阪神芝1200m

阪神芝1200m解説
- コース形状:カクカクした形状で、全体的に平均ペースが速くなりやすい。
- スタート地点:向正面直線の半ばより左寄り。3コーナーまで約243m~258mと短めで、内枠(中~内側)が有利(最内枠は不利)。
- 坂の特徴:
- スタートから緩やかな下り → 3~4コーナー中間(残り800m付近)で下りが急になり、ペースアップしやすい。
- 直線356m~359mで、**残り160m~200mから急坂(1.8m~1.9mの上り)**があり、脚の粘りが求められる。
- レース展開:
- 逃げ・先行馬が有利(芝1200m内では福島・函館に次ぐ3番手の有利さ)。
- スタート直後から緩い下りのため、極端なハイペースにはならず、全体的に均一な速さで流れる。
- 先行争いは激しいが、**差し・追い込み馬は京都・小倉と同様の「流れ込み型」**に分類される。
- 内外の差:ほぼなし。AコースとBコースでは直線幅が3m、曲線幅が4m異なるが、実質的な影響は小さい。
ポイント:枠順は中~内側が望ましく、スタミナ消耗が少ない逃げ・先行馬が特に好走。急坂の前でポジションを確保できるかが鍵。
阪神芝00mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
◼️ 上位騎手トップ3
騎手 | 勝率 | 連対率 | 単回値 | 複回値 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
北村友一 | 28.0% | 36.0% | 391 | 178 | 超大穴専門 |
武豊 | 21.7% | 37.0% | 105 | 91 | ベテランの安定感 |
ルメール | 23.1% | 46.2% | 88 | 90 | 国際騎手の実力 |
◼️ 穴馬狙い騎手
騎手 | 単回値 | 複回値 | 特徴 |
---|---|---|---|
古川吉洋 | 704 | 167 | 超大型穴 |
坂井瑠星 | 306 | 139 | 高配当安定 |
秋山真一 | 108 | 127 | 中穴好配当 |
◼️ 要注意騎手
❌ 川須栄彦(複回値35)
❌ 藤岡佑介(単回値27)
❌ 吉田隼人(勝率9.1%)
結論:
✅ 「北村友一」の超大穴
✅ 「ルメール」「武豊」で安定収益
人気別成績

人気別成績考察
. 勝率・連対率・複勝率の傾向
- 1番人気が圧倒的に強く、勝率23.7%、連対率49.6%、**複勝率61.1%**と高い。
→ 単勝・複勝ともに安定しているが、回収値は57(単勝)と81(複勝)で、必ずしも「儲かる」とは限らない。 - 2番人気以降は勝率が急激に低下(2番人気21.4% → 3番人気13.7% → …)。
- 6番人気以下は勝率が一桁台(6番人気2.3%、7番人気5.3%など)で、穴馬的な存在。
- 複勝率は1番人気以外では3番人気(46.6%)や5番人気(35.9%)が比較的高い。
→ 5番人気は「単勝より複勝の方が回収しやすい」(単勝回収値89 複勝回収値95)傾向あり。
2. 回収値の傾向
- 単勝回収値が100を超えるのは7番人気(101)、8番人気(174)、13番人気(400)など。
→ 極端に人気の低い馬が勝つと高配当になるが、勝率は非常に低い(例:13番人気の勝率3.7%)。 - 複勝回収値は1番人気(81)や3番人気(91)、5番人気(95)が高め。
→ 上位人でも(3~5番人気)の複勝がコスパが良い。 - 6番人気以下は複勝率が低い(例:6番人気19.1%)のに、回収値も低い(68)。
→ 6番人気以下は複勝でも厳しい。
3. 番手ごとの特徴
- 3番人気は2番人気より連対率・複勝率が高い(連対率34.4% vs 2番人気30.5%)。
→ 2番人気より3番人気の方が「2着に入りやすい」傾向。 - 8番人気以上は勝率・複勝率が極端に低く(例:16番人気0%)、ほとんどが負けている。
- 11~15番人気は勝率は低いが、複勝回収値が90前後と意外に高い。
→ 大穴の複勝が的中すると配当が大きい(例:12番人気の複勝回収値97)。
4. 結論
- 1番人気は「安定して勝つが、単勝回収率が低い」。
- 3~5番人気は「複勝で狙うと効率的」な可能性あり。
- 7番人気以降の単勝は「超高配当を狙えるが、勝率は非常に低い」。
- 6番人気以下は全体的に厳しく、特に複勝でも回収が難しい。
クラス別成績

