- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- モーリス産駒 データ(2014年~2024年)
- 母父馬
- 騎手
- 人気
- コース(芝編)
- コース(ダート編)
- 馬場状態
- 【芝コース編:道悪は鬼門どころか、むしろ大歓迎!】
- 【ダートコース編:稍重でパフォーマンス向上、ただし重馬場は苦手】
- 【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
- 脚質ラスト3F
- 【Part1:脚質データ分析】この産駒、前に行けば鬼!
- 【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
- 【総合結論】モーリス産駒は「先行力」と「末脚」を兼ね備えた、完全無欠の二刀流!
- 馬体重
- 【総括】モーリス産駒で勝つための馬体重戦略!
- 年齢
- 【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
- 【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
- 【総合結論】モーリス産駒は「2歳夏にピークを迎え、5歳以降は衰えるも、秋に稀に大穴をあける」
- 間隔
- 【叩き良化はしない?】モーリス産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
- 馬番
- 【複勝率での総合評価】結論:モーリス産駒は断然「内枠・中枠」有利!
- 【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、モーリス産駒の「馬番の傾向」
- 【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、モーリス産駒の真実
馬体

血統表

戦歴
PROFILE:競走成績サマリー
- 通算成績:18戦11勝(2歳~5歳 / 日本・香港)
- 最高レーティング:127ポンド(2016年)
- 主なG1勝ち鞍:
- 【マイルG1】:安田記念、マイルチャンピオンシップ、香港マイル、チャンピオンズマイル(香港)
- 【中距離G1】:天皇賞・秋、香港カップ
- 主な受賞歴:2015年 年度代表馬、JRA特別賞
HISTORY:遅咲きの英雄、覚醒への軌跡
■ 2歳~3歳:殻を破れない、もどかしい日々
2歳時からその素質は高く評価され、京王杯2歳SやスプリングSといった重賞に挑戦するも、勝ち星を挙げることはできず。クラシック戦線に乗ることもなく、3歳の秋は半年の休養に入ります。この時点では、まだ「素質馬」の一頭に過ぎませんでした。
■ 4歳:覚醒、そして伝説の始まり
- 破竹の快進撃
半年の休養を経て、心身ともに完全に生まれ変わったモーリスは、4歳初戦の条件戦から快進撃を開始します。 - マイル界の完全制圧
条件戦を連勝すると、重賞初制覇となった**ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)**を皮切りに、安田記念(G1)、**マイルチャンピオンシップ(G1)**と、日本のマイルG1を春秋連覇。その勢いは止まらず、年末の香港に遠征し、香港マイル(G1)をも制覇。条件戦から国内外のマイルG1まで、破竹の6連勝を飾り、文句なしで2015年の年度代表馬に選出されました。
■ 5歳:新たな挑戦、そして世界の頂点へ
- 絶対王者として
最強マイラーとして迎えた5歳シーズン。始動戦として再び香港に遠征し、チャンピオンズマイル(G1)を快勝。これで7連勝、G1・4連勝という偉業を達成します。
帰国後の安田記念、札幌記念では2着に敗れたものの、その強さに揺らぎはありませんでした。 - 距離の壁を越えて
秋シーズン、陣営はマイル王に「2000m」という新たな挑戦を課します。多くのファンが距離の壁を不安視する中、**天皇賞・秋(G1)**に出走。ここでも他を寄せ付けない強さで勝利を収め、その万能性を証明します。 - 有終の美
現役最終戦として、香港の**香港カップ(G1、2000m)**に出走。ここでも圧巻のパフォーマンスで勝利を飾り、マイル・中距離の双方で世界の頂点に立ったことを証明。この年の活躍により「127ポンド」という世界トップクラスのレーティングが与えられ、華々しく現役生活に幕を下ろしました。
【総括】
若き日の苦悩が嘘のような、古馬になってからの圧倒的なパフォーマンス。マイル路線を完全制圧しただけでなく、距離の壁をも乗り越え、2000mのG1まで制したその競走能力は、まさに歴史的名馬と呼ぶにふさわしいものです。その劇的な覚醒と、世界の舞台で見せた絶対的な強さは、これからも長く語り継がれていくことでしょう。
特徴
【馬券攻略】データが示す、モーリス産駒「3つの黄金法則」
父モーリスから受け継いだ、圧倒的なパワーとスピード。その産駒たちは、父を彷彿とさせる力強い走りで、クラシック戦線からダートまで、幅広いカテゴリーで活躍しています。ここでは、モーリス産駒で勝つための「3つの黄金法則」をデータに基づいて解説します。
■ 法則①:主戦場は「芝」、得意舞台は「東京・阪神」
- 本質はスピードに対応できる「芝ホース」
パワフルなイメージからダートもこなしますが、勝ち星の約4分の3は芝コースに集中しています。速い時計の出る馬場にも対応できる、本質的には芝でこそ輝く血統と考えるべきです。 - 狙うべきは「底力が問われる二大競馬場」
産駒の真価が問われるのは、直線の長い**「東京競馬場」と、急坂が待ち構える「阪-神競馬場」**です。これらのコースでは、3着内率が約30%という非常に高い安定感を誇ります。
さらに、勝率も12%を超えているため、3連複の軸としてはもちろん、単勝でのアタマ勝負も十分に期待できる、絶好の狙い目となります。
■ 法則②:馬場は不問!全天候型の「オールラウンダー」
- 馬場コンディションを問わない安定感
モーリス産駒の大きな強みの一つが、馬場状態に左右されない点です。パンパンの良馬場から、時計のかかる不良馬場まで、どんなコンディションでも安定して能力を発揮します。 - 馬券戦術への活用
他の馬が道悪を苦手とする中で、モーリス産駒は相対的に評価を上げることができます。雨が降って馬場が渋ったとしても、決して割引く必要はありません。むしろ、そのパワーが活きる展開になる可能性も秘めています。
■ 法則③:クラスの壁は低い!「昇級初戦」が狙い目
- 特に「2勝クラス」での好成績が光る
データ上、**「2勝クラス」**のレースで、勝率約13%、3着内率30%超という、非常に高いパフォーマンスを記録しています。 - 「昇級即通用」のパターンが多い
このデータは、モーリス産駒が**「クラスの壁」にぶつかりにくい**タイプであることを示しています。下のクラスを勝ち上がってきた勢いのまま、昇級初戦でも即通用するケースが非常に多く見られます。 - 馬券戦術への活用
1勝クラスを勝ち上がったばかりのモーリス産駒が、2勝クラスに挑戦してきた際は、勢いを重視して積極的に狙っていくのが有効な馬券戦術となります。
【総括】
モーリス産駒を狙う際は、**「東京・阪神の芝コース」「馬場不問の安定感」そして「昇級初-戦(特に2勝クラス)」**という3つのキーワードを覚えておいてください。これらの好条件が重なった時、父譲りの圧倒的なパワーとスピードを武器に、勝ち負けを演じてくれる可能性が非常に高いでしょう。
代表産駒
【モーリス産駒】父の覇道を受け継ぐ、世界基準のチャンピオンたち
父モーリスがマイル・中距離で見せた絶対的な強さ。その圧倒的な競走能力は産駒へと受け継がれ、芝・ダート、距離を問わず、さらには国境を越えて、新世代のチャンピオンを次々とターフに送り出しています。ここでは、その中でも特に輝かしい功績を残した代表産駒たちをご紹介します。
■ G1ウィナー:国内外で頂点を極めた王者たち
まずは、競馬界最高の栄誉であるG1タイトルを獲得し、歴史にその名を刻んだトップホースたちです。
- ジャックドール
