函館芝1800m

函館芝1800m解説
- 起伏構造:
- スタート(正面スタンド右端)~1コーナー:275mの直線+緩い下り坂
- 2コーナー:コース最低地点
- 向正面直線~3コーナー:緩やかな上り坂
- 3~4コーナー:スパイラルカーブ(最高地点あり)
- 最終直線前半:緩やかな下り坂 → ゴール手前:平坦
- 芝コース全体の高低差:3.5m
- コース設定:
- 仮柵パターン:A・Bコース(最終直線262.1m)、Cコース(264.5m)
【レース傾向】
• スタート後:1コーナーまで距離が短く、テンポが速くなりにくい
• 中盤:向正面の上り坂でペースが緩む傾向
• 終盤:下り坂の短い直線(262m前後)
【勝馬パターン】
✓ 逃げ・先行馬が圧倒的に有利(芝1800mコース中で最上位クラスの有利度)
✓ 特に「逃げ切り」が多く、先行馬が連対しやすい
✓ 求められる能力:
- 高い先行力
- 長い末脚(速い時計や切れ味は不要)
【枠順・馬の特徴】
◎ 内枠が有利(特に内枠の先行馬は穴馬になりやすい)
◎ 函館芝1200mからの距離延長馬が好成績を上げる傾向
◎ マイル以下より中距離(芝2000m等)の実績が参考になる
※注意点:一見平坦に見えるが、実際は3.5mの高低差がある起伏コース
函館芝1800mデータ(2019年~2024年)
騎手

騎手考察
① 総合評価が高い騎手 TOP5
1位:ルメール
- 複勝率60.5%、単勝回収率55、複勝回収率81
- 圧倒的な安定感で函館のエース。複勝圏内に入る確率が高く、回収率も良好。
2位:横山武史
- 複勝率42.2%、単勝回収率62、複勝回収率81
- 穴馬仕掛けの名手。単勝回収率が高く、複勝圏内なら回収が見込める。
3位:北村友一
- 複勝率34.8%、単勝回収率109、複勝回収率141
- 低頻度だが大穴を狙える爆発力。単勝・複勝回収率がともに100超えで、高配当を期待できる。
4位:武豊
- 複勝率45.6%、単勝回収率39、複勝回収率82
- 堅実な成績。複勝率が高く安定感があるが、単勝回収率はやや低め。
5位:吉田隼人
- 複勝率31.0%、単勝回収率66、複勝回収率94
- 回収率の高さが特徴。複勝率は低めだが、穴馬絡みで高配当を狙える。
② 総合評価が低い騎手 TOP5
1位:団野大成
- 複勝率16.0%、単勝回収率315、複勝回収率78
- 極端な一発屋。単勝回収率315は異常値だが、複勝率が低くリスクが高い。
2位:横山和生
- 複勝率19.3%、単勝回収率14、複勝回収率31
- 全般的に苦戦。回収率が極端に低く、複勝率も20%未満で信頼性に欠ける。
3位:鮫島克駿
- 複勝率19.5%、単勝回収率144、複勝回収率45
- 単勝回収率は高いが、複勝回収率が低く安定感がない。勝ち切れないケースが多い。
4位:坂井瑠星
- 複勝率10.7%、単勝回収率174、複勝回収率61
- 複勝圏外が多すぎる。単勝回収率の高さは偶発的で、継続性に疑問。
5位:勝浦正樹
- 複勝率21.4%、単勝回収率206、複勝回収率87
- 単勝回収率は高いが、複勝率・回収率が低く、信頼性に欠ける。
③ 複勝率は低いが回収率が高い騎手 TOP3
1位:団野大成
- 複勝率16.0%、単勝回収率315、複勝回収率78
- 単勝で爆発するタイプ。4勝すべてが高配当(平均単勝78.8倍)の驚異的データ。
2位:浜中俊
- 複勝率33.3%、単勝回収率102、複勝回収率106
- 大穴専門家。単勝・複勝回収率ともに100超えで、穴馬狙いの際は要チェック。
3位:岩田康誠
- 複勝率17.9%、単勝回収率180、複勝回収率55
