福島芝2600m

福島芝2600m解説
🏟 コース基本情報(福島芝2600m)
項目 | 内容 |
---|---|
スタート位置 | 向正面の中間(スタンド正面付近) |
最初のコーナーまで | 約212m+偽直線110m程度(実質320m超) |
コーナー数 | 合計6回(1周半) |
高低差 | 最大1.8m(アップダウンあり) |
最後の直線 | Aコース292m、Bコース297.5m、Cコース299.7m |
🧭 コース形態と展開傾向
◆ 地形・形状
- 1~2コーナー:ほぼ平坦。
- 向正面途中:緩い上り坂。
- 3~4コーナー:スパイラルカーブ(減速しにくく、勢いを保ちやすい)。
- 直線手前:残り400mから下り坂 → 残り150mから再び上り坂。
◆ 展開の特徴
- 序盤(2ハロン目まで):ポジション争いでペースが上がる。
- 中盤:ペースが落ち着く(淡々とした流れ)。
- 終盤(2周目3コーナー手前~):一気にペースアップ、スタミナ勝負に。
- 最後の直線:下り→上りというテクニカルな構成で、長く脚を使えるタイプが有利。
🏃♂️ 有利な脚質・戦術
脚質 | 傾向 |
---|---|
逃げ・先行 | 比較的有利だが、逃げ切りは難しい。番手〜中団チョイ差しが狙い目。 |
差し・追込 | 遅すぎると届かない。2周目3~4角からの早仕掛け、マクリが有効。 |
📊 枠順・馬場傾向
- 出走頭数が揃いにくく、枠順の有利不利は少ない(フラット傾向)。
- ローカル(特に福島)実績馬が好走しやすい。
- 中央場所での凡走は度外視できるケースあり。
🧬 種牡馬・血統傾向
有利な血統 | 傾向 |
---|---|
マンハッタンカフェ、マヤノトップガン、ステイゴールド、クロフネ、ジャングルポケット | 持続力・スタミナ型が有利 |
ダンスインザダーク | 不振傾向 |
備考 | 福島芝2000mよりも福島芝1800mと似た傾向を示す |
🕒 クラス別水準ラップ・勝ち時計(参考)
クラス | ラップ構成(3F-4F-3F-3F) | 勝ち時計 |
---|---|---|
3歳以上1勝クラス | 37.3 – 50.5 – 37.2 – 35.8 | 2:40.8 |
3歳以上2勝クラス | 36.7 – 49.9 – 36.8 – 36.1 | 2:39.5 |
📝 総合まとめ(ポイント)
- 独特なスタミナ適性が問われるローカル芝長距離戦。
- 早仕掛け・持続力タイプが優勢。
- マクリや持久力重視の血統に注目。
- **「福島巧者」**は中央凡走後でも巻き返し可能。
福島芝2600mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
① 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合で高い順ベスト5
第1位:柴田善臣
→ 勝率33.3%、複勝率33.3%ながら、単勝回収値1182、複勝回収値220は圧倒的。少数サンプルだが「穴一発型」として超注目。
第2位:津村明秀
→ 複勝率50.0%、単勝回収値121、複勝回収値125とすべて高水準。安定感と回収力の両立型。小回りコースや条件戦で買いたいタイプ。
第3位:田辺裕信
→ 勝率25.0%、複勝率56.3%と信頼度高く、回収値も単113、複122と優秀。重賞・条件戦問わず馬券の軸に適任。
第4位:川又賢治
→ 勝率は11.1%と平凡だが、単勝回収値234、複勝回収値644が爆発的。人気薄を馬券内に持ってくるタイプで、「穴狙いの機動力型」。
第5位:小沢大仁
→ 複勝率45.5%と高く、単回値111、複回値151と妙味ある内容。中堅ジョッキーとしては抜群のパフォーマンス。
② 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合で低い順ワースト5
第1位:丸田恭介
→ 複勝率12.5%、単回48、複回20。すべての項目が低水準で、信頼度・妙味ともに厳しい数値。