- 主な勝ち鞍:大阪杯(G1)
- コメント:圧倒的なスピードでレースを支配する、大逃げが魅力の個性派。G1の舞台でもそのスタイルを貫き、栄冠を手にしました。
- ピクシーナイト
- 主な勝ち鞍:スプリンターズステークス(G1)
- コメント:父とは異なるスプリント路線で才能が開花。古馬のトップスピードマンたちを相手に、G1タイトルを奪取しました。
- ジェラルディーナ
- 主な勝ち鞍:エリザベス女王杯(G1)
- コメント:母ジェンティルドンナ、父モーリスという超良血。古馬になってから本格化し、見事に女王の座へ輝きました。
- ヒトツ(Hitotsu)
- 主な勝ち鞍:ヴィクトリアダービー、オーストラリアンダービー、オーストラリアンギニー(いずれも豪G1)
- コメント:オーストラリアの地で、3つの異なるG1を制覇するという歴史的偉業を成し遂げた名馬。父の名を南半球に轟かせました。
- マズ(Mazu)
- 主な勝ち鞍:ドゥームベン10000(豪G1)
■ 重賞戦線を賑わせた個性派の猛者たち
G1タイトルにはあと一歩届かなくとも、その個性的な走りでファンを魅了し、重賞戦線を力強くリードした実力馬たちです。
- ノースブリッジ(札幌記念、アメリカジョッキークラブカップ)
- マテンロウスカイ(中山記念)
- ダノンマッキンリー(スワンステークス、ファルコンステークス)
- ディヴィーナ(府中牝馬ステークス)
- シゲルピンクルビー(フィリーズレビュー)
- シュトラウス(東京スポーツ杯2歳ステークス)
- ラーグルフ(中山金杯)
- ノッキングポイント(新潟記念)
- ルークズネスト(ファルコンステークス)
- カフジオクタゴン(レパードステークス)
■ 今後の飛躍が期待される若き才能
2歳・3歳戦で頭角を現し、G1戦線での活躍が期待される若き才能たちです。
- アルテヴェローチェ(サウジアラビアロイヤルカップ)
- ルガル(スプリンターズステークス)※G1馬ですが、若き才能としてここに記載
- その他、重賞で上位を賑わせた実力馬
- ルベルカーリア(京都新聞杯 2着)
【総括】
モーリス産駒は、日本のG1はもちろんのこと、オーストラリアでもダービー馬を輩出するなど、世界基準の競走能力を持っています。スプリンターから中距離馬まで、そして芝・ダートを問わないその万能性は、父モーリスの血の偉大さを証明しています。今後も、国内外のビッグレースでその名を轟かせる産駒が、次々と登場することでしょう。
モーリス産駒 データ(2014年~2024年)
母父馬

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金配合」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「黄金配合」をランキング化しました。迷ったらこの配合を探してください!
【第1位】 × ネオユニヴァース
(複勝率 33.6%, 単勝回収率 41, 複勝回収率 137)
総合力の第1位は、母父ネオユニヴァースとの配合です。特筆すべきは、複勝回収率137という驚異的な数値。これは、この配合の馬が2着・3着に来るだけで、馬券の配当が大きく跳ね上がることを示しています。さらに複勝率も33.6%と高く、馬券の軸としての信頼度と、ヒモに加えた際の妙味を最高レベルで両立させています。3連系の馬券を買う上で、これ以上ない「黄金配合」です。
【第2位】 × ハーツクライ
(複勝率 27.9%, 単勝回収率 218, 複勝回収率 90)
第2位は、母父ハーツクライ。この配合の最大の魅力は、単勝回収率218という突出した破壊力です。複勝率は標準的ですが、「人気薄で勝ち切る」ケースが非常に多く、単勝で高配当を狙いたいファンにとっては見逃せない存在です。
【第3位】 × アドマイヤムーン
(複勝率 28.8%, 単勝回収率 240, 複勝回収率 98)
母父アドマイヤムーンとの配合が3位。ハーツクライと同様、単勝回収率240という、他の追随を許さない異次元の数値を叩き出しています。こちらも複勝率は標準的ですが、「人気薄で勝ち切る」ことに特化した、典型的な大穴メーカーです。
【第4位】 × ディープインパクト
(複勝率 28.8%, 単勝回収率 104, 複勝回収率 77)
第4位は、サンプル数が最も多い母父ディープインパクト。複勝率28.8%と安定しており、単勝回収率が104とプラス域に達している点が魅力です。人気以上のパフォーマンスを引き出し、勝ち切る力も秘めています。非常にバランスの取れた好配合と言えるでしょう。
【第5位】 × アドマイヤベガ
(複勝率 33.3%, 単勝回収率 154, 複勝回収率 84)
母父アドマイヤベガとの配合は、安定感と単勝の破壊力を両立させています。**複勝率33.3%**と高く、単勝回収率も154と素晴らしい数値。複勝での妙味はやや薄れますが、単勝や2連系の軸として非常に面白い存在です。
② データが警告!避けるべき「危険な配合」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険な配合」です。たとえ人気でも、これらの血統背景を持つ場合は慎重な判断が必要です。
【第1位】 × ステイゴールド
(複勝率 20.1%, 単勝回収率 44, 複勝回収率 43)
残念ながらワースト1位は、母父ステイゴールド。複勝率、単勝回収率、複勝回収率の全てが壊滅的な数値です。データ上はその人気に全く応えられていません。最も避けるべき配合と言えるでしょう。
【第2位】 × シンボリクリスエス
(複勝率 20.2%, 単勝回収率 33, 複勝回収率 72)
ワースト2位は母父シンボリクリスエス。複勝率が低い上に、単勝回収率も壊滅的です。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
【第3位】 × サクラバクシンオー
(複勝率 10.0%, 単勝回収率 103, 複勝回収率 34)
**複勝率10.0%**は絶望的で、そもそも馬券に絡む確率が極端に低いのが致命的です。単勝での一発は稀にありますが、あまりにもリスクが高すぎます。
【第4位】 × キングカメハメハ
(複勝率 28.8%, 単勝回収率 59, 複勝回収率 66)
「モーリス×キンカメ」という夢の配合ですが、馬券的には悪夢です。その血統背景から常に過剰人気になり、回収率は低迷。典型的な「名前で売れて妙味がない」パターンの代表格です。
【第5位】 × ゼンノロブロイ
(複勝率 28.0%, 単勝回収率 43, 複勝回収率 68)
キングカメハメハと同様、複勝率は悪くないですが、回収率の低さが目立ちます。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味配合」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれる配合を3つピックアップしました。
【第1位】 × ハーツクライ
(複勝率 27.9%, 単勝回収率 218, 複勝回収率 90)
総合ランキングでも第2位に入りましたが、その本質は「一発の破壊力」にあります。単勝回収率218という数字は、まさに穴党の夢。複勝率は決して高くありませんが、いつ激走してもおかしくないポテンシャルを秘めた、最高の妙味配合です。
【第2位】 × アドマイヤムーン
(複勝率 28.8%, 単勝回収率 240, 複勝回収率 98)
こちらも総合ランキングと重複しますが、妙味という観点からは外せません。高い単勝回収率は、この配合が持つポテンシャルがオッズに反映されていないことの証拠です。
【第3-位】 × フレンチデピュティ
(複勝率 15.6%, 単勝回収率 162, 複勝回収率 68)
**複勝率15.6%**と明確に低い中で、単勝回収率が162という点に注目です。典型的な「来るか来ないか」のタイプですが、来た時の見返りは大きい。ダート替わりや距離短縮など、条件が変わった時に一発の魅力を秘める配合です。
④ まとめ:配合相手で激変!血統の相性を見抜いて馬券に活かせ!