- 単勝回収率が非常に高いが、複勝率が低く、一発勝負の傾向が強い。
④ 総合評価まとめ
- 安定性重視なら「ルメール」「横山武史」「武豊」
- 複勝率が高く、回収率も安定しているため、堅実な馬券を組みたい場合に最適。
- 高配当狙いなら「北村友一」「団野大成」「浜中俊」
- 単勝回収率が100を超える騎手は大穴の可能性が高いが、複勝率が低いためリスクも伴う。
- 避けた方が無難な騎手は「横山和生」「坂井瑠星」
- 複勝率・回収率ともに低く、安定した成績が期待できない。
※戦略のポイント
- 先行馬が有利な函館競馬場では、「複勝率の高い騎手×内枠の先行馬」の組み合わせが堅実。
- 大穴を狙う場合は、「単勝回収率100超えの騎手×中距離実績馬」に注目すると良い
人気別

人気別考察
1. 人気馬(1~4番人気)の傾向
■平均データ
- 勝率・複勝率が高い(1番人気:勝率33.4%、複勝率64.5%)
- 単勝・複勝回収率は80前後で安定
- 人気順に成績が低下(4番人気:勝率9.4%、複勝率33.7%)
■本レースデータ
- 1番人気がさらに好調
→ 勝率34.2%(平均+0.8pt)、複勝率70.0%(平均+5.5pt)で超安定
→ 単勝回収率82、複勝回収率89と回収面でも優れる - 2番人気が驚異的な高回収
→ 単勝回収率103(平均80→+23pt大幅上昇)
→ 勝率25.8%は平均より高いが、複勝率56.7%は平均並み - 3~4番人気は不振
→ 3番人気:勝率10.8%(平均13.2%→-2.4pt)
→ 4番人気:勝率5.8%(平均9.4%→-3.6pt)と大幅低下
▼結論
1番人気が圧倒的安定+2番人気が高配当の穴場
3~4番人気は平均より苦戦傾向
2. 中穴人気馬(5~8番人気)の傾向
■平均データ
- 勝率2.8~7.0%、複勝率13.0~26.6%
- 回収率は単勝72~78、複勝74~78で低め
■本レースデータ
- 5番人気が突出
→ 複勝率30.0%(平均26.6%→+3.4pt)
→ 単勝回収率73(平均78)、複勝回収率82(平均76)と回収面でも上昇 - 7番人気が大穴化
→ 勝率6.0%(平均3.8%→+2.2pt)
→ 単勝回収率132(平均76→+56pt爆上げ)
→ 複勝率17.2%は平均並みだが、単勝で大穴あり - 6・8番人気は平均並み~やや不振
▼結論
5番人気が堅実+7番人気に超大穴の可能性
6・8番人気は控えめな結果
3. 大穴人気馬(9~18番人気)の傾向
■平均データ
- 勝率0.1~1.9%、複勝率0.7~10.0%
- 回収率は単勝10~72、複勝32~73と低水準
■本レースデータ
- 10番人気が驚異的
→ 複勝率12.6%(平均7.9%→+4.7pt)
→ 複勝回収率129(平均69→+60pt)で超大穴
→ 勝率1.1%は平均並みだが、複勝圏内なら高配当 - 11番人気も複勝回収率114と異常値
→ 複勝率9.4%(平均6.1%→+3.3pt) - 9・12~16番人気は平均以下(複勝率0~10.5%)
▼結論
10~11番人気に超大穴のチャンスあり
特に複勝馬券で高回収が見込める
9番人気以下はほぼ不発
総合評価
- 人気馬:1番人気が超安定、2番人気は高配当の意外な穴場
- 中穴馬:5番人気が堅実、7番人気に単勝超大穴の可能性
- 大穴馬:10~11番人気の複勝が桁外れの高回収(ただし的中率低め)
★戦略的アドバイス
- 堅実派:1番人気×2番人気のワイドor馬連
- 穴狙い:7番人気単勝 or 10~11番人気複勝
- 要注意:9番人気以下は複勝率低い為狙うなら要注意
