横山典弘騎手特徴 芝編

騎手特徴

横山典弘騎手 データ 芝編(2016年~2025年)

調教師

1. 黄金コンビ降臨!総合力ベスト5

複勝率・単複回収率ともに高い水準で、馬券的信頼度と爆発力を兼ね備えたトップ5です。

第1位:(栗)武幸四郎

複勝率42.9%・単回137・複回103という圧倒的な数値を叩き出しています。出走数は少ないものの、複勝率4割超えで回収率も100%を超えており、このコンビが出てきたら「即買い」レベルの信頼度と言えます。

第2位:(栗)安田翔伍

複勝率36.1%・単回147・複回84と、勝負強さが際立ちます。特に単勝回収率の高さは、横山騎手らしい思い切った騎乗が勝利に直結している証拠であり、単系の馬券で積極的に狙いたいコンビです。

第3位:(栗)松永幹夫

複勝率34.3%・単回93・複回75と、非常にバランスの取れた安定感を誇ります。分母も169戦と多く、長きにわたって高い水準を維持している「計算できる」実力派コンビです。

第4位:(栗)鈴木孝志

複勝率36.0%・単回78・複回76。安田翔伍師や松永幹夫師に並ぶ複勝率をマークしており、常に3頭に1頭は馬券内に持ってくる確実性があります。

第5位:(美)鹿戸雄一

複勝率34.8%・単回75・複回73。関東の有力厩舎とのコンビでも安定した成績を残しており、人気サイドでも確実に仕事をこなす傾向が見て取れます。


2. 要注意!期待値低迷ワースト5

複勝率・回収率ともに低く、人気を背負っている場合は疑ってかかるべき組み合わせです。

第1位:(栗)須貝尚介

複勝率25.0%・単回29・複回65。複勝率は決して低すぎませんが、単勝回収率29は深刻です。勝ち切るまでのパンチ力に欠け、馬券的な妙味は薄いと言わざるを得ません。

第2位:(美)村田一誠

複勝率28.6%・単回48・複回63。全体的に低調な数値で推移しており、現在のデータ上では積極的に推奨できる要素が見当たりません。

第3位:(美)萩原清

複勝率27.8%・単回53・複回46。特に複勝回収率の低さが目立ちます。横山騎手の技術をもってしても、この厩舎とのコンビでは配当的な期待値が上がりきらない傾向にあります。

第4位:(栗)本田優

複勝率20.0%・単回35・複回69。今回抽出されたデータの中でも複勝率20%は最低クラスであり、コンビとしての相性に疑問が残ります。

第5位:(美)国枝栄

複勝率23.1%・単回118・複回44。単勝回収率は高いものの、複勝回収率44は「勝つか、それ以外(4着以下)か」という極端な傾向を示しています。軸としての信頼度は低いタイプです。


3. 穴党必見!低複勝率・高回収率ベスト3

確率は低くとも、当たればデカい。「一発」の魅力を秘めた戦略的ランキングです。

第1位:(美)金成貴史

複勝率は24.3%と低めながら、単勝回収率118・複勝回収率84をマーク。人気薄での激走が期待できる組み合わせであり、単勝やワイドの相手に忍ばせるのが定石です。

第2位:(美)和田勇介

複勝率は28.6%ですが、複勝回収率が95と非常に優秀です。勝ち切る率は低い(単回26)ものの、3着以内に突っ込んでくる穴馬としての期待値はトップクラスです。

第3位:(栗)安田隆行

複勝率28.1%・単回109・複回77。複勝率3割を切っていますが、単勝回収率が100を超えており、単勝狙いの「一撃」があるコンビとして注目です。


4. 総合評価:横山典弘の「芝」における立ち回り

横山典弘騎手の芝における傾向を総括すると、**「栗東厩舎、特に若手・中堅師との相性の良さ」**が顕著に表れています。

武幸四郎厩舎や安田翔伍厩舎といった、自由度の高い騎乗を許容するであろう厩舎において、彼の真骨頂である「独創的なコース取り」や「ペース判断」が回収率として実を結んでいます。一方で、戦前から注目されるような関東のベテラン厩舎(国枝厩舎など)では、単勝の爆発力はあるものの、安定感(複勝率・複勝回収率)を欠く傾向にあります。

馬券戦略としては、**「武幸四郎・安田翔伍とのコンビは鉄板級、金成・和田厩舎なら穴で一考」**というスタンスが、最も効率良く利益を上げるルートと言えるでしょう。

馬齢

横山典弘騎手 芝・馬齢別パフォーマンス分析レポート

横山典弘という騎手を語る上で、馬の年齢は「勝負のフェーズ」を見極める最大の指標です。単なる統計を超えた、馬券の急所を考察します。

1. パフォーマンスの騰落:教育の「種まき」と「収穫」のサイクル
パフォーマンスが急上昇する「3歳夏から4歳春」

データから明らかなのは、3歳夏(7-9月)を境にパフォーマンスが劇的に「上がる」ことです。3歳前半までは勝率9%台、単勝回収値も40〜60台と低迷していますが、3歳夏以降は勝率15%を安定して超えるようになります。 特に**「4歳・1-3月」**は、勝率16.2%、連対率30.3%、複勝率39.4%と、全期間を通じての絶対的なピーク。横山騎手が若駒時代にじっくりと教え込んできた「我慢」や「折り合い」が、古馬との混合戦で完全に結実するタイミングです。

パフォーマンスが下降する「4歳秋以降」

逆に、4歳後半(7-9月以降)からはパフォーマンスが目に見えて「下がる」傾向にあります。4歳初頭に30%を超えていた連対率は10%台まで急落し、5歳以降は勝率が1桁台で固定されます。 「馬が完成しきった後」や「加齢による衰え」が始まる時期においては、彼の独創的な騎乗をもってしても勝利をもぎ取るハードルが非常に高くなっていることが分かります。

2. 複勝率と回収率が示す「真の買い時」と「隠れた罠」
複勝率39%・単勝回収値104:4歳初頭は「鉄板」

馬券的な信頼度と期待値が最も高いのは、間違いなく**「4歳・1-3月」**です。 複勝率39.4%という安定感に加え、単勝回収値が100を超えている点は特筆に値します。この時期の横山騎手は「勝てる馬で、確実に勝つ」精度が極めて高く、人気馬であれば軸、伏兵であれば単勝勝負という、攻守両面で隙のない運用が可能です。

