福島芝1800m

福島芝1800m解説
【コース形態】
- スタートは正面スタンド前よりやや右。
- 最初の1コーナーまで約305m(Aコース時)。
- 向正面に緩い上り坂、3〜4コーナーはスパイラルカーブ。
- 高低差は1.8m。
- 直線残り400mから下り坂 → 残り約150mから再び上り坂。
- 直線距離:Aコース292m、Bコース297.5m、Cコース299.7m。
【脚質傾向】
- 基本は逃げ~先行有利(連対率約25%)。
- 特に人気薄の逃げ粘りも目立つ。
- コース別傾向:Cコース→Aコース→Bコースの順に逃げ有利。
- 平均ペースが多く、展開読みは「行った行った」か「前崩れ」が紙一重。
【枠順傾向】
- 内枠がやや有利。
- 特に内枠の逃げ・先行馬は大きなアドバンテージ。
【血統傾向】
- 好成績:
・ジャングルポケット
・マンハッタンカフェ
・クロフネ
・ステイゴールド
・ノーザンダンサー系(フサイチコンコルド、ファルブラヴ、オペラハウス) - 不振傾向:ミスタープロスペクター系
【ラップ・時計傾向】
- 平均ラップは前・中・後で35秒台中盤〜後半。
- クラス別平均時計(9F=1800m)
・3歳以上500万:1:47.7(35.5-36.5-35.7)
・3歳以上1000万:1:47.3(35.6-35.8-35.9)
・3歳以上準OP・OP特別:1:46.6(35.4-35.7-35.5)
・3歳以上重賞:1:47.1(35.1-36.4-35.6)
※重賞はラジオNIKKEI賞や福島牝馬S(時計は出にくい)
【コース形態】
- 向正面左端のポケットスタート。
- 3角まで実質522m(412m直線+カーブ進入前110m)。
- 向正面でやや上り→3〜4角でスパイラル→ゴール前に小さな窪み。
- 直線距離は292m。
【脚質傾向】
- 芝1200m全体の中でも逃げ・先行有利度はかなり高い(函館に次ぐ)。
- 芝スタート+短直線でテンが速くなりやすい。
- 例外的にペースが速すぎて「前崩れ」になれば差しの穴馬が突っ込むケースも。
【枠順傾向】
- 内枠がやや有利。
- 逃げ馬は特に内枠で先手を取りやすく好成績。
- ただし、先行以外のタイプにとっては枠順の有利不利はさほどない
福島芝1800mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
■① 総合成績ベスト5(複勝率+単回+複回の総合評価)
1位:川又賢治
- 勝率30.8%、複勝率38.5%、単回506、複回123
- 【コメント】母数は少ないが、驚異的な単勝回収値を叩き出しており、単穴・中穴の激走騎手として最注目。買い方次第では爆発力抜群。
2位:吉田隼人
- 勝率19.4%、複勝率38.9%、単回161、複回109
- 【コメント】安定感と回収値のバランスが優れており、特にミドル人気帯で信頼できるタイプ。押さえと軸、両方で期待できる。
3位:西村淳也
- 勝率21.4%、複勝率40.5%、単回97、複回144
- 【コメント】複勝率と複勝回収値が非常に高く、連続好走の軸候補にうってつけ。勝率も高く、安定志向ユーザー向き。
4位:三浦皇成
- 勝率11.1%、複勝率47.2%、単回62、複回106
- 【コメント】派手さはないが、複勝率が全騎手中トップ。堅実な騎乗で3着内に食い込む確率が非常に高い。連系馬券の相棒。
5位:戸崎圭太
- 勝率21.9%、複勝率46.6%、単回85、複回79
- 【コメント】勝率と複勝率の高さは一級品。回収値は平均的だが、軸としての信頼性は群を抜く。人気馬に乗ると特に強い。
■② 総合成績ワースト5(複勝率+単回+複回が全て低水準)
1位:石川裕紀人
- 勝率8.5%、複勝率17.0%、単回34、複回51
- 【コメント】勝率・回収値ともに低迷。狙えるタイミングが非常に限られ、基本的に割引評価が妥当。
2位:石橋脩
- 勝率6.9%、複勝率17.2%、単回55、複回54
