- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- エピファネイア産駒 データ(2014年~2024年)
- 母父馬
- 騎手
- 人気
- コース(芝編)
- コース(ダート編)
- 馬場状態
- 【芝コース編:重馬場は鬼門!ただし不良馬場なら一発あり】
- 【ダートコース編:道悪適性は皆無!問答無用の良馬場専用機】
- 【最終結論】芝の不良馬場以外、道悪は全て消し!
- 脚質ラスト3F
- 【結論】エピファネイア産駒は『驚異の万能型』!ただし、馬券の王道は『先行』にあり!
- 【総合評価】結論:エピファネイア産駒は、全てを末脚に賭ける「生粋の追い込み血統」!
- 馬体重
- 【総括】エピファネイア産駒で勝つための馬体重戦略!
- 年齢
- 【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
- 【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
- 【総合結論】エピファネイア産駒は「2歳夏に全てを懸ける、究極の早熟血統」
- 間隔
- 【叩き良化はしない!】エピファネイア産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
- 馬番
- 【複勝率での総合評価】結論:エピファネイア産駒は断然「内枠」有利!
- 【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、エピファネイア産駒の「馬番の傾向」
- 【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、エピファネイア産駒の真実
馬体

血統表

戦歴
【名馬列伝】エピファネイア:世代の頂点から世界の頂へ、覚醒した不屈の才能
その競走生活は、エリートとしての順風満帆なスタートと、あと一歩で頂点に届かない苦悩、そして全てを乗り越えた先で見せた圧巻のパフォーマンスという、 dramaticな物語に満ちていた。不屈の魂で世代の頂点、そして世界の頂へと駆け上がった名馬、エピファネイアの軌跡を振り返ります。
PROFILE:競走成績サマリー
- 通算成績:14戦6勝(2歳~5歳 / 日本・ドバイ・香港)
- 最高レーティング:129ポンド(2014年・世界ランク2位)
- 主なG1勝ち鞍:ジャパンカップ、菊花賞
- 主な重賞勝ち鞍:神戸新聞杯(G2)、ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)
- 主な好走歴:東京優駿(日本ダービー)2着、皐月賞2着、大阪杯3着、クイーンエリザベス2世C(香港G1)4着
HISTORY:栄光と苦悩、そして覚醒への軌跡
■ 2歳:無敗の王道、クラシックの主役へ
2歳10月にデビューすると、新馬戦、京都2歳ステークス、そして重賞のラジオNIKKEI杯2歳Sを危なげなく無傷の3連勝。世代トップクラスの能力を早々に見せつけ、翌年のクラシック戦線の主役として、不動の地位を築きました。
■ 3歳春:あと一歩の惜敗、シルバーコレクターの苦悩
世代の頂点に最も近い存在と目されながら、3歳春はもどかしいレースが続きます。弥生賞4着の後、クラシック第一弾の皐月賞、そして世代の夢である東京優駿(日本ダービー)で、いずれもライバルの後塵を拝し2着。世代トップクラスの実力を示しながらも、あと一歩で栄冠に手が届かない「シルバーコレクター」として、苦杯をなめ続けました。
■ 3歳秋:覚醒、そして圧巻のクラシック制覇
夏を越して心身ともに成長を遂げたエピファネイアは、秋に覚醒します。秋初戦の神戸新聞杯を快勝すると、本番の菊花賞(G1)では1番人気に応え、好位追走から直線で力強く抜け出す盤石のレース運び。2着に5馬身差をつける圧勝で、念願のクラシックタイトルを手にしました。
■ 4歳:世界の頂点へ、衝撃のジャパンカップ
4歳シーズンは、大阪杯3着、初の海外遠征となった香港のクイーンエリザベス2世カップ4着と、再び勝ちきれないレースが続きました。しかし、秋の大舞台で、エピファネイアは世界を震撼させるパフォーマンスを披露します。
11月のジャパンカップ(G1)。鞍上にクリスチャン・スミヨン騎手を迎えたエピファネイアは、この年の世界ランク1位に君臨していたジャスタウェイを始めとする国内外の強豪を相手に、4馬身差をつける衝撃的な完勝を飾ります。この勝利により、「129ポンド」という、2014年の世界ランキング2位に相当する驚異的なレーティングを獲得。名実ともに世界のトップホースへと上り詰めました。
【総括】
2歳時のエリート街道、3歳春の苦悩、そして菊花賞とジャパンカップで見せた覚醒後の圧倒的な強さ。その競走生活は、この馬が持つ計り知れないポテンシャルの高さを証明するものでした。特にジャパンカップで見せたパフォーマンスは、日本競馬史に残る圧巻の走りとして、今なお多くのファンの記憶に刻まれています。その偉大な能力は、種牡馬として3冠牝馬デアリングタクトを送り出すなど、次世代へと確かに受け継がれています。
特徴
【馬券攻略】データが示す、エピファネイア産駒「3つの鉄則」
父エピファネイアから受け継いだ、圧倒的なスピードの持続力。その産駒たちは、父を彷彿とさせるスケールの大きな走りでターフを席巻しています。ここでは、エピファネイア産駒で勝つための「3つの鉄則」をデータに基づいて解説します。
■ 鉄則①:父譲りの「前進気勢」と「スタミナ」が最大の武器
- 勝ちパターンは「スピードの持続力」
エピファネイア産駒の真骨頂は、**「道中から前々のポジションで積極的にレースを進め、最後までそのスピードを持続させて粘り込む」**というパワフルなレーススタイルにあります。父自身が菊花賞やジャパンカップで見せたような、スタミナに裏打ちされた先行力が最大の武器です。 - 狙うべきは「直線の長いコース」
この「スピードの持続力」が最も活きるのが、「東京競馬場」と「京都競馬場」の芝コースです。特に東京芝では、3回に1回の割合で馬券に絡むという高い安定感を誇ります。長い直線で存分にその能力を発揮できるこれらのコースでは、評価を一段階上げるべきです。
■ 鉄則②:距離は延びるほど良い!本質は「中長距離」にあり
- スプリント戦は苦手
データ上、スプリント戦(1200m)は明確な苦手としています。スピード能力は高いものの、本質的にはスタミナタイプであり、短い距離での純粋なスピード勝負は向いていません。 - 距離が延びてこそ真価を発揮
マイル戦でも好成績は収めていますが、産駒の信頼性が最も高まるのは**「芝2000m~2400m」**の中長距離戦です。距離が延びるにつれて、そのスタミナと持続力が他馬を圧倒します。菊花賞やダービーといったクラシックディスタンスでこそ、この血統の真価が問われます。
■ 鉄則③:2歳戦から動ける「完成度の高さ」も魅力
- 早期からの活躍が可能
スタミナ豊富な中長距離血統でありながら、2歳戦から活躍できる点も、エピファネイア産駒の大きな強みです。父自身が2歳重賞を制したように、産駒もキャリアの早い段階から高い完成度を見せます。 - 馬券戦術への活用
2歳戦、特に距離のあるレースでエピファネイア産駒を見つけたら、積極的に狙っていくべきです。クラシックを見据えた素質馬が、早い時期から頭角を現すケースが非常に多く見られます。
【総括】
エピファネイア産駒を狙う際は、**「東京・京都の芝コース」「2000m以上の距離」「2歳戦」**という3つのキーワードを覚えておいてください。これらの好条件が重なった時、父譲りの圧倒的な持続力を武器に、好走してくれる可能性が非常に高いでしょう。
代表産駒
【エピファネイア産駒】父を超える衝撃を!ターフを席巻する新世代の王者たち
父エピファネイアが持つ圧倒的なスケールと闘志は、産駒へと見事に受け継がれました。デビューからわずか数年でクラシックの主役を次々と送り出し、競馬界に一大勢力を築き上げたエピファネイア。その中でも特に輝かしい功績を残した、新世代のスターホースたちをご紹介します。
■ G1ウィナー:競馬史に名を刻んだチャンピオンたち