3歳1-3月の「期待値トラップ」に注意

反対に、3歳前半(1-3月)は非常に危険なデータが出ています。 複勝率は28.2%と決して悪くありませんが、単勝回収値46・複勝回収値57という数字は、人気の割に全く期待に応えられていないことを意味します。これは、春のクラシックを見据えて「賞金加算よりも教育」を優先し、極端な後方待機などを試みる時期であるためです。この時期の「ノリさんの人気馬」は、馬券的には最も疑うべき存在と言えます。

8歳馬で見せる「老獪な複勝マジック」

高齢馬(5歳以降)は勝率が低く、単勝回収値も芳しくありません。しかし、「8歳馬」の複勝回収値91という数字には注目です。 勝ち切るエネルギーは残っていなくても、人気薄のベテラン馬を最内強襲や死んだふりから3着以内に滑り込ませる技術は健在です。高齢馬で横山騎手を狙うなら、単勝は捨てて「複勝・ワイドのヒモ穴」に徹するのが正解です。

3. プロの結論:馬齢に応じた戦略的アプローチ

総合的に評価すると、横山典弘騎手との付き合い方は以下の3段階に集約されます。

教育期間(2歳〜3歳春)

期待値は最低。人気でも過信せず、次走のための「試走」と割り切る。

勝負期間(3歳夏〜4歳春)

信頼度・期待値ともに最高。ここが唯一の「単勝勝負」ポイント。

晩年期間(5歳以降)

勝率は低いが、特定の四半期(6歳夏など)や高齢馬(8歳)で複勝回収値が跳ねる。激走を待つ「ヒモ穴」として活用する。

このように、馬の成長曲線と横山騎手の騎乗スタイルがシンクロする「4歳春」までを全力で買い、それ以降はテクニカルな穴狙いに切り替えるのが、芝コースにおける必勝パターンです。

総括:横山典弘×馬齢の戦略的活用法

横山典弘騎手の芝におけるパフォーマンスを総括すると、**「4歳の旬を全力で買い、高齢馬は複勝の穴、若駒は静観」**という3段構えの戦略が浮かび上がります。

  1. 勝負期(3歳後半〜4歳春): ここが回収率の稼ぎどころです。単勝100%超えを狙い、強気に攻める時期です。
  2. 穴狙い期(6歳〜8歳): 勝ち切りは期待せず、複勝回収値90超えを狙ったヒモ穴・激走期待のフェーズです。特に夏場のベテラン馬での手綱捌きに注目。
  3. 教育期(2歳〜3歳春): 数字上の期待値は最低。人気馬に乗っていても、次走のための試走と考えて、馬券的には一歩引いた視点が必要です。

この馬齢による劇的な成績の変化を理解しておくことで、無駄な不的中を避け、彼が「本気で勝ちに来る瞬間」を正確に射抜くことができるはずです。

斤量

斤量から読み解く勝負気配の正体:軽斤量での驚異的勝負強さ

横山騎手の斤量別データを見ると、特定の条件下でパフォーマンスが爆発する一方で、ボリュームゾーンでの期待値が低いという、非常に尖った特徴が見て取れます。

1. パフォーマンスの騰落:53kg以下で見せる「本気度」
パフォーマンスが激増する「51.5~53kg」

データの中で最も注目すべきは**「51.5~53kg」**のレンジです。 勝率17.7%は、彼の芝における全ボリュームゾーンの中で突出して高く、次点(55.5~57kgの9.8%)にダブルスコア近い差をつけています。この斤量帯は通常、牝馬の限定戦やハンデ戦の軽量馬が該当しますが、ここでこれだけの勝率を叩き出しているのは、減量苦のないベテランが「わざわざ軽い馬に乗る」際の勝負気配の強さを物語っています。

パフォーマンスが停滞する「53.5~55kg」と「57.5kg以上」

逆に、最も騎乗数が多い**「53.5~55kg」の勝率は8.7%まで低下します。ここは3歳未勝利や条件戦の標準的な斤量ですが、分母が多い割にパフォーマンスが上がらない「停滞ゾーン」と言えます。 また、「57.5~59kg」**の重い斤量を背負うと、複勝率が22.8%まで下落。パワーを要する過酷な斤量下では、彼の「馬の行く気に任せる」スタイルが、勝ち切るまでのエネルギー不足に繋がっている可能性があります。

2. 複勝率と回収率が示す「効率的な投資先」
単勝回収値97・複勝回収値86の「51.5~53kg」

最も馬券効率が良いのは、やはり**「51.5~53kg」**です。単勝回収値97は、ほぼベタ買いでも利益が出る水準。 「ノリさんが軽ハンデ馬に乗ってきた」というだけで、その馬の能力以上のパフォーマンスを引き出し、配当妙味も維持していることが分かります。人気薄での激走も多く、単複ともに軸として最も信頼できるゾーンです。

複勝率37.5%の極軽量「49.5~51kg」

サンプル数は8戦と少ないものの、**「49.5~51kg」**の超軽斤量では、勝率こそ0%ですが複勝率は37.5%と非常に高くなっています。 勝ち切るパワーには欠けるものの、軽量を活かしてスイスイと3着以内に粘り込むシーンが想像できます。人気薄であればワイドや三連複のヒモとして、無視できない期待値(複回77)を維持しています。

最多騎乗ゾーン「53.5~55kg」の期待値の低さ

一方で、**「53.5~55kg」**は単勝回収値59、複勝回収値65と、今回抽出したデータの中で最低水準です。 ここは前述した「教育期」の3歳馬などが集中する斤量帯であり、無理をさせない騎乗が多発するため、馬券的な期待値は極めて低くなります。人気馬に乗っていても、この斤量帯では疑ってかかるのがブロガー的視点での正解です。

3. 結論:斤量別・横山典弘攻略の黄金律

総合的に評価すると、横山典弘騎手の馬券的価値は「斤量の軽さ」に直結しています。

鉄板の「軽量狙い」

53kg以下の馬に騎乗した際は、厩舎側も「この斤量なら横山典弘の技術で勝負になる」と踏んで依頼しているケースが多く、パフォーマンスが跳ね上がります。特に単勝の狙い目はここ一点に集約されます。