クラス別

クラス別考察
① 回収率が低くなっているクラス(堅いレース)
- 未勝利
- 単勝回収値:65 → 63(▲2)
- 複勝回収値:70 → 64(▲6)
- 評価:平均よりさらに堅い展開。人気馬が安定しやすく、穴馬が不発。
- 2勝クラス
- 単勝回収値:71 → 61(▲10)
- 複勝回収値:74 → 80(+6)
- 評価:単勝回収値が大幅低下。複勝回収値は微増だが、単勝で人気馬が堅実。
- 3勝クラス
- 単勝回収値:89 → 55(▲34)
- 複勝回収値:79 → 62(▲17)
- 評価:大幅に堅い。単勝・複勝ともに回収率低下で、人気馬が圧倒的有利。
- G3
- 単勝回収値:79 → 41(▲38)
- 複勝回収値:76 → 54(▲22)
- 評価:極端に堅い。単勝回収値41は異常値で、ほぼ人気馬決着。
② 回収率が高くなっているクラス(荒れるレース)
- 新馬
- 単勝回収値:78 → 90(+12)
- 複勝回収値:72 → 82(+10)
- 評価:荒れやすい。単勝・複勝ともに回収率上昇で、穴馬が絡みやすい。
- 1勝クラス
- 単勝回収値:70 → 78(+8)
- 複勝回収値:73 → 67(▲6)
- 評価:単勝回収値が上昇し、穴馬が勝つケース増加。複勝はやや堅い。
- OPEN(非L)
- 単勝回収値:71 → 91(+20)
- 複勝回収値:70 → 77(+7)
- 評価:単勝で大荒れ。単勝回収値91は超大穴の可能性あり。
③ 回収率が変わらないクラス(平均的なレース)
- 該当クラスなし
- すべてのクラスで回収率に変化あり。
④ データがないクラス(レースが開催されていない)
- OPEN(L)
- G2
- G1
- 評価:これらのクラスのレースは行われていない。
総合評価
- 堅いレース(低回収):未勝利・2勝・3勝・G3
- 特に3勝クラスとG3は極端に堅く、人気馬が圧倒的に有利。
- 荒れるレース(高回収):新馬・1勝・OPEN(非L)
- 新馬とOPEN(非L)は単勝回収値が大きく上昇し、穴馬が勝ちやすい。
- 開催なし:OPEN(L)・G2・G1はデータなし。
★戦略的アドバイス
- 堅いレースでは人気馬中心の馬券(単勝・複勝)が有効。
- 荒れるレースでは穴馬(5番人気以降)を狙うと高配当の可能性あり。
- G3や3勝クラスは単勝人気馬が圧倒的に安定しているため、流し馬券は避ける。
脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察
1. 逃げ(フロントランナー)
- 平均データ
- 複勝率:39.1%
- 単勝回収値:209 / 複勝回収値:138
- 本レースデータ
- 複勝率:43.9%(+4.8pt上昇)
- 単勝回収値:275(+66) / 複勝回収値:128(▲10)
- 評価:非常に有効
- 複勝率が平均より高く、単勝回収値も大幅上昇。
- 「逃げ馬」は本レースで圧倒的に成功しやすく、高配当も期待できる。
2. 先行(ストライカー)
- 平均データ
- 複勝率:35.5%
- 単勝回収値:100 / 複勝回収値:99
- 本レースデータ
- 複勝率:41.3%(+5.8pt上昇)
- 単勝回収値:93(▲7) / 複勝回収値:112(+13)
- 評価:有効
- 複勝率が平均より高く、複勝回収値も上昇。
- 「先行馬」は安定して複勝圏内に入りやすく、回収面でも有利。
3. 中団(インザミドル)
- 平均データ
- 複勝率:20.3%
- 単勝回収値:57 / 複勝回収値:71
- 本レースデータ
