京都芝2400m(外)特徴

京都芝2400m(外)

京都芝2400m(外)解説

<コース構造>

  1. スタート地点:4コーナー奥ポケット
  2. 前半区間:
    • スタート直後約600mの長い直線(1コーナーまで)
    • 平坦路約600m → 2コーナー後に上り坂開始
    • 3コーナー頂上(標高差4.3m)から4コーナー手前まで下り坂
  3. 終盤区間:
    • 4コーナーからゴールまで平坦な直線404m

競争特性

■ 逃げ・先行馬有利
✓ 前半の長い直線でリズムを確立しやすい
✓ 上り坂で後続馬の脚を消耗させられる
✓ 下り坂終了後の平坦区間で流れ込み可能

■ 条件別傾向:
✓ 重/不良馬場で逃げ馬の勝率向上
✓ 軽量馬の回収率良好
✓ 平均ペースは前半11秒台半ばで安定

■ 比較特性:
• 芝2000m/2200mコースと同等の逃げ有利度(中位レベル)
• 差し戦術も一定の回収率を確保
• 内回り(高低差3.1m)より外回りの起伏が顕著

<戦略的ポイント>

  1. 強力な逃げ馬が地形を最大限活用可能
  2. 前半の長い平坦区間で位置取りを確立
  3. 上り坂で後続との差を拡大する展開が理想
  4. 軽量馬は馬場状態悪化時に特に強さ発揮

京都芝2400m(外)データ(2019年~2024年)

騎手

騎手考察

① 複勝率・単複回収率総合ベスト5(高い順)
  1. モレイラ
    • 複勝率100%・単勝回収率170・複勝回収率185
    • 圧倒的な安定感。全レースで複勝圏内に入り、回収率も最高水準。
  2. シュタルケ
    • 複勝率57.1%・単勝回収率268・複勝回収率105
    • 単勝回収率が突出。高配当馬での勝利で大きな利益を生む。
  3. C.デムーロ
    • 複勝率75%・単勝回収率142・複勝回収率135
    • 複勝率と回収率のバランスが良く、堅実な成績。
  4. ルメール
    • 複勝率83.3%・単勝回収率80・複勝回収率163
    • 複勝率83%の驚異的安定感。複勝回収率163はトップクラス。
  5. 川田将雅
    • 複勝率65.4%・単勝回収率136・複勝回収率84
    • 勝率42%とリーダー格。単勝回収率136が光る。

② 複勝率・単複回収率総合ワースト5(低い順)
  1. 幸英明
    • 複勝率23.7%・単勝回収率9・複勝回収率53
    • 単勝回収率9は深刻。著しい資金流出リスクあり。
  2. 団野大成
    • 複勝率15.8%・単勝回収率36・複勝回収率40
    • 複勝率・回収率ともに低迷。改善が必要。
  3. 松山弘平
    • 複勝率28.6%・単勝回収率27・複勝回収率52
    • 勝率8.6%がネック。回収率も全指標で低水準。
  4. 武豊
    • 複勝率30.8%・単勝回収率34・複勝回収率38
    • レジェンドの名前に反し、回収率が軒並み低調。
  5. M.デムーロ
    • 複勝率50%・単勝回収率16・複勝回収率85
    • 単勝回収率16は異常値。複勝回収率85も割に合わない。

③ 穴騎手ベスト3
  1. 四位洋文
    • 複勝率28.6%・単勝回収率445・複勝回収率80
    • 単勝回収率445は次元違い。超穴馬での爆発力が光る。
  2. 北村友一
    • 複勝率17.4%・単勝回収率175・複勝回収率52
    • 単勝回収率175の潜在力。低複勝率だが大穴勝ちで一発逆転可能。
  3. 坂井瑠星
    • 複勝率33.3%・単勝回収率364・複勝回収率131
    • 単勝回収率364が最大の魅力。ハイリスクハイリターンの典型。

④ 総合評価

モレイラが「複勝率100%」「単複回収率150超え」で他を圧倒。
ルメールC.デムーロは複勝安定性と回収率の両立で優位。
川田将雅は勝率・単勝回収率の高さでリーダー格だが、複勝回収率84が課題。
シュタルケ四位洋文は高配当馬攻略型で、単勝回収率200超えが特徴的。

逆に幸英明団野大成は全指標で低迷。
坂井瑠星は単勝回収率364と突出するが、複勝率33%の不安定さがリスク。
データを踏まえると、モレイラルメール川田が堅実選択、シュタルケ四位はハイリスクハイリターンと言える。

