番: 勝率 22.3% / 複勝率 49.3% / 単勝回収値 66 / 複勝回収値 77
解説:
【偶数番が明確に有利】です。
勝率、連対率、複勝率、そして回収値のすべてにおいて「偶数番」が「奇数番」を上回っています。
特に複勝率で3.3%、単勝回収値で7ポイントの差は馬券収支に直結します。
ルメール騎手を買う際、迷ったら**「偶数番」**を選んでください。これだけで期待値がグッと上がります。
③ 大外枠の真実:鬼門か、ボーナスか?
最後に、最も不利と言われる「大外枠」の成績を比較します。
- 平均データ(大外):
勝率 7.6% / 複勝率 22.2% / 単勝回収値 66 - 騎手データ(大外):
勝率 31.6% / 複勝率 53.7% / 単勝回収値 92 / 複勝回収値 84 - 判定: 【高い:大得意】
解説:
これは衝撃的なデータです。
平均的な騎手が乗ると「勝率7.6%・回収値66」という「死に枠」である大外が、ルメール騎手が乗った瞬間に**「勝率31.6%・回収値92」の「ドル箱」**に変わります。
勝率は平均の約4倍。単勝回収値92は、ほぼベタ買いでも損をしないレベルです。
「大外だから割引」という競馬の常識は、ルメール騎手には通用しません。むしろ**「大外のルメールは、嫌われてオッズがつくなら絶好の狙い目」**と言えます。
今週の馬券戦略まとめ
- **「4番」**に入ったルメールは鉄板中の鉄板。
- 全体的には**「偶数番(4, 8, 10, 12, 14, 16)」**を狙うのが勝利への近道。
- 最内(1, 2番)は人気しすぎて妙味なし。
- 「大外枠」のルメールは、不利どころか「大得意」。積極的に頭で狙え!
脚質ラスト3F

① 脚質別戦略:どこにいても「有効」な魔法のポジショニング
まずは、レース中の位置取り(脚質)ごとの成績を平均データと比較し、その有効度を判定します。
結論から言うと、**「全てのポジションで平均を凌駕している」**という恐るべき結果が出ました。
【逃げ】勝率42.1% / 複勝率65.7%
- 平均データ: 勝率20.3% / 複勝率43.6%
- 判定: 【平均より高い:極めて有効】
解説:
平均より勝率が倍以上高い数値です。ルメール騎手が「逃げ」の手に出た場合、それは苦肉の策ではなく**「勝算のある逃げ」**です。単勝回収値は111とベタ買いでプラス。彼がハナを主張したら、逆らわずに買いましょう。
【先行】勝率32.2% / 複勝率64.9%
- 平均データ: 勝率14.8% / 複勝率41.1%
- 判定: 【平均より高い:極めて有効】
解説:
最もサンプル数が多く、かつ成績が安定している「王道の勝ちパターン」です。勝率は平均の2倍以上、複勝率は65%に迫ります。**「好位につけたルメールは崩れない」**という格言通りのデータです。
【中団】勝率13.7% / 複勝率39.6%
- 平均データ: 勝率4.0% / 複勝率16.3%
- 判定: 【平均より高い:有効】
解説:
ここが腕の見せ所です。平均的な騎手が中団に構えると勝率は4%しかありませんが、ルメール騎手は**13.7%**まで引き上げています。馬群を捌く技術、仕掛けのタイミングが神懸かっている証拠です。
【後方】勝率4.5% / 複勝率19.7%
- 平均データ: 勝率1.1% / 複勝率5.0%
- 判定: 【平均より高い:有効】
解説:
一般的には「絶望的」な後方待機策ですが、ルメール騎手なら約20%(5回に1回)は馬券圏内に持ってきます。平均の4倍の数値を叩き出しており、出遅れたとしても諦めるのは早いです。
【マクリ】勝率33.3% / 複勝率61.1%
- 平均データ: 勝率17.6% / 複勝率52.0%
- 判定: 【平均より高い:有効】
解説:
サンプルは少ないですが、強引に動いていくマクリ戦法でも高い信頼度を誇ります。
② 上がり3Fスピード分析:ルメールの「末脚」は現金化できるか?