今回の分析から、モーリス産駒は、母父馬との配合相手によってパフォーマンスが天国と地獄ほど変わることが明らかになりました。
ネオユニヴァースやハーツクライのような、産駒の能力を最大限に引き出す「黄金配合」。
一方で、ステイゴールドやキングカメハメハのように、相性が悪ければ全く走らない「危険な配合」。
そして、アドマイヤムーンやフレンチデピュティのように、特定の条件下で妙味を発揮する「個性派配合」。
これらの「血統の化学反応」を理解することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に取り入れ、血統の奥深い世界を堪能しながら、的中に繋げてください!
騎手

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金タッグ」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「ゴールデンコンビ」をランキング化しました。
【第1位】 横山武史騎手
(複勝率 48.5%, 単勝回収率 99, 複勝回収率 91)
総合力の第1位は、横山武史騎手とのコンビです。**複勝率48.5%**という高い安定感を誇りながら、単勝回収率99、複勝回収率91と、非常にバランスの取れた高い回収率がそれを補って余りあります。人気馬はきっちり馬券に、人気薄でも好走してくれる、まさに「儲かる」コンビです。
【第2位】 福永祐一騎手
(複勝率 49.3%, 単勝回収率 107, 複勝回収率 87)
第2位は、福永祐一元騎手。**複勝率49.3%**という驚異的な安定感に加え、単勝回収率も107とプラス域。人気馬をきっちり勝利に導くだけでなく、人気薄でもしっかりと結果を出す、非常にバランスの取れた好成績です。
【第3位】 坂井瑠星騎手
(複勝率 37.8%, 単勝回収率 121, 複勝回収率 89)
このコンビの最大の魅力は、単勝回収率121という突出した数値です。これは、人気薄の馬で勝ち切るケースが多いことを示しています。複勝率も37.8%と高く、安定感と一発の魅力を兼ね備えています。
【第4位】 松山弘平騎手
(複勝率 43.6%, 単勝回収率 49, 複勝回収率 91)
レジェンド松山弘平騎手も、モーリス産駒との相性は良好です。**複勝率43.6%**という高い安定感に加え、複勝回収率も91と優秀。単勝での妙味はありませんが、馬券の軸、特に3連系のヒモとしては非常に頼りになります。
【第5位】 岩田康誠騎手
(複勝率 28.9%, 単勝回収率 87, 複勝回収率 83)
若手の岩田康誠騎手とのコンビが5位にランクイン。複勝率は標準的ですが、単複の回収率がともに80を超えており、人気以上のパフォーマンスを引き出している証拠。非常にバランスの取れた好成績です。
② データが警告!避けるべき「危険なコンビ」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険なコンビ」です。たとえ人気でも、これらの組み合わせは慎重な判断が必要です。
【第1位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 30.4%, 単勝回収率 44, 複勝回収率 50)
残念ながらワースト評価となったのは戸崎圭太騎手とのコンビ。複勝率は悪くないものの、単複の回収率が壊滅的です。人気を背負って勝ちきれず、馬券に絡んでも全く妙味がない。典型的な「買ってはいけない」パターンです。
【第2位】 北村友一騎手
(複勝率 27.2%, 単勝回収率 96, 複勝回収率 60)
複勝率が低く、特に複勝回収率60が見過ごせません。単勝での一発は稀にあるものの、安定感の欠如は否めず、馬券の軸としては極めて危険なコンビと言えるでしょう。
【第3位】 M.デムーロ騎手
(複勝率 32.9%, 単勝回収率 61, 複勝回収率 64)
複勝率は悪くないですが、回収率の低さが目立ちます。人気を裏切るケースが多く、馬券的な期待値は低いと言えるでしょう。
【第4位】 武豊騎手
(複勝率 38.0%, 単勝回収率 46, 複勝回収率 67)
レジェンド武豊騎手ですが、この産駒とのコンビでは苦戦。複勝率は悪くないものの、単勝回収率46、複勝回収率67という低さは、そのネームバリューから常に過剰人気になっていることを示しています。
【第5位】 ルメール騎手
(複勝率 47.9%, 単勝回収率 49, 複勝回収率 65)
複勝率47.9%は驚異的ですが、ワースト評価としました。その理由は、あまりにも人気が集中しすぎるため、単勝回収率が49と極めて低くなっている点です。軸としての信頼度は高いですが、単勝や馬連で勝負するには、低いオッズと常に向き合う必要があります。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味コンビ」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれるコンビを3組ピックアップしました。
【第1位】 池添謙一騎手
(複勝率 25.0%, 単勝回収率 154, 複勝回収率 64)
このカテゴリの筆頭は、池添謙一騎手とのコンビでしょう。複勝率25.0%は今回分析した中でも特に低い数値ですが、それを補って余りあるのが単勝回収率154という破壊力。まさに「人気薄で勝ち切る」という、穴党が最も好むパターンを地で行くコンビです。
【第2位】 酒井学騎手
(複勝率 21.3%, 単勝回収率 146, 複勝回収率 56)
こちらも総合ランキングと重複しますが、まさに妙味の塊。複勝率21.3%は非常に低いですが、単勝回収率146は驚異的。「来るか来ないか」がはっきりしたタイプですが、頭で狙えば特大のホームランが期待できる、夢のあるコンビです。
【第3-位】 坂井瑠星騎手
(複勝率 37.8%, 単勝回収率 121, 複勝回収率 89)
複勝率が37.8%と高い中で、単勝回収率が121という点に注目です。安定感と妙味を兼ね備えた、非常に頼りになるコンビです。
④ まとめ:騎手との「化学反応」を見抜き、馬券戦略を最適化せよ!
