函館ダート1700m
函館ダート1700m解説
■ コース構造・高低差
- スタート地点:スタンド前直線の右端(4コーナー出口すぐ)
- 1〜2コーナー:スタート直後は緩やかな下り(約329m)
- 向正面直線:緩やかな上り坂
- 3〜4コーナー:スパイラルカーブ+坂の最高地点あり
- 最後の直線(260.3m):緩やかな下り坂でゴールへ
- 全体構造:高い地点からスタート → 下り → 上り → 下りの連続
■ レース傾向・脚質
- 直線が短く下りのため、逃げ・先行馬が有利
- 前に行ける馬が展開に関係なく好走しやすい
- マクリも効果的な戦法
- 逃げ・先行有利度はダート中距離で2番目(新潟D1800に次ぐ)
■ 馬場状態と枠順の影響
- 重馬場や稍重になると、内枠の前有利がさらに強まる
- 内めを通れる先行馬が一層有利に
このように、高低差と短い直線構造が、前残り傾向を強くしているのが特徴です。
函館ダート1700mデータ(2019年~2024年)
騎手
騎手考察
① 総合成績(複勝率・単勝回収率・複勝回収率の3指標)ベスト5
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
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1位 | 吉田隼人 | 36.0% | 191 | 107 | 安定感と高回収を両立。信頼度・妙味ともに抜群。 |
2位 | 鮫島克駿 | 38.9% | 156 | 99 | 高複勝率に加え回収値も優秀。波の少ない優秀な騎乗。 |
3位 | 横山和生 | 31.2% | 122 | 107 | 複回・単回ともに100超えで安定&妙味あり。 |
4位 | 北村友一 | 47.1% | 87 | 118 | 頭数は少なめだが、複勝率トップ。回収値も高水準。 |
5位 | 斎藤新 | 34.2% | 118 | 80 | 地味だが高水準。回収値重視なら押さえたい騎手。 |
② 総合成績ワースト5(複勝率・回収値ともに低調)
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
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1位 | 富田暁 | 14.5% | 71 | 64 | 複勝率・回収値ともに厳しく、狙いにくい。 |
2位 | 勝浦正樹 | 13.6% | 48 | 33 | 成績・回収ともにワースト級。消し候補。 |
3位 | 亀田温心 | 15.5% | 29 | 46 | 単複ともに回収値が極端に低い。注意。 |
4位 | 古川吉洋 | 15.7% | 160 | 50 | 単勝のみ妙味あるが複勝率が非常に低い。 |
5位 | 池添謙一 | 25.6% | 30 | 52 | 勝率・回収値ともに期待薄。積極的には狙えない。 |
③ 複勝率は低いが回収値が高い騎手ベスト3
(穴騎手・一発タイプ)
順位 | 騎手名 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
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1位 | 古川吉洋 | 15.7% | 160 | 50 | 複勝率は低いが単勝妙味大。大穴狙い向き。 |
2位 | 浜中俊 | 23.3% | 173 | 63 | 勝ち切りタイプ。人気薄で狙い打ちたい。 |
3位 | 坂井瑠星 | 25.5% | 100 | 104 | 複勝率は中堅だが回収値良好で妙味ある騎手。 |
④ 総合まとめ・評価
このデータから見ると、吉田隼人・鮫島克駿・横山和生といった中堅〜実力派騎手が、安定性と回収値を両立し最も狙いやすい存在といえる。一方、富田暁・勝浦正樹・亀田温心らは成績・回収ともに不振傾向で、馬券的には割り引きが必要。
また、古川吉洋・浜中俊のように「複勝率は低いが単勝妙味あり」というタイプも存在し、穴馬券戦略に組み込むと効果的。特に人気薄での激走に注意したい。
全体としては、「安定派」と「爆発力型」を使い分けることが馬券戦術のカギとなる。
人気別
人気別考察
■ 人気馬(1〜4番人気)
| 平均複勝率 | 平均単勝回収値 | 平均複勝回収値 | 本レース複勝率 | 本レース単勝回収値 | 本レース複勝回収値 |