- 複勝率:19.4%(▲0.9pt低下)
- 単勝回収値:35(▲22) / 複勝回収値:53(▲18)
- 評価:やや不利
- 複勝率・回収率ともに平均以下。
- 「中団馬」は本レースでは苦戦気味で、回収面でも期待薄。
4. 後方(クラスファイヤー)
- 平均データ
- 複勝率:7.5%
- 単勝回収値:25 / 複勝回収値:30
- 本レースデータ
- 複勝率:5.4%(▲2.1pt低下)
- 単勝回収値:20(▲5) / 複勝回収値:25(▲5)
- 評価:極めて不利
- 複勝率・回収率ともにさらに低下。
- 「後方馬」はほぼ不発で、馬券対象外。
5. マクリ(スパート型)
- 平均データ
- 複勝率:48.3%
- 単勝回収値:152 / 複勝回収値:151
- 本レースデータ
- 複勝率:53.6%(+5.3pt上昇)
- 単勝回収値:206(+54) / 複勝回収値:131(▲20)
- 評価:非常に有効
- 複勝率が平均より高く、単勝回収値も大幅上昇。
- 「マクリ馬」は勝率・複勝率ともに高く、単勝で高配当も狙える。
総合評価と戦略的アドバイス
✅ 有効な脚質(積極的に狙うべき)
- 逃げ(複勝率43.9%、単勝回収値275)
- 函館のコース特性(スタート直後の下り坂)と相性が良い。
- マクリ(複勝率53.6%、単勝回収値206)
- 最後の直線下りを活かした仕掛けが効きやすい。
- 先行(複勝率41.3%、複勝回収値112)
- 堅実に複勝圏内に入りやすく、回収も良好。
⚠ やや不利~避けるべき脚質
- 中団(複勝率19.4%)
- 人気馬に混ざれず、回収率も低い。
- 後方(複勝率5.4%)
- ほぼ不発で馬券対象外。
3F 1位(最終直線最速グループ)
- 平均データ
- 複勝率:64.2%
- 単勝回収値:250 / 複勝回収値:187
- 本レースデータ
- 複勝率:61.7%(▲2.5pt低下)
- 単勝回収値:274(+24) / 複勝回収値:148(▲39)
- 評価:逃げ先行馬がやや有利
- 複勝率が若干低下し、回収値も単勝のみ上昇。
3F 2位(最終直線2番手グループ)
- 平均データ
- 複勝率:53.3%
- 単勝回収値:162 / 複勝回収値:160
- 本レースデータ
- 複勝率:56.6%(+3.3pt上昇)
- 単勝回収値:136(▲26) / 複勝回収値:153(▲7)
- 評価:前有利でも末脚必須
- 複勝率が上昇し、回収率も平均並み。
3. 3F 3位(最終直線3番手グループ)
- 平均データ
- 複勝率:44.1%
- 単勝回収値:118 / 複勝回収値:138
- 本レースデータ
- 複勝率:45.7%(+1.6pt上昇)
- 単勝回収値:65(▲53) / 複勝回収値:103(▲35)
- 評価:前残りでも3位の脚は必要
- 複勝率は微増だが、回収率が大幅低下。
3F 4~5位(中位グループ)
- 平均データ
- 複勝率:28.5%
- 単勝回収値:83 / 複勝回収値:93
- 本レースデータ
- 複勝率:33.5%(+5.0pt上昇)
- 単勝回収値:109(+26) / 複勝回収値:102(+9)
- 評価:逃げ先行馬が有利
- 複勝率・回収率ともに上昇。
- 「中団から抜け出す先行馬」や「マクリ馬」が活躍。
5. 3F 6位~(最終直線低速グループ)
- 平均データ
- 複勝率:7.5%
- 単勝回収値:24 / 複勝回収値:30
- 本レースデータ
- 複勝率:7.0%(▲0.5pt低下)
- 単勝回収値:15(▲9) / 複勝回収値:28(▲2)
- 評価:差し追い込み馬が不利
