- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- ミッキーアイル産駒 データ(2014年~2024年)
- 母父馬
- ミッキーアイル産駒×母父馬:傾向分析
- 騎手
- ミッキーアイル産駒×騎手:傾向分析
- 人気
- コース(芝編)
- ミッキーアイル産駒:場所・距離別適性考察
- コース(ダート編)
- ミッキーアイル産駒:ダート場所・距離別適性考察
- 馬場状態
- 脚質ラスト3F
- ミッキーアイル産駒:脚質別有効度分析
- まとめ:ミッキーアイル産駒の脚質戦略
- ミッキーアイル産駒:最終3Fスピード順位別有効度分析
- まとめ:ミッキーアイル産駒は「上がり勝負」が命!
- 馬体重
- 馬体重別パフォーマンス分析
- 体重の増減による成績変化考察
- まとめ
- 年齢
- 1. パフォーマンスのピークと下降期
- まとめ
- 間隔
- レース間隔別パフォーマンス分析
- 明け何戦目別パフォーマンス分析
- まとめ
- 馬番
- 馬番別パフォーマンス分析
- 奇数・偶数馬番別パフォーマンス分析
- 大外枠の得意度分析
馬体

血統表

戦歴
栄光のプロフィール
まずは、ミッキーアイルの輝かしい競走成績をご覧ください。
- 競走成績: 20戦8勝 (2歳~5歳、日本・香港)
- 最高レーティング: 118M (2016年)
- 主な勝ち鞍:
- マイルチャンピオンシップ (GⅠ)
- NHKマイルカップ (GⅠ)
- スワンステークス (GⅡ)
- 阪急杯 (GⅢ)
- シンザン記念 (GⅢ)
- アーリントンカップ (GⅢ)
- 重賞での好走:
- スプリンターズステークス (GⅠ) 2着
- 高松宮記念 (GⅠ) 2着 (※5歳時)
- 高松宮記念 (GⅠ) 3着 (※4歳時)
- 阪急杯 (GⅢ) 2着
GⅠを2勝、重賞を6勝。そして最高レーティングの「118M」。これは、彼がマイル路線のトップランナーであったことを証明する数字です。
快速王への道:GⅠタイトルと最優秀短距離馬
ミッキーアイルのキャリアは、3歳時に一気に花開きました。
- 3歳時:
- この年、シンザン記念 (GⅢ)、アーリントンカップ (GⅢ)、そしてNHKマイルカップ (GⅠ) と、重賞を3連勝で駆け抜け、見事に初のGⅠタイトルを獲得しました。そのスピードは、同世代を圧倒するものでした。
- 5歳時:
- 4歳時の高松宮記念で3着と惜敗するも、5歳時にさらなる成長を見せます。
- スプリンターズステークス (GⅠ) で2着と惜敗した後、満を持して駒を進めたマイルチャンピオンシップ (GⅠ) で見事にGⅠ2勝目を挙げました。
- この活躍が評価され、2016年のJRA最優秀短距離馬に選出されました。
- また、この年にはスワンステークス (GⅡ) や阪急杯 (GⅢ) も制しており、充実ぶりが伺えます。
- 高松宮記念 (GⅠ) でも2着に入るなど、短距離GⅠで常に上位争いを演じ続けました。
種牡馬としての新たな挑戦
競走馬として短距離・マイル路線を席巻したミッキーアイルは、引退後、種牡馬として新たな挑戦を続けています。
産駒は父譲りのスピードを受け継ぎ、特に牝馬に活躍馬が多い個性派種牡馬として注目されています。ナムラクレアやメイケイエールといったGⅡ勝ち馬を複数輩出し、すでにスプリントGⅠで好走する産駒も出てきています。
これからは、牡馬の大物も期待される段階に入ってきており、彼の快速遺伝子がどのように受け継がれていくのか、今後の産駒の活躍にも注目が集まっています。
まとめ
ミッキーアイルは、3歳でのGⅠ制覇、そして5歳時のマイルCS制覇で「世界最強」の称号を獲得した、まさに「快速マイル王」でした。その記憶に残る走りは、今も多くの競馬ファンの心に刻まれています。
種牡馬としても、その唯一無二の個性を産駒に伝え、新たな歴史を刻もうとしているミッキーアイル。彼の今後の活躍、そして産駒たちの走りに、これからも目が離せません!
特徴
1. 芝コース適性:「短距離」に特化!
ミッキーアイル産駒は、その父の快速遺伝子を色濃く受け継ぎ、芝コースでは明確な距離適性を示しています。
- 1600m以下が主戦場: 芝での全59勝のうち、実に52勝が1600m以下のレースで挙げられています。
- ~2000m: 3着内率が20%を下回っており、軸として信頼するには心許ないデータです。
- 2000m以上: 出走数自体が激減するため、馬券購入の機会はほとんどないでしょう。
- 結論: 芝コースでは、1600m以下の短距離戦でこそ真価を発揮する、典型的なスプリンター・マイラータイプと断言できます。
2. ダートコース適性:「中距離」に妙味あり!
芝とは対照的に、ダートコースでは意外な適性を見せており、馬券的な狙い目となります。
- 中距離で高い数値: ダートにおいては、中距離(1700m~2000m程度)で最も高い勝率や連対率を残しています。
- 重賞実績も豊富: 本文でも触れたように、ウィリアムバローズなどがダート中距離重賞(東海ステークス、日本テレビ盃など)で実績を挙げています。
- 配当的な旨味: 芝の距離適性とのギャップから、「ミッキーアイル産駒=短距離」というイメージが先行し、ダート中距離での人気が上がりにくい傾向があります。そのため、配当的に妙味のあるケースが多く見られます。
- 例:ウィリアムバローズの日本テレビ盃(JpnⅡ)勝利時も、3番人気で単勝8.0倍と十分に魅力的な配当でした。
- 結論: ダートコースでは、芝とは異なり、中距離戦で積極的な狙いを立てるのが効果的です。
まとめ:ミッキーアイル産駒の攻略ポイント
ミッキーアイル産駒を馬券で狙う際のポイントは以下の2点です。
- 芝コースは1600m以下の短距離に絞る! これが彼らの最も得意な舞台。
- ダートコースは中距離に注目! 芝とのギャップから、思わぬ高配当が期待できる。
代表産駒
ミッキーアイルの代表産駒と主な活躍
ミッキーアイル産駒は、父のスピードを受け継ぎ、主に短距離からマイル戦線で活躍を見せています。特にスプリントGⅠでの好走が目立ちます。
| 産駒名 | 主な活躍レース | 特徴・備考 |
| ナムラクレア | 阪神カップ (GⅡ) 優勝 <br> シルクロードステークス (GⅢ) 優勝 <br> 高松宮記念 (GⅠ) 2着 <br> スプリンターズステークス (GⅠ) 3着 | 短距離GⅠで複数回の連対・好走を果たす、ミッキーアイル産駒の代表的スプリンター。 |
| メイケイエール | セントウルステークス (GⅡ) 優勝 <br> 京王杯スプリングカップ (GⅡ) 優勝 | 荒々しい気性も話題になった快速馬。強烈なスピードを武器にGⅡを2勝。 |
| ウィリアムバローズ | 東海ステークス (GⅡ) 優勝 <br> 日本テレビ盃 (JpnⅡ) 優勝 | ダート重賞を複数制覇。芝もこなすが、ダートでのパワーとスピードが魅力。 |
| デュアリスト | 兵庫ジュニアグランプリ (JpnⅡ) 優勝 | 地方交流重賞を制覇。早期からダートで活躍を見せた。 |
| ララクリスティーヌ | 京都牝馬ステークス (GⅢ) 優勝 | 芝のマイル重賞を制覇。スピードを活かした先行抜け出しが得意。 |
| ピンハイ | チューリップ賞 (GⅡ) 2着 | クラシック路線でも好走。幅広い距離で素質の高さを示した。 |
産駒から見えてくる適性の傾向
上記の代表産駒たちの活躍を見ると、ミッキーアイル産駒が持つ主な適性が見えてきます。
- 圧倒的な「スピード」: ナムラクレアやメイケイエールがGⅠレベルのスプリント戦線で活躍していることからも、父譲りのトップスピードが最大の武器であることが分かります。
- 短距離~マイルが主戦場: 活躍馬の多くが短距離(1200m)からマイル(1600m)の重賞を制しており、この距離帯で真価を発揮する傾向にあります。
- ダート適性も兼備: ウィリアムバローズやデュアリストのように、ダートの重賞戦線でも活躍馬を輩出しており、パワーとスピードを併せ持っていることが伺えます。
- 牝馬の活躍も目立つ: ナムラクレア、メイケイエール、ララクリスティーヌ、ピンハイなど、スピード豊かな牝馬の活躍が特に目立ちます。
まとめ
ミッキーアイル産駒は、父の快速遺伝子を色濃く受け継ぎ、芝・ダート問わず、短距離からマイルの重賞戦線で素晴らしい活躍を見せています。特に、スプリントGⅠでの善戦は、そのスピード能力の高さを示しています。
ミッキーアイル産駒 データ(2014年~2024年)
母父馬

ミッキーアイル産駒×母父馬:傾向分析
総合的に優秀なベスト5母父馬
複勝率、単勝回収値、複勝回収値の総合的なバランスを重視し、高水準で成績を残している母父馬をランキング形式でご紹介します。安定感と爆発力を兼ね備えた血統配合のヒントがここにあります!