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データ | 47.3% | 77.25 | 81 | 47.5% | 69.75 | 78.75 |
➤ 分析・傾向
- 複勝率は平均とほぼ同等(47.3%→47.5%)で、軸馬としての信頼度は変わらず。
- 回収値はややダウン。特に単勝回収値(77.25→69.75)が落ち込んでおり、人気馬を頭で狙う馬券は妙味薄。
- 総合的には「可もなく不可もなく、期待値は平均以下」という印象。
■ 中穴人気馬(5〜8番人気)
| 平均複勝率 | 平均単勝回収値 | 平均複勝回収値 | 本レース複勝率 | 本レース単勝回収値 | 本レース複勝回収値 |
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データ | 19.4% | 77.75 | 76.25 | 21.2% | 90.75 | 79.75 |
➤ 分析・傾向
- 複勝率は平均より上昇(+1.8pt)しており、馬券圏内への好走率がアップ。
- 単勝回収値が大きく上昇(77.75→90.75)しており、馬券妙味が非常に高い層。
- 中穴ゾーンに価値ある穴馬が多く潜んでいる印象。積極的に狙いたい。
■ 大穴人気馬(9〜18番人気)
| 平均複勝率 | 平均単勝回収値 | 平均複勝回収値 | 本レース複勝率 | 本レース単勝回収値 | 本レース複勝回収値 |
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データ | 6.0% | 60.4 | 63.5 | 5.4% | 72.7 | 65.3 |
※(※9〜14番人気までしか本レースでは該当がないため、その範囲で集計)
➤ 分析・傾向
- 複勝率はやや下落(6.0%→5.4%)しており、好走の期待度は依然として低い。
- 単勝回収値はやや上昇(60.4→72.7)しているため、一発穴としての妙味は上昇傾向。
- ただし総合的に見ると「激走する馬は極めて稀。少点数で狙うべき層」。
■ 総合まとめ
人気帯 | 傾向 | 推奨スタンス |
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人気馬 | 複勝圏率は安定するも、回収値は全体的に下落 | 軸には使えるが、妙味薄。過信禁物 |
中穴人気馬 | 複勝率・回収値ともに上昇し、狙い目のゾーン | 積極的に狙うべき馬券妙味ゾーン |
大穴人気馬 | 複勝率は低水準。一撃あれば回収値上昇も | 点数絞って穴狙いに留める |
クラス別
クラス別考察
クラス別回収率の比較と評価
クラス | 単勝回収値(平均→本レース) | 複勝回収値(平均→本レース) | 評価内容 |
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新馬 | 80 → 32 | 77 → 90 | 単勝↓ 複勝↑ → ③ 平均的なレース |
未勝利 | 68 → 79 | 70 → 71 | 単勝↑ 複勝→ → ② 荒れるレース |
1勝 | 71 → 82 | 73 → 74 | 単勝↑ 複勝↑ → ② 荒れるレース |
2勝 | 71 → 58 | 75 → 83 | 単勝↓ 複勝↑ → ③ 平均的なレース |
3勝 | 74 → 628 | 75 → 215 | 単勝↑↑↑ 複勝↑↑↑ → ② 荒れるレース(大荒れ) |
OPEN(非L) | 74 → 47 | 76 → 62 | 単勝↓ 複勝↓ → ① 堅いレース |
OPEN(L) | 66 → 66 | 73 → 71 | 単勝→ 複勝→ → ③ 平均的なレース |
G3 | 56 → 66 | 73 → 107 | 単勝↑ 複勝↑ → ② 荒れるレース |
G2 | ― | ― | ④ レースがない |
G1 | ― | ― | ④ レースがない |
傾向まとめ
- ② 荒れるレース
→ 未勝利、1勝、3勝、G3
特に「3勝クラス」は単勝628・複勝215と大波乱傾向。
- ① 堅いレース
→ OPEN(非L)
回収率がともに下がっており、堅実な決着傾向。
- ③ 平均的なレース
→ 新馬、2勝、OPEN(L)
片方の回収率が上がっても極端ではなく、バランス型。
- ④ レースがない
→ G2、G1
本レース期間中に該当レースが存在しない。
脚質×上がり3F
脚質×上がり3F考察
脚質別 成績比較・評価
