函館芝１２００ｍ特徴

函館芝１２００ｍ

函館芝１２００ｍ解説

【コース特性】

スタート→3コーナー（約490m）は緩やかな上り坂（最大高低差3.5m）
3～4コーナーはスパイラルカーブ（札幌より緩やか）
4コーナー頂点→ゴールは緩やかな下り（直線距離262m前後）

【勝ち馬の傾向】

逃げ・先行馬が圧倒的に有利（芝1200mで最高の逃げ切り率）
人気薄の逃げ馬が穴馬になりやすい
枠順では中枠（5-7枠）が有利
※外枠は不利、内枠は混戦リスク

【注意点】

前半の上り坂で体力を消耗しない馬選びが重要
ゴール前の短い直線で位置取りが決まる
多頭数時はペース読みが勝負の鍵

（核心ポイント）
「どの馬が逃げるか」の事前予想が最も重要。人気に関わらず逃げ馬を拾うことが勝利への近道。

函館芝１２００ｍデータ(２０１９年～２０２４年)

騎手

騎手考察

① 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合ベスト5（高評価騎手）

横山武史（複勝率44.3%、単勝回収147、複勝回収98）
→ 高単勝回収が光る。複勝率も高く、穴馬を当てる手腕に優れる。
武豊（複勝率51.3%、単勝回収109、複勝回収94）
→ 安定感No.1。複勝率50％超えで回収率も良好。
鮫島克駿（複勝率35.1%、単勝回収114、複勝回収89）
→ 単勝・複勝回収が両立。勝率17％と実力派。
団野大成（複勝率23.0%、単勝回収210、複勝回収96）
→ 単勝回収210が圧倒的。低人気馬の勝ち鞍が多い。
大野拓弥（複勝率33.7%、単勝回収70、複勝回収107）
→ 複勝回収107が最高クラス。3着内に入ればほぼプラス。

② 複勝率・単勝回収率・複勝回収率の総合ワースト5（低評価騎手）

菱田裕二（複勝率22.2%、単勝回収32、複勝回収88）
→ 単勝回収32が致命的。勝率4.3％と低く、人気馬でも勝てない。
横山和生（複勝率26.4%、単勝回収36、複勝回収85）
→ 単勝回収36で投資効率悪い。複勝率も低め。
岩田康誠（複勝率19.4%、単勝回収51、複勝回収50）
→ 全指標が低水準。8.2％勝率では厳しい。
古川吉洋（複勝率12.1%、単勝回収42、複勝回収43）
→ 複勝率12％は最低クラス。単勝・複勝ともに回収不能。
松田大作（複勝率17.9%、単勝回収102、複勝回収84）
→ 単勝回収はまあまあだが、複勝率が低すぎる。

③ 複勝率は低いが単勝・複勝回収率が高い騎手（穴馬狙いの隠れ強者）

団野大成（複勝率23.0%、単勝回収210、複勝回収96）
→ 単勝回収210は異常値級。大穴を当てる能力が突出。
秋山稔樹（複勝率24.6%、単勝回収36、複勝回収131）
→ 複勝回収131が最高。3着内ならほぼ利益確定。
鷲頭虎太（複勝率29.2%、単勝回収98、複勝回収72）
→ 勝率20.8％と高く、単勝回収も良好。少ない騎乗で効率的。

