- 東京芝2400mコース

東京芝2400m解説
特徴
- スタート位置: スタンド前直線半ばからスタート
- 直線距離:
- 1角までの直線: 350m
- ゴール前直線: 525m
- 高低差:
- スタート地点がコース最頂部
- 1角過ぎからゆるやかで長い下りが始まる
- 向正面半ばからコブ越え
- 3角半ばでコース最底部
- 4角を回って直線に入ると急坂が待ち受ける
ペースとラップ
- スタート後のペース: 1角までの距離が延びるため、テンがやや速い
- コブ越え: 向正面前半の下りの惰性でスムーズに乗り越える
- 勝負どころ: 坂越え前後が最も速くなる
内枠の有利性
- 内有利外不利:
- 「全馬が能力をフルに発揮できる」と言われがちだが、実際には内枠が有利で外枠が不利
- スタート地点が観客席に近く、外めの馬がビビる可能性も考えられる
- 枠順の影響:
- 逃・先行馬は内め(~7番)が有利で、17番より外は不利
- 差し馬は連下まで外でも来るが、勝つのは内め(~5番)が多い
- 追込馬も1~3番の成績が良好
脚質分布
- 3着内馬の脚質:
- 芝長距離コースの中では逃・先行不利な部類に属する
- 逃・先行の有利度は最下位で、東京芝2500よりわずかに上位
- 1番人気の先行馬は信頼性が高い
- 穴が出る場合は人気薄かつ内めの馬が激走することが多い
このコースでは、強力な末脚を持つ馬が有利であり、内枠の馬が特に好成績を収めやすい傾向があります。逃げ馬や先行馬は不利な条件に置かれやすく、レース展開による影響が大きいことが特徴です。
東京芝2400mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
✨おすすめ騎手トップ5✨
1位 ルメール
- 複勝率68.7%(圧倒的1位)
- 単勝回収値105 / 複勝回収値93
- 勝率38.3%・連対率61.7%と驚異的な数字。単複ともに回収値が高く、最も信頼できる騎手。短期戦でも長期戦でも活躍。
2位 田辺裕信
- 複勝率43.2%
- 単勝回収値100 / 複勝回収値97
- 単複ともに回収値が100前後とバランスが良い。連対率33.0%も高く、中穴~人気馬で安定した成績。
3位 レーン
- 複勝率48.0%
- 単勝回収値70 / 複勝回収値83
- 勝率22.0%と高く、複勝で安定した利益が期待できる。出走数50戦と少なめだが、効率はトップクラス。
4位 横山典弘
- 複勝率22.6%
- 単勝回収値242(全騎手中最高)
- 超大穴専用騎手。勝率12.9%と低めだが、単勝回収値242は他を圧倒。高リスク高リターンタイプ。
5位 和田竜二
- 複勝率31.6%
- 単勝回収値218 / 複勝回収値98
- 勝率21.1%と高く、単勝回収値218と爆発力あり。出走数19戦と少ないが、短期戦で特に強い。
⚠要注意騎手ワースト5
1位 内田博幸
- 複勝率16.4%(最低クラス)
- 単勝回収値12 / 複勝回収値39
- 回収値が極端に低く、勝率3.6%と投資価値なし。
2位 吉田豊
- 複勝率16.4%
- 単勝回収値51 / 複勝回収値73
- 複勝率・回収値ともに低く、安定性ゼロ。
3位 石橋脩
- 複勝率21.4%
- 単勝回収値30 / 複勝回収値68
- 勝率3.6%と低すぎる。連対率14.3%も不安定。
4位 武豊
- 複勝率22.9%
- 単勝回収値40/ 複勝回収値51
- 勝率(11.4%)は悪くないが、回収率がかなり悪い。人気の割には馬券外に飛ぶ確率がある。
5位 大野拓弥
- 複勝率19.6%
- 単勝回収値50 / 複勝回収値71
- 回収値が全体的に低く、勝率5.4%と期待薄。
🎯まとめ
1. 複勝で安定利益を狙うなら
- ルメール(68.7%)・田辺裕信(43.2%)・レーン(48.0%)
→ 特にルメールは単複ともに回収値が高く最安定。
2. 単勝で高回収を狙うなら
- 横山典弘(回収値242)・和田竜二(218)・津村明秀(123)
→ 横山典弘と和田竜二は超大穴専用、津村明秀は中穴で活躍。
3. 穴騎手を活用するなら
- 柴田善臣(単勝回収値180)・M.デム(87)
→ 柴田善臣は勝率11.1%と穴馬として有望。
4. 避けるべき騎手
- 内田博幸・吉田豊・石橋脩・武豊
→ 回収値・勝率ともに低く、期待値が低い
人気別

人気別考察
- 4番人気までが着内率と回収率もよく、堅い傾向にある。
- 穴馬の着内率が悪く、複勝回収率も悪いため実力が出やすいコースになる。
- 大穴の回収率で100越えはあるが確率がかなり低い為おすすめできない。
クラス別

クラス別考察
全体的に回収率が低い為堅く決まる傾向にある。
1勝クラスとOPEN(L)で少し回収率が高くなり、穴馬が来る確率が上がる。
重賞G2,G1では、かなり堅く決まる傾向にある。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
- 逃げ先行馬の着内率と回収率が他のコースと比べて悪い傾向にあり、逃げ残りの難しいコースになる。
- 最終直線が長い為差し届く傾向にあるが回収率が低い為、穴馬の差し馬だと届かない可能性がある。
- ラスト3Fでは、3位までなら複勝回収率が100を超えるがそれ以下になるとかなり数値が下がるのは、最終直線でのスピードがかなり重要になることがわかる。
- 最終直線での差し足勝負になりやすい傾向にある。
馬番

