京都芝1800m(外)特徴

京都芝1800m(外)

京都芝1800m(外)解説

コースレイアウト特徴

▷ スタート位置:2コーナー奥のポケット(最奥部)
▷ 直線距離:向正面直線を最大活用(スタート~3コーナー約912m)
▷ 高低変化:
└ スタート600m地点から上坂開始(残り820m地点で頂上到達)
└ 3コーナーが最高点(外回り高低差4.3m)
└ 4コーナーから急勾配で下降→平坦化
▷ 最終直線:403.7m(Aコース)/398.7m(B-Dコース)

コース特性

◇ 脚質傾向:
・差し有利(2-3コーナー形状の影響)
・先行馬の有利度は中上位(京都コース内比較)
・芝2200m/3000m級より不利、他コースより有利
◇ 戦略的要因:
・長いスタート直線(912m)でペース形成が不安定
・丘の昇降(600m登坂→820m下降)が体力配分を左右
・4コーナー形状が緩やかなため位置取りが重要

結果の特徴

★ 振幅が大きい要因:
・前半の長距離走行でペースバラつきが発生
・登り坂での体力消耗差が後半に影響
・コース全体の距離感が騎手の判断を難しくする
→ レース展開次第で結果が極端化する傾向あり

京都芝1800m(外)データ(2018年~2024年)

騎手

騎手考察

【総合評価が高い騎手】トップ3
  1. 川田将雅
    • 複勝率62.8%(1位) / 複勝回収値101(3位)
    • 特徴: 圧倒的な安定性(複勝率60%超)と回収値のバランスが最良。
    • 解説: 3回に2回は複勝圏内に入り、回収値も100を超える唯一の騎手。リスクが低く、堅実な選択肢。
  2. M.デム
    • 複勝率50.0%(4位) / 複勝回収値107(1位)
    • 特徴: 複勝率50%以上で回収値最高(107)。
    • 解説: 2回に1回は複勝圏内に入り、回収値も高い。高配当馬に騎乗する機会が多い可能性。
  3. 北村友一
    • 複勝率42.0%(6位) / 複勝回収値107(1位)
    • 特徴: 回収値107(1位)で複勝率42%と投資効率が突出。
    • 解説: 安定性は川田やM.デムに劣るが、複勝馬券の平均オッズが高く、利益を出しやすい。

【回収値重視】高配当を狙う騎手
  1. 西村淳也
    • 複勝率47.1%(5位) / 複勝回収値106(4位)
    • 特徴: 複勝率と回収値のバランスが良く、穴馬の拾い上げに期待。
    • 課題: 勝率9.8%と低く、1着での回収は難しい。
  2. ルメール
    • 複勝率60.5%(2位) / 複勝回収値80(14位)
    • 特徴: 複勝率60%超の驚異的安定性。
    • 課題: 人気馬に騎乗するためオッズが低く、回収値80と損益分岐点を下回る。

【要注意】回収値が低い騎手
  1. 浜中俊
    • 複勝率25.5%(最下位) / 複勝回収値43(最下位)
    • 課題: 複勝率・回収値ともに低迷。4回に1回しか複勝圏に入らず、回収も43と大幅な損失。
  2. 和田竜二
    • 複勝率16.7%(17位) / 複勝回収値46(18位)
    • 課題: 複勝率が極端に低く、回収値も46。ほぼ「当てにならない」状態。
  3. 若松風馬
    • 複勝率17.7%(17位) / 複勝回収値64
    • 課題: 複勝率・回収値ともにワーストクラス。短期決戦では避けるべき。

まとめ
  • 川田将雅M.デムは「安定性×回収力」の両立で最強。
  • 北村友一西村淳也は「高オッズ馬での複勝」で利益を狙える。
  • ルメールC.デムは複勝率が高くても回収値が低いため、単勝や連対での活用が現実的。
  • 浜中俊和田竜二は現状、複勝馬券での投資は避けるべき。

人気別

人気別

  • 1,2番人気がかなり強いコースになる。
  • 7番人気までの着内率がかなり良い。
  • 堅いレースだが、7番人気までの中穴も馬券内に来るコース。
  • 8番人気以降の着内率が急に悪くなる為、購入は控えるべきである。
  • 1,2番人気を中心に7番人気までの馬券の購入で的中率が上がる。

クラス別

クラス別考察

  • クラスが上がるほど堅くなる傾向にある。
  • 重賞G3になると、荒れ傾向にある。
  • 全体的には堅いが、クラスによっては3着内に穴馬がくる傾向にある。

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察

  • 逃げ先行馬の成績も良いが、差しの成績も良い為差しが届くコースになる。
  • 差し馬の複勝回収率が高い為、直線の長いコースの特徴が出ている。
  • 追い込みになると着内率も回収率もかなり下がる。
  • ラスト3Fになると3位までの着内率が高いが5位までになると回収率がかなり下がる為、最終直線でのスピードの維持力と瞬発力が必要なのがわかる。
  • 6位以下になると着内率も回収率も絶望的になる。