- 【コメント】騎乗数は多いが数字は低調。近年の成績低下が目立ち、積極的に買いたい騎手ではない。
3位:内田博幸
- 勝率6.8%、複勝率13.6%、単回71、複回85
- 【コメント】複勝率が非常に低く、回収値の補填も難しい。名前で過剰人気することもあり、危険な人気馬になるケースも。
4位:原優介
- 勝率6.3%、複勝率20.3%、単回111、複回74
- 【コメント】単勝回収値は高めだが、的中率はかなり不安定。リスクの割にリターンが伴いにくいタイプ。
5位:横山琉人
- 勝率13.9%、複勝率19.4%、単回595、複回103
- 【コメント】単勝爆発力は断トツだが、複勝率が極端に低く、安定感に乏しい。穴狙い専用機で、人気では危険。
■③ 複勝率は低いが単複回収率が高い騎手TOP3(穴馬好騎乗型)
1位:横山琉人
- 複勝率19.4%、単回595、複回103
- 【コメント】複勝率は最下位級だが、単勝の爆発力が段違い。激走するタイミングを見極められれば超高配当を演出。
2位:松岡正海
- 複勝率27.0%、単回197、複回98
- 【コメント】一発ある中堅騎手。馬質次第では逃げ残りやロス少ない先行で穴を開けることも多く、軽視禁物。
3位:斎藤新
- 複勝率26.5%、単回137、複回99
- 【コメント】複勝率は平均以下だが、単複ともに高回収。人気薄で積極的に動けるレースでは波乱の立役者になる。
■④ 総合評価と結論
福島や新潟などのローカル開催を中心に見た場合、**軸向きの高信頼型(戸崎・西村・三浦)**と、**穴向きの一撃型(川又・吉田隼人・横山琉人)**が明確に分かれている。
- 連軸に適したタイプ:三浦、戸崎、西村あたりは安定的に上位を拾える騎手で、3連系馬券の相手や本命向き。
- 穴狙いに適したタイプ:川又・吉田隼人・松岡・横山琉人は低人気の馬でも激走させるケースがあり、回収重視派に向く。
- 避けたいタイプ:石川裕紀人や内田博幸は成績の割に過剰人気しやすく、馬券妙味が薄い。
レースの展開・馬質・馬場傾向と併せて、騎手の“得意パターン”を見極めれば、馬券収支の改善に大きく寄与するだろう。
人気別

人気別考察
■人気馬(1~4番人気)
指標 | 平均 | 本レース | 差分 | 傾向判定 |
---|---|---|---|---|
勝率 | 18.9%(合算) | 18.0%(合算) | ▼0.9pt | やや不振 |
複勝率 | 47.9% | 46.3% | ▼1.6pt | やや不振 |
単回平均 | 約78.3 | 約77.3 | ▼1.0 | ほぼ平均 |
複回平均 | 約81.25 | 約82.5 | ▲1.25 | 健闘 |
コメント:
人気馬はやや不振傾向。特に勝率と複勝率がわずかに低下しており、絶対的信頼とは言い難い内容。ただし、回収値に大きな落差はなく、3連系の軸にはまだ使えるレベル。
■中穴人気馬(5~8番人気)
指標 | 平均 | 本レース | 差分 | 傾向判定 |
---|---|---|---|---|
勝率 | 4.7% | 5.4% | ▲0.7pt | 健闘 |
複勝率 | 17.1% | 18.9% | ▲1.8pt | 健闘 |
単回平均 | 76.25 | 89.5 | ▲13.3 | 好調 |
複回平均 | 75.75 | 70.0 | ▼5.75 | 平均並 |
コメント:
中穴人気馬は全体的に健闘傾向。勝率・複勝率ともに平均を上回り、単勝回収値は顕著に高い。中穴からの激走パターンが目立ち、穴党にとっては狙い目の層。
■大穴人気馬(9~16番人気)
指標 | 平均 | 本レース | 差分 | 傾向判定 |
---|---|---|---|---|
勝率 | 0.98% | 0.96% | ▼0.02pt | 平均並 |
複勝率 | 5.6% | 6.2% | ▲0.6pt | やや健闘 |
単回平均 | 約61 | 約58.1 | ▼2.9 | ほぼ平均 |
