札幌競馬場特徴

札幌競馬場

平坦でカーブが大きく直線が短い

1周距離1641m。 ゴール前直線266m。高低 差 0.7m 幅員25~27m(いずれもAコース)。

高低差 0.7mということは、全周にわたってほぼ 平坦と考えていい。JRAの芝コースで全周ほほ 平坦なのは札幌と新潟の2場だけだ。

  高低差のあるコースには3~4角から直線の前半にかけて下りになっているところが多い。 その場合下りの加速度を利用して末足を生かす競馬 ができるのに対し、全体平坦のコースでは加速度を利用して末足を生かす競馬ができない。

自分の力で加速してトップスピードまで持っていかないと勝負に参加することができない。 そのため平坦なコースは見かけによ らず底力を要求することが多い。

 コースの特徴としては、コーナー半径がローカル競馬場の中ではもっとも大きい。大きいカーブのコーナーでは回りながら外に持ち出し たり順位を上げていくことが難しいため、最初にペースが決まってしまうと途中でペースが変わることが少なく平均ペースになることが多い。

 ゴール前直線の長さはJRAの芝コースの中では函館に次いで2番目に短い。 しかも直線の半ばにゴール 板がある函館と違って、札幌は減速しにくい最後の短い直線で 勝負を決めなければならない。

 札幌競馬場の芝は、洋芝(野芝に比べて柔らかい芝)を使用しているため、全体的に時計のかかる競馬場となっている。