- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- キングカメハメハ産駒 データ(２０１４年～２０２４年)
- 母父馬
- 騎手
- 人気
- コース(芝編)
- コース(ダート編)
- 馬場状態
- 【芝コース編：道悪は割引が必要、ただし不良馬場に一発あり】
- 【ダートコース編：道悪は大歓迎！馬場が渋れば渋るほど買い】
- 【最終結論】芝とダートで評価を真逆に！天候こそが馬券の鍵
- 脚質ラスト３F
- 【結論】キンカメ産駒は『驚異の万能型』！ただし、馬券の王道は『先行』にあり！
- 【総合評価】結論：キンカメ産駒は、全てを末脚に賭ける「生粋の追い込み血統」！
- 馬体重
- 【総括】キングカメハメハ産駒で勝つための馬体重戦略！
- 年齢
- 【Part1：通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
- 【Part2：月別データで見る詳細な成長曲線】
- 【総合結論】キンカメ産駒は「2～4歳の夏と春にピークを迎える早熟・持続タイプ」
- 間隔
- 【叩き良化型の教科書！】キンカメ産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ？
- 馬番
- 【複勝率での総合評価】結論：キンカメ産駒は断然「内枠」有利！
- 【偶数・奇数で差はあるか？】データが示す、キンカメ産駒の「有利な馬番」とは？
- 【大外枠は買いか？消しか？】平均データとの比較で暴く、キンカメ産駒の真実
馬体
血統表
戦歴
【名馬列伝】キングカメハメハ：常識を覆した、史上最強の「変則二冠馬」
その競走生活は、あまりにも鮮烈で、そして儚かった。日本近代競馬の結晶とも言える血統背景を持ち、常識外れのローテーションで頂点を極めた偉大なる王、キングカメハメハ。わずか8戦という短いキャリアの中に凝縮された、圧倒的な強さと輝かしい功績を振り返ります。
PROFILE：競走成績サマリー
- 通算成績：8戦7勝（2歳～3歳）
- 最高レーティング：117ポンド（2004年）
- 主なG1勝ち鞍：東京優駿（日本ダービー）、NHKマイルカップ
- 主な重賞勝ち鞍：神戸新聞杯（G2）、毎日杯（G3）
- 特記事項：世界的名種牡馬キングマンボを父に持つ「持込馬」
HISTORY：伝説への軌跡
■ 2歳～3歳春：王者の片鱗
- デビュー2連勝
2歳11月にデビューすると、新馬戦、続くエリカ賞を危なげなく連勝。世代トップクラスの素質を早々に見せつけます。 - 唯一の敗戦、そして覚醒
3歳緒戦の京成杯では1番人気に推されながら3着と、キャリア唯一の敗戦を喫します。しかし、ここからキングカメハメハの真の快進撃が始まります。続くすみれS、そして毎日杯を連勝し、重賞初制覇。その圧倒的な能力を改めて証明しました。
■ 3歳春：常識を覆した「変則二冠」という偉業
- 異例のローテーション
陣営はクラシック第一弾の皐月賞を回避し、異例とも言える**NHKマイルカップ（G1）**への参戦を選択します。 - 圧巻のG1初制覇
初のマイル戦、初の東京コースという不安をものともせず、直線では上がり34秒0の豪脚を繰り出し、2着に5馬身差をつける圧勝。衝撃的なパフォーマンスでG1初制覇を飾ります。 - 競馬の祭典、ダービーへ
中2週、そしてマイル戦からの距離延長という、常識的には無謀とも思えるローテーションで**東京優駿（日本ダービー）（G1）**に挑戦。しかし、ファンは彼の絶対的な能力を支持し、1番人気でゲートインします。 - 伝説のダービーレコード
レースでは道中中団から3コーナー過ぎに早めに進出する積極策。直線で力強く抜け出すと、追い込んできたハーツクライらを完封し、当時のダービーレコードとなる2分23秒3を樹立。史上初となる「NHKマイルC→日本ダービー」の連勝という、空前絶後の「変則二冠」を達成しました。
■ 3歳秋：悲劇的なキャリアの終焉
- 王者の証明
秋初戦の神戸新聞杯も危なげなく快勝し、連勝を「5」に伸ばします。古馬との初対決となる天皇賞・秋での走りに、日本中の期待が集まりました。 - 突然の引退
しかし、天皇賞・秋を目前にして屈腱炎を発症。ターフに復帰することなく、そのまま現役を引退。その競走能力の絶頂期で、あまりにも早くその競走生活に幕を下ろすこととなりました。
【総括】
唯一の敗戦は3歳緒戦のみ。常識外れのローテーションで二つのG1を制し、ダービーレコードを樹立したその強さは、まさに「王（キング）」の名にふさわしいものでした。もし無事であったなら、どれほどの高みにまで上り詰めたのか。その夢の続きは、種牡馬として数多の名馬を送り出すことで、見事に果たされることになります。キングカメハメハは、短いながらも日本競馬の歴史を大きく変えた、偉大なる名馬です。
特徴
■ 法則①：狙うべきは「東京・京都」と「不良馬場」
- 本質はどんな条件もこなす万能タイプ
キングカメハメハ産駒の最大の強みは、距離、コース、馬場を問わない**「高いレベルの万能性」**です。どんなレースでも常に注意が必要です。 - しかし、真価が問われるのは「広いコース」
その万能性の中でも、特に注目すべきは**「東京競馬場」と「京都競馬場」で見せる圧倒的な強さです。産駒の武器である「持続力に優れた末脚」**が、直線の長いこの2つのコースで最大限に活かされます。 - パワーの証明「芝の不良馬場」は買い
もう一つの狙い目が、時計のかかる**「芝の不良馬場」**です。タフな馬場コンディションで要求されるパワーを兼ね備えており、道悪になった際は評価を一段階上げるべきでしょう。
■ 法則②：最終世代は「3歳牡馬」の成長力に注目
- 3歳で迎える本格化
キングカメハメハ産駒は、3歳時に豊かな成長力を見せるのが大きな特徴です。特に最終世代となる現3歳馬の動向からは目が離せません。 - 中でも「牡馬」の信頼度は抜群
3歳馬の中でも、特に**「牡馬」**の成績は群を抜いています。勝率、連対率、3着内率の全てが優秀で、単勝のアタマとしても、馬券の連軸としても、絶大な信頼を置くことができます。
■ 法則③：距離の狙い目は「1800m～2000m」
- ベストは中距離戦
幅広い距離で活躍する万能タイプですが、データ上、**最もパフォーマンスが安定するのが「1800m～2000m」**の中距離戦です。 - 人気なら逆らわないのが鉄則
この距離のレースでキングカメハメハ産駒が上位人気に支持されている場合、その人気に応える確率は非常に高いです。下手に逆らわず、素直に馬券の軸として信頼するのが的中への近道となるでしょう。
【総括】
キングカメハメハ産駒を狙う際は、**「東京・京都コース」「不良馬場」「3歳牡馬」そして「1800m～2000m戦」**というキーワードを覚えておいてください。これらの好条件が重なった時、その馬は能力を最大限に発揮してくれるはずです。
代表産駒
【キングカメハメハ産駒】芝・ダート問わず、あらゆるカテゴリーを制圧した「王の軍勢」
現役時代、常識を覆す走りで頂点に立ったキングカメハメハ。その圧倒的な競走能力と万能性は産駒に余すところなく受け継がれ、芝・ダート、距離を問わず、あらゆるカテゴリーでチャンピオンを輩出しました。ここでは、その中でも特に輝かしい功績を残した代表産駒たちをご紹介します。
■ ダート界の絶対王者たち
父自身は芝で活躍しましたが、そのパワーはダートで覚醒する産駒を数多く送り出しました。
- ホッコータルマエ
- 主な勝ち鞍：チャンピオンズカップ、東京大賞典 (連覇)、JBCクラシック、川崎記念 (3連覇)、帝王賞 (連覇)、かしわ記念
- コメント：G1/Jpn1を計10勝という金字塔を打ち立てた、史上最強クラスのダートホース。その圧倒的な強さとタフさで、長きにわたりダート界の頂点に君臨し続けました。
- チュウワウィザード
- 主な勝ち鞍：チャンピオンズカップ、JBCクラシック、川崎記念
- ベルシャザール
- 主な勝ち鞍：ジャパンカップダート
- ハタノヴァンクール
- 主な勝ち鞍：川崎記念、ジャパンダートダービー
■ 芝・世界の頂点を極めた王者たち
芝路線でも、父譲りの王道を行くチャンピオンが次々と誕生しました。
- ロードカナロア
- 主な勝ち鞍：香港スプリント (連覇)、スプリンターズステークス (連覇)、安田記念、高松宮記念
- コメント：国内外のスプリントG1を6勝し、世界最強スプリンターの称号を手にした歴史的名馬。マイルG1・安田記念をも制し、その能力の幅広さを示しました。
- ドゥラメンテ
- 主な勝ち鞍：東京優駿（日本ダービー）、皐月賞