複回平均 | 約66 | 約83.8 | ▲17.8 | 好調 |
コメント:
勝率自体はほぼ平均だが、複勝率と複勝回収値が高く、ヒモ荒れ傾向あり。穴馬が3着以内に食い込む例がやや目立ち、抑えや3連複の相手として警戒が必要。
■結論まとめ(傾向総括)
- 人気馬は「やや不振」。以前ほどの絶対的信頼は薄れつつあり、1番人気の過信は危険。
- 中穴人気馬は「明確に健闘」。平均を上回る勝率&高単回で、馬券的妙味が高く最注目層。
- 大穴人気馬は「ヒモで健闘」。勝ち切りは少ないが、複回値が高くヒモ荒れ要素を提供している。
✅ 今後の戦略としては、中穴人気の見極めが馬券収支のカギ。人気サイドは“飛ぶ前提”で、人気薄の食い込みパターンを抑えるとリターンを見込める構図です。
クラス別

クラス別考察
■クラス別評価一覧
クラス | 単勝回収値(平均→本) | 判定 | 複勝回収値(平均→本) | 判定 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
新馬 | 78 → 64 | ① | 72 → 94 | ② | 平均的 (③) ※相殺関係 |
未勝利 | 65 → 103 | ② | 70 → 74 | ③ | 荒れるレース (②) |
1勝 | 70 → 57 | ① | 73 → 73 | ③ | 堅いレース (①) |
2勝 | 71 → 55 | ① | 74 → 70 | ① | 堅いレース (①) |
3勝 | 89 → 76 | ① | 79 → 113 | ② | 平均的 (③) ※相殺関係 |
OPEN非L | 71 → 26 | ① | 70 → 80 | ② | 平均的 (③) ※相殺関係 |
OPEN(L) | データ無し | ④ | データ無し | ④ | 該当なし (④) |
G3 | 79 → 59 | ① | 76 → 88 | ② | 平均的 (③) ※相殺関係 |
G2 | データ無し | ④ | データ無し | ④ | 該当なし (④) |
G1 | データ無し | ④ | データ無し | ④ | 該当なし (④) |
■評価まとめ
✅ 荒れる傾向(②)
- 未勝利戦:単勝回収値が 大きく上昇(+38)。波乱含み。
- ※複勝回収値は平均的なため、「一撃荒れ」タイプの傾向。
✅ 堅い傾向(①)
- 1勝クラス:単勝値が大きくダウン(-13)。
- 2勝クラス:単勝・複勝ともに下落 → 完全に堅い傾向。
✅ 平均的(③)
- 新馬・3勝・OPEN非L・G3:単勝と複勝で傾向が相殺。
→ 堅さと荒れが混在しており、結果的に平均的挙動。
✅ 該当なし(④)
- OPEN(L)、G2、G1:本レースに該当クラスが存在しない。
✔活用のヒント
- 回収率から見た穴狙いチャンス:未勝利戦(特に単勝)
- 手堅く狙うべきレース:2勝クラス、1勝クラス
- 新馬やG3は波乱要素も残るため、妙味馬の選定が鍵
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
■脚質別評価一覧
脚質 | 複勝率(平均→本) | 評価 | 複勝回収値(平均→本) | 評価 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
逃げ | 39.1% → 35.9% | ❌ 悪い | 138 → 139 | ✅ 有効 | 総合:平均的〜やや悪い |
先行 | 35.5% → 40.1% | ✅ 有効 | 99 → 131 | ✅ 有効 | 総合:有効(◎) |
中団 | 20.3% → 17.9% | ❌ 悪い | 71 → 69 | ❌ 悪い | 総合:悪い(×) |
後方 | 7.5% → 4.9% | ❌ 悪い | 30 → 24 | ❌ 悪い | 総合:非常に悪い(××) |
マクリ | 48.3% → 41.9% | ❌ 悪い | 151 → 274 | ✅ 有効 | 総合:回収的には妙味あり(△) |
