函館ダート2400m

函館ダート2400m解説
■ コース概要
- スタート位置:向正面直線の中間からやや左(2角寄り)
- 走行距離:コースを約1周半
- 直線距離:260.3m(短め)
■ 高低差と地形特徴
- 総高低差:約3.5m
- 起伏構成:
- 向正面で「上り→下り→上り→下り」という波状構造
- 3コーナーにかけて坂を上る
- 3〜4コーナーはスパイラルカーブ
- 途中にコース最高地点
- 最後の直線は緩やかな下り坂
■ レース展開の傾向
- 道中の流れ:比較的スロー(落ち着いた流れ)
- ラストの攻防:
- 最後は前も後ろも脚を使う展開
- 馬群全体がバテ気味になりやすい
- 決着傾向:
- 逃げ馬は捕まりやすい
- 追い込み馬は届きにくい
- 先行馬+上がりの脚が使える馬が有利
- 前にいる馬同士の組み合わせで決着するケースが多い
■ 総評(狙い目の脚質)
- 「先行力+末脚」が重要なコース
- 単なる逃げ・追い込みは不利
- コース適性とスタミナ・器用さを兼ね備えた馬が狙い目
函館ダート2400mデータ(2019年~2024年)
注意 データ数が少ない為、実際のレースと乖離する可能性あり
騎手

騎手考察
① 総合成績が高い騎手ベスト5(複勝率・単勝回収値・複勝回収値の総合)
総合評価は3指標の偏差値ベースでスコア化し、総合得点順でランキング。
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 坂井瑠星 | 50.0% | 1165 | 310 | 圧倒的な単勝回収値が光る。少数騎乗ながら信頼度も高い。 |
2位 | 松田大作 | 66.7% | 673 | 196 | 人気薄を確実に持ってくるタイプ。一発期待もできる存在。 |
3位 | 藤岡佑介 | 100.0% | 263 | 200 | パーフェクト連対。母数は少ないが、信頼度は抜群。 |
4位 | 丹内祐次 | 55.6% | 140 | 213 | 騎乗数も多く、安定した好成績。堅実派なら注目。 |
5位 | 松岡正海 | 100.0% | 720 | 170 | 一鞍入魂型の騎乗で回収率優秀。単発でも侮れない。 |
② 総合成績が低い騎手ワースト5(複勝率・単勝回収値・複勝回収値の総合)
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 大野拓弥 | 20.0% | 0 | 40 | 回収値ともに厳しく、信頼に欠ける内容。消極的評価。 |
2位 | 横山武史 | 25.0% | 115 | 42 | 回収率が低く、人気に応えられていない印象。注意。 |
3位 | 古川吉洋 | 33.3% | 110 | 46 | 成績の割に回収値が伸びない。割り引きが必要。 |
4位 | 吉田隼人 | 40.0% | 0 | 74 | 複勝率は一定だが、馬券妙味は薄い。過信禁物。 |
5位 | ルメール | 50.0% | 0 | 80 | 安定はしているが過剰人気傾向で回収値が伴わない。 |
③ 複勝率は低いが回収率が高い騎手ベスト3(穴狙い向き)
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 川又賢治 | 33.3% | 0 | 703 | 複勝回収率が異常値。ヒモ穴・3連系のヒモで狙いたい騎手。 |
2位 | 秋山稔樹 | 50.0% | 0 | 245 | 勝ち切りはないが、馬券圏内で高回収を実現。妙味あり。 |
3位 | 永野猛蔵 | 66.7% | 0 | 120 | 安定して好走も、単勝妙味なし。複軸狙いに最適。 |
④ まとめ・総合評価
- 全体トップ評価は【坂井瑠星】。騎乗数は少ないが、爆発力と回収率がずば抜けて高く、単勝・複勝ともに妙味あり。
- 堅実派代表は【丹内祐次】。出走数・安定性・回収値のバランスが取れており、券種を問わず買いやすい存在。
- 人気騎手の落とし穴では【ルメール】が代表。複勝率は高いが、オッズ過剰で回収率が伴わない点に注意。
- 高回収の穴騎手として【松田大作】【川又賢治】などは馬券的妙味十分。軽視は禁物。