次に、ゴール直前の瞬発力(上がり3F)の順位ごとの成績を分析します。ここでは、単に速いだけでなく、**「速くない時でも勝てるのか?」**という点に注目します。
1. 「上がり1位」を出せる馬なら、ほぼ外れない
- 騎手データ(3F 1位):
- 勝率 65.6%(平均35.4%)
- 複勝率 93.1%(平均66.2%)
- 単勝回収値 178 / 複勝回収値 135
解説:
これは異常な数値です。ルメール騎手が繰り出す「上がり最速」は、93%の確率で馬券になり、単勝回収値は178もあります。
「この馬はメンバー中で一番いい脚を持っている」と判断したら、ルメール騎手とのコンビは銀行レースです。平均より圧倒的に勝率が高く、取りこぼしがありません。
2. 「上がり2位・3位」でも高配当のチャンス
- 騎手データ(3F 2位): 勝率 40.7% / 単勝回収値 130
- 騎手データ(3F 3位): 複勝率 78.5% / 複勝回収値 124
解説:
上がり2位や3位でも、単勝・複勝ともに回収値が100を超えています。平均データでは回収値が落ち込むゾーンですが、ルメール騎手はここでしっかりと利益を出しています。
3. 真骨頂!「上がり〜5位(4位・5位)」での強さ
- 平均データ: 勝率 6.9% / 複勝率 30.7% / 単勝回収値 83
- 騎手データ: 勝率 17.5% / 複勝率 56.7% / 単勝回収値 56 / 複勝回収値 93
解説:
ここが今回の分析で最も重要なポイントです。
上がりスピードがメンバー中4位や5位ということは、**「誰よりも速い脚を使ったわけではない」**状態です。それでもルメール騎手は、**平均の2.5倍以上の勝率(17.5%)と高い複勝率(56.7%)**を維持しています。
これが意味すること:
圧倒的な末脚が使えなくても勝てる、つまり**「逃げ・先行のポジショニングや、早めの抜け出し」が得意**だということです。
ズバ抜けた瞬発力がない馬でも、ルメール騎手は好位で流れに乗せ、物理的なスピード不足を「位置取りの有利さ」でカバーして馬券圏内に残します。
総合まとめ:ルメール騎手の脚質戦略
- **「上がり最速(3F 1位)」**が想定できるなら、全財産勝負レベル(複勝率93%)。
- **「逃げ・先行」**させたら天下一品。平均データの数値を破壊するほどの高勝率。
- 瞬発力勝負で負ける(上がり4・5位)馬でも、先行策でカバーして馬券圏内(複勝率56%)に粘り込む技術がある。
結論として、ルメール騎手は「差して届かない」というケースが極めて少なく、**「切れる脚があるなら圧勝、切れる脚がないなら先行して粘る」**という完璧な騎乗スタイルを確立していると言えます
人気

①【人気馬(1番~4番人気)】
判定:1番・2番人気は「超活躍」、3番・4番人気は「やや不振」
最も騎乗数が多いこのゾーンですが、詳しく見ると明暗が分かれています。
- 1番人気・2番人気(活躍):
平均データよりもさらに高い数値を叩き出しています。特に1番人気の勝率は36.9%(平均33.9%)、複勝率は67.0%(平均64.5%)と圧巻。
「ルメールの1番人気は過剰人気」と思われがちですが、これだけ勝っていれば信頼に値します。まさに**「鉄板」**です。 - 3番人気・4番人気(やや不振):
ここが意外な落とし穴です。
3番人気の勝率は9.9%(平均13.0%)、複勝率40.3%(平均41.6%)と、平均データを下回っています。4番人気の複勝率も平均より5%近く低いです。
「1・2番人気になれなかったルメール騎乗馬」は、期待値ほど走らない傾向があります。
結論:1・2番人気なら迷わず軸。3・4番人気は過信禁物。
②【中穴馬(5番~8番人気)】
判定:5番人気は「ヒモで活躍」、6番~8番人気は「深刻な不振」
配当妙味が出る中穴ゾーンですが、ルメール騎手にとっては「鬼門」のようです。
- 5番人気(活躍・条件付き):
