福島芝2000m特徴

福島芝2000m

福島芝2000m解説


【コース概要】

  • スタート位置:4コーナーのポケット(ホームストレッチ右端)、下り坂スタート
  • 最初の直線距離:約505m(Aコース時)で長め
  • コース全体の高低差:1.9m(小さいがアップダウンが多い)
  • 最後の直線距離
    • Aコース:292.0m
    • Bコース:297.5m
    • Cコース:299.7m

【高低差と地形の特徴】

  • スタート直後は小さく下って上る → 再び緩やかに下る
  • 2コーナー最底部 → 向正面で緩やかに上り
  • 向正面の尾根を500m走り、直線へ
  • 直線の残り400mから下り → 残り約150mから再び上り

【レース展開の傾向】

  • 最初の直線が長くテンのペースは速くなりがち(1800mより速いことも)
  • 平均ペースでも持久力勝負になりやすい(高低差は小さくても、起伏が多くスタミナが削られる)

【脚質・位置取り傾向】

  • 逃げ・先行の有利度:中位レベル(福島芝1800mよりやや劣るが、逃げ切り率はやや上)
  • 標準的な決着パターン
    • 中団〜先行馬が、直線で「チョイ差し」する形
    • 上がり重視の傾向が強い
  • 枠・位置取りの有利不利
    • 先行馬は内目の方が良い傾向

【総合評価】

  • 見た目以上にスタミナを要するタフなコース
  • 速いペースへの対応+持久力+最後のひと脚が重要
  • 展開や位置取りによって差し・先行のどちらにもチャンスがある中立バランスのコース設計

福島芝2000mデータ(2019年~2024年)

騎手

騎手考察

① 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合上位ベスト5

第1位:富田暁
→ 複勝率41.2%、単勝回収値216、複勝回収値132
回収率2項目が飛び抜けて高く、複勝率も4割超えと文句なし。騎乗数は少ないが、穴で狙うなら見逃せないジョッキー。

第2位:戸崎圭太
→ 複勝率47.5%、単勝回収値87、複勝回収値92
好調安定のリーディング常連。回収値も高水準で安定感抜群。信頼のエース。

第3位:永野猛蔵
→ 複勝率31.0%、単勝回収値54、複勝回収値203
複勝率自体は中堅だが、複勝回収値が200超えと異常値。人気薄で好走しており、穴党に注目される存在。

第4位:三浦皇成
→ 複勝率34.1%、単勝回収値72、複勝回収値85
率も回収もバランスよくまとまっており、堅実なタイプ。人気に応える場面が多い印象。

第5位:角田大和
→ 複勝率29.6%、単勝回収値103、複勝回収値85
複勝率3割に迫る水準を維持しつつ、単勝回収値100超え。波乱含みのレースで穴を空ける傾向あり。


② 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合下位ベスト5

第1位:斎藤新
→ 複勝率17.4%、単勝回収値58、複勝回収値43
複勝率が低く、回収値もワースト級。信頼度は低く、相当な人気薄でない限り手を出しにくい。

第2位:原優介
→ 複勝率13.3%、単勝回収値112、複勝回収値46
単勝回収は高いが、複勝に関しては率・回収値ともに最低クラス。安定性に難があるタイプ。

第3位:永島まなみ
→ 複勝率19.2%、単勝回収値102、複勝回収値57
率と回収がどちらも低調。人気以上に走る傾向は見えづらい。

第4位:荻野極
→ 複勝率23.7%、単勝回収値24、複勝回収値63
単勝回収値の低さが致命的。全体的にパフォーマンスに乏しい印象。

第5位:石橋脩
→ 複勝率21.6%、単勝回収値34、複勝回収値71
経験値はあるが、近年は数字面で厳しい。回収値の低さが目立ち、妙味には欠ける。


③ 複勝率は低いが単・複の回収値が高いジョッキー ベスト3

第1位:原優介
→ 複勝率13.3%、単勝回収値112、複勝回収値46
率は低いが、単勝回収値は100超え。ハマった時の破壊力はあるが、狙い所が極端に限定される。