- 警戒すべき低評価は【大野拓弥】。成績も回収値も振るわず、軸には不向き。
人気別

人気別考察
人気馬(1〜4番人気)の比較分析
項目 | 平均値 | 本レースデータ | 増減傾向 |
---|---|---|---|
勝率 | 18.8%(平均) | 18.75% | ⬇ やや不振(低下) |
連対率 | 34.5%(平均) | 27.1% | ⬇ 不振(大きく低下) |
複勝率 | 47.3%(平均) | 45.8% | ⬇ わずかに不振 |
単勝回収値 | 平均75 | 86.25 | ⬆ やや上昇(3番人気寄与) |
複勝回収値 | 平均81 | 77.5 | ⬇ やや不振 |
コメント:
複勝率・連対率は平均を下回っており、「堅軸」としてはやや信頼を欠く結果。ただし3番人気が勝率・回収率ともに高く、全体の成績を下支えしている印象。1番人気の勝率が半減しており、人気馬全体としては「やや不振」と評価。
中穴人気馬(5〜8番人気)の比較分析
項目 | 平均値 | 本レースデータ | 増減傾向 |
---|---|---|---|
勝率 | 4.775%(平均) | 6.25% | ⬆ やや健闘 |
連対率 | 11.4%(平均) | 21.2% | ⬆ 顕著に上昇(健闘) |
複勝率 | 18.45%(平均) | 25.6% | ⬆ 活躍傾向 |
単勝回収値 | 平均72.5 | 105 | ⬆ 大幅上昇 |
複勝回収値 | 平均66.25 | 131 | ⬆ 大幅上昇 |
コメント:
勝率・連対率・回収値すべてで平均を上回っており、「中穴人気馬が活躍したレース」と評価できる。特に7番人気が高い回収値で目立ち、全体の馬券妙味を引き上げている。
大穴人気馬(9〜18番人気)の比較分析
項目 | 平均値 | 本レースデータ | 増減傾向 |
---|---|---|---|
勝率 | 0.98%(平均) | 0.0% | ⬇ 完全不振 |
連対率 | 2.47%(平均) | 0.91% | ⬇ 不振 |
複勝率 | 4.81%(平均) | 2.2% | ⬇ 不振 |
単勝回収値 | 平均54.6 | 0 | ⬇ 大幅悪化 |
複勝回収値 | 平均58.3 | 50 | ⬇ やや低下 |
コメント:
勝率ゼロ、連対・複勝も低水準にとどまり、「大穴はほぼ壊滅状態」。例外的に11番人気が3着1回で複勝回収値を押し上げたが、全体傾向は「大不振」。
【まとめ】
- 人気馬は「連対率と勝率が伸び悩み」、信頼度は低下傾向。特に1番人気の不振が響いており、過信は禁物。
- 中穴人気馬は「勝負圏内の成績が良好」で、回収率も大幅上昇。最も妙味が高く活躍した層といえる。
- 大穴人気馬は「勝ち負けに絡むことがほぼなかった」。例外的な複勝がわずかに見られるが、基本的には買い控えが無難。
クラス別

クラス別考察
◆ クラス別 回収率評価
クラス | 単勝回収値(平均→本) | 評価 | 複勝回収値(平均→本) | 評価 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 80 → - | ④ 該当データなし | 77 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
未勝利 | 68 → 72 | ② 上昇=荒れる | 70 → 95 | ② 上昇=荒れる | ② 荒れるレース |
1勝 | 71 → 75 | ② 上昇=荒れる | 73 → 107 | ② 上昇=荒れる | ② 荒れるレース |
2勝 | 71 → - | ④ 該当データなし | 75 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
3勝 | 74 → - | ④ 該当データなし | 75 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
OPEN非L | 74 → - | ④ 該当データなし | 76 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