勝率は平均並みですが、複勝率30.0%(平均26.4%)と高く、複勝回収値も81あります。ここは腕で3着以内に持ってくるケースが多く、ヒモとして優秀です。 - 6番~8番人気(不振):
ここから急激に成績が悪化します。
特に6番人気・7番人気は勝率が0%~1%台と壊滅的。平均データと比較しても大幅に下回っています(平均の6番人気勝率は5.7%)。
「ルメールが乗っているのにこの人気」というのは、馬に明確な実力不足や不安要素がある証拠。マジックは起きません。
結論:5番人気は3連系の相手に。6番~8番人気は「ルメール」という名前だけで買うと痛い目を見る。
③【大穴馬(9番~18番人気)】
判定:騎乗機会がほぼなく「完全な不振」
- 9番人気以下(不振):
そもそもルメール騎手はこのゾーンの馬にほとんど騎乗しません(騎乗全体の1%程度)。
そして乗ったとしても、データを見る限り**「奇跡は起きていません」**。
9番人気の複勝率5.9%、10番人気以下に至っては馬券絡みゼロです。平均データでは稀に激走が見られますが、ルメール騎手の場合はそもそも勝負にならない馬には乗らない、あるいは乗っても無理をさせない傾向が見て取れます。
結論:大穴のルメールは「消し」。事故レベルの激走は期待できない。
【総合まとめ】
ルメール騎手は**「強い馬(1・2番人気)を確実に勝たせる」ことで最強の座にいます。
逆に言えば、「人気の落ちた馬(特に6番人気以下)を魔法のように勝たせるわけではない」**という現実がデータから見えました。
- 狙い目: 1番・2番人気の絶対軸。ヒモ荒れ狙いの5番人気。
- 危険信号: 平均より成績が落ちる3番・4番人気。
- 消し: 6番人気以下の馬。
クラス別

① 下級条件(新馬・未勝利・1勝クラス)
「未勝利戦」は黙って買い!驚異の安定感と実利
- 新馬戦
- ①回収率比較: 単勝75(平均80▼) / 複勝83(平均77△)
- ②率比較: 勝率26.6%(平均7.2%) / 複勝率57.5%(平均21.5%)
- 解説:
勝率・複勝率ともに平均の3倍以上と圧倒的です。しかし、単勝回収値が平均を下回っているのは「過剰人気」の証拠。勝つ確率は高いですが、配当妙味は薄めです。複勝回収値が平均より高いため、軸としての信頼度は抜群です。
- 未勝利戦
- ①回収率比較: 単勝78(平均68△) / 複勝80(平均70△)
- ②率比較: 勝率27.5%(平均7.0%) / 複勝率54.9%(平均20.9%)
- 解説:
ここが一番の狙い目です!回収率が単複ともに平均を大きく上回っています(+10ポイント)。
「未勝利のルメール」は、取りこぼしが少なく、かつ配当も安すぎないという**「黄金のバランス」**が保たれています。迷わず買いです。
- 1勝クラス
- ①回収率比較: 単勝67(平均71▼) / 複勝82(平均73△)
- ②率比較: 勝率23.2%(平均7.4%) / 複勝率52.5%(平均22.1%)
- 解説:
新馬戦と同様、単勝妙味は薄いですが、複勝回収値は82と優秀。3連系の軸として機能します。
② 中級条件(2勝クラス・3勝クラス)
最大の「罠」ゾーン。勝率は高いが、回収率は急落
- 2勝クラス
- ①回収率比較: 単勝59(平均71▼▼) / 複勝77(平均75△)
- ②率比較: 勝率20.0%(平均6.9%) / 複勝率48.1%(平均20.7%)
- 解説:
最も警戒が必要なクラスです。勝率20%は立派ですが、平均的な単勝回収値71に対し、ルメール騎手は59まで落ち込みます。人気になりすぎてオッズが見合っていません。単勝で買うとジリ貧になるゾーンです。
- 3勝クラス
- ①回収率比較: 単勝66(平均74▼) / 複勝76(平均75→)
- ②率比較: 勝率19.0%(平均6.7%) / 複勝率42.5%(平均20.0%)
- 解説:
ここも単勝回収値が平均を大きく下回ります。複勝率も40%台前半まで落ちてきており、絶対的な信頼感は薄れます。
③ オープン・リステッド競走
「L(リステッド)」はボーナスステージ!「非L」は危険地帯!
