福島芝2600m特徴

福島芝2600m

福島芝2600m解説

🏟 コース基本情報(福島芝2600m)

項目内容
スタート位置向正面の中間(スタンド正面付近)
最初のコーナーまで約212m+偽直線110m程度(実質320m超)
コーナー数合計6回(1周半)
高低差最大1.8m(アップダウンあり)
最後の直線Aコース292m、Bコース297.5m、Cコース299.7m

🧭 コース形態と展開傾向

◆ 地形・形状

  • 1~2コーナー:ほぼ平坦。
  • 向正面途中:緩い上り坂。
  • 3~4コーナー:スパイラルカーブ(減速しにくく、勢いを保ちやすい)。
  • 直線手前:残り400mから下り坂 → 残り150mから再び上り坂。

◆ 展開の特徴

  • 序盤(2ハロン目まで):ポジション争いでペースが上がる。
  • 中盤:ペースが落ち着く(淡々とした流れ)。
  • 終盤(2周目3コーナー手前~):一気にペースアップ、スタミナ勝負に。
  • 最後の直線:下り→上りというテクニカルな構成で、長く脚を使えるタイプが有利。

🏃‍♂️ 有利な脚質・戦術

脚質傾向
逃げ・先行比較的有利だが、逃げ切りは難しい。番手〜中団チョイ差しが狙い目。
差し・追込遅すぎると届かない。2周目3~4角からの早仕掛け、マクリが有効。

📊 枠順・馬場傾向

  • 出走頭数が揃いにくく、枠順の有利不利は少ない(フラット傾向)。
  • ローカル(特に福島)実績馬が好走しやすい
  • 中央場所での凡走は度外視できるケースあり。

🧬 種牡馬・血統傾向

有利な血統傾向
マンハッタンカフェ、マヤノトップガン、ステイゴールド、クロフネ、ジャングルポケット持続力・スタミナ型が有利
ダンスインザダーク不振傾向
備考福島芝2000mよりも福島芝1800mと似た傾向を示す

🕒 クラス別水準ラップ・勝ち時計(参考)

クラスラップ構成(3F-4F-3F-3F)勝ち時計
3歳以上1勝クラス37.3 – 50.5 – 37.2 – 35.82:40.8
3歳以上2勝クラス36.7 – 49.9 – 36.8 – 36.12:39.5

📝 総合まとめ(ポイント)

  • 独特なスタミナ適性が問われるローカル芝長距離戦。
  • 早仕掛け・持続力タイプが優勢。
  • マクリや持久力重視の血統に注目。
  • **「福島巧者」**は中央凡走後でも巻き返し可能。

福島芝2600mデータ(2019年~2024年)