OPEN(L) | 66 → - | ④ 該当データなし | 73 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
G3 | 56 → - | ④ 該当データなし | 73 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
G2 | 54 → - | ④ 該当データなし | 49 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
G1 | 52 → - | ④ 該当データなし | 88 → - | ④ 該当データなし | ④ 該当なし |
◆ 総合まとめ
- 荒れるレース(②):
- 未勝利戦:単複ともに大きく上昇し、馬券的妙味あり。
- 1勝クラス:特に複勝回収率が100を超え、穴狙いも有効。
- **堅いレース(①)/平均的(③)**は該当なし
- 該当なし(④):
- 2勝以上~G1クラスは今回のデータ対象外。
- 今回のレースは**主に下級条件(未勝利・1勝)**中心だったことが分かる。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
🟢 有効だった脚質
- 逃げ
- 複勝率・回収率ともに平均を大きく上回る。
- 複勝率**69.2%**は突出しており、先行逃げ切りが極めて有効だったレース。
- 先行
- 複勝率・回収率ともに平均以上。
- 安定感と配当妙味の両立が見られる戦略。
🟡 やや効果が下がった脚質
- 中団
- 複勝率は平均以下だが、回収値がやや改善。
- 人気薄での激走があった可能性はあるが、全体としては不安定。
🔴 効果が乏しかった脚質
- 後方
- 複勝率わずか5.6%、平均と同等だが絶対値が低すぎる。
- 回収率も低く、明確に苦戦している。
- マクリ
- 平均では非常に優秀な脚質だが、今回は効果なし。
- 頭数少ないため断定しにくいが、展開的に向かなかった可能性大。
◆ 結論
このレースは**前有利(特に逃げ馬が有効)**な傾向が非常に強く、差し・追い込み(後方・マクリ)は厳しかった展開でした。
馬券戦略としては、逃げ・先行重視の買い方が功を奏したと言える内容です。
🟩【3F順位別 有効度と傾向評価】
3F順位 | 複勝率(平均→本) | 回収値(平均→本) | 解説と有効度評価 |
---|---|---|---|
1位 | 66.2% → 84.6% | 単437→複222 | ✅ 末脚がかなり影響 →本レースでは「速い上がり=馬券圏内」が明確。直線の爆発力が勝敗に直結する展開。 |
2位 | 57.3% → 81.3% | 単18→複232 | ✅ 末脚が影響 →2位でも複勝率80%超。脚を使える馬が強く、好位でタメて伸びるタイプに向いた。 |
3位 | 45.8% → 53.8% | 単35→複182 | ✅ 末脚が多少影響 →一定の瞬発力が必要。鈍足ではなく、じわっと脚を使える差し馬が好走。 |
~5位 | 30.7% → 18.2% | 単124→複146 | ❌ 末脚水準が不足 →複勝率が大きく下落。直線で“普通”の脚では届かないレース質。逃げ・先行馬の凡走目立つ。 |
6位~ | 5.9% → 1.7% | 単0→複4 | ❌ 鈍足では話にならない →全く通用せず。後方で上がりを使えない馬=ほぼノーチャンスの展開。 |
▶ 3F 1位【末脚がかなり影響】
- 複勝率:+18.4ptアップ/回収値222
- 圧巻の成績。速い上がりを使えた馬がそのまま勝ち負け。
- 極端な差し追い込み有利なレース。
▶ 3F 2位【末脚が影響】
- 複勝率:+24.0ptアップ/回収値232
- 1位に迫る好成績で、タメて伸びる競馬がハマった。
- 逃げ先行より差し~中団から脚を使える馬が有利だった証拠。
▶ 3F 3位【末脚が多少影響】
- 複勝率:+8.0ptアップ/回収値182
- 平均より上で一定の影響あり。ただ、1・2位ほどの破壊力はない。
