- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- ディープインパクト データ(2014年~2024年)
- 母父馬
- 騎手
- 人気
- コース(芝編)
- コース(ダート編)
- 馬場状態
- 【芝コース編:道悪は鬼門!問答無用の良馬場専用機】
- 【ダートコース編:道悪は大歓迎!特に「稍重」は黄金条件】
- 【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
- 脚質ラスト3F
- 【Part1:脚質データ分析】この産駒、前に行けば鬼!
- 【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
- 【総合結論】ドレフォン産駒は「先行力」と「末脚」を兼ね備えた、完全無欠の二刀流!
- 馬体重
- 【総括】ドレフォン産駒で勝つための馬体重戦略!
- 年齢
- 【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
- 【総合結論】ドレフォン産駒は「2~4歳がピークで、5歳以降は衰えるも、稀に大穴をあける」
- 間隔
- 【叩き良化型か?】ドレフォン産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
- 馬番
- 【複勝率での総合評価】結論:ドレフォン産駒は断然「内枠・中枠」有利!
- 【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、ドレフォン産駒の「馬番の傾向」
- 【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、ドレフォン産駒の真実
馬体

血統表

戦歴
【名馬列伝】ドレフォン:アメリカ競馬を席巻した、稲妻のスプリンター
そのスピードは、まさに稲妻のようだった。アメリカ競馬の層の厚いスプリント路線を、圧倒的なスピードで駆け上がり、世代の頂点に立った名馬、ドレフォン。種牡馬として日本に輸入されることになった、その鮮烈な競走生活を振り返ります。
PROFILE:競走成績サマリー
- 通算成績:9戦6勝(2歳~4歳 / 米国)
- 最高レーティング:118ポンド(2016年・スプリント部門)
- 主なG1勝ち鞍:
- ブリーダーズカップ・スプリント
- フォアゴー・ステークス
- キングズビショップ・ステークス
- 主な受賞歴:2016年エクリプス賞・最優秀短距離牡馬(米チャンピオン・スプリンター)
HISTORY:栄光への軌跡
■ 若き日の才能開花:圧巻の3連勝
アメリカ西海岸の名門、ボブ・バファート厩舎の所属馬として2歳10月にデビュー。初戦こそ5着に敗れたものの、その才能はすぐに開花します。2戦目の未勝利戦から、3歳7月のレースまで、いずれも後続を全く寄せ付けない圧勝劇で3連勝を飾りました。
■ 3歳シーズン:覚醒、そしてスプリント王へ
- 衝撃のG1初制覇
重賞初挑戦で、いきなりG1のキングズビショップ・ステークスに参戦。ここでもそのスピードは全く衰えることなく、2着馬に3馬身以上の差をつける快勝。鮮烈なパフォーマンスでG1初タイトルを手にします。 - 世代の頂点へ
勢いは止まらず、アメリカ競馬の祭典**「ブリーダーズカップ・スプリント(G1)」へ。強豪ひしめくこの大一番でも、後の世界的名馬マインドユアビスケッツらを抑え、見事に勝利。デビュー戦以来の5連勝で、スプリント界の頂点に立ちました。この勝利が決定打となり、2016年の米最優秀短距離馬**に選出されます。
■ 4歳シーズン:波乱のラストイヤー
- 悪夢からの復活劇
チャンピオンとして迎えた4歳シーズン。しかし、約8ヶ月の休み明けとなった初戦のG1ビングクロスビー・ステークスで、まさかの落馬・競走中止というアクシデントに見舞われます。