第2位:原優介
→ 勝率4.8%、複勝率14.3%、複回83と低水準。単勝回収値87も頼りなく、馬券的には極力手を出しにくいゾーン。
第3位:富田暁
→ 勝率13.3%、複勝率20.0%、複勝回収値44と低水準。配当妙味も期待できず、凡庸な印象。
第4位:戸崎圭太
→ 人気騎手にしては単勝回収値52、複回値58とかなり物足りない。複勝率35.7%も本来の期待値には届かず、過剰人気傾向。
第5位:野中悠太郎
→ 勝率25.0%と良さそうに見えるが、複回値31と配当妙味がなく、的中しても回収できないタイプ。
③ 複勝率は低いが、単勝&複勝回収率の両方が高い騎手ベスト3
第1位:木幡巧也
→ 複勝率22.2%と低めだが、単勝回収値432、複回146は優秀。人気薄で激走する典型的穴ジョッキー。
第2位:石橋脩
→ 複勝率26.7%と平均以下だが、単勝回収値170が目を引く。タイミング次第で単勝一撃型として狙いたい。
第3位:斎藤新
→ 複勝率33.3%はボーダーラインながら、単勝回収値111、複回値87とプラス圏。妙味と安定のバランスが取れている。
④ 総合的評価・まとめ
このデータから見えるのは、信頼型・妙味型・穴型の明確な住み分けです。
- 安定・軸向きは、津村明秀・田辺裕信。複勝率・回収率とも高く、馬券の中核を担えます。
- 妙味・穴狙い型は、柴田善臣・川又賢治・小沢大仁。特に柴田は極端な高配当型で、人気薄を狙う単勝党向き。
- 危険ゾーンとしては、丸田恭介・原優介・富田暁ら。人気馬に乗っていても信頼は禁物です。
- 穴一撃型で妙味十分なのが木幡巧也・石橋脩。複勝率はあてにせず、「激走」だけを狙いたい。
馬券スタイルによって使い分けたい、非常に味のあるデータ群でした。次走で注目すべきは、小回りの長距離戦での津村・田辺・木幡巧あたりでしょう
人気別

人気別考察
人気馬(1~4番人気)
【平均】
- 複勝率:64.5%(1番)→ 33.7%(4番)
- 単勝回収値:79 → 76
【本レース】
- 複勝率:70.1%(1番)→ 29.9%(4番)
- 単勝回収値:109(1番)→ 86(4番)
【総評】
→ 1番人気が圧倒的に好調。複勝率・単勝回収値ともに平均を大きく上回る。
2番人気は平均よりやや低調だが、4番人気はほぼ平均通り。
ただし3番人気は勝率3.0%、単回17と大きく崩れており不振。
⇒ 総じて「1番人気が活躍し、3番人気が大きく崩れた歪な構図」。
中穴人気馬(5~8番人気)
【平均】
- 複勝率:26.6%(5番)→ 13.0%(8番)
- 単勝回収値:78 → 72
【本レース】
- 複勝率:35.8%(5番)→ 11.9%(8番)
- 単勝回収値:91(5番)→ 107(8番)
【総評】
→ 5番人気が好調。複勝率35.8%、単勝回収値91と高水準で、穴狙いに機能。
6番人気は勝率・回収値ともに極めて低く不振。
7番人気は複勝率20.9%、単回109と妙味あり。
8番人気も回収値高めで「配当的妙味は中穴に集中していた」と言える。
⇒ 総じて「5~7番人気は馬券妙味あり、6番人気は完全に罠」。
大穴人気馬(9~18番人気)
【平均】
- 複勝率:10.0%(9番)→ 1.4%(16番)
- 単勝回収値:70 → 54
【本レース】
- 複勝率:13.8%(9番)→ 0.0%(15~16番)
- 単勝回収値:108(9番)→ 0(13、15、16番)
【総評】
→ 9~11番人気あたりが健闘。特に11番人気の単勝回収値344、複回135は破格。
14番人気も複回207で爆発力あり。
ただし12~16番人気の成績はほぼ壊滅。「0-0-0-100%超え」ゾーンが明確に存在。
⇒ 総じて「中大穴(9~11番人気)に仕込みあり、超大穴(12番以降)は地雷ゾーン」。
◆ 総合まとめ(人気傾向の変化評価)
- ✅ 人気馬:全体的には好調。特に1番人気が信頼度・回収率ともに高い活躍を見せた。
- ⚠️ 中穴:6番人気が不発だったが、5・7番人気を中心に好走多数。回収率面でも魅力あり。