- 「速すぎないが確実に脚を使える」馬が好走。
▶ ~5位【最終直線のスピードが必要】
- 複勝率:-12.5ptダウン/回収値は高いがムラあり
- 平均より低く、上がり“普通”な馬では届かない。
- 単勝回収124と高めなのは穴馬の突っ込みがあった可能性もあり、安定性に欠ける。
▶ 6位~【末脚不足は致命的】
- 複勝率:-4.2pt/複勝率1.7%、回収値わずか4
- 完全な“凡走”層。前で粘っただけ、脚を使えない馬は全く通用しない。
- レース質が末脚偏重であることを強く示すデータ。
✅【総合結論】
このレースは、上がり上位(特に1位〜3位)に末脚型が集中して馬券圏を独占した展開であり、次のようにまとめられます。
- 🟢 末脚の有効度:極めて高い
- 🔴 鈍足(6位以下)は完全に不利
- 🟡 そこそこの脚でも(3〜5位)苦しく、平均未満の上がりでは馬券に絡みづらい
馬番

馬番考察
✅【平均 vs 本レースデータ:複勝率・複勝回収率 比較】
◆ 内番(1〜4番)
馬番 | 複勝率(平均) | 複勝率(本) | 回収値(平均→本) | 評価 |
---|---|---|---|---|
1番 | 19.7% | 25.0% | 65 → 128 | やや有利 |
2番 | 20.4% | 8.3% | 73 → 12 | 極端に不利 |
3番 | 20.5% | 16.7% | 69 → 39 | やや不利 |
4番 | 21.5% | 25.0% | 69 → 173 | 有利 |
▶ 内番全体平均
- 平均複勝率:20.5% → 本レース:18.75%(やや減)
- 回収値平均:69 → 本レース:約88(増)
🟡 総評:複勝率はやや下落だが、4番と1番が健闘しており、内が決して悪いわけではないが、安定感に欠ける。
◆ 中番(5〜12番)
馬番 | 複勝率(平均) | 複勝率(本) | 回収値(平均→本) | 評価 |
---|---|---|---|---|
5番 | 21.3% | 58.3% | 72 → 139 | 圧倒的有利 |
6番 | 21.3% | 16.7% | 75 → 27 | やや不利 |
7番 | 21.9% | 25.0% | 72 → 90 | 有利 |
8番 | 22.9% | 40.0% | 76 → 74 | 有利 |
9番 | 21.1% | 27.3% | 71 → 67 | 有利 |
10番 | 22.5% | 62.5% | 80 → 130 | 非常に有利 |
11番 | 20.7% | 14.3% | 71 → 301 | 回収は優秀、安定性に欠ける |
12番 | 22.8% | 50.0% | 78 → 137 | 非常に有利 |
▶ 中番全体平均
- 平均複勝率:21.9% → 本レース:36.8%(+14.9pt)
- 回収値平均:74 → 本レース:約121(大幅増)
🟢 総評:全体的に優秀な成績。特に5・8・10・12番の好走が目立ち、中番が圧倒的に有利だったレース。
◆ 外番(13〜16番)
馬番 | 複勝率(平均) | 複勝率(本) | 回収値(平均→本) | 評価 |
---|---|---|---|---|
13番~16番 | 19.8%前後 | 0%(出走なし) | — | 評価不能 |
🔴 総評:出走なしのため傾向判断不可だが、平均では内・中と比較してやや不利傾向(特に複勝率低め)。
🔚【最終総括:どこが有利だった?】
区分 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 評価 |
---|---|---|---|
内番 | 20.5% | 18.75% | やや不利~平均的 |
中番 | 21.9% | 36.8% | ✅圧倒的に有利 |
外番 | 19.8% | ―(出走なし) | 判断保留(平均では不利気味) |
✅【結論】
このレースでは、
🥇 中番(5〜12番)が最も有利
- 複勝率・回収値ともに平均を大きく上回り、信頼性・爆発力ともに抜群。
- 特に5番・10番・12番が優秀。
🥈 内番(1〜4番)は平均並かやや劣勢