- OPEN(非L)
- ①回収率比較: 単勝53(平均74▼▼) / 複勝62(平均76▼▼)
- ②率比較: 勝率17.0%(平均6.8%) / 複勝率33.0%(平均20.4%)
- 解説:
今回の分析でワーストの評価です。単複ともに回収率が平均より20ポイント近く低く、まさに「人気吸い取り機」。オープン特別のルメール騎手は、疑ってかかるのが正解です。
- OPEN(L / リステッド)
- ①回収率比較: 単勝114(平均66△△) / 複勝102(平均73△△)
- ②率比較: 勝率23.1%(平均6.9%) / 複勝率50.0%(平均20.7%)
- 解説:
逆に、こちらは最高の評価です!
同じオープンクラスでも、「L」がついた瞬間に単勝回収値114・複勝回収値102と爆発します。平均データが低い(荒れやすい)クラスであるにも関わらず、ルメール騎手はきっちり結果を出して稼いでいます。ここはベタ買い推奨です。
④ 重賞(G1・G2・G3)
G1は大勝負、G3は静観
- G3
- ①回収率比較: 単勝43(平均56▼) / 複勝72(平均73→)
- ②率比較: 勝率11.4%(平均6.5%) / 複勝率36.4%(平均19.7%)
- 解説:
単勝回収値43は壊滅的です。G3のルメール騎手は過剰人気の極みであり、単勝を買う価値はデータ上ありません。
- G2
- データなし
今回の集計期間・条件では騎乗機会がありませんでした。
- データなし
- G1
- ①回収率比較: 単勝86(平均52△) / 複勝54(平均88▼▼)
- ②率比較: 勝率14.3%(平均6.3%) / 複勝率33.3%(平均18.9%)
- 解説:
G1の平均単勝回収値は52と低い(堅い決着が多い)中、ルメール騎手は86と高い数値をマークしています。大一番での勝負強さは流石です。
ただし、複勝回収値は54と低いのが特徴。これは**「勝つか、着外か」**という傾向を示しており、G1では2・3着狙いよりも「1着固定」で狙うべきデータとなっています。
総合まとめ:クラス別・ルメール騎手の「買い」と「消し」
今回のデータ分析から導き出される結論は以下の通りです。
- 【絶対の買い】OPEN(リステッド)& 未勝利戦
この2つのクラスは、勝率が高いだけでなく**「回収率が平均を大きく上回る」**ドル箱クラスです。見つけたら積極的に狙いましょう。特にリステッド競走の単勝は期待値大です。 - 【一発狙い】G1レースの「単勝」
平均よりも圧倒的に勝負強いため、G1ではヒモではなく「頭」で買うのが正解です。 - 【危険信号】2勝クラス & OPEN(非L) & G3
これらのクラスは、勝率こそそこそこありますが、**回収率が平均以下(単勝50台以下)**と低迷しています。「ルメール人気」でオッズが美味しくないため、馬券的な妙味はありません。あえて評価を下げて高配当を狙うのも手です。
今週末のレース予想では、出走表の「クラス」を必ず確認してください。そこに勝利へのヒントが隠されています!
場所

① 平均データとの比較:ルメール騎手の「真のホーム」はどこだ?
まず、平均データ(全騎手)とルメール騎手の成績を比較して見えてきた特徴は以下の通りです。
- 【東京競馬場】が圧倒的な「ドル箱」
平均的な単勝回収値は「70」ですが、ルメール騎手は**「80」を叩き出しています。
勝率も平均6.6%に対し、ルメール騎手は26.3%(約4倍)。
騎乗数が最も多い(1006戦)にも関わらず、この高水準を維持しているのは異常です。「東京のルメールは逆らうな」**が鉄則です。 - 【新潟・中京】は「勝つけど儲からない」
新潟の勝率は20.3%、中京は19.5%と高い水準ですが、単勝回収値はどちらも**「55」**と低迷しています。
平均データ(新潟70/中京73)と比べても大幅に低く、過剰人気の傾向が顕著です。ここでは「勝ってもトリガミ」になるリスクが高まります。 - 【阪神】は意外な「苦手」意識?
