【2026年 テレビ東京杯青葉賞 レース回顧】極限の瞬発力勝負!ダービーへの切符を掴んだのは?徹底分析!

レース結果

着順馬番馬名騎手タイム通過順人気単勝オッズ
116ゴーイントゥスカイ武豊2.23.010-8-8-748.1
27タイダルロック三浦皇成2.23.115-15-11-1036.1
34ブラックオリンピア川田将雅2.23.53-4-4-412.4
411ノチェセラーダディー2.23.713-11-11-10828.4
55ミッキーファルコン田辺裕信2.24.018-18-18-14932.8
612サガルマータ横山武史2.24.19-11-11-10726.0
710アッカン池添謙一2.24.47-6-6-61265.7
817シャドウマスター北村友一2.24.611-11-14-131038.4
92カットソロ津村明秀2.24.67-8-8-91149.4
1018ケントン木幡巧也2.24.95-4-2-315162.5
118ラストスマイル杉原誠人2.25.02-2-4-4510.1
123パラディオン吉田豊2.25.216-15-15-1414159.6
139ヒシアムルーズ佐々木大2.25.25-6-7-717259.6
146テルヒコウ坂井瑠星2.25.91-1-1-1620.8
1514ヨカオウ岩田康誠2.25.93-2-2-216256.7
1613コスモギガンティア矢野貴之2.26.217-17-17-1613135.3
171トゥーナスタディ菅原辰徳2.29.413-14-15-1718545.3
1815ノーブルサヴェージレーン——11-10-10-1824.8

通過順位と通過タイム

ハロンタイム12.5 – 11.2 – 12.2 – 12.6 – 11.9 – 12.1 – 12.0 – 12.2 – 12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.2
上り4F 46.3 – 3F 34.2
1コーナー(*6,8)(4,14)(9,18)(2,10)12,16(15,17)-(1,11)-7,3-13-5
2コーナー(*6,8,14)(4,18)(9,10)(2,16)15(12,11,17)1(3,7)-13-5
3コーナー(*6,14,18)(4,8)10,9(2,16)15(12,7,11)-17-(1,3)13,5
4コーナー(*6,14)18(4,8)10(9,16)2(12,7,11)-17-(3,5)13-1=15

払戻金

券種組番払戻金人気
単勝16810円4番人気
複勝16 / 7 / 4220円 / 180円 / 120円4番人気 / 3番人気 / 1番人気
枠連4-81,560円8番人気
ワイド7-16 / 4-16 / 4-7730円 / 440円 / 370円5番人気 / 3番人気 / 2番人気
馬連7-162,350円7番人気
馬単16-75,850円19番人気
3連複4-7-162,280円3番人気
3連単16-7-417,700円43番人気

【2026年 テレビ東京杯青葉賞 レース回顧】極限の瞬発力勝負!ダービーへの切符を掴んだのは?徹底分析!

競馬ファンの皆様、こんにちは!

2026年4月25日、日本ダービーへの重要トライアルである「テレビ東京杯青葉賞(G2・東京芝2400m)」が終了しました。ダービーと同じ舞台で行われるこの一戦、毎年多くのドラマが生まれますが、今年はまさに**「極限のキレ味(上がり)勝負」**という言葉がふさわしい、見応えのあるレースとなりました。

事前の展開予想記事では、「どうしてもハナを切りたい逃げ馬が不在のため、スローペースからの究極の上がり勝負になる」とお伝えしていましたが、結果はまさにその通り。道中は死んだふりをしてでも終いの爆発力にかけた中団〜後方待機組が台頭する波乱の決着となりました。

今回は、この青葉賞を「レースラップ」「PCI(ペースチェンジインデックス)」「レース展開」そして「各馬の詳細な回顧」という4つの視点から徹底的に解剖し、来たる日本ダービーに向けてどの馬が「買い」なのか、あるいは「評価保留」なのかを詳しく解説していきます!

① レースラップから紐解く「究極の瞬発力勝負」

まずは、今回の青葉賞がどのようなペースで進んだのか、レースラップ全体の傾向から解説します。

競馬において、レースの質を決定づけるのは「前半のペース」と「後半のペース」のバランスです。今回の青葉賞は、ダービートライアルという性質上、各陣営が本番を見据えて「馬の折り合い(リラックスして走らせること)」を最優先しました。その結果、前半から中盤にかけてのラップは非常にゆったりとした、典型的な**「スローペース(後傾ラップ)」**となりました。