誰もがその後のキャリアを心配しましたが、ドレフォンは次走の**フォアゴー・ステークス(G1)**で、4馬身差の圧勝。悪夢を振り払う見事な復活劇で、3つ目のG1タイトルを獲得しました。 - 王者の引退
連覇を目指したラストランのブリーダーズカップ・スプリントでは6着に敗れ、このレースを最後に現役を引退。種牡馬として、その類まれなスピードを次世代に伝えることとなりました。
【総括】
デビュー戦の敗戦が嘘のような、圧巻の5連勝でのスプリント王戴冠。そして、落馬というアクシデントを乗り越えて見せた復活のG1制覇。その競走生活は、常に圧倒的なスピードと共にありました。9戦という短いキャリアの中で、アメリカのスプリント界の頂点を極めたその輝きは、産駒たちが日本のターフで受け継いでいくことでしょう。
特徴
【馬券攻略】データが示す、ドレフォン産駒「3つの黄金法則」
父ドレフォンから受け継いだ、圧倒的なパワースピード。その産駒たちは、父の主戦場であったダートコースを席巻し、現代競馬の新たな勢力となっています。ここでは、ドレフォン産駒で勝つための「3つの黄金法則」をデータに基づいて解説します。
■ 法則①:狙いは「ダート」、特に「左回り」が鬼門
- 主戦場は「ダート」
皐月賞馬ジオグリフを輩出するなど芝もこなしますが、ドレフォン産駒の真価が問われるのは、間違いなく**「ダート戦」**です。2024年のコース別サイアーランキングで1位に輝いたことからも、その圧倒的なダート適性がうかがえます。 - 中でも「東京・中京」の左回りコースは信頼度抜群
ダートの中でも、特に注目すべきは**「東京競馬場」と「中京競馬場」**の左回りコースです。これらのコースでは、勝率約11%、連対率約20%、そして3着内率が約30%という、非常に高い安定感を誇ります。馬券の軸を選ぶ際、この2つのコースで走るドレフォン産駒は、絶対的な信頼を置くことができます。
■ 法則②:馬場は「稍重」がベスト!脚抜きが良いほどプラス
- 理想の馬場コンディションは「稍重」
ドレフォン産駒の持ち味である「パワフルなスピード」が最も活きるのが、脚抜きの良い**「稍重」**のダートです。 - 3連複の軸として最適
稍重ダートでの3着内率は32%を超えており、その信頼度はさらに増します。勝ち切るかは展開次第な面もありますが、大崩れしにくいその安定感は、3連複の軸馬としてうってつけです。ダートコースで雨が降り、馬場が「稍重」になった際は、ドレフォン産駒にとっては恵みの雨と捉えるべきでしょう。
■ 法則③:「3歳秋」の成長力に注目!人気薄の一発も
- 3歳後半から本格化
ドレフォン産駒は、**「3歳後半」**を迎えてから、その信頼性がさらにアップするという明確な成長曲線を描きます。これは牡馬・牝馬を問いません。 - 人気薄でもマーク必須
この成長期には、まだ世間の評価が定まっていない人気薄の馬が、突如として本格化し、激走するケースが頻繁に見られます。3歳秋以降のレースでは、たとえ人気がなくても、ドレフォン産駒というだけでマークを外してはいけません。伏兵としての一発が、高配当をもたらしてくれる可能性があります。
【総括】
ドレフォン産駒を狙う際は、**「東京・中京のダートコース」「稍重のダート」「3歳秋以降の成長馬」**という3つのキーワードを覚えておいてください。これらの好条件が重なった時、父譲りの圧倒的なパワースピードを武器に、勝ち負けを演じてくれる可能性が非常に高いでしょう。
代表産駒
■ G1/Jpn1ウィナー:芝・ダートで頂点を極めた王者たち
- ジオグリフ
- 主な勝ち鞍:皐月賞(G1)、札幌2歳ステークス(G3)
- コメント:父の主戦場とは異なる芝のクラシック戦線で頂点に立った、世代の王者。2歳時から高い完成度を見せ、父のポテンシャルの高さを証明しました。
- アンドレスビエント
- 主な勝ち鞍:関東オークス(Jpn2) ※Jpn1級の活躍馬としてここに記載
- コメント:牝馬ながら、ダートの長距離で強さを見せた女傑。3歳牝馬のダート女王決定戦を制しました。
■ ダート重賞戦線の主役たち
