福島競馬場

福島競馬場芝コース解説
基本情報
- 1周距離: 1600m
- ゴール前直線: 292m
- 高低差: 1.9m
- 幅員: 25-27m(Aコース)
コースの特徴
- アップダウンの連続: 1周1600mの間に2回の上り・下りがあり、特に1-2角中間が最も低く、向正面半ばから4角半ばまでが高台になっている。
- 立体形状: 向正面入口とスタンド前直線入口を結ぶ斜めの線でコースの長円形が谷折りになっている。障害バンケットもこの線を越えたところで山になっている。
コースの特性
- 坂の上り: ゴール前直線の坂の上りが1.2m、向正面の上りが1.8m。小さなアップダウンが連続するため、福島は東京のミニチュア版といえる。
- スパイラルカーブ: 芝コースの向正面直線はスタンド前直線より115m短く、3角がダートコースの3角より早く始まるため、スパイラルカーブの形状を持つ。
芝の状態
- 芝が傷みにくくなった理由:
- 番組編成の見直し: 2003年に秋の未勝利戦が新潟開催に移行し、年間の開催数が減少。
- エクイターフの導入: 2015年春には走路の8割強がエクイターフに置き換えられた。
- 障害レースの影響: 2014年からのルール変更により、障害戦が増えたが、芝の状態は良好。
- シャタリングマシンの使用: 2013年夏以降、シャタリングマシンの使用がスケジュール化され、芝の軟らかさも向上。
コース移動
- 移動幅: 直線部分で2m、コーナー部分で2.5mずつ外側に移動。移動幅が狭いため、極端に傷んだ場合の効果は薄いが、適切なローテーションが可能。
まとめ
福島競馬場は、1周1600mの中に小さなアップダウンが連続する独特なコース形状を持ち、特にスパイラルカーブが特徴です。芝の状態が改善されたことにより、現在は傷みにくく、開催数が適切であれば良好な状態を保つことができると考えられています。このような特性がレース結果に影響を与える要因となっています。
福島競馬場芝コース過去5年データ
- 騎手データ

- 調教師データ

- 馬主データ

- 種牡馬芝データ

福島競馬場ダートコース解説
基本情報
- 1周距離: 1445m(JRAのダートコースで最小)
- ゴール前直線: 267m(JRAのダートコースで4番目に短い)
- 高低差: 2.1m
- 幅員: 20m
- 砂厚: 9cm
コースの特徴
- 最小の1周距離: 福島のダートコースは、JRAの中で最も小さい1周距離1445mを持つ。四捨五入すると小倉の1445.4mと同じになるが、実際には1444.6m。
- ゴール前直線の短さ: 267mは短距離ダートコースの中で4番目に短く、3番目の小倉291mとほぼ同じ長さ。
スパイラルコーナー
- コーナー形状: 福島ダートの3~4角はスパイラルコーナーで、スピードに乗ったまま曲がることができる。D1150は芝のポケット発走のコースとなる。
高低差とスピード
- 高低差の影響: 高低差2.1mの中で、特に2角にある谷が最も低く、スタンド前直線入口部分が凹んでいる。これにより、1周の間に小さな凹凸が2つ存在し、スピードに乗りづらい。
- 短距離ダートの特性: D1000、D1150の短距離ダートは、ほぼ上り一手に近く、特にスピードに乗りにくい。
逃げ・先行馬の傾向
- D1150の逃げ馬不利: D1150では逃げ馬の勝率がD1200よりも低く、先行馬の連対率も他のD1200と比較して低い。これはスタートが芝になることでテンが速くなるが、全体的に上りの比率が高く、小さなアップダウンが影響しているため。
まとめ
福島競馬場のダートコースは、最小の1周距離と短いゴール前直線を持ち、スパイラルコーナーや小さなアップダウンが特徴です。特に短距離ダートでは、逃げ・先行馬が不利になる傾向があり、スタミナの要求度が高いコースといえます。このような特性がレース結果に影響を与える要因となっています。
福島競馬場ダートコース過去5年データ
- 騎手データ

- 調教師データ

- 馬主データ

- 種牡馬データ