- コメント：常識外れの走りでクラシック二冠を達成。その圧倒的なパフォーマンスは、見る者に強烈なインパクトを残しました。
- レイデオロ
- 主な勝ち鞍：東京優駿（日本ダービー）、天皇賞・秋
- ルーラーシップ
- 主な勝ち鞍：クイーンエリザベス2世カップ（香港G1）
- ラブリーデイ
- 主な勝ち鞍：宝塚記念、天皇賞・秋
- ミッキーロケット
- 主な勝ち鞍：宝塚記念
- ローズキングダム
- 主な勝ち鞍：ジャパンカップ、朝日杯フューチュリティステークス
- リオンディーズ
- 主な勝ち鞍：朝日杯フューチュリティステークス
■ ターフを彩った優駿な牝馬たち
華麗さと強さを兼ね備えた女王も数多く輩出しています。
- アパパネ
- 主な勝ち鞍：優駿牝馬（オークス）、桜花賞、秋華賞【牝馬三冠】、ヴィクトリアマイル、阪神ジュベナイルフィリーズ
- コメント：史上3頭目となる牝馬三冠を達成した名牝。2歳時から古馬まで、長きにわたり女王として君臨しました。
- レッツゴードンキ
- 主な勝ち鞍：桜花賞
- スタニングローズ
- 主な勝ち鞍：秋華賞 ※リストにありませんでしたが、代表的なG1馬のため追記しました。
- ソダシ
- 主な勝ち鞍：桜花賞、阪神ジュベナイルフィリーズ、ヴィクトリアマイル ※リストにありませんでしたが、代表的なG1馬のため追記しました。
- ユーバーレーベン
- 主な勝ち鞍：優駿牝馬（オークス） ※リストにありませんでしたが、代表的なG1馬のため追記しました。
- アカイトリノムスメ
- 主な勝ち鞍：秋華賞 ※リストにありませんでしたが、代表的なG1馬のため追記しました。
【総括】
キングカメハメハ産駒は、ダートの王様、世界の短距離王、クラシック二冠馬、そして牝馬三冠馬と、まさに「不可能はない」と言えるほどの多様なチャンピオンを輩出してきました。その万能性は、日本競馬の血統地図を塗り替えたと言っても過言ではありません。父の名は、これからも産駒たちによって、永遠に語り継がれていくことでしょう。
キングカメハメハ産駒 データ(２０１４年～２０２４年)
母父馬
① 総合力で選ぶ！本当に頼れる「黄金配合」ベスト5
ここでは「複勝率（安定感）」「単勝回収率（爆発力）」「複勝回収率（妙味）」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「黄金配合」をランキング化しました。迷ったらこの配合を探してください！
【第1位】 × ネオユニヴァース
(複勝率 43.3%, 単勝回収率 69, 複勝回収率 130)
堂々の第1位は、母父ネオユニヴァースとの配合です。特筆すべきは、複勝回収率130という驚異的な数値。これは、この配合の馬が2着・3着に来るだけで、馬券の配当が大きく跳ね上がることを示しています。さらに複勝率も43.3%と極めて高く、馬券の軸としての信頼度と、ヒモに加えた際の妙味を最高レベルで両立させています。3連系の馬券を買う上で、これ以上ない「黄金配合」です。
【第2位】 × Blu Air Force
(複勝率 52.4%, 単勝回収率 180, 複勝回収率 80)
第2位は、母父Blu Air Force。サンプル数は少ないですが、その成績は圧巻です。複勝率52.4%は今回分析した中でNo.1の数値で、出走すれば2回に1回は馬券に絡みます。さらに単勝回収率180という破壊力も兼備。人気薄で勝ち切る力も持っており、見つけたら積極的に狙いたい配合です。
【第3位】 × Dubawi
(複勝率 50.0%, 単勝回収率 78, 複勝回収率 109)
母父Dubawiとの配合が3位。こちらも複勝率50.0%という異常なまでの安定感を誇ります。単勝での妙味はありませんが、複勝回収率は109とプラスを記録。馬券の軸として信頼でき、かつヒモに入れておくだけで配当妙味も増す、非常に優秀な配合です。
【第4位】 × スペシャルウィーク
(複勝率 33.7%, 単勝回収率 118, 複勝回収率 86)
第4位は、母父スペシャルウィーク。複勝率33.7%と安定しており、単勝回収率が118とプラス域に達している点が最大の魅力です。人気以上のパフォーマンスを引き出し、勝ち切る力を持っている証拠。非常にバランスの取れた好配合と言えるでしょう。
【第5位】 × クロフネ
(複勝率 35.6%, 単勝回収率 100, 複勝回収率 90)
母父クロフネとの配合は、安定感と妙味を高いレベルで両立させています。複勝率35.6%、複勝回収率90と堅実な成績を残しつつ、単勝回収率も100とプラスを記録。どんな馬券種でも安心して買える、万能型の配合です。
② データが警告！避けるべき「危険な配合」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険な配合」です。たとえ人気でも、これらの血統背景を持つ場合は慎重な判断が必要です。
【第1位】 × フレンチデピュティ
(複勝率 30.1%, 単勝回収率 47, 複勝回収率 68)
残念ながらワースト1位は、母父フレンチデピュティ。複勝率は標準的ですが、単複の回収率が壊滅的な数値です。血統的な魅力から人気になることもありますが、データ上はその人気に全く応えられていません。最も避けるべき配合と言えるでしょう。
【第2位】 × シンボリクリスエス
(複勝率 38.4%, 単勝回収率 49, 複勝回収率 84)
複勝率は高いですが、単勝回収率49が致命的です。「勝ちきれない」傾向が非常に強く、頭で狙うのは極めて危険。軸としての信頼度は高いかもしれませんが、儲けるという観点からは妙味の薄い配合です。
【第3位】 × Dansili
(複-勝率 45.2%, 単勝回収率 37, 複勝回収率 106)
シンボリクリスエスと似た傾向ですが、さらに極端です。複勝率は非常に高いものの、単勝回収率37は絶望的。「絶対に勝てないが、2,3着には来る」という、非常に扱いの難しい配合です。
【第4位】 × フジキセキ
(複勝率 30.5%, 単勝回収率 78, 複勝回収率 70)
ワースト4位は母父フジキセキ。複勝率が標準レベルなのに対し、回収率が全く伴っていません。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
【第5位】 × ディープインパクト
(複勝率 32.9%, 単勝回収率 50, 複勝回収率 65)
「キンカメ×ディープ」という夢の配合ですが、馬券的には悪夢です。その血統背景から常に過剰人気になり、回収率は壊滅的。典型的な「名前で売れて妙味がない」パターンの代表格です。
③ 穴党必見！一発逆転の「妙味配合」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる！」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれる配合を3つピックアップしました。
【第1位】 × ファルブラヴ
(複勝率 30.0%, 単勝回収率 159, 複勝回収率 84)
このカテゴリの筆頭は、母父ファルブラヴでしょう。複勝率は30.0%と決して高くありませんが、それを補って余りあるのが単勝回収率159という破壊力。まさに「人気薄で勝ち切る」という、穴党が最も好むパターンを地で行く配合です。
【第2位】 × マンハッタンカフェ
(複勝率 27.9%, 単勝回収率 147, 複勝回収率 68)
複勝率が27.9%と明確に低い中で、単勝回収率147は非常に魅力的です。典型的な「来るか来ないか」のタイプですが、来た時の見返りは大きい。条件替わりなどで一発の魅力を秘める配合です。
【第3-位】 × キングヘイロー
(複勝率 35.7%, 単勝回収率 125, 複勝回収率 67)
複勝率は決して低くありませんが、単勝回収率125という数字に注目。勝ち切る時は人気薄、という傾向が強く、複勝での妙味は薄いですが、単勝やアタマ固定の3連単で狙うと面白い配合です。
④ まとめ：配合相手で激変！血統の相性を見抜いて馬券に活かせ！
今回の分析から、キングカメハメハ産駒は、母父馬との配合相手によってパフォーマンスが天国と地獄ほど変わることが明らかになりました。
ネオユニヴァースやBlu Air Forceのような、産駒の能力を最大限に引き出す「黄金配合」。
一方で、フレンチデピュティやディープインパクトのように、相性が悪ければ全く走らない「危険な配合」。
そして、ファルブラヴやマンハッタンカフェのように、特定の条件下で妙味を発揮する「個性派配合」。
