京都芝1600m(内)

京都芝1600m(内)解説
【コースレイアウト】
- スタート地点:向正面2コーナーのポケット(外回り芝1600mより左寄り)。
- 直線区間:
- スタート~3コーナー:約700m(Aコース時)。向正面半ばから緩やかな上り坂が始まり、3コーナー頂上で最高地点に達する。
- 3コーナー~4コーナー:急勾配の下り坂。
- 最終直線:平坦で短い(Aコース328.4m、B/C/Dコース323.4m)。中央競馬場中で中山に次ぐ短さ。
【レース展開の特徴】
- 逃げ・先行馬が圧倒的に有利:
- 芝マイル戦で最上位クラスの逃げ・先行有利度。新馬・未勝利戦が多く、スタートから先行争いが激化。
- ポケット走路から本線合流時に角度がつくため、後方からの追い込みが難しく「出たなり」の位置取りが重要。
- ペース変動:
- スタート直後は極端に速いテンポにならず、丘の上りでペースが一時緩和。
- 下り坂の勢いを利用した「惰性での流れ込み」が勝負の鍵。
- 馬群形成:
- 3コーナー頂上(残り780m)から急勾配の下りに入り、位置取りを維持したまま最終直線へ突入する展開が多い。
【主な対象レース】
新馬戦・未勝利戦・2-3歳戦が中心。経験の浅い馬が多く、先行型の競馬が支配的となる
京都芝1600m(内)データ(2018年~2024年)
騎手

騎手考察
⭐おすすめ騎手トップ5⭐
1位 永島まな
- 圧倒的回収率:
✓ 単勝回収値450 / 複勝回収値211(全騎手中最高)
✓ 複勝率43.8%(トップクラス)
✓ 勝率25.0%(高水準)- 特徴:
出走数16戦と少ないが、短期戦で無敵級の効率。単複ともに超大穴を狙える。 - 戦略:
→ 資金の1-2%で単勝穴狙い。複勝でも安定収益可能。
- 特徴:
2位 ルメート
- 異常値級リターン:
✓ 単勝回収値571(異常値)
✓ 複勝回収値123- 特徴:
12戦と少ないが、勝率33.3%と爆発力あり。 - 戦略:
→ 超大穴専用。資金管理必須。
- 特徴:
3位 西村淳也
- 高勝率&安定性:
✓ 勝率15.7%
✓ 複勝率41.2%(トップクラス)
✓ 複勝回収値109(高効率)- 特徴:
51戦と実績あり。単複両方で活躍。 - 戦略:
→ 単勝・複勝の併用が最適。
- 特徴:
4位 池添謙一
- 複勝回収値114(複勝プラス収支)
✓ 複勝率32.8%(安定)- 特徴:
58戦の実績あり。複勝メインで堅実運用可能。 - 戦略:
→ 複勝中心で中穴を狙う。
- 特徴:
5位 川田将雅
- 安定感抜群:
✓ 複勝率52.5%(全騎手No.1)
✓ 連対率40.7%(高水準)- 特徴:
59戦の実績。複勝で圧倒的な安定感。 - 戦略:
→ 複勝メインで長期運用。
- 特徴:
⚠注意が必要な騎手ワースト5
1位 松若風馬
- 複勝回収値42(最悪レベル)
✓ 複勝率10.6%・勝率6.1%と全くの不採算。
2位 坂井瑠星
- 単勝回収値14(極端に低い)
✓ 複勝率28.3%でも回収効率悪化。
3位 岩田康誠
- 複勝回収値84
✓ 複勝率24.4%と低く、安定性に欠ける。
4位 藤岡佑介
- 複勝回収値64
✓ 複勝率29.8%でも回収効率が悪い。
5位 幸英明
- 単勝回収率76
✓ 勝率4.3%と外れやすさが致命傷。
🎯まとめ
- 短期戦で爆発力:
- 永島まな(単勝回収450)・ルメート(単勝回収571)
- ※両者とも出走数が少ないため、資金管理が必須。
- 安定運用:
- 川田将雅(複勝率52.5%)・西村淳也(複勝率41.2%)
- 穴馬サブ:
- 池添謙一(複勝回収114)・和田竜二(複勝回収104)
- 絶対に避ける:
- 松若風馬・坂井瑠星・岩田康誠
人気別

人気別考察
- 8番人気までの着内率と回収率が安定している。
- 人気馬も強いが、中穴馬も馬券に絡む傾向にある。
- 9番人気以降は、着内率と回収率からみても馬券妙味が少ない。
- 人気馬から8番人気までで馬券を購入すると効率が良い。
クラス別