主要4場(東京・中山・京都・阪神)の中で、唯一勝率が20%を切っているのが阪神(17.2%)です。単勝回収値も59と低く、ルメール騎手にしては珍しく苦戦傾向にあります。
② 騎手データ・ベスト3:ここなら全幅の信頼!「得意な場所」
勝率・複勝率の高さに加え、回収率(儲け)もしっかりついてくる「美味しい競馬場」ベスト3です。
【第1位】東京競馬場
- 勝率 26.3% / 複勝率 54.7%
- 単勝回収値 80 / 複勝回収値 85
- 解説:
文句なしの不動の1位。広いコースで直線の長い東京は、ルメール騎手の技術(折り合い・末脚勝負)が最も活きる舞台です。
特に複勝回収値85は驚異的で、人気馬でも紐荒れでも、とりあえず軸にしておけばプラスになる計算です。
【第2位】中山競馬場
- 勝率 25.1% / 複勝率 51.0%
- 単勝回収値 70 / 複勝回収値 77
- 解説:
トリッキーな中山でも勝率は25%を超えています。東京に比べると回収率は若干落ちますが、それでも単勝回収値70台をキープ。関東圏での信頼度は揺るぎません。
【第3位】札幌競馬場
- 勝率 25.1% / 複勝率 49.3%
- 単勝回収値 71 / 複勝回収値 73
- 解説:
夏競馬の主戦場である札幌。滞在競馬で馬のコンディションを把握しやすいのか、勝率は東京・中山に匹敵する25%超えです。函館(勝率21.0%/単回59)と比較しても、札幌の方が圧倒的に「買える」データが出ています。
③ 騎手データ・ワースト3:過信は禁物!「苦手(妙味なし)な場所」
決して「勝てない」わけではありませんが、人気になりすぎて配当が安く、リスクとリターンが見合わない競馬場です。
【ワースト1位】新潟競馬場
- 勝率 20.3% / 複勝率 50.8%
- 単勝回収値 55 / 複勝回収値 70
- 解説:
複勝率は5割を超えていますが、単勝回収値55は主要な場所の中で最低レベルです。
直線の長い新潟はルメール騎手向きに見えますが、人気が集中しすぎてオッズが極端に低くなる「ルメール・トラップ」が発生しやすい場所です。単勝勝負は危険です。
【ワースト2位】中京競馬場
- 勝率 19.5% / 複勝率 44.0%
- 単勝回収値 55 / 複勝回収値 73
- 解説:
勝率が20%を切り、複勝率も他の場所に比べて低めです。それなのに単勝回収値は新潟と同じ55。
「左回りは得意なはず」という東京のイメージで買われがちですが、中京では意外と取りこぼしが多く、妙味がありません。
【ワースト3位】阪神競馬場
- 勝率 17.2% / 複勝率 45.5%
- 単勝回収値 59 / 複勝回収値 75
- 解説:
主要4場の中で最も相性が悪いのが阪神です。勝率17.2%はルメール騎手としては物足りない数字。
坂のあるコースですが、関東(中山)ほどの強さは見られません。関西圏なら、複勝回収値84をマークしている京都の方が、軸としての信頼度は高いでしょう。
【場所別まとめ】
- 鉄板の勝負場所: 東京競馬場。迷ったらここ。
- 夏の狙い目: 函館よりも断然札幌。
- 警戒エリア: 新潟・中京。勝つ確率は高いが、単勝で儲けるのは至難の業。
- 関西の使い分け: 阪神よりも京都の方が、馬券的な旨味(複勝回収値)がある。
今週の開催場所を確認して、ルメール騎手の「買い時」を見極めてください!