■脚質戦略の有効度・まとめ
✅ 有効な脚質(積極的に狙える)
- 先行
- 複勝率も回収値も平均を大きく上回る。
- 安定感+リターンあり → 軸・相手の両方に◎。
⛅ 平均的 or 判断が分かれる
- 逃げ
- 複勝率はやや下がるが、複勝回収率は高水準(139)。
- ヒモや穴として妙味あり。本命視は微妙。
- マクリ
- 複勝率は平均以下だが、複勝回収率が異常に高い(274)。
- 数が少ないため過信禁物だが、人気薄の一発型として注目。
❌ 不振な脚質(避けるべき)
- 中団・後方
- 複勝率・回収率ともに大幅に平均以下。
- 後方は特に壊滅的(複勝率4.9%、回収値24)。
- 軸馬や本命には不向き。展開依存度も高くリスク大。
✔結論:どんな脚質が有効?
- 本レース傾向では、「前で運ぶ馬」が断然有利。
- 特に「先行」が安定+妙味あり。
- 「逃げ」は数が限られるが、ハマれば妙味。
- 後ろから行く馬は信頼度が極端に低い。
- 差し・追い込みはヒモまで、軸には非推奨。
■3F順位別 複勝率・回収率 比較と評価
3F順位 | 複勝率(平均 → 本) | 評価 | 複勝回収値(平均 → 本) | 評価 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 64.2% → 62.9% | やや悪い(↓) | 187 → 217 | 良い(↑) | 末脚は影響するが、やや平均的(◎〜◯) |
2位 | 53.3% → 51.3% | やや悪い(↓) | 160 → 148 | 悪い(↓) | 末脚影響はあるが平均的(◯) |
3位 | 44.1% → 46.7% | 良い(↑) | 138 → 158 | 良い(↑) | 多少影響(◯〜◎) |
~5位 | 28.5% → 29.4% | 良い(↑) | 93 → 118 | 良い(↑) | 一定の末脚必要(◎) |
6位~ | 7.5% → 6.8% | 悪い(↓) | 30 → 33 | やや良い(↑) | 鈍足では厳しい(×) |
✔ 総合解説
✅ 末脚が有効(本レースにおいて)
- 3F 3位・~5位:平均以上の複勝率・回収率 → 一定以上の末脚は求められる。
- 特に「3位」は勝率・複勝率ともに安定。中団からの差し馬などに注目。
⛅ やや評価が落ちるが、依然重要
- 3F 1位・2位:複勝率は若干平均を下回るが、依然として好成績。
- 末脚が極端に強くなくても馬券内可能だが、速い脚は依然有利。
❌ 鈍足は苦戦
- 3F 6位以下:複勝率・回収率ともに壊滅的。
- 最後の直線での加速力がない馬はほぼ馬券外。
- 「先行粘り」だけで残るのは難しい流れと推測される。
🔍 結論:「末脚の重要度」
- このレースでは「中団~前目+ある程度の末脚」が理想形。
- 「極端な末脚タイプ(1位)」よりも、「3位〜5位」で安定した脚を使えるタイプが好走傾向。
- 6位以下(末脚がない馬)は軽視推奨。
馬番

馬番考察
✅ 内・中・外枠の複勝率平均(比較)
枠区分 | 対象馬番 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 差 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
内枠 | 1〜4番 | 24.5% | 20.2% | ▼4.3pt | ❌ 不利 |
中枠 | 5〜12番 | 23.1% | 23.9% | ▲0.8pt | ◯ やや有利 |
外枠 | 13〜16番 | 18.2% | 17.5% | ▼0.7pt | △ 平均的〜やや不利 |
※複勝率の平均値は各馬番の複勝率を単純平均で算出。
📝 各枠の評価と考察
◼️ 内枠(1〜4番)
- 平均複勝率:24.5% → 本レース:20.2%(▼4.3pt)
- 評価:不利
- 平均より大きく落ちており、内枠の利点は薄れている。
- ロスの少ないコース取りより、他要素(脚質・展開など)が重要か。