- データが平均並みで、後方からの追い込みはほぼ不発。
馬番

馬番考察
1. 内番(1~4番)
- 平均データ
- 複勝率:24.1%~25.4%(4番が最高)
- 回収率:単勝73~83 / 複勝70~76
- 本レースデータ
- 複勝率:23.5%~31.7%(2番が最高)
- 1番:27.7%(+3.6pt↑)
- 2番:31.7%(+6.3pt↑) ◎突出して有利
- 3番:31.1%(+7.7pt↑)
- 4番:23.5%(▲1.5pt↓)
- 回収率:
- 2番・3番の複勝回収値が84~85と高く、穴馬としても有効。
- 4番は回収率53と低迷。
- 複勝率:23.5%~31.7%(2番が最高)
- 評価:
- 2番・3番が圧倒的に有利(複勝率+回収率ともに上昇)。
- 1番は堅実、4番はやや不振。
2. 中番(5~12番)
- 平均データ
- 複勝率:19.7%~25.2%(6番が最高)
- 回収率:単勝58~81 / 複勝68~77
- 本レースデータ
- 複勝率:21.6%~26.4%(9番が最高)
- 5番:23.3%(▲0.2pt↓)
- 7番:25.6%(+2.3pt↑)
- 8番:23.4%(+0.2pt↑) 単勝回収値147で超大穴あり
- 9番:26.4%(+4.7pt↑)
- 回収率:
- 8番の単勝回収値147が異常値。
- 12番の複勝回収値92も高く、穴馬候補。
- 複勝率:21.6%~26.4%(9番が最高)
- 評価:
- 7番・9番が安定(複勝率上昇)。
- 8番・12番は高配当狙いの穴(回収率が突出)。
3. 外番(13~18番)
- 平均データ
- 複勝率:15.8%~19.1%(14番が最高)
- 回収率:単勝46~82 / 複勝63~78
- 本レースデータ
- 複勝率:7.7%~20.0%(15番が最高)
- 13番:14.8%(▲4.1pt↓) 単勝回収値190の超大穴あり
- 15番:20.0%(+3.1pt↑)
- 16番:7.7%(▲10.1pt↓)
- 回収率:
- 13番の単勝回収値190は極端な高配当。
- その他は全体的に低回収。
- 複勝率:7.7%~20.0%(15番が最高)
- 評価:
- 15番のみ有効(複勝率上昇)。
- 13番は一発大穴、16番以降は不発。
総合評価(複勝率ベース)
1. 内番(1~4番)
- 2番・3番が最有利(複勝率30%超+回収率も良好)。
- 1番は堅実、4番はやや不安定。
2. 中番(5~12番)
- 7番・9番が安定(複勝率25%前後)。
- 8番・12番は高配当狙い(単勝回収値147・複勝回収値92)。
3. 外番(13~18番)
- 15番のみ有効(複勝率20%)。
- 13番は単勝で超大穴(回収値190)、16番は不発。
戦略的アドバイス
✅ 堅実派の選択肢
- 内番の2番・3番を複勝or馬連の軸に。
- 中番の7番・9番をワイドで絡める。
✅ 穴馬狙いの選択肢
- 8番・12番の単勝or複勝(高回収率を期待)。
- 13番の単勝(回収値190の超大穴)。
⚠ 避けるべき馬番
- 4番(複勝率・回収率ともに低い)
- 16番(複勝率10%未満)
奇数番 vs 偶数番の比較分析
1. 奇数番の成績
- 複勝率:25.5%
- 単勝回収値:77 / 複勝回収値:70
- 勝率・連対率も偶数番を上回る(勝率8.9% vs 7.4%、連対率17.7% vs 15.0%)
2. 偶数番の成績
- 複勝率:23.4%
- 単勝回収値:64 / 複勝回収値:70
- 奇数番に比べ全指標でやや劣る
3. 評価
- 奇数番が明確に有利
→ 複勝率+2.1pt、単勝回収値+13と差が顕著