- 🔥 大穴:9~11番人気に注目。特に11番人気が爆発。単複ともに仕込み所。
- ❌ 12番人気以降は勝率・回収値ともに「買ってはいけない」エリア。完全切りでOK。
👉 この傾向を踏まえると、1番人気を軸に5~7番人気または9~11番人気をヒモにした組み立てが有効だったレース構成といえる
クラス別

クラス別考察
✅ 各クラスの回収率評価一覧
クラス | 平均:単勝 | 平均:複勝 | 本レース:単勝 | 本レース:複勝 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 78 | 72 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
未勝利 | 65 | 70 | 39 | 57 | ① 回収率が低い=堅いレース |
1勝 | 70 | 73 | 109 | 82 | ② 回収率が高い=荒れるレース |
2勝 | 71 | 74 | 85 | 74 | 単勝=②/複勝=③ → ② 荒れる傾向 |
3勝 | 89 | 79 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
OPEN非L | 71 | 70 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
OPEN(L) | 65 | 74 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
G3 | 79 | 76 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
G2 | 80 | 73 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
G1 | 63 | 63 | ― | ― | ④ 該当レースなし |
📝 まとめ
- 堅いレース(①):未勝利戦 → 単・複ともに回収率が大幅に低下。実力差が出やすく、波乱少なめ。
- 荒れるレース(②):1勝クラス・2勝クラス → 特に1勝クラスは単勝回収109と高く波乱傾向。
- 平均的(③):2勝クラスの複勝回収値がほぼ平均並み。
- 該当レースなし(④):新馬、3勝クラス以上(OP、重賞)はこの集計対象レースでは未開催。
このデータを見る限り、この期間の中心は1~2勝クラスであり、特に1勝クラスで高配当傾向が目立つため、穴狙いを仕込むならこのクラスが狙い目と言えます。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
✅ 脚質別評価一覧
脚質 | 平均:複勝率 | 平均:複勝回収値 | 本レース:複勝率 | 本レース:複勝回収値 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 39.1% | 138 | 32.5% | 113 | ❌ 悪い(やや不振) 複勝率・回収率ともに低下 |
先行 | 35.5% | 99 | 38.7% | 121 | ✅ 有効 回収率・複勝率ともに向上 |
中団 | 20.3% | 71 | 19.9% | 79 | ◯ 平均的 複勝率は僅かに↓、回収値↑ |
後方 | 7.5% | 30 | 3.3% | 12 | ❌ 非常に悪い 大幅悪化 |
マクリ | 48.3% | 151 | 66.7% | 146 | ✅ 非常に有効 高確率・高効率で波乱演出 |
📝 総括評価
- 逃げ:平均より複勝率も回収率も下がっており、「やや苦戦傾向」。かつてのような逃げ有利ではない様子。
- 先行:最も安定かつ高回収の脚質。複勝率・回収率ともに優秀で軸脚質に適している。
- 中団:ほぼ平均と同等だが、複勝回収値はやや上。控えめな差し脚質は買える。
- 後方:数字は壊滅的で、ほぼ全滅レベルの不利脚質。基本的に消し候補。
- マクリ:出走数は少ないが成功率が極めて高い。波乱・穴党向けの注目脚質。