- 1番・4番は善戦したが、2・3番が低迷。
🥉 外番(13〜16番)は出走なし。過去平均ではやや不利傾向
🟨【1】大外の有利度
◆ 定義:大外 = 各レースの最大馬番(ここでは「16番」扱い)
指標 | 平均データ | 本レースデータ | 評価 |
---|---|---|---|
複勝率 | 23.6% | 50.0% | ✅ 非常に有利 |
回収値 | 単勝:72 / 複勝:77 | 単勝:0 / 複勝:270 | ✅ 複勝回収値が爆発的 |
🟢 解説:
- 本レースでは「大外」の複勝率が50.0%と、平均の23.6%を大きく上回る。
- 複勝回収値はなんと270。これは人気薄の激走があったことを示唆。
- 単勝回収値は0なので、勝ち切るまでは難しかったが、「馬券圏内には非常に入りやすい」レースだった。
✅ 結論:
このレースでは大外は明確に有利。最終直線での捌きや、外差しが効きやすい馬場状態が影響した可能性あり。
🟩【2】奇数番 vs 偶数番の有利度
項目 | 偶数番 | 奇数番 | 評価 |
---|---|---|---|
出走頭数 | 58頭 | 66頭 | – |
複勝率 | 29.3% | 28.8% | ほぼ互角(偶数が僅差で上) |
複勝回収値 | 84 | 115 | ✅ 奇数が圧倒的に優秀 |
単勝回収値 | 26 | 115 | ✅ 奇数が爆発的 |
🟡 解説:
- **複勝率はわずかに偶数番が上(29.3% vs 28.8%)**で、安定感があるのは偶数番。
- しかし、複勝回収値・単勝回収値ともに奇数番が大幅に優秀。
- つまり、奇数番には人気薄の激走馬が多く、リターンが大きい。
✅ 結論:
- 堅実さを求めるなら偶数番だが、
- 高配当や妙味重視なら奇数番の方が明確に有利なレースだった。
🔚【総合結論】
項目 | 評価 |
---|---|
大外 | ✅ 非常に有利(複勝率・回収率ともに優秀) |
偶数番 | ⭕ |
安定志向(複勝率は高い) |
| 奇数番 | ✅ 妙味・リターン重視で有利(高回収率)
種牡馬

種牡馬考察
①【総合上位ランキング(複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合評価)】
複勝率・単勝回収値・複勝回収値のすべてが高水準の種牡馬を評価。
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | Super Saver | 100.0% | 2330 | 620 | 海外血統らしく一発大駆け、馬券的妙味はダントツ。圧巻の破壊力。 |
🥈2位 | スクリーンヒーロー | 100.0% | 390 | 430 | 芝・ダート問わず高回収。産駒の堅実さと爆発力が共存。 |
🥉3位 | ディープインパクト | 100.0% | 230 | 355 | 安定感とリターンのバランスが秀逸。王者の貫禄。 |
4位 | モーニン | 100.0% | 590 | 190 | ダート短距離の適性が光る。少数頭でも結果を残す。 |
5位 | アグネスデジタル | 100.0% | 720 | 170 | 母系に伝わる万能性で、条件がハマれば激走。 |
②【総合下位ランキング(複勝率・回収率がすべて低い種牡馬)】
安定感も妙味も乏しい、厳しい評価の種牡馬たち。
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | キズナ | 20.0% | 46 | 32 | 人気先行の傾向。回収率が極端に低く、妙味に欠ける。 |
🥈2位 | モーリス | 25.0% | 175 | 62 | 回収値は一発あるが複勝率が低く、やや不安定。 |
🥉3位 | サトノダイヤモンド | 33.3% | 0 | 96 | 複勝圏率は悪くないが、回収ゼロは致命的。 |
4位 | マインドユアビスケッツ | 50.0% | 0 | 195 | 回収値の偏りが極端。人気を裏切りがち。 |
5位 | キングカメハメハ | 50.0% | 0 | 245 | かつての名血も、このレースではやや不振気味。 |