距離

① 平均データとの比較:ルメール騎手の得意・不得意の傾向
平均データ(全騎手)とルメール騎手の成績を全体的に比較すると、以下の傾向が見えてきました。
- 「非根幹距離(半端な距離)」が異常に強い
1300m、1900m、2100mといった、主要な根幹距離(1200m, 1600m, 2000mなど)から少しズレた距離で、平均を大きく上回るパフォーマンスを見せています。これらの距離はスペシャリストが求められる傾向にあり、ルメール騎手の技術がオッズ以上に機能しています。 - 「1000m・1200m」の短距離は妙味が薄い
勝率や複勝率は平均の3倍程度ありますが、単勝回収値が60以下(1000mは31)と低迷しています。スプリント戦でのルメール人気は過熱気味で、リスクに見合うリターンが得られにくい傾向です。 - 「2100m」は唯一のベタ買いゾーン
複勝回収値が102を超えている唯一の距離が2100mです。長丁場のダート戦などが該当しますが、ここはルメール騎手の独壇場です。
② 騎手データ・ベスト3:ここが狙い目!「ドル箱距離」
勝率・複勝率が高いだけでなく、回収率(儲け)もしっかりついてくる「美味しい距離」ベスト3です。
【第1位】2100m
- 勝率 26.9% / 複勝率 57.9%
- 単勝回収値 82 / 複勝回収値 102
- 解説:
今回のデータにおける**「最強の距離」です。
複勝率が6割に迫り、何より複勝回収値が100を超えている(102)**のが衝撃的。人気馬でも、多少人気が落ちた馬でも、ルメールが2100mに乗れば「ほぼ馬券内&プラス収支」が確定するボーナスステージです。
【第2位】1300m
- 勝率 25.4% / 複勝率 55.6%
- 単勝回収値 91 / 複勝回収値 95
- 解説:
意外な伏兵がランクイン。1200mや1400mの影に隠れがちな「1300m」ですが、実はルメール騎手の回収率が非常に高い距離です。
単勝91・複勝95という数字は、ベタ買いでもトントン近くまで持ち込める優秀な成績。「1300mのルメールは穴でも買い」と覚えておきましょう。
【第3位】1900m
- 勝率 32.0% / 複勝率 52.0%
- 単勝回収値 87 / 複勝回収値 78
- 解説:
**勝率32.0%**は、サンプル数が多い距離の中ではトップクラス。
3回に1回は勝つ計算です。単勝回収値も87と高く、中京や京都のダート1900mなどで見せる「計ったような差し切り」や「絶妙なペース配分」が数字に表れています。頭(1着)固定で狙いたい距離です。
③ 騎手データ・ワースト3:罠にご注意!「危険な距離」
複勝率はそこそこありますが、単勝回収値が壊滅的な距離です。「勝つと思って買ったら痛い目を見る」過剰人気のゾーンです。
※サンプル数が極端に少ない2500m以上は除外しています。
【ワースト1位】2000m
- 勝率 16.0% / 複勝率 56.0%
- 単勝回収値 28 / 複勝回収値 88
- 解説:
これは衝撃的な**「地雷」**データです。
複勝率は56%と高い(2回に1回以上馬券になる)のに、単勝回収値は「28」。つまり、「人気になるが、2・3着止まりで勝ちきれない」ケースが多発しています。2000mのルメールは、単勝ではなく「3連複の軸」専用と割り切るべきです。
【ワースト2位】1000m
- 勝率 15.5% / 複勝率 41.4%
- 単勝回収値 31 / 複勝回収値 55
- 解説:
千直などの特殊条件が含まれる1000m。スタートや枠順に左右されやすい距離では、ルメール騎手の手腕をもってしても安定しません。回収値30台は「消し」を検討するレベルです。
【ワースト3位】2400m
- 勝率 15.4% / 複勝率 46.2%
- 単勝回収値 37 / 複勝回収値 68
- 解説:
クラシックディスタンスの2400mですが、今回のデータでは苦戦しています。
勝率が15%台とルメール騎手にしては低く、単勝回収値も37。G1などの大舞台が多い距離ゆえに過剰人気しやすく、オッズ妙味が枯渇しています。
【距離別まとめ】
- 狙い撃ち(Best): 「2100m」「1300m」「1900m」
→ 根幹距離から少しズレた距離で、ルメール騎手の技術と回収率が爆発します。特に2100mは鉄板です。 - 取り扱い注意(Worst): 「2000m」「1000m」「2400m」
→ 特に2000mの単勝回収値「28」は強烈な危険信号。人気でもアタマでは買わない勇気が必要です。
今週末のレース、距離を見て「1300m」や「2100m」があったら、ルメール騎手の単勝を握りしめて応援しましょう!
