2026年 プロキオンステークス(G2)結果一覧
京都競馬場 ダート1800m / 天候:晴 / 馬場:良
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上り3F | 人気 | オッズ | 体重(増減) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | 13 | ロードクロンヌ | 牡5 | 57 | 横山和生 | 1:51.0 | – | 3-3-3-3 | 36.6 | 1 | 4.4 | 500(+12) |
| 2 | 8 | 16 | サンデーファンデー | 牡6 | 58 | 角田大和 | 1:51.1 | クビ | 2-2-2-2 | 36.9 | 11 | 43.4 | 528(+4) |
| 3 | 1 | 1 | ルシュヴァルドール | 牡5 | 57 | 藤岡佑介 | 1:51.1 | クビ | 4-3-4-3 | 36.5 | 8 | 12.7 | 542(+6) |
| 4 | 5 | 9 | ブライアンセンス | 牡6 | 57 | 坂井瑠星 | 1:51.2 | クビ | 8-7-8-7 | 36.4 | 2 | 5.5 | 524(+4) |
| 5 | 8 | 15 | セラフィックコール | 牡6 | 58 | 西村淳也 | 1:51.5 | 1 3/4 | 14-14-15-13 | 36.0 | 7 | 11.8 | 536(-2) |
| 6 | 7 | 14 | ハピ | 牡7 | 57 | 菱田裕二 | 1:51.6 | 1/2 | 16-16-16-16 | 35.9 | 9 | 16.2 | 488(+2) |
| 7 | 5 | 10 | ジェイパームス | セ6 | 57 | 鮫島克駿 | 1:51.6 | クビ | 11-12-12-10 | 36.3 | 3 | 5.5 | 510(+2) |
| 8 | 6 | 11 | ペイシャエス | 牡7 | 57 | 田辺裕信 | 1:51.8 | 1 1/4 | 13-12-13-13 | 36.5 | 12 | 45.2 | 504(-8) |
| 9 | 1 | 2 | サイモンザナドゥ | 牡6 | 57 | 池添謙一 | 1:51.9 | 1/2 | 4-5-4-5 | 37.3 | 4 | 6.7 | 478(+4) |
| 10 | 4 | 7 | テーオーパスワード | 牡5 | 57 | 高杉吏麒 | 1:52.0 | 1/2 | 10-9-8-9 | 37.1 | 5 | 11.0 | 488(+4) |
| 11 | 2 | 3 | マーブルロック | 牡6 | 57 | 酒井学 | 1:52.1 | 1/2 | 1-1-1-1 | 38.0 | 15 | 241.3 | 530(+6) |
| 12 | 3 | 5 | ハナウマビーチ | 牡4 | 56 | 団野大成 | 1:52.3 | 3/4 | 11-9-8-10 | 37.4 | 10 | 27.4 | 520(0) |
| 13 | 6 | 12 | シゲルショウグン | 牡6 | 57 | 武豊 | 1:52.3 | 頭 | 7-7-6-5 | 37.6 | 6 | 11.4 | 532(+6) |
| 14 | 2 | 4 | テーオードレフォン | 牡7 | 57 | 浜中俊 | 1:52.7 | 2 1/2 | 6-6-6-7 | 38.0 | 14 | 131.0 | 506(+10) |
| 15 | 3 | 6 | クラウンプライド | 牡7 | 57 | ハマーハ | 1:53.6 | 5 | 8-9-8-10 | 38.6 | 13 | 49.7 | 524(+23) |
| 16 | 4 | 8 | マリオロード | 牡7 | 57 | 吉村誠之 | 1:53.8 | 1 | 14-14-13-13 | 38.5 | 16 | 249.9 | 518(-2) |
【簡易分析メモ】
- ペース: 1000m通過 1:01.3(Ave-3F 37.20 / 上り最速 35.9)
- 上がり最速: ハピ(35.9秒 / 6着)
- 波乱の主役: サンデーファンデー(11番人気2着)
- 総括: 1着から4着までが「クビ差」の連続という極限の接戦。好位から抜け出したロードクロンヌに対し、先行してしぶとく粘ったサンデーファンデーが大波乱を演出しました。