④ 総合評価

✅ おすすめ騎手：

横山武史（単勝・複勝両方で高回収）
団野大成（大穴専門で単勝回収210は無視できない）
武豊（安定感抜群で複勝率50％超え）

⚠ 要注意騎手：

菱田裕二・横山和生（単勝回収30台は避けた方が無難）
古川吉洋（複勝率12％は論外）

🔍 穴馬狙いの隠れ玉：

秋山稔樹（複勝回収131）
鷲頭虎太（勝率20％超えの効率型）

戦略的には、横山武史・団野大成を軸に、秋山稔樹や鷲頭虎太の低人気馬を絡めるのが有効。 逆に菱田・横山和生の単勝支持はリスクが高い。

クラス別

クラス別考察

1. 新馬戦

単勝回収：65（平均78）→ ▼13ポイント低下
複勝回収：68（平均72）→ ▼4ポイント低下
→ ① 堅いレース（人気馬が勝ちやすい）

2. 未勝利戦

単勝回収：57（平均65）→ ▼8ポイント低下
複勝回収：79（平均70）→ ▲9ポイント上昇
→ 単勝は堅いが、複勝で荒れる傾向

3. 1勝クラス

単勝回収：64（平均70）→ ▼6ポイント低下
複勝回収：80（平均73）→ ▲7ポイント上昇
→ 単勝は堅く、複勝でやや荒れる

4. 2勝クラス

単勝回収：72（平均71）→ ±1ポイント（変化なし）
複勝回収：83（平均74）→ ▲9ポイント上昇
→ ③ 平均的（単勝）＋ ② 複勝で荒れる

5. 3勝クラス

単勝回収：151（平均89）→ ▲62ポイント上昇
複勝回収：82（平均79）→ ▲3ポイント上昇
→ ② 大幅に荒れるレース（単勝回収151は異常値級）

6. OP（非L）

単勝回収：30（平均71）→ ▼41ポイント低下
複勝回収：52（平均70）→ ▼18ポイント低下
→ ① 極端に堅いレース（人気馬が圧倒的）

7. OP（L）・G2・G1

データなし → ④ 該当レースなし

8. G3

単勝回収：85（平均79）→ ▲6ポイント上昇
複勝回収：83（平均76）→ ▲7ポイント上昇
→ ② やや荒れるレース

総合評価

堅いレース（単勝・複勝ともに回収率低下）
- 新馬戦、OP（非L） → 人気馬が安定。
荒れるレース（回収率上昇）
- 3勝クラス（単勝回収151）、G3、2勝クラス（複勝） → 穴馬が活躍。
平均的なレース
- 2勝クラス（単勝） → 変化なし。
データ不足クラス
- OP（L）・G2・G1 → 対象レースなし。

戦略的アドバイス：

3勝クラスは大穴狙い（単勝回収151は絶好のチャンス）。
新馬戦・OP（非L）は人気馬を軸に堅実に。
G3・2勝クラスは複勝で穴馬を拾うと回収率アップ。

脚質×上がり３F

脚質×上がり３F考察

1. 逃げ戦略

複勝率：44.8%（平均39.1%）→ ▲5.7ポイント上昇
単勝回収：165（平均209）→ ▼44ポイント低下
複勝回収：144（平均138）→ ▲6ポイント上昇

評価：
✅ 複勝率・複勝回収が向上 → 逃げ戦略が有効
⚠ 単勝回収は低下しているが、複勝で安定してプラス可能。

2. 先行戦略

複勝率：38.6%（平均35.5%）→ ▲3.1ポイント上昇
単勝回収：105（平均100）→ ±5ポイント（微増）
複勝回収：104（平均99）→ ▲5ポイント上昇

評価：
✅ 複勝率・回収率ともに向上 → 先行戦略が有効
→ 平均より堅実な結果で、単勝・複勝ともに回収可能。

3. 中団戦略

複勝率：20.5%（平均20.3%）→ ±0.2ポイント（変化なし）
単勝回収：45（平均57）→ ▼12ポイント低下
複勝回収：76（平均71）→ ▲5ポイント上昇

評価：
⚠ 単勝回収が低下 → 中団からの捲り（マクリ）が効きにくい
→ 複勝では平均並みだが、単勝では厳しい結果。

4. 後方戦略

複勝率：7.4%（平均7.5%）→ ▼0.1ポイント低下
単勝回収：33（平均25）→ ▲8ポイント上昇
複勝回収：38（平均30）→ ▲8ポイント上昇

評価：
⚠ 複勝率は平均並みだが回収率は向上
→ 後方からの追い込みは回収面では改善したが、依然として低勝率。

5. マクリ戦略

データなし（本レースではマクリ脚質の馬がいない）
→ 戦略評価不能

総合評価

有効な脚質戦略

逃げ（複勝率44.8%・複勝回収144）
→ 最も安定した戦略。単勝回収は低下するが、複勝で稼げる。
先行（複勝率38.6%・複勝回収104）
→ 平均より堅実。単勝・複勝ともに回収可能。

注意が必要な脚質戦略

中団
→ 単勝回収が悪化。複勝では平均並みだが、捲りが効きにくい。
後方
→ 勝率・複勝率は低いが、回収率は向上。大穴狙いならあり。

戦略的アドバイス

逃げ・先行馬を軸にした方が安定。
中団・後方は複勝で少量投資する程度が無難。
マクリ戦略はデータ不足のため、現状では判断不能。

結論：
本レースでは「逃げ」と「先行」が最も有効な脚質戦略。中団・後方は穴狙い以外では避けるべき。

レースの傾向

逃げ・先行馬が圧倒的に有利
- 3F 1位・2位の複勝率が低下 → 差し・追い込み馬が最後に伸びきれない。
- 3F ～5位の数値が向上 → 中団以降の馬が苦戦。