馬番考察
- 10番までなら着内率は高くなる。
- 内枠の着内率と回収率が高い為、かなり内枠有利な傾向にある。
- 12番より外側になると、着内率も回収率も下がるので、かなり不利になる。
- 偶数番と奇数番では、偶数番のほうが成績もよく、回収率に限っては、偶数番のほうがかなり良くなるため、判断材料に組み込んでも良い。
- 大外発走になると、着内率も回収率もかなり優秀なため、注目すべき点である。
種牡馬

種牡馬考察
総合おすすめ種牡馬ベスト5(出走数考慮)🏆
1位 ディープインパクト
- 出走数244戦(最多クラス)
- 複勝率32.8% / 単勝回収値124
- 評価:
圧倒的な出走数と安定した成績。単勝回収値124と高効率で、長期運用の要。
戦略:単勝・複勝の両方で安定運用可能。人気馬過ぎる場合は複勝推奨。
2位 ドゥラメンテ
- 出走数75戦
- 複勝率44.0%(トップクラス) / 複勝回収値87
- 評価:
出走数はやや少ないが、複勝率が突出。複勝回収値87と安定。
戦略:複勝メインで堅実に。単勝はオッズ次第で選択。
3位 キズナ
- 出走数85戦
- 複勝率30.6% / 複勝回収値119
- 評価:
複勝回収値119と高く、複勝で安定した利益が期待できる。
戦略:複勝中心。単勝は穴馬として狙う(単勝回収値144)。
4位 キングカメハメハ
- 出走数戦
- 複勝率26.4% / 複勝回収値83
- 評価:
出走数・複勝率ともに安定。複勝で堅実運用可能。
戦略:複勝メイン。
5位 エピファネイア
- 出走数65戦
- 複勝率30.8% / 単勝回収値97
- 評価:
出走数はやや少ないが、単勝回収値97と効率的。
戦略:単勝・複勝の両方でバランス良く運用。
💎隠れたおすすめ種牡馬(出走数少なめだが高効率)💎
1位 グレーターロンドン
- 出走数11戦 / 複勝率54.5% / 複勝回収値166
→ 短期戦の切り札。出走時は要チェック。
2位 ワールドエース
- 出走数19戦 / 複勝率52.6% / 複勝回収値118
→ 複勝で圧倒的安定感。出走数が増えるか注目。
3位 ノヴェリスト
- 出走数18戦 / 単勝回収値375
→ 超大穴専用。資金の1-2%程度で挑戦。
⚠️要注意種牡馬⚠️
- ハーツクライ
- 出走数176戦(多いが、複勝率22.2%+複勝回収値43)
→ 回収効率が悪く、長期運用で確実に資金減少。
- 出走数176戦(多いが、複勝率22.2%+複勝回収値43)
- ゴールドシップ
- 出走数119戦(複勝率18.5%)
→ 人気種牡馬だが、成績が低迷。
- 出走数119戦(複勝率18.5%)
- モーリス
- 出走数31戦(複勝回収値35)
→ 回収値が低すぎる。
- 出走数31戦(複勝回収値35)
📊まとめ
【安定運用(複勝中心)】
- ディープインパクト(複勝率32.8%)
- ドゥラメンテ(複勝率44.0%)
- キズナ(複勝回収値119)
【高配当狙い(単勝中心)】
- ノヴェリスト(単勝回収値375)
- グレーターロンドン(単勝回収値71)
- ドレフォン(単勝回収値196)
【バランス型】
- エピファネイア(単勝回収値97)
- ルーラーシップ(複勝率31.0%)
- ワールドエース(複勝回収値118)
【危険馬】
- ハーツクライ(複勝回収率43)
- ゴールドシップ(複勝回収率68)
- モーリス(複勝回収率35)
前走距離

前走距離考察
- 同距離(±0m)が最安定
- 勝率11.2%(最高)、複勝率31.3%、単勝回収値98円(唯一の黒字)。
- 距離変化が大きくなるほど成績低下(±600mで勝率8.6%、複勝率25.6%)。
- 延長は不利
- 今回延長:勝率7.9%(同距離比-3.3pt)、複勝回収値66円。
- 500m以上延長は特に厳しい(勝率4.8%、回収値47円)。
- 短縮は高リスク
- 今回短縮:勝率5.2%(同距離の半分)、複勝率19.3%。
- 500m以上短縮は勝率0%(サンプル少ないが要注意)。
まとめ
- 同距離馬:単勝・複勝で有力候補(回収値98円・72円)。
- ±200m以内:複勝圏で検討可能(回収値74円)。
- 避けるべき条件:
- 500m以上の延長(回収値47円)。
- 短縮、特に大幅短縮(成績・回収率ともに低迷)
前走コース

前走コース考察
- 前走同コースなら着内率も回収率も悪くない。
- 距離延長になると着内率も回収率も下がる傾向にある。
- 前走直線の長いコース(中京、東京、新潟、阪神外、京都外)だと成績が良く回収率も良い。
- 前走中山との相性が悪いが、前走中山芝2500になると回収率が高くなる。
- 前走中山芝2200、阪神芝1600外、東京芝1800,福島芝2600だと着内率も回収率も下がる傾向にある。