阪神芝1400m特徴

阪神芝1400m

阪神芝1400m解説

【コース特性】

  1. スタート直後の長い平坦直線(458m)と高速下りコーナー構成
  2. 3~4角は角形状コーナー(中間150m偽直線)でスピード維持可能
  3. 4角後の直線356mに急坂があり「流れ込み型」レース展開になりやすい
  4. 芝1400mは短距離とマイルの中間特性(阪神芝1200mより平均ペース速い)

【戦略傾向】
✓ 逃げ・先行馬有利(特に逃げ馬)

  • 逃げ馬:1番人気の勝率80%超/連対率90%超
  • 全人気番号で逃げ馬の回収率プラス
  • 先行馬は中位人気(5-11番)で回収率良好

✓ 枠順の影響

  • 内枠(1-7番)が全体的に有利
  • 13番枠より外側は逃げ・先行戦略が困難

✓ 脚質バランス

  • 逃げ馬が全コース中上位
  • 先行馬単独では不利(差し馬との混戦になりやすい)
  • 差し/追い込み馬は外枠でも挽回可能

【コース設計】
広いポケットスタート→内枠の窮屈さ軽減
下り坂主体の高速コース設計→スピード維持が鍵
最終急坂が流れ込み勝負を助長

(短距離のスピードとマイルの持久力が融合した特殊コース特性と言えます)

阪神芝1400mデータ(2019年~2024年)

騎手

騎手考察

1. 勝率・連対率・複勝率の高い騎手(安定性・勝ち鞍に強い)
  • 川田将雅
    • 勝率27.5%、連対率43.5%、複勝率59.4%で圧倒的に安定
    • 単勝回収値112と単勝でプラス収支可能な稀有な騎手。
  • C.デムーロ
    • 勝率56.3%(異常値レベル)、連対率68.8%で短期戦での圧倒的強さ
    • 単勝回収値270と高配当対応力あり(サンプル数少ないため要注意)。
2. 複勝率の高い騎手(3着内に入りやすい)
  • 川田将雅(59.4%)、ルメール(48.8%)、北村友一(32.2%)、浜中俊(31.7%)
    • 複勝回収値が100前後と複勝賭けで収支が期待できる
    • 岩田望来は複勝率33.0%と回収値108で好成績。
3. 連対率(1-2着率)が高い騎手(馬券の軸・対抗に適す)
  • C.デムーロ(68.8%)、川田将雅(43.5%)、ルメール(39.0%)
    • 松山弘平(28.2%)は着外率が高い(72/110)ため波あり
4. 回収率の傾向(投資視点での注目騎手)
  • 単勝でプラス可能
    • 川田将雅(112)、C.デムーロ(270)、北村友一(153)、浜中俊(128)
  • 複勝でプラス可能
    • 川田将雅(100)、C.デムーロ(116)、団野大成(101)、ルメール(93)
5. 低調な騎手(勝率・回収率低迷)
  • 池添謙一:勝率4.2%、単勝回収値17と著しく低調
  • 武豊:勝率8.8%、単勝回収値37で成績悪い
  • 和田竜二:単勝回収値33と長期戦での苦戦が目立つ。

まとめ
  1. 川田将雅C.デムーロ単勝・複勝の両方で有力。特に川田は全指標で安定。
  2. 穴狙いなら岩田望来(高回収値)や松若風馬(高回収率)を検討。
  3. 複勝賭けではルメール団野大成が回収値90超でお得。
  4. 松山弘平福永祐一連対率はあるが着外率も高く、馬次第。
  5. 池添謙一和田竜二武豊現状避けるのが無難

※注意点:C.デムーロのデータはサンプル数不足(16戦)のため、過信は禁物。

人気別

人気別考察

  1. 圧倒的1番人気優位性
    • 勝率37%、複勝率66%と断トツの安定感。2着以内が52.5%とレースの半数以上を占める。
  2. 2・3番人気の実力差
    • 2番人気は勝率16%で1番人気の半分以下だが、複勝率48.5%で依然として堅実。3番人気以降は勝率11%に急落。
  3. 中位人気(4-6番)の壁
    • 4-5番人気は勝率10%前後で同水準だが、6番人気で勝率5%に半減。複勝率も20%台に後退。
  4. 下位人気(7番以降)の厳しさ
    • 7番人気以降は勝率2%前後、複勝率も18%以下。9番人気以降の勝率は1%台に低迷し、12番以降は勝率0%のレースも。
  5. 着外リスクの急増
    • 6番人気以降は着外率が80%を超え、10番人気以降では90%前後に達する。
まとめ
  • 単勝狙いなら1番人気が圧倒的有利だが、配当考慮時は2-3番人気がコスパ良し。
  • 複勝は5番人気まで(32.5%以上)が一つの目安。
  • 7番人気以降は極端な低確率だが、人気によっては回収率が100前後なのは魅力。