道中でペースが上がらないということは、どの馬もスタミナを温存した状態で最後の直線を迎えることになります。東京競馬場の直線は525.9mと長く、ごまかしがききません。スタミナが削られていない状態で坂を駆け上がり、そこからさらにギアを上げる**「究極の上がり3ハロン(最後の600m)勝負」**へと突入したのです。

事前のデータでも「上がり3F 1位の馬の複勝率が77.7%」と圧倒的でしたが、今回のレースはまさに「速い上がりを使える馬が絶対的な正義」となる、ラップ構成上の特徴が色濃く出たレースでした。

② PCI(ペースチェンジインデックス)が示す異常な数値

今回のレースがいかに極端な「上がり特化」のレースだったかを如実に物語っているのが**「PCI(Pace Change Index)」**という指標です。少し専門的になりますが、これはレース分析において非常に重要な数字ですので解説させてください。

PCIとは、その馬の「上がり3ハロンのタイム」と「それ以外の道中のタイム」の比率を数値化したものです。

  • PCI 50 = 前半と後半のペースが同じ(平均ペース)
  • PCI 50未満 = 前半が速く、後半に失速した(ハイペース・消耗戦)
  • PCI 50以上 = 前半が遅く、後半に一気に加速した(スローペース・瞬発力勝負)

一般的に、スローペースの上がり勝負でもPCIは53〜55程度に収まることが多いのですが、今回の青葉賞の上位陣のPCIを見て驚愕しました。

  • 1着 ゴーイントゥスカイ:PCI 59.4(上がり33.4秒)
  • 2着 タイダルロック:PCI 60.3(上がり33.2秒)
  • 5着 ミッキーファルコン:PCI 61.7(上がり33.1秒)

上位入線馬が軒並み**「PCI 59〜60台」という、異常とも言える高い数値を叩き出しているのです。特にミッキーファルコンの61.7という数字は、道中がどれだけ散歩のようなペースであり、直線だけでどれほど急激にギアを上げたか(上がり最速33.1秒)を明確に示しています。 つまり、今回のレースは道中のポジション取りの優位性よりも、「最後に33秒台前半の脚を使えるかどうか」という一点のみで勝敗が分かれた**と言っても過言ではありません。

③ レース展開の詳解:スタートから直線への攻防

では、具体的にレースがどのように動いたのか、時系列に沿って詳しく振り返ってみましょう。

【スタート〜道中】凝縮する馬群と折り合いの探り合い

ゲートが開くと、事前の予想通りテルヒコウ(14着)がスッと前に出てハナを主張しました。しかし、無理に後続を突き放すような「逃げ」ではなく、ペースを極限まで落としての「スロー逃げ」を選択。通過順位(1-1-1-1)が示す通り、終始レースの主導権は握っていましたが、ペースが遅いため馬群は非常にコンパクトな状態に凝縮されました。

本命視されていたブラックオリンピア(3着)は、内枠を活かして(3-4-4-4)と好位のインという絶好のポジションを確保。折り合いもピッタリとついており、この時点では「勝ったな」と思ったファンも多かったはずです。 一方、勝利したゴーイントゥスカイは中団(10-8-8-7)、タイダルロック(15-15-11-10)やミッキーファルコン(18-18-18-14)は後方でじっと息を潜め、前の馬たちが作るスローペースに付き合うことなく、ひたすら最後の直線に向けて末脚のエネルギーを充填していました。

【勝負所〜最後の直線】横一線の叩き合いと異次元の末脚

馬群が固まったまま、レースは勝負所の3〜4コーナーを迎えます。各馬の手応えは十分にあり、東京の長い直線を向いたところで一斉に追い出しにかかりました。

まず、逃げていたテルヒコウが粘り込みを図りますが、スローペースに落としすぎたため、後続の馬たちも全く疲労していません。残り400m付近で、道中インの絶好位で脚を溜めていたブラックオリンピアが進路を確保し、力強く抜け出しを図ります。王道の競馬であり、一瞬「抜け出した!」かに見えました。

しかし、真の勝負はここからでした。 ブラックオリンピアの外から、中団で完璧に折り合っていたゴーイントゥスカイが、上がり33.4秒の鋭い末脚で並びかけ、あっさりとこれを交わし去ります。 さらに驚いたのは大外の各馬です。はるか後方にいたタイダルロックが上がり33.2秒、最後方にいたミッキーファルコンが出走馬中トップの上がり33.1秒という、まさに異次元の末脚を繰り出して前の馬たちに襲い掛かりました。 結果として、道中は「死んだふり」をして終いのキレ味に全てを賭けた馬たちが、好位から抜け出そうとした馬たちを飲み込む劇的な幕切れとなりました。