脚質 | 複勝率(平均→本) | 複勝回収値(平均→本) | 評価 |
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逃げ | 43.6% → 50.8% | 134 → 140 | ✅ 有効:成績・回収ともに向上 |
先行 | 41.1% → 49.6% | 125 → 127 | ✅ 有効:成績・回収ともに向上 |
中団 | 16.3% → 14.2% | 63 → 59 | ❌ 悪い:成績・回収ともに低下 |
後方 | 5.0% → 2.1% | 25 → 14 | ❌ 悪い:成績・回収ともに低下 |
マクリ | 52.0% → 53.3% | 183 → 193 | ✅ 有効:成績・回収ともに向上 |
評価と戦略解説
✅ 有効な脚質
- 逃げ
複勝率50.8%、複勝回収値140と非常に高い水準。前に行った馬が残りやすく、積極的な逃げ戦術が有効な傾向。
- 先行
複勝率も回収率も上昇し、逃げに次ぐ安定脚質。信頼性と妙味のバランスが取れた戦略として機能。
- マクリ
複勝率53.3%、複勝回収値193と全体でもトップレベル。出現数は少ないが、決まったときの威力は圧倒的。一発狙いの脚質戦略として非常に有効。
❌ 成績の悪い脚質
- 中団
複勝率・回収値ともに平均を下回り、可もなく不可もないどころか不利な脚質傾向。展開待ちやペース不利を受けやすい。
- 後方
複勝率わずか2.1%、複勝回収値14と壊滅的な数字。届かない・捌けない・不発の典型。このレースでは完全に割引。
総評:戦略上のポイント
- 前に行くほど有利な傾向が顕著。
- 逃げ・先行中心の馬券戦略が基本線。
- マクリ馬は少頭数やローカル・小回りで要注目。
- 中団・後方からの差しは、信頼度・妙味ともに期待薄。
🥇 3F 1位
- 複勝率:73.2%(+7.0pt)
- 複勝回収値:231(非常に高水準)
- ➤ 末脚が最も速い馬が非常に好成績。
- 速い上がりを使える馬は積極的に狙いたい。
🥈 3F 2位
- 複勝率:60.5%(+3.2pt)
- 複勝回収値:193
- ➤ 1位に次ぐ末脚で十分勝負になる展開。
🥉 3F 3位
- 複勝率:49.4%(+3.6pt)
- 複勝回収値:122
- ➤ 速い上がりを使える差し馬が堅実に好走。差しが効く流れであることを示唆。
◼️ 3F ~5位
- 複勝率:31.2%(+0.5pt)
- 複勝回収値:110
- ➤ わずかに平均を上回っているが、基本的には前目(逃げ先行)の粘りが評価されている区間。
🚫 3F 6位以下
- 複勝率:5.4%(−0.5pt)
- 複勝回収値:16
- ➤ 完全に凡走ゾーン。速い上がりを使えない馬は、前でも後ろでも届かないケースが多い。
📌 総合評価:このレースにおける3F脚の重要性
- 上がり1〜3位の馬は複勝率・回収率ともに大きく上昇しており、末脚が重要なのが明確。
- 一方で、6位以下は大きく沈み、速い上がりを使えない馬は厳しい。
- ~5位に該当する逃げ先行勢も一応は健闘しているが、**総合的に見ると「末脚勝負型に展開が向いたレース」**といえる。
馬番
馬番考察
🧭 馬番別 複勝率比較と評価(有利=複勝率が平均より高い)
🟥 内番(1~4番)
馬番 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 差異 | 評価 |
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1番 | 19.7% | 28.9% | +9.2pt | ✅ 有利 |
2番 | 20.4% | 28.0% | +7.6pt | ✅ 有利 |
3番 | 20.5% | 24.0% | +3.5pt | ✅ 有利 |
4番 | 21.5% | 24.9% | +3.4pt | ✅ 有利 |
➡ 全ての内番で平均を上回り、明確に内枠有利な傾向。
🟧 中番(5~12番)
馬番 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 差異 | 評価 |
---|
5番 | 21.3% | 28.1% | +6.8pt | ✅ 有利 |
6番 | 21.3% | 19.6% | -1.7pt | ❌ やや不利 |
7番 | 21.9% | 26.8% | +4.9pt | ✅ 有利 |
8番 | 22.9% | 27.4% | +4.5pt | ✅ 有利 |