クラス別

クラス別考察

  • 単勝回収率が高いクラス
    1位: OPEN非L(102)(唯一プラス)
    2位: G3・新馬(77)
    3位: 1勝(67)
    → 単勝で勝負するなら「OPEN非L」が最有力
  • 複勝回収率が高いクラス
    1位: 3勝(82)
    2位: 未勝利(80)
    3位: OPEN非L(96)(サンプル少なめ)
    → 複勝なら「3勝クラス」や「未勝利」が安定
  • 回収率が低い(避けるべき)クラス
    • 単勝: 未勝利・2勝(50以下)
    • 複勝: G2(60)、G3(58)
      → 重賞(G2・G3)は単複ともに回収率が低く不向き
ポイント
  • 高回収率クラスに集中(単勝→OPEN非L、複勝→3勝・未勝利)。
  • G1~G3は回収率が悪いため、勝率やオッズを精査して選択。
まとめ
  • 回収率に全体的な大きな差はない為、堅く決まる傾向にある。

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察

1. 勝率・連対率・複勝率
  • 逃げが圧倒的に高い(勝率23.5%、連対率38.0%、複勝率44.0%)。
  • 先行もそこそこ安定(勝率11.3%、複勝率33.1%)。
  • 中団・後方は勝率・複勝率が大幅に低く(中団5.4%、後方1.5%)、特に後方は8.0%と極端に低い。
2. 回収率(単勝・複勝)
  • 単勝回収値
    • **逃げ(247)**が異常に高く、他を圧倒。
    • 先行(76)は平均的で、中団(51)・後方(18)は大幅に低い。
  • 複勝回収値
    • **逃げ(125)**が最も高く、先行(97)もそこそこ。
    • 中団(73)・後方(41)は低く、特に後方は回収不能レベル。
3. 戦略的示唆
  • 逃げ馬は単勝・複勝ともに最高効率(単勝247は異常値レベル)。
  • 先行馬も複勝ならそこそこ回収可能(97)。
  • 中団・後方馬は勝率・回収率ともに低く、原則避ける(特に後方はほぼ負け確定)。
まとめ

「逃げ」一択が最も合理的で、先行も複勝なら選択肢に入る。
中団以降は統計的に不利なため、オッズ次第で厳選が必要。

競馬の「3F上り順位」別 成績・回収率分析まとめ
1. 勝率・連対率・複勝率の傾向
  • 3F 1位が圧倒的(勝率24.0%、連対率39.7%、複勝率51.2%)
  • 3F 2位・3位も高パフォーマンス(勝率17.4~16.4%、複勝率約50%)
  • 3F 4~5位は中堅(勝率8.1%、複勝率30.5%)
  • 3F 6位以下は極端に低い(勝率2.0%、複勝率8.1%)

→ 「3F上り1位」の馬は2頭に1頭が複勝圏内に入る驚異的な安定感。
→ 4位以下は急激に成績が落ち、6位以下はほぼ勝てない




まとめ

「3F上り1位」は単勝・複勝ともに圧倒的優位性があり、2~3位も高回収。
4位以下はオッズとの兼ね合いで厳選し、6位以下は原則除外が合理的。
前有利な為上がり5位までなら回収率高め

