東京芝2000mコース

東京芝2000m解説
特徴
- スタート位置: スタート地点と2角が芝2000専用
- 直線距離:
- 2角までの直線: 126m
- ゴール前直線: 525m
- 高低差:
- スタート地点からゆるやかな下り
- 向正面半ばでコブを上り・下り
- 3角半ばでコース最底点からゆるやかに上り、直線に入って急坂を越え、さらに300mの平坦な直線を走ってゴール
ペースとラップ
- スタート後のペース: 1Fめは遅いが、2Fから4Fめまで速くなる
- コブ越え: 一息入り、下った勢いを保ったまま直線に向けて加速
- ラップの変動:
- 下級条件では2Fめも遅く、スローに近いペースになることも
- 上級条件では2F以降加速し、3Fめが速くなる
- 特に天皇賞秋では11秒台のラップが最後まで続くことがある
脚質分布
- 3着内馬の脚質: 頭数・クラスによって有利脚質が大きく変化
- 先行馬と差し馬: 下級条件では互角だが、上級条件では差し・追込が有利
- 人気馬の成績: 1番人気の逃げ馬が3割しか勝てず、回収率が低い。2〜3番人気も同様だが回収率はプラス。
内枠の有利性
- 2角の特性: 2角が近く、向きを90度変えるため、内めの馬が内を取りやすい
- 外枠の不利: 外の馬は距離損する可能性が大きい
- 有利な枠:
- 逃げ馬は13番より外だと先手が取れない
- 先行馬は14番より外がかなり不利
- 偶数番の先行馬がやや有利だが、あまり気にしなくても良い程度
このコースでは、内枠の馬が有利であり、特に逃げ馬や先行馬が外枠で不利になる傾向があります。また、ペースの変動が大きく、脚質によって展開が大きく変わる点も重要です。
東京芝2000mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
✨おすすめ騎手トップ5✨
1位 レーン
- 複勝率71.4%(圧倒的1位)
- 単勝回収値52 / 複勝回収値113
- 勝率17.1%・連対率48.6%とトップクラス。複勝で安定した利益が期待でき、回収値113と効率的。出走数少なめ(35戦)だが、短期戦では最強候補。
2位 ルメール
- 複勝率63.9%(2位)
- 単勝回収値80 / 複勝回収値77
- 勝率32.7%と全騎手中最高で、単勝・複勝ともに安定。複勝率の高さから鉄板騎手として活躍。
3位 武豊
- 複勝率51.5%
- 単勝回収値46 / 複勝回収値116
- 連対率39.4%が高く、複勝回収値116と複勝で高い利益を狙える。単勝はオッズ低めだが、複勝メインで狙うと効率的。
4位 川田将雅
- 複勝率51.1%
- 単勝回収値44 / 複勝回収値79
- 連対率42.6%が突出して高く、穴馬~人気馬まで幅広く活躍。複勝率も高いが、単勝回収値は低め。
5位 横山武史
- 複勝率35.1%
- 単勝回収値110/ 複勝回収値88
- 勝率15.3%・連対率35.1%とバランス良く、単複ともに回収値が良好。中穴~人気馬で好成績。
⚠要注意騎手ワースト5
1位 大野拓弥
- 複勝率17.4%(最低クラス)
- 単勝回収値23 / 複勝回収値60
- 回収値が極端に低く、勝率3.3%と軽視すべき材料。
2位 内田博幸
- 複勝率15.2%
- 単勝回収値31 / 複勝回収値33
- 複勝率・回収値ともに低く、安定性低い。
3位 柴田大知
- 複勝率12.9%
- 単勝回収値47 / 複勝回収値73
- 勝率6.5%と低すぎる。連対率8.6%も不安定。
4位 菅原明良
- 複勝率21.3%
- 単勝回収値101 / 複勝回収値43
- 単勝回収値は高いが、複勝回収値が極端に低く、安定性に欠ける。
5位 津村明秀
- 複勝率29.2%
- 単勝回収値72/ 複勝回収値60
- 回収値が低く、「平均的に悪い。」タイプ。
🎯まとめ
1. 複勝で安定利益を狙うなら
- レーン(71.4%)・ルメール(63.9%)・武豊(51.5%)
→ 特にレーンは複勝回収値113と最強。
2. 単勝で高回収を狙うなら
- 松山弘平(回収値236)・石川裕紀(193)・横山武史(110)
→ 松山弘平は超大穴専用、横山武史は中穴~人気馬で活躍。
3. 穴騎手を活用するなら
- 北村宏司(複勝回収値103)・M.デム(89)
→ 北村宏司は複勝で安定、M.デムは連対率19.4%と穴馬として有望。
4. 絶対に避けるべき騎手
- 大野拓弥・内田博幸・柴田大知
→ 回収値・勝率ともに低く、資金を溶かす原因に
人気別