人気別

人気別考察 平均芝データと比較

人気馬(1~4番人気)の傾向
  • 活躍が顕著な領域
    • 1番人気:勝率33.4%→40.0%(+6.6pt)、複勝率64.5%→71.4%
    • 2番人気:連対率37.7%→45.7%(+8.0pt)
    • 3番人気:複勝率41.7%→54.3%(+12.6pt)
  • 不振なポイント
    • 4番人気:複勝率33.7%→24.3%(-9.4pt)
      → 上位3頭の優位性が強化される一方、4番人気の競争力が急落
中穴人気馬(5~8番人気)の傾向
  • 相対的な不振
    • 勝率:総合平均4.7% → 一部平均3.7%
    • 7番人気:勝率3.8%→1.5%(-2.3pt)
    • 8番人気:単勝回収値72→35(半減)
  • 一部で兆候が見える活躍
    • 6番人気:勝率5.3%→5.9%(微増)
    • 複勝回収値:5-8番平均76→63(全体的に低下)
大穴人気馬(9~18番人気)の傾向
  • 著しい不振
    • 9-12番人気:勝率0.0%(9-10番)~3.0%(11番)
    • 12番以降:全レース未勝利
    • 回収値の不安定性(例:10番人気複勝190→総合69)
  • 限定的な活躍事例
    • 11番人気:勝率1.1%→3.0%(2.7倍)
    • 高配当発生(11番単勝274/複勝189)
総合評価
  1. 人気馬
    • 1-3番人気が圧倒的優位(勝率・複勝率共に上昇)
    • 4番人気のみ「擬似人気馬」として機能不全
  2. 中穴人気馬
    • 全体的なパフォーマンス低下(勝率・回収率双方)
    • 6番人気に僅かな堅調感(勝率微増)
  3. 大穴人気馬
    • 統計的有意性のない不振(サンプル数不足)
    • 11番人気の「当たり馬」事例は特殊要因の可能性大
まとめ

1~3番人気までが強い堅いレースといえる。馬券購入時は人気馬から中穴馬までの選択で効率が良くなる。

クラス別

クラス別考察 平均芝データと比較

  1. 荒れるレース(②)
    • 1勝・2勝クラス:複勝回収値が+8上昇 → 人気馬が敗れやすく、穴馬が活躍する傾向。
    • G2クラス:回収値が93(総合73→一部93)と急騰 → 大穴発生率が高いレース形式。
  2. 堅いレース(①)
    • 3勝クラス:回収値が53(総合79→一部53)と暴落 → 人気馬が安定して勝つ傾向。
  3. 平均的(③)
    • 未勝利クラス:差値-2と微差 → 総合データと同様の傾向。

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察 平均芝データと比較

  1. 中団・後方戦略が有効
    複勝率と回収値の両方が向上しており、穴馬狙い追い込み馬に注力すべき。
  2. 先行戦略は要注意
    複勝率は上がるが回収値が低下 → 人気馬の単勝狙いより複勝での安定回収が現実的。
  3. 逃げ・マクリ戦略は回避
    データの信頼性は低いものの、明らかな成績悪化が確認される。
  1. 3F 1~3位
    • 差し追い込み馬が圧倒的有利(複勝率+13~18%)。
    • 特に2位ポジションは回収値222と高配当が期待できる。
  2. 3F ~5位
    • 平均より複勝率が低下 → 人気薄の差し馬に逆転チャンスあり(例:コース特性やペース変化)。
  3. 3F 6位~
    • ほぼ戦略対象外。前団ポジションの馬に集中すべき

馬番

馬番考察

全体的に内枠有利
  • 有利な馬番
    • 内番(1~4番):全体的に安定した好成績。2番・4番が特に優秀。
    • 中番(5~8番):7番・8番は高配当(回収値100超え)の穴馬候補。
  • 不利な馬番
    • 中番9・11番:複勝率が大幅低下。人気馬でも敗退リスク大
    • 外番15~18番:データ不足&成績悪化。原則回避
  1. 偶数番有利:
    • 偶数番:複勝率31.4%+回収値81と最も効率的
    • 具体的には2番・4番・6番・8番が好対象。
  2. 奇数番不利:
    • 奇数番:複勝率24.1%と平均的。回収値72なら小幅な利益期待
    • 1番・3番・7番など内~中番の奇数に限定すべき。
  3. 大外は不利:
    • 大外:回収値49と投資不適格。複勝率22.9%は平均的。