まずは、競馬界最高の栄誉であるG1タイトルを獲得し、その強さで時代を象徴したトップホースたちです。
- エフフォーリア
- 主な勝ち鞍:皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念
- コメント:無敗で皐月賞を制し、秋には古馬の精鋭たちを相手に天皇賞・秋と有馬記念を連勝。2021年の年度代表馬に輝いた、世代の絶対王者です。
- デアリングタクト
- 主な勝ち鞍:桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞【史上初・無敗の牝馬三冠】
- コメント:デビューから無傷の5連勝で、史上初となる無敗での牝馬三冠達成という歴史的偉業を成し遂げた名牝です。
- ダノンデサイル
- 主な勝ち鞍:東京優駿(日本ダービー)
- ブローザホーン
- 主な勝ち鞍:宝塚記念
- ステレンボッシュ
- 主な勝ち鞍:桜花賞
- テンハッピーローズ
- 主な勝ち鞍:ヴィクトリアマイル
- サークルオブライフ
- 主な勝ち鞍:阪神ジュベナイルフィリーズ
■ 重賞戦線を賑わせた個性派の猛者たち
G1タイトルにはあと一歩届かなくとも、その個性的な走りでファンを魅了し、重賞戦線を力強くリードした実力馬たちです。
- アリストテレス(アメリカジョッキークラブカップ)
- イズジョーノキセキ(府中牝馬ステークス)
- ジャスティンカフェ(エプソムカップ)
- セルバーグ(中京記念)
- エピファニー(小倉大賞典)
- モリアーナ(紫苑ステークス)
- イフェイオン(フェアリーステークス)
- オーソリティ(青葉賞 連覇、アルゼンチン共和国杯 連覇)※リストにありませんでしたが、代表的な重賞馬のため追記しました。
■ G1で上位争いを演じた惜しき実力馬たち
あと一歩でG1タイトルに手が届かなかったものの、大舞台でその能力の高さを示した馬たちです。
- ヴェローナシチー(京都新聞杯 2着、日本ダービー 3着)
- スカイグルーヴ(京王杯スプリングカップ 2着)
- シーズンズギフト(ニュージーランドトロフィー 2着)
- ムジカ(ローズステークス 2着)
- ソネットフレーズ(デイリー杯2歳ステークス 2着)
【総括】
エピファネイア産駒は、父譲りの圧倒的なスケールとスタミナを武器に、特にクラシックディスタンスで無類の強さを発揮します。無敗の三冠牝馬や年度代表馬を早々に輩出したことからも、そのポテンシャルの高さは計り知れません。今後も、父を超えるような歴史的名馬が誕生することを期待させてくれる、現代競馬を代表するトップサイアーです。
エピファネイア産駒 データ(2014年~2024年)
母父馬

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金配合」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「黄金配合」をランキング化しました。迷ったらこの配合を探してください!
【第1位】 × タニノギムレット
(複勝率 33.3%, 単勝回収率 481, 複勝回収率 104)
文句なしの第1位は、母父タニノギムレットとの配合です。特筆すべきは単勝回収率481という、他の追随を許さない異次元の数値。これは「人気薄で勝ち切る」ケースが非常に多い、典型的な大穴メーカーであることを示しています。複勝率も33.3%と高く、複勝回収率もプラス域。安定感と凄まじい爆発力を兼ね備えた、夢の配合です。
【第2位】 × ワークフォース
(複勝率 58.1%, 単勝回収率 73, 複勝回収率 186)
第2位は、母父ワークフォース。この配合の最大の魅力は、**複勝率58.1%**という驚異的な安定感と、複勝回収率186という突出した妙味です。出走すれば半数以上が馬券に絡み、かつ2,3着に来るだけで配当が大きく跳ね上がる。3連系の馬券を買う上で、これ以上ない「究極のヒモ穴配合」と言えるでしょう。
【第3位】 × フレンチデピュティ
(複勝率 25.0%, 単勝回収率 81, 複勝回収率 128)
母父フレンチデピュティとの配合が3位。複勝率は25.0%と高くありませんが、複勝回収率128という数値が光ります。人気薄で2,3着に食い込み、高配当を演出してくれる、非常に「美味しい」配合です。
【第4位】 × クロフネ
(複勝率 23.2%, 単勝回収率 97, 複勝回収率 127)
フレンチデピュティと似た傾向にあるのが、母父クロフネとの配合です。こちらも複勝率は低いですが、複勝回収率127と、ヒモ穴としての魅力は絶大。ダート替わりなどで見かけたら、積極的に狙いたい配合です。
【第5位】 × ステイゴールド
(複勝率 32.4%, 単勝回収率 142, 複勝回収率 84)
母父ステイゴールドとの配合は、安定感と単勝の破壊力を両立させています。単勝回収率142という数字は、この配合の馬が持つポテンシャルが、しばしばオッズに反映されていないことの証拠。見つけたら積極的に狙っていきたい、妙味あふれる配合です。
② データが警告!避けるべき「危険な配合」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険な配合」です。たとえ人気でも、これらの血統背景を持つ場合は慎重な判断が必要です。
【第1位】 × マンハッタンカフェ
(複勝率 15.6%, 単勝回収率 28, 複勝回収率 36)
残念ながらワースト1位は、母父マンハッタンカフェ。複勝率15.6%は壊滅的で、そもそも馬券に絡む確率が極端に低いのが致命的です。回収率も低く、データ上は全く走らない「消し」配合と言えます。
【第2位】 × アドマイヤベガ
(複勝率 31.0%, 単勝回収率 32, 複勝回収率 45)
複勝率は悪くないように見えますが、単複の回収率が壊滅的です。これは、人気を背負って惨敗するケースが多いことを示しています。典型的な「名前で売れて妙味がない」パターンです。
【第3位】 × フジキセキ
(複-勝率 22.7%, 単勝回収率 100, 複勝回収率 52)
単勝回収率こそ100ですが、複勝率の低さと、複勝回収率の低さが見過ごせません。「ごく稀に人気薄で勝ち切ることはあるが、ほとんどは馬券圏外に沈む」という、非常に扱いの難しい配合です。
【第4位】 × キングカメハメハ
(複勝率 24.7%, 単勝回収率 71, 複勝回収率 64)
「エピファネイア×キンカメ」という夢の配合ですが、馬券的には悪夢です。その血統背景から常に過剰人気になり、回収率は低迷。複勝率も低く、信頼度も妙味もありません。
【第5位】 × ダイワメジャー
(複勝率 25.2%, 単勝回収率 56, 複勝回収率 64)
キングカメハメハと同様、複勝率の低さと回収率の低さが目立ちます。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味配合」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれる配合を3つピックアップしました。
【第1位】 × タニノギムレット
(複勝率 33.3%, 単勝回収率 481, 複勝回収率 104)
総合ランキングでも第1位に輝きましたが、その本質は「究極の穴配合」であることです。単勝回収率481という数字は、まさに穴党の夢。いつ激走してもおかしくないポテンシャルを秘めた、最高の妙味配合です。
【第2位】 × グラスワンダー
(複勝率 17.5%, 単勝回収率 166, 複勝回収率 53)
この配合は、まさにこのカテゴリの定義にピッタリです。複勝率17.5%は非常に低いですが、それを補って余りあるのが単勝回収率166という破壊力。「来るか来ないか」がはっきりしたタイプですが、頭で狙えば特大のホームランが期待できる、夢のある配合です。
【第3-位】 × ハーツクライ
(複勝率 23.3%, 単勝回収率 143, 複勝回収率 77)
複勝率が23.3%と明確に低い中で、単勝回収率が143という点に注目です。こちらも典型的な「勝ち切る時は人気薄」というタイプ。長距離戦などでスタミナが問われる展開になった時に、一発の魅力を秘める配合です。
④ まとめ:配合相手で激変!血統の相性を見抜いて馬券に活かせ!
