
①レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | タイム | 通過順 | 人気 | 単勝オッズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 8番 | ピコローズ | 三浦皇成 | 1.32.0 | 7-7-6 | 10 | 19.6 |
| 2 | 7番 | エコロブルーム | 武豊 | 1.32.1 | 5-5-4 | 5 | 8.4 |
| 3 | 3番 | ドロップオブライト | 岩田康誠 | 1.32.2 | 5-3-3 | 8 | 14.1 |
| 4 | 6番 | ファンダム | 戸崎圭太 | 1.32.2 | 10-10-11 | 4 | 7.2 |
| 5 | 5番 | サイルーン | 大野拓弥 | 1.32.4 | 10-10-8 | 11 | 30.5 |
| 6 | 4番 | フォルテアンジェロ | レーン | 1.32.5 | 15-15-14 | 1 | 4.7 |
| 7 | 11番 | クランフォード | 菊沢一樹 | 1.32.6 | 2-2-2 | 9 | 18.2 |
| 8 | 12番 | ディールメーカー | 横山武史 | 1.32.6 | 2-5-6 | 7 | 11.9 |
| 9 | 2番 | ミナデオロ | ミシェル | 1.32.6 | 12-13-14 | 6 | 11.5 |
| 10 | 1番 | クルゼイロドスル | 小崎綾也 | 1.32.7 | 12-13-12 | 13 | 71.7 |
| 11 | 9番 | レザベーション | 原優介 | 1.32.7 | 7-7-8 | 2 | 5.8 |
| 12 | 14番 | リラボニート | 丸山元気 | 1.32.8 | 7-7-8 | 15 | 87.8 |
| 13 | 15番 | テレサ | 津村明秀 | 1.33.0 | 2-3-4 | 14 | 76.7 |
| 14 | 16番 | ラケマーダ | 杉原誠人 | 1.33.1 | 16-15-16 | 16 | 295.8 |
| 15 | 13番 | メタルスピード | 田辺裕信 | 1.33.4 | 1-1-1 | 12 | 34.3 |
| 16 | 10番 | ヴァルキリーバース | ルメール | 1.33.7 | 12-10-12 | 3 | 6.2 |
②払戻(全配当)
| 券種 | 組番 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 8 | ¥1,960 | 10 |
| 複勝 | 8/7/3 | ¥480/¥270/¥450 | 10/5/8 |
| 枠連 | 4-4 | ¥8,000 | 22 |
| 馬連 | 7-8 | ¥8,920 | 39 |
| ワイド | 7-8/3-8/3-7 | ¥3,140/¥3,350/¥2,870 | 46/49/40 |
| 馬単 | 8-7 | ¥18,840 | 83 |
| 3連複 | 3-7-8 | ¥42,840 | 168 |
| 3連単 | 8-7-3 | ¥334,980 | 1144 |
③レースラップの解説
LAPは12.3-10.8-11.2-11.5-11.7-11.5-11.5-11.5。初速こそ12.3秒とやや掛かりましたが、2F目に10.8秒まで一気に加速し、以降は11.5秒前後で刻む息の長い流れになりました。通過タイムは34.3-45.8-57.5-69.0、上りは68.9-57.7-46.2-34.5で、平均1F11.50・平均3F34.50。前半から中盤にかけて緩みなく流れ続け、最後の1Fだけ他よりやや速い11.5秒で踏ん張る形となり、瞬発力よりも持続力が問われる淀みないペースだったと言えます。単騎で先頭に立ったメタルスピードが終始このペースを作り続けたことが、後半の総崩れにつながりました。
④PCI(公式)から見るペースの質
| 着順 | 馬名 | PCI | 通過順 | 上り3F |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | ピコローズ | 54.3 | 7-7-6 | 33.6 |
| 6着 | フォルテアンジェロ | 56.2 | 15-15-14 | 33.4 |
| 15着 | メタルスピード | 46.1 | 1-1-1 | 35.9 |
| 16着 | ヴァルキリーバース | 50.6 | 12-10-12 | 35.0 |
数値が最も大きかったのはフォルテアンジェロの56.2で、上り3F33.4も出走16頭中最速タイでした。しかし通過順は終始15-15-14と後方に構えたままで、脚は使えたのに位置が悪く6着どまり。一方、数値が最も小さかったのはメタルスピードの46.1。単独で1-1-1を刻み続けた反動で上りは35.9まで落ち、最後は15着まで後退しました。今回の数値は「脚の質」と「着順」が一致しない典型例が目立ち、位置取りの巧拙がそのまま結果を左右したレースだったことが読み取れます。
⑤レース展開の詳細
予想時点では「逃げ実績馬はディールメーカー1頭、先行馬にクランフォードもいてハナ争いが生じる」と見立てていましたが、実際に単独でハナを切ったのはノーマークだったメタルスピードでした。ディールメーカー(2-5-6)・クランフォード(2-2-2)はいずれも2番手集団で我慢する形となり、予想したほどの主導権争いにはなりませんでした。中盤以降は縦長ながら緩まない流れが続き、後方に構えていたピコローズ(7-7-6)・エコロブルーム(5-5-4)・ドロップオブライト(5-3-3)がじわじわ進出。直線に向くと単騎逃げのメタルスピードが力尽き、中団勢がまとめて交わす展開になりました。予想で唯一の鉄板視していた1番人気ヴァルキリーバースは道中12-10-12と後方のまま位置を取れず、前が止まる展開でも届きませんでした。
⑥レース回顧
勝ったピコローズは7-7-6と中団で脚をため、上り33.6の脚を使って差し切りました。10番人気での勝利は市場的にはサプライズですが、総合ランキング6位という評価はついており、まったくのノーマークではありませんでした。2着エコロブルームは5-5-4の好位から堅実に伸び、鉄板視されていたヴァルキリーバースには及ばないまでも、ベテランらしい安定感を見せました。3着ドロップオブライトも5-3-3の絶好位から粘り込み、上位3頭はいずれも「前が止まりやすいペースの中で中団の好位につけていた馬」という共通点があります。逆に、単騎で流れを作ったメタルスピードは1-1-1から最後は15着に沈み、ハイペースを単独で作る損な役回りとなりました。事前に軸として推していたミナデオロ(総合1位・7番人気)は道中12-13-14とまったく位置を取れず9着に終わり、総合ランキングの評価と実際の位置取りが噛み合わなかった一戦でした。
⑦まとめ:次走注目馬・評価保留の馬
次走注目
ピコローズ:中団からの差し切りで初重賞制覇。位置取りの巧さが光り、次走も同型の展開なら安定した競馬ができそうです。
ドロップオブライト:7歳馬ながら絶好位から3着と衰えを感じさせない内容。距離短縮などでもう一つ上を狙えそうです。
フォルテアンジェロ:上り3F・PCIともに数値最上位ながら位置が悪く6着。次走で早めに好位を取れれば上位争いに加われる素材です。
評価保留
ミナデオロ:総合1位の評価も、実際は終始後方で全く見せ場なく9着。位置取りが悪かった原因を次走までに見極めたい一頭。
ヴァルキリーバース:市場1番人気の支持を裏切る16着。道中の位置取りが完全に後手に回っており、展開の巻き添えと見るべきか慎重に評価したいところです。
メタルスピード:単騎逃げから15着に大敗。ハイペースを1頭で作った反動が大きく、レース質そのものは評価が難しい一戦でした。