ラスト３F

3F 1位・2位の差し馬は要注意（回収率が大幅低下）。
3F ～5位の馬は複勝で拾うと回収率アップ。
3F 6位～は避ける（勝率・回収率ともに低い）。

結論：
本レースでは「逃げ・先行馬」が有利で、差し・追い込み馬は低い数値的な結果。3Fデータを活用し、終盤スピードが落ちない馬を選ぶことが重要。

馬番

馬番考察

平均データと本レースデータの比較

内番：
- 平均：24.7% → 本レース：26.2%
- 本レースでは平均よりさらに複勝率が向上。特に2番（31.8%）が突出。
中番：
- 平均：22.3% → 本レース：23.6%
- 平均よりやや高く、7番（27.7%）や5番（26.2%）が好走。
外番：
- 平均：17.7% → 本レース：17.9%
- 平均とほぼ同水準だが、15番（22.3%）が好結果。

5. 総合的な有利度の結論

内番が最も有利（平均・本レースともに複勝率トップ）。
- 特に2番・1番の複勝率が高い。
中番は内番に次ぐ有利性。
- 7番・5番・6番・8番が本レースで好走。
外番は全体的に不利だが、15番など一部で好結果の可能性あり。

レース戦略への応用：

内番（1～4番）を軸に、中番（5～8番）の好走馬を絡めるのが効率的。
外番は全体的に避けるが、オッズ次第で15番などに注目。

奇数番と偶数番の比較

複勝率:

偶数番: 23.1%
奇数番: 24.3%

奇数番の方が複勝率が1.2ポイント高いです。

回収率:

偶数番: 74
奇数番: 82

奇数番の方が回収率が8ポイント高いです。

結論:
奇数番の方が複勝率・回収率ともに優れており、奇数番の方が少し有利と言えます。

平均データと本レースデータの大外比較

複勝率:

平均データ: 22.2%
本レースデータ: 19.5%

本レースの大外は平均より2.7ポイント低く、不利です。

回収率:

平均データ: 68
本レースデータ: 47

本レースの大外は平均より21ポイント低く、不利です。

総合評価:
本レースの大外は、複勝率・回収率ともに平均を下回っており、明らかに不利な状況です。特に回収率の低下が顕著で、大外の馬券は期待値が低いと言えます

種牡馬

種牡馬考察

① 複勝率と単勝回収率と複勝回収率の総合で高い順ベスト5

順位	種牡馬	複勝率	単勝回収値	複勝回収値	総合評価
1	トゥザワールド	30.0%	443	100	573
2	モーリス	27.8%	194	102	393
3	ジョーカプチーノ	39.5%	127	82	248
4	ダノンシャンティ	40.7%	70	76	146
5	ミッキーアイル	40.8%	37	113	250

コメント: トゥザワールドは、単勝回収値が非常に高く、複勝率も優れています。モーリスも高い評価を得ており、安定した成績を残しています。ジョーカプチーノは複勝率が特に高く、注目の種牡馬です。

② 複勝率と単勝回収率と複勝回収率の総合で低い順ベスト5

順位	種牡馬	複勝率	単勝回収値	複勝回収値	総合評価
1	マツリダゴッホ	19.4%	92	72	164
2	ハーツクライ	25.5%	22	141	163
3	エピファネイア	24.4%	40	72	112
4	キンシャサノキセキ	25.2%	58	83	141
5	カレンブラックヒル	24.0%	91	92	183

コメント: マツリダゴッホは総合評価が最も低く、成績が振るわない印象です。ハーツクライも同様で、回収値が低いのが目立ちます。エピファネイアは複勝率がそこそこですが、回収値が低く評価が下がっています。

③ 複勝率は低いが単勝回収率と複勝回収率の両方高い種牡馬ベスト3

順位	種牡馬	複勝率	単勝回収値	複勝回収値
1	ハーツクライ	25.5%	22	141
2	キンシャサノキセキ	25.2%	58	83
3	エピファネイア	24.4%	40	72

コメント: ハーツクライは複勝率が低いものの、複勝回収率が非常に高いため、注目に値します。キンシャサノキセキも同様の傾向が見られ、エピファネイアも安定した回収率を示しています。

④ まとめ

全体的に見ると、トゥザワールドが最も優れた成績を残しており、特に単勝回収値の高さが際立っています。一方で、マツリダゴッホやハーツクライは成績が良くないため、今後のレースでのパフォーマンスに注目する必要があります。複勝率が低い種牡馬でも、回収率が高い場合は投資対象として考慮する価値があります。今後のレース展開において、これらのデータを基にした戦略が重要となるでしょう。

前走距離

前走距離考察

1. 同距離（前走と今回が同じ距離）

平均データ: 複勝率25.2%、回収率74
本レースデータ: 複勝率23.7%、回収率75
- 複勝率は平均よりやや低いが、回収率は同程度。安定性はあるが、やや勝ちにくい傾向。