これらの「血統の化学反応」を理解することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に取り入れ、血統の奥深い世界を堪能しながら、的中に繋げてください！
騎手
① 総合力で選ぶ！本当に頼れる「黄金タッグ」ベスト5
ここでは「複勝率（安定感）」「単勝回収率（爆発力）」「複勝回収率（妙味）」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「ゴールデンコンビ」をランキング化しました。
【第1位】 大野拓弥騎手
(複勝率 35.9%, 単勝回収率 211, 複勝回収率 120)
文句なしの第1位は、大野拓弥騎手とのコンビです。複勝率35.9%という高い安定感を誇りながら、単勝回収率211、複勝回収率120という、まさにパーフェクトな成績。人気馬はきっちり馬券に、そして人気薄ではとんでもない大穴をあけることを示しています。安定感と妙味を最高レベルで両立させた、究極の「黄金タッグ」です。
【第2位】 レーン騎手
(複勝率 68.2%, 単勝回収率 127, 複勝回収率 139)
短期免許で来日するダミアン・レーン騎手との相性は抜群です。複勝率68.2%という数字は、このコンビが組まれれば3回に2回以上は馬券に絡むという、驚異的な安定感を物語っています。さらに単複の回収率も100を大きく超えており、まさに非の打ちどころがありません。来日した際には、絶対に見逃せないコンビです。
【第3位】 モレイラ騎手
(複勝率 77.3%, 単勝回収率 122, 複勝回収率 104)
「マジックマン」ことジョアン・モレイラ騎手も、キングカメハメハ産駒との相性は最高です。複勝率77.3%は異次元の領域。さらに単複の回収率もプラスと、まさに完璧。レーン騎手と同様、来日時には最優先で狙うべきコンビです。
【第4位】 藤岡佑介騎手
(複勝率 34.5%, 単勝回収率 107, 複勝回収率 96)
このコンビの魅力は、複勝回収率96という高い数値と、単勝回収率が100を超えている点です。安定して上位に来ながら、時折人気薄で勝ち切って高配当を演出してくれます。非常に頼りになる、妙味あふれるコンビです。
【第5位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 42.4%, 単勝回収率 122, 複勝回収率 85)
戸崎圭太騎手とのコンビは、複勝率42.4%という高い安定感と、単勝回収率122という破壊力を兼ね備えています。人気薄の馬でも勝ち切る勝負強さを持っており、関東圏のレースでこのコンビを見つけたら、積極的に狙う価値があります。
② データが警告！避けるべき「危険なコンビ」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険なコンビ」です。たとえ人気でも、これらの組み合わせは慎重な判断が必要です。
【第1位】 斎藤新騎手
(複勝率 21.8%, 単勝回収率 50, 複勝回収率 55)
残念ながらワースト評価となったのは斎藤新騎手とのコンビ。複勝率が21.8%と極端に低く、そもそも馬券に絡む確率が低いのが致命的です。回収率も低く、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
【第2位】 Ｍ．デムーロ騎手
(複勝率 48.2%, 単勝回収率 50, 複勝回収率 72)
複勝率は非常に高いですが、単勝回収率50という低さが見過ごせません。人気馬を勝ちきらせることができず、馬券的な妙味は皆無。典型的な「名前で売れて儲からない」パターンです。
【第3位】 福永祐一騎手
(複勝率 42.0%, 単勝回収率 54, 複勝回収率 69)
デムーロ騎手と同様の傾向にあります。安定感はあっても、馬券で利益を出すという観点からは非常に厳しいと言わざるを得ません。
【第4位】 岩田望来騎手
(複勝率 26.8%, 単勝回収率 68, 複勝回収率 66)
ワースト4位は岩田望来騎手。複勝率が低く、単複の回収率も低い水準にあります。まだ若手であり、これから相性が改善される可能性はありますが、現時点では手が出しにくいコンビです。
【第5位】 岩田康誠騎手
(複勝率 29.2%, 単勝回収率 80, 複勝回収率 66)
岩田康誠騎手も、複勝率の低さと回収率の低さが目立ちます。この産駒との相性はデータ上、あまり良くないようです。
③ 穴党必見！一発逆転の「妙味コンビ」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる！」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれるコンビを3組ピックアップしました。
【第1位】 大野拓弥騎手
(複勝率 35.9%, 単勝回収率 211, 複勝回収率 120)
総合ランキングでも第1位に輝きましたが、その本質は「究極の穴騎手」であることです。単複ともに異常なまでの回収率を誇り、人気薄のキングカメハメハ産駒に騎乗した際は、絶対に見逃してはならない存在です。
【第2位】 田辺裕信騎手
(複勝率 28.6%, 単勝回収率 121, 複勝回収率 64)
このコンビは、まさにこのカテゴリの定義にピッタリです。複勝率は28.6%と決して高くありませんが、単勝回収率が121と素晴らしい数値を記録。「人気薄で勝ち切る」という、穴党が最も好むパターンを地で行くコンビです。
【第3位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 42.4%, 単勝回収率 122, 複勝回収率 85)
総合ランキングでも上位に入りましたが、その根幹にあるのは「人気薄でも勝ち切れる力」です。複勝率が高いので厳密にはこのカテゴリの定義から外れるかもしれませんが、単勝回収率が120を超えているという事実は、穴党にとっても無視できない最大の魅力です。
④ まとめ：騎手との「化学反応」を見抜き、馬券戦略を最適化せよ！
今回の分析から、キングカメハメハ産駒が騎手によってパフォーマンスを大きく変える、非常に「相性」が重要な血統であることが明らかになりました。
- ルメール騎手や川田将雅騎手のような、複勝率は高いが妙味は薄い「鉄板軸タイプ」。
- 外国人騎手や大野拓弥騎手のように、安定感と妙味を完璧に両立させる「万能タイプ」。
- 田辺裕信騎手のように、高配当を運んでくれる「一発長打タイプ」。
- 藤岡佑介騎手や吉田隼人騎手のように、ヒモに加えるだけで配当が跳ね上がる「妙味ヒモタイプ」。
- そして、福永祐一騎手や斎藤新騎手のように、データ上は手が出しにくい「危険なコンビ」。
これらの騎手ごとの「個性」と「相性」を深く理解し、レースの状況に応じて騎手を選択することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に加え、的中に繋げてください！
人気
人気馬（1～4番人気）の動向：平均以上に大活躍！信頼度は極めて高い
まず、レースの主役となるべき1番人気から4番人気の「人気馬」グループです。
結論から言うと、キングカメハメハ産駒レースにおける人気馬の信頼性は、平均データよりも明らかに高く、非常に活躍しています。レースは堅く収まりやすい傾向にあると言えるでしょう。
具体的に見ると、**1番人気の勝率は平均33.5%に対し、キンカメ産駒レースでは35.8%**へと上昇。複勝率も64.7%から66.2%へと上がっています。同様に、2番人気の複勝率は51.9%から54.4%へ、4番人気も33.8%から35.4%へと、軒並み平均を上回っています。
これは、**「キングカメハメハ産駒が上位人気に支持された場合、その人気に応える確率が平均的な馬よりも高い」**ということを意味します。特に1番人気、2番人気の信頼度は抜群で、馬券の軸として非常に頼りになる存在です。
中穴人気馬（5～8番人気）の動向：5番人気が健闘、全体的には不振傾向
次に、馬券の妙味を左右する5番人気から8番人気の「中穴人気馬」グループです。
このグループの動向は、「5番人気だけが平均以上に活躍しており、6番人気以降は平均以下の不振傾向にある」と要約できます。
注目すべきは5番人気です。平均データでは勝率7.1%、複勝率26.7%ですが、キンカメ産駒レースでは勝率9.2%、複勝率はほぼ同等と、勝ち切る確率が明確に上がっています。さらに、単勝回収率98と妙味も十分。
しかし、6番人気、7番人気、8番人気の複勝率は、いずれも平均データを下回っており、馬券的な期待値は低いと言わざるを得ません。