2026年 プロキオンステークス(G2)詳細レポート
2026年1月25日、京都競馬場で行われたプロキオンS。 1番人気が勝利しながらも、2着に11番人気が食い込み、3連単は約20万円の高配当となりました。
1. レース分析:ラップ&ペース
淀みのないペース配分が、各馬の地力を引き出すタフな一戦となりました。
| 項目 | 内容 | 指標の意味 |
|---|---|---|
| 走破タイム | 1:51.0 | 1着:ロードクロンヌ |
| 1000m通過 | 1:01.3 | 標準的なミドルペース |
| レースPCI | 50.4 | 前後半のバランスが取れた平均型 |
| 前後3F差 | +0.8秒 | やや前傾(前半の方が速い) |
2. パフォーマンス・チェック
上位馬の粘りと、後方から追い上げた末脚の記録です。
| 着順 | 馬名 | 上がり3F | 人気 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1着 | ロードクロンヌ | 36.6 | 1番人気 | 好位から完璧な抜け出し |
| 2着 | サンデーファンデー | 36.9 | 11番人気 | 2番手から粘り込みの大波乱 |
| 3着 | ルシュヴァルドール | 36.5 | 8番人気 | 内から鋭く伸びて3着確保 |
| 6着 | ハピ | 35.9 | 9番人気 | 上がり最速。展開に泣く |
3. 払戻金(JRA発表)
高配当となった馬連、3連単の配当に注目です。
【単勝・複勝】
| 券種 | 番号 | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 13 | 440円 | 1番人気 |
| 複勝 | 13 / 16 / 1 | 170円 / 960円 / 400円 | 1 / 11 / 8番人気 |
【連勝複式・単式】
| 券種 | 組合せ | 払戻金 | 人気 |
|---|---|---|---|
| 枠連 | 7-8 | 1,910円 | 7番人気 |
| 馬連 | 13-16 | 11,940円 | 34番人気 |
| 馬単 | 13 → 16 | 18,130円 | 51番人気 |
【ワイド・3連系】
| 券種 | 組合せ | 払戻金 |
|---|---|---|
| ワイド | 13-16 01-13 01-16 | 3,060円 920円 8,730円 |
| 3連複 | 01-13-16 | 36,040円 |
| 3連単 | 13 → 16 → 01 | 199,080円 |
【総評】 1番人気が勝ちながら、2着・3着に伏兵が入り込んだことで、馬連・馬単・3連単すべてで万馬券となりました。特にサンデーファンデーの粘り腰を読み切るのが、今回の馬券攻略の鍵でした。
2026年1月25日。冬の京都競馬場に集ったダートの強豪たちによる**プロキオンステークス(G2・ダート1800m)**は、競馬というスポーツが持つ「論理的な側面」と「爆発的な不確実性」の両面を、これ以上ないほど鮮明に描き出しました。
1番人気ロードクロンヌが王者の風格を見せて優勝を飾った一方で、2着には単勝43.4倍、11番人気の伏兵サンデーファンデーが激走。馬券を手に汗握らせたこの一戦を、ソースの統計データとレース展開の細部から徹底的に解剖します。なぜあの馬が勝ち、なぜあの人気馬が敗れたのか。3000文字の濃密な回顧録をお届けします。
1. レース概況:京都ダート1800mが求めた「適性」
まず注目すべきは、淀みのないラップ構成です。3番マーブルロックがハナを奪い、1000m通過は1分1秒3。これは京都のダートとしては、決して緩くないペースです。
- レース全体のPCI(ペース・コンフォート・インデックス):50.4
- 前後3Fの差:+0.8秒(前傾)
この数値が示すのは、逃げ馬だけが得をするスローでもなければ、差し馬だけが届く極端なハイペースでもない、**「実力馬が実力通りに走り切るためのミドルペース」**であったということです。この展開により、前方の馬には最後まで垂れないスタミナが、後方の馬には自力で差を詰めるスピードが求められる過酷な舞台となりました。
結果、上位4頭が「クビ・クビ・クビ」の差で入線。コンマ数秒、わずか数センチの差を分けたのは、事前のデータが示していた「期待値」の差でした。
2. 覇者ロードクロンヌ:データが証明した「1番人気の必然」