今回の分析から、エピファネイア産駒は、母父馬との配合相手によってパフォーマンスが天国と地獄ほど変わることが明らかになりました。
タニノギムレットやワークフォースのような、産駒の能力を最大限に引き出す「黄金配合」。
一方で、マンハッタンカフェやキングカメハメハのように、相性が悪ければ全く走らない「危険な配合」。
そして、グラスワンダーやハーツクライのように、特定の条件下で妙味を発揮する「個性派配合」。
これらの「血統の化学反応」を理解することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に取り入れ、血統の奥深い世界を堪能しながら、的中に繋げてください!
騎手

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金タッグ」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「ゴールデンコンビ」をランキング化しました。
【第1位】 福永祐一騎手
(複勝率 60.2%, 単勝回収率 126, 複勝回収率 115)
文句なしの第1位は、福永祐一元騎手とのコンビです。**複勝率60.2%**という驚異的な安定感を誇りながら、単勝・複勝回収率がともに100を超えるという、まさにパーフェクトな成績。人気馬はきっちり馬券に、人気薄でも勝ち切る力を引き出します。デアリングタクトの主戦だったことからも分かる通り、この産駒を最も手の内に入れていた名手と言えるでしょう。
【第2位】 鮫島克駿騎手
(複勝率 31.7%, 単勝回収率 195, 複勝回収率 140)
第2位は、鮫島克駿騎手。このコンビの魅力は、何と言ってもその驚異的な回収率にあります。単勝回収率195、複勝回収率140という数字は、他の追随を許さない圧倒的なもの。複勝率は標準的ですが、「人気薄のエピファネイア産駒に鮫島克駿」は、まさに高配当のサインです。
【第3位】 幸英明騎手
(複勝率 30.7%, 単勝回収率 264, 複勝回収率 125)
鮫島騎手と甲乙つけがたいのが、幸英明騎手とのコンビ。単勝回収率264は、今回分析した中でNo.1の数値です。「来るか来ないか」がはっきりしたタイプですが、頭で狙えば特大のホームランが期待できる、夢のあるコンビです。
【第4位】 横山典弘騎手
(複勝率 35.7%, 単勝回収率 133, 複勝回収率 106)
ベテラン横山典弘騎手も、エピファネイア産駒との相性は抜群です。複勝率35.7%と安定しており、単複の回収率もともに100超え。人気馬をきっちり勝利に導くだけでなく、人気薄でもしっかりと結果を出す、非常にバランスの取れた好成績です。
【第5位】 M.デムーロ騎手
(複勝率 39.8%, 単勝回収率 191, 複勝回収率 85)
このコンビの魅力は、単勝回収率191という破壊力にあります。複勝率も約40%と高く、安定感も十分。複勝での妙味は薄いですが、単勝や2連系の軸として非常に面白い存在です。
② データが警告!避けるべき「危険なコンビ」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険なコンビ」です。たとえ人気でも、これらの組み合わせは慎重な判断が必要です。
【第1位】 坂井瑠星騎手
(複勝率 31.5%, 単勝回収率 22, 複勝回収率 61)
残念ながらワースト評価となったのは坂井瑠星騎手とのコンビ。単勝回収率22という数値は壊滅的で、全く勝ち切れていないことが分かります。複勝率も平凡で、複勝回収率も低い。データ上、最も手が出しにくい組み合わせです。
【第2位】 岩田望来騎手
(複勝率 33.9%, 単勝回収率 39, 複勝回収率 83)
坂井騎手と同様、単勝回収率39という低さが致命的です。複勝率は悪くないですが、人気を背負って勝ちきれないケースが多く、馬券的な妙味は皆無と言わざるを得ません。
【第3位】 横山武史騎手
(複勝率 32.6%, 単勝回収率 76, 複勝回収率 58)
エフフォーリアの主戦でしたが、全体的な相性で見ると厳しいデータが出ています。複勝率こそ悪くないものの、複勝回収率58という低さは、人気先行で妙味がないことの証左です。
【第4位】 三浦皇成騎手
(複勝率 26.5%, 単勝回収率 65, 複勝回収率 62)
ワースト4位は三浦皇成騎手。複勝率が低く、単複の回収率も低い水準にあります。この産駒との相性はデータ上、あまり良くないようです。
【第5位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 36.0%, 単勝回収率 68, 複勝回収率 65)
複勝率は悪くないですが、回収率の低さが見過ごせません。人気を裏切るケースが多く、馬券的な期待値は低いと言えるでしょう。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味コンビ」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれるコンビを3組ピックアップしました。
【第1位】 幸英明騎手
(複勝率 30.7%, 単勝回収率 264, 複勝回収率 125)
総合ランキングでも上位に入りましたが、その本質は「究極の穴騎手」であることです。単複ともに異常なまでの回収率を誇り、人気薄のエピファネイア産駒に騎乗した際は、絶対に見逃してはならない存在です。
【第2位】 鮫島克駿騎手
(複勝率 31.7%, 単勝回収率 195, 複勝回収率 140)
こちらも総合ランキングと重複しますが、まさに妙味の塊。複勝率31.7%は決して高くありませんが、それを補って余りあるのが単複の回収率です。人気薄でコンスタントに好走している証拠であり、馬券に組み込むことで高配当を運んできてくれます。
【第3-位】 岩田康誠騎手
(複勝率 25.5%, 単勝回収率 126, 複勝回収率 61)
複勝率が25.5%と明確に低い中で、単勝回収率が126という点に注目です。典型的な「来るか来ないか」のタイプですが、来た時の見返りは大きい。複勝での妙味はありませんが、単勝やアタマ固定の3連単で狙うと面白いコンビです。
④ まとめ:騎手との「化学反応」を見抜き、馬券戦略を最適化せよ!
今回の分析から、エピファネイア産駒が騎手によってパフォーマンスを大きく変える、非常に「相性」が重要な血統であることが明らかになりました。
- 川田将雅騎手やルメール騎手のような、複勝率は高いが妙味は薄い「鉄板軸タイプ」。
- 福永祐一騎手や横山典弘騎手のように、安定感と妙味を完璧に両立させる「万能タイプ」。
- 幸英明騎手や鮫島克駿騎手のように、高配当を運んでくれる「一発長打タイプ」。
- そして、坂井瑠星騎手や横山武史騎手のように、データ上は手が出しにくい「危険なコンビ」。
これらの騎手ごとの「個性」と「相性」を深く理解し、レースの状況に応じて騎手を選択することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に加え、的中に繋げてください!