◼️ 中枠(5〜12番)
- 平均複勝率:23.1% → 本レース:23.9%(▲0.8pt)
- 評価:やや有利
- 平均を上回る安定感あり。
- 特に5・6・9番などで複勝率・回収率ともに良好な傾向。
- 進路確保と展開読みのバランス良好と見られる。
◼️ 外枠(13〜16番)
- 平均複勝率:18.2% → 本レース:17.5%(▼0.7pt)
- 評価:平均的〜やや不利
- 14番以外はやや苦戦傾向。
- 回収値は極端に悪くはないが、率で見ると劣勢。
- 特に15・16番は複勝率が低く信頼性に欠ける。
✅ 結論:本レースで有利な枠順は?
- 🥇 中枠(5〜12番)が最も安定し有利。
- 複勝率・回収率ともにバランスよく高水準。
- 🥈 外枠はまずまず健闘しているが、信頼性に欠ける部分もありやや慎重に。
- ❌ 内枠は過信禁物。複勝率が明確に低下しており、過去の内有利傾向は弱まっている。
✅【1】奇数番 vs 偶数番:複勝率・回収率の比較
◼️ 複勝率・回収値の比較
区分 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|
偶数番 | 6.7% | 13.1% | 21.2% | 72 | 84 |
奇数番 | 7.3% | 14.9% | 20.8% | 77 | 72 |
◼️ 評価と結論
- 複勝率では偶数番がやや優勢(21.2% vs 20.8%)
- 単勝率・連対率・単勝回収率は奇数番がわずかに優勢
- 複勝回収値では偶数番(84)が明確に上
📌 結論:
- 複勝を軸に考えるなら「偶数番がやや有利」
- 特に回収効率面で偶数が安定
- ただし極端な差ではないため、展開・脚質・枠など他要素との組み合わせが重要
✅【2】大外(16番またはその日の最大番)枠の有利度比較
◼️ 平均 vs 本レース:大外枠
区分 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 |
---|---|---|---|---|---|
平均データ | 7.6% | 14.8% | 22.2% | 66 | 68 |
本レースデータ | 3.4% | 10.2% | 15.9% | 11 | 57 |
◼️ 評価と解説
- 複勝率:22.2% → 15.9%(▼6.3pt)
- 複勝回収値:68 → 57(低下)
- 単勝回収値:11と極端に低く、穴馬の一発も期待しにくい
📌 結論:
- 本レースでは大外は明確に不利
- 平均に比べて着内率も回収率も大幅ダウン
- 「外枠の不利が強く出ているレース傾向」と読み取れるため、外枠を狙う際は展開面や先行力などで補う必要がある
種牡馬

種牡馬考察
◉① 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合上位ベスト5【高パフォーマンス種牡馬】
ランキング | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | イスラボニータ | 42.1% | 602 | 157 | 出走数は少ないものの、複勝率4割超&単回600超えは異次元。少頭数・狙えるレースで大きなリターンが見込める。 |
🥈2位 | ダノンバラード | 31.7% | 254 | 118 | 安定感と爆発力の両立。地味な印象だが回収率は超優秀。中穴タイプの妙味十分。 |
🥉3位 | ブラックタイド | 27.3% | 276 | 121 | 勝率・複勝率とも高水準。回収率のバランスもよく、馬券に組み込みたいタイプ。 |
4位 | キズナ | 31.8% | 165 | 112 | 複勝率安定&単複とも高回収。芝長めでの信頼度が高く、軸向き。 |
5位 | スクリーンヒーロー | 37.5% | 19 | 126 | 勝率は低いが複回の高さが魅力。ヒモや3連系にピタリとハマる。 |
