- 東京芝1800mコース

東京芝1800mコース解説
特徴
- スタート位置: 2角越えの専用ポケットからスタートし、2角で本線と合流
- 直線距離:
- 2角までの直線: 157m
- 向正面直線: 450m
- 高低差:
- スタート地点はコース最頂部
- 向正面直線の前半はゆるやかな下り
- コブの上り・下りを経て3角半ばでコース最底部
- 4角過ぎまでゆるやかに上る
- ゴール前直線: 525m
- 直線に入ってすぐ急坂を越え、さらに300m平坦な直線を走ってゴール
先行争いとペース
- 2角の特性: 曲がり角32度が進行方向を変え、先行争いを強制終了させるボトルネックの役割
- ラップの安定: 3F目でラップが落ち着くため、逃げ馬・先行馬が息を吹き返す
- 有利度: 東京芝1600とほぼ同じ有利度で、芝1800としては新潟芝1800外回りや阪神芝1800外回りより上位だが、下位グループに属する
脚質分布
- 3着内馬の脚質: 極端な脚質が同居しやすく、穴が出やすい
- 展開の変化: マイルと中距離の中間に位置するため、展開はどちらにも転ぶ
- ペースの影響:
- 上級条件では11秒台のラップが並び、速いペースが得意な上級マイラーが前で残る
- 遅いペースでは中距離馬の先行馬が有利になる
内枠の有利性
- 距離損の回避: 短い距離で先行争いするため、内の取りやすさが重要
- 有利な枠:
- 4番より内が特に有利
- 15番より外は不利
- 逃げ馬は内め番(1~12番)と偶数番が有利
- 先行馬は6番より内が特に有利
- 中め番(7~11番)は窮屈になりがちで不利
- 差し・追込馬は内め番が最も良く、外に行くにしたがって不利
脚質の変動
- クラスによる変動: 東京芝2000のように頭数やクラスで有利脚質が大きく動く傾向は見られない
このコースでは、先行争いが早期に終了し、ペースが変動しやすい特性があります。内枠の馬が有利であり、脚質の組み合わせによって穴が出やすい点も重要な要素です
東京芝1800mコースデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
✨おすすめ騎手トップ5✨
1位 モレイラ
- 複勝率75.0%(圧倒的1位)
- 単勝回収値142 / 複勝回収値119
- 勝率45.0%と異常値級の高さ。出走数は少ない(20戦)が、短期戦では最強候補。単複ともに回収値100超えで効率的。
2位 ルメール
- 複勝率64.9%(2位)
- 単勝回収値79 / 複勝回収値90
- 勝率29.3%・連対率50.2%とトップクラス。複勝で安定した利益を狙える「鉄板騎手」。
3位 レーン
- 複勝率57.7%(3位)
- 単勝回収値123 / 複勝回収値82
- 勝率32.7%と高く、単勝回収値123と穴馬でも活躍。出走数少なめ(52戦)だが効率◎。
4位 川田将雅
- 複勝率55.9%
- 単勝回収値65 / 複勝回収値92
- 連対率40.7%が突出。複勝回収値92と複勝で安定。単勝はオッズ低めだが、人気馬との相性◎。
5位 松山弘平
- 複勝率37.7%
- 単勝回収値109 / 複勝回収値144(全騎手中最高)
- 複勝回収値が異常に高く、単勝でも109と優秀。穴馬・人気馬両方で活躍する実力派。
⚠要注意騎手ワースト5
1位 大野拓弥
- 複勝率16.7%(最低クラス)
- 単勝回収値25 / 複勝回収値52
- 回収値が極端に低く、勝率5.8%と投資価値ほぼなし。
2位 石川裕紀
- 複勝率16.9%
- 単勝回収値58 / 複勝回収値60
- 複勝率・回収値ともに低く、安定性ゼロ。
3位 三浦皇成
- 複勝率25.6%
- 単勝回収値80 / 複勝回収値61
- 勝率3.8%と低すぎる。連対率16.9%も不安定。
4位 津村明秀
- 複勝率19.7%
- 単勝回収値28 / 複勝回収値54
- 回収値が全体的に低く、勝率5.7%と期待薄。
5位 横山和生
- 複勝率19.3%
- 単勝回収値68 / 複勝回収値65
- 複勝率が低く、回収効率が悪い。
🎯最適戦略ガイド
1. 複勝で安定利益を狙うなら
- モレイラ(75.0%)・ルメール(64.9%)・川田将雅(55.9%)
→ 特にモレイラは短期戦で圧倒的安定感。
2. 単勝で高回収を狙うなら
- レーン(回収値123)・松山弘平(109)・丸山元気(652)
→ 丸山元気は回収値652と異常値だが、勝率9.8%と高リスク。
3. 穴騎手を活用するなら
- 坂井瑠星(単勝回収値126)・岩田望来(82)
→ 中穴~人気馬で好成績。
4. 絶対に避けるべき騎手
- 大野拓弥・石川裕紀・三浦皇成
→ 回収値・勝率ともに低くリスク高い。
人気別

人気別考察
- 4番人気までが着内率と回収率もよく、堅い傾向にある。
- 5,6番人気で着内率は悪くないが複勝回収率が下がる。
- 穴馬の着内率が悪く、回収率も悪いため実力が出やすいコースになる。
- 大穴の単勝回収率で100越えはあるが確率がかなり低い為おすすめできない
クラス別