標準斤量の「静観」

53.5〜57kgの標準的な斤量帯では、騎乗数は多いものの回収率は低迷します。ここでは無理に軸にせず、展開や調教データなど他の要素を重視すべきです。

重斤量の「軽視」

57.5kg以上では、勝負どころでの加速力に斤量が影響し、複勝率が低下します。人気を背負っている場合は、過信禁物のサインです。

「軽斤量のノリさんは、教育を終えた勝負の証」。この視点を持つだけで、芝コースにおける彼の馬券収支は劇的に改善するはずです。

馬体重

馬体重別データから導き出す「走る馬」の法則

馬の馬格(サイズ)と、当日の体調を示す増減。横山騎手においてこれらは「教育か、勝負か」を判別する重要なフィルターとなります。

1. パフォーマンスが最大化する馬格:大型馬こそノリさんの真骨頂
ベスト成績:500kg〜519kgの「パワータイプ」

データ上、最もパフォーマンスが良いのは500kg〜519kgのレンジです。勝率12.9%は全ボリュームゾーンでトップであり、単勝回収値も111と驚異的な数値を叩き出しています。 横山騎手の「馬の自走に任せる」騎乗は、スピードを維持するパワーがある大型馬で最も威力を発揮します。500kgを超える馬に彼が跨った時は、まさに「勝負の舞台」が整ったと見て間違いありません。

ワースト成績:420kg未満の「軽量馬」

逆に、420kg未満の馬ではパフォーマンスが極端に下がります。400kg〜419kgでは勝率4.9%、複勝率11.5%と低迷し、400kg未満に至っては複勝圏内すら一度もありません。 軽量馬特有の非力さが、彼の「溜めてキレさせる」あるいは「ゆったり運ぶ」スタイルにおいて、物理的なパワー不足として直結してしまっていると考えられます。

2. 複勝率と回収率の相関:安定の480kg台、爆発力の500kg超
複勝率トップ:520kg〜539kgの安定感

複勝率だけで見れば、520kg〜539kgの30.6%が最高値です。さらに、メインボリュームである480kg〜499kgも複勝率29.2%と非常に安定しています。 「しっかりとした馬格のある馬」においては、3回に1回近い確率で馬券圏内に持ってくるという、ベテランらしい確実性が見て取れます。

回収率の「異常値」:500kg台の爆発力

回収率に注目すると、500kg〜519kgの単勝回収値111が際立っています。 多くのファンは「大型馬=大味」と考えがちですが、横山騎手はこのクラスの馬を器用に立ち回らせ、人気以上の勝利をもぎ取っています。単勝勝負なら500kg以上の馬、軸としての安定感なら480kg以上の馬という使い分けが、馬券攻略の鍵です。

3. 増減の真実:プラス体重こそが「覚醒」のサイン
驚異の「+4kg〜+9kg」:成長と充実の証明

馬体重の増減別で最もパフォーマンスが上がるのは、**「+4kg〜+9kg」**の増加時です。勝率13.5%、連対率23.4%、複勝率31.9%といずれも高水準で、単勝回収値100・複勝回収値80と期待値もトップクラス。 一般的には「太目残り」と敬遠されがちなプラス体重ですが、横山騎手にとっては「馬の成長」や「ゆとりある仕上げ」がプラスに働いています。

比較考察:増・減・同それぞれの傾向
  • 今回増(勝率10.5% / 単回79): 全体的にパフォーマンスが高く、特に成長期の馬がプラス体重で出てきた時は、彼の「教え」が実を結ぶ瞬間です。
  • 同体重(勝率11.4% / 単回69): 勝率は高いものの、回収率は低め。状態維持はできていますが、上積み(爆発力)という点ではプラス体重に一歩譲ります。
  • 今回減(勝率9.0% / 単回61): 勝率・回収率ともに3パターンの中で最低。マイナス体重での出走は、彼が大切にする「馬の活気」が削がれている可能性があり、評価を下げるべき指標です。
  • 特注:今回減の複勝回収値76: 勝率は低いですが、複勝回収率は76と健闘。絞り込まれた馬で「勝てずとも3着に粘り込ませる」老獪な技術が反映されています。

結論:横山典弘×大型馬×プラス体重=最強の勝負気配

今回の分析を総括すると、横山典弘騎手の馬券的最適解は以下のようになります。

単勝狙い

500kg〜519kgの馬が、前走比+4kg〜+9kgで出てきた時。 これは馬のパワーが最大化し、かつ充実期にある証拠。ノリさんが最も「勝てる」と判断するコンディションです。

複勝・ヒモ狙い

480kg以上の馬がマイナス体重で出てきた時。 勝ち切る勢いはなくとも、ベテランの技術で複勝圏内に持ってくる期待値が高まります。

消しの判断

420kg未満の軽量馬。 物理的な馬格不足は、現在の横山騎手のスタイルでは克服しづらい壁となっています。

「馬格のある馬を、ゆとりある仕上げで勝たせる」。このパターンさえ押さえておけば、芝における横山騎手の攻略は完了したも同然です。

馬番

横山典弘 芝・馬番別パフォーマンス分析:枠順に潜む勝負の鉄則

芝コースにおいて、コース取りの魔術師である横山騎手がどの馬番でその真価を発揮するのか。平均的な数値との乖離から、その「得意度」を判定します。

1. 内番(1〜4番):【得意度:最高】

平均データと比較して、圧倒的なパフォーマンスを誇るのが内枠です。

1番・2番の「内枠無双」

平均の複勝率が24〜25%程度であるのに対し、横山騎手は1番で35.7%、2番にいたっては36.9%という驚異的な数値を叩き出しています。特に2番の複勝回収値123は特筆すべきで、内枠をロスなく立ち回らせ、人気に関わらず馬券圏内に持ってくる技術は現役屈指です。3番・4番ではやや落ち着くものの、総じて「内枠のノリさんは買い」という鉄則が成立します。

2. 中番(5〜12番):【得意度:得意】

中枠でも平均を大きく上回る安定感を見せています。

11番のピンポイント激走

5番(複勝率29.0%)や11番(同30.7%)など、特定の馬番で平均(19〜23%)を10%近く上回る傾向があります。馬群の中でじっくりと脚を溜める騎乗スタイルが、このあたりの馬番で最もバランス良く機能していると言えます。極端な苦手番もなく、中枠であれば平均以上の期待を持って軸に据えることができます。

3. 外番(13〜18番):【得意度:苦手】

意外にも、外枠に入るとパフォーマンスが平均を下回る「苦手ゾーン」へと突入します。

外枠での「不振」と「死んだふり」

14番(複勝率14.1%:平均19.1%)や17番(同11.1%:平均15.8%)など、平均よりも大きく数字を落とす傾向にあります。外枠から距離ロスを嫌い、極端に控える騎乗(ポツン)が裏目に出やすい、あるいは最初から勝負を捨てて次走への教育に切り替えるケースが多いためと推測されます。外枠の横山騎手は、過信禁物のサインです。