馬場状態

① 馬場状態の変化によるパフォーマンス推移
結論:馬場が悪くなるにつれて、成績も回収率も「右肩上がり」に上昇する!
まず、基準となる**「良馬場(ダ・良)」**のデータを見てみましょう。
- 勝率:23.0%
- 単勝回収値:68
決して悪い数字ではありませんが、ルメール騎手の全データの中では最も低い水準です。良馬場のダートはパワーが要求されるため、紛れも起きやすく、かつ「ルメール人気」でオッズが辛くなるため、妙味は薄めです。
しかし、ひとたび雨が降り、馬場が悪化していくとどうなるか?
- 稍重: 勝率は横ばいだが、複勝率が53.3%へ上昇。
- 重 : 勝率が24.8%へ上昇、単勝回収値が82へ急騰。
- 不良: 勝率が27.2%へ最高潮に達する。
データは嘘をつきません。**「ルメール騎手は、パサパサのダートよりも、水を含んだ高速ダートでこそ真価を発揮する」**と言えます。
② 複勝率と回収率で見る「馬券戦略」
ここでは、馬場状態ごとの具体的な狙い方を解説します。
1. 【良馬場】は「過信禁物」の我慢時
- 複勝率 50.0% / 単勝回収値 68
最もサンプルが多い良馬場ですが、回収率はワーストです。
「ダートの良馬場」のルメール騎手は、人気馬であっても絶対視せず、オッズと相談してシビアに判断する必要があります。単勝で儲けるのは難しい条件です。
2. 【稍重】は「最強の軸」出現!
- 複勝率 53.3%(最高) / 複勝回収値 85(最高)
ここがポイントです。「稍重」になると、勝率は良馬場と変わりませんが、複勝率と複勝回収値が全条件でトップになります。
適度に湿って走りやすくなったダートでは、ルメール騎手は取りこぼしません。3連複やワイドの軸として、これほど信頼できる条件はありません。
3. 【重・不良】は「単勝」で攻めるボーナスステージ!
- 重 :単勝回収値 82(最高)
- 不良:勝率 27.2%(最高) / 単勝回収値 78
馬場がさらに悪化し、スピード決着になりやすい「重・不良」馬場。
ここでルメール騎手の技術(ペース判断・位置取り)が爆発します。勝率が跳ね上がり、それに伴って単勝回収値も80前後まで上昇します。
一般的に道悪は「荒れる」と言われますが、ルメール騎手に限っては**「道悪こそ、人気に応えてしっかり勝つ」**という傾向が強いです。
まとめ:雨の日のルメールは「買い」だ!
- 晴れ(良馬場): 人気先行気味。オッズが安いなら疑う勇気を。
- 小雨(稍重): 安定感抜群。**「複勝・軸」**の鬼。
- 大雨(重・不良): ルメール無双。**「単勝・頭」**で勝負!
ダート戦において、**「馬場が濡れれば濡れるほど、ルメール騎手の信頼度と期待値は上がる」**と覚えておいてください。雨予報が出たら、ルメール銀行の開店です!