種牡馬

種牡馬考察

① 複勝率・単複回収率総合ベスト5(高い順)
  1. ミッキーロケット
    • 複勝率100%・単勝回収率150・複勝回収率140
    • 無敗の安定感。出走2戦全勝で単複回収率も高水準。データ数は少ないが圧倒的効率性。
  2. タニノギムレット
    • 複勝率50%・単勝回収率155・複勝回収率292
    • 複勝回収率292は全種牡馬中最高値。穴馬産駒の爆発力が際立つ。
  3. リアルスティール
    • 複勝率60%・単勝回収率74・複勝回収率78
    • 複勝率60%の安定性。出走5戦と少なめだが回収率バランスが良い。
  4. ハービンジャー
    • 複勝率35.9%・単勝回収率264・複勝回収率134
    • 単勝回収率264が突出。人気薄馬の勝利で巨額リターンを生む。
  5. ダンカーク
    • 複勝率42.9%・単勝回収率120・複勝回収率52
    • 勝率42.9%の高効率。単勝回収率120は堅実な利益率。

② 複勝率・単複回収率総合ワースト5(低い順)
  1. ジャスタウェイ
    • 複勝率29.4%・単勝回収率22・複勝回収率44
    • 単勝回収率22は深刻。資金流出リスクが極めて高い。
  2. ハーツクライ
    • 複勝率22.4%・単勝回収率54・複勝回収率54
    • 複勝率22%の低さ。出走49戦と多さに反し回収率が低迷。
  3. ステイゴールド
    • 複勝率30%・単勝回収率38・複勝回収率51
    • 全指標で平均以下。30戦中3勝と勝ちきれない課題が顕著。
  4. エピファネイア
    • 複勝率26.9%・単勝回収率140・複勝回収率44
    • 複勝回収率44の低さ。単勝回収率140に頼れない不安定さ。
  5. ゴールドシップ
    • 複勝率29%・単勝回収率47・複勝回収率175
    • 複勝回収率175は高いが、複勝率29%が足枷。人気馬でも勝ちきれない。

③ 穴種牡馬ベスト3
  1. ハービンジャー
    • 複勝率35.9%・単勝回収率264・複勝回収率134
    • 単勝回収率264が圧巻。複勝率は平均的だが、大穴勝ちで総合利益を稼ぐ。
  2. タニノギムレット
    • 複勝率50%・単勝回収率155・複勝回収率292
    • 複勝回収率292は異次元。データ数4戦と少ないが、的中時のリターンが桁違い。
  3. ディープブリランテ
    • 複勝率44.4%・単勝回収率90・複勝回収率65
    • 複勝率44%ながら回収率安定。穴馬産駒の隠れた実力派。

④ 総合評価

ミッキーロケットが「複勝率100%」「単複回収率150超え」で最強の効率性を示す。
タニノギムレットは複勝回収率292という驚異的数値で、穴馬ファン必見の種牡馬。
リアルスティールダンカークはデータ数少なめながら、回収率バランスが優れる。

ハービンジャーは単勝回収率264で「一発逆転型」の代表格。
逆にジャスタウェイハーツクライは全指標で低迷し、投資リスクが高い。

前走距離

前走距離考察

  1. 優先すべき距離変化
    • 今回短縮:複勝率28.2%+回収値91と最高効率
    • ±200以内:複勝率32.5%で安定性が高い。
  2. 馬券効率悪い
    • 500m以上延長:回収値77は魅力的だが、複勝率大幅低下。
    • 同距離:複勝率33.1%だが回収値69と堅い。
  3. 完全に回避
    • 500m以上短縮:回収値20は投資リスクが高すぎる。

前走コース

前走コース考察

 総合的評価
平均的に優れる場所
  1. 中山
    • 芝2000(複勝率50.0%)と芝2500(複勝率38.9%)で安定性と回収率を両立。
  2. 阪神
    • 芝2200(単勝回収率135)と芝2400外(複勝率46.9%)で戦略選択が可能。
距離調整の効果
  • 延長推奨
    • 東京(芝1800)、京都(芝2000)。延長で複勝率・回収率が向上。
  • 同距離、短縮推奨
    • 阪神(芝2400外)、中山(芝2500)。同距離、距離延長で安定性を確保。
タイトルとURLをコピーしました