第2位:永島まなみ
→ 複勝率19.2%、単勝回収値102、複勝回収値57
回収だけ見れば悪くないが、複勝率が2割を切る。中穴程度の一発狙いか。

第3位:斎藤新
→ 複勝率17.4%、単勝回収値58、複勝回収値43
数値的には苦しいが、単回収は5割超えで一発気配はあり。超人気薄の激走待ちタイプ。


④ まとめ・総合評価

データを総合すると、富田暁の回収率の高さと安定した複勝率は特筆に値し、少ない騎乗数でもしっかり結果を残すタイプ。戸崎圭太は堅実性と信頼感でトップクラス永野猛蔵や角田大和も人気薄での好走が多く、回収妙味あり。

一方で、斎藤新・原優介・永島まなみは安定感に欠け、穴狙い限定で注意すべきジョッキーといえる。

総じて、信頼性を求めるなら戸崎・三浦・田辺ら中堅上位陣、波乱を狙うなら富田・永野・角田といった若手・乗鞍少なめ組をピンポイントで押さえる戦略が有効です。

人気別

人気別考察

■ 人気馬(1〜4番人気)の活躍傾向

  • 平均複勝率:47.9%(1〜4番人気平均)
  • 本レース複勝率:43.8%(1〜4番人気平均)
  • 平均単勝回収値:78.3
  • 本レース単勝回収値:85.3

〈評価〉
人気馬はやや不振傾向
複勝率は平均より4ポイント程度ダウンしており、信頼性が下がっている。
一方で、単勝回収値がやや上昇しており、勝った時のリターンは改善している。
つまり、「勝ち切れないがハマった時は配当妙味あり」の状態。


■ 中穴人気馬(5〜8番人気)の活躍傾向

  • 平均複勝率:19.4%(5〜8番人気平均)
  • 本レース複勝率:22.2%(5〜8番人気平均)
  • 平均単勝回収値:76.3
  • 本レース単勝回収値:79.0

〈評価〉
中穴人気馬は健闘している部類
複勝率・単勝回収値ともに平均を上回る成績で、信頼度も配当妙味も上昇傾向
特に6番人気が複勝率30.3%、複回収100と優秀で、中穴層の中では最注目。


■ 大穴人気馬(9〜18番人気)の活躍傾向

  • 平均複勝率:6.2%(9〜16番人気平均)
  • 本レース複勝率:6.4%(9〜16番人気平均)
  • 平均単勝回収値:61.6
  • 本レース単勝回収値:73.4

〈評価〉
大穴人気馬は全体としては平均並みだが、回収妙味がやや上昇
複勝率はほぼ横ばいだが、単勝・複勝回収値ともに向上しており、人気薄の激走に当たれば妙味大。
特に12番人気・16番人気あたりに高回収値の波乱要素あり。


■ 総括

  • 人気馬は勝ち切れず、複勝率が低下傾向。過信は禁物で、相手候補に下げるのもアリ。
  • 中穴人気馬は平均以上の活躍で、妙味も十分。特に6番人気は好成績で狙い目
  • 大穴人気馬は的中率こそ低いが、回収率的には狙い方次第で一撃が狙える存在

クラス別

クラス別考察

■ 各クラスごとの評価

クラス単勝回収値 (平均 → 本レース)複勝回収値 (平均 → 本レース)評価
新馬78 → 4672 → 65① 堅いレース
未勝利65 → 12970 → 101② 荒れるレース
1勝70 → 6273 → 74③ 平均的なレース
2勝71 → 3574 → 63① 堅いレース
3勝89 → 5079 → 113単勝:① 堅いレース
複勝:② 荒れるレース(ミックス傾向)
OPEN(非L)該当データなし該当データなし④ 該当なし
OPEN(L)65 → 3974 → 57① 堅いレース
G379 → 5776 → 62① 堅いレース
G2該当データなし該当データなし④ 該当なし
G1該当データなし該当データなし④ 該当なし