④ レース回顧:明暗を分けた「33秒台前半」の壁

レース結果を踏まえ、上位馬と人気馬の勝因・敗因を詳しく分析します。

■ 1着 ゴーイントゥスカイ(PCI 59.4 / 上がり33.4秒) 見事な差し切り勝ちでした。道中は中団で少し行きたがる面を見せつつも、鞍上がしっかりとなだめて脚を溜め切ったのが最大の勝因です。PCI 59.4が示す通り、展開が向いた面は否めませんが、あの位置から上がり33.4秒を使えるのは能力の証。東京2400mの適性の高さを存分に見せつけました。

■ 2着 タイダルロック(PCI 60.3 / 上がり33.2秒) 後方待機から大外をぶん回しての2着確保。上がり33.2秒は驚異的です。展開の恩恵を最も受けた一頭ですが、長く良い脚を使える強みを見せました。ダービーへの優先出走権をこの末脚でもぎ取った勝負根性は高く評価すべきです。

■ 3着 ブラックオリンピア(PCI 55.7 / 上がり34.4秒) 本命視されていた同馬にとっては、不完全燃焼なレースだったかもしれません。道中のポジション(3-4-4-4)や抜け出すタイミングは完璧で、まさに「優等生の競馬」をしました。しかし、上がり3ハロンは34.4秒。決して遅いタイムではありませんが、上位2頭が使った「33秒台前半」の究極のキレ味の前には屈する形となりました。この馬の弱点ではなく、今回のレースが「前で競馬をした馬には物理的に不可能な上がりを求められた」という、展開のあやによる敗戦です。

■ 5着 ミッキーファルコン(PCI 61.7 / 上がり33.1秒) 着順こそ5着ですが、上がり最速33.1秒を記録し、PCI 61.7という極端な数値を残しました。展開が完全な上がり勝負だったことを最も証明している馬です。位置取りが後ろすぎたため届きませんでしたが、潜在能力の高さは本物です。

■ 14着 テルヒコウ(PCI 47.8 / 上がり37.1秒) マイペースの逃げを打ちましたが、最後の直線でズルズルと後退し大敗。上がり3Fは37.1秒もかかっています。スローに落としすぎて後続の瞬発力勝負に付き合ってしまったのが敗因です。自分のリズム(もう少し後続に脚を使わせるペース)で作れなかったことが悔やまれます。

⑤ まとめ:次走注目馬と評価保留の馬たち

最後に、この青葉賞を踏まえて、日本ダービーや今後のレースに向けての評価をまとめます。

【次走注目馬:ダービーでの逆転候補】

★ ブラックオリンピア(今回3着) 今回負けはしましたが、次走(ダービー)で最も狙いたいのはこの馬です。今回は極端な上がり特化のレースになりキレ負けしましたが、ダービー本番は多頭数でペースが流れる(持続力戦になる)ことが多く、今回のような「ただ速い上がりを使えれば勝てる」レースにはなりにくいです。好位で立ち回れる操縦性の高さと、PCI 55で走れる持続力は、本番でこそ活きると見ています。

★ ゴーイントゥスカイ & タイダルロック(今回1着・2着) 見事な末脚でしたが、ダービーで今回と同じような極端なスローペースになるかは不透明です。ペースが流れてタフな展開になった時に、今回と同じ脚を使えるかがカギとなります。能力は疑いようがありませんが、展開の助けがあったことは頭に入れておくべきでしょう。

【評価保留・見直しが必要な馬】

⚠️ テルヒコウ(今回14着) 今回は完全に展開と作戦のミスによる大敗です。決して能力が足りないわけではありません。次走、ペースが流れるレースや、少し力の要る馬場(急坂のあるコースなど)、あるいは思い切った逃げを打てる条件であれば、一変する可能性を秘めています。今回は「度外視」して評価を保留とします。

⚠️ ミッキーファルコン(今回5着) 強烈な末脚は魅力的ですが、常に展開待ち(前が潰れるペース待ち)になる不器用さがあります。ハマれば一発ありますが、軸にはしづらいタイプ。展開を読む力が試される穴馬として今後も注目です。

総括

2026年の青葉賞は、「東京芝2400m特有の上がり3ハロンのタイムが絶対的な正義」となる極端なレースでした。この結果をそのままダービーの評価に直結させるのは危険です。「展開に恵まれて好走した馬」と「展開に泣いて敗れた馬」をしっかりと見極めることが、ダービー的中の鍵となるでしょう。

本番の日本ダービーが今から待ちきれませんね!次回の予想記事もどうぞお楽しみに!

レース予想の詳細はここから
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