単勝4.4倍の1番人気に応えたロードクロンヌ。その勝利は、偶然ではなく、統計的に最も勝利に近いポジションにいたからこその結果でした。
① 先行力の優位性とラップ管理
ロードクロンヌは道中、終始3番手の好位をキープ。統計データによれば、京都ダート1800mにおける**「先行」脚質の複勝率は44.2%、複勝回収値は122**と非常に優秀です。 特筆すべきは本馬自身のPCI「51.6」という数値。レース全体のペース(50.4)よりもわずかに脚を溜めることに成功しており、これが最後、逃げ粘るサンデーファンデーを外からねじ伏せる「上がり36.6秒(全体3位タイ)」の末脚を支えました。
② 勝利を呼び込んだ「13番枠」と「横山和生騎手」
今回の分析で最も衝撃的だったのが、馬番「13番」の期待値です。統計上、単勝回収値209という全馬番の中で突出した数値を誇っていた13番枠を引き当てたことが、ロードクロンヌにとって最大の追い風となりました。 また、鞍上の横山和生騎手はこの条件で複勝率47.6%。勝負どころを熟知したベテランのような落ち着きで、1番人気の重圧を跳ね除けました。
③ 四位厩舎の「9週間」という魔法
四位洋文調教師は当該条件で複勝率32.5%と好相性。さらに「休み明け5〜9週」という間隔は単勝回収値141と、最も馬がリフレッシュして力を出せる期間です。前走から+12kgの500kgという馬体重は、まさにパワーとスピードが最高潮に達した状態での出走でした。
3. 2着サンデーファンデー:血統が呼び込んだ「11番人気の激走」
本レース最大のサプライズ、11番人気2着のサンデーファンデー。しかし、血統オタクやデータ派のブログ読者なら、この激走にニヤリとしたはずです。なぜなら、この馬はソース内で**「最高クラスの期待値」**を叩き出していたからです。
① 回収率471%の「超・期待値血統」
サンデーファンデーの血統背景を見てみましょう。
- 父:スズカコーズウェイ(単回収値471 / 複回収値152 / 複勝率44.4%)
- 母父:スマートボーイ(単回収値471 / 複回収値211 / 複勝率66.7%)
この組み合わせは、京都のダートにおいて「出ているだけで買い」と言えるほどの爆発力を秘めていました。人気は低かったものの、血統的な適性は出走馬中トップクラスだったのです。
② 外枠16番からの理想的な積極策
「外枠の先行馬は不利」という定説を覆し、16番枠から果敢に2番手を確保。自身のPCIは50.5と、レース平均とほぼ一致するラップで走り切りました。これは「無理心中」の逃げではなく、自身の持てるスタミナを100%効率的に使い切る戦術でした。
4. 3着ルシュヴァルドール:枠と実績がもたらした粘り
8番人気ながら3着に食い込んだルシュヴァルドール。この馬の好走もまた、論理的な裏付けがありました。
① 「1番枠」を活かした最短コース
多頭数のダート戦において、内枠の立ち回りは勝負を分けます。1番枠を引き当てた本馬は、複勝率23.5%の利を活かし、終始インコースの4番手付近をロスなく追走。直線で大型馬(542kg)らしいパワフルな伸びを見せました。
② 格上の実績:OPEN(L)組の強み
前走ベテルギウスS(オープンL)を勝利していたルシュヴァルドール。「前走OPEN(L)組」は複勝回収値118という高いカテゴリー。さらに、上がり3F 36.5秒(全体2位)の鋭い脚を先行しながら繰り出せたことが、大混戦の3着争いを制する決め手となりました。
5. まとめ:データから学ぶ「次走へのバイブル」
2026年プロキオンステークスが我々に教えてくれたのは、「王道の安定感」と「血統の爆発力」のバランスです。
- 先行勢の圧倒的な有利さ:京都ダート1800mでは、PCI 50前後で立ち回れる先行馬をまず軸に据えること。
- 馬番の魔力:13番(ロードクロンヌ)の単回収値209、1番(ルシュヴァルドール)の利など、枠順は複勝率以上に回収期待値を重視すべき。
- 血統の隠れサイン:スズカコーズウェイやスマートボーイといった、特定の舞台で跳ね上がる「回収率特化型血統」を見逃さないこと。
ロードクロンヌは今後、G1戦線でも「大崩れしない主役」として注目を集めるでしょう。一方で、サンデーファンデーのような血統馬が適性舞台で見せる「一発」こそが、競馬予想の醍醐味であることを私たちは改めて知らされました。
今回の分析結果を皆さんの「競馬ノート」に書き込み、次なる京都ダート戦に備えましょう。データは嘘をつきません。ただ、そのデータをどう解釈するかが、勝利への唯一の道なのです。


