【回顧】産経賞セントウルステークス(GII) ー 単独逃げピューロマジックを直線でフリッカージャブが差し切り

【回顧】産経賞セントウルステークス(GII) ― 単独逃げピューロマジックを直線でフリッカージャブが差し切り

①レース結果

着順馬番馬名騎手タイム通過順人気単勝オッズ
13番フリッカージャブ松山弘平1.06.92-212.8
29番ピューロマジック岩田望来1.07.01-124.6
31番ママコチャ武豊1.07.26-6510.8
42番クラスペディア小崎綾也1.07.33-41391.4
54番ティニア田口貫太1.07.510-1015170.0
67番メイショウヨゾラ吉村誠之1.07.63-31048.9
76番プロトポロス亀田温心1.07.711-1416226.5
85番ダイヤモンドノット川田将雅1.07.77-847.0
910番ヤブサメ田山旺佑1.07.811-101174.7
1014番タマモブラックタイ幸英明1.07.815-1414141.6
1111番ヨシノイースター田辺裕信1.08.17-6619.3
1213番カルプスペルシュ西村淳也1.08.211-121287.7
1315番ビッグシーザーM.デム1.08.77-8828.6
1416番タマモイカロス池添謙一1.08.711-12930.8
158番ファストネットワークレーン1.08.85-534.7
1612番レッドモンレーヴ酒井学1.09.516-16724.1

②払戻(全配当)

券種組番払戻金人気
単勝3¥2801
複勝3/9/1¥130/¥170/¥2601/2/5
枠連2-5¥6401
馬連3-9¥6401
ワイド3-9/1-3/1-9¥330/¥430/¥6901/3/6
馬単3-9¥1,1001
3連複1-3-9¥1,5602
3連単3-9-1¥5,5101

③レースラップの解説

LAPは12.0-10.3-10.5-10.8-11.4-11.9。2F目から3F目にかけて10秒台前半まで一気に加速する超ハイペースで入り、後半は11秒台へ緩む一般的な芝短距離の型となりました。通過タイムは32.8-43.6-55.0-66.9、上りは66.9-54.9-44.6-34.1、平均1F11.15・平均3F33.45と、平均3F33秒台前半は相当に速い基準です。前半に脚を使わされる流れのため、後半に脚をどれだけ残せていたかが着順を大きく左右する内容でした。

④PCI(公式)から見るペースの質

着順馬名PCI通過順上り3F
1着フリッカージャブ48.52-233.7
2着ピューロマジック45.91-134.2
16着レッドモンレーヴ63.216-1632.6

数値が突出して大きかったのは16着に終わったレッドモンレーヴの63.2。上り3F32.6は出走16頭中最速でしたが、通過順は終始16-16という最後方固定で、いくら脚を使っても届かない位置取りでした。逆に、逃げ切りを狙ったピューロマジックの数値は45.9と全体でも小さい部類で、単独ハナから緩めることなく押していった分、終いは他馬ほど数値を伸ばせなかったことになります。それでも1-1という圧倒的な位置の利を活かして2着を確保しており、今回のハイペースでは「脚の質」よりも「位置の利」がものを言うレースだったことが数値からも裏付けられます。

⑤レース展開の詳細

予想時点で「唯一の逃げ確定タイプはピューロマジックで、単独ハナで淀みないペースが濃厚」と見立てていた通り、実際もピューロマジックが1-1で単独先頭に。2番手にはフリッカージャブがぴったりと構え、5番手にファストネットワークが控えるという、市場上位人気馬が前々につける展開になりました。予想で穴候補として推していたカルプスペルシュ・プロトポロスはいずれも道中11番手前後にとどまり、前半で脚を使わされて11・7着に沈む結果に。逃げたピューロマジックが直線でも粘りましたが、2番手からじっくり脚をタメていたフリッカージャブがゴール前で交わし切り、「単独ハナの馬を2番手の馬が差し切る」という短距離戦の典型的な決着となりました。

⑥レース回顧

勝ったフリッカージャブは2-2の絶好位から直線でしっかり脚を伸ばし、市場1番人気の看板通りの内容で重賞を制しました。2着ピューロマジックは単独ハナから最後まで粘り抜き、事前予想で総合1位・軸に据えた通りの好走。ワイド軸1頭×穴6頭のプランでは、相手6頭の中に組み込んでいたフリッカージャブがそのまま勝利したため、9-3のワイドが的中しています。3着ママコチャは6-6の中団から鋭く伸びて古豪の意地を見せ、市場2番人気だったファストネットワークは5-5の好位から上がらず15着に大敗。前々でレースを進めながら最後は失速しており、展開が向かなかったというより地力面での見劣りを感じさせる結果でした。

⑦まとめ:次走注目馬・評価保留の馬

次走注目

フリッカージャブ:市場の支持通り2番手から差し切って重賞制覇。スプリント路線の中心格として次走以降も要警戒です。

ピューロマジック:単独ハナから2着に粘り、軸としての信頼度を証明。同型のペースが続く限り安定した走りが見込めます。

ママコチャ:古馬になっても中団から確実に伸びる脚を披露。ハイペースへの対応力の高さが光りました。

評価保留

ファストネットワーク:2番人気の支持を裏切り、好位から失速する15着。展開のせいというより地力面の課題が疑われる内容でした。

レッドモンレーヴ:上り3F最速も終始最後方でPCI63.2という極端な数値に。位置取りさえ改善できれば一変の余地がある一頭です。

プロトポロス:穴候補に推した先行力を発揮できず11番手からの7着。前半の速い流れに巻き込まれた印象で、次走は展開の見極めが必要です。

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