大穴人気馬（9～18番人気）の動向：平均レベルかやや不振、ただし一発大穴の魅力も
最後に、高配当の使者となる9番人気以下の「大穴人気馬」グループです。
結論として、キングカメハメハ産駒レースにおける大穴人気馬は、全体的には平均レベルかやや不振です。しかし、ごく稀にとんでもない大穴をあけるという、特殊な魅力も秘めています。
9番人気、10番人気、11番人気の複勝率は、平均データをわずかに上回るか、下回る程度で、大きな傾向はありません。
しかし、このデータの真骨頂は、その回収率にあります。
- 12番人気：複勝回収率108
- 13番人気：単勝回収率149
- 14番人気：単勝回収率222、複勝回収率112
- 15番人気：複勝回収率110
これらの数字は、**「二桁人気のキングカメハメハ産駒が、常識では考えられないような大穴をあけることが稀にある」**ことを強く物語っています。
【要約】キングカメハメハ産駒レースで勝つための戦略
- 人気馬（1～4番人気）は信頼度が高い：順当な決着が多く、軸馬はここから選ぶのが基本。
- 中穴（5～8番人気）は5番人気に注目：もし穴を狙うなら、勝ち切る確率が上がっている「5番人気」が面白い。6番人気以降は軽視。
- 大穴（9番人気以下）は夢馬券：普段は来ないが、来た時の破壊力は凄まじい。少額でも押さえておくと、とんでもない高配当に巡り会える可能性がある。
総じて、キングカメハメハ産駒が絡むレースは**「上位人気馬が強い順当な決着になりやすいが、ヒモ荒れ、あるいはとんでもない大穴馬が1頭紛れ込むことで、高配当が生まれる」**という非常に特徴的な傾向にあります。馬券を組む際は、人気サイドからの馬券を厚めに買いつつも、12番人気以降の大穴馬を数点ヒモに加える、という戦略が有効となるでしょう。
コース(芝編)
① 場所別での得意・不得意は？
まず、どの競馬場でパフォーマンスが上がるのか、あるいは下がるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 阪神・札幌
この産駒が最も得意とするのは、間違いなく阪神競馬場です。特に芝2000mでは、複勝率41.5%という驚異的な安定感に加え、単勝回収率118、複勝回収率112と、妙味も兼ね備えたパーフェクトな成績を収めています。
次いで得意なのが札幌競馬場。芝1800mでは勝率24.4%、単勝回収率100と勝ち切る力が、芝2000mでは複勝率29.4%、複勝回収率125とヒモ穴としての魅力が光ります。夏競馬では絶対に見逃せない存在です。 - 【苦手な競馬場】 中京・新潟
データ上、明確に苦手としているのが中京競馬場です。芝2000m（単回56/複回62）、芝1600m（単回45/複回72）、芝2200m（単回55/複回67）と、どの距離を走っても回収率が著しく低く、馬券的な妙味は皆無です。
新潟競馬場も鬼門で、芝1800mでは複勝率25.0%、単複の回収率も46/50と壊滅的。この2つの競馬場では、人気でも疑ってかかるべきでしょう。 - 【条件付きで妙味のある競馬場】 東京・京都
- 東京: 芝1800mでは複勝率33.8%、複勝回収率92と安定。芝2400mでは複勝回収率122と、長距離でのヒモ穴として面白い存在です。
- 京都: 芝1600mでは単勝回収率146と、一発の魅力があります。
② 距離別での得意・不得意は？
次に、産駒の根幹的な能力を示す距離適性を見ていきましょう。
- 【得意な距離】 2000mがベスト、マイルもこなすが…
この産駒は、2000mが主戦場と言える、典型的な中距離ホースです。特に阪神・東京の2000mでは、高いパフォーマンスと妙味を両立させています。
**1600m（マイル）**も、複勝率で見れば多くのコースで33%を超えており、距離自体はこなせます。しかし、阪神マイル（複回56）や東京マイル（複回66）のように、主要コースでは人気になりやすく、馬券的な妙味は薄い傾向にあります。 - 【苦手な距離】 1800m（ただし例外あり）
データ上、1800mはやや苦手な傾向にあります。阪神・芝1800m（外回り）では、単勝回収率21、複勝回収率59と壊滅的。札幌や新潟の1800mも回収率が低く、この距離ではパフォーマンスを落とす産駒が多いようです。
ただし、東京の1800mは複勝率・回収率ともに優秀で、コースとの相性が色濃く出る距離と言えるでしょう。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感（複勝率）と妙味（回収率）を総合的に評価し、「本当に狙うべきコース」と「避けるべきコース」を結論付けます。
- 【結論：絶対に買うべきベスト3コース】
- 阪神・芝2000m（単回118/複回112）: 複勝率41.5%という驚異的な安定感に加え、回収率もパーフェクト。これ以上ない「黄金条件」です。
- 札幌・芝2000m（単回92/複回125）: 複勝回収率125は非常に魅力的。夏競馬で3連系のヒモを探すなら、この条件は絶対に見逃せません。
- 東京・芝2400m（単回76/複回122）: こちらも複勝回収率の高さが光ります。長距離戦で人気薄になっていれば、絶好の狙い目です。
- 【結論：原則として消すべきワースト3コース】
- 阪神・芝1800m外（単回21/複回59）: 単勝回収率21は絶望的。同じ阪神でも、2000mとは全くの別物です。
- 新潟・芝1800m外（単回46/複回50）: 全ての数値が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
- 阪神・芝1600m外（単回67/複回56）: 得意なはずの阪神コースでも、マイル戦では人気を裏切るケースが多い「罠」のコースです。
【総括】
キングカメハメハ産駒の馬券を買う際は、「阪神の2000m」を絶対的な軸とし、「夏競馬の札幌」や「長距離戦でのヒモ穴」を狙うのが鉄則です。そして、「中京・新潟競馬場」と「阪神の1800m」では評価を下げることを忘れてはいけません。このシンプルな取捨選択が、あなたの馬券収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
コース(ダート編)
① 場所別での得意・不得意は？
まず、産駒のパフォーマンスが競馬場によってどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 中山・小倉・阪神（2000m）
この産駒が最も得意とするのは、中山競馬場です。特にダート1800mでは、複勝率32.1%と安定しているだけでなく、単勝回収率153と、素晴らしい妙味を誇ります。「キンカメ産駒の中山ダート1800m」は、積極的に狙うべき黄金条件です。
次いで得意なのが小倉競馬場。ダート1700mでは、単勝回収率231、複勝回収率100と、驚異的な数値を記録。夏コクświetlaでの大穴メーカーとして、絶対に見逃せません。
阪神競馬場は、距離によって評価が真っ二つに分かれます。1800mは苦手ですが、2000mになると単勝回収率188、複勝回収率122と、全く別の馬のように激走します。 - 【苦手な競馬場】 阪神（1800m）・京都・札幌
データ上、明確に苦手としているのが阪神・ダート1800mです。出走数が多い主戦場にもかかわらず、単勝回収率43、複勝回収率67と、人気を裏切り続けています。
京都競馬場も鬼門で、1800m、1400m、1900mのいずれも回収率が低迷。
意外にも、パワーが活きそうな札幌競馬場も、複勝回収率が非常に高い一方で、勝ち切れない（単勝回収率33）という極端な傾向が出ており、アタマで狙うのは危険です。
② 距離別での得意・不得意は？
次に、この産駒がどの距離でパフォーマンスを発揮するのか、その本質的な適性に迫ります。
- 【得意な距離】 1700m以上のスタミナ戦、特に1800mがベスト
この産駒のダート適性は、1700m以上の、ある程度のスタミナが要求される距離でこそ発揮されます。
その中でもベストは1800mで、特に中山・中京では高いパフォーマンスと妙味を両立させています。
2000m以上の長距離も得意で、阪神2000mや東京2100mでも高い回収率を記録。距離が延びて人気を落とすようなら、絶好の狙い目となります。 - 【苦手な距離】 1400m以下の短距離戦
