小倉競馬場特徴

小倉

小倉競馬場

小倉競馬場芝コース解説

基本情報

  • 1周距離: 1615m(JRAの芝コースでは2番目に小さい)
  • ゴール前直線: 293m(3番目に短い)
  • 高低差: 3m
  • 幅員: 30m(ローカルで最大)

コースの特徴

  • スピード優先のコース: 下りが大半を占めており、特に短距離は下り一手。コーナー4つの中距離コースは上り・下りの組み合わせで、コーナー6つの長距離は下って・上って・下る形。
  • ラップタイム: 芝1200mでは2・3F目に10秒台前半のラップが続くことが珍しくない。

エクイターフの導入

  • エクイターフの割合: 2015年には全走路の65%がエクイターフに置き換えられた。
  • 芝の維持管理: 夏の開催では野芝100%で、オーバーシードが不可欠。冬の開催では芝の負担が大きいが、エクイターフの導入により改善が図られている。

コースローテーション

  • ローテーション(年によって異なる):
    • 2月: 1回小倉(前4日Aコース、後4日Bコース)
    • 7-8月: 2回小倉(前8日Aコース、後4日Bコース)

排水性

  • 排水性の良さ: 1998年の馬場改造により、全周に横断排水管が埋められ、排水性が非常に良い。東京、新潟と並び、排水性の良いコースの一つ。

まとめ

小倉芝コースは、下りが大半を占めるスピード優先のコースであり、特に短距離レースにおいてはラップタイムが速くなる傾向があります。また、エクイターフの導入により芝の状態が改善され、排水性も優れているため、安定したレース運営が可能です。これらの特性を理解することで、レース戦略や馬の適性を見極める手助けとなります。

小倉競馬場芝コース過去5年データ

  • 騎手データ
  • 調教師データ
  • 馬主データ
  • 種牡馬データ

小倉競馬場ダートコース解説

基本情報

  • 1周距離: 1445m(JRAダートコースの中で小さい方から4番目)
  • ゴール前直線: 291m(平均的な長さ)
  • 高低差: 2.9m
  • 幅員: 24m

コースの特徴

  • 下り一手のコース:
    • 1~2角中間に高さ2.9mの丘があり、4角まで緩やかに下る。
    • ゴール前直線はわずかに上り。短距離レースでは残り400mまで下り続けるため、逃げ・先行馬が有利。
    • D1700でも残り1150mから下りが続き、人気薄の逃馬が突き放すパターンが多い。

砂の特性

  • 砂の細かさ:
    • 小倉の砂は細かめで速い時計が出やすい。採砂地の青森から遠いため、砂の補充が頻繁でなく、泥分を洗い流して再使用する。
    • その結果、ダートが軽く、速い時計が出やすい。
  • 北海道とのリンク:
    • 小倉D1700は北海道のダートや芝コースと強いリンクがあり、特にご当地馬が転戦してきた場合は注意が必要。

夏の小倉開催

  • 昇級馬の強さ:
    • 夏の開催では同じメンバーで何度も対戦するため、強い馬が早く勝ち上がる。
    • 開催初期に勝ち上がった馬が昇級してきた場合、軽視できないことが多い。
    • 開催後半で昇級した馬は下のクラスで弱かった馬が多く、先に昇級した馬の方が強くなる傾向がある。

冬の小倉開催

  • レベルの高い芝戦:
    • 中央4場で減る芝のレースを吸収するため、冬の小倉開催は単なる裏開催ではない。
    • ダートに出走するため長く滞在している馬は弱いことが多く、他場から来た馬に勝たれることがある。

凍結防止剤の使用

  • 調教への影響:
    • 2回小倉開催では調教にダートコースが使用されるため、凍結防止剤の散布が欠かせない。
    • 2015年には2月9日に凍結防止剤が撒かれた記録があり、調教馬のために散布されていた可能性もある。

まとめ

小倉ダートコースは、下りが多く逃げ・先行馬が有利な特性を持っています。砂の細かさや軽さから速い時計が出やすく、特に夏の開催では昇級馬に注目が集まります。冬の開催では芝戦のレベルが高く、ダートに滞在する馬の実力に注意が必要です。これらの特性を理解することで、レース戦略や馬の選定に役立つでしょう。

小倉競馬場ダートコース過去5年データ

  • 騎手データ
  • 調教師データ
  • 馬主データ
  • 種牡馬データ
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