騎手

騎手考察

① 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合で高い順ベスト5

第1位:柴田善臣
→ 勝率33.3%、複勝率33.3%ながら、単勝回収値1182、複勝回収値220は圧倒的。少数サンプルだが「穴一発型」として超注目。

第2位:津村明秀
→ 複勝率50.0%、単勝回収値121、複勝回収値125とすべて高水準。安定感と回収力の両立型。小回りコースや条件戦で買いたいタイプ。

第3位:田辺裕信
→ 勝率25.0%、複勝率56.3%と信頼度高く、回収値も単113、複122と優秀。重賞・条件戦問わず馬券の軸に適任。

第4位:川又賢治
→ 勝率は11.1%と平凡だが、単勝回収値234、複勝回収値644が爆発的。人気薄を馬券内に持ってくるタイプで、「穴狙いの機動力型」。

第5位:小沢大仁
→ 複勝率45.5%と高く、単回値111、複回値151と妙味ある内容。中堅ジョッキーとしては抜群のパフォーマンス。


② 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合で低い順ワースト5

第1位:丸田恭介
→ 複勝率12.5%、単回48、複回20。すべての項目が低水準で、信頼度・妙味ともに厳しい数値。

第2位:原優介
→ 勝率4.8%、複勝率14.3%、複回83と低水準。単勝回収値87も頼りなく、馬券的には極力手を出しにくいゾーン

第3位:富田暁
→ 勝率13.3%、複勝率20.0%、複勝回収値44と低水準。配当妙味も期待できず、凡庸な印象

第4位:戸崎圭太
→ 人気騎手にしては単勝回収値52、複回値58とかなり物足りない。複勝率35.7%も本来の期待値には届かず、過剰人気傾向

第5位:野中悠太郎
→ 勝率25.0%と良さそうに見えるが、複回値31と配当妙味がなく、的中しても回収できないタイプ


③ 複勝率は低いが、単勝&複勝回収率の両方が高い騎手ベスト3

第1位:木幡巧也
→ 複勝率22.2%と低めだが、単勝回収値432、複回146は優秀。人気薄で激走する典型的穴ジョッキー

第2位:石橋脩
→ 複勝率26.7%と平均以下だが、単勝回収値170が目を引く。タイミング次第で単勝一撃型として狙いたい。

第3位:斎藤新
→ 複勝率33.3%はボーダーラインながら、単勝回収値111、複回値87とプラス圏。妙味と安定のバランスが取れている。


④ 総合的評価・まとめ

このデータから見えるのは、信頼型・妙味型・穴型の明確な住み分けです。

  • 安定・軸向きは、津村明秀・田辺裕信。複勝率・回収率とも高く、馬券の中核を担えます。
  • 妙味・穴狙い型は、柴田善臣・川又賢治・小沢大仁。特に柴田は極端な高配当型で、人気薄を狙う単勝党向き。
  • 危険ゾーンとしては、丸田恭介・原優介・富田暁ら。人気馬に乗っていても信頼は禁物です。
  • 穴一撃型で妙味十分なのが木幡巧也・石橋脩。複勝率はあてにせず、「激走」だけを狙いたい。

馬券スタイルによって使い分けたい、非常に味のあるデータ群でした。次走で注目すべきは、小回りの長距離戦での津村・田辺・木幡巧あたりでしょう

人気別

人気別考察

人気馬(1~4番人気)

【平均】

  • 複勝率:64.5%(1番)→ 33.7%(4番)
  • 単勝回収値:79 → 76

【本レース】

  • 複勝率:70.1%(1番)→ 29.9%(4番)
  • 単勝回収値:109(1番)→ 86(4番)

【総評】
1番人気が圧倒的に好調。複勝率・単勝回収値ともに平均を大きく上回る。

2番人気は平均よりやや低調だが、4番人気はほぼ平均通り。
ただし3番人気は勝率3.0%、単回17と大きく崩れており不振
⇒ 総じて「1番人気が活躍し、3番人気が大きく崩れた歪な構図」。


中穴人気馬(5~8番人気)

【平均】

  • 複勝率:26.6%(5番)→ 13.0%(8番)
  • 単勝回収値:78 → 72

【本レース】

  • 複勝率:35.8%(5番)→ 11.9%(8番)
  • 単勝回収値:91(5番)→ 107(8番)

【総評】
5番人気が好調。複勝率35.8%、単勝回収値91と高水準で、穴狙いに機能。

6番人気は勝率・回収値ともに極めて低く不振
7番人気は複勝率20.9%、単回109と妙味あり
8番人気も回収値高めで「配当的妙味は中穴に集中していた」と言える。

⇒ 総じて「5~7番人気は馬券妙味あり、6番人気は完全に罠」。


大穴人気馬(9~18番人気)

【平均】

  • 複勝率:10.0%(9番)→ 1.4%(16番)
  • 単勝回収値:70 → 54

【本レース】

  • 複勝率:13.8%(9番)→ 0.0%(15~16番)
  • 単勝回収値:108(9番)→ 0(13、15、16番)

【総評】
9~11番人気あたりが健闘。特に11番人気の単勝回収値344、複回135は破格

14番人気も複回207で爆発力あり。
ただし12~16番人気の成績はほぼ壊滅。「0-0-0-100%超え」ゾーンが明確に存在

⇒ 総じて「中大穴(9~11番人気)に仕込みあり、超大穴(12番以降)は地雷ゾーン」。


◆ 総合まとめ(人気傾向の変化評価)

  • 人気馬:全体的には好調。特に1番人気が信頼度・回収率ともに高い活躍を見せた。
  • ⚠️ 中穴:6番人気が不発だったが、5・7番人気を中心に好走多数。回収率面でも魅力あり。
  • 🔥 大穴:9~11番人気に注目。特に11番人気が爆発。単複ともに仕込み所。
  • 12番人気以降は勝率・回収値ともに「買ってはいけない」エリア。完全切りでOK。