■ 総合コメント

  • 全体的には「堅いレース傾向」が強い(特に新馬・2勝・OP・G3クラス)。
  • 未勝利クラスだけは荒れ傾向が顕著で、妙味ある穴馬の台頭が多い可能性。
  • 3勝クラスは単勝は堅く、複勝は波乱含みの「トリッキーな傾向」があり注意が必要。
  • 重賞(G2・G1)とOP非Lは開催なし(④)

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察

■ 脚質別の比較と評価

脚質複勝率(平均 → 本)複勝回収値(平均 → 本)評価
逃げ39.1% → 29.8%138 → 130悪い(平均より低下)
先行35.5% → 36.9%99 → 137有効(平均より向上)
中団20.3% → 21.6%71 → 87有効(平均より向上)
後方7.5% → 3.8%30 → 13悪い(大幅に低下)
マクリ48.3% → 52.9%151 → 224有効(明確に向上)

■ 脚質戦略の有効度まとめ

  • 逃げ:❌悪化傾向あり
    • 複勝率・回収値ともに平均を下回る。このレースでは逃げ馬は過信禁物。
  • 先行:✅安定かつ有効
    • 複勝率は僅かに上昇、回収値は大きく改善しており、軸馬にも適す。
  • 中団:✅堅実な改善
    • 回収値・複勝率ともにやや上昇し、「馬券圏に絡む力あり」。
  • 後方:❌大幅悪化
    • 回収率も複勝率も半減以下。後方脚質は軽視してよい水準。
  • マクリ:✅非常に有効
    • 出走数は少ないものの、複勝率・回収値ともにトップレベル。特定馬には注目。

■ 結論(戦略の指針)

  • 先行・中団・マクリが狙い目。
  • 逃げ馬は疑問符、過信禁物。
  • × 後方待機型は大きく割引対象。

■ 上がり3F順位別の比較と評価

3F順位複勝率(平均 → 本)複勝回収値(平均 → 本)評価内容
1位(最速)64.2% → 66.5%187 → 176末脚がかなり影響する(やや上昇)
2位53.3% → 53.6%160 → 257末脚が影響する(特に回収率大幅上昇)
3位44.1% → 41.8%138 → 191複勝率はやや下がるが回収率は向上 → 脚は使うが精度問われる
~5位(4~5位)28.5% → 31.8%93 → 125ある程度の末脚が必要 → 平均より馬券絡みしやすい
6位以下7.5% → 5.9%30 → 25末脚不足では厳しい → 鈍足は通用しにくい

■ 解釈と脚質戦略の示唆

上がり1位・2位が強力

  • 複勝率・回収率ともに高水準。
  • 末脚が鋭い馬がしっかり結果を出せるレース。
  • 特に2位の回収率257は注目。妙味ある差し馬に注目。

~5位までにもチャンスあり

  • 複勝率も平均より高く、末脚にある程度のキレがあれば十分馬券に絡める
  • 「末脚上位3位以内に入れないと厳しい」ような極端な差し偏重レースではない

3位の複勝率は微減、でも回収率↑

  • 穴馬が突っ込んでくる可能性あり。ヒモ荒れ狙いで注目。

6位以下は不利

  • 平均以下の複勝率・回収率。直線で脚を使えない馬は軽視すべき。

■ 総合結論:このレースは「末脚の鋭さが結果に直結するレース」

  • 差し有利なレース傾向
    • 特に 上がり1~2位は高信頼度かつ妙味もある。
  • 6位以下は切ってよい水準
    • 「粘り込むだけ」では厳しく、最低限の脚が必要。
  • 穴を狙うなら3位や~5位も視野に
    • ヒモに付け足す戦略が有効。

馬番

馬番考察

✅ 各枠の複勝率比較(平均 → 本レース)

● 内番(1~4番)
馬番平均複勝率本レース複勝率有利度評価
1番24.1%23.9%❌ わずかに下回る(やや不利)
2番25.4%22.0%❌ 明確に下回る(不利)
3番23.4%23.2%❌ わずかに下回る(やや不利)
4番25.0%16.2%❌ 大きく下回る(不利)