9番 | 21.1% | 22.3% | +1.2pt | ✅ やや有利 |
10番 | 22.5% | 20.1% | -2.4pt | ❌ やや不利 |
11番 | 20.7% | 18.5% | -2.2pt | ❌ やや不利 |
12番 | 22.8% | 21.3% | -1.5pt | ❌ やや不利 |
➡ 中番は良し悪しが分かれ、8番・7番・5番など特定馬番が好成績。平均全体で見るとやや有利だが一貫性には欠ける。
🟦 外番(13~16番)
馬番 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 差異 | 評価 |
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13番 | 19.6% | 22.7% | +3.1pt | ✅ やや有利 |
14番 | 20.6% | 19.5% | -1.1pt | ❌ やや不利 |
15番 | 19.8% | 該当なし | – | ― 該当無し |
16番 | 20.9% | 該当なし | – | ― 該当無し |
➡ データが限定的だが、出走数が少ない14番以下では有利傾向は見られない。13番はやや健闘も、外枠全体では評価が弱い。
🏁 総合評価(枠ゾーン別)
枠分類 | 馬番範囲 | 平均複勝率平均 | 本レース複勝率平均 | 差異 | 総合評価 |
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内番 | 1〜4番 | 20.5% | 26.5% | +6.0pt | ✅ 最も有利 |
中番 | 5〜12番 | 21.9% | 23.0% | +1.1pt | ▲ やや有利(ばらつきあり) |
外番 | 13〜16番 | 20.2% | 21.1%(13,14番のみ) | +0.9pt | ❌ データ不足&やや不利 |
✅ 結論
- 最も複勝率が高く安定しているのは「内番(1〜4番)」で、明確に有利。
- 中番(5〜12番)は全体的に平均を少し上回るものの、馬番によるばらつきが大きく傾向が一定しない。
- 外番(13〜16番)は出走数も少なく、有利とまでは言えない。
👉 このレースにおいては、「内枠重視の馬券戦略」が有効です。
■ 大外の有利度評価【複勝率・回収率比較】
▼ 条件
大外(枠番最大)の複勝率・回収率が平均より高ければ有利、低ければ不利
▼ データ比較
データ種別 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
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平均 | 23.6% | 72 | 77 |
本レース | 21.7% | 41 | 46 |
差異 | -1.9pt | -31 | -31 |
▼ 評価と解説
- 本レースの大外複勝率 21.7% は、平均23.6%より下回る(-1.9pt)
- 回収率も大幅に悪化(単勝41、複勝46と平均から30pt以上マイナス)
🟥 総合判断:大外は不利
→ 着内率が下がっており、馬券的妙味も小さい。信頼度・期待値ともに減少傾向。
■ 奇数番 vs 偶数番【複勝率・回収率比較】
▼ データ比較(本レース)
区分 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
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奇数番 | 24.7% | 87 | 79 |
偶数番 | 23.4% | 70 | 69 |
差異 | +1.3pt | +17 | +10 |
▼ 評価と解説
- 複勝率:奇数番が+1.3ポイント上回る
- 回収率:奇数番が単複ともに上回る
🟦 総合判断:奇数番がやや有利
→ 安定感に加え、回収値も高く、妙味ある人気薄の好走も含まれる。
■ 総合結論
観点 | 結論 |
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大外の有利度 | ❌ 不利(複勝・回収率ともに平均下回る) |
奇偶番比較 | ✅ 奇数番がやや有利(複勝率・回収率上) |
🎯 馬券戦略ポイント
- 大外は割引評価が妥当
- 馬番が選択の分かれ目になる際は「奇数番をやや重視」が有効
種牡馬
種牡馬考察