→ 特に「7番・9番」が本レースで好調(前回分析参照) - 偶数番は2番・8番に穴馬あり(単勝回収値69・147)
大外(最外枠)の有利度分析
1. 平均データ vs 本レースデータ比較
指標 | 平均データ | 本レースデータ | 差分 | 評価 |
---|---|---|---|---|
複勝率 | 22.2% | 26.7% | +4.5pt | 有利 |
単勝回収値 | 66 | 117 | +51 | 超大穴あり |
複勝回収値 | 68 | 71 | +3 | 微増 |
2. 結論
- 大外がは極めて有利
- 複勝率・回収率ともに平均を上回り、単勝回収値117は超大穴の証左
- 函館競馬場のコース特性(外枠不利が少ない)が影響か
- 具体的な活躍例
- 本レースでは8番・12番・13番が高回収(前回分析参照)
種牡馬

種牡馬考察
① 総合評価ベスト5(複勝率・回収率の高い種牡馬)
- ステイゴールド
- 複勝率50.0% | 単勝回収441 | 複勝回収192
- 圧倒的な成績。単勝・複勝ともに桁違いの回収率で超大穴馬産駒
- サトノダイヤモンド
- 複勝率42.9% | 単勝回収295 | 複勝回収195
- 高回収率を維持しながら安定した複勝率
- キズナ
- 複勝率44.7% | 単勝回収181 | 複勝回収112
- 勝率19.1%と高く、安定した活躍
- モーリス
- 複勝率36.4% | 単勝回収296 | 複勝回収93
- 単勝回収率が突出して高く、大穴馬を生産
- ダイワメジャー
- 複勝率34.8% | 単勝回収60 | 複勝回収207
- 複勝回収207は全種牡馬中最高値
② 総合評価ワースト5(複勝率・回収率の低い種牡馬)
- ヴィクトワールピサ
- 複勝率15.4% | 単勝回収77 | 複勝回収38
- 全指標が低迷
- ハーツクライ
- 複勝率20.4% | 単勝回収40 | 複勝回収67
- 勝率5.6%と極端に低い
- ルーラーシップ
- 複勝率26.6% | 単勝回収42 | 複勝回収77
- 勝率6.3%がネック
- ブラックタイド
- 複勝率23.8% | 単勝回収43 | 複勝回収50
- 全体的に低水準
- ジャスタウェイ
- 複勝率24.0% | 単勝回収35 | 複勝回収65
- 回収率が特に低い
③ 複勝率低めだが回収率高い種牡馬TOP3
- キングカメハメハ
- 複勝率25.0% | 単勝回収170 | 複勝回収120
- 複勝率は平均的だが回収率が突出
- ノヴェリスト
- 複勝率25.0% | 単勝回収168 | 複勝回収136
- 単複ともに高回収
- キタサンブラック
- 複勝率31.8% | 単勝回収169 | 複勝回収85
- 連対率31.8%とそこそこながら高配当
④ 総合評価
◎おすすめ種牡馬産駒
- ステイゴールド産駒は単勝・複勝ともに絶好調
- サトノダイヤモンド・キズナ産駒は安定性と高回収を両立
- 穴馬狙いならモーリス・キングカメハメハ産駒
▲注意すべき種牡馬
- ヴィクトワールピサ・ハーツクライ産駒は成績低迷
- ジャスタウェイ産駒は回収率が特に低い
★戦略的アドバイス
- 単勝大穴狙い:ステイゴールド・モーリス産駒
- 複勝堅実狙い:キズナ・サトノダイヤモンド産駒
- 中穴狙い:キタサンブラック・ノヴェリスト産駒
前走距離

前走距離考察
1. 同距離(前走と同一距離)
- 平均データ
- 複勝率:25.2%
- 回収率:単勝72 / 複勝74
- 本レースデータ
- 複勝率:25.2%(±0.0pt)
- 回収率:単勝60(▲12) / 複勝62(▲12)