4. 総合評価:複勝率から見る「ベスト・オブ・馬番」

内番・中番・外番を複勝率で総合比較した結果は以下の通りです。

  1. 内番(1〜4番):複勝率 約31.5%(平均を大きく上回る最高ランク)
  2. 中番(5〜12番):複勝率 約26.5%(平均を上回る安定ランク)
  3. 外番(13〜18番):複勝率 約15.9%(平均を下回る要注意ランク)

結論として、横山騎手は**「内枠であればあるほど、平均を凌駕する魔術を発揮する」**という明確な内枠得意派です。


奇数番 vs 偶数番:ゲート先入りの影響

横山騎手のデータには、ゲート入りの順番による興味深い差が存在します。

奇数番の「積極性」と「勝利への執念」

勝率(10.1%)および複勝率(27.6%)の両面において、「奇数番(先入り)」の方が有利という結果が出ています。 偶数番(後入り)の方が勝率9.0%、複勝率25.2%とやや控えめであり、待たされる時間の長い奇数番の方が、かえって馬にスイッチを入れやすい、あるいは彼自身の集中力が研ぎ澄まされる傾向があるのかもしれません。単勝回収値は偶数の方が高い(75)ため、偶数番は「当たれば単勝」、奇数番は「安定の複勝」という使い分けが有効です。


大外枠の得意度:【得意度:得意(複勝限定)】

各レースの最も外側の枠である「大外」に関する比較です。

大外の死んだふりからの一撃

平均データの大外複勝率が22.2%であるのに対し、横山騎手は**26.0%**と平均を大きく上回ります。 外番全体(13〜18番)では苦戦していましたが、一番外の「大外」に限定すると、連対率19.2%(平均14.8%)と非常に優秀な数字に跳ね上がります。これは、被されるストレスのない大外から、彼独自のペース判断で一気に追い込む、あるいは最後方から最短距離を狙うといった「極端な策」がハマりやすいためと考えられます。 ただし、単勝回収値は50と低く、複勝回収値も60に留まるため、「人気以上の着順には持ってくるが、馬券的な旨みはそこまで大きくない」という、玄人好みの期待値となっています。

脚質ラスト3F

横山典弘 芝・脚質戦略&上がり3F(末脚)徹底攻略

横山典弘騎手の芝における脚質・上がり3Fデータを、一般平均と比較してその有効性を解き明かします。「魔術師」がどのポジションで、どのような脚を使った時に馬券が「買い」になるのか、その核心に迫ります。

1. 脚質別戦略の有効度:全脚質で「平均超え」の驚異

横山騎手の特筆すべき点は、すべての脚質において複勝率が平均を上回っていることです。彼がいかに馬の資質を最大限に引き出しているかが分かります。

逃げ:【平均より高い:有効】
  • 複勝率 42.0%(平均 39.1%)
  • 単勝回収値 131 / 複勝回収値 132 平均を大きく上回る有効な戦略です。特筆すべきは回収率の高さで、単複ともに130を超えています。彼の逃げは「ただ逃げる」のではなく、絶妙なペース配分で人気薄を粘り込ませるため、馬券的妙味が非常に高いです。
先行:【平均より高い:有効】
  • 複勝率 38.9%(平均 35.5%)
  • 連対率 29.7%(平均 24.6%) こちらも非常に有効です。連対率が平均より5%以上高く、前々で運んだ際の安定感は現役屈指です。
中団:【平均より高い:有効】
  • 複勝率 25.1%(平均 20.3%) 勝率にいたっては平均5.8%に対し10.1%と、倍近いパフォーマンスを見せています。道中で脚を溜め、直線で爆発させる彼の基本スタイルが最も高い勝率を生んでいます。
後方:【平均より高い:有効】
  • 複勝率 16.0%(平均 7.5%) 世間で「ポツン」と揶揄されることもある後方待機ですが、データ上は平均の倍以上の複勝率を誇る「超有効」な戦略です。単勝回収値こそ低いですが、複勝回収値は44と平均(30)を大きく上回り、ヒモ穴としての期待値は十分です。
マクリ:【平均より高い:有効】
  • 複勝率 50.0%(平均 48.3%)
  • 単勝回収値 265 サンプル数は少ないものの、マクリを決めた際の単勝回収値265は圧巻。勝負どころで見せる老獪な判断が、高配当を演出します。

2. 上がり3F順位別・パフォーマンス考察

上がり3F(最終直線のスピード順位)ごとの成績を分析すると、横山騎手の意外な「勝負パターン」が見えてきます。

① 上がり1位〜3位:平均より悪い数値と回収率の低迷

「末脚自慢」の馬に騎乗した際、横山騎手の数字は意外にも平均を下回ります。

  • 3F 1位: 複勝率 58.5%(平均 64.2%)/ 単回190(平均250)
  • 3F 2位: 複勝率 51.9%(平均 53.3%)/ 単回89(平均162)
  • 3F 3位: 複勝率 37.8%(平均 44.1%)/ 単回61(平均118)
  • 考察: 上がり上位を出した時の複勝率・回収率ともに平均を下回っています。これは、彼が「単に速い上がりを出すこと」を目的とせず、馬の将来のための教育や、無理をさせない騎乗を選択することが多いため、極端な末脚勝負では期待値が上がりにくいことを示しています。
② 上がり〜5位:【逃げ・先行が得意な証拠】

一方で、上がり4位〜5位という「そこそこの脚」を使った時の期待値は跳ね上がります。

  • 3F 〜5位: 複勝率 30.7%(平均 28.5%)
  • 単勝回収値 102(平均 83) 考察: このゾーンで平均を上回る複勝率と、100を超える単勝回収値をマークしていることは、**「逃げ・先行で粘り切り、上がり順位は1位ではないが、上位(〜5位)にまとめて勝ち切る」**という戦略が極めて得意であることを示しています。

3. 総合評価:横山典弘を仕留める「脚質・上がり」の最適解

データから導き出される、横山典弘騎手の馬券攻略法は以下の通りです。

狙い目:逃げ・先行馬での「粘り込み」

上がり1位を競うようなキレ味勝負の馬よりも、逃げ・先行脚質で「上がり順位が4〜5位程度」で収まるような展開を作った時の横山騎手が最も「買い」です。このパターンの単勝回収値102は、プロの目から見ても非常に美味しい狙い目です。