クラス別成績考察
クラス別の傾向
クラス | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 荒れ度合い |
---|---|---|---|
新馬・未勝利 | 60~78 | 56~60 | 堅実(人気馬が安定) |
1勝~3勝クラス | 66~119 | 70~81 | やや荒れ(中穴発生) |
G3・G2 | 195~411 | 102~108 | 超荒れ(大穴多発) |
OPEN | 49~114 | 93~114 | ばらつき大(複勝で荒れ) |
「クラスが上がるほどレースが荒れる」
→ 特にG2・G3では荒れる傾向にある。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
- 逃げ脚質が圧倒的に高い勝率
- 逃げ馬は34.4%の勝率で、他の脚質を大きく引き離しています。
- 連対率(1着または2着)49.6%、複勝率(1~3着)61.8%と安定性も抜群。
- 単勝回収値566は非常に効率的で、逃げ馬の単勝賭けが有効であることを示唆。
- 先行脚質の安定性
- 勝率8.6%と逃げには及ばないものの、連対率22.2%、複勝率34.6%で一定の競争力あり。
- 複勝回収値109はプラスで、複勝賭けなら期待できる可能性。
- 中団・後方脚質の低効率
- 中団は勝率5.5%、後方は2.2%と低く、回収値も50を下回る。
- 特に後方は複勝率8.0%と極めて厳しく、上位入着が稀な傾向。
- 3F5位でも回収率高め
- 前が残る傾向にある為、末足遅くても3着内に残る。
まとめ
「逃げ馬」が圧倒的に有利で、単勝・複勝ともに回収値が高い。一方、中団や後方の脚質は勝率・回収値ともに低く、不利な傾向が明確。先行脚質は逃げに次ぐ選択肢として検討の余地あり。
馬番

馬番考察
競馬の枠番(馬番)別のデータから、以下のような傾向が読み取れます:
勝率・連対率・複勝率の傾向
- 高確率枠
- 2番が突出(勝率16.3%、連対率26.4%、複勝率32.6%)。
- 5番(勝率9.9%)や14番(勝率8.8%)、16番(勝率8.2%)も比較的高い。
- 1番・3番・9番は中堅(勝率7.6~8.3%)。
- 低確率枠
- 10~13番・15番は勝率5%以下(特に13番は1.2%と極端に低い)。
- **大外(7~8番など)**も勝率・複勝率が低め(7番は連対率10.7%)。
- 複勝率の安定性
- 2番・3番・5番が複勝率30%前後で安定。
- 7番は勝率7.6%だが複勝率26%と波あり。
回収率の傾向
- 単勝回収値:
- **2番(127)と5番(114)**が回収率100%超えでお得。
- **4番(225)・6番(186)・11番(131)**は高配当だが回収難。
- **13番(2)・10番(26)・12番(23)**は極端に低い。
- 複勝回収値:
- 全体的に低め(最高は2番の92)。
- 10番以下はほとんど50未満で不利。
その他の傾向
- 偶数枠(8.4%)vs 奇数枠(6.8%):偶数の勝率がやや高いが、連対率は同等。
- 大外発走(7~8番など)は成績低迷(勝率5.4%、複勝率15.4%)。
結論
- 2番・5番が高勝率かつ回収面でも優位。
- 低番手(1~3番)や中枠(4~6番)は状況次第で活用可能。
- 高番手(10番以降)や大外は勝率・回収率ともに低く、注意が必要。
- 複勝賭けでは2番・3番・5番・7番が一定の安定感を示す。
- 明らかに外枠よりも内枠のほうが有利な傾向にある。
※データのサンプル数(レース数)にばらつきがあるため、特に高番手の数値は注意が必要。
種牡馬

