- 新潟競馬場

新潟競馬場芝コース解説
基本情報
- コース幅: 内・外回りともに25m
- コースタイプ: A、Bの2種類(A→Bの移動幅は4m)
コースの特徴
- 直線コース: 直線コースが多く、特に芝1000mでは丘から下る2F目が最も速くなる。外回りとの合流点で一息入り、内回りとの合流点を過ぎて再び速くなる。
- 内側の芝の傷み: 開催中にコースローテーションが少ないため、内側の芝が傷みやすく、馬は外側に寄って行く傾向がある。
コーナーの特性
- 急角度コーナー: 札幌と逆に急角度のコーナーがあり、コースに占める直線の比率が大きい。
- 外回りのレースパターン: 4つ角のコースでは3角に差し掛かるあたりが4角出口となり、下りの惰性で速くなり、直線半ばまでに差を詰める。
内回りコースの特性
- 平坦な全周: 内回りは全周平坦で、直線の長さも若干長めだが、3~4角が小さく、逃げ・先行馬が流れ込む競馬ができないため、差し馬が台頭しやすい。
- 傷んだ芝の影響: 向正面直線の内回り3角近くやスタンド前直線の合流点は傷みやすく、内回りでは追い合いが傷んだ芝の部分で行われるため、逃げ・先行馬が失速しやすい。
芝コースの特性
- 野芝100%の芝コース: 新潟の芝コースは野芝がベースで、年間を通じて洋芝のオーバーシードがされていない。コーナー部分や直線内側にはエクイターフが使用されている(約10%)。
- 季節による芝の状態: 春は気温が低く野芝の活動が鈍く、夏は活動がピークに達し、芝が丈夫になる。開催日数が減ったことで、芝にとって恵まれた環境が整っている。
排水性と馬場状態
- 優れた排水性: 新潟は砂質土壌で水はけが良く、全10場の芝コースの中でもっとも排水性が良い。最近は新しい農業機械を使って馬場を柔らかく保つ努力が行われている。
- シャタリング作業: 2011年以降、毎年新潟と2回新潟の間にシャタリング作業を行い、開催前にパーチドレンも入れることがスケジュール化されている。
まとめ
新潟競馬場は、直線コースが多く、特に内回りでは差し馬が有利な条件を提供しています。また、野芝100%の芝コースや優れた排水性、季節による芝の状態の変化がレース結果に影響を与えています。最近の管理方法の改善により、馬場状態も向上しています。
新潟競馬場芝コース過去5年データ
- 騎手データ

- 調教師データ

- 馬主データ

- 種牡馬データ

新潟競馬場ダートコース解説
基本情報
- 1周距離: 1473m
- ゴール前直線: 354m
- 高低差: 0.6m(ほぼ平坦)
- 幅員: 20m
- 砂厚: 9cm
コースの特徴
- 小さな周回距離: 1周距離1473mは小倉、福島に次ぐ小ささで、地方を含めると大井の内回りと類似の形状。
- 長いゴール前直線: ゴール前直線354mは東京466m、中京411mに次いで長い方から3番目。コーナーがタイトで、直線部分の比率が大きい。
コーナーの特性
- 急コーナー: 新潟のダートコースは、JRAのダートの中でも特にコーナーがきつい。
- レースの流れの分断: コーナーがきついため、レースが途中で分断され、逃げ・先行馬が有利になる傾向がある。ダートでは一度遅くなると加速に手間がかかるため、前に位置取っている有利さが維持されやすい。
コース設定
- ダートの距離設定: 新潟のダートコースはD1200、D1800、D2500の3種類が設定されている。
- D1200: 芝のポケット発走で、スタート後に芝コースを横切る特性がある。
- D1800: 中央4場には存在するが、ローカル競馬場では中京と新潟にしかない。
- 未使用の距離: 一般的なD1000、D1700の設定もあるが、実際には使われていない。
まとめ
新潟競馬場のダートコースは、短い周回距離と長いゴール前直線が特徴で、特に急なコーナーによってレースの流れが分断され、逃げ・先行馬が有利な展開になることが多いです。ダートの距離設定もユニークで、特にD1200のスタート位置が特徴的です。このような特性がレース結果に影響を与える要因となっています。
新潟競馬場ダートコース過去5年データ
- 騎手データ

- 馬主データ

- 馬主データ

- 種牡馬データ