警戒:末脚自慢(上がり1位想定)の人気馬

「上がり最速を出すだろう」と思われる人気馬に乗っている時の横山騎手は、平均的な期待値よりも低い(複勝率58%)ため、過信は禁物です。

結論

横山騎手は**「前々で立ち回り、そこそこの末脚(上がり〜5位)で押し切る戦略」が最も得意**であり、馬券的にも利益が出やすいという結果になりました。

人気

横山典弘 芝・人気別パフォーマンス分析レポート

人気順位を「人気馬」「中穴」「大穴」の3つのクラスに分け、平均データと比較した際の横山騎手の特徴を要約します。

1. 人気馬(1番人気〜4番人気):【活躍(勝負強さ)】

人気馬における横山騎手の最大の特徴は、平均を凌駕する「勝率」と「単勝回収値」の高さです。

  • 1番人気: 勝率33.3%(平均32.9%)と平均超え。特に単勝回収値は89(平均78)と高く、1番人気で勝ち切る精度が非常に高いです。ただし、複勝率は59.4%(平均64.8%)と低く、「勝つか、馬券圏外か」という極端な結果になりやすい傾向があります。
  • 2番人気: 勝率21.9%(平均20.4%)とこちらも優秀。複勝回収値86も平均を上回っており、非常に安定した活躍を見せています。
  • 4番人気: 勝率10.2%(平均9.4%)と健闘。
  • 要約: 人気馬クラスでは、平均よりも「勝ち切る力」が強く、**総じて【活躍】**と言えます。ただし1番人気での複勝率の低さは、軸馬としての信頼度において注意が必要です。
2. 中穴人気馬(5番人気〜8番人気):【明暗(5・6番人気は活躍、7・8番人気は不振)】

中穴ゾーンでは、人気順によって極端に成績が分かれています。

  • 5番人気・6番人気:【活躍】 5番人気は複勝率26.9%(平均26.5%)、6番人気は複勝率24.3%(平均21.6%)と、平均を大きく上回る活躍を見せています。特に6番人気での複勝回収値82は、このクラスの騎手としては優秀な期待値です。
  • 7番人気・8番人気:【不振】 7番人気は複勝率14.0%(平均16.0%)、8番人気は複勝率7.5%(平均12.7%)と、平均を大きく下回ります。
  • 要約: 5・6番人気までは驚異的な粘りを見せますが、それ以下の中穴では急激にパフォーマンスが低下します。
3. 大穴人気馬(9番人気〜18番人気):【一部特注(9番人気は超活躍、その他は不振)】

大穴クラスでは、特定の人気番で「一発」があるものの、全体としては苦戦しています。

  • 9番人気:【超活躍】 勝率3.3%(平均1.9%)、単勝回収値113。平均の約1.7倍の勝率を誇り、単勝回収値100超えは驚異的です。「大穴のノリさん」を狙うなら、9番人気が最大のターゲットとなります。
  • 11番人気: 複勝率8.3%(平均6.1%)と、こちらも平均超え。
  • 12番人気以降:【不振】 13番人気以下では複勝率0%が続き(15番人気で一度2着があるのみ)、大穴クラス全体としては「特定の人気以外は手が出せない」という結果になっています。
  • 要約: 9番人気・11番人気という「特定の穴」では平均を凌駕する活躍を見せますが、それ以外の大穴は期待値・実数ともに**【不振】**です。

結論:横山典弘を狙う「人気」の結論

今回の分析から、馬券戦略としての「人気別・横山典弘」の扱いをまとめます。

  1. 「単勝」の狙い目: 1番人気および9番人気。平均より高い勝率と回収値が示す通り、勝ち切る際の爆発力が魅力。
  2. 「複勝」の信頼度: 2番人気および6番人気。平均以上の安定感を誇り、中穴での激走期待値が高い。
  3. 「見送り」のサイン: 7番人気・8番人気、および13番人気以下の大穴。平均値を大きく下回っており、彼の騎乗技術をもってしても「人気通り、あるいはそれ以下の結果」に終わる確率が高い。

「人気馬での単勝力」と「6・9番人気の穴能力」。これこそがデータが示す横山典弘の真実です。

クラス別

クラス別データ:収穫のタイミングを読み解く

横山騎手のデータは、下級条件から重賞まで「平均を大きく超えるクラス」と「極端に期待値が下がるクラス」がはっきりと分かれています。

1. 下級条件(新馬・未勝利・1勝クラス)の分析
新馬戦:【不振】教育優先の徹底
  • 回収率: 単52・複51と平均(75/72)を大きく下回ります。
  • 成績: 勝率7.1%・複勝率20.9%も平均以下。
  • 考察: データの通り、新馬戦での横山騎手は「勝ち」よりも「教えること」を最優先しています。人気馬であっても馬券的な期待値は最低レベルです。
未勝利戦:【超活躍】最初の勝負どころ
  • 回収率: 単76・複75(平均67/69)。平均を上回る優秀な数値です。
  • 成績: 勝率10.6%(平均比+3.7%)、複勝率31.4%(平均比+10.7%)。
  • 考察: 新馬で教え込んだ馬を、ここで一気に勝負に持ち込んでいます。平均を大きく上回るこの数値は、未勝利戦における横山騎手の「確変」状態を示しています。
1勝クラス:【安定・妙味薄】
  • 回収率: 単56・複64。平均を下回ります。
  • 成績: 勝率10.4%・複勝率27.5%と平均(7.8%/23.2%)を超えていますが、回収率が伴いません。
  • 考察: 実力馬で順当に勝つものの、人気になりやすく、馬券的な旨みは少ないクラスです。
2. 条件戦(2勝・3勝クラス)の分析
2勝クラス:【勝利特化】
  • 回収率: 単74(平均超え)・複56(平均以下)。
  • 成績: 勝率12.2%(平均8.4%)と高く、勝ち切る力は健在。
  • 考察: 複勝率が平均並み(26.0%)であるのに対し、勝率が高い。ここも「勝つか、それ以外か」という極端な傾向が見られます。
3勝クラス:【平均水準】
  • 回収率: 単73・複69。平均(87/75)を下回ります。
  • 成績: 勝率8.1%・複勝率23.8%。平均よりは高いものの、突出した妙味はありません。
3. オープン・リステッド・重賞クラスの分析
OPEN(L)・OPEN非L:【超絶活躍】リステッドの王
  • 回収率: リステッドで単勝回収値112の爆発。非Lでも複回86と高い。
  • 成績: 勝率12〜13%台、複勝率30〜36%台と、平均を圧倒するパフォーマンス。
  • 考察: 重賞一歩手前のこのクラスで、彼は最も「勝負」を仕掛けてきます。人気薄での激走も多く、横山騎手の真骨頂が見られるゾーンです。
G3:【複勝特化】穴のヒモに最適
  • 回収率: 単55(平均下)・複86(平均超)
  • 成績: 勝率7.5%に対し、複勝率は27.7%と平均(20.4%)を大きく超えます。
  • 考察: G3では勝ち切るよりも「馬の機嫌を損ねず、3着以内に滑り込ませる」老獪な騎乗が光ります。
G2:【最強の重賞パフォーマンス】
  • 回収率: 単90・複100(平均77/74)。
  • 成績: 勝率11.1%(平均比+4.0%)、複勝率28.9%(平均比+7.7%)。
  • 考察: 今回のデータ中、重賞で最も信頼できるのがG2です。複勝回収値100は驚異的であり、G2の横山騎手は「ベタ買い」でも損をしないレベルの勝負強さを誇ります。
G1:【大不振】立ちはだかる壁
  • 回収率: 単47・複40。
  • 成績: 勝率1.8%・複勝率10.8%(平均6.0%/17.9%)。
  • 考察: 意外にもG1では平均を大きく下回る結果に。実力差がハッキリ出るG1では、彼の「魔術」が通用しにくい、あるいは無理をさせないスタイルが裏目に出る傾向があります。