第1位:ルーラーシップ
圧倒的な数字を叩き出したのがルーラーシップを母父に持つ産駒です。勝率23.8%、連対率42.9%、複勝率47.6%という驚異的な安定感に加え、単勝回収値271、複勝回収値173と馬券的な妙味も抜群。出走数が21と多くはないですが、この組み合わせを見つけたら積極的に狙うべきでしょう。
第2位:”Storm Cat”
複勝率が58.5%と群を抜いて高く、連対率も39.0%と非常に優秀。単勝回収値69、複勝回収値115と回収率も悪くありません。出走数41でこの安定感は特筆すべきで、”Storm Cat”のスピードとパワーがミッキーアイル産駒の持ち味を最大限に引き出している可能性が高いです。
第3位:クロフネ
勝率9.4%、連対率18.2%、複勝率28.2%と安定した成績に加え、単勝回収値197、複勝回収値125と回収率が非常に高い点が魅力です。特に単勝回収値は驚くべき数字で、人気薄での一発にも期待できる組み合わせと言えるでしょう。ダートのイメージが強いクロフネの血が、ミッキーアイル産駒に新たな可能性を与えています。
第4位:エリシオ
出走数24と少ないながらも、単勝回収値403、複勝回収値114と回収率が非常に高いのが特徴です。複勝率も**29.2%**とまずまずの数字で、一発の魅力は計り知れません。人気薄で好走する傾向があり、穴党にはたまらない組み合わせです。
第5位:タニノギムレット
勝率14.0%、連対率23.3%、複勝率30.2%と安定した成績を残しつつ、単勝回収値104、複勝回収値138とこちらも回収率が優秀です。タニノギムレットのスタミナと根性が、ミッキーアイル産駒に良い影響を与えているのかもしれません。
総合的に苦戦しているワースト5母父馬
次に、複勝率、単勝回収値、複勝回収値の総合的な成績が低い傾向にある母父馬を見ていきましょう。これらの組み合わせは、馬券検討時に慎重な判断が求められます。
第1位:ロードカナロア
複勝率が17.1%と低く、単勝回収値55、複勝回収値43と回収率もかなり厳しい数字です。ロードカナロアもスピードタイプであり、ミッキーアイルとの配合ではスピードが飽和してしまうのか、あるいは他の要素が不足している可能性も考えられます。この組み合わせは、積極的な買い材料を見つけるのが難しいかもしれません。
第2位:キングカメハメハ
連対率16.5%、複勝率24.8%と一見すると悪くないようですが、単勝回収値26、複勝回収値72と回収率が非常に低いです。出走数218と最も多い中でこの回収率は、人気に見合う走りができていないことを示唆しています。堅実に走る馬もいますが、馬券的には妙味が薄いと言えるでしょう。
第3位:サクラバクシンオー
勝率7.7%、複勝率28.2%と悪くはないものの、単勝回収値27、複勝回収値89と回収率が低いです。サクラバクシンオーも短距離馬であり、ミッキーアイルとの配合では、やはりスピード系の血が重なりすぎて、かえって馬券的な価値を下げている可能性が考えられます。
第4位:ブライアンズタイム
勝率6.5%、複勝率28.3%は及第点ですが、単勝回収値33、複勝回収値68と回収率が低いです。ブライアンズタイムはスタミナ・パワー系の血統ですが、ミッキーアイルとの配合ではその持ち味が十分に活かされていないのかもしれません。
第5位:ホワイトマズル
勝率6.5%、複勝率22.6%と全体的に低い数字で、単勝回収値33、複勝回収値75と回収率も伸び悩んでいます。この組み合わせは、なかなか結果に結びついていない傾向が見て取れます。
複勝率は低いが回収率が高い!一発を秘めた母父馬ベスト3
最後に、複勝率は決して高くないものの、単勝回収値と複勝回収値の両方が高いという、いわゆる「穴をあける」可能性を秘めた母父馬をピックアップします。これらの馬たちは、人気薄で高配当をもたらすことがあるため、注目が必要です。
第1位:エリシオ
複勝率29.2%とそこまで高くはありませんが、驚異的な単勝回収値403、複勝回収値114を誇ります。これは「来たらデカい」タイプの筆頭と言えるでしょう。人気薄でもマークしておきたい存在です。
第2位:クロフネ
複勝率28.2%は平均的ですが、単勝回収値197、複勝回収値125と非常に優秀な回収率をマークしています。エリシオほどではないにしても、人気薄での好走が期待でき、配当的な魅力は十分です。
第3位:マンハッタンカフェ
複勝率22.0%と低めながら、単勝回収値172、複勝回収値67と、特に単勝回収値が高い点が目立ちます。複勝回収値は平均レベルですが、一発の魅力は十分にあります。マンハッタンカフェのスタミナと底力が、ミッキーアイル産駒の意外な一面を引き出しているのかもしれません。
まとめ:ミッキーアイル産駒×母父馬の血統戦略
ミッキーアイル産駒は、父譲りのスピードが最大の武器であることは間違いありませんが、母父馬の血統によってその特性が様々な形で増幅されたり、あるいは新たな適性が引き出されたりしていることが今回の分析で明らかになりました。
回収率という視点で見れば、ルーラーシップ、”Storm Cat”、クロフネ、エリシオ、タニノギムレットといった母父馬を持つ産駒は、馬券的に狙う価値が非常に高いと言えます。 特にルーラーシップや”Storm Cat”は安定感と回収率を両立しており、非常に優秀な組み合わせです。
一方で、ロードカナロアやキングカメハメハ、サクラバクシンオーといったスピードタイプの母父馬との組み合わせでは、回収率が伸び悩む傾向が見られます。これは、ミッキーアイルのスピードが強すぎて、血統的なバランスが偏ってしまう可能性を示唆しているのかもしれません。
騎手

ミッキーアイル産駒×騎手:傾向分析
総合的に優秀なベスト5騎手
複勝率、単勝回収値、複勝回収値の総合的なバランスを重視し、高水準で成績を残している騎手をランキング形式でご紹介します。安定感と爆発力を兼ね備えた、まさに「買い」の騎手たちです!