人気

人気馬(1~4番人気)の動向:平均とほぼ同じ、信頼度は標準レベル
まず、レースの主役となるべき1番人気から4番人気の「人気馬」グループです。
結論から言うと、エピファネイア産駒レースにおける人気馬の信頼性は、平均データとほぼ変わりません。つまり、「可もなく不可もなく、人気通りには走る」という標準的な傾向にあります。
具体的に見ると、1番人気の複勝率(馬券内に来る確率)は平均64.7%に対し、このデータでは66.6%。2番人気は51.9%に対し51.6%と、ほとんど差がありません。3番人気、4番人気も同様で、数値上は特筆すべき傾向は見られません。
これは、**「エピファネイア産駒だからといって、上位人気馬の信頼度が極端に上がったり、下がったりすることはない」**ということを意味します。人気馬を評価する際は、平均的なレースと同じ感覚で、その馬自身の能力や状態を素直に判断すべきでしょう。
中穴人気馬(5~8番人気)の動向:平均以下の不振傾向、波乱の主役にはなれない
次に、馬券の妙味を左右する5番人気から8番人気の「中穴人気馬」グループです。
このグループの動向は明確で、全ての人気帯で平均以下の成績となっており、不振傾向にあります。
5番人気(26.7%→26.6%)、6番人気(21.7%→17.8%)、7番人気(16.3%→14.4%)、8番人気(12.9%→13.9%)と、8番人気がわずかに上回るのを除けば、複勝率は軒並み平均データを下回っています。
回収率を見ても、8番人気の単複回収率がやや高いのを除けば、妙味のあるデータは見当たりません。これは、**「エピファネイア産駒の中穴馬は、人気以上に走ることが少なく、馬券的な期待値は低い」**ことを示唆しています。
大穴人気馬(9~18番人気)の動向:こちらも不振、ただし16番人気に謎の一発あり
最後に、高配当の使者となる9番人気以下の「大穴人気馬」グループです。
結論として、エピファネイア産駒レースにおける大穴人気馬も、平均データと比べて成績が振るわず、不振傾向にあります。大波乱が起きる可能性は、平均的なレースよりも低いと言えるでしょう。
9番人気から13番人気までの複勝率は、軒並み平均データを下回っており、馬券に絡むことはほとんど期待できません。
ただし、このデータには一つだけ無視できない異常値が存在します。それは16番人気の複勝回収率144です。これは、サンプル数は少ないながらも、「超人気薄の16番人気馬が、ごく稀に2,3着に激走して高配当を演出する」ことがある、ということを示しています。
【要約】エピファネイア産駒レースで勝つための戦略
- 人気馬(1~4番人気)は平均通りの信頼度:過信も軽視もせず、標準的な評価を下すのが正解。
- 中穴(5~8番人気)は軽視が基本:平均よりも好走率が低く、積極的に狙うべきではない。
- 大穴(9番人気以下)も基本は軽視:大波乱の主役にはなれない。ただし、夢を見るなら16番人気の複勝を少額だけ買うのは面白いかもしれない。
総じて、エピファネイア産駒が絡むレースは**「上位人気馬がそれなりに走り、中穴以下の馬が台頭しにくい、比較的平穏な決着になりやすい」**という傾向にあります。馬券を組む際は、大穴狙いで手広く流すよりも、上位人気馬を中心に、点数を絞って勝負するのが有効となるでしょう。
コース(芝編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、どの競馬場でパフォーマンスが上がるのか、あるいは下がるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 中京・東京
この産駒が最も得意とするのは、間違いなく中京競馬場です。特に芝1600mでは、複勝率31.5%と安定しているだけでなく、単勝回収率201、複勝回収率108と、驚異的な妙味を誇ります。「エピファネイア産駒の中京マイル」は、無条件で買いと言える黄金条件です。
次いで得意なのが東京競馬場。芝1600mでも単勝回収率179と素晴らしい数値を記録しており、広いコースのマイル戦でこそ真価を発揮するタイプが多いようです。東京芝2000mも複勝率39.9%、単勝回収率115と、高いパフォーマンスを見せます。 - 【苦手な競馬場】 中山・東京(1800m)
データ上、明確に苦手としているのが中山競馬場です。芝1600m(単回49/複回51)、芝2000m(単回46/複回76)と、主要なコースで回収率が著しく低く、馬券的な妙味は皆無です。
また、得意なはずの東京競馬場でも、芝1800mに限っては、単複の回収率が43/55と壊滅的。このコースとの相性はよほど悪いのでしょう。 - 【条件付きで妙味のある競馬場】 阪神・京都
- 阪神: 芝1600m(外回り)は単勝回収率166、複勝回収率100と妙味十分。芝1800m(外回り)も単勝回収率102と面白い存在です。
- 京都: 芝1600mは複勝回収率104と、ヒモ穴として魅力的です。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、産駒の根幹的な能力を示す距離適性を見ていきましょう。
- 【得意な距離】 1600m(マイル)がベスト、2000mもこなす
この産駒は、1600mが主戦場と言える、典型的なマイラーです。データを見ても、好成績のほとんどが1600mに集中しています。特に東京・阪神・中京といった広いコースのマイル戦では、軒並み高い回収率を記録しており、この条件がこの産駒の能力を最大限に引き出す「黄金条件」と言えます。
2000mも、東京コースでは高いパフォーマンスを発揮しますが、中山や中京では回収率が低迷しており、マイルほどの信頼性はありません。 - 【苦手な距離】 1800m
データ上、1800mは明確な苦手距離のようです。東京(回収率43/55)、小倉(回収率42/73)、新潟(回収率83/61)と、多くのコースでパフォーマンスを落としています。マイルと2000mの間の、この中途半端な距離が合わないのかもしれません。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に狙うべきコース」と「避けるべきコース」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 中京・芝1600m(単回201/複回108): 複勝率31.5%と高く、回収率は異次元レベル。エピファネイア産駒を最も美味しく狙える「究極の条件」です。
- 東京・芝1600m(単回179/複回82): こちらも単勝回収率が非常に高く、複勝率も安定。中京と並ぶ黄金条件です。
- 阪神・芝1600m外(単回166/複回100): 単複ともに回収率がプラス域に迫る勢い。関西圏でのマイル戦では、絶対に見逃せません。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 東京・芝1800m(単回43/複回55): 複勝率・回収率ともに壊滅的。得意なはずの東京で、この成績は明確な消し材料です。
- 中山・芝1600m(単回49/複回51): こちらも全く走りません。トリッキーな中山マイルは鬼門です。
- 小倉・芝1800m(単回42/複回73): 回収率が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
【総括】
エピファネイア産駒の馬券を買う際は、「広いコースのマイル戦(特に東京・中京・阪神)」を鉄則とすべきです。そして、「中山競馬場」と「1800mという距離」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたの馬券収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
コース(ダート編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、産駒のパフォーマンスが競馬場によってどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 阪神(2000m)・中京(1900m)
この産駒がダートで輝くのは、非常に限定的な条件です。
阪神・ダート2000mでは、複勝率25.9%ながら単勝回収率127、複勝回収率100と、素晴らしい妙味を誇ります。
同様に、中京・ダート1900mでも、複勝率20.9%に対して複勝回収率136という異常値を記録。スタミナが問われる長めの距離で人気を落とした時に、その真価を発揮するようです。 - 【苦手な競馬場】 東京・小倉・札幌
データ上、明確に、そして致命的に苦手としているのが東京競馬場です。ダート1600m(単回29/複回28)、ダート2100m(単回15/複回60)、ダート1400m(複回10)と、どの距離を走っても回収率が壊滅的。広い東京コースは、この産駒の持続力が活きにくいのかもしれません。
小倉競馬場(複回52)、札幌競馬場(複回35)も鬼門で、ローカルのダートコースも全く走りません。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、この産駒がどの距離でパフォーマンスを発揮するのか、その本質的な適性に迫ります。
- 【得意な距離】 1900m以上のスタミナ戦(ただし条件付き)
この産駒のダート適性は、1900m以上の、スタミナが要求される距離にわずかな光明が見えます。阪神2000mや中京1900mで高い回収率を記録しているのがその証拠です。