総合評価:横山典弘をクラスで見極める

今回のデータを総括すると、横山典弘騎手を狙うべき「階層」が明確になりました。

狙い目クラス:未勝利、リステッド、G2

これらのクラスでは、平均を凌駕する勝率・複勝率を叩き出しており、特に**「未勝利戦の勝負強さ」「G2の複勝回収値100」**は馬券戦略の核となります。新馬で教え、未勝利で収穫し、G2で熟練の技を見せるという一連の流れが読み取れます。

軽視クラス:新馬、G1

新馬戦は「教育」の場、G1は「結果が出にくい」場。この両極端なクラスでは、ネームバリューによる過剰人気を疑うのがプロの視点です。

「新馬で負けても、未勝利で買い戻す」。このサイクルを意識するだけで、芝における横山騎手の攻略難易度は一気に下がります。

場所

横山典弘 芝・競馬場別分析:舞台設定で変わる「魔術」の威力

競馬場ごとに異なるコース特性が、横山騎手の騎乗スタイルとどう噛み合っているのか。平均値との乖離(かいり)をベースに、彼の「得意・苦手」を明らかにします。

1. 平均データとの比較:得意・苦手コースの傾向
北の地で冴え渡る手綱捌き

平均データと比較して最も高いパフォーマンスを見せているのが「札幌」と「新潟」です。特に「新潟」の勝率12.1%は、平均(6.8%)の約1.8倍に達しており、直線の長いコースでのペース判断が際立っています。また、平均的に複勝率が21〜23%の競馬場が多い中、札幌・新潟・中京・中山などで30%前後の複勝率をマークしており、多くの主場で平均以上の安定感を誇ります。

西の京都・小倉での苦戦

一方で、平均値を明確に下回っているのが「京都」と「小倉」です。特に京都は、勝率(5.6%)・複勝率(18.5%)・回収率(単40/複42)のすべてにおいて平均を大きく下回っており、舞台としての相性の悪さが露呈しています。小倉も複勝率17.8%と振るわず、西日本・小回り平坦コースの一部では彼のスタイルがハマりにくい傾向にあります。

2. 騎手データから選ぶ!得意な場所ベスト3
第1位:札幌

複勝率32.1%・単回92・複回83。勝率・連対率・複勝率のすべてが平均を大きく上回り、かつ回収率も高い水準で安定しています。洋芝のタフな馬場状態で、馬の行く気に任せる彼のスタイルが最も「確実性」として結実するのがこの札幌です。

第2位:新潟

複勝率32.3%・勝率12.1%。平均勝率が全場で最も低い新潟において、これだけの白星を挙げている点は特筆に値します。単回は71ですが複回が91と高く、直線の長い新潟芝コースにおいて、人気薄を圏内に持ってくる「末脚の引き出し方」を熟知しています。

第3位:中山

複勝率29.9%・単回75・複回77。関東の主場であり母数も多い中、平均(21.5%)を大幅に超える複勝率を維持しています。小回りでトリッキーな中山コースは、彼の「一瞬の判断」が活きやすい舞台と言えます。

3. 騎手データから選ぶ!苦手な場所ベスト3
第1位:京都

複勝率18.5%・単回40・複回42。全指標が平均以下であり、期待値は最低レベルです。京都の平坦な直線での瞬発力勝負は、馬の成長や教育を優先する彼のスタイルでは、結果が出る前にレースが終わってしまうケースが多いと考えられます。

第2位:小倉

複勝率17.8%・単回37・複回35。サンプルこそ少ないものの、小倉の高速小回り戦では彼の独特の「溜め」が裏目に出やすく、回収率は極めて低迷しています。

第3位:東京

複勝率22.4%・複回52。複勝率こそ平均並みですが、複勝回収値52は深刻な低さです。東京芝コースは紛れが少なく実力が反映されやすいため、人気馬で掲示板は確保しても、馬券妙味のある激走は少ない傾向にあります。

4. 総括:横山典弘の「競馬場マップ」活用術

今回の場所別データを評価すると、横山騎手の芝攻略は「南北の使い分け」に集約されます。

収穫の「札幌・新潟・中山」

これらの競馬場では、平均を大きく凌駕する複勝率(30%前後)を誇り、特に札幌と新潟(夏開催)での信頼度は抜群です。彼の技術が配当妙味に直結しやすく、積極的に軸として狙える舞台です。

波乱の「福島」

福島は単勝回収値122をマークしており、「勝つか、負けるか」の勝負気配が漂います。勝率は平均以下ですが、当たればデカいのが福島のノリさんです。

静観の「京都・小倉・東京」

京都・小倉は純粋にパフォーマンスが低く、東京は期待値が低いです。これらのコースでは人気であっても一歩引いた評価が必要です。

※なお、函館については今回のデータに含まれておらず、該当期間内での経験レースがないものと捉えられます。

横山騎手が得意とする「札幌・新潟・中山」のレースに、これまでの分析(4歳・軽斤量・大型馬)が重なれば、それはもう勝負を避ける理由がないほどの「鉄板パターン」と言えるでしょう。