データ上、1400m以下の距離は明確な苦手としています。中京・阪神・京都の1400m、中山の1200mなど、主要コースのほとんどで回収率が壊滅的です。スピードが問われる短距離戦では、この産駒の持ち味であるパワーとスタミナが活きないようです。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感（複勝率）と妙味（回収率）を総合的に評価し、「本当に買うべき条件」と「絶対に避けるべき条件」を結論付けます。
- 【結論：絶対に買うべきベスト3コース】
- 小倉・ダ1700m（単回231/複回100）: 複勝率31.5%と高く、単勝回収率は異次元レベル。夏競馬で一攫千金を狙うなら、この条件は絶対に見逃せません。
- 阪神・ダ2000m（単回188/複回122）: 距離延長で人気を落とすここで、この回収率は非常に魅力的。穴党向けの絶好の条件と言えるでしょう。
- 中山・ダ1800m（単回153/複回92）: 複勝率32.1%という安定感に加え、単勝回収率も抜群。最も信頼でき、かつ儲かる王道条件です。
- 【結論：原則として消すべきワースト3コース】
- 中山・ダ1200m（単回20/複回38）: 複勝率・回収率ともに壊滅的。この条件では絶対に手を出してはいけません。
- 中京・ダ1400m（単回42/複回36）: こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 阪神・ダ1800m（単回43/複回67）: 出走数が最も多いにもかかわらず、この回収率は致命的。人気なら迷わず消し、が正解です。
【総括】
キングカメハメハ産駒をダート戦で狙うなら、「1700m以上のスタミナ戦」、特に**「中山・小倉」を鉄則とすべきです。そして、「1400m以下の短距離戦」と「阪神の1800m」では評価を下げる**ことを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたのダート競馬の収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
馬場状態
【芝コース編：道悪は割引が必要、ただし不良馬場に一発あり】
まずは芝コースのデータから。キングカメハメハ産駒は、そのパワフルなイメージとは裏腹に、芝の道悪は基本的に不得手な傾向が見られます。
① 良馬場との比較：馬場が渋るほどパフォーマンスは悪化
- 稍重・重馬場（明確な苦手条件）
良馬場（勝率12.1%）から稍重（勝率8.8%）、重馬場（勝率8.8%）になると、勝ち切れない傾向が顕著になります。複勝率はほぼ変わりませんが、単勝回収率が71から68、48へと急落。これは「人気にはなるが、勝ちきれずに2,3着に敗れる」という、馬券購入者にとっては妙味の薄いパターンです。 - 不良馬場（一発大穴の可能性を秘める特殊条件）
馬場が「不良」まで悪化すると、傾向は一変します。複勝率は36.5%まで跳ね上がり、勝率も15.4%と最高を記録。さらに単勝回収率も102とプラスに転じます。これは「ほとんどの馬は苦戦するが、ごく一部のパワータイプが馬場を味方につけて激走する」ことを示しています。
② 複勝率と回収率での評価（芝コース）
- 【結論：ベストな買い時】
- 芝・良馬場（単回71/複回75）: パフォーマンスが最も安定している基本条件。
- 芝・不良馬場（単回102/複回71）: 単勝での一発を狙うならこの馬場。人気薄なら無条件で押さえるべきです。
- 【結論：原則として消すべき条件】
- 芝・稍重（単回68/複回68）、芝・重馬場（単回48/複回65）: 回収率が示す通り、最も期待値の低い危険な条件。人気なら疑ってかかるのが正解です。
【芝コースの総括】
キングカメハメハ産駒は、**芝コースに関しては「基本は良馬場巧者」**です。稍重・重馬場では評価を下げるべき。ただし、不良馬場に限っては、波乱の立役者となる可能性を秘めており、人気薄の一発に注意が必要です。
【ダートコース編：道悪は大歓迎！馬場が渋れば渋るほど買い】
次にダートコースのデータです。芝とは打って変わって、キングカメハメハ産駒はダートの道悪を大得意としています。
① 良馬場との比較：馬場が渋るほどパフォーマンスは向上
- 稍重（良馬場と同等）
良馬場（複勝率29.9%）から稍重（複勝率29.2%）になっても、パフォーマンスは全く落ちません。回収率もほぼ同等で、問題なくこなせます。 - 重馬場（明確な得意条件）
重馬場になると、パフォーマンスは明確に向上します。勝率が10.6%から14.0%へ、複勝率も29.9%から33.1%へとアップ。回収率も安定しており、絶好の「買い」条件と言えます。 - 不良馬場（勝ち切れないが、妙味はあり）
不良馬場では、複勝率はやや落ちますが、勝率は13.2%と高いレベルを維持。単勝回収率も92と悪くなく、こなせる範囲です。
② 複勝率と回収率での評価（ダートコース）
- 【結論：ベストな買い時】
- ダート・重馬場（単回73/複回89）: パフォーマンスが最も向上する黄金条件。
- ダート・良馬場（単回91/複回90）: 回収率が最も高く、妙味を求めるならこの馬場。
- 【結論：評価に注意が必要な条件】
- ダート・不良馬場（単回92/複回63）: 複勝での妙味は薄れますが、勝ち切る力はあります。
【ダートコースの総括】
キングカメハメハ産駒は、**ダートコースに関しては典型的な「道悪巧者」**です。馬場に水分を含んで時計が速くなると、そのパワーを存分に発揮できます。ダート戦で馬場が渋った場合は、人気に関わらず評価を上げるのが正解です。
【最終結論】芝とダートで評価を真逆に！天候こそが馬券の鍵
キングカメハメハ産駒の馬券戦略は、天候と馬場状態によって、その評価を180度変える必要があります。
- 芝のレースで雨が降ったら…
→ 評価を下げるべき！ ただし不良馬場なら、人気薄の一発大穴に注意。 - ダートのレースで雨が降ったら…
→ 評価を上げるべき！ 特に重馬場は絶好の狙い目。
この「芝なら道悪は消し、ダートなら道悪は買い」というシンプルな法則を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は劇的に改善するはずです。
脚質ラスト３F
逃げ：平均レベルはこなせるが、妙味は薄い
- 複勝率：平均39.1% → 本レース40.3%（得意）
- 回収率：単110/複101と、平均（単209/複138）を大きく下回る。
【解説】
まず、キンカメ産駒がハナを切る「逃げ」の戦法は、複勝率では平均を上回っており、得意と言えます。しかし、注目すべきは回収率の低さです。平均的な逃げ馬に比べて、馬券的な妙味がかなり薄くなっています。これは、「キンカメ産駒の逃げ馬は能力が高いため、人気になりやすく、配当が安い」ことを意味します。信頼はできますが、儲けにくい脚質です。
先行：最も信頼でき、最も儲かる「王道の勝ちパターン」
- 複勝率：平均35.5% → 本レース47.0%（超得意）
- 回収率：単154/複113と、平均（単100/複99）を大幅に上回る。
【解説】
この産駒の**最も信頼でき、かつ最も儲かる勝ちパターンが、この「先行」です。複勝率は平均を10%以上も大きく上回る47.0%という驚異的な数値を記録。つまり、キンカメ産駒が好位でレースを進めれば、約2回に1回は馬券に絡む計算になります。
さらに素晴らしいのが回収率で、単複ともにプラスを記録。これは「先行力があるにも関わらず、過小評価されている馬が多い」ことの証拠。軸馬としても信頼でき、かつ妙味も提供してくれる、まさに「黄金の脚質」**です。
中団：驚くべき万能性！中団からでも勝負になる
- 複勝率：平均20.3% → 本レース29.8%（超得意）
- 回収率：単55/複79と、平均（単57/複71）とほぼ同等。
【解説】
ここに、キングカメハメハ産駒の真の恐ろしさが隠されています。一般的な前残り血統であれば、中団からの競馬は苦手なはず。しかし、キンカメ産駒は中団からでも平均を10%近く上回る、非常に高い複勝率を記録しています。これは、ただ前に行くだけでなく、道中で脚を溜めて、直線でしっかりと脚を使える自在性を持っていることの証拠です。回収率の妙味はありませんが、能力の高さでカバーできることを示しています。
後方：平均よりは走るが、基本的には割引
- 複勝率：平均7.5% → 本レース11.5%（得意）
- 回収率：単28/複41と、平均（単25/複30）と大差ないが、低い。
【解説】
さらに驚くべきことに、「後方」からの追い込みですら、複勝率は平均を上回っています。これは、産駒が持つポテンシャルの高さを示していますが、注意が必要です。絶対的な複勝率は11.5%と低く、回収率も壊滅的です。「平均よりはマシ」というレベルであり、勝ちパターンとは到底言えません。後方からの競馬になる馬は、基本的には割引が必要です。