総合:内番は全て平均以下。→ 不利傾向


● 中番(5~12番)
馬番平均複勝率本レース複勝率有利度評価
5番23.5%18.3%❌ やや不利
6番25.2%21.1%❌ やや不利
7番23.3%25.4%✅ わずかに有利
8番23.2%21.4%❌ わずかに不利
9番21.7%27.1%✅ 明確に有利
10番21.0%19.7%❌ やや不利
11番19.8%19.0%❌ やや不利
12番19.7%22.0%✅ わずかに有利

総合:中番は一部で有利だが平均するとやや不利~互角


● 外番(13~16番)
馬番平均複勝率本レース複勝率有利度評価
13番18.9%17.2%❌ やや不利
14番19.1%19.2%✅ ほぼ同等~有利
15番16.9%13.6%❌ 不利
16番17.8%21.9%✅ 有利

総合:外番はややバラつくが、平均より良好な結果もあり。中立~やや有利


🟨 総合評価(複勝率のみの観点)

区分平均複勝率(目安)本レース平均(概算)傾向評価
内番約24.5%約21.3%不利(すべて平均以下)
中番約22.2%約22.6%互角かやや有利(ばらつきあり)
外番約18.2%約18.0%中立(内よりマシ)

✅ 最終結論(複勝率基準)

  • 有利順:中番 > 外番 > 内番
  • 内枠は平均より明確に劣る成績で不利傾向
  • 中枠は馬によって差があり、全体的には互角かやや有利
  • 外枠はばらつきあるが、内より良好な成績もあり中立~やや有利

馬番で見ると、内枠先行勢はやや不利になっており、脚をためて伸びる中枠・外枠の差し馬に向いた傾向が見て取れます。特に 9番・12番・16番 などは狙い目の可能性があります。

✅【1】奇数番 vs 偶数番の複勝率・回収率比較(本レースデータ)

区分複勝率複勝回収値評価
偶数番20.4%91🔺 わずかに有利(複勝率・回収値共に高い)
奇数番21.5%73🔺 複勝率は高いが回収値が低い(人気傾向)

▶ 解説

  • **複勝率は奇数番がやや高い(21.5% vs 20.4%)**ですが、複勝回収値では偶数番が優勢(91 vs 73)
  • これは、奇数番に人気馬が多く、回収効率が下がっている可能性が高いです。
  • 一方で、偶数番は平均的な好走率でありながら回収効率が高く、穴馬の活躍も含まれていると推察できます。

総合評価:偶数番の方が馬券的にやや有利(特に回収効率面で)


✅【2】大外(16番)の有利度評価:平均データ vs 本レースデータ

区分複勝率複勝回収値評価
平均値22.2%68―(基準値)
本レース21.1%96🔺 複勝率ほぼ同等、回収値高い(お買い得)

▶ 解説

  • 複勝率:平均(22.2%)に対して本レース(21.1%)はわずかに下回るが、ほぼ同等水準。
  • 複勝回収値:本レース96は平均の68を大きく上回る妙味のある成績
  • 大外は不利になりがちな枠だが、このレースでは不利を覆す好成績&高回収率を示している。

評価:大外は「明確に有利」とまではいかないが「妙味あり」で狙える枠


✅ 総合結論

比較対象評価
偶数 vs 奇数偶数番がやや有利(回収効率面)
大外の有利度複勝率は標準だが回収率は高く「買える枠」

→ このレースでは「奇数より偶数がやや良好」「大外は侮れない存在」という結果になっています。枠のバイアスを逆手に取った狙い方も有効でしょう。

種牡馬

種牡馬考察

■① 総合上位ランキング(複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合評価)

総合的な「好走率+馬券妙味」で高い水準を示した種牡馬TOP5を以下に示します。

🥇1位:キズナ
  • 複勝率:37.5%/単勝回収値:171/複勝回収値:119
  • → 安定感と爆発力を兼備。軸にもヒモにも使える万能型
🥈2位:アイルハヴアナザー
  • 複勝率:40.0%/単勝回収値:187/複勝回収値:113
  • → 母数は少ないが高打率&高回収。少数精鋭の穴専用兵器
🥉3位:ダイワメジャー
  • 複勝率:36.0%/単勝回収値:145/複勝回収値:101
  • → 複勝率・回収値ともにバランス良好。信頼と妙味を両立
4位:ジャスタウェイ
  • 複勝率:31.3%/単勝回収値:57/複勝回収値:154
  • → 単勝妙味はやや低いが、複勝回収率が非常に優秀
5位:ロードカナロア
  • 複勝率:29.6%/単勝回収値:71/複勝回収値:163
  • → 回収率の高さが光る。中穴からの一発が魅力的