第1位:菱田裕二
出走数23ながら、勝率21.7%、連対率43.5%、複勝率47.8%と非常に高い安定感を見せ、単勝回収値310、複勝回収値166と回収率も群を抜いて優秀です。人気薄での一発や、堅実な好走で馬券に貢献してくれる、まさに「穴の立役者」と言えるでしょう。
第2位:武豊
勝率28.6%、連対率39.3%、複勝率51.8%と、さすがのレジェンド武豊騎手。特に複勝率は5割超えと驚異的な安定感を誇ります。単勝回収値123、複勝回収値98と回収率も十分な水準であり、ミッキーアイル産駒との相性は抜群と言えるでしょう。
第3位:佐々木大
出走数25と少ないながらも、勝率20.0%、連対率28.0%、複勝率40.0%と安定感があり、単勝回収値147、複勝回収値134と回収率が非常に高いのが特徴です。人気薄での好走が多く、馬券に大きなインパクトを与える存在です。
第4位:三浦皇成
複勝率が53.1%と武豊騎手をも凌ぐ安定感で、出走数32でこの数字は素晴らしいです。勝率18.8%、連対率37.5%と上位入着率も高く、単勝回収値68、複勝回収値83と回収率もまずまず。人気問わず馬券に絡む期待が持てます。
第5位:横山武史
勝率17.5%、連対率36.8%、複勝率49.1%と安定して上位に食い込む腕はさすがです。単勝回収値77、複勝回収値97と回収率も平均を上回っており、ミッキーアイル産駒のスピードを活かした騎乗で、堅実に結果を出しています。
総合的に苦戦しているワースト5騎手
次に、複勝率、単勝回収値、複勝回収値の総合的な成績が低い傾向にある騎手を見ていきましょう。これらの組み合わせは、馬券検討時に慎重な判断が求められます。
第1位:団野大成
複勝率が13.5%と極めて低く、単勝回収値29、複勝回収値24と回収率も非常に厳しい数字です。出走数52でこの成績は、ミッキーアイル産駒との相性が現状ではあまり良くないことを示唆しています。
第2位:池添謙一
勝率9.3%、連対率20.9%、複勝率25.6%と全体的に低い数字で、単勝回収値28、複勝回収値50と回収率も伸び悩んでいます。ミッキーアイル産駒のスピードを活かしきれていないケースが多いのかもしれません。
第3位:北村友一
勝率13.5%、連対率21.6%、複勝率24.3%と安定感に欠け、単勝回収値67、複勝回収値48と回収率も低いです。特に複勝回収値の低さが目立ち、馬券的な魅力は薄いと言えるでしょう。
第4位:丹内祐次
勝率8.3%、連対率16.7%、複勝率28.3%と決して高くなく、単勝回収値52、複勝回収値56と回収率も低調です。ミッキーアイル産駒のスピードを最大限に引き出すには、何かが不足しているのかもしれません。
第5位:角田大和
勝率8.7%、連対率15.2%、複勝率23.9%と低く、単勝回収値57、複勝回収値51と回収率も厳しい数字です。若手騎手ということもあり、今後の成長に期待したいところですが、現状では馬券的には見送りが賢明かもしれません。
複勝率は低いが回収率が高い!一発を秘めた騎手ベスト3
最後に、複勝率は決して高くないものの、単勝回収値と複勝回収値の両方が高いという、いわゆる「穴をあける」可能性を秘めた騎手をピックアップします。これらの騎手は、人気薄で高配当をもたらすことがあるため、注目が必要です。
第1位:菅原明良
複勝率31.5%と平均レベルですが、単勝回収値75、複勝回収値115と複勝回収値が優秀です。安定して馬券に絡むわけではないものの、人気薄で好走し、しっかりと配当に貢献してくれる傾向があります。
第2位:永島まな
複勝率31.7%とまずまずの数字で、単勝回収値98、複勝回収値84と、特に単勝回収値が高い点が目立ちます。女性騎手として注目される存在であり、ミッキーアイル産駒とのコンビで時に大穴を開ける可能性を秘めています。
第3位:田辺裕信
複勝率44.8%と比較的高いですが、単勝回収値58に対し、複勝回収値102と複勝回収値が優秀です。単勝回収値は平均的ですが、複勝回収値の高さは、人気薄でもしっかりと3着以内に入り、配当に貢献してくれることを示唆しています。
まとめ:ミッキーアイル産駒×騎手の黄金コンビを見極める!
ミッキーアイル産駒はスピードが持ち味ですが、その能力を最大限に引き出すには、やはり騎手の手腕が大きく影響することが今回の分析で明確になりました。
安定感と高回収率を兼ね備えた菱田裕二騎手、武豊騎手、佐々木大騎手、三浦皇成騎手、横山武史騎手は、ミッキーアイル産駒に騎乗する際には積極的に狙うべき「黄金コンビ」と言えるでしょう。 特に菱田裕二騎手は出走数こそ少ないものの、驚異的な回収率を誇っており、要注目です。
一方で、団野大成騎手や池添謙一騎手、北村友一騎手、丹内祐次騎手、角田大和騎手といった騎手との組み合わせでは、現状では馬券的な妙味は薄い傾向にあります。
また、複勝率は低いものの、菅原明良騎手、永島まな騎手、田辺裕信騎手といった騎手は、人気薄で高配当をもたらす可能性を秘めた「一発屋」として覚えておくと良いでしょう。
人気

人気馬(1番人気~4番人気)の活躍度
ミッキーアイル産駒は、人気馬の期待をやや下回る傾向が見られますが、その中でも2番人気が光る存在です。
- 1番人気:
- 平均データ: 勝率33.5%、連対率52.3%、複勝率64.7%
- 種牡馬データ: 勝率27.6%、連対率43.7%、複勝率54.5%
- 比較: 平均と比べて、勝率・連対率・複勝率ともに約6~10ポイントほど低いです。1番人気での信頼度は、平均と比較するとやや不振と言えます。単勝回収値63、複勝回収値71と回収率も低く、過信は禁物です。
- 2番人気:
- 平均データ: 勝率19.7%、連対率37.8%、複勝率51.9%
- 種牡馬データ: 勝率20.2%、連対率42.6%、複勝率57.4%
- 比較: ここがミッキーアイル産駒の強み! 平均と比べて、勝率・連対率・複勝率ともに上回っており、特に連対率と複勝率は約5ポイント以上も高いです。単勝回収値84、複勝回収値96と回収率も高く、2番人気に支持されたミッキーアイル産駒は非常に活躍していると言えます。
- 3番人気:
- 平均データ: 勝率13.1%、連対率27.9%、複勝率41.5%
- 種牡馬データ: 勝率10.1%、連対率30.7%、複勝率45.6%
- 比較: 勝率は平均より低いものの、連対率と複勝率は平均を上回っており、特に複勝率は約4ポイント高いです。単勝回収値59、複勝回収値87と回収率はやや低いですが、3着以内への好走は期待できるため、堅実なタイプが多いと言えます。
- 4番人気:
- 平均データ: 勝率9.3%、連対率21.1%、複勝率33.8%
- 種牡馬データ: 勝率12.8%、連対率24.5%、複勝率33.5%
- 比較: 勝率と連対率は平均を大きく上回っており、特に勝率は約3.5ポイントも高いです。単勝回収値105と回収率も100%を超えており、4番人気でのミッキーアイル産駒は非常に活躍していると言えます。人気より走る傾向があり、妙味があるゾーンです。
中穴人気馬(5番人気~8番人気)の活躍度
ミッキーアイル産駒は、中穴人気馬でも健闘していると言えます。特に6番人気は注目すべきポイントです。
- 5番人気:
- 平均データ: 勝率7.1%、連対率16.3%、複勝率26.7%
- 種牡馬データ: 勝率4.7%、連対率13.6%、複勝率22.1%
- 比較: 勝率・連対率・複勝率ともに平均より低いですが、そこまで大きな乖離はありません。単勝回収値54、複勝回収値72と回収率は低いですが、決して全く来ないわけではありません。
- 6番人気:
- 平均データ: 勝率5.2%、連対率12.6%、複勝率21.7%
- 種牡馬データ: 勝率3.9%、連対率15.7%、複勝率26.0%
- 比較: 勝率は平均より低いものの、連対率と複勝率は平均を上回っており、特に複勝率は約4ポイントも高いです。単勝回収値52、複勝回収値95と複勝回収値は高く、6番人気に支持されたミッキーアイル産駒は、3着以内に食い込むことが多く、中穴として活躍していると言えます。
- 7番人気:
- 平均データ: 勝率3.7%、連対率9.3%、複勝率16.3%
- 種牡馬データ: 勝率4.4%、連対率9.4%、複勝率16.3%
- 比較: 勝率は平均を上回っており、連対率・複勝率は平均とほぼ同等です。単勝回収値73、複勝回収値87と回収率も悪くなく、穴馬としての存在感は示しています。
- 8番人気:
- 平均データ: 勝率2.8%、連対率7.1%、複勝率12.9%
- 種牡馬データ: 勝率3.0%、連対率6.5%、複勝率12.6%
- 比較: 勝率は平均をわずかに上回りますが、連対率・複勝率は平均と同等かやや下回ります。回収率も低く、この人気帯での狙いは慎重に行うべきでしょう。
大穴人気馬(9番人気~18番人気)の活躍度
ミッキーアイル産駒の大穴人気馬は、全体的に平均を下回る成績に留まっています。ただし、11番人気と13番人気には一発の魅力が潜んでいる点に注目です。
- 9番人気~10番人気:
- 平均データ: 9番人気(勝率2.0%、連対率5.2%、複勝率10.1%)、10番人気(勝率1.6%、連対率4.3%、複勝率7.8%)
- 種牡馬データ: 9番人気(勝率1.3%、連対率2.5%、複勝率6.4%)、10番人気(勝率0.6%、連対率3.1%、複勝率8.7%)
- 比較: 9番人気は平均を下回っており不振です。10番人気は勝率こそ低いですが、複勝率は平均をわずかに上回ります。回収率はいずれも低く、積極的な買い材料は少ないです。
- 11番人気:
- 平均データ: 勝率1.1%、連対率3.1%、複勝率6.1%
- 種牡馬データ: 勝率2.2%、連対率4.4%、複勝率6.6%
- 比較: 勝率・連対率・複勝率ともに平均を上回っており、特に勝率は倍近く高いです。単勝回収値176と回収率も高く、11番人気でのミッキーアイル産駒は、一発の魅力がある大穴として活躍していると言えます。
- 12番人気:
- 平均データ: 勝率0.9%、連対率2.6%、複勝率4.8%
- 種牡馬データ: 勝率0.7%、連対率4.4%、複勝率5.9%
- 比較: 勝率は平均より低いですが、連対率・複勝率は平均を上回っています。特に複勝回収値103と複勝回収率が高く、意外な3着以内への好走が見られます。
- 13番人気:
- 平均データ: 勝率0.6%、連対率1.6%、複勝率3.3%
- 種牡馬データ: 勝率1.9%、連対率5.6%、複勝率9.3%
- 比較: 勝率・連対率・複勝率ともに平均を大きく上回っており、特に複勝率は約3倍高いです。単勝回収値139、複勝回収値125と回収率も非常に高く、13番人気でのミッキーアイル産駒は、大穴として驚くべき活躍を見せていると言えます。
- 14番人気以下:
- 全体的に平均を下回るか、ほぼ横ばいの成績で、回収率も期待できません。この人気帯での狙いは非常に難しいでしょう。
まとめ:ミッキーアイル産駒の人気別攻略法
今回の分析から、ミッキーアイル産駒は人気帯によって明確な傾向を示すことが明らかになりました。
- 人気馬(1番人気~4番人気):
- 1番人気は平均より不振で、過信は禁物です。
- しかし、2番人気と4番人気は平均を大きく上回る活躍を見せており、特に4番人気は回収率も高く、積極的に狙うべき「おいしい人気帯」と言えます。
- 3番人気も複勝率が高く、堅実に馬券に絡むタイプが多いです。
- 中穴人気馬(5番人気~8番人気):
- 5番人気と8番人気は平均レベルかやや不振ですが、6番人気と7番人気は平均を上回る複勝率や勝率を見せており、特に6番人気は複勝回収値も高いため、中穴として狙う価値があります。
- 大穴人気馬(9番人気~18番人気):
- 全体的には厳しい成績ですが、11番人気と13番人気は驚くべき活躍を見せています。 特に13番人気は勝率、連対率、複勝率、そして回収率の全てが平均を大幅に上回っており、超大穴としての大駆けに期待できるゾーンです。
結論として、ミッキーアイル産駒は、1番人気での過信は避けつつ、2番人気、4番人気、そして中穴の6番人気、さらには大穴の11番人気と13番人気にこそ、馬券的な妙味が隠されていると言えるでしょう。
コース(芝編)

ミッキーアイル産駒:場所・距離別適性考察
① 場所別ではどこが得意か苦手か
ミッキーアイル産駒は、全体的に洋芝の北海道シリーズ(札幌・函館)や、ローカル小回りコースでの好走が目立ちます。一方、東京競馬場ではやや苦戦傾向が見られます。
- 得意な場所(複勝率と回収値が高い傾向):
- 福島: 芝1200mで複勝率28.1%、芝1800mでは出走数7と少ないながらも驚異的な複勝率57.1%、単勝回収値910、複勝回収値257を記録しており、穴をあける舞台として非常に得意な傾向にあります。
- 函館: 芝1200mで複勝率**33.3%**と高い安定感を見せ、回収値も悪くありません。
- 札幌: 芝1200mで複勝率27.6%、複勝回収値119と、こちらも高い適性を示しています。特に洋芝が合うのかもしれません。
- 苦手な場所(複勝率と回収値が低い傾向):
- 東京: 芝1400mで複勝率27.4%と平均レベルですが、単勝回収値16と極端に低く、人気を裏切ることが多い傾向にあります。広々としたコース形態や直線の長さが合わないのかもしれません。
- 小倉: 芝1200mで複勝率25.0%、単勝回収値70、複勝回収値83と平均的ですが、出走数が164と多い割には突出した成績ではなく、得意とは言い切れません。
② 距離別ではどの距離が得意か苦手か
ミッキーアイル産駒は、やはり短距離(1200m~1400m)が主戦場ですが、意外な距離での高パフォーマンスも発見されました。マイル(1600m)はコースによって得意不得意が分かれ、2000m以上では一発の魅力があります。
- 得意な距離(複勝率と回収値が高い傾向):
- 1200m(全体): 多くの競馬場で複勝率20%台後半~30%台前半を記録しており、回収値も悪くないため、やはりベストディスタンスと言えます。
- 1400m(阪神): 阪神・芝1400mで複勝率30.2%、単勝回収値101、複勝回収値103と、高い安定感と回収率を誇ります。
- 1800m(福島・阪神外): 福島・芝1800mは出走数7で複勝率57.1%、単勝回収値910、複勝回収値257と驚異的な数字。阪神・芝1800m外も複勝率30.0%、単勝回収値120と回収率が高く、意外な穴として狙えます。
- 2000m(中京): 中京・芝2000mも出走数25で複勝率36.0%、単勝回収値235、複勝回収値212と非常に優秀な成績で、回収値も群を抜いています。意外な長距離適性を見せる場合があります。
- 苦手な距離(複勝率と回収値が低い傾向):
- 1600m(阪神外): 阪神・芝1600m外は複勝率20.9%、単勝回収値29と低く、直線が長いコースでのマイル戦は苦手な可能性があります。
- 1000m(新潟): 新潟・芝1000mは複勝率21.6%、単勝回収値49、複勝回収値46と振るわず、千直スペシャリストとしては厳しい成績です。
③ 複勝率と回収率で総合的に評価
ミッキーアイル産駒は、基本的に芝の短距離(1200m~1400m)が最も安定して好走する距離です。特に**洋芝コース(函館・札幌)**での適性が高く、狙い目となります。
しかし、真の妙味は、意外なコース・距離に隠されています。
福島・芝1800mや中京・芝2000mでは、出走数は少ないものの、複勝率と回収値が非常に高く、人気薄での大穴をあける可能性を秘めています。 これらのコース・距離では、「ミッキーアイル産駒だから」という理由で人気が落ちる傾向があるため、データに裏打ちされた穴馬として積極的に狙うべきでしょう。
一方で、東京の芝1400mや阪神・芝1600m外、新潟・芝1000mなど、特に回収値が低いコース・距離では、たとえ人気になっていても見送るのが賢明と言えるでしょう。
結論として、ミッキーアイル産駒は「短距離のスピード」という基本軸を抑えつつも、データが示す「意外な得意舞台」での大駆けを狙うのが、馬券攻略の鍵となるでしょう。
コース(ダート編)

ミッキーアイル産駒:ダート場所・距離別適性考察