種牡馬

① 鉄板かつ爆益!総合スコア ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」に「単勝・複勝回収値(妙味)」を合計した総合スコアが高い順にランキングしました。見つけたら迷わず「買い」の黄金コンビです。
第1位:スマートファルコン
【勝率57.1% / 単勝回収値209】
サンプル数は少ないですが、数字は衝撃的です。勝率・連対率・複勝率すべて57.1%(つまり3着はなく、勝つか2着か飛ぶか)。そして単勝回収値209は今回のリストで断トツのトップ。ルメール騎手がこの産駒に乗る時は、勝負気配が濃厚です。
第2位:リアルスティール
【複勝率84.2% / 単勝回収値144 / 複勝回収値126】
安定感と収益性のバランスでは「神レベル」です。19戦して複勝率84.2%、つまり5回に4回以上は馬券になります。それでいて単勝回収値144は異常事態。ベタ買いで資産が増える、今最も信頼できるコンビと言えます。
第3位:マンハッタンカフェ
【複勝率71.1% / 複勝回収値133】
複勝率7割超えの高水準に加え、複勝回収値が133と非常に高いのが特徴です。勝ちきれない時でも確実に馬券圏内(特に2・3着)に持ってくるため、3連複の軸としては最強クラスの信頼度を誇ります。
第4位:クロフネ
【単勝回収値111 / 複勝回収値93】
ダートの名血×ルメール騎手はやはり強力。勝率30.9%と高い決定力を持ちながら、単勝回収値もしっかり100を超えています。人気でもきっちり勝ち切って配当をもたらす、頼れるベテラン種牡馬です。
第5位:ゴールドアリュール
【複勝率56.6% / 単勝回収値91】
ダートの王道。複勝率は50%後半をキープし、単勝回収値も90台と安定しています。大崩れが少なく、常に計算できるパフォーマンスを発揮します。
② 危険な人気馬の巣窟?総合スコア ワースト5
ルメール騎手が乗ることで人気が加熱しすぎている、あるいは相性がイマイチで、馬券的な妙味(回収率)が薄い種牡馬たちです。
第1位:ディープインパクト
【勝率13.6% / 単勝回収値36】
最大の衝撃データです。日本競馬の至宝も、今回のデータ(おそらくダートや下級条件含む)では単勝回収値36と壊滅的。勝率も13.6%と低迷しており、「ルメール×ディープ」というブランドだけで買うと大火傷します。
第2位:ダイワメジャー
【勝率18.1% / 単勝回収値65】
早熟・スピードタイプの産駒が多いですが、ルメール騎手とのコンビでは勝ちきれないケースが目立ちます。単勝・複勝ともに回収値が低く、オッズに見合わない結果になりがちです。
第3位:ハーツクライ
【勝率21.7% / 単勝回収値57】
晩成傾向のあるハーツクライ産駒ですが、単勝回収値は50台。人気を背負って2・3着、あるいは着外に飛ぶパターンが多く、軸にするにはリスクが高い数字が出ています。
第4位:ルーラーシップ
【勝率23.9% / 単勝回収値67】
出遅れ癖のある産駒も多いルーラーシップ。ルメール騎手の手腕を持ってしても単勝回収値は60台に留まっており、強く推せる材料に欠けます。
第5位:ブラックタイド
【勝率19.4% / 単勝回収値64】
キタサンブラックの父として有名ですが、このコンビの成績は平凡。勝率2割切りで回収値も低く、強調材料がありません。
③ 一発狙いの隠し玉!複勝率はそこそこでも「儲かる」ベスト3
上位陣のような驚異的な複勝率(60〜80%)はありませんが、勝ったときの破壊力があり、配当妙味が期待できる種牡馬をピックアップしました。
第1位:カジノドライヴ
【複勝率46.2% / 単勝回収値96】
複勝率は40%台中盤と標準的ですが、単勝回収値はほぼ100に近い96をマークしています。米国血統特有のパワーが必要な場面で、ルメール騎手が人気薄(または中穴)を持ってくるパターンが想定されます。
第2位:ネオユニヴァース
【複勝率44.2% / 単勝回収値80】
複勝率は今回のリストの中で低めですが、単勝回収値は80を維持。勝率は約2割あり、ハマった時にはしっかり配当がつきます。人気が落ちている時のこのコンビは警戒が必要です。
第3位:オルフェーヴル
【複勝率53.3% / 単勝回収値83 / 複勝回収値82】
「一発」というよりは「堅実な中穴」のイメージ。勝ったり負けたりが激しいオルフェーヴル産駒ですが、ルメール騎手はうまく乗りこなしており、単複ともに回収値80オーバーと優秀な水準を保っています。
④ 総合まとめ:種牡馬で選ぶ「ルメール馬券」の極意
今回のデータから導き出される結論は非常にシンプルかつ残酷です。
- 「ダート・パワー系」は買い!
スマートファルコン、クロフネ、ゴールドアリュール、そして新鋭リアルスティール。これらの種牡馬にルメール騎手が乗っている場合、回収率は跳ね上がります。特にリアルスティールの複勝率84%は異常値であり、見つけたら銀行レース認定です。 - 「王道芝血統」は疑え!
ディープインパクト、ハーツクライ、ダイワメジャー。これらの超メジャー種牡馬は、ルメール人気が先行しすぎてオッズが枯れており、回収率が軒並み低調です。名前だけで飛びつかず、シビアな判断が求められます。