2. ±200m以内の距離変化

平均データ: 複勝率23.7%、回収率74
本レースデータ: 複勝率23.4%、回収率77
- 平均とほぼ同様の複勝率だが、回収率がやや高く、馬券的には有利。

3. ±400m以内の距離変化

平均データ: 複勝率23.0%、回収率73
本レースデータ: 複勝率23.3%、回収率78
- 複勝率は平均並みだが、回収率が向上。若干の距離変化は影響が少ない。

4. ±600m以内の距離変化

平均データ: 複勝率22.6%、回収率73
本レースデータ: 複勝率22.9%、回収率80
- 複勝率は平均と同程度だが、回収率が大幅に向上。馬券的には好材料。

5. 今回延長（前走より距離が長い）

平均データ: 複勝率18.8%、回収率69
本レースデータ: 複勝率17.5%、回収率83
- 複勝率は平均より低いが、回収率が高い。穴馬的な動きがあり、的中時に高配当の可能性。

6. 今回短縮（前走より距離が短い）

平均データ: 複勝率21.7%、回収率74
本レースデータ: 複勝率21.7%、回収率92
- 複勝率は平均と同じだが、回収率が大幅に向上。短縮戦略が有効な可能性。

7. 500m以上延長

平均データ: 複勝率12.8%、回収率59
本レースデータ: データ不足（0件）
- 統計的に不利な条件だが、本レースではサンプル不足。

8. 500m以上短縮

平均データ: 複勝率15.3%、回収率75
本レースデータ: 複勝率12.3%、回収率121
- 複勝率は低いが、回収率が異常に高い。極端な短縮時は大穴狙いの可能性。

総合的な傾向

複勝率:
- 同距離・±200m以内が最も安定。距離変化が大きくなるほど複勝率は低下。
- 本レースでは短縮時の複勝率が平均並み（21.7%）で、回収率が高い（92）のが特徴。
回収率:
- 本レースでは距離変化が大きいほど回収率が向上（短縮時92、延長時83）。
- 特に500m以上短縮では回収率121と爆発的な高配当の可能性あり。

戦略的示唆

同距離・±200m以内: 堅実な選択。複勝率・回収率ともに安定。
±600m以内の距離変化: 回収率が高い（80）ため、馬券的にお得。
短縮戦略: 複勝率は平均並みだが、回収率が極めて高い（92）。勝ち馬を見極められれば高配当が期待できる。
延長戦略: 複勝率は低いが、回収率83と高め。穴馬狙いの選択肢。
500m以上短縮: 超高配当（回収率121）だが、複勝率12.3%とリスクも高い。大穴狙い。

結論

距離変化が小さいほど安定性が高く、大きいほどリスクとリターンが増加。
本レースでは「短縮」時の回収率の高さが目立ち、適切な馬選びができれば大きな利益を得られる可能性がある。
データ不足の500m以上延長は避けるのが無難。

前走コース

前走コース考察

① 複勝率と回収率の総合的考察

函館・芝1200: 複勝率は26.4%で、回収率も良好（複勝回収値75）。
福島・芝1200: 複勝率20.3%、回収率89と平均より良い。
中山・芝1200: 複勝率25.3%、回収率121と非常に良好。
新潟・芝1400: 複勝率34.6%、回収率59と高いが、サンプル数が少ない。

全体的に、中山・芝1200や函館・芝1200が複勝率と回収率の両方で優れた成績を示しています。

② 前走場所の評価

良い場所:
- 中山・芝1200: 複勝率が高く、回収率も優れている。
- 函館・芝1200: 複勝率と回収率が安定して良好。
悪い場所:
- 新潟・芝1200: 複勝率が4.9%と低い。
- 函館・ダ1000: 複勝率が6.3%と低く、回収率も悪い。

③ 全体的な距離延長と短縮の比較

距離延長:
- 平均的に不利: 複勝率が低くなる傾向が見られる。
- 例: 函館・ダ1000では複勝率6.3%。
距離短縮:
- 有利な傾向: 複勝率が高くなることが多い。
- 例: 中京・芝1400では複勝率32.4%と高い。

全体的に、距離短縮が競走馬にとって有利とされます。

④ 平均的に良い場所と距離の影響

良い場所:
- 中山・芝1200と函館・芝1200が特に良い。
距離の影響:
- 中山・芝1200では、距離短縮が有利である可能性が高い。
- 函館・芝1200も同様に短縮が有利と考えられます。

⑤ まとめとしての総合評価

全体的に、中山・芝1200と函館・芝1200が最も安定しており、複勝率と回収率の両面で優れた成績を示しています。距離短縮が競走馬にとって有利であることが示唆されており、特にこれらのコースでは距離短縮が期待される結果に繋がる可能性が高いです。これらのデータを基にした戦略が、今後のレース予想において重要な要素となるでしょう。