今回の分析から、モーリス産駒が騎手によってパフォーマンスを大きく変える、非常に「相性」が重要な血統であることが明らかになりました。
- 川田将雅騎手やルメール騎手のような、複勝率は高いが妙味は薄い「鉄板軸タイプ」。
- 横山武史騎手や福永祐一騎手のように、安定感と妙味を完璧に両立させる「万能タイプ」。
- 池添謙一騎手や酒井学騎手のように、高配当を運んでくれる「一発長打タイプ」。
- 松山弘平騎手のように、ヒモに加えるだけで配当が跳ね上がる「妙味ヒモタイプ」。
- そして、戸崎圭太騎手や武豊騎手のように、データ上は手が出しにくい「危険なコンビ」。
これらの騎手ごとの「個性」と「相性」を深く理解し、レースの状況に応じて騎手を選択することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に加え、的中に繋げてください!
人気

人気馬(1~4番人気)の動向:平均とほぼ同じ、ただし4番人気が活躍
まず、レースの主役となるべき1番人気から4番人気の「人気馬」グループです。
結論から言うと、モーリス産駒レースにおける人気馬の信頼性は、平均データとほぼ変わりません。ただし、4番人気が平均以上に活躍している点に特徴があります。
具体的に見ると、1番人気、2番人気、3番人気の複勝率(馬券内に来る確率)は、平均データとほとんど差がありません。
しかし、注目すべきは4番人気です。平均データでは勝率9.3%ですが、モーリス産駒レースでは**11.4%と、明確に勝ち切る確率が上がっています。これは「モーリス産駒の4番人気は、人気以上に走り、アタマで来る可能性がある」**ことを示唆しています。
中穴人気馬(5~8番人気)の動向:5番人気が活躍、6番人気以降は不振
次に、馬券の妙味を左右する5番人気から8番人気の「中穴人気馬」グループです。
このグループの動向は明確で、「5番人気だけが平均以上に大活躍しており、6番人気以降は平均以下の不振傾向にある」と要約できます。
注目すべきは5番人気です。平均データでは勝率7.1%ですが、モーリス産駒レースでは**10.1%と、勝ち切る確率が大幅に向上しています。さらに、単勝回収率112と妙味も十分。「モーリス産駒の5番人気」**は、絶好の狙い目です。
しかし、6番人気、7番人気、8番人気の複勝率は、いずれも平均データを大きく下回っており、馬券的な期待値は低いと言わざるを得ません。
大穴人気馬(9~18番人気)の動向:全体的に不振、ただし10番人気以降に一発大穴の魅力
最後に、高配当の使者となる9番人気以下の「大穴人気馬」グループです。
結論として、モーリス産駒レースにおける大穴人気馬は、全体的には平均レベルかやや不振です。しかし、ごく稀にとんでもない大穴をあけるという、特殊な魅力も秘めています。
9番人気の複勝率は平均をわずかに上回る程度で、大きな傾向はありません。
しかし、このデータの真骨頂は、その回収率にあります。
- 10番人気:単勝回収率189
- 15番人気:単勝回収率181、複勝回収率146
- 16番人気:単勝回収率354、複勝回収率125
これらの数字は、**「二桁人気のモーリス産駒が、常識では考えられないような大穴をあけることが稀にある」**ことを強く物語っています。
【要約】モーリス産駒レースで勝つための戦略
- 人気馬(1~4番人気)は平均通りの信頼度:過信も軽視もせず、標準的な評価を下すのが正解。ただし、4番人気のアタマは面白い。
- 中穴(5~8番人気)は5番人気だけを狙え:もし穴を狙うなら、好走率・回収率ともに優秀な「5番人気」に絞るべき。6番人気以降は軽視。
- 大穴(9番人気以下)は夢馬券:普段は来ないが、来た時の破壊力は凄まじい。少額でも押さえておくと、とんでもない高配当に巡り会える可能性がある。
総じて、モーリス産駒が絡むレースは**「上位人気馬がそれなりに走り、大きな波乱は起きにくい。ただし、4,5番人気が勝ち切ったり、二桁人気の大穴が絡むことで、時に高配当が生まれる」**という非常に特徴的な傾向にあります。馬券を組む際は、人気サイドからの馬券を厚めに買いつつも、4,5番人気のアタマや、10番人気以降の大穴馬を数点ヒモに加える、という戦略が有効となるでしょう。
コース(芝編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、どの競馬場でパフォーマンスが上がるのか、あるいは下がるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 東京・新潟・小倉(2000m)
この産駒が最も得意とするのは、父モーリス自身も得意とした東京競馬場です。特に芝1600mでは、複勝率32.4%と安定しているだけでなく、単勝回収率144、複勝回収率105と、驚異的な妙味を誇ります。「モーリス産駒の東京マイル」は、無条件で買いと言える黄金条件です。
次いで得意なのが新潟競馬場。芝1400mでは単勝回収率304、複勝回収率130と、こちらも異次元の数値を記録。夏競馬の穴メーカーとして、絶対に見逃せません。
小倉競馬場も、芝2000mに限れば単勝回収率166、複勝回収率126と、素晴らしい妙味を誇ります。 - 【苦手な競馬場】 中山(1600m)・中京
データ上、明確に苦手としているのが中山・芝1600mです。複勝率22.3%、単勝回収率27と、全ての数値が低迷。トリッキーな中山マイルは鬼門です。
中京競馬場も相性が悪く、芝1600m(複回66)、芝2000m(複回53)ともに回収率が低迷。この2つの条件では、人気でも疑ってかかるべきでしょう。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、産駒の根幹的な能力を示す距離適性を見ていきましょう。
- 【得意な距離】 1400m~1600m(マイル前後)がベスト
この産駒は、1400m~1600mが主戦場と言える、典型的なマイラータイプです。データを見ても、好成績のほとんどがこの距離に集中しています。特に東京1600mと新潟1400mでは、軒並み高い回収率を記録しており、この条件がこの産駒の能力を最大限に引き出す「黄金条件」と言えます。 - 【苦手な距離】 1800m
データ上、1800mは明確な苦手距離のようです。小倉(複回57)、新潟(複回60)、中山(複回71)と、多くのコースでパフォーマンスを落としています。マイルと2000mの間の、この中途半端な距離が合わないのかもしれません。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に狙うべきコース」と「避けるべきコース」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 新潟・芝1400m(単回304/複回130): 単複ともに回収率は異次元レベル。これ以上ない「究極の黄金条件」です。この条件で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 東京・芝1400m(単回225/複回113): こちらも単複ともに回収率がプラス域。東京コースの1400mは絶好の狙い目です。
- 東京・芝1600m(単回144/複回105): 複勝率32.4%と高く、回収率も抜群。軸馬としても最適です。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 中山・芝1600m(単回27/複回86): 単勝回収率27は絶望的。この産駒にとって、最も走らない条件の一つです。
- 中京・芝2000m(単回51/複回53): こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 小倉・芝1800m(単回57/複回57): 回収率が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
【総括】
モーリス産駒の馬券を買う際は、「東京・新潟のマイル前後」と「小倉の2000m」を鉄則とすべきです。そして、「中山のマイル」と「中京競馬場」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたの馬券収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