💡 実戦的アドバイス
- **馬券戦略としては「先行>中団>逃げ」**の順に重視。
- マクリ脚質の馬が出走していれば高配当要員として要マーク。
- 後方脚質からの差し・追い込み一辺倒の馬は割引き必須。レースの流れに乗れず苦戦傾向。
✅ 3F順位別:複勝率と複勝回収値の比較表
上がり順位 | 平均 複勝率 | 本レース 複勝率 | 平均 回収値 | 本レース 回収値 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
3F 1位 | 64.2% | 78.2% | 187 | 231 | ✅ 末脚がかなり影響する(最も強く効く) |
3F 2位 | 53.3% | 58.4% | 160 | 268 | ✅ 末脚が影響する(高効率で馬券内) |
3F 3位 | 44.1% | 37.5% | 138 | 99 | ❌ やや不利(スピードあっても通用しにくい) |
3F ~5位 | 28.5% | 26.8% | 93 | 71 | ❌ 平均より鈍足で良い傾向(切れる脚がなくても可) |
3F 6位~ | 7.5% | 5.9% | 30 | 25 | ❌ 鈍足でも不利(末脚必須でないが馬券圏薄) |
📝 総合評価・解説
【3F 1位】
- 複勝率:+14.0pt / 回収値:+44
- ➤ 平均を大きく上回り、末脚が強烈に有利。
- ➤ 積極的に買いたい脚質、特に差し・マクリでの激走が多い。
【3F 2位】
- 複勝率:+5.1pt / 回収値:+108
- ➤ 十分に切れる末脚で、高い確率と高い妙味あり。
- ➤ 2位でも馬券効率が非常に良い。
【3F 3位】
- 複勝率:▲6.6pt / 回収値:▲39
- ➤ 平均以下で、末脚が中途半端だと届きづらい傾向。
【3F ~5位】
- 複勝率:▲1.7pt / 回収値:▲22
- ➤ ほぼ平均だがやや劣勢。スピードより立ち回り重要な印象。
- ➤ 穴馬の好走は見込めず、妙味に欠ける。
【3F 6位~】
- 複勝率:▲1.6pt / 回収値:▲5
- ➤ 完全に劣勢。末脚がないと話にならないレース構造。
🔍 まとめ
- このレースでは**「強い末脚が非常に有利」**という傾向がはっきり出ています。
- 特に3F 1位・2位の馬は信頼度・妙味ともに抜群で、「上がり重視」の馬券戦略が機能します。
- 一方で、3F 3位以下は明確に劣勢で、「スピードより位置取りや粘り」で勝負するタイプは苦戦傾向。
📌 結論:末脚が効く展開・馬場で、上がり最速の脚を使える馬を重視するべきレースです。
馬番

馬番考察
🧮 馬番区分ごとの平均と本レースの複勝率比較
区分 | 該当馬番 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 評価 |
---|---|---|---|---|
内番 | 1〜4番 | 24.5% | 21.7% | ❌ 平均より低く、不利傾向 |
中番 | 5〜12番 | 22.2% | 23.4% | ✅ 平均より高く、やや有利 |
外番 | 13〜16番 | 18.2% | 20.6% | △ 平均より若干高いが評価微妙 |
✅ 個別評価と解説
◉ 内番(1〜4番)
- 平均複勝率:24.5% → 本レース:21.7%(▲2.8pt)
- ➤ 平均を下回っており不利傾向。
- 特に1〜2番は健闘するも、4番が著しく低調(19.4%)。
◉ 中番(5〜12番)
- 平均複勝率:22.2% → 本レース:23.4%(+1.2pt)
- ➤ 平均を上回り、安定して好成績。
- 特に**7番(26.9%)・8番(29.9%)**が優秀で、信頼性・妙味ともに高い。
◉ 外番(13〜16番)
- 平均複勝率:18.2% → 本レース:20.6%(+2.4pt)
- ➤ 全体的には悪くないが、ばらつき大。
- 13・14番は不調だが、16番は31.0%と優秀で、内外差が大きい印象。
🔚 結論:有利な馬番は「中番」!