③【複勝率は低いが、回収率が高い “穴種牡馬” ランキング】
意外性のある高配当の立役者。「複勝率は低い」=信頼性は低いが、来た時のリターンは爆発的。
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | モーリス | 25.0% | 175 | 62 | 人気落ちで激走パターン。ヒモ荒れ要員として注目。 |
🥈2位 | キズナ | 20.0% | 46 | 32 | 安定感に欠けるが、激走時は妙味あり。狙いすぎ注意。 |
🥉3位 | サトノダイヤモンド | 33.3% | 0 | 96 | 勝ち切れずとも、抑えに入れておきたい存在感。 |
④【総合評価・まとめ】
📌 「信頼性」と「爆発力」の二極化が顕著だったレース。
- 絶対に押さえたいのは、複勝率&回収率で優秀なスクリーンヒーローやディープインパクト。
- 馬券的妙味ではSuper Saverが超絶優秀。単発でも馬券に絡めば爆益レベル。
- 穴狙いにはモーリス、キズナなどの“地雷系激走候補”も面白い。
- 一方で、キズナのような人気先行タイプは過信禁物。人気馬が飛ぶ要素としての検討も有効。
前走距離

前走距離考察
✅ 1. 【全体比較:本レース vs 平均データ】
距離変化 | 複勝率(平均) | 複勝率(本レース) | 複勝回収値(平均) | 複勝回収値(本レース) | コメント |
---|---|---|---|---|---|
同距離 | 24.8% | 50.0% | 74 | 108 | 安定感抜群。本レースでは信頼性が大幅に向上。 |
±200m以内 | 22.8% | 37.0% | 74 | 70 | 距離変化ほぼなしでも良好な安定感。 |
±400m以内 | 21.9% | 31.7% | 73 | 80 | 軽微な距離変化ならパフォーマンス安定。 |
±600m以内 | 21.5% | 30.1% | 73 | 77 | 幅広い対応力あり。本レースでは信頼度高め。 |
今回延長 | 17.6% | 25.8% | 68 | 107 | 平均より成績・回収ともに大幅に向上。 |
今回短縮 | 19.6% | 30.8% | 75 | 46 | 複勝率は高いが、人気を背負いすぎて妙味は薄い。 |
500m以上延長 | 11.1% | 25.4% | 58 | 122 | 一変に注意。人気薄の激走が多く馬券的には超妙味。 |
500m以上短縮 | 14.0% | -(出走なし) | 74 | – | データなしのため比較不可。 |
✅ 2. 【距離変化の有利度ランキング(本レース視点)】
順位 | 距離変化 | 複勝率 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|
🥇1位 | 同距離 | 50.0% | 108 | 抜群の安定性と回収力。中心視すべき存在。 |
🥈2位 | 500m以上延長 | 25.4% | 122 | 人気薄の激走あり。波乱のキーマン。 |
🥉3位 | 今回延長 | 25.8% | 107 | しっかり仕上がっていれば走るタイプ。 |
4位 | ±400m以内 | 31.7% | 80 | 条件微調整でも安定感十分。 |
5位 | 今回短縮 | 30.8% | 46 | 成績はいいが、オッズが見合わず妙味に欠ける。 |
✅ 3. 【総合評価・まとめ】
🔵 本レースでは「距離延長組」が平均を大きく上回る成績
- 特に500m以上延長組は、複勝率25.4%・複勝回収値122と、穴馬の宝庫。
- **「前走より明らかに距離が延びる馬」**は要注目。激走パターンが多い。
🟢 「同距離」「±200m」など距離変更の少ない馬も信頼度は非常に高い
- 本レースでは同距離の複勝率が50.0%、複勝回収値108と、抜群の安定感。
- 「距離据え置き=好走傾向」と言える構図が強い。
🔴 「短縮組」は複勝率は高めだが、妙味は低い
- 複勝回収値が46と極端に低く、過剰人気の傾向あり。
- 信頼はできるが、配当妙味としてはやや買いづらい。
📝 まとめ(ひとことで)