◉② 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合下位ベスト5【低パフォーマンス種牡馬】
ランキング | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | ハービンジャー | 14.7% | 10 | 32 | 出走数多いにも関わらずこの回収率は致命的。人気でも疑ってかかるべき。 |
🥈2位 | モーリス | 20.0% | 13 | 100 | 複勝率は最低ライン、単勝妙味はほぼゼロ。過信は禁物。 |
🥉3位 | ダイワメジャー | 19.3% | 25 | 35 | 成績は安定しているがリターンが極端に少ない。単複では買いにくい。 |
4位 | ルーラーシップ | 18.2% | 42 | 47 | 勝率低く複回も不満。堅実でも妙味に欠けるタイプ。 |
5位 | ヴィクトワールピサ | 21.4% | 34 | 59 | 突き抜けた指標がなく、低調。人気薄での爆発も乏しい印象。 |
◉③ 複勝率は低めだが単勝・複勝回収率が高いベスト3【穴狙い向け】
ランキング | 種牡馬 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
🥇1位 | ブラックタイド | 27.3% | 276 | 121 | 回収率の爆発力はトップクラス。信頼性もある万能型の穴種牡馬。 |
🥈2位 | リアルスティール | 26.1% | 216 | 80 | 勝率高め&単勝妙味抜群。条件さえ合えば一発を秘める。 |
🥉3位 | ダノンバラード | 31.7% | 254 | 118 | 複勝率も一定以上あり、穴としての信頼度も高い。複系での軸にも向く。 |
※基準:複勝率が30%以下、単複回収率が平均を大きく上回ること
◉④ まとめ【本コースにおける種牡馬傾向総評】
- ▶ 高評価種牡馬は「イスラボニータ」「ダノンバラード」「ブラックタイド」の3強体制。特にイスラボニータは少数出走ながら驚異的な回収率を叩き出しており、出走時は最重要チェック。
- ▶ 「キズナ」「スクリーンヒーロー」も回収効率に優れ、馬券戦略に組み込みやすい。
- ▶ 逆に「ハービンジャー」「モーリス」「ダイワメジャー」は不発傾向が強く、人気していた場合は思い切って嫌うのも戦術。
- ▶ 穴で狙える種牡馬として「リアルスティール」や「ブラックタイド」は展開や馬場次第で一発あり。
前走距離

前走距離考察
🔍 複勝率と回収率の視点から見る距離変化の影響
距離変化 | 平均複勝率 | 本レース複勝率 | 差異 | 平均複回収率 | 本レース複回収率 | 差異 | 傾向まとめ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
同距離 | 25.2% | 22.2% | ▼3.0% | 74 | 75 | ≒ | 本レースでは複勝率やや落ちるが回収は同等 |
±200m以内 | 23.7% | 22.1% | ▼1.6% | 74 | 76 | △ | 近似した条件で安定感、回収率はやや上昇 |
±400m以内 | 23.0% | 21.6% | ▼1.4% | 73 | 75 | △ | 距離変化小でも成績安定、回収やや良化 |
±600m以内 | 22.6% | 21.0% | ▼1.6% | 73 | 74 | ≒ | 複勝率は落ちるが回収率は維持傾向 |
今回延長 | 18.8% | 18.7% | ≒ | 69 | 68 | ≒ | 明確な不利ではないが安定性に欠ける |
今回短縮 | 21.7% | 22.4% | △0.7% | 74 | 82 | △8 | 本レースでは好調。回収率に注目! |
500m以上延長 | 12.8% | 4.3% | ▼8.5% | 59 | 51 | ▼8 | 大幅延長は本レースで致命的に不利 |