- 最も安定して高複勝率を出しているのは中番(5〜12番)。
- 内番は一見有利に見えるが、本レースでは不振傾向。
- 外番は健闘しているが、**好走馬の集中が少数(特に16番)**に偏っており、やや信頼性に欠ける。
📌 馬券戦略上のポイント
- 中番重視が正解。7番・8番・9番あたりが買い目候補。
- 内枠過信は禁物。人気馬でも割り引き判断が必要。
- 外枠は16番など例外もあるが、基本は取捨選択が重要。
ご希望あれば、該当馬番の個別成績や血統・脚質と絡めた分析も対応可能です。
奇数番 vs 偶数番:複勝率・回収率比較
▼ 本レースデータによる比較
区分 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 評価 |
---|---|---|---|---|
偶数番(2,4,…16) | 22.2% | 53 | 61 | △ 安定感はあるが妙味は薄め |
奇数番(1,3,…15) | 21.1% | 122 | 87 | ◎ 妙味・勝率ともに高め |
▼ 解説
- 複勝率では偶数番が僅かに優勢(+1.1pt)ですが、奇数番は回収値が圧倒的に高く、馬券妙味が非常に高い。
- 勝率(8.2% vs 6.4%)でも奇数が優位で、軸より穴馬候補として狙うなら奇数番が有望。
🟩 総合評価:奇数番がやや有利
→ 成績自体は互角に近いが、「妙味(オッズ的価値)」では明確に奇数番が優れる。
大外の有利度:平均 vs 本レース比較
区分 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
平均 | 7.6% | 14.8% | 22.2% | 66 | 68 | 基準 |
本レース(大外) | 10.4% | 19.4% | 28.4% | 89 | 72 | ✅ 明確に有利傾向 |
▼ 解説
- 複勝率が平均より +6.2pt高く、信頼性アップ。
- 回収値も単勝・複勝ともに平均を上回っており、単複どちらでも買える好条件。
- 勝率(10.4%)・連対率(19.4%)も上昇しており、「不利な大外枠」という先入観が当てはまらないレース傾向。
🟩 総合評価:大外は明確に有利
→ 本レースでは大外が複勝率・回収率ともに全体水準を上回り、積極的に狙うべき枠番。
🧭 総括まとめ
比較対象 | 結論・傾向 |
---|---|
奇数 vs 偶数 | 🔼 奇数番が妙味あり・やや有利 |
大外枠 | ✅ 平均より成績良好で有利 |
📌 馬券戦略の示唆:
- 奇数番(特に穴馬)と大外枠の馬は積極的に狙う価値あり。
- 偶数番は安定感はあるが配当妙味がやや薄く、人気馬なら信用、穴馬なら再考が必要。
種牡馬

種牡馬考察
① 総合力ベスト5(複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合評価)
1位:ロジユニヴァース(複勝率100.0%、単勝回収値167、複勝回収値312)
→ 出走数はわずか4頭ながら【2-0-2-0】と驚異的な安定感と爆発力。極端な好成績で要注目。
2位:ブラックタイド(複勝率50.0%、単勝回収値345、複勝回収値201)
→ 平均回収値が非常に高く、複勝率も安定。少頭数でも馬券貢献度が極めて高い。
3位:オルフェーヴル(複勝率40.7%、単勝回収値190、複勝回収値133)
→ 出走数もある程度ありながら、この成績。中穴~穴としての妙味は随一。
4位:ロードカナロア(複勝率50.0%、単勝回収値131、複勝回収値157)
→ 少数だが好走率が高く、人気とのギャップも拾いやすいタイプ。
5位:ゴールドシップ(複勝率36.8%、単勝回収値129、複勝回収値108)
→ 安定+妙味あり。スタミナ型の傾向が東京芝長距離で抜群に活きている印象。
② 総合力ワースト5(複勝率・回収率いずれも低水準)
1位:ハーツクライ(複勝率11.5%、単勝回収値13、複勝回収値111)
→ 複勝回収値は高めでも、勝率・複勝率が極めて低く信頼度は最低クラス。
2位:ディープインパクト(複勝率21.8%、単勝回収値24、複勝回収値39)