距離変化による傾向は、「延長組の一変」と「同距離の安定」に注目すべき。特に500m以上の延長馬は、波乱の使者になり得る存在です。
前走コース
前走コース考察
①【複勝率と回収率を総合的に評価】
🔸 複勝率 × 複勝回収値 から優秀な前走コースを抜粋
前走コース | 複勝率 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|
東京・ダ1600 | 100.0% | 620 | 成績・回収とも破格。頭抜けた存在。母数1。 |
中山・ダ2400 | 50.0% | 108 | 安定した複勝率+回収率。好成績。 |
中京・ダ1800 | 50.0% | 152 | 少数ながら信頼度・妙味ともに高い。 |
札幌・芝2000 | 50.0% | 205 | 芝→ダの転戦でこの数字は非常に優秀。 |
京都・ダ1900 | 50.0% | 60 | 複勝率は優秀だが回収は控えめ。 |
➡️ 「複勝率×複勝回収値」が高いコースは、ダート長距離や芝中距離からの転戦。
芝からのローテが意外にも高成績。
②【前走場所ごとの平均傾向(良い or 悪い)】
場所別で、複数のコースからの傾向をまとめると以下の通り:
🔹 良い傾向の前走場所
- 中山(複勝率50.0% × 回収値108)
- 東京(特に1600mは破格:100% × 回収620)
- 中京(複勝率50.0%、回収152)
- 札幌(芝2000→ダ2400で回収205)
→ 中央4場が高水準。中山・中京はスタミナ要素を強く持つレース質が合う。
🔻 悪い傾向の前走場所
- 函館芝コース(芝1800・芝2000ともに複勝0%)
- 阪神(芝2000、ダ2000ともに成績奮わず)
- 新潟(ダ1800:複勝率25%、回収60)
→ 地方色・平坦適性が高い馬は厳しいか。
③【距離延長 vs 距離短縮:どちらが好成績か】
函館ダ2400mは「距離延長ローテ」が中心。各前走コースとの関係からロジカルに整理します。
距離変化 | 該当コース例 | 複勝率 | 回収率傾向 | 備考 |
---|---|---|---|---|
延長(長→超長) | 中山ダ1800→函館ダ2400など | 高め | 良好〜高妙味 | ダ→ダ延長が好成績。持久力型◎。 |
芝→ダ延長 | 札幌芝2000・函館芝2600→ダ2400 | 高め | 妙味抜群 | 芝中長距離からの転戦が穴妙味。 |
短縮 | 函館ダ2400→函館ダ2400(同距離)など | 複勝率50% | 回収値110 | サンプル少ないが安定傾向。 |
➡️ 延長ローテ有利。特に芝→ダートの延長が馬券妙味として極めて高い。
④【最も安定かつ妙味がある前走場所とローテの組合せ】
ベストコース | 距離変化 | 成績 | 妙味 | コメント |
---|---|---|---|---|
札幌芝2000 | 芝→ダ延長 | ◎(50%) | ◎(回収205) | 激走パターン。意外性が鍵。 |
中山ダ2400 | ダ→ダ(持続) | ◎(50%) | ○(回収108) | 安定&スタミナ系ローテ。 |
中京ダ1800 | ダ→ダ延長 | ◎(50%) | ◎(回収152) | 距離延長で能力発揮。 |
➡️ 「芝中距離→ダ2400」や「ダ1800〜1900→2400」など、スタミナ補強ローテが最も好走。
⑤【総合評価・まとめ】
✅ 結論まとめ
評価項目 | 結論 |
---|---|
総合的に良い前走場所 | 札幌(芝2000)、中山(ダ2400)、中京(ダ1800) |
全体傾向 | 距離延長ローテが優勢(特に芝→ダ延長) |
悪い傾向の前走場所 | 函館芝、阪神芝・ダ、新潟ダ |
妙味があるローテ | 芝中距離 → ダ2400 の意外性ルート |
安定が期待できる組み合わせ | ダ1800~2400m → ダ2400の持続路線 |
📝 競馬ブロガー視点での一言:
今回の函館ダ2400は、「距離延長」と「芝→ダ」ローテが激走の鍵。中距離芝で惜敗していた馬、スタミナ寄りのダート馬の変身に注目したい。人気が読みにくい分、オッズ妙味のある穴馬も狙える条件戦だと言える。