種牡馬考察
種牡馬別の傾向まとめ
1. 高勝率・高回収の種牡馬
- ロードカナロア
- 勝率13.4%、連対率26.8%、複勝率35.4%と安定。
- 単勝回収値106、複勝回収値101で回収面でも有利。
- 最も信頼性の高い種牡馬と言える。
- ダイワメジャー
- 勝率14.3%(最高クラス)だが、連対率19.0%とやや低め。
- 単勝回収値330と高配当狙い向き(勝てば大きい)。
- アメリカンペイトリオット
- 勝率27.3%(最高)だが、サンプル少なめ(11戦)。
- 単勝回収値211と高配当が期待できる。
- ドゥラメンテ
- 複勝率55.6%(最高クラス)、勝率22.2%。
- 単勝回収値413と高配当狙いの穴馬候補。
2. 複勝率が高く安定した種牡馬
- ブラックタイド(複勝率37.5%)
- 勝率9.4%だが、複勝回収値162と非常にコスパ良好。
- アドマイヤムーン(複勝率31.0%、回収値154)
- 複勝賭けで狙い目。
- リオンディーズ(複勝率32.3%、回収値62)
- 勝率は低め(6.5%)だが、複勝で安定(回収率低め)。
3. 勝率は低めだが穴馬として注目
- ショウナンカンプ
- 勝率12.5%、連対率25.0%、単勝回収値708(超大穴)。
- レッドスパーダ
- 勝率40.0%(5戦2勝)だが、サンプル少ない。
- 単勝回収値2330、複勝回収値418と超大穴候補。
4. 人気種牡馬だが回収面で劣るケース
- ディープインパクト
- 勝率3.3%と低く、単勝回収値47と不利。
- 複勝率21.7%でそこそこだが、回収値70と低め。
- モーリス
- 勝率7.3%、複勝率17.1%で低調。
- 単勝・複勝ともに回収難(回収値17・26)。
5. その他の特徴的な種牡馬
- キンシャサノキセキ
- 勝率4.3%と低いが、単勝回収値201と高配当狙える。
- ビッグアーサー
- 複勝率31.7%でそこそこ安定。
- メイショウボーラー
- **勝率16.7%**と高いが、複勝率も16.7%と全く伸びず(4-0-0の極端な成績)。
まとめ(戦略的な活用方法)
- 単勝狙い
- ロードカナロア(安定)、ダイワメジャー・アメリカンペイトリオット(高配当)、ショウナンカンプ・レッドスパーダ(超大穴)。
- 複勝狙い
- ブラックタイド・アドマイヤムーン・ドゥラメンテ(高複勝率+高回収)。
- 避けた方が良い種牡馬
- ディープインパクト・モーリス(勝率・回収率ともに低い)。
※サンプル数が少ない種牡馬(例:レッドスパーダ、ドゥラメンテ)はデータの信頼性に注意。
前走距離

前走距離考察
1. 同距離・微調整(±200m以内)が最も安定
- 同距離
- 勝率 7.6%、連対率 15.0%、複勝率 22.1%
- 単勝回収値 93、複勝回収値 71(標準的な回収率)
- 前走と同じ距離で出走する馬は、ある程度の安定性がある。
- ±200m以内の距離変更
- 勝率 7.5%、連対率 15.3%、複勝率 22.9%
- 単勝回収値 97、複勝回収値 80(同距離よりやや良い)
- 前走から少しだけ距離が変わっても(±200m以内)、成績はほぼ変わらない。
2. 距離変更が大きい(±400m~±600m)と勝率・回収率がやや低下
- ±400m以内
- 勝率 7.5%、連対率 15.0%(同距離とほぼ同じ)
- 単勝回収値 96、複勝回収値 79(微減)
- ±600m以内
- 勝率 7.4%、連対率 14.7%(わずかに低下)
- 単勝回収値 95、複勝回収値 77(同距離より低い)
- 距離変更が大きくなるほど、勝率・回収率がわずかに下がる傾向。
3. 今回「短縮」の場合はやや回収率が低い
- 今回短縮(距離が前走より短い)
- 勝率 7.3%(同距離より低い)、複勝率 22.7%(変わらず)
- 単勝回収値 86(同距離より低い)、複勝回収値 81(標準的)
- 短縮戦略は単勝では回収がやや不利だが、複勝では影響なし。
4. 今回「延長」の場合は極端に勝率が低いが、回収値は高い
- 今回延長(距離が前走より長い)
- 勝率 2.0%(非常に低い)、連対率 6.1%、複勝率 12.2%
- 単勝回収値 190、複勝回収値 153(高配当狙えるが、勝ちにくい)
- 延長戦略は超大穴狙い向き(勝てば大きいが、勝つ確率は極端に低い)。
5. 極端な距離変更(500m以上)はほぼこない
- 500m以上延長 → データなし(0戦)
- 500m以上短縮 → 勝率0%(38戦0勝)、回収値も0
- 前走から500m以上短縮するレースでは、ほぼ勝てない(完全に避けるべき)。
戦略的活用のポイント
✅ 同距離 or ±200m以内の微調整が最も安定(勝率・回収率ともに標準的)。
⚠ ±400m~±600mの距離変更はやや不利(勝率・回収率が微減)。
🚨 今回「延長」は超大穴狙い(勝率2%だが、単勝回収190と高配当)。
❌ 500m以上の短縮は完全に避ける(勝率0%、回収不能)。
前走コース