馬番

馬番考察

1. 勝率・連対率・複勝率の傾向
  • 5番が最高勝率(12.0%)、次いで4番(11.6%)、9番(10.0%)
  • 2番が最高連対率(18.6%)、次いで5番(22.5%)
  • 6番が最高複勝率(28.6%)、次いで3番(26.5%)、2番(26.6%)
  • 外枠(11番以降)は全体的に低く、特に15番以降は勝率1~2%台
2. 回収率(単勝・複勝)の比較
馬番単勝回収値複勝回収値特徴
4番15673単勝で突出
5番11675単勝好調
2番8686バランス型
6番49104複勝最良
9番7492複勝有利
12番2995複勝穴馬
外枠30以下40以下原則不向き
3. 注目すべきポイント
  1. 単勝狙い
    • 4番(156)・5番(116)が圧倒的
    • 2番(86)も安定
  2. 複勝狙い
    • 6番(104)が最高
    • 9番(92)・12番(95)が穴馬として有効
  3. 避けるべき馬番
    • 15番以降(単勝回収値2~4)
    • 11番・13~14番(複勝回収値30~80台)
4. 追加データの示唆
  • 偶数枠(73)vs奇数枠(53):偶数の方が単勝回収率が高い
  • 大外発走:回収率が極端に低い(28/37)
まとめ

4~6番・9番がコスパ良く、2番はオールラウンダー。外枠は原則避けるのが合理的。
データ上、中枠(4~6番)が単勝・複勝ともに優位な傾向が明確。
内枠有利な傾向がみられるが、最内だと単勝回収率が極端に低い

種牡馬

種牡馬考察

1. 勝率・複勝率のトップ種牡馬
  • 高勝率(10%以上)
    1位 ミッキーアイル(15.4%)
    2位 リアルスティール(18.8%)(※サンプル少なめ)
    3位 Frankel(16.7%)(※サンプル少なめ)
    4位 ハービンジャー(12.0%)
    5位 ディープインパクト(13.2%)
  • 高複勝率(30%以上)
    1位 Frankel(50.0%)
    2位 ミッキーアイル(33.3%)
    3位 ディープインパクト(31.6%)
    4位 キズナ(31.1%)
2. 回収率の優位性
種牡馬単勝回収値複勝回収値特徴
エイシンフラッシュ28397単勝で異常値級の高回収
ハービンジャー17994単勝で突出
オルフェーヴル13389単勝・複勝とも安定
リアルスティール12168単勝で高効率
キズナ39120複勝で最高回収
リオンディーズ44110複勝で高回収
3. 注目すべき傾向
  1. 単勝で狙うべき種牡馬
    • エイシンフラッシュ(283)・ハービンジャー(179)
    • オルフェーヴル(133)・リアルスティール(121)
  2. 複勝で狙うべき種牡馬
    • キズナ(120)・リオンディーズ(110)
    • ディープインパクト(96)・ミッキーアイル(97)
  3. 安定性の高い種牡馬
    • ディープインパクト(勝率13.2%、複勝回収96)
    • モーリス(単勝回収91)
    • ダイワメジャー(複勝回収94)
  4. サンプル不足だが高効率の種牡馬
    • Frankel(勝率16.7%、複勝率50%)
    • リアルスティール(勝率18.8%)
4. 注意点
  • エイシンフラッシュの単勝回収283は極端な値のため、実際のオッズと要照合。
  • Frankel・リアルスティールはデータ数が少ない(18戦・16戦)ため、継続性に注意。
  • キズナは複勝回収120と最高だが、単勝回収39と低いため、複系の軸にするとよい。
1. 低勝率・低複勝率の種牡馬
種牡馬勝率複勝率単勝回収値複勝回収値
ハーツクライ6.2%16.9%2743
ルーラーシップ7.0%18.6%4745
エピファネイア4.8%21.4%8983
スクリーンヒーロー5.9%23.5%5473
ビッグアーサー13.6%18.2%9836
  • 最下位グループ
    • エピファネイア(勝率4.8%)
    • ハーツクライ(複勝回収43)
    • ビッグアーサー(複勝回収36)
2. 主な問題点
  1. 勝率の低さ
    • エピファネイア(4.8%)、スクリーンヒーロー(5.9%)は勝率が極端に低い。
    • ハーツクライ(6.2%)も安定性に欠ける。
  2. 回収率の悪さ
    • ビッグアーサー(複勝回収36)とハーツクライ(単勝回収27)は投資効率が最悪レベル。
    • ルーラーシップ(単勝47・複勝45)も回収が困難。
  3. 例外の注意
    • ビッグアーサーは勝率13.6%と一見高めだが、複勝率18.2%と低く、回収率36と採算性が悪い。
    • エピファネイアは回収値(単勝89・複勝83)がやや高めだが、勝率4.8%と極端に低いためリスク大。
3. まとめ