👉 この傾向を踏まえると、1番人気を軸に5~7番人気または9~11番人気をヒモにした組み立てが有効だったレース構成といえる

クラス別

クラス別考察

✅ 各クラスの回収率評価一覧

クラス平均:単勝平均:複勝本レース:単勝本レース:複勝評価
新馬7872④ 該当レースなし
未勝利65703957① 回収率が低い=堅いレース
1勝707310982② 回収率が高い=荒れるレース
2勝71748574単勝=②/複勝=③ → ② 荒れる傾向
3勝8979④ 該当レースなし
OPEN非L7170④ 該当レースなし
OPEN(L)6574④ 該当レースなし
G37976④ 該当レースなし
G28073④ 該当レースなし
G16363④ 該当レースなし

📝 まとめ

  • 堅いレース(①):未勝利戦 → 単・複ともに回収率が大幅に低下。実力差が出やすく、波乱少なめ。
  • 荒れるレース(②):1勝クラス・2勝クラス → 特に1勝クラスは単勝回収109と高く波乱傾向。
  • 平均的(③):2勝クラスの複勝回収値がほぼ平均並み。
  • 該当レースなし(④):新馬、3勝クラス以上(OP、重賞)はこの集計対象レースでは未開催。

このデータを見る限り、この期間の中心は1~2勝クラスであり、特に1勝クラスで高配当傾向が目立つため、穴狙いを仕込むならこのクラスが狙い目と言えます。

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察

✅ 脚質別評価一覧

脚質平均:複勝率平均:複勝回収値本レース:複勝率本レース:複勝回収値評価
逃げ39.1%13832.5%113悪い(やや不振)
複勝率・回収率ともに低下
先行35.5%9938.7%121有効
回収率・複勝率ともに向上
中団20.3%7119.9%79平均的
複勝率は僅かに↓、回収値↑
後方7.5%303.3%12非常に悪い
大幅悪化
マクリ48.3%15166.7%146非常に有効
高確率・高効率で波乱演出

📝 総括評価

  • 逃げ:平均より複勝率も回収率も下がっており、「やや苦戦傾向」。かつてのような逃げ有利ではない様子。
  • 先行:最も安定かつ高回収の脚質。複勝率・回収率ともに優秀で軸脚質に適している。
  • 中団:ほぼ平均と同等だが、複勝回収値はやや上。控えめな差し脚質は買える
  • 後方:数字は壊滅的で、ほぼ全滅レベルの不利脚質。基本的に消し候補。
  • マクリ:出走数は少ないが成功率が極めて高い。波乱・穴党向けの注目脚質

💡 実戦的アドバイス

  • **馬券戦略としては「先行>中団>逃げ」**の順に重視。
  • マクリ脚質の馬が出走していれば高配当要員として要マーク。
  • 後方脚質からの差し・追い込み一辺倒の馬は割引き必須。レースの流れに乗れず苦戦傾向。

✅ 3F順位別:複勝率と複勝回収値の比較表

上がり順位平均 複勝率本レース 複勝率平均 回収値本レース 回収値評価
3F 1位64.2%78.2%187231末脚がかなり影響する(最も強く効く)
3F 2位53.3%58.4%160268末脚が影響する(高効率で馬券内)
3F 3位44.1%37.5%13899やや不利(スピードあっても通用しにくい)
3F ~5位28.5%26.8%9371平均より鈍足で良い傾向(切れる脚がなくても可)
3F 6位~7.5%5.9%3025鈍足でも不利(末脚必須でないが馬券圏薄)

📝 総合評価・解説

【3F 1位】
  • 複勝率:+14.0pt / 回収値:+44
  • ➤ 平均を大きく上回り、末脚が強烈に有利
  • ➤ 積極的に買いたい脚質、特に差し・マクリでの激走が多い。
【3F 2位】
  • 複勝率:+5.1pt / 回収値:+108
  • ➤ 十分に切れる末脚で、高い確率と高い妙味あり
  • ➤ 2位でも馬券効率が非常に良い。
【3F 3位】
  • 複勝率:▲6.6pt / 回収値:▲39
  • ➤ 平均以下で、末脚が中途半端だと届きづらい傾向
【3F ~5位】
  • 複勝率:▲1.7pt / 回収値:▲22
  • ➤ ほぼ平均だがやや劣勢。スピードより立ち回り重要な印象。
  • ➤ 穴馬の好走は見込めず、妙味に欠ける。
【3F 6位~】
  • 複勝率:▲1.6pt / 回収値:▲5
  • ➤ 完全に劣勢。末脚がないと話にならないレース構造