- 評価:堅実だが回収率低下
- 複勝率は平均並みだが、回収率が低下しており、人気馬が勝ちやすい傾向。
2. ±200m以内(前走と200m以内の差)
- 平均データ
- 複勝率:23.7%
- 回収率:単勝72 / 複勝74
- 本レースデータ
- 複勝率:25.2%(+1.5pt↑)
- 回収率:単勝72(±0) / 複勝71(▲3)
- 評価:やや有利
- 複勝率が平均より高く、単勝回収率は変わらず。若干の穴馬もあり。
3. ±400m以内(前走と400m以内の差)
- 平均データ
- 複勝率:23.0%
- 回収率:単勝72 / 複勝73
- 本レースデータ
- 複勝率:24.1%(+1.1pt↑)
- 回収率:単勝69(▲3) / 複勝68(▲5)
- 評価:微増だが回収率低下
- 複勝率は上昇しているが、回収率がやや低く、人気馬中心の結果。
4. ±600m以内(前走と600m以内の差)
- 平均データ
- 複勝率:22.6%
- 回収率:単勝71 / 複勝73
- 本レースデータ
- 複勝率:23.3%(+0.7pt↑)
- 回収率:単勝68(▲3) / 複勝67(▲6)
- 評価:平均並み
- 複勝率・回収率ともに大きな変化なし。
5. 距離延長(前走より距離が長い)
- 平均データ
- 複勝率:18.8%
- 回収率:単勝70 / 複勝69
- 本レースデータ
- 複勝率:19.9%(+1.1pt↑)
- 回収率:単勝77(+7) / 複勝59(▲10)
- 評価:単勝で穴馬が活躍
- 単勝回収率が上昇しており、延長戦で穴馬が勝つケースあり。
- 複勝回収率は低下しているため、複勝は堅実派向け。
6. 距離短縮(前走より距離が短い)
- 平均データ
- 複勝率:21.7%
- 回収率:単勝69 / 複勝74
- 本レースデータ
- 複勝率:23.4%(+1.7pt↑)
- 回収率:単勝65(▲4) / 複勝85(+11)
- 評価:複勝で高回収
- 複勝回収率が85と高く、短縮戦で複勝穴馬が狙える。
7. 500m以上延長(大幅な距離延長)
- 平均データ
- 複勝率:12.8%
- 回収率:単勝46 / 複勝59
- 本レースデータ
- 複勝率:14.6%(+1.8pt↑)
- 回収率:単勝62(+16) / 複勝54(▲5)
- 評価:単勝でやや穴あり
- 単勝回収率が上昇しており、大穴馬が稀に活躍。
8. 500m以上短縮(大幅な距離短縮)
- 平均データ
- 複勝率:15.3%
- 回収率:単勝75 / 複勝75
- 本レースデータ
- 複勝率:13.5%(▲1.8pt↓)
- 回収率:単勝0(▲75) / 複勝95(+20)
- 評価:複勝で超大穴の可能性
- 単勝回収率0は不発が多いが、複勝回収率95は高く、複勝限定で狙い目。
総合評価
✅ 有利な距離変化パターン
- ±200m以内(複勝率25.2%)→ 安定した成績で堅実派向け。
- 距離短縮(複勝回収率85)→ 複勝で高配当が期待できる。
- 500m以上短縮(複勝回収率95)→ 超大穴狙いの複勝馬券に有効。
⚠ 注意すべき距離変化
- 500m以上延長(複勝率14.6%)→ 単勝はやや穴ありだが、複勝は低回収。
- 同距離(回収率低下)→ 人気馬が勝ちやすく、配当が低め。
前走コース

前走コース考察
① 複勝率と回収率の総合考察
前走コース | 複勝率 | 単勝回収値 | 複勝回収値 | 評価 |
---|---|---|---|---|
函館・芝1800 | 31.1% | 62 | 68 | 安定感◎(同コース有利) |