① 場所別ではどこが得意か苦手か
ミッキーアイル産駒は、ダートでも中山競馬場や小倉競馬場で高いパフォーマンスを発揮しており、特に回収率の高い組み合わせが見られます。一方、東京競馬場のダートでは苦戦傾向が顕著です。
- 得意な場所(複勝率と回収値が高い傾向):
- 中山: ダート1200mで複勝率23.1%、単勝回収値131と高い回収率を示し、ダート1800mでは複勝率42.3%、単勝回収値94、複勝回収値106と非常に高い安定感と回収率を誇ります。中山ダートは非常に得意な舞台と言えます。
- 小倉: ダート1000mで複勝率41.1%、単勝回収値230、複勝回収値102と驚異的な成績で、非常に得意です。ダート1700mでも複勝率34.2%、複勝回収値109と安定しています。
- 京都: ダート1400mで複勝率33.3%、ダート1800mで複勝率38.1%、複勝回収値119と、全体的に安定した成績を残しています。
- 苦手な場所(複勝率と回収値が低い傾向):
- 東京: ダート1400mで複勝率15.9%、単勝回収値83、複勝回収値62。ダート1600mでは複勝率28.3%とやや盛り返すものの、単勝回収値16と極端に低く、東京ダートは総じて苦手な傾向にあります。広々としたコース形態が、ミッキーアイル産駒の持ち味と合わないのかもしれません。
- 福島: ダート1700mで複勝率16.1%、単勝回収値18、複勝回収値44。ダート1150mでも複勝率**13.3%**と、全体的に福島ダートでは苦戦傾向が見られます。
② 距離別ではどの距離が得意か苦手か
ミッキーアイル産駒のダート適性は、芝とは異なり、中距離(1700m~1800m)で特に高いパフォーマンスを発揮しています。短距離でも好走はしますが、回収率が高いのは中距離です。
- 得意な距離(複勝率と回収値が高い傾向):
- 1000m(小倉): 小倉・ダート1000mでは複勝率41.1%、単勝回収値230と驚異的な回収率を叩き出しており、非常に得意です。
- 1800m(全体): 中山・ダート1800mは複勝率42.3%、単勝回収値94、複勝回収値106と安定感と回収率が高いです。京都・ダート1800mも複勝率38.1%、複勝回収値119。阪神・ダート1800mも単勝回収値122と、各競馬場の1800mダートで活躍が目立ちます。ミッキーアイル産駒はダートでしっかりとしたスタミナとパワーを見せます。
- 1700m(小倉): 小倉・ダート1700mで複勝率34.2%、複勝回収値109と安定しています。
- 苦手な距離(複勝率と回収値が低い傾向):
- 1200m(阪神・新潟): 阪神・ダート1200mや新潟・ダート1200mは、複勝率20%前後で、単勝回収値、複勝回収値ともに40台と非常に低く、あまり得意とは言えません。ダートの短距離でも、コース形態によって得意不得意があるようです。
- 1400m(阪神・東京): 阪神・ダート1400mや東京・ダート1400mは、複勝率が10%台と低く、回収値も低い傾向にあります。
③ 複勝率と回収率で総合的に評価
ミッキーアイル産駒のダート適性は、芝の短距離適性とは異なり、中距離(1700m~1800m)で非常に高いパフォーマンスを発揮していることが大きな発見です。特に中山・ダート1800mや京都・ダート1800m、そして小倉・ダート1700mでは、安定した好走と高い回収率を両立しており、積極的に狙うべきコース・距離と言えます。
また、小倉・ダート1000mでは驚異的な回収率を誇っており、短距離でも特定コースでは爆発的な能力を発揮します。
一方で、東京ダートは距離を問わず総じて苦手な傾向にあり、阪神・新潟のダート1200mや阪神・東京のダート1400mも、複勝率・回収値ともに低調なため、馬券検討時には避けるのが賢明でしょう。
結論として、ミッキーアイル産駒はダートでは「中距離適性」と「特定コースでの短距離適性」を兼ね備えた、非常に奥深い存在です。 芝のイメージにとらわれず、ダートでの舞台設定を丁寧に分析することで、高配当のチャンスを掴むことができるでしょう。
馬場状態

① 良に比べて馬場状態が悪くなるにつれてどうなるか
ミッキーアイル産駒は、芝・ダートともに、馬場状態が悪化するにつれて、連対率や複勝率といった上位入着率が向上する傾向が見られます。しかし、回収率については必ずしも一貫して向上するわけではなく、特に稍重では一時的に低下する傾向があるため、注意が必要です。
② 芝別とダート別で考察して。
芝コースでは、馬場が渋るにつれて複勝率が向上し、特に不良馬場では高い安定感と回収率を見せます。
- 良馬場:
- 勝率8.1%、連対率17.2%、複勝率25.6%と、まずまずの成績ですが、回収値は単勝66、複勝91と平均的です。比較的堅実に走りますが、過度な期待は禁物です。
- 稍重馬場:
- 勝率5.9%、連対率14.1%、複勝率21.8%と、良馬場に比べてやや成績が低下する傾向にあります。単勝回収値53、複勝回収値64と回収率も低く、稍重の芝は、ミッキーアイル産駒にとっては苦手な部類に入ると言えるでしょう。
- 重馬場:
- 勝率5.7%と低いものの、連対率17.0%、複勝率27.3%と、良馬場に近い複勝率を回復します。単勝回収値46と低い一方で、複勝回収値は88と健闘しており、重馬場の芝では3着以内への好走が増える傾向が見られます。
- 不良馬場:
- 勝率7.1%、連対率28.6%、複勝率42.9%と、良馬場を大きく上回る高い安定感を誇ります。単勝回収値29と勝ち切るには至らないケースが多いですが、複勝回収値は114と高水準で、不良馬場の芝はミッキーアイル産駒にとって非常に得意な馬場状態と言えるでしょう。
ダートコースでは、馬場状態が悪化するにつれて、勝率、連対率、複勝率のすべてが着実に向上します。特に重馬場では単勝回収値も高くなります。
- 良馬場:
- 勝率7.6%、連対率16.7%、複勝率23.6%と平均的な成績です。単勝回収値77、複勝回収値73と回収率はやや低めです。
- 稍重馬場:
- 勝率8.1%、連対率16.1%、複勝率25.8%と、良馬場からやや複勝率が向上します。しかし、単勝回収値34、複勝回収値53と回収率が低く、稍重のダートは、安定はするものの馬券的な妙味は薄いと言えるでしょう。
- 重馬場:
- 勝率11.8%、連対率22.1%、複勝率28.7%と、勝率・連対率・複勝率の全てが良馬場を大きく上回る好成績を記録しています。単勝回収値106、複勝回収値84と、特に単勝回収値が100%を超えており、重馬場のダートは、ミッキーアイル産駒にとって非常に得意な馬場状態と言えるでしょう。
- 不良馬場:
- 勝率11.5%、連対率24.1%、複勝率29.9%と、重馬場とほぼ同等かそれ以上の高い安定感を誇ります。単勝回収値48、複勝回収値80と、回収率はやや低いですが、上位入着への信頼度は非常に高いです。
③ 複勝率と回収率で総合的に評価
ミッキーアイル産駒は、芝・ダートともに馬場が渋るにつれて、上位入着率(特に複勝率)が向上する傾向が非常に顕著です。
- 芝コースでは、特に「不良馬場」で真価を発揮します。 複勝率42.9%、複勝回収値114は非常に優秀で、不良馬場の芝であれば人気薄でも積極的に狙う価値があります。稍重では成績が落ち込むため、注意が必要です。
- ダートコースでは、特に「重馬場」で高いパフォーマンスを発揮します。 勝率11.8%、単勝回収値106と、勝ち切る確率も上がり、馬券的な妙味も非常に高いです。不良馬場も得意ですが、回収値の面では重馬場が最も魅力的と言えるでしょう。
総合的に見ると、ミッキーアイル産駒は「道悪巧者」の傾向が強いと言えます。 良馬場では堅実に走るものの、馬場が渋ることで持ち前のスピードとパワーが活かされ、より安定して上位に食い込み、時に高配当を演出する存在となります。特に芝の不良馬場とダートの重馬場は、ミッキーアイル産駒が出走する際には見逃せない馬場状態と言えるでしょう。
脚質ラスト3F

ミッキーアイル産駒:脚質別有効度分析
逃げ:平均を上回る得意な脚質!