500m以上短縮 | 15.3% | 20.6% | △5.3% | 75 | 75 | ≒ | 成績急上昇。本レースでは大幅短縮が妙味 |
🧠 分析・考察
① 同距離・±200mの信頼性
- 複勝率・回収率ともに安定。本レースでも±200m内であれば特別な割引は不要。
- 特に±200mは平均より複回収率が2pt上昇しており、少頭数や相性の良いコースでは狙い目。
② 今回延長 vs 短縮
- 延長組は不利傾向(複勝率も低く、回収率も落ちる)。特に500m以上延長は**勝率0%、複勝率4.3%**と絶望的。
- 一方、短縮組は平均より好成績。特に500m以上短縮は複勝率20.6%で平均を大きく上回る。
- これは「スタミナ型からスピード型への切り替えが成功」している例と見られ、穴馬が潜むポイント。
③ 回収率に注目
- 本レースで複勝回収率が最も高いのは『短縮組(82)』。他の条件が拮抗しているなら「前走より距離短縮」の馬が高配当を出す可能性。
- 500m以上延長は完全消しも視野に。
📌 結論:距離変化で狙うべきパターン
◎ 積極的に狙いたい
- 500m以上短縮組(回収&複勝率ともに高い)
- ±200m以内の距離変化(安定・信頼)
△ 条件次第で検討
- 今回短縮(500m未満)
- ±400~600m(他条件が揃えば)
× 割引・軽視したい
- 500m以上延長組(勝率0%・複回収51)
前走コース

前走コース考察
【福島芝1800m】前走コース別成績分析
前走コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 備考(距離変化イメージ) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
東京・芝1600 | 17-20-17-148/202 | 8.4% | 18.3% | 26.7% | 75 | 101 | 距離延長(1600→1800) |
福島・芝1800(同コース) | 16-17-15-128/176 | 9.1% | 18.8% | 27.3% | 71 | 63 | 同コース |
東京・芝1800 | 14-13-16-153/196 | 7.1% | 13.8% | 21.9% | 49 | 63 | 同距離 |
小倉・芝1800 | 8-6-7-62/83 | 9.6% | 16.9% | 25.3% | 226 | 116 | 同距離(遠征) |
新潟・芝1800外 | 7-5-5-82/99 | 7.1% | 12.1% | 17.2% | 132 | 49 | 同距離・コース形態違い |
中山・芝1800 | 6-7-11-82/106 | 5.7% | 12.3% | 22.6% | 61 | 79 | 同距離 |
阪神・芝1600外 | 6-5-2-21/34 | 17.6% | 32.4% | 38.2% | 90 | 73 | 距離延長+コース形態違い |
中京・芝2000 | 6-2-6-43/57 | 10.5% | 14.0% | 24.6% | 84 | 68 | 距離短縮(2000→1800) |
阪神・芝1800外 | 6-2-2-18/28 | 21.4% | 28.6% | 35.7% | 277 | 116 | 同距離+コース形態違い |
中山・芝2000 | 5-7-6-54/72 | 6.9% | 16.7% | 25.0% | 42 | 84 | 距離短縮(2000→1800) |
福島・芝2000 | 4-7-1-55/67 | 6.0% | 16.4% | 17.9% | 23 | 52 | 距離短縮(2000→1800) |
中京・芝1600 | 4-4-3-36/47 | 8.5% | 17.0% | 23.4% | 29 | 56 | 距離延長(1600→1800) |
東京・芝2000 | 4-2-7-49/62 | 6.5% | 9.7% | 21.0% | 29 | 78 | 距離短縮(2000→1800) |