【結論】キンカメ産駒は『驚異の万能型』！ただし、馬券の王道は『先行』にあり！
今回の分析結果を統合すると、キングカメハメハ産駒の驚くべき本質が見えてきます。
それは、単純な「前残り血統」ではなく、**「全ての脚質を平均以上にこなせる、驚異的な万能タイプ」**であるということです。これは、産駒に高い競走能力と、優れたレースセンスを伝えていることの何よりの証拠です。
ただし、馬券戦略として最も有効なのは、やはりその万能性を支える**「先行力」**を狙うことです。
【最終的な馬券戦略】
- 最優先で狙うべきは「先行馬」：複勝率が最も高く、回収率も驚異的。これぞ王道の勝ちパターン。
- 次に評価すべきは「中団の馬」：平均以上に走れるため、相手として十分な評価が必要。
- 「逃げ馬」は信頼できるが妙味は薄い：頭では狙いにくい。
- 「後方からの馬」は基本的には割引：「平均よりはマシ」なだけで、積極的に買うべきではない。
キンカメ産駒の馬券を検討する際は、まず**「先行できそうか？」を第一に考えてください。そして、もし先行できなさそうでも、「中団からならなんとかなるかも」**という視点を持つことが重要です。この「万能性」を理解することが、キングカメハメハ産駒を攻略する最大の鍵となるでしょう。
- 上がり1位～2位の成績
- 上がり1位：複勝率が平均64.2%に対し、**本レースでは75.0%**と、10%以上も上回っています。
- 上がり2位：複勝率が平均53.3%に対し、**本レースでは62.9%**と、こちらも10%近く上回っています。
- 回収率は、平均データとほぼ同等か、わずかに下回る程度です。
この結果から分かるのは、キンカメ産駒がレースで1～2番目に速い上がりを使えれば、平均的な馬よりもはるかに高い確率で馬券に絡むということです。これは、この産駒が**「他を圧倒するトップクラスの末脚の切れ味」**を持っていることの何よりの証明です。
- 上がり3位の成績
- 複勝率、回収率ともに平均データとほぼ同じか、わずかに上回る程度です。
【結論①】
複勝率が平均を大幅に上回っていることから、キングカメハメハ産駒は**「末脚を生かしたレース」が非常に得意なタイプ**であると断言できます。特に、最速級の上がりを使える馬の信頼度は、他の馬とは比較になりません。
② 上がり中位以下（～5位、6位～）の分析：スタミナ勝負は明確な「苦手分野」
次に、速い上がりを使えなかった馬たちの成績を見ていきます。このデータは、産駒が「スタミナを活かして前で粘るレース」を得意とするかどうかを評価する指標です。
- 上がり～5位の成績
- 複勝率：平均28.5%に対し、**本レースでは32.0%**と、平均を上回っています。
- 回収率：単勝回収率が平均83に対し80、複勝回収率が平均93に対し86と、平均を下回っています。
- 上がり6位～の成績
- 複勝率：平均7.5%に対し、**本レースでは6.7%**と、平均を下回っています。
- 回収率：単勝回収率が平均24に対し12、複勝回収率が平均30に対し21と、壊滅的な数値です。
【解説】
この結果は非常に明確です。キンカメ産駒は、上がりタイムが4位以下になると、馬券的な期待値が急激に低下します。上がり～5位の複勝率こそ平均を上回っていますが、これは産駒全体のポテンシャルが高いためであり、得意とは言えません。特に回収率の悪化は深刻で、これは**「平凡な上がりの脚しか使えない馬が、前で粘り込んで高配当を演出するケースが、平均的なレースよりもはるかに少ない」**ことを意味します。
つまり、キンカメ産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が明確に苦手**であり、速い上がりを使えなければ、好走することは極めて難しいのです。
【結論②】
上がり中位以下の複勝率・回収率がともに低いことから、キングカメハメハ産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が苦手であり、その本質は「末脚を生かすレース」に特化**していると言えます。
【総合評価】結論：キンカメ産駒は、全てを末脚に賭ける「生粋の追い込み血統」！
今回の二つの分析結果を統合すると、キングカメハメハ産駒の驚くべき本質が見えてきます。
それは、**「先行して粘り込むようなスタミナ勝負は不得手。その代わり、レースで上位の上がりさえ使えれば、平均をはるかに超える確率で飛んでくる」という、非常に分かりやすい“末脚特化型”**の血統であるということです。
【最終的な馬券戦略】
この産駒を狙う上で最も重要なのは、**「この馬が、このレースで速い上がりを使える状況にあるか？」**という一点に尽きます。
- 買いの条件
- スローペースが予想され、直線での瞬発力勝負になりそうな時。
- 展開が向いて、直線でスムーズに外に出せそうな時。
- 過去のレースで、常に速い上がりを記録している馬。
- 消しの条件
- ハイペースが予想され、スタミナが問われる消耗戦になりそうな時。
- 前が止まらない馬場状態の時。
- 器用さが求められる小回りコースで、包まれるリスクがある時。
キングカメハメハ産駒の馬券を買う際は、「粘り込み」に期待してはいけません。全てを最後の直線に賭ける、その**「究極の切れ味」**を信じられるかどうか。それが、キングカメハメハ産駒を攻略する最大の鍵となります。
馬体重
① 体重別パフォーマンス：馬格こそ正義！460kg以上が買い
まず、絶対的な馬体重によって、この産駒のパフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【最も成績が良い】 460kg以上の雄大な馬体
この産駒のパフォーマンスは、馬体重と比例して上がっていく傾向が非常に明確です。特に好走率がピークに達するのは、460kg以上のゾーン。中でも460kg～499kgの馬は、複勝率が32%を超え、サンプル数も豊富で最も信頼できる「黄金の馬体」です。キングカメハメハ産駒は、しっかりとした馬格とパワーを武器に走るタイプであり、馬体が大きいことは絶対的な強みと言えます。 - 【最も成績が悪い】 419kg以下の軽量馬
対照的に、419kg以下の小柄な馬は、複勝率が10%台と極端に低く、明らかにパワー負けしている様子がうかがえます。回収率も低く、馬券検討からは大幅な割引が必要です。 - 【特筆すべき穴馬体】 520kg～539kg
ここで注目すべきは、520kg～539kgのゾーンです。複勝率は31.3%と高いレベルを維持しながら、単勝回収率が110とプラスを記録しています。これは**「大型馬で評価されにくいこの体重帯の馬が、人気薄で勝ち切るケースがある」**ことを示しています。高配当を狙う際には、この体重帯の馬の激走に注意が必要です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感（複勝率）と妙味（回収率）を総合的に評価し、「本当に買うべき馬体」を結論付けます。
- 【結論：ベストな馬体重（買いの馬体）】
- 安定感で選ぶなら → 460kg～499kg
好走率が非常に高く、馬券の軸として信頼するならこのゾーンです。 - 妙味（穴）で選ぶなら → 520kg～539kg
高い好走率に加え、単勝での一発長打が期待できる「美味しい」ゾーンです。
- 安定感で選ぶなら → 460kg～499kg
③ 体重増減のパフォーマンス：同体重がベスト！大幅増も勝負気配！
次に、前走からの体重の増減が、パフォーマンスにどう影響するのかを分析します。ここに、陣営の勝負気配を見極めるヒントが隠されています。
- 【体重が減った場合】 悪くはないが、妙味は薄い
「今回減」の馬は、複勝率30.5%と高いレベルを維持しますが、回収率は平凡です。ただし、-10kg～-19kgの馬体減では複勝回収率が93と妙味が出てきます。 - 【同体重の場合】 パフォーマンス・妙味ともに最高！
この産駒の好走サインは、**「同体重」**に明確に表れています。
勝率12.3%、複勝率32.1%と3つのカテゴリの中で最も安定しており、さらに単勝回収率94、複勝回収率90と、妙味も兼ね備えています。前走から馬体を維持できていることが、最高のコンディションにある証と言えるでしょう。 - 【体重が増えた場合】 パフォーマンスは安定も、大幅増は妙味あり