距離

横山典弘 芝・距離別分析:距離に隠された「勝負」と「教育」の境界線

横山騎手の芝コースにおける距離別データを、一般平均と比較して考察します。折り合いの技術が問われる距離でこそ、彼の魔術は真価を発揮します。

1. 平均データとの比較:得意距離と苦手距離の傾向
非根幹距離での圧倒的なパフォーマンス

平均データと比較して最も数値が跳ね上がるのは、1500m1800m2200mといった「非根幹距離」です。 特に2200mの複勝率40.0%は、平均(23.4%)を16%以上も上回る驚異的な数字です。スタミナ配分と道中の折り合いが重要なこの距離で、ベテランの技術が完全に他を圧倒しています。

短距離(スプリント)における期待値の低迷

一方で、1000m1200mの短距離戦では苦戦が目立ちます。1200mの単勝回収値27という数字は、平均(69)の半分以下。スピードの持続が最優先されるスプリント戦では、彼の「馬の行く気に任せる」スタイルが、勝ち切るためのポジション取りにおいて不利に働いている傾向があります。

2. 騎手データから選ぶ!得意な距離ベスト3
第1位:2200m
  • 複勝率:40.0%(平均 23.4%)
  • 複勝回収値:108(平均 70) 文句なしのトップです。10回に4回は馬券に絡む計算で、平均を大きく凌駕する安定感を誇ります。複勝回収値も100を超えており、軸としての信頼度は全距離で最高です。
第2位:1500m
  • 勝率:17.2%(平均 8.2%)
  • 単勝回収値:177 / 複勝回収値:118 サンプル数は29戦と少なめですが、勝率は平均の2倍以上。特に札幌などの小回り1500mで、捲りや早め先頭といった自在な立ち回りが完全にハマり、高い回収率を叩き出しています。
第3位:1800m
  • 勝率:12.5%(平均 7.8%)
  • 単勝回収値:94 騎乗数393戦とメインボリュームでありながら、この勝率は驚異的です。紛れの多い1800mでこれだけ勝ち切れるのは、展開を読む力の賜物。単勝での期待値が常に高い「稼ぎどころ」と言えます。
3. 騎手データから選ぶ!苦手な距離ベスト3
第1位:1000m
  • 複勝率:0.0%(平均 18.4%)
  • 回収率:0 出走数は4回ですが、一度も掲示板に乗っていません。極限のスピードが問われる千直や短距離は、彼の騎乗理論とは対極にある舞台と言えます。
第2位:1200m
  • 単勝回収値:27 / 複勝回収値:62 出走数217回と母数は多いですが、単勝回収値27は深刻な低さです。人気馬でも勝ち切れないケースが多く、スプリント戦での横山騎手は「消し」または「評価を大幅に下げる」のがセオリーとなります。
第3位:3000m 〜 3400m
  • 複勝率:0.0% 〜 16.7%(平均以下) 「長距離のノリさん」というイメージから過剰人気しやすいマラソン距離ですが、実はこの3000m〜3400mのレンジでは平均値を下回っています。イメージ先行で期待値が下がっている「罠」のゾーンです。
4. 複勝率と回収率から見る総合評価

横山騎手の距離別戦略をまとめると、**「スタミナと折り合いのバランスが問われる中距離(1800m 〜 2200m)」**に馬券の旨みが凝縮されています。

2400m以上の「一発」と「期待値」
  • 2400m: 単勝回収値120。勝率は8.5%(平均並み)ですが、勝つときは人気薄を連れてくる爆発力があります。
  • 2600m: 単勝回収値127。北海道シリーズなどの2600m戦では、平均を大きく超える単勝の妙味があります。
  • 3600m: 特筆すべきはステイヤーズS(3600m)で、サンプルは2回ですが勝率50%、単回690。超特殊な長距離戦でのみ、魔術師の真価が発揮されます。

結論:横山典弘×距離の勝利方程式

総合的に判断すると、横山騎手を芝で狙うなら**「1800m」「2200m」**が鉄板です。これらの距離では平均を大きく上回る複勝率を誇り、軸としての信頼度は現役最高峰です。

逆に、1200m以下の短距離や、イメージだけで買われやすい3000m級の長距離(3600mを除く)では、回収率の低さから手控えるのが賢明な判断と言えます。

「非根幹距離で、馬と対話しながら走る」距離こそが、彼が最も利益を運んでくれるゾーンです。

馬場状態

横山典弘 芝・馬場状態別分析:道悪で見せる「魔術師」の極端な明暗

馬場状態が悪化する際、横山騎手のパフォーマンスは単なる「右肩下がり」ではありません。状態に応じた「明確な得意・苦手」が浮き彫りになりました。

1. 馬場悪化に伴うパフォーマンスの変遷
良から稍重への変化:【安定維持】
  • 良馬場: 勝率 9.8% / 複勝率 27.2%
  • 稍重馬場: 勝率 9.8% / 複勝率 25.0% 稍重までは勝率が全く変わらず、複勝率もわずかな低下に留まっています。この段階では「良馬場とほぼ同等の信頼度」と考えて差し支えありません。
稍重から重への変化:【致命的な急落】
  • 重馬場: 勝率 5.1% / 複勝率 16.7% ここが最大の落とし穴です。馬場が「重」に悪化した瞬間、勝率・複勝率ともに約半分近くまで急落します。後述する回収率を見ても、この「重馬場」こそが彼にとって最大の鬼門です。
重から不良への変化:【驚異のV字回復】
  • 不良馬場: 勝率 7.1% / 複勝率 28.6% 非常に興味深いことに、最悪のコンディションである「不良馬場」になると、複勝率は全馬場状態で最高の 28.6% を叩き出します。他の騎手が手こずるような極限の泥んこ馬場において、馬を走らせる「魔術」が再び発動していると言えます。
2. 複勝率と回収率による評価
不振の極み:重馬場
  • 単勝回収値:29 / 複勝回収値:35 数値としては「壊滅的」です。期待値が極めて低く、人気馬に乗っていても「重馬場」であれば、横山騎手は軽視、あるいは消しの対象とするのが馬券戦略上の正解となります。
期待値のピーク:不良馬場
  • 複勝率:28.6%(全状態中 1位)
  • 複勝回収値:77(全状態中 1位) 勝率こそ良馬場に及びませんが、「馬券内に持ってくる確実性」と「期待値」は不良馬場が最高です。馬場が悪化しきったことで、他馬がスタミナを切らす中、絶妙なコース取りやペース判断で3着以内を死守するベテランの技が回収率を押し上げています。
ベースとなる安定感:良・稍重
  • 単勝回収値:69 / 複勝回収値:64〜70 平均的な数値で安定しています。このレンジでは馬場状態よりも、これまでの分析で挙げた「調教師・年齢・斤量」などの他要素を優先して判断すべきです。
3. 総合評価と馬券戦略の結論