父の血を最も色濃く受け継ぎ、ダートグレード競走でその名を轟かせるパワー自慢の猛者たちです。
- ミッキーファイト
- 主な勝ち鞍:レパードステークス(G3)、名古屋大賞典(Jpn3)
- デシエルト
- 主な勝ち鞍:中日新聞杯(G3)※芝重賞だが、ダートでも活躍
- サーマルウインド
- 主な勝ち鞍:信越ステークス(L)
- コンティノアール
- 主な好走歴:UAEダービー(首G2)3着
- コメント:世界の強豪が集うドバイの地で3着と健闘。その実力を世界に示しました。
- その他、ダート重賞で上位を賑わせた実力馬
- タイセイドレフォン(レパードステークス 2着)
- ヒストリックノヴァ(エーデルワイス賞 2着)
- コンシリエーレ(兵庫チャンピオンシップ 3着)
- テーオードレフォン(エルムステークス 3着)
- サンライズフレイム(根岸ステークス 3着)
■ 芝路線でも活躍するスピード馬たち
父のスピードを受け継ぎ、芝の重賞戦線でも存在感を放つ産駒たちです。
- ワープスピード
- 主な好走歴:メルボルンカップ(豪G1)2着
- コメント:世界最高峰の長距離G1で2着という歴史的快挙。父のスタミナと底力をも証明しました。
- カワキタレブリー
- 主な好走歴:NHKマイルカップ(G1)3着
- マスクオールウィン
- 主な好走歴:フェアリーステークス(G3)2着
■ 今後の飛躍が期待されるオープンクラスの精鋭たち
まだ重賞タイトルには手が届いていないものの、オープンクラスで頭角を現し、今後の活躍が期待される馬たちです。
- カルネアサーダ
- タガノクリステル
- クールミラボー
- エミサキホコル
- カラフルキューブ
- エルバリオ
- ペプチドヤマト
- ロードラディウス
- レッドバロッサ
- ウナギノボリ
【総括】
ドレフォン産駒は、芝のクラシックホースから、ダートの猛者、そして世界の長距離G1で好走するステイヤーまで、非常に多彩なタイプの活躍馬を送り出しています。その根底にあるのは、父から受け継いだパワフルなスピード。特にダートでの活躍が目覚ましく、今後のダート界の中心となっていくことは間違いないでしょう。
ディープインパクト データ(2014年~2024年)
母父馬

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金配合」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「黄金配合」をランキング化しました。迷ったらこの配合を探してください!
【第1位】 × ヴィクトワールピサ
(複勝率 46.2%, 単勝回収率 143, 複勝回収率 169)
文句なしの第1位は、母父ヴィクトワールピサとの配合です。複勝率46.2%という驚異的な安定感を誇りながら、単勝回収率143、複勝回収率169と、いずれも驚異的な数値を記録。人気薄での好走が非常に多く、馬券的な妙味に溢れています。単勝でも複勝でも、積極的に狙っていける「究極の黄金配合」です。
【第2位】 × キングヘイロー
(複勝率 47.1%, 単勝回収率 173, 複勝回収率 122)
第2位は、母父キングヘイロー。この配合の最大の魅力は、単勝回収率173という突出した破壊力です。複勝率も47.1%と非常に高く、抜群の安定感も兼備。人気薄で勝ち切る力も持っており、見つけたら積極的に狙いたい配合です。
【第3位】 × マンハッタンカフェ
(複勝率 29.0%, 単勝回収率 262, 複勝回収率 96)
母父マンハッタンカフェとの配合が3位。この配合は、単勝回収率262という、他の追随を許さない異次元の数値を叩き出しています。複勝率は標準的ですが、「人気薄で勝ち切る」ことに特化した、典型的な大穴メーカーです。
【第4位】 × キングカメハメハ
(複勝率 27.3%, 単勝回収率 149, 複勝回収率 101)