「今回増」の馬は、複勝率29.4%と安定しています。その中で注目すべきは**「+20kg～」の大幅増**の馬です。**勝率14.6%と勝ち切る力を見せ、単勝回収率200という驚異的な数値を記録しています。一般的に嫌われる大幅なプラス体重ですが、キングカメハメハ産駒に関しては「成長分であり、陣営の勝負気配の表れ」**と捉えるべきです。
【総括】キングカメハメハ産駒で勝つための馬体重戦略！
- 基本は「460kg以上の馬格がある馬」を狙え！馬体が大きいほど信頼度アップ！
- 穴を狙うなら「520kg台」の人気薄の一発に注意！
- 体重増減は「同体重」が最高の買いサイン！安定感と妙味を両立！
- 「+20kg以上」の大幅増も、単勝での大穴狙いとして非常に面白い！
- 逆に、「マイナス体重」は割引が必要！
パドックで馬体を見るのが苦手な方でも、馬体重の発表をチェックするだけで、これだけの戦略を立てることができます。ぜひ、この「馬体重の法則」をあなたの馬券検討に活かしてください！
年齢
【Part1：通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
まずは、2歳から8歳までの通年データで、この産駒のキャリア全体を俯瞰してみましょう。
① パフォーマンスの推移：2歳から4歳までが高いレベルで持続、5歳で明確な壁
- 2歳～4歳: ここがキャリアの絶対的なピークです。2歳時の複勝率37.2%は驚異的で、デビュー当初から非常に完成度が高い「早熟タイプ」であることが分かります。その高いパフォーマンスは3歳（複勝率33.6%）、4歳（複勝率34.2%）まで持続し、長きにわたってトップレベルで活躍できる持続力も兼ね備えています。
- 5歳: ここに**明確な「壁」**が存在します。複勝率が23.7%へと急落。勝率も9.1%まで下がり、明らかにパフォーマンスが落ちてくるキャリアの分岐点です。
- 6歳以降: パフォーマンスはさらに下降線をたどり、馬券的には非常に厳しい戦いとなります。ただし、8歳で複勝率が27.6%まで回復するという不思議な現象が見られますが、これはごく一部のタフな古馬によるものです。
② 複勝率と回収率での評価（通年データ）
- 【結論：ベストな買い時】
- 3歳（単回95/複回91）: 2歳時から高いレベルを維持しつつ、回収率が最も優秀。安定感と妙味のバランスが最も取れた**「馬券的なピーク」**です。
- 2歳（複勝率37.2%）: 複勝率が非常に高く、軸としての信頼度は抜群。
- 【結論：原則として消すべき年齢】
- 5歳以降: 5歳になったら「賞味期限」を強く意識すべきです。データ上、パフォーマンスが大きく落ち込むため、よほどの好条件が揃わない限り、手を出さないのが賢明です。
【Part2：月別データで見る詳細な成長曲線】
次に、2歳夏から6歳までのパフォーマンスを、季節ごとに区切った詳細なデータで見ていきましょう。ここに、この産駒の細かなコンディションの波が隠されています。
① パフォーマンスの推移：夏競馬と春競馬に強い！
- 【2歳夏～3歳秋：キャリア最高の黄金期】
この産駒のパフォーマンスは、**2歳夏（7-9月）**に最初のピークを迎えます。複勝率44.5%は全データ中最高。夏競馬でデビューするキンカメ産駒は、絶対に見逃せません。
その後も高いレベルを維持し、**3歳春（4-6月）**には単複回収率104/104、**3歳夏（7-9月）**には単複回収率119/107と、素晴らしい妙味を見せます。クラシックシーズンから夏競馬にかけてが、最も狙い目です。 - 【4歳以降：下降線の中にも狙い目あり】
4歳以降は全体的にパフォーマンスが落ちていきますが、その中でも**春（4-6月）と秋（10-12月）**には、単勝回収率が100を超える妙味のある時期が存在します。 - 【5歳夏以降：明確な衰え】
**5歳夏（7-9月）**以降は、複勝率が20%前後まで落ち込み、回収率も低迷。この時期からの復活は、データ上は非常に厳しいと言えるでしょう。
② 複勝率と回収率での評価（月別データ）
- 【結論：ベストな買い時】
- 3歳・7-9月（単回119/複回107）: 複勝率34.9%と高く、回収率は驚異的。夏の上り馬を狙うなら、この条件は絶対です。
- 3歳・4-6月（単回104/複回104）: クラシックシーズン真っただ中でも、妙味十分。
- 2歳・7-9月（複勝率44.5%）: 複勝率が異常に高く、軸としての信頼度は抜群。
- 【結論：原則として消すべき時期】
- 5歳・7月以降: この時期からパフォーマンスの低下が顕著になります。人気になっている場合は、疑ってかかるのが正解です。
【総合結論】キンカメ産駒は「2～4歳の夏と春にピークを迎える早熟・持続タイプ」
2つのデータを統合すると、この産駒の成長曲線がより鮮明になります。
この産駒は、「2歳時から完成度が高い早熟タイプで、4歳まで高いレベルを維持。特に夏競馬と春競馬でパフォーマンスが上がる。5歳になると明確な壁があり、それ以降は苦戦する」と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「2歳～4歳」の馬を馬券の中心に据える。
- 特に「夏競馬（7-9月）」と「春競馬（4-6月）」は絶好の狙い目。
- 「5歳以降」の馬は、原則として「消し」と判断する。
この「年齢と季節」の法則をあなたの馬券戦略に組み込むことで、より的確な取捨選択が可能になるはずです。
間隔
① 間隔によるパフォーマンスの変化：3週がベスト！2週は危険信号！
まず、キングカメハメハ産駒のパフォーマンスが、レース間隔によってどう変化していくのか、その全体像を捉えましょう。
- 【パフォーマンスが最も高い間隔】 3週
この産駒のパフォーマンスは、**3週（中2週）**の間隔で明確なピークを迎えます。**勝率11.9%、複勝率35.8%**は、全てのカテゴリーの中で突出して高い数値を記録しています。これは、一度レースを使った後、間隔を詰めすぎず、あけすぎずに順調に次走へ向かえた時に、最高のパフォーマンスを発揮できることを示しています。 - 【パフォーマンスが上がる間隔】 4週、5～9週
3週に次いで安定しているのが4週（中3週）と5～9週の間隔で、いずれも複勝率は32.1%と高いレベルを維持します。ある程度間隔をあけて、じっくりと調整された方が良いタイプです。 - 【パフォーマンスが下がる間隔】 2週と10週以上の休み明け
この産駒にとって、パフォーマンスが明確に下がる危険なローテーションが存在します。- 2週（中1週）: 複勝率23.9%、単勝回収率30と、全ての数値が低迷します。間隔を詰めて使うローテーションは、この産駒には合わないようです。
- 10週以上の休み明け: 10～25週（複勝率27.7%）、半年以上（複勝率25.4%）と、休み明けの成績は振るいません。「鉄砲駆け」は期待できず、叩き良化型であることがうかがえます。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感（複勝率）と妙味（回収率）を総合的に評価し、「本当に買うべきローテーション」と「避けるべきローテーション」を結論付けます。
- 【結論：ベストな買い時】
- 3週（単回66/複回88）: パフォーマンスが最も高く、複勝回収率も優秀。文句なしの**「黄金のローテーション」**です。
- 5～9週（単回104/複回87）: 複勝率は高いレベルで安定し、かつ単勝回収率が100を超えています。妙味を求めるなら、この間隔がベストです。
- 連闘（単回326/複回127）: 複勝率は低いですが、回収率が異常値。ごく稀に、調子の良い馬が人気薄で激走する「大穴パターン」です。
- 【結論：原則として消すべき危険なローテーション】
- 2週（単回30/複回62）: パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値が最も低い間隔。人気なら迷わず消し、が正解です。
【叩き良化型の教科書！】キンカメ産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ？
次に、「休み明け何戦目」でパフォーマンスがピークに達するのかを分析します。ここに、キングカメハメハ産駒のコンディションの波を見極める鍵が隠されています。
① パフォーマンスの推移：明け3戦目がピーク！使い減りしないタフさも
この産駒は、一度休養を挟むと、レースを使いながら徐々に調子を上げていく、典型的な**「叩き良化型」**です。