横山騎手の道悪対応は、**「重馬場なら消し、不良馬場なら買い」**という非常にシンプルな二択に集約されます。

  • 良・稍重: 彼の標準的なパフォーマンス。他データとの組み合わせで勝負。
  • 重馬場:【要注意】 パフォーマンスが底をつきます。人気でも疑うべき「罠」の条件です。
  • 不良馬場:【特注】 複勝率が跳ね上がります。特に「馬群を避けて一頭だけ綺麗なところを走らせる」ような騎乗が見られる際、人気薄でも激走する期待値が高いです。

結論:馬場状態別・横山典弘攻略の鉄則

「馬場が悪くなればなるほど、ノリさんは買えない」という思い込みは、**不良馬場の複勝率28.6%**というデータが否定しています。

真の狙い目は、「誰もが嫌がる不良馬場で、そっと複勝・ワイドの軸に据える」こと。そして、中途半端に悪い「重馬場」では、きっぱりと手を引く。このメリハリこそが、芝コースにおける馬場状態別攻略の黄金律です。

種牡馬

1. 黄金の血統マジック!総合評価ベスト5

複勝率の高さに加え、単複の回収率が100%前後、あるいは大幅に超えている「見つけたら即買い」のトップ5です。

第1位:トーセンホマレボシ

複勝率37.5%という安定感もさることながら、単勝回収値369・複勝回収値192という異常な数値を叩き出しています。この種牡馬の産駒に横山騎手が跨った時は、まさに「祭りの合図」。人気に関わらず単複で勝負すべき、現時点で最強の相性です。

第2位:リアルスティール

複勝率43.5%と非常に高く、さらに単回132・複回150と期待値も完璧です。2回に1回近い確率で馬券に絡み、かつ利益も出るという、ブロガーとして最も推奨したい「軸の鉄板」コンビです。

第3位:レイデオロ

複勝率60.0%は全データ中で最高値です。単回121・複回118と、人気馬を確実に圏内に持ってくるだけでなく、プラスアルファの配当も届けてくれます。このコンビの安定感は、もはや「走る前から決着がついている」レベルの信頼度です。

第4位:エピファネイア

勝率15.7%・複勝率36.1%・単回139・複回110と、どの指標も高水準で隙がありません。エピファネイア産駒の気性の激しさを、横山騎手の「なだめる騎乗」が最高のパフォーマンスへと変換している好例です。

第5位:スワーヴリチャード

勝率26.7%という高い勝負強さを誇り、単勝回収値177は圧巻です。複勝回収値は76に留まっていますが、「勝つときは鮮やか」という彼の真骨頂が見られる血統です。

2. 要注意!期待値低迷のワースト5

複勝率が低く、回収率も壊滅的。人気を背負っていても「疑いの目」を持つべき組み合わせです。

第1位:マンハッタンカフェ

単勝回収値23・複勝回収値48・複勝率25.5%。全データの中で最も単勝を買う価値が低い組み合わせです。横山騎手のスタイルと、この血統の脚質が芝では噛み合っていない可能性が高いです。

第2位:ハーツクライ

複勝率20.2%・単回38・複回48。騎乗数129戦という分母の多さでこの低数値は深刻です。ハーツクライ産駒の晩成傾向と、横山騎手の教育的騎乗が重なり、馬券圏内に届かないケースが多発しています。

第3位:ハービンジャー

勝率6.8%・単回38。複勝率は27.4%と平均的ですが、勝ち切る力が弱く、単勝での妙味は皆無です。ヒモ穴としても期待値は低めと言わざるを得ません。

第4位:キングカメハメハ

単回36・複回60・勝率6.8%。一時代を築いた名種牡馬ですが、横山騎手とのコンビにおいては「過剰人気」の典型となっています。数字上は積極的に選ぶ理由が見当たりません。

第5位:ディープインパクト

勝率13.3%・単回46・複回60。驚くべきことに、ディープ産駒であっても期待値は非常に低いです。複勝率30.8%は決して悪くありませんが、配当が安すぎて投資効率が悪すぎる組み合わせです。

3. 効率重視!低複勝率・高回収率ベスト3

複勝率は3割を切っていますが、「当たれば一発」の爆発力を秘めた戦略的チョイスです。

第1位:キズナ

複勝率26.1%と高くはありませんが、単勝回収値116をマークしています。勝つときは人気薄を連れてくることが多く、単勝1点勝負などの「尖った馬券」に適したコンビです。

第2位:ロードカナロア

複勝率26.0%・単回82。ディープやハーツといったサンデー系種牡馬に比べ、単勝回収率で上回っています。人気が中位以下のカナロア産駒で「ノリさんのイン突き」が決まるパターンに妙味があります。

第3位:オルフェーヴル

複勝率22.2%と低いですが、単勝回収値は82。複勝回収値39が示す通り、3着狙いよりも「突き抜けるか、惨敗するか」という極端な狙い方が面白い組み合わせです。

4. まとめ:血統から見る横山典弘の「芝」攻略法

横山典弘騎手の種牡馬別データを総括すると、**「新世代・非サンデー系・欧州ノーザンダンサー系」**との相性が非常に良くなっています。

現代のトレンドを射抜く

レイデオロ、リアルスティール、エピファネイアといった比較的新しい種牡馬での好成績は、彼のベテランとしての経験が現代のスピード&スタミナ血統を完璧に制御している証拠です。

伝統的種牡馬での不振

一方で、ディープインパクトやハーツクライ、キングカメハメハといった、かつての主流血統では「人気を裏切る」傾向が強くなっています。これは、これらの産駒において横山騎手が「馬を教育する(無理をさせない)」側に回ることが多いためだと推測されます。

馬券戦略の最終回答

馬券を獲るなら、「トーセンホマレボシ、レイデオロ、リアルスティール」。この3頭の産駒に彼が跨った瞬間は、これまでの全ての分析(4歳・軽斤量・大型馬・内枠)を凌駕する最強の勝負気配となります。逆に、伝統的な主流種牡馬の時は、名前の豪華さに惑わされず静観するのがプロの立ち回りです。

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