① 総合評価が高い種牡馬ベスト5【複勝率+回収率で評価】
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | コメント |
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🥇1位 | スクリーンヒーロー | 34.8% | 305 | 131 | 出走数は少ないがすべてが高水準。複勝率と回収値が飛び抜けており、超妙味あり。穴狙いにも◎。 |
🥈2位 | ブラックタイド | 26.9% | 285 | 132 | 回収率が驚異的。複勝率も水準以上で、人気薄の好走が多い種牡馬。 |
🥉3位 | クロフネ | 36.6% | 66 | 68 | 全種牡馬中複勝率1位。回収値は並だが、安定した着内率で軸向き。 |
4位 | アイルハヴアナザー | 34.0% | 90 | 107 | 全体バランスが良く、複勝回収率の高さが光る。 |
5位 | マクフィ | 35.7% | 105 | 71 | 勝率も高く、中穴あたりの期待値が高い種牡馬。狙い目の1頭。 |
② 総合評価が低い種牡馬ワースト5【複勝率・回収率ともに低迷】
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | コメント |
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🥇1位 | ゴールドアリュール | 18.9% | 28 | 44 | すべての指標がワースト圏。妙味も信頼度も低く、評価を落とす。 |
🥈2位 | オルフェーヴル | 18.9% | 76 | 39 | 複勝率も低く、複勝回収率が最低クラス。買いにくいデータ。 |
🥉3位 | シニスターミニスター | 29.0% | 28 | 65 | 複勝率は並だが、単勝回収率が極端に低く期待値は薄い。 |
4位 | ロードカナロア | 30.2% | 36 | 64 | 出走数は多いが、回収率が大きく劣化。安定型だが妙味に欠ける。 |
5位 | キングカメハメハ | 30.4% | 36 | 106 | 複勝回収率は高いが、単勝回収率が低く妙味に波がある。軸向き止まり。 |
③ 「複勝率は低いが」回収値は高い種牡馬ベスト3【穴馬の宝庫】
※複勝率が25%未満かつ単勝・複勝回収率がともに高い種牡馬
順位 | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 | コメント |
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🥇1位 | ブラックタイド | 26.9%(ギリ基準内) | 285 | 132 | 穴馬製造機。波はあるが一発を狙うには最適。複勝率もボーダークリア。 |
🥈2位 | スクリーンヒーロー | 34.8% | 305 | 131 | ※複勝率は高いが、回収率の異常値で特例的にランクイン。 |
🥉3位 | ドレフォン | 31.3% | 166 | 103 | 複勝率が高めだが、妙味型の中穴タイプでランクイン。中波乱向き。 |
④ 総合まとめ:狙える種牡馬・買い控えたい種牡馬
- ✅ 狙える種牡馬
スクリーンヒーロー・ブラックタイド・アイルハヴアナザーなど、複勝率と回収率のバランスが高水準な馬は軸・穴兼用で期待値◎。
- ❌ 警戒すべき種牡馬
ゴールドアリュール・オルフェーヴル・シニスターミニスターは、複勝率も回収率も低く、信頼も妙味も薄い。人気でも割引が妥当。
- 🎯 戦略的視点
信頼型なら「クロフネ」「アイルハヴアナザー」、一発型なら「ブラックタイド」「スクリーンヒーロー」。目的別に使い分けが吉。
前走距離
前走距離考察
■ 全体傾向の比較
区分 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 平均複勝回収値 | 本レース複勝回収値 | 評価 |
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同距離 | 24.8% | 27.3% | 74 | 71 | ◎ 最も安定・高信頼ゾーン |
±200m以内 | 22.8% | 25.9% | 74 | 72 | ○ 信頼性と妙味のバランスが良好 |
±400m以内 | 21.9% | 25.1% | 73 | 75 | ○ 広めに取ってもまだ良好なパフォーマンス |