人気別考察
- 4番人気までが着内率と回収率もよく、堅い傾向にある。
- 穴馬の着内率が悪く、複勝回収率も悪いため実力が出やすいコースになる。
- 6番人気~9番人気までで単勝回収率が高いので単勝で狙うのはありだが確率は低い。
- 大穴の回収率で100越えはあるが確率がかなり低い為おすすめできない。
クラス別

クラス別考察
- 低クラスでは新馬戦での回収率が高い為荒れ傾向にある。
- 全体的に堅めに決まるが、単勝回収率が高いクラス(1勝クラス、3勝クラス)があるため、単勝で荒れることがある。
- OPEN(L)では複勝回収率が高い為、3着内に穴馬が来る可能性がある。
- G1での単勝回収率が16の為、人気馬の信頼度がかなり高いといえる。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
- 逃げ先行馬の着内率と回収率が他のコースと比べて悪い傾向にあり、逃げ残りの難しいコースになる。
- 最終直線が長い為差し届く傾向にあるが回収率が低い為、穴馬の差し馬だと届かない可能性がある。
- ラスト3Fでは、3位までなら回収率が100を超えるがそれ以下になるとかなり数値が下がるのは、最終直線でのスピードがかなり重要になることがわかる。
- 最終直線での差し足勝負になりやすい傾向にある。
馬番

馬番考察
- 内枠の3着内率がかなり良い為、内枠有利なコースになるが回収率が低い為、実力以上に期待値が高くなってしまう。
- 10番から外側にかけて着内率が落ちるので要注意である。
- 複勝回収率でみると、外枠のほうが良い為、実力のある馬が外枠に入っても軽視されることがある。場合によっては注目すべき点である。
- 16番の着内率と回収率がかなり良い為、馬券の買い目の参考にしても良い。
- 偶数番と奇数番ではほとんど差はない。
- 大外発走での着内率はかなり良いが、単勝回収率と複勝回収率が乖離しているので、勝ちきれないが3着内に残るイメージである。
種牡馬