ミッキーアイル産駒にとって、「逃げ」は非常に得意な脚質であり、馬券的な妙味も十分です。
- 平均データ: 複勝率39.1%、単勝回収値209、複勝回収値138
- 種牡馬データ: 複勝率45.9%、単勝回収値158、複勝回収値144
- 比較: ミッキーアイル産駒の逃げは、複勝率が平均より約6.8ポイントも高く、圧倒的な安定感を示しています。単勝回収値は平均より低いものの、複勝回収値は平均を上回っており、来たら期待できる馬券に絡む確率が高いことを示します。スタートからのスピードを活かして押し切る、まさにミッキーアイル産駒らしい戦法と言えるでしょう。
先行:平均と同等で安定感のある脚質!
「先行」もミッキーアイル産駒にとって得意な脚質であり、堅実な選択肢と言えます。
- 平均データ: 複勝率35.5%、単勝回収値100、複勝回収値99
- 種牡馬データ: 複勝率36.4%、単勝回収値86、複勝回収値98
- 比較: 複勝率が平均よりわずかに高い約0.9ポイントの上昇を見せており、安定して馬券に絡む傾向があります。単勝回収値は平均より低いものの、複勝回収値は平均とほぼ同じで、人気に応える堅実な走りを見せてくれることが期待できます。好位から抜け出す競馬も得意としています。
中団:平均より低い苦手な脚質!
ミッキーアイル産駒にとって、「中団」からの競馬は平均よりも苦手な脚質と言えるでしょう。
- 平均データ: 複勝率20.3%、単勝回収値57、複勝回収値71
- 種牡馬データ: 複勝率18.9%、単勝回収値48、複勝回収値66
- 比較: 複勝率が平均より約1.4ポイント低いです。単勝回収値、複勝回収値ともに平均を下回っており、中団からの差し脚は他の馬に劣る傾向があるようです。ミッキーアイル産駒の持ち味であるスピードを活かしきれていない可能性が高いです。
後方:平均より低い苦手な脚質!
「後方」からの追い込みは、ミッキーアイル産駒にとって非常に苦手な脚質と言えます。
- 平均データ: 複勝率7.5%、単勝回収値25、複勝回収値30
- 種牡馬データ: 複勝率6.1%、単勝回収値13、複勝回収値35
- 比較: 複勝率が平均より約1.4ポイント低く、単勝回収値も極めて低いです。複勝回収値は平均をわずかに上回りますが、全体の成績が低すぎるため、この脚質での好走はほとんど期待できません。
マクリ:平均とほぼ同等だが、出走数が少なく評価は難しい脚質!
「マクリ」に関しては、ミッキーアイル産駒のデータは非常に少なく、現状では評価が難しい脚質です。
- 平均データ: 複勝率48.3%、単勝回収値152、複勝回収値151
- 種牡馬データ: 複勝率33.3%、単勝回収値0、複勝回収値206
- 比較: 出走数6と極端に少ないため、このデータだけで得意不得意を判断するのは危険です。複勝率自体は平均より低いですが、複勝回収値は平均を大きく上回っています。しかし、勝ち星がないため単勝回収値は0であり、一概に得意とは言えません。
まとめ:ミッキーアイル産駒の脚質戦略
ミッキーアイル産駒を馬券で狙う際の脚質戦略は、非常に明確です。
- 「逃げ」は最優先で狙うべき得意な脚質! 複勝率が高く安定しており、複勝回収値も期待できます。スタートを決めてハナを切る馬がいれば、要注目です。
- 「先行」も安定感があり狙い目! 馬券に絡む可能性が高く、堅実な軸馬候補となりえます。
- 「中団」と「後方」は基本的に苦手な脚質と判断し、積極的に狙うのは避けるべきです。特に後方からの追い込みは非常に厳しい結果に終わることが多いでしょう。
- 「マクリ」についてはデータが少なく、回収値のバラつきも大きいため、現時点での評価は保留とします。
結論として、ミッキーアイル産駒の持ち味であるスピードを最大限に活かせる「逃げ」と「先行」が、馬券攻略の鍵となります。 枠順や展開を考慮し、これらの脚質でレースを進められる馬がいれば、高確率で好走が期待できるでしょう。
ミッキーアイル産駒:最終3Fスピード順位別有効度分析
ラスト3F 1位~3位:圧倒的得意ゾーン!高い安定感と回収率!
- 平均を大きく上回る好成績: ラスト3Fで1位、2位、3位の上がりをマークした場合、複勝率は平均より約7~9ポイント高く、安定感が際立ちます。
- 高回収率: 単勝・複勝回収値ともに平均を大きく上回るケースが多く、特に2位では単勝回収値224、3位では複勝回収値166と高い数字を誇ります。
- 結論: ミッキーアイル産駒は、ラスト3Fで上位3位以内に入ることができれば、非常に高い確率で馬券に絡み、回収率も期待できる「買い」の鉄板パターンです。
ラスト3F ~5位:平均を大きく上回る得意ゾーン!
- 圧倒的な安定感: ラスト3Fで5位以内の上がりをマークした場合、複勝率は平均より約15.5ポイントも高いです(平均28.5%に対し種牡馬データ44.0%)。
- 高回収率: 単勝回収値134、複勝回収値131と、回収率も平均を大きく上回ります。
- 結論: 上位5位以内であれば、ミッキーアイル産駒はほぼ「買い」の対象。この圏内で走れるかどうかが重要です。
ラスト3F 6位~:平均とほぼ同等で馬券には絡みにくいゾーン!
- 不振傾向: ラスト3Fで6位以下の上がりとなった場合、複勝率は平均とほぼ同等かやや高い程度ですが、全体の数値が低く、単勝回収値も14と極めて低いため、馬券に絡むことは期待できません。
- 結論: 上がりで大きく劣る展開は、ミッキーアイル産駒にとって厳しい結果となります。
まとめ:ミッキーアイル産駒は「上がり勝負」が命!