±600m以内 | 21.5% | 24.5% | 73 | 75 | ○ 安定感は十分にあるがやや落ちる |
延長 | 17.6% | 18.4% | 68 | 77 | △ 平均よりは少し良いが、安定感に欠ける |
短縮 | 19.6% | 24.0% | 75 | 78 | ◎ 本レースでは成績上昇、狙い目の距離変化 |
500m以上延長 | 11.1% | 9.7% | 58 | 66 | × 安定感・妙味ともに低水準、回避推奨 |
500m以上短縮 | 14.0% | 16.7% | 74 | 80 | △ 成績は低調だが、複勝回収値は健闘 |
■ 距離変化ごとの評価ポイント
🔵【同距離・±200m以内・±400m以内】
- 複勝率・複勝回収率ともに安定しており、信頼度が高い。
- 特に同距離ローテは本レースで27.3%とトップ。軸馬に最適。
- ±400m以内ならばフォロー範囲として安心感あり。
🔵【今回短縮】
- 平均データより複勝率が+4.4pt高く、複勝回収値も78と高水準。
- 本レースでは「短縮=プラス材料」。特に逃げ・先行タイプには追い風。
🔴【今回延長】
- 平均では複勝率17.6%→本レースで18.4%とやや改善。
- しかし全体比較では見劣りし、展開や脚質の不安が大きい。
- 積極的には狙いにくく、穴狙い限定向き。
🔴【500m以上の大幅延長・短縮】
- 共に複勝率が大きく低下(延長9.7%、短縮16.7%)。
- 急激な距離変化は大きなマイナス要素。
- 回収率が例外的に高くなることもあるが、基本は避けたいゾーン
前走コース
前走コース考察
総合的な傾向と評価(複勝率+回収率)
◎ 高評価グループ(複勝率・回収率ともに優秀)
- 園田・ダ1400(複勝率37.5%、単回400、複回116)
地方からの転戦でサンプルは少ないが、爆発力が非常に高い。人気薄で激走のケースが多く、穴狙いに最適。
- 京都・ダ1900(複勝率33.3%、単回247、複回103)
長距離からの距離短縮でスタミナが活きやすく、展開がハマれば好走率は非常に高い。
- 京都・ダ1400(複勝率33.3%、単回194、複回105)
スピード色が強い短距離からの距離延長で、先行力が活きやすく、回収率も文句なし。
- 新潟・ダ1800(複勝率34.0%、単回54、複回86)
同系統の距離・形態からの参戦で安定性が高い。特に複勝率は優秀。
- 阪神・ダ1800(複勝率28.1%、単回63、複回103)
先行激化しやすい舞台だが、函館での持ち味が発揮されやすく、複回の高さが光る。
前走場所別の平均的傾向
◎ 平均以上に優秀な場所
- 京都・新潟・阪神ダート
安定して複勝率が28%前後あり、複回も70〜100超えと高水準。
△ 平均的
- 東京・中京ダート組(1600〜1800m)
複勝率はおおむね20〜23%。回収率はやや低めだが、堅実なタイプが多く安定。
✕ 成績が伸び悩む傾向
- 中山・東京の芝組
ダート替わりが響くのか複勝率・回収率ともに低調。特に中山ダ1800組(複勝率20%、複回53)は注意。
距離ローテーション傾向(延長・短縮)
◎ 短縮ローテーションの好走傾向
- 京都ダ1900→函館ダ1700
- 京都ダ1400→函館ダ1700
→ 特に「距離短縮×関西馬」が好成績。スタミナを活かした前々の競馬で結果を出している。
✕ 延長ローテーションは割引き傾向
- 芝1200や芝1800からの延長組(函館芝含む)
→ 芝からのダート替わり+距離延長の二重苦で複勝率は1桁(10%以下)と大きく割引。
総合評価と結論
◎ 最も信頼できるローテーション・前走場所は?
- 京都ダ1400/1900 → 函館ダ1700
→ 距離短縮ローテで複勝率・回収率ともにトップクラス。信頼度・期待値ともに高い。
△ 次点グループ
- 新潟ダ1800・阪神ダ1800 → 函館ダ1700
→ 安定した複勝率と中程度の回収率で狙いやすい。
✕ 割引すべき前走パターン
- 函館芝・東京芝からのダート替わり延長ローテ
→ ダート適性不足+距離負担増で凡走多く、回収率も低い。
まとめ
- 複勝率・回収率の総合では「短縮ローテ+関西圏ダート組」が優秀。
- 地方組(園田など)はサンプルが少ないが爆発力あり。
- 芝からの延長ローテは全体的に信頼度が低く、評価を落とすべき。
👉 狙うべきは、京都・阪神・新潟のダート組+短縮ローテ。穴なら地方短距離ダート(園田)からの臨戦にも注意。