種牡馬考察
✨おすすめ種牡馬トップ5✨
1位 シルバーステート
- 複勝率41.4%(全種牡馬中最高)
- 単勝回収値80 / 複勝回収値75
- 勝率17.2%・連対率37.9%とバランス良く、出走数29戦と少ないが効率◎。短期戦で特に強く、穴馬として有望。
2位 エピファネイア
- 複勝率41.7%(2位)
- 単勝回収値122 / 複勝回収値74
- 勝率15.7%と高く、単勝回収値122と高効率。複勝率もトップクラスで、単勝メインで狙うと爆発力あり。
3位 キタサンブラック
- 複勝率38.8%(3位)
- 単勝回収値50 / 複勝回収値83
- 勝率16.3%・連対率30.6%と高く、複勝で安定した利益が期待できる。単勝はオッズ低めだが、人気馬との相性◎。
4位 スクリーンヒーロー
- 複勝率27.4%
- 単勝回収値258(全種牡馬中最高) / 複勝回収値141
- 単勝で超大穴を狙える種牡馬。勝率11.3%と低めだが、回収値258は他を圧倒。高リスク高リターンタイプ。
5位 キズナ
- 複勝率34.1%
- 単勝回収値151 / 複勝回収値112(複勝でプラス)
- 単勝・複勝ともに回収値が高く、特に単勝で爆発力あり。連対率29.7%も良好で、穴馬~人気馬まで幅広く活躍。
⚠要注意種牡馬ワースト5
1位 ゴールドシップ
- 複勝率26.4%
- 単勝回収値63 / 複勝回収値76
- 勝率5.7%と低く、回収効率が悪い。過去の実績に惑わされないよう注意。
2位 ロードカナロア
- 複勝率35.1%
- 単勝回収値26 / 複勝回収値74
- 単勝回収値は低いが、複勝率は良い。「期待値高すぎて、人気しやすいが人気の割には来ない」タイプ。
3位 ハービンジャー
- 複勝率24.8%
- 単勝回収値41 / 複勝回収値47
- 回収値が全体的に低く、投資に見合うリターンが期待できない。
4位 ジャスタウェイ
- 複勝率25.0%
- 単勝回収値29 / 複勝回収値52
- 回収値が極端に低く、勝率12.5%と資金を溶かす原因に。
5位 ハーツクライ
- 複勝率30.5%(最低クラス)
- 単勝回収値47 / 複勝回収値59
- 複勝率は高いが、回収率がかなり低い為普段は避けるべき。
🎯まとめ
1. 複勝で安定利益を狙うなら
- シルバーステート(41.4%)・エピファネイア(41.7%)・キタサンブラック(38.8%)
→ 特にシルバーステートは短期戦で圧倒的安定感。
2. 単勝で高回収を狙うなら
- スクリーンヒーロー(回収値258)・キズナ(151)・ヴィクトワールピサ(159)
→ スクリーンヒーローは超大穴専用、キズナは中穴~人気馬で活躍。
3. 穴種牡馬を活用するなら
- ノヴェリスト(単勝回収値216)・トーセンラー(96)
→ ノヴェリストは勝率12.9%と穴馬として有望。
4. 絶対に避けるべき種牡馬
- ゴールドシップ・ジャスタウェイ・ハービンジャー・ハーツクライ
→ 回収値が低く、資金を溶かす原因に。
前走距離

前走距離考察
- 距離適応性:
- 同距離(±0m)では勝率10.0%・複勝率30.2%と最も好成績。
- 距離変化が大きくなるほど(±200m→±400m→±600m)勝率・連対率・複勝率が低下(9.6%→9.2%→9.0%)。
- 延長 vs 短縮:
- 延長時:勝率7.5%と大幅低下(同距離比-2.5ポイント)。特に500m以上延長では勝率1.3%と極端に低い。
- 短縮時:勝率10.0%(同距離並み)だが、500m以上短縮では5.1%に低下。複勝回収値131円(サンプル不足の可能性)。
まとめ
- 同距離戦が最も安定した成績。
- 延長レース(特に大幅延長)は軽視すべきデータである。
- 短縮レースでは勝率は維持されるが、大幅短縮時は注意が必要。
- 距離短縮時に穴馬でも活躍することがある。
前走コース

前走コース考察
- 前走同コースだと成績の割には、かなり回収率が悪くなるので軽視すべき点である。
- 前走同距離だと成績の割には、かなり回収率が悪くなるので軽視すべき点である。
- 前走中京だと成績は悪くないが、回収率がかなり低い為、期待値が下がる。
- 前走札幌、阪神との相性が良い。
- 前走阪神芝2000、東京芝2400、札幌1800だと成績も回収率もかなり良い為、注目すべき点である。
- 前走京都芝2000、中京芝2200、福島芝2000、新潟芝2000,新潟芝1800外で回収率が低い傾向にあるため期待値が下がる。