クラス別考察
- 低クラスでしか行われないレース。
- クラスが上がるにつれて、堅くなる傾向にある。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
- 逃げ先行馬がかなり強いコースになる。
- 差し馬も多少馬券内に絡む。
- 追い込みになると着内率と回収率がかなり下がる。
- ラスト3Fになると、3位までで着内率と回収率がかなり良く、瞬発力がかなり必要になる。
- 6位以下になると圧倒的に不利になる。
馬番

馬番考察
- 全体的に有利不利のないフラットなコースになる。
- 最内1番2番、大外18番になると着内率と回収率が下がる為不利になる。
- 7番~15番にかけて回収率が良くなる。
- 偶数番と奇数番では、特に差はない。
- 大外発走になると、着内率は良いが、回収率が低い傾向にある。特に単勝に関してはかなり不利になる。
種牡馬

種牡馬考察
⭐おすすめ種牡馬トップ5⭐
1位 エピファネイア
- 複勝回収値103(プラス収支)
- 複勝率37.3%(安定)
- 特徴:
102戦の実績があり、複勝で安定した利益が期待できる。単勝回収値65は控えめだが、複勝メイン推奨。
2位 ミッキーアイル
- 複勝回収値101(プラス収支)
- 単勝回収値211(超高効率)
- 特徴:
21戦と少ないが、単勝で超大穴を狙える。複勝率33.3%とバランス良し。
3位 スクリーンヒーロー
- 複勝回収値106(プラス収支)
- 複勝率33.3%(優良)
- 特徴:
30戦の実績。単勝回収値159と中穴狙いにも最適。
4位 ディープインパクト
- 複勝率44.8%(トップクラス)
- 単勝回収値100(基準クリア)
- 特徴:
人気種牡馬だが、複勝率の高さが魅力。複勝回収値71はやや低め。
5位 タートルボウル
- 単勝回収値308(異常値級)
- 特徴:
勝率25.0%と高く、単勝で超大穴狙いに最適。複勝回収値88は要注意。
💎隠れたおすすめ種牡馬
キタサンブラック
- 複勝率38.5%(優良)
- 単勝回収値98(高効率)
→ 26戦と少ないが、穴馬として有望。
ルーラーシップ
- 複勝回収値132(全種牡馬最高)
- 特徴:
複勝率23.5%と低いが、複勝回収値が突出。リスク許容なら要チェック。
⚠注意が必要な種牡馬
- オルフェーヴル(複勝回収値32)
- ジャスタウェイ(複勝回収値27)
- リオンディーズ(複勝回収値44)
→ 回収効率が悪く、資金減少リスク大。
🎯まとめ
- 複勝で安定運用:
- エピファネイア・スクリーンヒーロー
- 複勝回収値100超えで堅実な利益を狙う。
- 単勝で爆発力追求:
- ミッキーアイル(単勝回収211)・タートルボウル(単勝回収308)
- ※勝率に波がある。
- 穴馬サブ:
- キタサンブラック(複勝率38.5%)・ルーラーシップ(複勝回収132)
前走距離

前走距離考察
1. 同距離条件のパフォーマンス向上
- 勝率12.7%
- 複勝率31.9%
- 単勝回収値72
2. 延長条件のさらなる悪化
- 勝率が3.1%に急落(最低水準)
- 単勝回収値46投資効率が半減
- 複勝率15.0%は全条件中最も低い
3. 短縮の複勝回収値
- 複勝回収値93高水準
- 勝率6.2%
データから読み取れる戦術的示唆
✅ 強化すべき戦略
- 「同距離馬」の優位性拡大
- 勝率12.7%・複勝率31.9%で他条件を圧倒
- 単勝回収値72は全条件中最高(依然マイナスだが他よりマシ)
- 「±200m以内」の安定性活用
- 勝率9.1%・複勝率25.3%でバランス良好
- 単勝回収値70は同距離に次ぐ数値
⚠️ 延長馬と短縮馬
- 「延長馬」の完全除外推奨
- 勝率3.1%・単勝回収値46は事実上の論外
- 複勝率15.0%でも回収値64と割に合わない
- 「短縮馬」の過信回避
- 複勝回収値93は高水準
- 勝率6.2%は同距離の約半分と低水準
前走コース

前走コース考察
- 前走同コースの着内率は良いが、回収率が下がる為人気しやすい傾向にある。
- 全体的に前走から距離延長やダートになると着内率が下がる傾向にある。
- 全体的に前走から距離短縮になると着内率が良くなる傾向にある。
- 前走最終直線の短いコース(中山、小倉)になると着内率と回収率が下がる傾向にある。