コース(ダート編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、産駒のパフォーマンスが競馬場によってどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 東京(1400m)・新潟(1800m)
この産駒がダートで輝くのは、非常に特徴的な条件です。
東京・ダート1400mでは、複勝率24.3%ながら単勝回収率100、複勝回収率173と、全ての数字が異次元のレベル。まさに「東京ダート1400mの鬼」であり、この条件で見かけたら絶対に見逃せません。
次いで得意なのが新潟競馬場。ダート1800mでは複勝回収率133と、こちらも素晴らしい妙味を誇ります。 - 【苦手な競馬場】 阪神・中山(1800m)
データ上、明確に、そして致命的に苦手としているのが阪神競馬場と中山競馬場です。
阪神では、1800m(単回16/複回51)、1400m(単回71/複回47)と、主要なコースで回収率が壊滅的。
中山も同様に、1800m(単回12/複回35)は全く走りません。パワーが求められるこれらのコースは、この産駒にとって鬼門中の鬼門です。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、この産駒がどの距離でパフォーマンスを発揮するのか、その本質的な適性に迫ります。
- 【得意な距離】 1400m(ただし東京限定)
この産駒のダート適性は、非常にピンポイントです。
東京の1400mで見せるパフォーマンスは圧巻で、この条件に特化した適性を持っているようです。 - 【苦手な距離】 1200m(スプリント戦)と1800m
データ上、1200mは明確な苦手距離です。阪神(複回30)や京都(複回39)、新潟(複回42)では、壊滅的な成績に終わっています。
出走数が最も多い1800mも、阪神、中山、京都で回収率が低迷。王道のダート1800mでは、この産駒は評価を下げるべきです。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき条件」と「絶対に避けるべき条件」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 東京・ダ1400m(単回100/複回173): 複勝回収率は異次元レベル。これ以上ない「究極の黄金条件」です。この条件で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 新潟・ダ1800m(単回96/複回133): こちらも複勝回収率が非常に高く、複勝率も安定。新潟で見かけたら、積極的にヒモに加えたい存在です。
- 中山・ダ1200m(単回165/複回55): 複勝率は低いですが、単勝回収率165は非常に魅力的。高配当を狙う穴党ファンには、たまらない条件と言えるでしょう。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 中山・ダ1800m(単回12/複回35): 単勝回収率12は絶望的。この産駒にとって、最も走らない条件の一つです。
- 阪神・ダ1200m(単回10/複回30): こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 阪神・ダ1800m(単回16/複回51): 回収率が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
【総括】
モーリス産駒をダート戦で狙うなら、「東京の1400m」と「新潟の1800m」という、非常にピンポイントな条件に絞るべきです。そして、「阪神・中山の主要コース」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたのダート競馬の収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
馬場状態

【芝コース編:道悪は鬼門どころか、むしろ大歓迎!】
まずは芝コースのデータから。モーリス産駒は、そのパワフルな血統背景を存分に発揮し、芝の道悪を得意としています。
① 良馬場との比較:馬場が渋ってもパフォーマンスは落ちない
- 稍重・重馬場・不良馬場(全てこなせる)
良馬場(複勝率26.7%)と比較して、稍重(25.9%)、重(27.3%)、不良(28.6%)と、馬場が悪化しても複勝率はほとんど変わりません。これは、時計がかかるタフな馬場を全く苦にしない、パワータイプの証明です。
むしろ、稍重・不良馬場では、単勝回収率が良馬場の81から112、124へと上昇。これは、道悪でパフォーマンスを落とす他馬がいる中で、相対的に能力を発揮し、人気薄でも勝ち切るケースが増えることを示しています。
② 複勝率と回収率での評価(芝コース)
- 【結論:ベストな買い時】
- 芝・稍重(単回112/複回76): パフォーマンスを落とさず、単勝回収率が大幅に向上する黄金条件。
- 芝・不良馬場(単回124/複回76): こちらも単勝回収率が100を超え、妙味十分。
- 芝・重馬場(単回51/複回85): 勝ち切れないが、複勝での妙味が光る。ヒモ穴として面白い存在です。
- 【結論:基本の条件】
- 芝・良馬場(単回81/複回77): 最も安定している基本条件ですが、回収率は平凡です。
【芝コースの総括】
モーリス産駒は、芝コースに関しては典型的な「道悪巧者」です。良馬場を基本としつつ、馬場が悪化した場合は、むしろ評価を上げるべきです。特に稍重・不良馬場は、馬券的な妙味が増す絶好の狙い目と言えるでしょう。
【ダートコース編:稍重でパフォーマンス向上、ただし重馬場は苦手】
次にダートコースのデータです。芝とは全く異なる傾向が見られます。
① 良馬場との比較:稍重・不良でパフォーマンス向上、重は苦手
- 稍重(明確な得意条件)
良馬場(複勝率20.6%)から稍重(複勝率27.7%)になると、パフォーマンスが明確に向上します。回収率も安定しており、得意な条件と言えます。 - 重馬場(割引が必要)
重馬場では、複勝率20.8%と良馬場レベルに戻ります。回収率も低く、割引が必要です。 - 不良馬場(得意条件に一変)
重馬場で走らないにもかかわらず、「不良」まで悪化すると、パフォーマンスが劇的に向上します。複勝率は25.3%まで跳ね上がり、単勝回収率も93と良馬場を上回ります。「脚抜きの良い不良ダート」は、この産駒にとって得意な舞台のようです。
② 複勝率と回収率での評価(ダートコース)
- 【結論:ベストな買い時】
- ダート・稍重(単回44/複回76): パフォーマンスが最も向上する黄金条件。
- ダート・不良馬場(単回93/複回78): 単勝での妙味も十分。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- ダート・重馬場(単回55/複回68): パフォーマンスが低く、手を出さないのが賢明です。
【ダートコースの総括】
モーリス産駒は、**ダートコースに関しては「重馬場が苦手で、稍重と不良馬場が得意」**という、非常に極端な特性を持っています。
【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
モーリス産駒の馬券戦略は、天候と馬場状態によって、その評価を180度変える必要があります。
- 芝のレースで雨が降ったら…
→ 評価を上げるべき! 特に稍重・不良馬場は絶好の狙い目。 - ダートのレースで雨が降ったら…
→ 稍重・不良馬場なら「買い」! 重馬場なら「消し」!
この「芝なら道悪は買い、ダートなら道悪は消し(ただし稍重・不良は例外)」という複雑な法則を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は劇的に改善するはずです。
脚質ラスト3F

【Part1:脚質データ分析】この産駒、前に行けば鬼!
まずは、レース中の位置取り(脚質)によって、パフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
逃げ・先行:平均をはるかに凌駕する「超」得意な勝ちパターン!