■② 総合下位ランキング(複勝率・回収率が低調な種牡馬)

不振傾向が強く、馬券的にも積極的に買いづらい種牡馬TOP5。

🥇1位:ドゥラメンテ
  • 複勝率:18.2%/単勝回収値:25/複勝回収値:43
  • 回収値ともに最低水準。コース適性に難ありか。
🥈2位:エピファネイア
  • 複勝率:20.8%/単勝回収値:28/複勝回収値:62
  • 馬券的妙味に欠ける。人気先行の傾向。
🥉3位:ディープインパクト
  • 複勝率:17.9%/単勝回収値:52/複勝回収値:46
  • 名前ほどの成績が残せていない。過信は禁物。
4位:ステイゴールド
  • 複勝率:19.4%/単勝回収値:52/複勝回収値:47
  • → 可もなく不可もなくだが、妙味に欠ける
5位:ルーラーシップ
  • 複勝率:21.6%/単勝回収値:52/複勝回収値:75
  • 勝率・連対率が低く、軸としては不安定

■③ 複勝率は低いが単・複回収値が高い種牡馬ベスト3

一見成績は平凡だが、穴馬として魅力的な種牡馬を抽出。

🥇1位:モーリス
  • 複勝率:22.6%/単勝回収値:256/複勝回収値:118
  • → 出走数は少なめだが、一撃力はトップクラス
🥈2位:サトノクラウン
  • 複勝率:26.3%/単勝回収値:199/複勝回収値:68
  • 勝率は高いが、複回値はもう一声。単勝狙い向き。
🥉3位:エイシンフラッシュ
  • 複勝率:19.1%/単勝回収値:171/複勝回収値:86
  • 伏兵での激走が目立つ。人気薄で警戒。

■④ まとめ:総合評価と傾向

  • 買える種牡馬:キズナ、アイルハヴアナザー、ダイワメジャー
    → 好走率・回収値ともにバランスがよく、信頼・妙味を兼ね備える。
  • 妙味ある穴血統:モーリス、ロードカナロア、ジャスタウェイ
    → 複勝率以上に馬券的魅力が高い。人気薄で注目。
  • 過信禁物:ドゥラメンテ、エピファネイア、ディープインパクト
    → ブランドに惑わされず、コース適性と成績を要確認

前走距離

前走距離考察

■比較表:距離変化別 成績と傾向分析

距離変化平均複勝率本レース複勝率差異平均複回値本レース複回値コメント
同距離25.2%22.3%▼2.9pt7465安定だが、本コースではやや落ちる。買いの妙味は低め。
±200m以内23.7%21.8%▼1.9pt7476成績は平均より少し下も、妙味は若干上昇。無難なゾーン。
±400m以内23.0%21.5%▼1.5pt7383成績安定で、回収率もやや上昇=お買い得帯
±600m以内22.6%21.0%▼1.6pt7384大きく落ちないが、全体的に無難な中間層
今回延長18.8%17.9%▼0.9pt6994成績は平均並だが、回収率大幅UP=穴向き
今回短縮21.7%24.8%▲+3.1pt74107複勝率が平均より明確にUP、回収率も優秀で狙い目。
500m以上延長12.8%7.1%▼5.7pt5974複勝率が激減。狙いづらいが、回収値はそこまで悪くない。
500m以上短縮15.3%20.0%▲+4.7pt75121複勝率&複勝回収値が大幅改善=最も妙味あり

■結論:距離変化による有利・不利の評価

◎有利(=複勝率が高く回収率も高い)

  • 500m以上短縮:複勝率+4.7pt上昇&複回値121 → 明確に有利
  • 今回短縮:複勝率+3.1pt上昇&複回値107 → 信頼+妙味あり

距離短縮組(特に大幅短縮)は信頼性・妙味ともに高く、積極的に狙う価値あり!

