総合点数ランキング
| 総合順位 | 馬番 | 馬名 | 騎手名 | 総合点 | 人気 | オッズ | 結果 |
| 1 | 14 | オールナット | 北村友一 | 546.2 | 4人気 | 8.1倍 | 10着 |
| 2 | 13 | グランヴィノス | 川田将雅 | 523.6 | 1人気 | 2.6倍 | 4着 |
| 3 | 10 | デビットバローズ | 岩田望来 | 521.0 | 2人気 | 4.3倍 | 1着 |
| 4 | 8 | ナムラエイハブ | 吉田隼人 | 508.8 | 5人気 | 10.1倍 | 9着 |
| 5 | 4 | センツブラッド | 坂井瑠星 | 504.6 | 7人気 | 17.7倍 | 2着 |
| 6 | 11 | ドゥラエレーデ | 西村淳也 | 473.8 | 9人気 | 24.2倍 | 14着 |
| 7 | 6 | ショウナンマグマ | 池添謙一 | 466.5 | 11人気 | 58.5倍 | 12着 |
| 8 | 12 | ニホンピロキーフ | 田口貫太 | 463.3 | 10人気 | 36.3倍 | 5着 |
| 9 | 5 | サンストックトン | 高杉吏麒 | 457.8 | 13人気 | 235.0倍 | 7着 |
| 10 | 9 | ウエストナウ | 団野大成 | 432.6 | 6人気 | 10.9倍 | 13着 |
| 11 | 2 | マテンロウレオ | 横山典弘 | 403.0 | 3人気 | 7.5倍 | 3着 |
| 12 | 3 | ブラックシールド | 国分優作 | 400.2 | 12人気 | 134.0倍 | 6着 |
| 13 | 7 | ラーグルフ | 丸田恭介 | 387.5 | 14人気 | 263.6倍 | 11着 |
| 14 | 1 | オニャンコポン | 武豊 | 384.6 | 8人気 | 22.0倍 | 8着 |
【2025 鳴尾記念(G3) 回顧】6歳デビットバローズが悲願の重賞制覇!3歳馬センツブラッド健闘の2着、1番人気グランヴィノスは4着に敗れる
サマー2000シリーズの開幕戦とも言われる「鳴尾記念(G3)」。今年は3歳馬の参戦もあり、多士済々なメンバーが揃いました。
高速馬場の中、抜け出したのは6歳セン馬のデビットバローズ。岩田望来騎手のエスコートで鮮やかな勝利を飾りました。
まずは全着順の結果表をご覧ください。
2025年 鳴尾記念(G3) 全着順・結果
| 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 人気 | オッズ |
| 1 | 6 | 10 | デビットバローズ | セ6 | 57 | 岩田望来 | 1:43.7 | 2 | 4.3 | |
| 2 | 3 | 4 | センツブラッド | 牡3 | 56 | 坂井瑠星 | 1:44.0 | 2 | 7 | 17.7 |
| 3 | 2 | 2 | マテンロウレオ | 牡6 | 57 | 横山典弘 | 1:44.0 | ハナ | 3 | 7.5 |
| 4 | 8 | 13 | グランヴィノス | 牡5 | 57 | 川田将雅 | 1:44.1 | クビ | 1 | 2.6 |
| 5 | 7 | 12 | ニホンピロキーフ | 牡5 | 57 | 田口貫太 | 1:44.1 | クビ | 10 | 36.3 |
| 6 | 3 | 3 | ブラックシールド | 牡6 | 57 | 国分優作 | 1:44.2 | 1/2 | 12 | 134.0 |
| 7 | 4 | 5 | サンストックトン | 牡6 | 57 | 高杉吏麒 | 1:44.3 | クビ | 13 | 235.0 |
| 8 | 1 | 1 | オニャンコポン | セ6 | 57 | 武豊 | 1:44.6 | 1 3/4 | 8 | 22.0 |
| 9 | 5 | 8 | ナムラエイハブ | 牡4 | 57 | 吉田隼人 | 1:44.7 | 1/2 | 5 | 10.1 |
| 10 | 8 | 14 | オールナット | 牡4 | 58 | 北村友一 | 1:44.7 | クビ | 4 | 8.1 |
| 11 | 5 | 7 | ラーグルフ | 牡6 | 57 | 丸田恭介 | 1:44.8 | 1/2 | 14 | 263.6 |
| 12 | 4 | 6 | ショウナンマグマ | セ6 | 57 | 池添謙一 | 1:45.1 | 1 1/2 | 11 | 58.5 |
| 13 | 6 | 9 | ウエストナウ | 牡4 | 57 | 団野大成 | 1:45.3 | 1 1/4 | 6 | 10.9 |
| 14 | 7 | 11 | ドゥラエレーデ | 牡5 | 57 | 西村淳也 | 1:45.8 | 3 | 9 | 24.2 |
レース回顧・分析
■完成の域に入ったデビットバローズ
勝ち時計1分43秒7という高速決着を制したのはデビットバローズでした。
レースはショウナンマグマが引っ張り、前半から淀みのない流れに。デビットバローズは好位の4番手を追走。3コーナーから4コーナーにかけて手応え良く進出すると、直線ではメンバー最速タイの上がり33.9秒の脚を使って抜け出しました。
2番人気に支持されていましたが、充実期に入った今のこの馬には隙がありませんでしたね。岩田望来騎手の落ち着いた手綱さばきも光りました。
■3歳馬センツブラッド、価値ある2着
7番人気ながら2着に食い込んだのは3歳馬のセンツブラッド。
古馬との初対戦、しかも開幕週の高速馬場というタフな条件でしたが、勝ち馬と同じ位置取りからしぶとく伸びて連対を確保しました。
坂井瑠星騎手が積極的にポジションを取りに行った判断が功を奏しました。斤量56kgの恩恵があったとはいえ、マテンロウレオやグランヴィノスといった実績馬に先着した事実は大きく、秋に向けて非常に楽しみな存在が現れました。
■1番人気グランヴィノスは惜敗の4着
単勝2.6倍の1番人気に推されたグランヴィノスは4着。
道中は中団6番手あたりを追走し、直線でも脚を伸ばしましたが、前を行く3頭を捕らえきれませんでした。上位陣が軒並み33秒台の上がりを使う展開の中、切れ負けした印象です。
ただ、着差はわずか「クビ+ハナ+2馬身」と大きくは負けていません。力は示しており、次走の巻き返しに期待したいところです。
■その他気になった馬
3着のマテンロウレオは、さすが横山典弘騎手といった立ち回り。後方待機からインを突くのではなく、しっかりと脚を溜めての差し込み。6歳になっても衰えは見られません。
一方で、上位人気の一角だったオールナット(4番人気)は10着、ドゥラエレーデ(9番人気)は最下位14着と振るいませんでした。特にドゥラエレーデは3コーナー過ぎから手応えが怪しく、本来の走りが見られなかったのが気がかりです。
【総評】
デビットバローズの重賞初制覇で幕を閉じた今年の鳴尾記念。高速馬場への適性と、先行して押し切る自在性が勝負を分けました。
夏競馬へ向けて、ベテラン勢の意地と3歳新星の台頭が交錯する、見応えのある一戦でした。