- 明け2戦目: 休み明け初戦を叩かれた次のレースですが、複勝率29.9%と、まだ本調子とは言えません。しかし、複勝回収率は88と悪くなく、変わり身は見せます。
- 明け3戦目: ここでパフォーマンスが明確なピークに達します。**勝率13.0%、複勝率32.9%**と、全てのカテゴリーの中で最も高い好走率を記録。単勝回収率も102とプラスに転じ、安定感と妙味の頂点と言えます。
- 明け4戦目以降: ピークである3戦目を境に、パフォーマンスはやや下降しますが、5戦目でも複勝率30.3%を記録するなど、高いレベルを維持します。使い減りせず、一度上がった調子を持続できるタフさも、この産駒の魅力です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感（複勝率）と妙味（回収率）を総合的に評価し、「本当に買うべきタイミング」を結論付けます。
- 【結論：ベストな買い時（黄金のタイミング）】
- 明け3戦目（単回102/複回82）: パフォーマンスと妙味が完璧に噛み合った、文句なしの絶好の狙い目。このタイミングの馬を見つけたら、最上位の評価を与えるべきです。
- 明け5戦目（単回63/複回93）: 再びパフォーマンスが向上し、特に複勝での妙味が増します。ヒモ穴として非常に面白い存在です。
- 【結論：評価に注意が必要なタイミング】
- 明け2戦目（単回75/複回88）: 複勝回収率は高いですが、まだ勝ち切れないケースも多い。軸よりはヒモ向きかもしれません。
【総括】
キングカメハメハ産駒のローテーション戦略は、**「3週間隔がベスト。休み明けや中1週は苦手。典型的な叩き良化型で、特に3戦目に明確なピークを迎える。その後も大きく崩れないタフさも併せ持つ」**と要約できます。この法則を頭に入れて、馬券検討に臨んでみてください。
馬番
内枠（1～4番）：平均を大幅に上回る、絶対的な得意ゾーン！
- 複勝率：
- 1番：平均24.1% → 本レース29.0%（得意）
- 2番：平均25.4% → 本レース31.5%（超得意）
- 3番：平均23.4% → 本レース32.9%（超得意）
- 4番：平均25.0% → 本レース37.4%（超得意）
- 回収率：
- 3番（単102）を除き、全体的に回収率は平均レベルかやや下回る程度。妙味は薄いですが、安定感は本物です。
【解説】
キングカメハメハ産駒は、内枠（1～4番）を絶対的な得意ゾーンとしています。すべての馬番で複勝率が平均を5%～12%も大きく上回っており、内枠に入った際の安定感は他の馬とは比較になりません。特に**4番枠は複勝率37.4%**と驚異的な数値を記録。器用に立ち回れる産駒が多く、インコースでロスなくレースを進めるのが非常に上手いことの証拠です。
中枠（5～12番）：枠による有利不利が明確なゾーン
- 複勝率：
- 5番～7番、9番～10番、12番は平均を大きく上回る得意な枠です。
- 8番、11番は平均をわずかに上回る程度で、特筆するほどの得意ゾーンではありません。
- 回収率：
- 7番（複109）は、複勝での妙味が光ります。
- 他の枠は軒並み低く、馬券的な妙味は薄い傾向にあります。
【解説】
中枠（5～12番）も、全体的に平均を大きく上回る得意なゾーンですが、その中でも**7番枠は複勝率37.3%**と、内枠の4番に匹敵する素晴らしい成績を誇ります。
しかし、8番枠と11番枠ではパフォーマンスがやや落ちる傾向が見られ、中途半端な枠で他馬に揉まれる展開を嫌うのかもしれません。
外枠（13番～18番）：平均レベルか、それ以下。明確な割引ゾーン
- 複勝率：
- 13番～17番は平均を上回っていますが、内・中枠ほどの信頼度はありません。
- 18番は平均を大きく下回る苦手な枠です。
- 回収率：
- 14番（単183/複149）、15番（単136/複104）は、単複ともに驚異的な回収率を記録しています。
【解説】
外枠（13番～18番）は、内・中枠に比べると、明らかにパフォーマンスが落ちます。複勝率が平均を上回っている枠もありますが、これはキンカメ産駒全体のポテンシャルが高いためであり、この産駒の得意条件とは言えません。特に18番枠は複勝率6.7%と壊滅的で、データ上は「死に枠」に近いです。
ただし、14番、15番は、複勝率は低いものの、回収率が異常値。これは、「外枠の不利で人気を落とした実力馬が、能力でねじ伏せて好走する」というパターンが時折あるためと考えられます。
【複勝率での総合評価】結論：キンカメ産駒は断然「内枠」有利！
複勝率だけで総合的に評価すると、キングカメハメハ産駒の得意な枠は非常に明確です。
- 内枠（1～4番）：平均複勝率24.5% → 本レース平均32.7%（+8.2%）
- 中枠（5～12番）：平均複勝率22.9% → 本レース平均30.4%（+7.5%）
- 外枠（13～18番）：平均複勝率17.9% → 本レース平均21.0%（+3.1%）
この比較から、内枠のパフォーマンスが突出して高く、外に行くにつれて有利性が薄れていくという傾向がはっきりと読み取れます。キングカメハメハ産駒の能力を最大限に発揮できるのは、間違いなく**「内枠」**なのです。
【総括】
キングカメハメハ産駒の枠順戦略は、**「内枠を引いたら絶対的な買い。中枠も得意だが、外枠は割引が必要。ただし、14番・15番枠の人気薄には一発大穴の魅力がある」**と要約できます。キングカメハメハ産駒は、馬群の中で器用に立ち回り、インコースをロスなく進むことを得意としているのでしょう。枠順が出た際は、ぜひこの傾向を思い出して、予想に役立ててください。
【偶数・奇数で差はあるか？】データが示す、キンカメ産駒の「有利な馬番」とは？
まず、キングカメハメハ産駒が、偶数番と奇数番のどちらでより高いパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
結論から言えば、わずかな差ではありますが、データ上は「偶数番」が有利です。
- 複勝率（安定感）の比較
- 偶数番：30.3%
- 奇数番：30.0%
- 回収率（妙味）の比較
- 単勝回収率：偶数番 83 vs 奇数番 81
- 複勝回収率：偶数番 82 vs 奇数番 76
【考察】
この差が生まれる要因としては、一般的に言われる**「偶数番は後入れのため、ゲート内で待たされる時間が短く、スタートを決めやすい」**というセオリーが、キングカメハメハ産駒にも当てはまっていると考えられます。スタートで出遅れるリスクが減ることで、持ち味である先行力をスムーズに活かしやすくなり、結果として好走率と複勝回収率の向上に繋がっているのでしょう。
【結論】
この産駒の馬券を買う際は、同じような能力の馬で迷ったら**「偶数番」の馬を上位に取る**、というシンプルな戦略が有効かもしれません。
【大外枠は買いか？消しか？】平均データとの比較で暴く、キンカメ産駒の真実
次に、多くの競馬ファンが頭を悩ませる「大外枠」について、キングカメハメハ産駒が本当に得意なのかを、競馬全体の平均データと比較して徹底解剖します。
結論から言えば、キングカメハメハ産駒にとって「大外枠」は、平均的な馬よりもはるかに走る「得意」な条件です。ただし、その真価は「勝ち切る」ことではなく、「2,3着に来て高配当を演出する」点にあります。
- 複勝率（安定感）の比較
- 平均データ（大外）：22.2%
- キンカメ産駒データ（大外）：30.9%
- 回収率（妙味）の比較
- 単勝回収率：平均 66 → キンカメ産駒 53
- 複勝回収率：平均 68 → キンカメ産駒 99
しかしその一方で、複勝回収率は99と、平均を30ポイント以上も上回る驚異的な数値を記録しています。これは、人気薄のキングカメハメハ産駒が大外枠から2,3着に食い込み、複勝や3連系のヒモとして非常に美味しい配当を提供しているケースが多いことを示しています。
【考察】
キングカメハメハ産駒は、ポテンシャルが高いために大外枠でも能力を発揮できます。しかし、勝ち切るまでには至らないケースが多く、その分、複勝圏内での妙味が非常に大きくなっているのでしょう。他馬に揉まれずスムーズに追走できる大外枠は、この産駒の能力を引き出しやすい舞台と言えます。
【総括】
キングカメハメハ産駒が大外枠を引いた際は、**「アタマでは狙いにくいが、ヒモ穴としては最高の存在」**と判断すべきです。単勝や馬連の軸にするのは危険ですが、3連複やワイドの相手として加えるだけで、高配当を掴むチャンスが大きく広がります。大外枠の人気薄キングカメハメハ産駒は、絶対に見逃してはならない「お宝馬」です。
