2025年 鳴尾記念G3芝 1800m 各ファクターによる総合ランキング

重賞予想

総合点数ランキング

総合順位馬番馬名騎手名総合点人気オッズ結果
114オールナット北村友一546.24人気8.1倍10着
213グランヴィノス川田将雅523.61人気2.6倍4着
310デビットバローズ岩田望来521.02人気4.3倍1着
48ナムラエイハブ吉田隼人508.85人気10.1倍9着
54センツブラッド坂井瑠星504.67人気17.7倍2着
611ドゥラエレーデ西村淳也473.89人気24.2倍14着
76ショウナンマグマ池添謙一466.511人気58.5倍12着
812ニホンピロキーフ田口貫太463.310人気36.3倍5着
95サンストックトン高杉吏麒457.813人気235.0倍7着
109ウエストナウ団野大成432.66人気10.9倍13着
112マテンロウレオ横山典弘403.03人気7.5倍3着
123ブラックシールド国分優作400.212人気134.0倍6着
137ラーグルフ丸田恭介387.514人気263.6倍11着
141オニャンコポン武豊384.68人気22.0倍8着

【2025 鳴尾記念(G3) 回顧】6歳デビットバローズが悲願の重賞制覇!3歳馬センツブラッド健闘の2着、1番人気グランヴィノスは4着に敗れる


サマー2000シリーズの開幕戦とも言われる「鳴尾記念(G3)」。今年は3歳馬の参戦もあり、多士済々なメンバーが揃いました。
高速馬場の中、抜け出したのは6歳セン馬のデビットバローズ。岩田望来騎手のエスコートで鮮やかな勝利を飾りました。

まずは全着順の結果表をご覧ください。

2025年 鳴尾記念(G3) 全着順・結果

着順枠番馬番馬名性齢斤量騎手タイム着差人気オッズ
1610デビットバローズセ657岩田望来1:43.724.3
234センツブラッド牡356坂井瑠星1:44.02717.7
322マテンロウレオ牡657横山典弘1:44.0ハナ37.5
4813グランヴィノス牡557川田将雅1:44.1クビ12.6
5712ニホンピロキーフ牡557田口貫太1:44.1クビ1036.3
633ブラックシールド牡657国分優作1:44.21/212134.0
745サンストックトン牡657高杉吏麒1:44.3クビ13235.0
811オニャンコポンセ657武豊1:44.61 3/4822.0
958ナムラエイハブ牡457吉田隼人1:44.71/2510.1
10814オールナット牡458北村友一1:44.7クビ48.1
1157ラーグルフ牡657丸田恭介1:44.81/214263.6
1246ショウナンマグマセ657池添謙一1:45.11 1/21158.5
1369ウエストナウ牡457団野大成1:45.31 1/4610.9
14711ドゥラエレーデ牡557西村淳也1:45.83924.2

レース回顧・分析

■完成の域に入ったデビットバローズ

勝ち時計1分43秒7という高速決着を制したのはデビットバローズでした。
レースはショウナンマグマが引っ張り、前半から淀みのない流れに。デビットバローズは好位の4番手を追走。3コーナーから4コーナーにかけて手応え良く進出すると、直線ではメンバー最速タイの上がり33.9秒の脚を使って抜け出しました。
2番人気に支持されていましたが、充実期に入った今のこの馬には隙がありませんでしたね。岩田望来騎手の落ち着いた手綱さばきも光りました。

■3歳馬センツブラッド、価値ある2着

7番人気ながら2着に食い込んだのは3歳馬のセンツブラッド
古馬との初対戦、しかも開幕週の高速馬場というタフな条件でしたが、勝ち馬と同じ位置取りからしぶとく伸びて連対を確保しました。
坂井瑠星騎手が積極的にポジションを取りに行った判断が功を奏しました。斤量56kgの恩恵があったとはいえ、マテンロウレオやグランヴィノスといった実績馬に先着した事実は大きく、秋に向けて非常に楽しみな存在が現れました。

■1番人気グランヴィノスは惜敗の4着

単勝2.6倍の1番人気に推されたグランヴィノスは4着。
道中は中団6番手あたりを追走し、直線でも脚を伸ばしましたが、前を行く3頭を捕らえきれませんでした。上位陣が軒並み33秒台の上がりを使う展開の中、切れ負けした印象です。
ただ、着差はわずか「クビ+ハナ+2馬身」と大きくは負けていません。力は示しており、次走の巻き返しに期待したいところです。

■その他気になった馬

3着のマテンロウレオは、さすが横山典弘騎手といった立ち回り。後方待機からインを突くのではなく、しっかりと脚を溜めての差し込み。6歳になっても衰えは見られません。
一方で、上位人気の一角だったオールナット(4番人気)は10着、ドゥラエレーデ(9番人気)は最下位14着と振るいませんでした。特にドゥラエレーデは3コーナー過ぎから手応えが怪しく、本来の走りが見られなかったのが気がかりです。


【総評】
デビットバローズの重賞初制覇で幕を閉じた今年の鳴尾記念。高速馬場への適性と、先行して押し切る自在性が勝負を分けました。
夏競馬へ向けて、ベテラン勢の意地と3歳新星の台頭が交錯する、見応えのある一戦でした。

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