△やや有利(回収率が改善)

  • ±400m・±600m以内:回収率UP → 手堅く狙える安定層

▼不利(複勝率が平均より下がる)

  • 同距離:信頼感はあるが、回収妙味が減少=人気馬に偏重
  • 500m以上延長:複勝率-5.7ptで最も成績が悪化=危険領域

■総合まとめ
  • 本コースでは距離短縮組(特に大幅短縮)は明確に好成績&回収効率も良い
  • 一方、500m以上延長組は信頼度が大きく低下。軽視が妥当。
  • 「同距離=安心」ではあるが、オッズ妙味は期待できないので人気の過信は禁物。

➡️ 本コースにおける「距離短縮馬」の選定が馬券の鍵となる!

前走コース

前走コース考察

① 複勝率と回収率の総合的考察

前走コース複勝率複勝回収値コメント
中山・芝220043.2%197突出して高い複勝率と回収率。非常に有利。
阪神・芝200034.1%125複勝率・回収値ともに優秀。狙いたい条件。
東京・芝160030.8%142複勝率高く回収率も良好。距離短縮+コース替わりに好感。
東京・芝200027.0%79複勝率まずまず、回収率は平均的。
福島・芝2000(同コース)22.6%66基準となるコース。複勝率・回収率は平均的。
小倉・芝200019.2%64複勝率・回収率とも低め。あまり有利とは言えない。
中山・芝200020.9%54複勝率・回収率とも低めであまり有利ではない。

ポイント:

  • 距離やコース形態の近い「中山芝2200」「阪神芝2000」「東京芝1600」からの臨戦は成績・回収率とも良好。
  • 「福島芝2000(同コース)」は基準として平均的。
  • 小倉や中山2000はあまり好成績が出ていない。

② 前走場所の平均的な良し悪し

  • 良い前走場所:
    • 中山・芝2200(複勝率43.2%、回収値197)
    • 阪神・芝2000(34.1%、125)
    • 東京・芝1600(30.8%、142)
    • 東京・芝2000(27.0%、79)
  • 悪い前走場所:
    • 小倉・芝2000(19.2%、64)
    • 中山・芝2000(20.9%、54)
    • 新潟・芝1800外(20.0%、65)

③ 距離延長と短縮どちらが良いか(※距離差はおおよそ)

  • 中山芝2200→福島芝2000(短縮約200m):非常に良い成績
  • 阪神芝2000→福島芝2000(同距離またはわずかな延長):良い成績
  • 東京芝1600→福島芝2000(延長約400m):成績良し
  • 小倉芝2000→福島芝2000(同距離またはわずかな延長):成績低調

距離短縮(中山2200→福島2000)が特に有利で、逆に距離延長は場所によって異なるが、東京1600→福島2000は良い傾向。


④ 総合的に見て「どの場所が有利か」「距離変化は短縮か延長か」

前走場所距離変化複勝率回収率総合評価
中山芝2200短縮43.2%197最高評価:距離短縮が有利
阪神芝2000同距離34.1%125非常に良好
東京芝1600延長30.8%142良好:距離延長でも問題なし
東京芝2000同距離27.0%79平均以上
福島芝2000同コース22.6%66基準
小倉芝2000同距離19.2%64劣勢

→ 距離「短縮」が非常に良い傾向にあり、かつ「中山芝2200」など距離が長めで高評価な場所からの短縮が最も好成績。


⑤ まとめ:総合評価

  • 福島芝2000への臨戦は、前走が「中山芝2200」のように距離短縮でありかつ高評価のコースなら最も狙い目。
  • 阪神芝2000や東京芝1600からの臨戦も成績が良く、距離延長や同距離であっても信頼度高い。
  • 一方で、小倉芝2000など場所的に評価が低いコースからの臨戦は成績・回収率ともに低調で要注意。
  • 距離変化では、距離短縮が明確に有利。特に距離長めのコースからの短縮は狙い目が大きい。

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