→ 勝率3.6%、回収値も極めて低い。人気を背負いやすく、過剰人気の罠になりがち。
3位:エピファネイア(複勝率15.0%、単勝回収値23、複勝回収値22)
→ ここでは完全に不振。狙う理由がほとんど見当たらない成績。
4位:ヴィクトワールピサ(複勝率15.4%、単勝回収値68、複勝回収値24)
→ 複勝率も低く、複回値の低さが致命的。軸にもヒモにも向かない印象。
5位:エイシンフラッシュ(複勝率11.1%、単勝回収値41、複勝回収値51)
→ 距離・馬場適性が合っていない印象。消し候補になりやすい。
③ 複勝率は低いが回収値の高い種牡馬ベスト3(穴党向き)
1位:ジャスタウェイ(複勝率16.7%、単勝回収値765、複勝回収値245)
→ 勝率16.7%でこの単勝回収値は異常値レベル。爆発力があり、大穴メーカー。
2位:キタサンブラック(複勝率20.0%、単勝回収値198、複勝回収値40)
→ 人気の盲点になりやすく、勝つときは激走タイプ。
3位:ドゥラメンテ(複勝率25.0%、単勝回収値84、複勝回収値87)
→ 複勝率自体はやや控えめながら、中穴~人気薄で好走する傾向。
④ 総合評価とまとめ
- 💎 堅実型の本命候補:
→ ロードカナロア、ゴールドシップ、オルフェーヴルなどは複勝率が高く、信頼できる軸候補。 - 🔥 妙味のある穴馬候補:
→ ジャスタウェイ、ブラックタイド、ロジユニヴァースは回収率が極めて高く、一撃狙いの大穴メーカー。 - ⚠️ 過信禁物の過剰人気血統:
→ ディープインパクトやハーツクライはデータ上不調で、人気だけで買うとリスク大。
📌 実戦活用ポイント:
- 複勝率だけで判断せず、回収率も必ず確認。
- 出走頭数の少ない血統は傾向が極端に出やすく、意外性がある。
- 血統と馬場傾向(東京芝2400m)との相性は非常に重要。
前走距離

前走距離考察
■ 距離変化別の比較と有利度
① 同距離組(前走と同じ距離)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 25.2% | 72 | 74 |
本レース | 23.1% | 119 | 77 |
📌 解説:
- 複勝率はやや低下(-2.1pt)も、**単勝回収値が大幅上昇(+47)**しており、穴馬の激走が多い傾向。
- 基本的に「安定&妙味あり」の狙える条件。
② ±200m以内の距離変化組(軽微な延長・短縮)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 23.7% | 72 | 74 |
本レース | 26.1% | 95 | 70 |
📌 解説:
- 複勝率は平均より+2.4ptと非常に安定感が高い。
- 単勝回収値も大幅上昇しており、勝ち負けの期待値も上昇。
→ 今回最も「買える」グループ。
③ ±400m以内(軽中程度の距離変化)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 23.0% | 72 | 73 |
本レース | 24.9% | 83 | 64 |
📌 解説:
- 複勝率は+1.9ptでほぼ同等の信頼度。
- 回収値もまずまず。 → 中程度までの距離変化なら問題なし。
④ 距離延長組(全体)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 18.8% | 70 | 69 |
本レース | 21.2% | 71 | 72 |
📌 解説:
- 複勝率が+2.4pt、複勝回収値も微増。
- 延長組が比較的走れているレース。特に2400mという特殊な距離に向く持続脚質が嵌まる傾向。
⑤ 500m以上延長組(大幅な延長)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 12.8% | 46 | 59 |
本レース | 16.1% | 78 | 87 |
📌 解説:
- 本レースでは大幅距離延長組が明らかに好成績(+3.3pt)。