前走コース考察
1. 高勝率・高回収コース(狙い目)
✅ 中京・芝1200m
- 勝率11.5%(トップクラス)、連対率16.4%
- 単勝回収値65(低めだが安定)、複勝回収値49(やや低い)
- 勝ちやすいが、配当は控えめ。
✅ 函館・芝1200m
- 勝率14.3%(最高)、連対率23.8%
- 単勝回収値173(高配当)、複勝回収値90(標準)
- 勝率・配当ともに優秀な穴場コース。
✅ 京都・芝1400m(外回り)
- 複勝率27.5%、複勝回収値129(高回収)
- 勝率7.5%と低めだが、複勝で狙い目。
✅ 阪神・芝1400m
- 複勝率35.6%(最高クラス)、勝率9.6%
- 複勝回収値103とコスパ良好。
2. 連対率・複勝率が高いコース(ワイド・複勝狙い)
📊 阪神・芝1200m(同コース)
- 連対率21.3%、複勝率30.8%
- 単勝回収値137、複勝回収値86
- 同コース続行なら安定した成績。
📊 東京・芝1400m
- 複勝率30.0%、連対率20.0%
- 単勝回収値98、複勝回収値83(標準的)
📊 京都・芝1400m(内回り)
- 複勝率43.8%(極めて高い)、複勝回収値193
- サンプル少なめ(16戦)だが、複勝で超大穴狙える。
3. 単勝高配当コース(穴馬狙い)
🎯 福島・芝1200m
- 単勝回収値252(超高配当)、勝率8.8%
- 複勝回収値104とバランスも良い。
🎯 新潟・芝1400m
- 単勝回収値332(超大穴)、勝率5.3%
- 複勝回収値154と高回収。
🎯 新潟・芝1000m
- 単勝回収値227、複勝回収値175
- 勝率2.4%と低いが、配当は大きい。
4. 勝率・回収率が低いコース(注意が必要)
⚠ 中山・芝1200m
- 勝率1.1%(最低)、連対率7.4%
- 単勝回収値23、複勝回収値62と低い。
⚠ 阪神・ダ1400m
- 勝率3.8%、単勝回収値18(回収不能に近い)
- 複勝率19.2%だが、回収値70と低め。
⚠ 新潟・芝1200m
- 複勝率11.1%(最低クラス)、単勝回収値72
- 勝率8.3%だが、複勝が極端に低い。
ポイント
◎ 単勝率高い
- 高勝率コース(中京・芝1200m、函館・芝1200m)
- 高配当コース(福島・芝1200m、新潟・芝1400m)
◎ 複勝率高い
- 高複勝率コース(阪神・芝1400m、京都・芝1400m)
- 高回収コース(京都・芝1400m外回り、新潟・芝1000m)
❌ 避けた方が良いコース
- 中山・芝1200m(勝率1.1%)
- 阪神・ダ1400m(回収不能レベル)
- 新潟・芝1200m(複勝率11.1%)
まとめ
- 短距離から(1200m~1400m)の芝コース(特に阪神・中京・函館)がおすすめ。
- ダートコースや中山・新潟の芝1200mは成績が振るわない傾向。
※サンプル数が少ないコース(函館・芝1200m、京都・芝1400m内回りなど)は今後のデータ蓄積が必要。