🔍 まとめ

  • このレースでは**「強い末脚が非常に有利」**という傾向がはっきり出ています。
  • 特に3F 1位・2位の馬は信頼度・妙味ともに抜群で、「上がり重視」の馬券戦略が機能します。
  • 一方で、3F 3位以下は明確に劣勢で、「スピードより位置取りや粘り」で勝負するタイプは苦戦傾向。

📌 結論:末脚が効く展開・馬場で、上がり最速の脚を使える馬を重視するべきレースです。

馬番

馬番考察

🧮 馬番区分ごとの平均と本レースの複勝率比較

区分該当馬番平均複勝率本レース複勝率評価
内番1〜4番24.5%21.7%平均より低く、不利傾向
中番5〜12番22.2%23.4%平均より高く、やや有利
外番13〜16番18.2%20.6%平均より若干高いが評価微妙

✅ 個別評価と解説

◉ 内番(1〜4番)
  • 平均複勝率:24.5% → 本レース:21.7%(▲2.8pt)
  • 平均を下回っており不利傾向
  • 特に1〜2番は健闘するも、4番が著しく低調(19.4%)
◉ 中番(5〜12番)
  • 平均複勝率:22.2% → 本レース:23.4%(+1.2pt)
  • 平均を上回り、安定して好成績
  • 特に**7番(26.9%)・8番(29.9%)**が優秀で、信頼性・妙味ともに高い。
◉ 外番(13〜16番)
  • 平均複勝率:18.2% → 本レース:20.6%(+2.4pt)
  • 全体的には悪くないが、ばらつき大
  • 13・14番は不調だが、16番は31.0%と優秀で、内外差が大きい印象。

🔚 結論:有利な馬番は「中番」!

  • 最も安定して高複勝率を出しているのは中番(5〜12番)
  • 内番は一見有利に見えるが、本レースでは不振傾向。
  • 外番は健闘しているが、**好走馬の集中が少数(特に16番)**に偏っており、やや信頼性に欠ける。

📌 馬券戦略上のポイント

  • 中番重視が正解。7番・8番・9番あたりが買い目候補
  • 内枠過信は禁物。人気馬でも割り引き判断が必要。
  • 外枠は16番など例外もあるが、基本は取捨選択が重要。

ご希望あれば、該当馬番の個別成績や血統・脚質と絡めた分析も対応可能です。

奇数番 vs 偶数番:複勝率・回収率比較

▼ 本レースデータによる比較
区分複勝率単勝回収値複勝回収値評価
偶数番(2,4,…16)22.2%5361△ 安定感はあるが妙味は薄め
奇数番(1,3,…15)21.1%12287◎ 妙味・勝率ともに高め

▼ 解説

  • 複勝率では偶数番が僅かに優勢(+1.1pt)ですが、奇数番は回収値が圧倒的に高く、馬券妙味が非常に高い
  • 勝率(8.2% vs 6.4%)でも奇数が優位で、軸より穴馬候補として狙うなら奇数番が有望。

🟩 総合評価:奇数番がやや有利
→ 成績自体は互角に近いが、「妙味(オッズ的価値)」では明確に奇数番が優れる。


大外の有利度:平均 vs 本レース比較

区分勝率連対率複勝率単勝回収値複勝回収値評価
平均7.6%14.8%22.2%6668基準
本レース(大外)10.4%19.4%28.4%8972✅ 明確に有利傾向

▼ 解説

  • 複勝率が平均より +6.2pt高く、信頼性アップ
  • 回収値も単勝・複勝ともに平均を上回っており、単複どちらでも買える好条件
  • 勝率(10.4%)・連対率(19.4%)も上昇しており、「不利な大外枠」という先入観が当てはまらないレース傾向。

🟩 総合評価:大外は明確に有利
→ 本レースでは大外が複勝率・回収率ともに全体水準を上回り、積極的に狙うべき枠番。


🧭 総括まとめ

比較対象結論・傾向
奇数 vs 偶数🔼 奇数番が妙味あり・やや有利
大外枠平均より成績良好で有利

📌 馬券戦略の示唆

  • 奇数番(特に穴馬)と大外枠の馬は積極的に狙う価値あり
  • 偶数番は安定感はあるが配当妙味がやや薄く、人気馬なら信用、穴馬なら再考が必要。

種牡馬

種牡馬考察

① 総合力ベスト5(複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合評価)