- 特に回収値が大幅増加しており、「距離延長×スタミナタイプ」が狙い目。
⑥ 距離短縮組(全体)
データ | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
平均 | 21.7% | 69 | 74 |
本レース | 0.0% | 0 | 0 |
📌 解説:
- データ無し
🧭【まとめ:距離変化と有利度の総括】
距離変化 | 複勝率 | 有利度判定 | 解説 |
---|---|---|---|
±200m以内 | ◎(26.1%) | 最も有利 | 安定感・回収値ともに高く軸候補に最適。 |
同距離 | ○(23.1%) | やや有利 | 妙味あり、勝ち切る馬も多い。 |
距離延長 | △(21.2%) | 平均的~やや有利 | 穴馬激走あり、特にスタミナ型が有効。 |
大幅延長 | △~○(16.1%) | 穴狙いで有効 | 回収値高く妙味あるが信頼感はやや低い。 |
距離短縮 | ×(0.0%) | 出走なし | データ上まったく走っていない。 |
前走コース

前走コース考察
① 複勝率と回収率の総合的考察
前走コース | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|
東京・芝2400 | 32.7% | 101 | 71 |
小倉・芝2600 | 29.5% | 87 | 78 |
阪神・芝2400外 | 37.0% | 185 | 78 |
新潟・芝2400 | 35.1% | 34 | 85 |
札幌・芝2600 | 25.0% | 400 | 132 |
福島・芝2600(今回) | 19.3% | 37 | 55 |
- 複勝率が高いのは阪神2400外・東京2400、新潟2400、札幌2600などのコース。
- 回収率は札幌2600(特に単勝400)が突出して高い。
- 福島2600の前走組は複勝率・回収率とも低めで、安定感はやや劣る。
総合的には、前走で芝2400~2600mの類似コースを走った馬の成績が良いが、回収率重視なら札幌や阪神外回りなども狙い目。
② 前走場所ごとの良し悪し考察
- 良い場所(成績良好)
阪神芝2400外:複勝率37.0%、単勝回収値185、複勝回収値78
東京芝2400:複勝率32.7%、単勝回収値101、複勝回収値71
新潟芝2400:複勝率35.1%、複勝回収値85(単勝は低め)
札幌芝2600:複勝率25.0%、単勝400、複勝132(単勝妙味特に高い) - 悪い場所(成績不振)
福島芝2600(前走)および今回コース:複勝率19.3%、単勝37、複勝55
中京芝2200:複勝率15.8%、単勝13、複勝33
小倉芝2000:複勝率17.4%、単勝21、複勝38
結論:東京・阪神・新潟・札幌は前走で走った馬の成績が良く、福島・中京・小倉などは劣る傾向。
③ 距離延長と短縮の良し悪し(全体傾向)
- 福島2600(今回)へのコース替わりは基本的に距離延長が多い。
- 全体的に長距離・中長距離では、距離延長組のほうが複勝率・回収率ともに安定・好成績のケースが多い(先の距離変化データ参照)。
- 短縮は今回の福島2600に対しては不利と考えられる。
④ 結果:良い前走場所と距離変化の組み合わせ
- 良い前走場所での距離延長組が最も有利。
- 例えば、阪神・芝2400外や東京・芝2400、新潟・芝2400で走った馬が福島2600に延長して出走する場合は、高い複勝率と回収率が期待できる。
- 一方、前走福島芝2600や中京芝2200など劣勢のコースからの出走は不利、特に距離短縮ならなおさら。
⑤ まとめ:総合評価
- 今回コースの福島・芝2600は、前走同距離や同距離近辺で好成績の馬が「安定して走る」コース。
- 特に東京・阪神・新潟などでの実績馬が距離延長して挑戦する場合は狙い目。
- 距離短縮組や、前走成績が振るわないコースからの出走馬は評価を落とすべき。
- 回収率面では、札幌や阪神外回り組の穴馬が面白い存在。
- 全体としては「前走場所+距離延長」の組み合わせで馬券攻略を組み立てるのが有効。