東京競馬場

東京競馬場芝コース解説
コースの基本情報
- 周回距離: 2083m
- ゴール前直線: 526m
- 高低差: 2.7m
- 幅員: 幅員31〜41m(Aコース)
- 地形: スタンド前直線の入口に上り坂があり、1角が最も高い。3角が最低点で、3〜4角は平坦に近い上り傾斜。
- コースの変化: 阪神に外回りができ、中央4場の中で唯一内・外回りのない芝コースとなった。
馬場管理とコースローテーション
- 春季のコース開放: 温存したB・Cコースを春に開放。開催ごとのコースローテーションが計画的に行われている。
- 芝の管理: エクイターフの導入や排水性改善工事により、芝の傷みが軽減されているが、内側部分は開催終盤に傷む傾向がある。
芝の硬度
- 現在の状況: 東京の芝は現在80G少々で、世界的に見ても十分軟らかい。数年前までは東京の芝が最も軟らかかったが、他場も追いついてきている。
- シャタリングマシンの導入: 2009年から使用が始まり、芝の管理が向上。導入前は芝の硬度が10〜20Gだった。
このように、東京の芝コースは地形や管理方法において独自の特徴を持ち、競馬の展開に影響を与えています。
東京芝過去5年データ
- 騎手データ

- 調教師データ

- 馬主データ

- 種牡馬データ

東京競馬場ダートコース解説
世界最大級のダートコース
コースの基本情報
- 周回距離: 1899m
- ゴール前直線: 502m
- 高低差: 2.5m
- 幅員: 25m
- 砂厚: 9cm
特徴
- 日本での独自性: 東京ダートは日本国内で比較の対象がなく、特に大きなサイズを誇る。阪神の外回りコース新設により芝コースは匹敵するが、ダートに関しては東京が突出している。
- 適性の重要性: 東京ダートの適性は、実際に走ってみないとわからない部分がある。
世界的な位置づけ
- 周回距離の比較: 世界第2位(ベルモントパーク競馬場に次ぐ)。
- ゴール前直線の長さ: 世界第1位。2010年にドバイのナドアルシバ競馬場がメイダン競馬場に引き継がれたため、東京が1位となった。
ゴール前直線の長さランキング
- 東京: 502m
- 中京: 410m
- 盛岡: 400m
- 新潟: 354m
- 阪神: 351m
- 京都: 329m
- 門別: 325m
- 中山: 308m
このように、東京ダートコースはその大きさと特異性から、競馬において特別な位置を占めています。
コースの特徴
- スタミナ要求度: 2つのコブがあり、スタンド前直線後半からゴール板までが最も高く、3角半ばから直線入口までが最も低い。ゴール前直線に入ると2.4m上昇。
- 上り・下りの繰り返し: 2回ずつの上り・下りが必要で、4つ角のコースではさらに1回上りが増えるため、スタミナが重要な要素となる。
- 流れ込む競馬の難しさ: 残り800mから平坦になるため、流れ込む競馬には早すぎるタイミング。
凍結防止剤の散布
- 散布スケジュール: 毎年1回、東京の直前に凍結防止剤を散布し、その後の気温や砂の状態に応じて追加散布することもある。
- 影響の議論: 凍結防止剤をまくことによる砂の粘り気や時計への影響については意見が分かれており、具体的な影響は微妙であるとされる。
個人的見解
- 状態の変化: 良から重までの範囲では粘り気が出て力が必要な状態になるが、不良まで進むと凍結防止剤の影響は関係なくなると考えている。
このように、コースの地形や条件が競馬の展開に大きく影響し、スタミナの重要性が強調されています。また、凍結防止剤の使用についても多様な意見が存在しています。
東京ダート過去5年データ
- 騎手データ

- 調教師データ

- 馬主データ

- 種牡馬データ