ただし、これはあくまで**「人気薄の時に、ヒモ穴として面白い」**レベルであり、絶対的な得意距離とは言えません。 - 【苦手な距離】 1800m以下のほぼ全ての距離
データ上、1800m以下の距離は壊滅的です。出走数が最も多い1800mですら、中山・阪神・中京・京都の全てで回収率が低迷。
1400m以下の短距離戦に至っては、阪神1400m(単回27)、東京1400m(単回10)、阪神1200m(単回7)など、単勝回収率が一桁という絶望的な数値が並びます。スピードが問われるダート戦では、全く勝負になっていません。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき条件」と「絶対に避けるべき条件」を断定します。
- 【結論:ごく稀に買うならこの条件(ベスト3)】
- 中京・ダ1900m(単回80/複回136): 複勝率こそ低いですが、複勝回収率の高さは魅力。3連系のヒモ穴として一考の価値あり。
- 阪神・ダ2000m(単回127/複回100): 単複ともにプラス回収が期待できる、数少ない好走条件。
- 京都・ダ1200m(単回165/複回78): サンプル数は少ないですが、単勝での一発大穴ならこのコースか。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 東京・ダ1600m(単回29/複回28): 複勝率9.8%でこの回収率は絶望的。最も手を出してはいけない条件です。
- 阪神・ダ1200m(単回7/複回30): 単勝回収率7は、もはや馬券を買う価値がありません。
- 小倉・ダ1700m(単回39/複回52): 複勝率14.2%でこの回収率。ローカルでも全く走りません。
【総括】
エピファネイア産駒をダート戦で狙うなら、**「1900m以上の長距離戦で、超人気薄の馬をヒモ穴として少額買う」以外に、有効な馬券戦略は見当たりません。
基本的には「エピファネイア産駒のダート戦は消し」**と判断するのが、最も賢明な馬券戦略と言えるでしょう。芝での華々しい活躍とは裏腹に、ダートではその能力を発揮できていないのが現状です。
馬場状態

【芝コース編:重馬場は鬼門!ただし不良馬場なら一発あり】
まずは芝コースのデータから。エピファネイア産駒は、そのパワフルなイメージとは裏腹に、芝の道悪は基本的に不得手な傾向が見られます。
① 良馬場との比較:重馬場でパフォーマンス急落、不良でなぜか復活
- 稍重(やや割引が必要)
良馬場(複勝率28.3%)から稍重(複勝率26.6%)になると、パフォーマンスはわずかに低下。単勝回収率も90から68へと大きく下がるため、勝ち切れない傾向が強まるようです。 - 重馬場(明確な苦手条件・鬼門)
馬場が「重」になると、パフォーマンスは急落します。**勝率4.9%、複勝率19.4%**は、良馬場と比べて壊滅的な数値。回収率も低く、明確な「消し」条件と言えます。 - 不良馬場(一発大穴の可能性を秘める特殊条件)
重馬場で全く走らないにもかかわらず、「不良」まで悪化すると、なぜかパフォーマンスが回復します。複勝率は27.1%まで戻り、単勝回収率も104とプラスに転じます。これは「ほとんどの馬は苦戦するが、ごく一部のパワータイプが馬場を味方につけて激走する」ことを示しています。
② 複勝率と回収率での評価(芝コース)
- 【結論:ベストな買い時】
- 芝・良馬場(単回90/複回77): パフォーマンスが最も安定している基本条件。
- 芝・不良馬場(単回104/複回79): 単勝での一発を狙うならこの馬場。人気薄なら無条件で押さえるべきです。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- 芝・重馬場(単回59/複回65): パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値は皆無。明確な消し条件です。
- 芝・稍重(単回68/複回68): 回収率が示す通り、期待値の低い危険な条件。
【芝コースの総括】
エピファネイア産駒は、**芝コースに関しては「基本は良馬場巧者」**です。稍重は割引、重馬場は問答無用で消し。ただし、不良馬場に限っては、波乱の立役者となる可能性を秘めており、人気薄の一発に注意が必要です。
【ダートコース編:道悪適性は皆無!問答無用の良馬場専用機】
次にダートコースのデータです。芝以上に、ダートの道悪は全く不得手としています。
① 良馬場との比較:馬場が渋るほどパフォーマンスは悪化の一途
- 稍重(パフォーマンス低下)
良馬場(勝率5.7%)から稍重(勝率3.8%)になると、すでにパフォーマンスが低下。単勝回収率も43から25へと急落しており、馬券的な妙味も全くありません。 - 重馬場(複勝での妙味はわずかにあるが…)
重馬場では、複勝率が21.1%とやや持ち直します。複勝回収率も83と悪くありませんが、単勝回収率44が示す通り、勝ち切る力はありません。 - 不良馬場(信頼度も妙味も皆無)
不良馬場になると、再びパフォーマンスは低下。回収率も低く、全く勝負になりません。
② 複勝率と回収率での評価(ダートコース)
- 【結論:唯一の買い時(ただし低レベル)】
- ダート・良馬場(単回43/複回57): この産駒をダートで狙うなら、パサパサに乾いた良馬場以外に選択肢はありません。しかし、その良馬場ですら、回収率は極めて低い水準です。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- ダート・稍重(単回25/複回44)、ダート・不良馬場(単回38/複回52): 回収率が示す通り、最も期待値の低い危険な条件。
- ダート・重馬場(単回44/複回83): 複勝でのヒモ穴として、ごく稀に可能性がありますが、積極的に狙うべきではありません。
【ダートコースの総括】
エピファネイア産駒は、**ダートコースに関しては典型的な「良馬場専用機」**であり、その良馬場ですら馬券的な妙味は薄いです。馬場に水分を含んで時計が速くなると、全く対応できていません。**基本的に、エピファネイア産駒のダート戦は「消し」**と判断するのが、最も賢明な馬券戦略と言えるでしょう。
【最終結論】芝の不良馬場以外、道悪は全て消し!
エピファネイア産駒の馬券戦略は、天候と馬場状態によって、その評価を大きく変える必要があります。
- 芝のレースで雨が降ったら…
→ 稍重・重馬場は評価を下げるべき! ただし不良馬場なら、人気薄の一発大穴に期待! - ダートのレースで雨が降ったら…
→ 問答無用で「消し」!
このシンプルな法則を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は劇的に改善するはずです。
脚質ラスト3F

逃げ:平均以上に得意!ハナを切れば信頼度はアップ
- 複勝率:平均39.1% → 本レース41.3%(得意)
- 回収率:単202/複118と、平均(単209/複138)には劣るものの、依然として非常に高い水準を維持。
【解説】
まず、エピファネイア産駒がハナを切る「逃げ」の戦法は、平均以上に得意と言えます。複勝率が平均を上回っており、この産駒が逃げた際の馬券内率は、他の馬よりも信頼できることを示しています。回収率も優秀で、人気薄の馬が逃げて粘り込むシーンも十分に期待できます。メンバー構成を見て、楽に逃げられそうな場合は、評価を上げるべきでしょう。
先行:最も信頼でき、最も儲かる「王道の勝ちパターン」
- 複勝率:平均35.5% → 本レース39.8%(得意)
- 回収率:単105/複106と、平均(単100/複99)を上回る。
【解説】
この産駒の**最も信頼でき、かつ最も儲かる勝ちパターンが、この「先行」です。複勝率は平均を4%以上も上回る39.8%という高い数値を記録。つまり、エピファネイア産駒が好位でレースを進めれば、非常に高い確率で馬券に絡むことを意味します。
さらに素晴らしいのが回収率で、単複ともにプラスを記録。これは「先行力があるにも関わらず、過小評価されている馬が多い」ことの証拠。軸馬としても信頼でき、かつ妙味も提供してくれる、まさに「黄金の脚質」**です。
中団:平均以上に走るが、妙味は薄い
- 複勝率:平均20.3% → 本レース22.0%(得意)
- 回収率:単57/複64と、平均(単57/複71)と比べて複勝の妙味が低下。
【解説】
ここに、エピファネイア産駒のポテンシャルの高さが表れています。一般的な先行血統であれば、中団からの競馬は苦手なはず。しかし、エピファネイア産駒は中団からでも平均を上回る複勝率を記録しています。これは、道中で脚を溜めて、直線で脚を使える自在性を持っていることの証拠です。ただし、複勝回収率は平均を下回っており、**「能力はあっても、馬券的な旨味はない」**という点には注意が必要です。
後方:平均よりは走るが、基本的には割引
- 複勝率:平均7.5% → 本レース9.6%(得意)
- 回収率:単29/複29と、平均(単25/複30)と大差なく、低い。
【解説】
さらに驚くべきことに、「後方」からの追い込みですら、複勝率は平均を上回っています。これは、産駒が持つポテンシャルの高さを示していますが、注意が必要です。絶対的な複勝率は9.6%と低く、回収率も壊滅的です。「平均よりはマシ」というレベルであり、勝ちパターンとは到底言えません。後方からの競馬になる馬は、基本的には割引が必要です。
【結論】エピファネイア産駒は『驚異の万能型』!ただし、馬券の王道は『先行』にあり!