「ハーツクライ」「ビッグアーサー」「ルーラーシップ」は成績・回収率ともに悪く、積極的に避けるべき。
エピファネイアやスクリーンヒーローは回収値だけ見ると魅力的だが、勝率の低さからリスクが高い。
成績悪い種牡馬の馬券購入は、オッズと実際の出走馬の状態を厳密にチェックしてから判断が必要。

全体まとめ

「エイシンフラッシュ」「ハービンジャー」が単勝で爆発力あり、「キズナ」「リオンディーズ」は複勝で安定。
ディープインパクトやモーリスなど定番種牡馬も回収率良好。
データ量が少ない高効率種牡馬(Frankel等)は、出走時のオッズ要確認が必須。
ハーツクライ、ヴィクトワールピサ、ルーラシップは、回収率低い為注意が必要。

前走距離

前走距離考察

1. 基本傾向(成績面)
  • 同距離が最も成績良好
    • 勝率8.8%(最高)、複勝率25.2%
    • ±200m以内でも勝率7.6%とやや低下
  • 距離変更時の影響
    • **短縮(7.9%)**は同距離に次いで好成績
    • **延長(4.5%)**は大幅に成績低下(勝率半減)
    • 500m以上の変更は極端に悪い(勝率0~4.4%)
2. 回収率の特徴
距離変化単勝回収値複勝回収値
同距離6075
±200m以内6074
短縮5077
延長7568
500m以上短縮1868
  • 短縮馬:複勝回収77で最高値(勝率も7.9%と悪くない)
  • 延長馬:単勝回収75と高めだが、勝率4.5%とリスク大
  • 500m以上変更:極端に回収率低下(単勝18)
4. データの示唆する現実
  • 馬の適性として「距離短縮への適応力」が高い(短縮7.9% vs 延長4.5%)
  • レース戦略上、前走同距離or短縮馬を軸に
  • 極端な距離変更(500m以上)は「馬券妙味なし」と考えるべき
まとめ

「同距離>短縮>±200m以内」の順で優先し、500m以上の距離変更は完全除外が正解。

前走コース

前走コース考察

1. コース別成績トップ3
指標1位コース2位コース3位コース
勝率京都・芝1600(17.6%)新潟・芝1200(16.7%)東京・芝1600(12.2%)
連対率東京・芝1600(24.5%)新潟・芝1200(27.8%)京都・芝1400外(21.9%)
複勝率京都・芝1600(32.7%)東京・芝1600(32.7%)京都・芝1400外(32.4%)
単勝回収値新潟・芝1200(940)東京・芝1400(128)京都・芝1400外(79)
複勝回収値京都・芝1600(210)札幌・芝1200(203)新潟・芝1400(114)
2. 主要コースの特徴
  • 高パフォーマンスコース
    • 京都・芝1600:勝率17.6%・複勝回収210と圧倒的(但しサンプル34戦と少なめ)
    • 東京・芝1400:勝率12.1%・単勝回収128で単勝穴馬向き
    • 京都・芝1400外:複勝率32.4%・単勝回収79で安定性あり
  • 回収率の高い穴場コース
    • 新潟・芝1200:単勝回収940(異常値級)・複勝回収188
    • 札幌・芝1200:複勝回収203
    • 中京・芝1600:複勝回収80・適正回収97と割安感あり
  • 低成績コース
    • 小倉・芝1200:勝率3.5%・複勝率15.5%
    • 中山・芝1600:単勝回収15・複勝回収66
    • 中京・ダ1400:単勝回収25・勝率5.7%
4. データの示唆する傾向
  • 芝1600m(京都・東京)は高成績・高回収の傾向
  • 芝1200mは極端な結果(新潟は超高回収、小倉は低成績)
  • ダートコースは全般的にパフォーマンス低め
まとめ

前走「京都・芝1600」「東京・芝1400」「新潟・芝1200」で好成績。特徴として、最終直線の長いコースとの相性がよさそう
前走小倉・中山コースは原則回避し、前走ダート戦は全体的に慎重な選択が必要。

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