ミッキーアイル産駒の馬券攻略の鍵は、ズバリ**「上がり3ハロンのスピード」**です。
- 上がり上位5位以内、特に3位以内でレースを終えることができれば、高い確率で好走し、馬券に貢献してくれます。
- レース展開やメンバー構成から、ミッキーアイル産駒がラスト3Fで速い上がりを使えるかどうかを判断することが、的中への近道となるでしょう
馬体重

馬体重別パフォーマンス分析
馬体重は、競走馬の適性やコンディションを示す重要な指標です。ミッキーアイル産駒にとって、どの馬体重が理想的なのでしょうか。
1. 体重別で最も成績が良いのは「480~499kg」、最も悪いのは「~419kg」の軽量級
- 最も成績が良いのは「480~499kg」:
- この馬体重帯の産駒は、勝率 10.3%、連対率 22.6%、複勝率 29.6% と、全体的に最高のパフォーマンスを発揮しています。
- このサイズが、ミッキーアイル産駒にとってスピードとパワーのバランスが最も取れた理想的な馬体重と言えるでしょう。
- 次に成績が良いのは「460~479kg」:
- 勝率 9.2%、連対率 17.8%、複勝率 28.1% と、「480~499kg」に次ぐ高水準の安定感を見せています。
- 最も成績が悪いのは「~399kg」と「400~419kg」の軽量級:
- 「~399kg」は勝率 5.0%、連対率 10.0%、複勝率 15.0% と、全体の平均を大きく下回ります。
- 「400~419kg」も勝率 5.5%、連対率 12.1%、複勝率 18.2% と振るいません。小柄な馬は、競走能力を発揮する上で不利になる傾向が顕著です。
2. 複勝率と回収率で評価
- 複勝率の最高は「480~499kg」の29.6%:
- 馬券に絡む確率が最も高く、安定感を求めるならこの馬体重の産駒が狙い目です。
- 単勝回収値の最高は「540kg~」の333:
- 出走数は少ないものの、勝率 10.5%、連対率 26.3%、複勝率 26.3% と、パフォーマンス自体も優秀。特に、単勝回収値333という驚異的な数字は、大柄な産駒が人気薄でも一発の可能性を秘めていることを示唆しています。大穴狙いならこの馬体重帯に注目です。
- 複勝回収値の最高は「~399kg」の100、「400~419kg」の123:
- 軽量級は成績全体は悪いものの、馬券に絡んだ際の複勝回収値は平均以上となっています。これは、人気薄で激走した際に高配当をもたらすことがあるためと考えられます。
体重の増減による成績変化考察
次に、レースごとの馬体重の増減がパフォーマンスにどう影響するかを見ていきましょう。
- 「同体重」が最も好成績で安定感抜群:
- 勝率 10.1%、連対率 21.3%、複勝率 31.1% と、最も安定して高いパフォーマンスを発揮しています。
- 単勝回収値 60、複勝回収値 90 と回収率も平均を上回っており、馬体重が前走から変動しない「同体重」は、馬が最高のコンディションにある証と言えるでしょう。
- 「今回減」は成績が平均レベルで判断が難しい:
- 勝率 8.6%、連対率 17.5%、複勝率 24.9% と、全体の平均に近い成績です。
- 単勝回収値 73、複勝回収値 84 と回収率も悪くありません。極端な大幅減でなければ、一概にマイナス材料と断じる必要はないでしょう。
- 「今回増」は成績がやや落ちる傾向にあり注意が必要:
- 勝率 7.6%、連対率 17.0%、複勝率 24.4% と、「同体重」や「今回減」に比べてやや成績が劣ります。
- 単勝回収値 59、複勝回収値 71 と回収率も平均以下です。大幅な馬体重増は、良い方に働くケースが少ないと見て良いでしょう。
- 極端な増減は高配当の可能性も秘める:
- 「~-20kg」減は勝率 0.0% と厳しいですが、複勝回収値は 192 と、来た時には大穴。
- 「+20kg~」増は勝率 8.3%、連対率 12.5%、複勝率 20.8% と、複勝率自体は平均並みですが、単勝回収値249 と爆発的な高回収率を示しています。大幅増は成績が悪くなる傾向がある中で、来た時は大穴という極端な傾向が見て取れます。
まとめ
ミッキーアイル産駒は、480~499kgの馬体が最も安定したパフォーマンスを発揮します。 馬体重の増減では**「同体重」が最も好成績**です。大幅な「今回増」は成績が落ちる傾向にありますが、大穴を開ける可能性も秘めています。極端な大幅増の馬は一発狙いで高配当に期待できるでしょう。
年齢

1. パフォーマンスのピークと下降期
- ピークは「3歳・10-12月」と「4歳・1-3月」:
- 3歳・10-12月は、勝率 16.5%、連対率 31.5%、複勝率 38.6% と全期間の中で最高の複勝率を記録。
- 4歳・1-3月も、勝率 11.4%、連対率 25.2%、複勝率 37.4% と非常に高い水準を維持しています。
- これらの時期は、心身ともに充実し、本格化を迎えるタイミングと言えるでしょう。
- 早熟傾向は「2歳・7-9月」:
- 勝率 9.2%、連対率 21.2%、複勝率 33.8% と、2歳の中でも特に早い時期から高いパフォーマンスを見せています。これはミッキーアイル産駒の早熟性を示唆しています。
- 3歳春から夏にかけて一時的な下降:
- 3歳・1-3月(複勝率 27.1%)から、4-6月(複勝率 22.3%)、7-9月(複勝率 21.4%)にかけて複勝率が一時的に下降しています。これは、クラシック戦線などの厳しい戦いを経て、疲労が出やすい時期と重なる可能性があります。
- 5歳以降は全体的に下降傾向:
- 5歳に入ると全体的に成績が落ち込み、特に5歳・10-12月では勝率 2.2%、連対率 6.7%、複勝率 13.3% と著しく成績が悪化します。
- 6歳以降はさらに顕著で、勝率、連対率はほぼ 0% に近い数字となり、複勝率も低水準で推移しています。ただし、一部の6歳後期では好走が見られる場合もありますが、これは稀なケースと言えるでしょう。
2. 複勝率と回収率による評価
- 複勝率の最高は「3歳・10-12月」の38.6%:
- この時期の産駒は最も馬券に絡みやすく、安定感を求めるなら積極的に狙うべきタイミングです。次いで「4歳・1-3月」の 37.4% も非常に優秀です。
- 単勝回収値の最高は「5歳・4-6月」の156、「4歳・7-9月」の121:
- 5歳・4-6月は勝率 8.0% と平均的ですが、単勝回収値は 156 と高回収率を記録。これは、成績が落ち始める時期のため人気が落ちやすく、穴を開けた際に高配当をもたらす可能性を示唆しています。
- 4歳・7-9月も勝率 7.3% ながら単勝回収値 121 と優秀。この時期の産駒も人気薄での一発に期待できるでしょう。
- 複勝回収値の最高は「4歳・1-3月」の102、次いで「4歳・10-12月」の112:
- パフォーマンスのピーク期である4歳・1-3月は、複勝率の高さと相まって複勝回収値も 102 とプラス圏に。
- 4歳・10-12月は勝率、連対率は低いものの、複勝率 28.1%、複勝回収値 112 と、こちらも人気薄で馬券に絡んだ場合に美味しい配当が期待できます。
まとめ
ミッキーアイル産駒は、2歳から3歳秋、そして4歳春にかけてが最もパフォーマンスが高く、馬券的にも安定して狙える「旬」の時期と言えます。特に「3歳・10-12月」と「4歳・1-3月」は複勝率が非常に高く、信頼度が高いです。
5歳以降は成績が下降傾向にありますが、5歳・4-6月や4歳・7-9月、4歳・10-12月といった時期には、単勝回収値や複勝回収値が高いケースも見られ、人気薄での一発にも注意が必要です。年齢によるパフォーマンスの変化を理解し、彼らの「買い時」を見極めていきましょう!