今回の分析結果を統合すると、エピファネイア産駒の驚くべき本質が見えてきます。
それは、単純な「前残り血統」ではなく、**「全ての脚質を平均以上にこなせる、驚異的な万能タイプ」**であるということです。これは、産駒に高い競走能力と、優れたレースセンスを伝えていることの何よりの証拠です。
ただし、馬券戦略として最も有効なのは、やはりその万能性を支える**「先行力」**を狙うことです。
【最終的な馬券戦略】
- 最優先で狙うべきは「先行馬」:複勝率が最も高く、回収率もプラス。これぞ王道の勝ちパターン。
- 次に評価すべきは「逃げ馬」と「中団の馬」:逃げ馬は信頼度が高く、中団の馬も平均以上に走れるため、相手として十分な評価が必要。ただし、中団の馬は妙味が薄い。
- 「後方からの馬」は基本的には割引:「平均よりはマシ」なだけで、積極的に買うべきではない。
エピファネイア産駒の馬券を検討する際は、まず**「先行できそうか?」を第一に考えてください。そして、もし先行できなさそうでも、「中団からならなんとかなるかも」**という視点を持つことが重要です。この「万能性」を理解することが、エピファネイア産駒を攻略する最大の鍵となるでしょう。
① 上がり上位(1~3位)の分析:他を圧倒する「末脚の切れ味」が最大の武器!
まず、レースで最も速い上がり3Fタイムを記録した上位3頭の成績を見てみましょう。このデータは、産駒の「末脚の切れ味」を評価する指標となります。
- 上がり1位~2位の成績
- 上がり1位:複勝率が平均64.2%に対し、**本レースでは70.9%**と、6%以上も上回っています。
- 上がり2位:複勝率が平均53.3%に対し、**本レースでは59.9%**と、こちらも6%以上上回っています。
- 回収率は、平均データとほぼ同等か、わずかに上回る程度です。
この結果から分かるのは、エピファネイア産駒がレースで1~2番目に速い上がりを使えれば、平均的な馬よりもはるかに高い確率で馬券に絡むということです。これは、この産駒が**「他を圧倒するトップクラスの末脚の切れ味」**を持っていることの何よりの証明です。
- 上がり3位の成績
- 複勝率は平均44.1%に対し、**本レースでは47.9%**と、こちらも平均を上回っています。
- 単勝回収率が平均118に対し、155と非常に高い数値を示しており、妙味も十分です。
【結論①】
複勝率が全ての順位で平均を上回っていることから、エピファネイア産駒は**「末脚を生かしたレース」が非常に得意なタイプ**であると断言できます。特に、最速級の上がりを使える馬の信頼度は、他の馬とは比較になりません。
② 上がり中位以下(~5位、6位~)の分析:スタミナ勝負は明確な「苦手分野」
次に、速い上がりを使えなかった馬たちの成績を見ていきます。このデータは、産駒が「スタミナを活かして前で粘るレース」を得意とするかどうかを評価する指標です。
- 上がり~5位の成績
- 複勝率:平均28.5%に対し、**本レースでは30.0%**と、わずかに上回る程度です。
- 回収率:単勝回収率が平均83に対し64、複勝回収率が平均93に対し84と、平均を大幅に下回っています。
- 上がり6位~の成績
- 複勝率:平均7.5%に対し、**本レースでは6.0%**と、平均を下回っています。
- 回収率:単勝回収率が平均24に対し16、複勝回収率が平均30に対し22と、壊滅的な数値です。
【解説】
この結果は非常に明確です。エピファネイア産駒は、上がりタイムが4位以下になると、馬券的な期待値が急激に低下します。上がり~5位の複勝率こそ平均をわずかに上回っていますが、これは産駒全体のポテンシャルが高いためであり、得意とは言えません。特に回収率の悪化は深刻で、これは**「平凡な上がりの脚しか使えない馬が、前で粘り込んで高配当を演出するケースが、平均的なレースよりもはるかに少ない」**ことを意味します。
つまり、エピファネイア産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が明確に苦手**であり、速い上がりを使えなければ、好走することは極めて難しいのです。
【結論②】
上がり中位以下の複勝率・回収率がともに低いことから、エピファネイア産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が苦手であり、その本質は「末脚を生かすレース」に特化**していると言えます。
【総合評価】結論:エピファネイア産駒は、全てを末脚に賭ける「生粋の追い込み血統」!
今回の二つの分析結果を統合すると、エピファネイア産駒の驚くべき本質が見えてきます。
それは、**「先行して粘り込むようなスタミナ勝負は不得手。その代わり、レースで上位の上がりさえ使えれば、平均をはるかに超える確率で飛んでくる」という、非常に分かりやすい“末脚特化型”**の血統であるということです。
【最終的な馬券戦略】
この産駒を狙う上で最も重要なのは、**「この馬が、このレースで速い上がりを使える状況にあるか?」**という一点に尽きます。
- 買いの条件
- スローペースが予想され、直線での瞬発力勝負になりそうな時。
- 展開が向いて、直線でスムーズに外に出せそうな時。
- 過去のレースで、常に速い上がりを記録している馬。
- 消しの条件
- ハイペースが予想され、スタミナが問われる消耗戦になりそうな時。
- 前が止まらない馬場状態の時。
- 器用さが求められる小回りコースで、包まれるリスクがある時。
エピファネイア産駒の馬券を買う際は、「粘り込み」に期待してはいけません。全てを最後の直線に賭ける、その**「究極の切れ味」**を信じられるかどうか。それが、エピファネイア産駒を攻略する最大の鍵となります。
馬体重

① 体重別パフォーマンス:意外にも中型馬がベスト!大型馬は過信禁物
まず、絶対的な馬体重によって、この産駒のパフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【最も成績が良い】 480kg~519kgの中型~大型馬
この産駒の好走率は、480kg~519kgのゾーンでピークに達します。特に500kg~519kgの馬は、複勝率29.2%と高い安定感を誇ります。父エピファネイア自身の雄大な馬体から大型馬が走りそうなイメージがありますが、データ上は標準的な馬格の馬が最も安定して能力を発揮できるようです。 - 【最も成績が悪い】 419kg以下の軽量馬と、440kg台の中型馬
419kg以下の小柄な馬は、複勝率が14%台と極端に低く、明らかにパワー負けしている様子がうかがえます。
そして意外にも、440kg~459kg、460kg~479kgといった、最も出走数が多いゾーンの成績が振るいません。複勝率が22~23%台と低く、回収率も低迷。**「ごく普通の馬格の馬は、過信禁物」**という、重要な傾向が見えてきます。 - 【特筆すべき穴馬体】 420kg~439kg
ここで注目すべきは、420kg~439kgのゾーンです。複勝率は27.7%と標準よりやや高いレベルですが、単勝回収率が118という非常に高い数値を記録しています。これは**「やや小柄で評価されにくいこの体重帯の馬が、人気薄で勝ち切るケースが非常に多い」**ことを示しています。高配当を狙う際には、この体重帯の馬の激走が鍵となります。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき馬体」を結論付けます。
- 【結論:ベストな馬体重(買いの馬体)】
- 安定感で選ぶなら → 480kg~519kg
好走率が最も高く、馬券の軸として信頼するならこのゾーンです。 - 妙味(穴)で選ぶなら → 420kg~439kg
人気薄での一発長打が期待できる「大穴メーカー」です。
- 安定感で選ぶなら → 480kg~519kg
③ 体重増減のパフォーマンス:プラス体重は明確な割引!大幅増は勝負気配の例外も
次に、前走からの体重の増減が、パフォーマンスにどう影響するのかを分析します。ここに、この産駒のコンディションを見極める重要なヒントが隠されています。
- 【体重が減った場合】 パフォーマンスが最も安定!