1位:ロジユニヴァース(複勝率100.0%、単勝回収値167、複勝回収値312)
→ 出走数はわずか4頭ながら【2-0-2-0】と驚異的な安定感と爆発力。極端な好成績で要注目

2位:ブラックタイド(複勝率50.0%、単勝回収値345、複勝回収値201)
→ 平均回収値が非常に高く、複勝率も安定。少頭数でも馬券貢献度が極めて高い

3位:オルフェーヴル(複勝率40.7%、単勝回収値190、複勝回収値133)
→ 出走数もある程度ありながら、この成績。中穴~穴としての妙味は随一

4位:ロードカナロア(複勝率50.0%、単勝回収値131、複勝回収値157)
→ 少数だが好走率が高く、人気とのギャップも拾いやすいタイプ。

5位:ゴールドシップ(複勝率36.8%、単勝回収値129、複勝回収値108)
→ 安定+妙味あり。スタミナ型の傾向が東京芝長距離で抜群に活きている印象。


② 総合力ワースト5(複勝率・回収率いずれも低水準)

1位:ハーツクライ(複勝率11.5%、単勝回収値13、複勝回収値111)
→ 複勝回収値は高めでも、勝率・複勝率が極めて低く信頼度は最低クラス

2位:ディープインパクト(複勝率21.8%、単勝回収値24、複勝回収値39)
→ 勝率3.6%、回収値も極めて低い。人気を背負いやすく、過剰人気の罠になりがち

3位:エピファネイア(複勝率15.0%、単勝回収値23、複勝回収値22)
→ ここでは完全に不振。狙う理由がほとんど見当たらない成績。

4位:ヴィクトワールピサ(複勝率15.4%、単勝回収値68、複勝回収値24)
→ 複勝率も低く、複回値の低さが致命的。軸にもヒモにも向かない印象。

5位:エイシンフラッシュ(複勝率11.1%、単勝回収値41、複勝回収値51)
→ 距離・馬場適性が合っていない印象。消し候補になりやすい


③ 複勝率は低いが回収値の高い種牡馬ベスト3(穴党向き)

1位:ジャスタウェイ(複勝率16.7%、単勝回収値765、複勝回収値245)
勝率16.7%でこの単勝回収値は異常値レベル。爆発力があり、大穴メーカー。

2位:キタサンブラック(複勝率20.0%、単勝回収値198、複勝回収値40)
→ 人気の盲点になりやすく、勝つときは激走タイプ

3位:ドゥラメンテ(複勝率25.0%、単勝回収値84、複勝回収値87)
→ 複勝率自体はやや控えめながら、中穴~人気薄で好走する傾向


④ 総合評価とまとめ

  • 💎 堅実型の本命候補:
    → ロードカナロア、ゴールドシップ、オルフェーヴルなどは複勝率が高く、信頼できる軸候補。
  • 🔥 妙味のある穴馬候補:
    → ジャスタウェイ、ブラックタイド、ロジユニヴァースは回収率が極めて高く、一撃狙いの大穴メーカー
  • ⚠️ 過信禁物の過剰人気血統:
    → ディープインパクトやハーツクライはデータ上不調で、人気だけで買うとリスク大

📌 実戦活用ポイント:

  • 複勝率だけで判断せず、回収率も必ず確認。
  • 出走頭数の少ない血統は傾向が極端に出やすく、意外性がある。
  • 血統と馬場傾向(東京芝2400m)との相性は非常に重要。

前走距離

前走距離考察

■ 距離変化別の比較と有利度

① 同距離組(前走と同じ距離)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均25.2%7274
本レース23.1%11977

📌 解説:

  • 複勝率はやや低下(-2.1pt)も、**単勝回収値が大幅上昇(+47)**しており、穴馬の激走が多い傾向
  • 基本的に「安定&妙味あり」の狙える条件。

② ±200m以内の距離変化組(軽微な延長・短縮)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均23.7%7274
本レース26.1%9570

📌 解説:

  • 複勝率は平均より+2.4ptと非常に安定感が高い
  • 単勝回収値も大幅上昇しており、勝ち負けの期待値も上昇
    今回最も「買える」グループ。

③ ±400m以内(軽中程度の距離変化)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均23.0%7273
本レース24.9%8364

📌 解説:

  • 複勝率は+1.9ptでほぼ同等の信頼度。
  • 回収値もまずまず。中程度までの距離変化なら問題なし。

④ 距離延長組(全体)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均18.8%7069
本レース21.2%7172

📌 解説:

  • 複勝率が+2.4pt、複勝回収値も微増。
  • 延長組が比較的走れているレース。特に2400mという特殊な距離に向く持続脚質が嵌まる傾向。

⑤ 500m以上延長組(大幅な延長)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均12.8%4659
本レース16.1%7887

📌 解説:

  • 本レースでは大幅距離延長組が明らかに好成績(+3.3pt)
  • 特に回収値が大幅増加しており、「距離延長×スタミナタイプ」が狙い目。

⑥ 距離短縮組(全体)
データ複勝率単勝回収値複勝回収値
平均21.7%6974
本レース0.0%00

📌 解説:

  • データ無し

🧭【まとめ:距離変化と有利度の総括】

距離変化複勝率有利度判定解説
±200m以内◎(26.1%)最も有利安定感・回収値ともに高く軸候補に最適。
同距離○(23.1%)やや有利妙味あり、勝ち切る馬も多い。
距離延長△(21.2%)平均的~やや有利穴馬激走あり、特にスタミナ型が有効。
大幅延長△~○(16.1%)穴狙いで有効回収値高く妙味あるが信頼感はやや低い。
距離短縮×(0.0%)出走なしデータ上まったく走っていない。

前走コース

前走コース考察

① 複勝率と回収率の総合的考察

前走コース複勝率単勝回収値複勝回収値
東京・芝240032.7%10171
小倉・芝260029.5%8778
阪神・芝2400外37.0%18578
新潟・芝240035.1%3485
札幌・芝260025.0%400132
福島・芝2600(今回)19.3%3755
  • 複勝率が高いのは阪神2400外・東京2400、新潟2400、札幌2600などのコース。
  • 回収率は札幌2600(特に単勝400)が突出して高い。
  • 福島2600の前走組は複勝率・回収率とも低めで、安定感はやや劣る。

総合的には、前走で芝2400~2600mの類似コースを走った馬の成績が良いが、回収率重視なら札幌や阪神外回りなども狙い目。


② 前走場所ごとの良し悪し考察

  • 良い場所(成績良好)
    阪神芝2400外:複勝率37.0%、単勝回収値185、複勝回収値78
    東京芝2400:複勝率32.7%、単勝回収値101、複勝回収値71
    新潟芝2400:複勝率35.1%、複勝回収値85(単勝は低め)
    札幌芝2600:複勝率25.0%、単勝400、複勝132(単勝妙味特に高い)
  • 悪い場所(成績不振)
    福島芝2600(前走)および今回コース:複勝率19.3%、単勝37、複勝55
    中京芝2200:複勝率15.8%、単勝13、複勝33
    小倉芝2000:複勝率17.4%、単勝21、複勝38

結論:東京・阪神・新潟・札幌は前走で走った馬の成績が良く、福島・中京・小倉などは劣る傾向。


③ 距離延長と短縮の良し悪し(全体傾向)

  • 福島2600(今回)へのコース替わりは基本的に距離延長が多い。
  • 全体的に長距離・中長距離では、距離延長組のほうが複勝率・回収率ともに安定・好成績のケースが多い(先の距離変化データ参照)。
  • 短縮は今回の福島2600に対しては不利と考えられる。

④ 結果:良い前走場所と距離変化の組み合わせ

  • 良い前走場所での距離延長組が最も有利。
  • 例えば、阪神・芝2400外や東京・芝2400、新潟・芝2400で走った馬が福島2600に延長して出走する場合は、高い複勝率と回収率が期待できる。
  • 一方、前走福島芝2600や中京芝2200など劣勢のコースからの出走は不利、特に距離短縮ならなおさら。

⑤ まとめ:総合評価

  • 今回コースの福島・芝2600は、前走同距離や同距離近辺で好成績の馬が「安定して走る」コース。
  • 特に東京・阪神・新潟などでの実績馬が距離延長して挑戦する場合は狙い目。
  • 距離短縮組や、前走成績が振るわないコースからの出走馬は評価を落とすべき。
  • 回収率面では、札幌や阪神外回り組の穴馬が面白い存在。
  • 全体としては「前走場所+距離延長」の組み合わせで馬券攻略を組み立てるのが有効。
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