クラス別考察
- 全体的に堅く決まる傾向にある。
- 2勝クラスと3勝クラスでは、荒れ傾向にある。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
- 逃げ先行馬の着内率と回収率が他のコースと比べて悪い傾向にあり、逃げ残りの難しいコースになる。
- 最終直線が長い為差し届く傾向にあるが回収率が低い為、穴馬の差し馬だと届かない可能性がある。
- ラスト3Fでは、3位までなら回収率が100を超えるがそれ以下になるとかなり数値が下がるのは、最終直線でのスピードがかなり重要になることがわかる。
- 最終直線での差し足勝負になりやすい傾向にある。
馬番

馬番考察
- 内から中枠にかけて、着内率が良くなるが内枠の回収率が悪く、実力以上に人気しやすい。
- 中枠から外枠にかけて着内率が悪くなる傾向にあるが、その為軽視されやすく実力のある馬でも人気が落ちる傾向にある。
- 4番~8番の成績が良く、特に6,8番になると回収率も良くなる。
- 偶数番と奇数番では、若干偶数番のほうが回収率が良くなる。
- 大外発走になると、意外と成績が良く、回収率もかなり良いので意外性があり狙い目である。
種牡馬

種牡馬考察
✨おすすめ種牡馬トップ5✨
1位 キズナ
- 複勝率41.7%(全種牡馬中最高)
- 単勝回収値128 / 複勝回収値128(単複ともにプラス)
- 勝率11.0%・連対率24.4%とバランス良く、単複ともに回収値128と効率的。安定性と爆発力の両立が最大の強み。
2位 モーリス
- 複勝率38.8%(2位)
- 単勝回収値72 / 複勝回収値97
- 勝率19.4%と高く、複勝で安定した利益が期待できる。単勝はオッズ低めだが、人気馬との相性◎。
3位 キタサンブラック
- 複勝率40.4%(3位)
- 単勝回収値104 / 複勝回収値91
- 勝率22.8%とトップクラスで、単勝回収値104と高効率。出走数少なめ(57戦)だが、穴馬として有力。
4位 ジャスタウェイ
- 複勝率34.0%
- 単勝回収値65 / 複勝回収値104(複勝でプラス)
- 複勝回収値が高く、複勝メインで狙うと効率的。連対率26.0%も良好。
5位 リオンディーズ
- 複勝率25.5%
- 単勝回収値157(全種牡馬中最高) / 複勝回収値69
- 単勝で超大穴を狙える種牡馬。勝率10.9%と低めだが、回収値157は他を圧倒。
⚠要注意種牡馬ワースト5
1位 ゴールドシップ
- 複勝率11.9%(最低クラス)
- 単勝回収値33 / 複勝回収値36
- 回収値が極端に低く、勝率3.8%と投資価値ほぼなし。
2位 ハービンジャー
- 複勝率19.1%
- 単勝回収値35 / 複勝回収値42
- 複勝率・回収値ともに低く、安定性ゼロ。
3位 ルーラーシップ
- 複勝率22.4%
- 単勝回収値39 / 複勝回収値79
- 勝率5.4%と低すぎる。連対率10.2%も不安定。
4位 オルフェーヴル
- 複勝率18.5%
- 単勝回収値72 / 複勝回収値68
- 回収値が全体的に低く、勝率4.3%と期待薄。
5位 ヴィクトワールピサ
- 複勝率26.5%
- 単勝回収値45 / 複勝回収値122
- 複勝回収値は高いが、複勝率が低く、「当たれば大きいが、外れやすい」タイプ。
🎯まとめ
1. 複勝で安定利益を狙うなら
- キズナ(41.7%)・モーリス(38.8%)・キタサンブラック(40.4%)
→ 特にキズナは単複ともに回収値128と最強。
2. 単勝で高回収を狙うなら
- リオンディーズ(回収値157)・キタサンブラック(104)・キズナ(128)
→ リオンディーズは超大穴専用、キタサンブラックは穴馬~人気馬で活躍。
3. 穴種牡馬を活用するなら
- サトノダイヤモンド(単勝回収値148)・レイデオロ(100)
→ サトノダイヤモンドは勝率11.8%と穴馬として有望。
4. 絶対に避けるべき種牡馬
- ゴールドシップ・ハービンジャー・ルーラーシップ
→ 回収値・勝率ともに低く、期待値低い。
前走距離

前走距離考察
- 同距離レースが最安定
・勝率9.4%(全カテゴリー最高)
・連対率18.3%/複勝率27.1%
・回収値62-67(人気馬集中) - 短縮レースの意外性
・今回短縮:勝率8.2%・回収値73
・500m以上短縮:単勝回収値320(異常値) - 延長レースのリスク
・今回延長:勝率5.8%・回収値67
・500m以上延長:未勝利(0勝/84戦)
まとめ
(1) おすすめ
・「500m以上短縮」が爆発的回収(320)
・「今回短縮」がバランス型(回収値73)
(2) 安定
・「同距離」が安定(複勝率27.1%)
・「今回短縮」が堅実(回収値70)
(3) 回避すべきパターン
・500m以上延長(勝率0%)
※特筆事項:
500m以上短縮で単勝回収値320という驚異的な数値(7.9%の勝率でこの回収)。ただしサンプル76戦と少なめ。短縮レースでは大穴発生の可能性が顕著に高い。
前走コース

前走コース考察
- 全体的に距離短縮になると着内率が良い傾向にある。
- 中でも前走阪神、札幌との相性が良く、注目すべき点である。
- 前走中山、福島、中京になると相性が悪く、回収率が下がる傾向にある。
- 前走東京芝2400になると、サンプル数は少ないが回収率がかなり良くなる。