この産駒の好走サインは、「マイナス体重」に明確に表れています。
「今回減」の馬は、複勝率24.5%、単勝回収率86と、3つのカテゴリの中で最も優秀な成績です。特に-10kg~-19kgの馬体減では複勝回収率が93と妙味も十分。**「絞れて動ける状態」**であることが、好走の絶対条件のようです。 - 【同体重の場合】 パフォーマンス・妙味ともに平凡
「同体重」の馬は、複勝率24.8%、単勝回収率43、複勝回収率65と、全ての数値が低迷。前走から変化がないことは、この産駒にとってはプラスに働かないようです。 - 【体重が増えた場合】 明確な割引対象!ただし…
「今回増」の馬は、複勝率23.3%、単勝回収率61、複勝回収率60と、最もパフォーマンスが悪い危険なサインです。基本的にプラス体重は「太め残り」と判断し、割引が必要です。
ただし、唯一の例外が「+20kg~」の大幅増の馬です。複勝率25.0%ながら、単勝回収率209、複勝回収率117という驚異的な数値を記録。これは、休養明けなどで馬体が大きく成長した場合の激走パターンと考えられます。
【総括】エピファネイア産駒で勝つための馬体重戦略!
- 狙うべきは「480kg台以上の中~大型馬」か「420kg台の穴馬」!
- 最も信頼できるのは「マイナス体重」!絞れていることが好走の絶対条件!
- 「プラス体重」と「同体重」は、基本的には割引が必要な危険なサイン!
- 唯一の例外は「+20kg以上」の大幅増。これは成長分と見て、大穴として一考の価値あり!
パドックで馬体を見るのが苦手な方でも、馬体重の発表をチェックするだけで、これだけの戦略を立てることができます。ぜひ、この「馬体重の法則」をあなたの馬券検討に活かしてください!
年齢

【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
まずは、2歳から8歳までの通年データで、この産駒のキャリア全体を俯瞰してみましょう。
① パフォーマンスの推移:2歳が絶対的なピーク!3歳以降は下降線の一途
- 2歳: ここがキャリアの絶対的なピークです。**勝率13.0%、複勝率35.2%**は、全ての年齢の中で突出して高い数値を記録しています。この産駒は、**デビュー当初から非常に完成度が高い「超早熟タイプ」**であることが、データから明確に読み取れます。
- 3歳: 2歳時の勢いは早くも失われ、複勝率は24.7%まで急落します。回収率も低く、世代限定戦ですら、過信は禁物です。
- 4歳以降: パフォーマンスは下降線をたどる一方で、4歳で22.9%、5歳で15.3%、**6歳で8.4%**と、年齢を重ねるごとに明確に成績が落ちていきます。
② 複勝率と回収率での評価(通年データ)
- 【結論:唯一の買い時】
- 2歳(単回114/複回85): 複勝率35.2%という驚異的な安定感に加え、単勝回収率もプラス。文句なしに軸馬としての信頼度も妙味もNo.1です。
- 【結論:原則として消すべき年齢】
- 3歳以降: 3歳になるとパフォーマンスが急激に落ちる、典型的な**「超早熟・急失速タイプ」**がデータから見て取れます。この産駒が3歳以上で人気になっている場合は、その「年齢の壁」を疑い、評価を大きく下げるのが賢明な馬券戦略と言えるでしょう。
【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
次に、2歳夏から6歳までのパフォーマンスを、季節ごとに区切った詳細なデータで見ていきましょう。
① パフォーマンスの推移:2歳夏が最強!その後は一度も浮上せず
- 【2歳夏:キャリア最高の黄金期】
この産駒のパフォーマンスは、**2歳夏(7-9月)**に絶対的なピークを迎えます。勝率15.4%、複勝率41.6%は全データ中最高。さらに単勝回収率141と、妙味も兼ね備えています。夏競馬でデビューするエピファネイア産駒は、まさに「鬼」と言えるでしょう。 - 【2歳秋以降:下降線の一途】
2歳の夏を境に、パフォーマンスは明確に下降線をたどります。**2歳秋(10-12月)**には複勝率が30.9%まで低下。3歳になると20%台で推移し、4歳になると複勝率は25%を超えることが一度もありません。
5歳以降はさらに悲惨で、複勝率が10%台まで落ち込み、馬券的にはほとんど狙えなくなります。
② 複勝率と回収率での評価(月別データ)
- 【結論:唯一にして最高の買い時】
- 2歳・7-9月(単回141/複回94): 複勝率41.6%と高く、回収率も驚異的。夏競馬の2歳戦で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 【結論:原則として消すべき時期】
- 3歳以降の全ての時期: 2歳の秋から始まった下降トレンドは、その後一度も回復することなく続いていきます。この産駒を3歳以降で買うことは、データ上は非常に非効率と言わざるを得ません。
【総合結論】エピファネイア産駒は「2歳夏に全てを懸ける、究極の早熟血統」
2つのデータを統合すると、この産駒の成長曲線がより鮮明になります。
この産駒は、「2歳夏にキャリアの絶対的なピークを迎え、その後は一度も浮上することなく、年齢を重ねるごとにパフォーマンスが下降し続ける」という、極めて分かりやすい「超早熟・急失速タイプ」と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「2歳馬」、特に「夏競馬(7-9月)の2歳馬」を無条件で信頼し、馬券の中心に据える。
- 「3歳以降」の馬は、たとえ人気でも原則として「消し」、あるいは評価を大幅に下げる。
この非常にシンプル、かつ極端な法則をあなたの馬券戦略に組み込むことで、無駄な馬券を劇的に減らし、効率的な馬券購入が可能になるはずです
間隔

① 間隔によるパフォーマンスの変化:初出走がベスト!使い詰めも休みすぎもNG
まず、エピファネイア産駒のパフォーマンスが、レース間隔によってどう変化していくのか、その全体像を捉えましょう。
- 【パフォーマンスが最も高い間隔】 初出走
この産駒の最大の特徴は、「初出走」で最高のパフォーマンスを発揮する点にあります。勝率13.0%、複勝率34.4%は、全てのカテゴリーの中で突出して高い数値を記録しています。これは、産駒が仕上がりの早い早熟タイプであり、デビュー戦から能力を全開にできることを示しています。 - 【パフォーマンスが上がる間隔】 4週
レースを使う中では、**4週(中3週)**の間隔が最も安定しています。複勝率は29.4%と、初出走に次いで高い数値です。ある程度間隔をあけて、じっくりと調整された方が良いタイプです。 - 【パフォーマンスが下がる間隔】 連闘と半年以上の長期休み明け
この産駒にとって、パフォーマンスが明確に下がる危険なローテーションが存在します。- 連闘: 複勝率16.9%、回収率も低いことから、使い詰めには明らかに弱い傾向があります。
- 半年以上: 複勝率13.9%、回収率も壊滅的。長期の休み明けは全く走りません。「鉄砲駆け」は期待できず、叩き良化型というよりは、一度休むと立て直しが難しいタイプなのかもしれません。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきローテーション」と「避けるべきローテーション」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時】
- 初出走他(単回116/複回98): パフォーマンスと妙味が完璧に噛み合った、文句なしの**「黄金のローテーション」**。新馬戦、未勝利戦で見かけたら、最上位の評価を与えるべきです。
- 【結論:原則として消すべき危険なローテーション】
- 半年以上(単回46/複回48): パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値は皆無。長期休み明けの馬は、問答無用で「消し」で良いでしょう。
- 連闘(単回33/複回54): こちらも全く走りません。手を出さないのが賢明です。
- 3週(単回43/複回59): 複勝率は悪くないですが、回収率が壊滅的。人気を裏切るケースが非常に多い**「危険な人気ローテ」**です。
【叩き良化はしない!】エピファネイア産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
次に、「休み明け何戦目」でパフォーマンスがピークに達するのかを分析します。ここに、エピファネイア産駒のコンディションの波を見極める鍵が隠されています。
① パフォーマンスの推移:明確なピークなし、使い込むとパフォーマンス低下
この産駒は、休み明けからレースを使い込んでも、明確にパフォーマンスが上向くことはありません。むしろ、使われるごとに消耗していく傾向が見られます。
- 明け2戦目~6戦目以降: 複勝率は22%~28%台で推移し、明確なピークと言えるものが存在しません。レースを使いながら徐々に調子を上げていく、典型的な「叩き良化型」ではないことが、データから読み取れます。
- 強いて言えば、明け5戦目に複勝率28.7%とやや持ち直しますが、これはごく一部のタフな馬によるものと考えられます。
- 明け6戦目以降は、複勝率24.3%、単勝回収率36と、明確にパフォーマンスが低下します。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきタイミング」を結論付けます。
- 【結論:強いて言うならこのタイミング】
- 明け3戦目(単回93/複回67): 複勝率は平凡ですが、単勝回収率が最も高いのがこのタイミング。人気薄の一発に期待するなら、ここしかありません。
- 明け5戦目(単回59/複回79): 複勝率が最も高く、複勝での妙味がわずかにあります。
- 【結論:原則として狙うべきではない】
前述の通り、この産駒は「叩き良化」という概念が当てはまりません。休み明け何戦目か、というファクターは、馬券検討において重要なプラス材料にはならないと考えるべきです。
【総括】
エピファネイア産駒のローテーション戦略は、**「初出走から最高の能力を発揮できる超早熟タイプ。レースを使われながら良くなることはなく、むしろ消耗していく。長期の休み明けや連闘も苦手」**と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「初出走」の馬を無条件で信頼し、馬券の中心に据える。
- 使われている馬の中では「4週」間隔がベター。
- 「休み明け何戦目か」というデータは、馬券的なプラス材料にはしない。
この法則を頭に入れて、馬券検討に臨んでみてください。
馬番

内枠(1~4番):平均を大きく上回る、絶対的な得意ゾーン!