間隔

レース間隔別パフォーマンス分析
ミッキーアイル産駒にとって、どの程度のレース間隔が最適なのでしょうか。複勝率と回収率に注目して評価します。
1. パフォーマンスが上がる間隔と下がる間隔
- 最も好成績なのは「4週」の間隔:
- 勝率 12.9%、連対率 21.9%、複勝率 30.9% と、すべての項目で非常に高い数字を叩き出しています。
- 適度な間隔で疲れを取りつつ、フレッシュな状態でレースに臨めるこのローテーションが、ミッキーアイル産駒にとって最も理想的と言えるでしょう。
- 次に好成績なのは「3週」の間隔:
- 勝率 8.9%、連対率 20.9%、複勝率 30.1% と、「4週」に迫る安定した成績を見せています。
- 間隔が詰まりすぎず、程よく使えるこの間隔も得意としているようです。
- 「連闘」と「2週」は成績が悪い:
- 「連闘」は勝率 2.6%、連対率 13.2%、複勝率 18.4% と非常に低迷しており、推奨できません。
- 「2週」も勝率 6.7%、連対率 12.9%、複勝率 23.4% と、全体的に平均を下回っています。間隔が詰まりすぎると、ミッキーアイル産駒はパフォーマンスを落とす傾向にあるようです。
- 長期休養明け(10週~半年以上)は悪くない:
- 「10~25週」は勝率 9.3%、連対率 18.8%、複勝率 24.7% と、好成績な間隔には劣るものの、平均的な水準はキープしています。
- 「半年以上」も勝率 6.9% と決して悪くなく、長期休養を挟んでも立て直せるタイプと言えます。
2. 複勝率と回収率で評価
- 複勝率の最高は「4週」の30.9%:
- 最も馬券に絡みやすく、安定感を求めるならこの間隔が狙い目です。
- 単勝回収値の最高は「半年以上」の128、次いで「4週」の104:
- 「半年以上」は出走数は少ないものの、単勝回収値 128 と高回収率を記録。長期休養明けの人気薄で一発を狙うならこのパターンです。
- 「4週」も単勝回収値 104 と優秀で、安定感と回収率を両立しています。
- 複勝回収値の最高は「半年以上」の95:
- 複勝回収値は突出して高い間隔はありませんが、「半年以上」が最も高く、長期休養明けは人気以上の走りをする可能性があります。
明け何戦目別パフォーマンス分析
一叩きされてからの成績が良いのか、それとも使い詰めが良いのか。明け何戦目がミッキーアイル産駒にとって最も得意なタイミングなのでしょうか。
1. パフォーマンスが上がる明け何戦目と下がる明け何戦目
- 最も好成績なのは「明け5戦目」:
- 勝率 7.1%、連対率 20.0%、複勝率 34.1% と、全項目で非常に高い数字をマークしています。特に複勝率は全期間で最高値であり、この時期の産駒は非常に信頼度が高いと言えるでしょう。
- 叩かれて順調に馬体が出来上がり、力を出し切れるタイミングと考えられます。
- 次に好成績なのは「明け6戦目~」:
- 勝率 5.5%、連対率 18.5%、複勝率 32.2% と、「明け5戦目」に次ぐ高水準の安定感を見せています。
- 使い込まれてもバテにくい、高い持続力を持っていることが伺えます。
- 「明け4戦目」も成績が良い:
- 勝率 10.5%、連対率 20.4%、複勝率 27.6% と、勝率が最も高く、馬券に絡む確率も高いです。
- 「明け2戦目」と「明け3戦目」は平均レベル:
- 勝率、連対率、複勝率ともに平均的な水準で、極端に良いわけでも悪いわけでもありません。
2. 複勝率と回収率で評価
- 複勝率の最高は「明け5戦目」の34.1%:
- 馬券に絡む確率が最も高く、安定感を求めるなら「明け5戦目」が最適です。次いで「明け6戦目~」の 32.2% も非常に優秀です。
- 単勝回収値の最高は「明け2戦目」の85:
- 勝率は平均的ですが、単勝回収値は 85 と他の期間に比べてやや高い傾向にあります。
- 初戦を使って叩き二戦目で一変するパターンもあるため、この時期の人気薄には注目です。
- 複勝回収値の最高は「明け6戦目~」の113:
- 複勝率の高さと相まって、複勝回収値も 113 とプラス圏を記録しています。使い込まれても人気以上に走る可能性が高いと言えるでしょう。
まとめ
ミッキーアイル産駒は、レース間隔では「4週」が最も好成績で安定感と回収率を両立しています。 「半年以上」の長期休養明けは、単勝回収値が高く大穴狙いのチャンスを秘めています。
明け何戦目では、「明け5戦目」と「明け6戦目~」が最も好成績で、使い込まれることで真価を発揮するタイプと言えます。特に「明け5戦目」は高い複勝率を誇り、信頼度が高いです。
馬番

馬番別パフォーマンス分析
ミッキーアイル産駒が、平均と比較してどの馬番を得意としているのか、複勝率と回収率で評価します。
【内番(1~4番)の得意度】
- 総合的な評価: 平均データと比べると、種牡馬データでは複勝率が全体的に高めです。
- 1番: 種牡馬複勝率 25.4%(平均 24.1%)とやや得意。単勝回収値 40、複勝回収値 82 と、回収率も平均(単勝 73、複勝 72)と比較して複勝は高いですが、単勝は低めです。
- 2番: 種牡馬複勝率 23.6%(平均 25.4%)とやや苦手。回収率も平均より低い傾向。
- 3番: 種牡馬複勝率 27.3%(平均 23.4%)と得意。単勝回収値 49、複勝回収値 85 と、回収率も複勝は平均より高いです。
- 4番: 種牡馬複勝率 27.6%(平均 25.0%)と得意。回収率も悪くありません。
- 結論: ミッキーアイル産駒は内番の中でも特に3番と4番枠を得意としています。複勝率が平均を上回っており、特に3番枠は回収率も高いです。
【中番(5~12番)の得意度】
- 総合的な評価: 中番は全体的に複勝率が高く、得意な傾向が見られます。
- 5番: 種牡馬複勝率 25.4%(平均 23.5%)とやや得意。
- 6番: 種牡馬複勝率 29.1%(平均 25.2%)と得意。複勝回収値 92 と回収率も優秀です。
- 7番: 種牡馬複勝率 25.7%(平均 23.3%)とやや得意。
- 8番: 種牡馬複勝率 26.5%(平均 23.2%)と得意。
- 9番: 種牡馬複勝率 28.1%(平均 21.7%)と非常に得意。
- 10番: 種牡馬複勝率 21.3%(平均 21.0%)と平均並みですが、単勝回収値193、複勝回収値 108 と回収率が非常に高く、大穴を出す可能性を秘めています。
- 11番: 種牡馬複勝率 25.5%(平均 19.8%)と得意。
- 12番: 種牡馬複勝率 23.4%(平均 19.7%)と得意。
- 結論: ミッキーアイル産駒は中番を非常に得意としており、特に6番、8番、9番、11番、12番で高い複勝率を誇ります。10番は複勝率は平均並みながら、驚異的な回収率を見せており、狙い目と言えるでしょう。
【外番(13~18番)の得意度】
- 総合的な評価: 外番は、平均データと比べて得意な枠と苦手な枠が分かれます。
- 13番: 種牡馬複勝率 19.5%(平均 18.9%)とほぼ平均並み。
- 14番: 種牡馬複勝率 21.1%(平均 19.1%)とやや得意。複勝回収値 87 と回収率も悪くありません。
- 15番: 種牡馬複勝率 25.8%(平均 16.9%)と非常に得意。
- 16番: 種牡馬複勝率 25.0%(平均 17.8%)と非常に得意。特に複勝回収値 147 と非常に高いです。
- 17番: 種牡馬複勝率 9.5%(平均 15.8%)と苦手。勝率 0.0%。
- 18番: 種牡馬複勝率 22.7%(平均 15.8%)と得意。
- 結論: ミッキーアイル産駒は、外番の中でも15番、16番、18番を得意としており、特に15番、16番は複勝率が平均を大きく上回ります。17番は顕著に苦手としているため、注意が必要です。
【複勝率から見た総合的な得意度】
- 最も得意なのは【中番】:
- 中番全体で複勝率が非常に高く、特に6番(29.1%)、9番(28.1%)、11番(25.5%) などで安定して馬券に絡んでいます。
- 次に得意なのは【外番】の一部:
- 外番全体ではばらつきがありますが、特に15番(25.8%)、16番(25.0%)、18番(22.7%) で高い複勝率を示しており、平均を大きく上回る得意度です。
- 【内番】も悪くないが中番・外番ほどではない:
- 内番では3番(27.3%)、4番(27.6%) が得意ですが、中番や外番の好走率には一歩譲ります。
奇数・偶数馬番別パフォーマンス分析
ミッキーアイル産駒にとって、奇数か偶数かの馬番に有利不利はあるのでしょうか。
- 偶数馬番: 複勝率 25.0%、単勝回収値 72、複勝回収値 83。
- 奇数馬番: 複勝率 25.4%、単勝回収値 59、複勝回収値 74。
- 結論: 複勝率では奇数馬番がわずかに高いですが、偶数馬番の方が単勝回収値、複勝回収値ともに優位です。これは、偶数馬番で人気薄が激走するケースがあることを示唆しており、馬券妙味は偶数馬番に軍配が上がると言えるでしょう。
大外枠の得意度分析
競馬において、大外枠は一般的に不利とされることが多いですが、ミッキーアイル産駒の場合はどうでしょうか。
- 平均データの大外: 複勝率 22.2%、単勝回収値 66、複勝回収値 68。
- 種牡馬データの大外: 複勝率 27.1%、単勝回収値 53、複勝回収値 112。
- 結論: ミッキーアイル産駒は、大外枠において平均データよりも**複勝率が大幅に高い27.1%**を記録しており、大外枠を苦にしないどころか得意としている傾向が見られます。特に複勝回収値 112 は平均を大きく上回っており、大外枠の産駒は人気薄でも軽視できない存在と言えるでしょう。スピード能力が高いため、外からスムーズに競馬ができることがプラスに働いている可能性が高いです