- 逃げ
- 複勝率:平均39.1% → 本レース47.4%(超得意)
- 先行
- 複勝率:平均35.5% → 本レース37.2%(得意)
【解説】
モーリス産駒の強さは、前に行けた時に最大限発揮されます。「逃げ」の複勝率は平均を8%以上も上回っており、その信頼度は絶大です。「先行」も平均を上回っており、「モーリス産駒は、前に行けてこそ」ということを、まず頭に叩き込んでください。
中団・後方:平均レベルか、それ以下。明確な不得意脚質
- 中団
- 複勝率:平均20.3% → 本レース21.4%(得意)
- 回収率:複勝回収率が平均71に対し68と、妙味は薄い。
- 後方
- 複勝率:平均7.5% → 本レース7.1%(苦手)
- 回収率:単複ともに平均をわずかに上回る程度で、低い。
【解説】
対照的に、中団より後ろでレースを進めると、モーリス産駒の良さは薄れます。中団でも複勝率は平均を上回っていますが、これは産駒全体のポテンシャルの高さによるもので、得意とは言えません。後方に至っては、馬券に絡むこと自体が稀です。
【脚質分析の結論】
モーリス産駒は、**典型的な「前残り血統」**です。中団・後方からの差し切りは期待できず、いかにスムーズに先行できるかが全てと言っても過言ではありません。
【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
次に、最後の直線のスピード(上がり3F)のデータから、モーリス産駒の「脚の質」を解き明かします。
① 上がり上位(1~3位)の分析:他を圧倒する「末脚の切れ味」も武器!
- 上がり1位:複勝率が平均64.2% → 本レース69.9%(得意)
- 上がり2位:複勝率が平均53.3% → 本レース60.2%(得意)
- 上がり3位:複勝率が平均44.1% → 本レース51.7%(超得意)
【解説】
モーリス産駒が、レースで1~3番目に速い上がりを使えた場合の成績は、全ての順位で平均を大幅に上回っています。これは、モーリス産駒が**「他を圧倒するトップクラスの末脚の切れ味」も持っていることの証明です。特に、上がり3位の単勝回収率170という数字は驚異的。
結論として、複勝率が非常に高いことから、モーリス産駒は「末脚を生かしたレース」も非常に得意**なタイプです。
② 上がり中位以下(~5位、6位~)の分析:平凡な上がりでも粘れる「スタミナ」
- 上がり~5位
- 複勝率:平均28.5% → 本レース34.5%(得意)
- 回収率:単96/複102と、驚異的なプラス回収を記録。
- 上がり6位~
- 複勝率:平均7.5% → 本レース8.7%(得意)
【解説】
ここに、モーリス産駒のもう一つの強さが隠されています。上がりタイムが4~5位と平凡であっても、複勝率は平均を6%以上も上回り、回収率は単複ともに100に迫るか超えます。
これは何を意味するのか?
それは、モーリス産駒が**「速い上がりを使わなくても勝負になるだけの、圧倒的な先行力とスタミナを兼ね備えている」ということです。つまり、「スタミナを生かした前目で粘るレース」も、末脚勝負と同じくらい得意**なのです。
【総合結論】モーリス産駒は「先行力」と「末脚」を兼ね備えた、完全無欠の二刀流!
今回の二つの分析結果を統合すると、モーリス産駒の驚くべき本質が見えてきます。
脚質データからは**「典型的な前残り血統」という側面が見えました。しかし、上がり3Fデータからは「他を圧倒する末脚も持っている」こと、そして「速い上がりがなくても粘り込めるスタミナも持っている」**ことが判明しました。
つまり、モーリス産駒は、**「先行してそのまま押し切る」こともできれば、「好位で脚を溜めて、直線で他を置き去りにする末脚を使う」こともできる、まさに“完全無欠の二刀流”**なのです。
【最終的な馬券戦略】
この産駒を狙う上で最も重要なのは、**「いかにスムーズに先行できるか」**です。
- 楽にハナを切れそうなメンバー構成か?
- スムーズに好位を取れそうな枠順か?
この条件さえ満たせば、持ち前の**「スタミナ」で粘り込むか、「末脚」で突き放すか、どちらの展開になっても勝ち負けが期待できます。「前に行ける二刀流」**、これがモーリス産駒を攻略する上での最大のキーワードです。ぜひ、この視点で予想を組み立ててみてください。
馬体重

① 体重別パフォーマンス:馬格こそ正義!500kg以上が買い
まず、絶対的な馬体重によって、この産駒のパフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【最も成績が良い】 500kg以上の雄大な馬体
この産駒のパフォーマンスは、馬体重と比例して上がっていく傾向が非常に明確です。特に好走率がピークに達するのは、500kg以上のゾーン。中でも540kg以上の馬は、勝率15.1%、複勝率36.0%と、全ての体重帯の中で最高の成績を記録しています。モーリス産駒は、しっかりとした馬格とパワーを武器に走るタイプであり、馬体が大きいことは絶対的な強みと言えます。 - 【最も成績が悪い】 419kg以下の軽量馬
対照的に、419kg以下の小柄な馬は、複勝率が15%前後かそれを下回り、明らかにパワー負けしている様子がうかがえます。回収率も低く、馬券検討からは大幅な割引が必要です。 - 【特筆すべき穴馬体】 540kg~
最も成績が良い540kg以上のゾーンは、同時に単勝回収率116、複勝回収率101という高い数値を記録しています。これは**「超大型馬で評価されにくいこの体重帯の馬が、人気薄で好走するケースがある」**ことを示しています。高配当を狙う際には、この体重帯の馬の激走に注意が必要です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき馬体」を結論付けます。
- 【結論:ベストな馬体重(買いの馬体)】
- 安定感で選ぶなら → 500kg~519kg
好走率が高く、回収率のバランスも良い。馬券の軸として信頼するならこのゾーンです。 - 妙味(穴)で選ぶなら → 540kg~
高い好走率に加え、単複ともにプラス回収が期待できる「美味しい」ゾーンです。
- 安定感で選ぶなら → 500kg~519kg
③ 体重増減のパフォーマンス:プラス体重がベスト!+4kg以上が勝負気配!
次に、前走からの体重の増減が、パフォーマンスにどう影響するのかを分析します。ここに、陣営の勝負気配を見極めるヒントが隠されています。
- 【体重が減った場合】 明確な割引対象!
「今回減」の馬は、複勝率23.9%、単勝回収率61、複勝回収率63と、最もパフォーマンスが悪い危険なサインです。基本的に**マイナス体重は「絞りすぎ」**と判断し、割引が必要です。 - 【同体重の場合】 パフォーマンスは悪くないが、妙味は薄い
「同体重」の馬は、複勝率25.0%と安定していますが、回収率は低迷。前走から変化がないことは、この産駒にとってはプラスに働かないようです。 - 【体重が増えた場合】 パフォーマンス・妙味ともに最高!
