2025年 スポーツニッポン賞ステイヤーズSG2芝・内 3600m 各ファクターによる総合ランキングとレース回顧

重賞予想

ステイヤーズS 2025 総合ランキング

総合順位馬番馬名騎手名合計点人気オッズ結果
16ミクソロジー石川裕紀512.613人気78.1倍12着
27クロミナンスルメール512.21人気3.5倍3着
311ヴェルミセル鮫島克駿489.63人気7.1倍8着
412ワープスピード菅原明良487.78人気18.0倍5着
59シルブロンマーカンド440.710人気18.6倍9着
62メイショウブレゲ石橋脩439.712人気68.0倍10着
73ホーエリート戸崎圭太439.62人気4.4倍1着
81ヴェルテンベルク松若風馬436.37人気11.9倍6着
914チャックネイト佐々木大輔414.34人気7.6倍7着
105ピュアキアン吉田豊409.811人気40.9倍14着
114マイネルカンパーナ津村明秀383.15人気11.6倍2着
1213ワイズゴールド菅原隆一376.714人気342.3倍13着
138ブレイヴロッカー荻野極376.29人気18.3倍4着
1410ラスカンブレスプイシャ365.66人気11.6倍11着

【2025 ステイヤーズS(G2) 回顧】紅一点の輝き!4歳牝馬ホーエリートが3600mの長旅を制す!1番人気クロミナンスは猛追及ばず3着

師走の中山名物、平地最長距離重賞「ステイヤーズステークス(G2)」。通称“中山のマラソンレース”とも呼ばれるタフな一戦です。
今年は1番人気に8歳馬クロミナンスが推されましたが、勝ったのはなんと4歳牝馬のホーエリート
牡馬顔負けのスタミナと、戸崎騎手の完璧なエスコートで激戦を制しました。

まずは全着順の結果表をご覧ください。

2025年 ステイヤーズS(G2) 全着順・結果

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差人気オッズ
133ホーエリート牝455戸崎圭太3:47.224.4
234マイネルカンパーナ牡557津村明秀3:47.33/4511.6
357クロミナンス牡857C.ルメール3:47.3ハナ13.5
458ブレイヴロッカーセ557荻野極3:47.3クビ918.3
5712ワープスピード牡657菅原明良3:47.53/4818.0
611ヴェルテンベルク牡557松若風馬3:47.5クビ711.9
7814チャックネイトセ757佐々木大3:47.6クビ47.6
8711ヴェルミセル牝555鮫島克駿3:47.6ハナ37.1
969シルブロン牡757マーカンド3:47.71/21018.6
1022メイショウブレゲ牡657石橋脩3:48.12 1/21268.0
11610ラスカンブレス牡457プイシャ3:48.1クビ611.6
1246ミクソロジーセ657石川裕紀3:48.311378.1
13813ワイズゴールド牝555菅原隆一3:48.8314342.3
1445ピュアキアン牡457吉田豊3:50.9大差1140.9

レース回顧・分析

■4歳牝馬がスタミナ勝負を制圧!ホーエリート

勝ったのは戸崎圭太騎乗の2番人気、ホーエリートでした。
レースはピュアキアンが大逃げを打つ展開でしたが、離れた3番手という絶好位をキープ。2周目の向こう正面から徐々にポジションを上げ、4コーナーでは早め先頭に立つブレイヴロッカーを射程圏に入れました。
直線に入るとしぶとく伸び、内から迫るマイネルカンパーナ、外から強襲するクロミナンスを振り切ってゴール。
牝馬がこの過酷な3600mを制するのは並大抵のことではありません。55kgの斤量恩恵があったとはいえ、スタミナと精神力の強さを証明しました。

■大接戦の2着争い

2着には5番人気のマイネルカンパーナ
道中は勝ち馬を見るような5番手で進め、直線でもしぶとく脚を伸ばしました。勝ち馬には0.1秒及びませんでしたが、ゴール前での粘り腰は見事。中山の長距離適性の高さを見せつけました。

■1番人気クロミナンスは届かず3着

単勝3.5倍の1番人気クロミナンスは、ハナ差及ばず3着でした。
ルメール騎手は後方待機策を選択。道中は10~11番手で脚を溜め、直線で大外へ持ち出すと、上がり3ハロン最速となる33.5秒の鬼脚を繰り出しました。
3600m走って最後に33秒台の脚を使うのは驚異的ですが、結果的には前が止まらない展開と位置取りの差が出ましたね。負けて強しの内容ではありました。

■9番人気ブレイヴロッカーが大健闘

4着に入ったのは9番人気のブレイヴロッカー
4コーナーで先頭(通過順位1位)に立つ積極的な競馬を見せました。最後は上位3頭に飲み込まれましたが、着差は「3/4+ハナ+クビ」差と僅差。オッズ18倍とお買い得な存在でしたが、ここで復調気配を感じさせました。

■その他気になった馬

3番人気に推されたヴェルミセルは中団待機も伸びきれず8着。4番人気チャックネイトも7着と、上位人気の一角が崩れる結果となりました。
また、逃げたピュアキアンは最後は大差の最下位。この距離での逃げの難しさを改めて感じる結果となりました。


【総評】
上位4頭が「3分47秒2~3」の中にひしめく大激戦でした。
勝ったホーエリートは、これで長距離適性を完全に証明。来年の天皇賞(春)へ向けて、牝馬ながら楽しみなステイヤーが誕生しました。

タイトルとURLをコピーしました