馬番

馬番考察

  • 内枠有利な傾向がみられるが、12番までの着内率も悪くない。
  • 13番以降になると着内率が下がる
  • 1~4番になると着内率も回収率も良くなる。
  • 偶数番と奇数番では、着内率はそこまで変わらないが、回収率で偶数番のほうが高い為偶数番で穴馬が出る傾向にある。
  • 大外発走になると、着内率も回収率も良くなる

種牡馬

種牡馬考察

【総合評価が高い種牡馬】トップ3
  1. モーリス
    • 複勝率34.0%(中位) / 複勝回収値238(1位)
    • 特徴: 圧倒的な回収値238(他種牡馬の3倍以上)で異常値級の高配当。
    • 解説: 複勝馬券で平均2.38倍のリターン。低頻度だが大穴馬を輩出する可能性が高い。
  2. ディープインパクト
    • 複勝率47.2%(1位) / 複勝回収値97(4位)
    • 特徴: 複勝率トップで安定性抜群。
    • 解説: 2回に1回は複勝圏内に入り、回収値も97とほぼ損益分岐。人気馬中心だが信頼性が高い。
  3. ドゥラメンテ
    • 複勝率42.9%(3位) / 複勝回収値98(3位)
    • 特徴: 複勝率40%超+回収値98の理想的なバランス。
    • 強み: 中~穴馬で安定して複勝圏に入りつつ、オッズが適度に高い。

【高配当専門】リスク許容度が高い方向け
  1. リオンディーズ
    • 複勝率17.4%(低い) / 複勝回収値61(中位)
    • 特徴: 単勝回収値215(全種牡馬中最高)で超大穴馬の可能性。
    • リスク: 複勝率17.4%と極めて低く、17戦中3勝のみ。
  2. ヴィクトワールピサ
    • 複勝率25.0%(中位) / 単勝回収値128(2位)
    • 戦略: 単勝馬券での運用が有効。複勝回収値68は低いが、単勝で高配当を狙える。

【要注意】回収値が低迷する種牡馬
  1. ハービンジャー
    • 複勝率10.6%(最下位) / 複勝回収値39(最下位)
    • 課題: 104戦中わずか4勝。複勝率10.6%は「10回に1回しか当たらない」状態。
  2. ロードカナロア
    • 複勝率24.2%(低い) / 複勝回収値41(18位)
    • 問題点: 人気馬が多い割に回収値41と大幅な損失。産駒のオッズが過小評価されやすい。
  3. ルーラーシップ
    • 複勝率24.5%(中位) / 複勝回収値50(17位)
    • 懸念: 複勝馬券で半額しか回収できない。単勝回収値49も同様に低い。

【隠れた優良種牡馬】
  1. スワーヴリチャード
    • 複勝率50.0%(2位) / 複勝回収値66(中位)
    • 潜在能力: 18戦とデータ不足だが、複勝率50%は次世代の有望株。
  2. サトノダイヤモンド
    • 複勝率38.2%(4位) / 複勝回収値67(中位)
    • 注目点: 勝率17.6%と高い決定力。若手種牡馬として今後の成長に期待。

まとめ
  • モーリスディープインパクトは相反する強みを持つ。モーリスで高配当を狙い、ディープインパクトで安定収益を確保する「二刀流」が有効。
  • ドゥラメンテはバランス型で中長期投資向き。
  • ハービンジャーロードカナロアは現状、複勝馬券での投資は非推奨。
  • データ不足のスワーヴリチャードは今後の産駒数増加に注目。

前走距離

前走距離考察

1. 距離適性の重要性
  • 同距離(前走と同じ距離)での成績が最も良好(勝率10.3%/連対率21.6%/複勝率31.3%)
  • 距離差が拡大するにつれて成績が低下(±200→±400→±600で勝率9.4%→8.9%→8.8%)
  • 馬が慣れた距離条件で安定したパフォーマンスを発揮する傾向
2. 極端な距離変更のリスク
  • 500m以上の延長で未勝利(0勝/33戦)
  • 500m以上の短縮でも勝率6.8%と低水準
  • 大幅な距離変更が馬の適性から外れると著しく成績が悪化
3. 延長 vs 短縮の影響差
  • 延長時の成績(勝率6.8%)が短縮時(8.8%)より劣る
  • 特に500m以上延長で完全に不適応を示す
  • 距離増加が馬体への負担増加につながる可能性
まとめ

・過去走の距離条件を厳密に比較することが予想精度向上に重要
・±200m以内の微調整なら許容範囲だが、400m以上の変更には要注意
・延長レースでは特に着内率と回収率が下がるため要注意
・極端な距離変更時は出走馬の過去データ精査が必須

これらの傾向は馬の距離適性やレース条件への適応能力を反映しており、予想戦略を立てる際の重要な判断材料となります。ただし天候や馬場状態など他の要因との組み合わせ分析も必要です。

前走コース

前走コース考察

  • 前走同コースだと着内率も回収率も良くなる傾向にある。
  • 前走からの距離延長になると、着内率も回収率も下がる傾向にある。
  • 前走東京、中京、中山だと回収率が下がる傾向にある。
  • 前走京都、阪神だと着内率が良くなる傾向にある。
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