この産駒の好走サインは、**「プラス体重」に明確に表れています。
「今回増」の馬は、複勝率25.9%、単勝回収率96、複勝回収率81と、3つのカテゴリの中で最もバランスの取れた優秀な成績です。
そして、注目すべきは「+4kg~+9kg」の馬。勝率11.7%、単勝回収率115と、勝ち切る力と妙味を兼ね備えています。一般的に嫌われる大幅なプラス体重ですが、モーリス産駒に関しては「成長分であり、陣営の勝負気配の表れ」**と捉えるべきです。
【総括】モーリス産駒で勝つための馬体重戦略!
- 基本は「500kg以上の馬格がある馬」を狙え!馬体が大きいほど信頼度アップ!
- 穴を狙うなら「540kg以上」の人気薄の一発に注意!
- 体重増減は「プラス体重」が好調のサイン!
- 特に「+4kg~+9kg」の馬体増は、絶好の”勝負気配”と見て積極的に狙え!
- 逆に、「マイナス体重」や「同体重」は割引が必要!
パドックで馬体を見るのが苦手な方でも、馬体重の発表をチェックするだけで、これだけの戦略を立てることができます。ぜひ、この「馬体重の法則」をあなたの馬券検討に活かしてください!
年齢

【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
まずは、2歳から7歳までの通年データで、この産駒のキャリア全体を俯瞰してみましょう。
① パフォーマンスの推移:2歳が絶対的なピーク!5歳で明確な壁
- 2歳: ここがキャリアの絶対的なピークです。**勝率12.8%、複勝率32.9%**は、全ての年齢の中で突出して高い数値を記録しています。この産駒は、**デビュー当初から非常に完成度が高い「早熟タイプ」**であることが、データから明確に読み取れます。
- 3歳・4歳: 2歳時の勢いは落ち着き、複勝率は25%前後で安定します。
- 5歳: ここに**明確な「壁」**が存在します。複勝率が19.2%へと急落。勝率も5.6%まで下がり、明らかにパフォーマンスが落ちてくるキャリアの分岐点です。
- 6歳以降: パフォーマンスはさらに下降線をたどり、馬券的には非常に厳しい戦いとなります。
② 複勝率と回収率での評価(通年データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 2歳(単回89/複回81): 複勝率32.9%という驚異的な安定感に加え、回収率も優秀。文句なしに軸馬としての信頼度も妙味もNo.1です。
- 【結論:原則として消すべき年齢】
- 5歳以降: 5歳になったら「賞味期限」を強く意識すべきです。データ上、パフォーマンスが大きく落ち込むため、よほどの好条件が揃わない限り、手を出さないのが賢明です。
【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
次に、2歳夏から6歳までのパフォーマンスを、季節ごとに区切った詳細なデータで見ていきましょう。ここに、この産駒の細かなコンディションの波が隠されています。
① パフォーマンスの推移:2歳夏が最強!その後は下降と停滞の中に妙味あり
- 【2歳夏:キャリア最高の黄金期】
この産駒のパフォーマンスは、**2歳夏(7-9月)**に絶対的なピークを迎えます。複勝率38.1%は全データ中最高。さらに単勝回収率107と、妙味も兼ね備えています。夏競馬でデビューするモーリス産駒は、まさに「鬼」と言えるでしょう。 - 【3歳~4歳:安定期の中の狙い目】
3歳から4歳にかけては、複勝率が25%~30%台で安定します。その中で特に注目すべきは、**3歳秋(10-12月)**の単勝回収率112、**4歳春(4-6月)**の単勝回収率98です。 - 【5歳以降:全体的には不振だが、秋に大穴の可能性】
5歳以降は全体的にパフォーマンスが低下しますが、その中でも5歳秋(10-12月)には単勝回収率346という異常値を記録。これは、「衰えたと判断されて人気を落とした古馬が、特定の条件下で激走する」パターンと考えられます。同様に、**6歳秋(10-12月)**も単勝回収率243と、一発の魅力を秘めています。
② 複勝率と回収率での評価(月別データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 2歳・7-9月(単回107/複回93): 複勝率が異常に高く、単勝での妙味も抜群。
- 3歳・10-12月(単回112/複回85): 秋の上がり馬として、妙味十分。
- 【結論:大穴狙いのタイミング】
- 5歳以降の秋(10-12月): 複勝率は低いですが、単勝回収率が異常値。もし買うのであれば、「当たればラッキー」の精神で、単勝やアタマ固定の3連単で超大穴を狙うのが面白いでしょう。
【総合結論】モーリス産駒は「2歳夏にピークを迎え、5歳以降は衰えるも、秋に稀に大穴をあける」
2つのデータを統合すると、この産駒の成長曲線がより鮮明になります。
この産駒は、「2歳時から完成度が高い早熟タイプで、4歳まで高いレベルを維持。5歳になると明確な壁があるが、それ以降も人気薄になった秋に、単勝でとんでもない大穴をあけることがある」と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「2歳~4歳」の馬を馬券の中心に据える。
- 特に「2歳の夏競馬」は絶好の狙い目。
- 「5歳以降」の馬は、基本的には割引が必要だが、超人気薄になった秋競馬では単勝での一発大穴を警戒する。
この「年齢と季節」の法則をあなたの馬券戦略に組み込むことで、より的確な取捨選択が可能になるはずです
間隔

① 間隔によるパフォーマンスの変化:3週がベスト!使い詰めも休みすぎもNG
まず、モーリス産駒のパフォーマンスが、レース間隔によってどう変化していくのか、その全体像を捉えましょう。
- 【パフォーマンスが最も高い間隔】 3週
この産駒のパフォーマンスは、**3週(中2週)**の間隔で明確なピークを迎えます。**複勝率28.2%**は、全てのカテゴリーの中で最も高い数値を記録しています。これは、一度レースを使った後、間隔を詰めすぎず、あけすぎずに順調に次走へ向かえた時に、最高のパフォーマンスを発揮できることを示しています。 - 【パフォーマンスが上がる間隔】 4週、5~9週、初出走
3週に次いで安定しているのが4週(中3週)(複勝率26.5%)、5~9週(複勝率25.9%)、そして初出走(複勝率28.0%)です。ある程度間隔をあけてじっくり調整するか、フレッシュな状態で臨むのが良いタイプです。 - 【パフォーマンスが下がる間隔】 連闘と半年以上の長期休み明け
この産駒にとって、パフォーマンスが明確に下がる危険なローテーションが存在します。- 連闘: 複勝率20.6%と、成績は振るいません。使い詰めには弱い傾向があります。
- 半年以上: 複勝率21.1%と、こちらも成績は振るいません。「鉄砲駆け」は期待できず、叩き良化型であることがうかがえます。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきローテーション」と「避けるべきローテーション」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時】
- 3週(単回84/複回69): パフォーマンスが最も高く、安定感は抜群。軸馬として最適です。
- 初出走他(単回94/複回81): パフォーマンスが高く、回収率も優秀。文句なしの**「黄金のローテーション」**です。
- 10~25週(単回95/複回82): 休み明けでも、この間隔なら妙味十分。
- 【結論:原則として消すべき危険なローテーション】
- 2週(単回35/複回66): パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値は低い。