新潟・芝2000外 | 4-2-1-25/32 | 12.5% | 18.8% | 21.9% | 90 | 54 | 距離短縮(2000→1800) |
京都・芝1800外 | 4-0-1-24/29 | 13.8% | 13.8% | 17.2% | 83 | 47 | 同距離(外回り) |
中山・芝1600 | 3-5-5-85/98 | 3.1% | 8.2% | 13.3% | 141 | 45 | 距離延長(1600→1800) |
東京・芝1400 | 3-5-4-42/54 | 5.6% | 14.8% | 22.2% | 42 | 71 | 距離延長(1400→1800) |
新潟・芝1600外 | 3-4-0-41/48 | 6.3% | 14.6% | 14.6% | 49 | 49 | 距離延長(1600→1800) |
中山・ダ1800 | 3-1-0-29/33 | 9.1% | 12.1% | 12.1% | 174 | 97 | ダート→芝1800(大幅コース形態変化) |
① 複勝率と回収率の総合的考察
- 複勝率が高く回収率も高い組み合わせは狙い目
- 特に「東京芝1600→福島芝1800」複勝率26.7%、複回収率101と成績良好
- 「小倉芝1800→福島芝1800」複勝率25.3%、複回収率116と高い妙味あり
- 「阪神芝1800外→福島芝1800」複勝率35.7%、複回収率116と非常に高いがサンプルは少なめ
- 複勝率は同コース(福島芝1800)組が最高レベルで27.3%、しかし複回収率は63と低め
→ 安定だが妙味は薄い - 複勝率低く回収率も低い例
- 「福島芝2000→福島芝1800」複勝率17.9%、複回収率52
- 「新潟芝1800外→福島芝1800」複勝率17.2%、複回収率49
- 「中山芝1600→福島芝1800」複勝率13.3%、複回収率45
② 前走場所での良し悪しの考察
- 良い場所(高複勝率+高複回収率)
- 東京芝1600(距離延長)・小倉芝1800(遠征)・阪神芝1800外、阪神芝1600外
- 普通~やや良い
- 中京芝2000(距離短縮)、中山芝1800、東京芝1800(同距離)
- 悪い場所(低複勝率・低回収率)
- 新潟芝1800外、新潟芝1600外、福島芝2000、中山芝1600
- 地方やダートからの転戦は成績ばらつき大
③ 距離延長と短縮どちらが良いか
- 距離延長組(1600→1800など)は複勝率・回収率ともに良好例多い(東京芝1600・小倉芝1800・阪神芝1600外)
- 距離短縮組(2000→1800)は複勝率はまずまずだが、回収率は全体的に低め(福島芝2000、中山芝2000など)
- 結論としては、今回コース1800mに対し「1600mからの距離延長」が有利なケースが多い
④ 場所別に良い場所&距離変化別評価まとめ
前走場所 | 総合評価 | 距離変化別良否 | コメント |
---|---|---|---|
東京 | 良好 | 延長(1600→1800)が特に良い | 距離延長しても成績安定・妙味あり |
小倉 | 非常に良好 | 同距離(1800)が良い | 遠征組だが好走例多い |
阪神 | 非常に良好 | 延長・同距離共に高成績 | 複勝率高く、単勝回収値も突出 |
中京 | 普通~良い | 短縮(2000→1800)良好 | 距離短縮組が好走例 |
福島 | 普通 | 同コースが安定 | 同コースは安定するが妙味薄め |
新潟 | やや不調 | 同距離でも低複勝率 | 直線長いコース形態の影響か |
中山 | やや不調 | 同距離・短縮共に回収率低め | 距離延長は特に不振傾向 |
京都 | やや良い | 同距離外回りでまずまず | 距離差少なくてもコース形態注意 |
⑤ まとめ(総合評価)
- 今回福島芝1800mで狙うべきは、東京1600mなどの距離延長組と小倉・阪神の同距離遠征組。
→ 複勝率と回収率の両面でバランス良く