阪神・芝2000 | 42.3% | 248 | 110 | 超大穴あり(高回収) |
中京・芝1600 | 40.0% | 170 | 118 | 高配当狙い |
新潟・芝1800外 | 33.3% | 78 | 125 | 複勝で高回収 |
中山・芝2000 | 33.3% | 41 | 167 | 複勝超大穴 |
東京・芝1600 | 27.8% | 189 | 70 | 単勝穴馬 |
函館・芝2000 | 24.2% | 31 | 90 | 複勝回収値のみ高め |
函館・芝1200 | 14.8% | 16 | 49 | 極端に不利 |
- 総合優位性:
- 同コース(函館芝1800)が最も安定(複勝率31.1%)。
- 阪神芝2000→函館芝1800は単勝回収値248と超大穴の宝庫。
- 中京芝1600も単勝170倍と高配当期待。
② 前走場所の平均的評価
競馬場 | 平均複勝率 | 特徴 |
---|---|---|
阪神 | 35.6% | 最高成績(特に芝2000→芝1800が突出) |
中京 | 32.1% | 短距離(1600m)からの変化が有利 |
新潟(外) | 33.3% | 複勝回収値125と高配当 |
函館 | 23.4% | 同コース以外は苦戦(芝1200は不発) |
東京 | 29.5% | 芝1600→1800で単勝189倍の穴あり |
中山 | 30.4% | 芝2000→1800で複勝回収値167 |
- ◎おすすめ前走場所:阪神・中京・新潟(外)
- ▲注意場所:函館芝1200・福島芝1800(複勝率12~15%)
③ 距離延長 vs 短縮の有利性
距離変化 | 平均複勝率 | 特徴 |
---|---|---|
短縮(-200m) | 24.2% | 函館芝2000→1800は複勝回収値90 |
延長(+200m) | 29.7% | 阪神芝1600外→1800が堅実 |
大幅短縮(-400m~) | 35.3% | 新潟芝2000外→1800で複勝回収値165 |
- 結論:短縮戦が有利(特に400m以上の短縮で複勝回収値が急上昇)。
④ 最適な前走場所と距離変化
- 阪神・芝2000 → 函館芝1800
- 複勝率42.3% + 単勝回収値248
- 戦略:単勝大穴狙いの最適候補。
- 中京・芝1600 → 函館芝1800
- 複勝率40.0% + 単勝回収値170
- 戦略:距離延長(+200m)でも好成績。
- 新潟・芝1800外(同距離)
- 複勝率33.3% + 複勝回収値125
- 戦略:複勝馬券で高回収を狙う。
⑤ 総合評価と戦略的アドバイス
✅ 最優先すべきパターン
- 阪神芝2000からの短縮(-200m)
→ 単勝248倍・複勝110倍の超大穴が期待できる。 - 中京芝1600からの延長(+200m)
→ 単勝170倍・複勝118倍と高配当。
✅ 堅実派向け
- 函館芝1800(同コース)
→ 複勝率31.1%で安定。 - 新潟芝1800外(同距離)
→ 複勝回収値125が魅力。
⚠ 避けるべきパターン
- 函館芝1200→1800(大幅延長)
→ 複勝率14.8%と極端に低い。 - 福島芝1800(同距離)
→ 複勝率12.2%・回収値32と不発。
★実践的な馬券戦略
- 単勝穴狙い:阪神芝2000or中京芝1600出身馬を軸に。
- 複勝高回収狙い:新潟芝1800外or中山芝2000出身馬を選択。
- 流し馬券:阪神・中京・新潟出身馬を軸に3連複を組む。
💡 ポイント:函館芝1800は短縮戦で超大穴、同コースor同距離で堅実な結果が出やすい。データを活用して人気馬と穴馬のバランスを取ることが勝ち馬発見の鍵!