- 4週(単回52/複回60): 複勝率は悪くないですが、回収率が壊滅的。人気を裏切るケースが非常に多い**「危険な人気ローテ」**です。
【叩き良化はしない?】モーリス産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
次に、「休み明け何戦目」でパフォーマンスがピークに達するのかを分析します。ここに、モーリス産駒のコンディションの波を見極める鍵が隠されています。
① パフォーマンスの推移:明確なピークなし、使い込むとパフォーマンス低下
この産駒は、休み明けからレースを使い込んでも、明確にパフォーマンスが上向くことはありません。むしろ、使われるごとに消耗していく傾向が見られます。
- 明け2戦目~6戦目以降: 複勝率は22%~26%台で推移し、明確なピークと言えるものが存在しません。レースを使いながら徐々に調子を上げていく、典型的な「叩き良化型」ではないことが、データから読み取れます。
- 強いて言えば、明け4戦目に複勝率26.3%とやや持ち直しますが、これはごく一部のタフな馬によるものと考えられます。
- 明け6戦目以降は、複勝率23.4%、単勝回収率67と、明確にパフォーマンスが低下します。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきタイミング」を結論付けます。
- 【結論:強いて言うならこのタイミング】
- 明け4戦目(単回84/複回64): 複勝率は平凡ですが、単勝回収率が最も高いのがこのタイミング。人気薄の一発に期待するなら、ここしかありません。
- 【結論:原則として狙うべきではない】
前述の通り、この産駒は「叩き良化」という概念が当てはまりません。休み明け何戦目か、というファクターは、馬券検討において重要なプラス材料にはならないと考えるべきです。
【総括】
モーリス産駒のローテーション戦略は、**「初出走から高い能力を発揮できる早熟タイプ。レースを使われながら良くなることはなく、むしろ消耗していく。長期の休み明けや連闘も苦手」**と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「初出走」の馬を無条件で信頼し、馬券の中心に据える。
- 使われている馬の中では「3週」間隔がベター。
- 「休み明け何戦目か」というデータは、馬券的なプラス材料にはしない。
この法則を頭に入れて、馬券検討に臨んでみてください。
馬番

内枠(1~4番):平均を大きく上回る、絶対的な得意ゾーン!
- 複勝率:
- 1番:平均24.1% → 本レース28.6%(得意)
- 2番:平均25.4% → 本レース26.3%(得意)
- 3番:平均23.4% → 本レース27.7%(得意)
- 4番:平均25.0% → 本レース31.2%(超得意)
- 回収率:
- 2番(単132)、4番(単103)は単勝回収率が優秀。妙味も十分です。
【解説】
モーリス産駒は、内枠(1~4番)を絶対的な得意ゾーンとしています。すべての馬番で複勝率が平均を上回っており、内枠に入った際の安定感は非常に高いです。特に**4番枠は複勝率31.2%**と驚異的な数値を記録。器用に立ち回れる産駒が多く、インコースでロスなくレースを進めるのが上手いことの証拠です。
中枠(5~12番):枠による有利不利が明確なゾーン
- 複勝率:
- 5番、9番、10番、12番は平均を下回るか、ほぼ同等の苦手な枠です。
- 6番、7番、8番、11番は平均を大きく上回る得意な枠です。
- 回収率:
- 6番(単131)、8番(単88)は単勝での妙味が、11番(複92)は複勝での妙味が光ります。
【解説】
中枠(5~12番)は、得意な枠と苦手な枠がはっきりと分かれるゾーンです。6番、7番、8番、11番では、平均を上回る素晴らしい複勝率を記録しています。
一方で、5番、9番、10番、12番といった枠は、なぜか平均以下の成績に留まっています。中途半端な枠で他馬に揉まれる展開を嫌う傾向があるのかもしれません。
外枠(13番~18番):平均レベルか、それ以下。明確な割引ゾーン
- 複勝率:
- 13番、15番、17番、18番は平均を上回っていますが、内・中枠ほどの信頼度はありません。
- 14番、16番は平均を下回る苦手な枠です。
- 回収率:
- 16番(単242)、17番(単238)は単勝回収率が異常値。大穴の可能性を秘めています。
【解説】
外枠(13番~18番)は、内・中枠に比べると、明らかにパフォーマンスが落ちます。複勝率が平均を上回っている枠もありますが、これはモーリス産駒全体のポテンシャルが高いためであり、この産駒の得意条件とは言えません。外枠からスムーズにレースを運ぶのが、他の枠に比べて不得手であることが分かります。
【複勝率での総合評価】結論:モーリス産駒は断然「内枠・中枠」有利!
複勝率だけで総合的に評価すると、モーリス産駒の得意な枠は非常に明確です。
- 内枠(1~4番):平均複勝率24.5% → 本レース平均28.5%(+4.0%)
- 中枠(5~12番):平均複勝率22.9% → 本レース25.3%(+2.4%)
- 外枠(13~18番):平均複勝率17.9% → 本レース20.8%(+2.9%)
【あれ?外枠も平均を上回っている?データの罠を解説】
上記の計算上、外枠も平均を上回っているように見えますが、これは種牡馬データ全体の複勝率が高い(全体の複勝率が約25%と、平均的な馬より走る産駒である)ためです。
重要なのは、**「内枠・中枠に比べて、外枠のパフォーマンスがどうか」**という点です。
- 内枠・中枠の平均複勝率:約26.9%
- 外枠の平均複勝率:20.8%
この比較から、外枠の複勝率は、この産駒の平均的なパフォーマンスよりも6%近くも低いことが分かります。つまり、この産駒の能力を最大限に発揮できるのは、間違いなく**「内枠」と「中枠」**なのです。
【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、モーリス産駒の「馬番の傾向」
次に、モーリス産駒が、偶数番と奇数番のどちらでより高いパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
結論から言えば、わずかな差ではありますが、データ上は「偶数番」が有利です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 偶数番:25.3%
- 奇数番:25.3%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:偶数番 101 vs 奇数番 55
- 複勝回収率:偶数番 77 vs 奇数番 71
複勝率は全く同じですが、単勝回収率で偶数番が大きくリードしています。これは、偶数番の馬の方が、人気薄で勝ち切るケースが多いことを示しています。
【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、モーリス産駒の真実
最後に、多くの競馬ファンが頭を悩ませる「大外枠」について、モーリス産駒が本当に得意なのかを、競馬全体の平均データと比較して徹底解剖します。
結論から言えば、モーリス産駒にとって「大外枠」は、平均的な馬とほぼ同じレベルで走りますが、明確な「得意条件」とまでは言えません。
- 複勝率(安定感)の比較
- 平均データ(大外):22.2%
- モーリス産駒データ(大外):24.7%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:平均 66 → モーリス産駒 64
- 複勝回収率:平均 68 → モーリス産駒 69
【総括】
モーリス産駒が大外枠を引いた際は、**「可もなく不可もなく、平均レベルには走る」**と判断すべきです。特にプラスにもマイナスにもならず、枠順以外のファクターで評価を決めるべきでしょう