- 複勝率:
- 1番:平均24.1% → 本レース30.1%(超得意)
- 2番:平均25.4% → 本レース27.5%(得意)
- 3番:平均23.4% → 本レース27.5%(得意)
- 4番:平均25.0% → 本レース29.7%(得意)
- 回収率:
- 1番(単104/複88)は、単複ともに妙味十分。最内枠を全く苦にしないどころか、絶好の狙い目です。
【解説】
エピファネイア産駒は、内枠(1~4番)を絶対的な得意ゾーンとしています。すべての馬番で複勝率が平均を2%~6%も上回っており、内枠に入った際の安定感は非常に高いです。これは、器用に立ち回れる産駒が多く、インコースでロスなくレースを進めるのが上手いことの証拠です。特に最内の1番枠は、回収率も高く、馬券的な価値が非常に高い「黄金枠」と言えるでしょう。
中枠(5~12番):枠による有利不利が明確なゾーン
- 複勝率:
- 5番、6番は平均を大きく上回る得意な枠です。
- 7番~12番は平均をわずかに上回るか、ほぼ同等で、特筆するほどの得意ゾーンではありません。
- 回収率:
- 5番(単100)、7番(単118)、9番(単95)、10番(複96)と、特定の枠で妙味があります。
【解説】
中枠(5~12番)は、内寄り(5~6番)とそれ以外で傾向が分かれます。5番、6番は内枠同様に高いパフォーマンスを発揮しますが、7番以降は徐々に平均レベルに近づいていきます。
ただし、回収率の観点からは、7番、9番、10番といった枠で妙味が出ています。これは、内枠ほどの信頼性はないものの、人気が落ちた時に好走するケースがあることを示唆しています。
外枠(13番~18番):明確な苦手ゾーン、特に偶数枠は「死に枠」か
- 複勝率:
- 15番、17番を除き、すべての枠で平均を下回るか、ほぼ同等の苦手な枠です。
- 特に16番(12.4%)、18番(15.2%)は、平均から大きく数値を落としています。
- 回収率:
- 全体的に回収率は非常に低く、妙味は皆無です。
【解説】
一般的に不利とされることが多い外枠(13番~18番)ですが、エピファネイア産駒にとっては**まさにその通りの「割引ゾーン」**となります。ほとんどの枠で複勝率が平均レベルかそれ以下であり、外枠からスムーズにレースを運ぶのが不得手であることが分かります。特に、16番と18番は複勝率が極端に低く、データ上は「死に枠」に近いと言えるでしょう。この産駒が外枠を引いた際は、人気でも評価を下げるのが賢明な判断です。
【複勝率での総合評価】結論:エピファネイア産駒は断然「内枠」有利!
複勝率だけで総合的に評価すると、エピファネイア産駒の得意な枠は非常に明確です。
- 内枠(1~4番):平均複勝率24.5% → 本レース平均28.7%(+4.2%)
- 中枠(5~12番):平均複勝率22.9% → 本レース平均25.8%(+2.9%)
- 外枠(13~18番):平均複勝率17.9% → 本レース平均19.8%(+1.9%)
この比較から、内枠のパフォーマンスが突出して高く、外に行くにつれて有利性が薄れていくという傾向がはっきりと読み取れます。エピファネイア産駒の能力を最大限に発揮できるのは、間違いなく**「内枠」**なのです。
【総括】
エピファネイア産駒の枠順戦略は、**「内枠を引いたら絶対的な買い。中枠もこなすが、外枠は割引が必要」**という、非常にシンプルなものです。エピファネイア産駒は、他馬に揉まれずスムーズに先行したいタイプではなく、むしろ馬群の中で器用に立ち回り、インコースをロスなく進むことを得意としているのでしょう。枠順が出た際は、ぜひこの傾向を思い出して、予想に役立ててください。
【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、エピファネイア産駒の「馬番の傾向」
まず、エピファネイア産駒が、偶数番と奇数番のどちらでより高いパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
結論から言えば、わずかな差ではありますが、データ上は「奇数番」が有利です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 偶数番:24.9%
- 奇数番:25.6%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:偶数番 64 vs 奇数番 84
- 複勝回収率:偶数番 73 vs 奇数番 69
【考察】
一般的に言われる「偶数番は後入れで有利」というセオリーが、この産駒には当てはまらないようです。むしろ奇数番の方が好成績を残しているのは、非常に興味深いデータです。明確な理由は不明ですが、この産駒の個性として覚えておくと良いでしょう。
【結論】
この産駒の馬券を買う際は、同じような能力の馬で迷ったら**「奇数番」の馬を上位に取る**、というシンプルな戦略が有効かもしれません。
【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、エピファネイア産駒の真実
次に、多くの競馬ファンが頭を悩ませる「大外枠」について、エピファネイア産駒が本当に得意なのかを、競馬全体の平均データと比較して徹底解剖します。
結論から言えば、エピファネイア産駒にとって「大外枠」は、平均的な馬よりも走る「得意」な条件です。ただし、その真価は「勝ち切る」ことではなく、「2,3着に来る」点にあります。
- 複勝率(安定感)の比較
- 平均データ(大外):22.2%
- エピファネイア産駒データ(大外):26.7%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:平均 66 → エピファネイア産駒 50
- 複勝回収率:平均 68 → エピファネイア産駒 70
しかしその一方で、複勝回収率は平均を上回っています。これは、人気薄のエピファネイア産駒が大外枠から2,3着に食い込み、複勝や3連系のヒモとして妙味のある配当を提供しているケースが多いことを示しています。
【考察】
エピファネイア産駒は、ポテンシャルが高いために大外枠でも能力を発揮できます。しかし、勝ち切るまでには至らないケースが多く、その分、複勝圏内での妙味が大きくなっているのでしょう。他馬に揉まれずスムーズに追走できる大外枠は、この産駒の能力を引き出しやすい舞台と言えます。
【総括】
エピファネイア産駒が大外枠を引いた際は、**「アタマでは狙いにくいが、ヒモとしては十分に買い」**と判断すべきです。単勝や馬連の軸にするのは危険ですが、3連複やワイドの相手として加えることで、馬券の的中率と回収率を両立させることができるでしょう。大外枠のエピファネイア産駒は、見逃してはならない存在です。