第4位は、母父キングカメハメハ。ジオグリフを輩出したニックスですが、その強さはデータにも表れています。複勝率は標準的ですが、単複の回収率がともに100を超えている点が最大の魅力です。人気以上のパフォーマンスを引き出し、コンスタントに好走してくれる、非常にバランスの取れた好配合と言えるでしょう。
【第5位】 × サウスヴィグラス
(複勝率 44.7%, 単勝回収率 65, 複勝回収率 107)
母父サウスヴィグラスとの配合は、安定感と複勝での妙味が光ります。**複勝率44.7%**と非常に高く、複勝回収率も107とプラスを記録。単勝での期待値は低いですが、3連複の軸やヒモ穴として非常に面白い存在です。
② データが警告!避けるべき「危険な配合」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険な配合」です。たとえ人気でも、これらの血統背景を持つ場合は慎重な判断が必要です。
【第1-位】 × クロフネ
(複勝率 24.8%, 単勝回収率 48, 複勝回収率 44)
残念ながらワースト1位は、母父クロフネ。複勝率、単勝回収率、複勝回収率の全てが壊滅的な数値です。データ上はその人気に全く応えられていません。最も避けるべき配合と言えるでしょう。
【第2位】 × アグネスタキオン
(複勝率 18.1%, 単勝回収率 79, 複勝回収率 57)
ワースト2位は母父アグネスタキオン。複勝率18.1%は壊滅的で、そもそも馬券に絡む確率が極端に低いのが致命的です。
【第3位】 × ネオユニヴァース
(複勝率 19.0%, 単勝回収率 70, 複勝回収率 73)
アグネスタキオンと同様、複勝率の低さが見過ごせません。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
【第4位】 × ダンスインザダーク
(複勝率 21.6%, 単勝回収率 46, 複勝回収率 70)
ワースト4位は母父ダンスインザダーク。こちらも複勝率が低く、回収率も伴っていないため、手が出しにくい配合と言えるでしょう。
【第5位】 × ディープインパクト
(複勝率 28.4%, 単勝回収率 52, 複勝回収率 75)
サンプル数が最も多い中で、この回収率の低さは見過ごせません。特に単勝回収率52という数字は、その血統的な魅力から過剰に人気になり、全くリターンが見合っていないことを示しています。典型的な「名前で売れて妙味がない」パターンです。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味配合」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれる配合を3つピックアップしました。
【第1位】 × マンハッタンカフェ
(複勝率 29.0%, 単勝回収率 262, 複勝回収率 96)
総合ランキングでも上位に入りましたが、その本質は「一発の破壊力」にあります。単勝回収率262という数字は、まさに穴党の夢。複勝率は決して高くありませんが、いつ激走してもおかしくないポテンシャルを秘めた、最高の妙味配合です。
【第2位】 × キングヘイロー
(複勝率 47.1%, 単勝回収率 173, 複勝回収率 122)
こちらも総合ランキングと重複しますが、妙味という観点からは外せません。高い複勝率に隠れがちですが、単勝回収率173という数字は、この配合が持つポテンシャルがオッズに反映されていないことの証拠です。
【第3-位】 × キングカメハメハ
(複勝率 27.3%, 単勝回収率 149, 複勝回収率 101)
複勝率が27.3%と明確に低い中で、単複の回収率が100を超えている点に注目です。典型的な「来るか来ないか」のタイプですが、来た時の見返りは大きい。芝替わりや距離延長など、条件が変わった時に一発の魅力を秘める配合です。
④ まとめ:配合相手で激変!血統の相性を見抜いて馬券に活かせ!
今回の分析から、ドレフォン産駒は、母父馬との配合相手によってパフォーマンスが天国と地獄ほど変わることが明らかになりました。
ヴィクトワールピサやキングヘイローのような、産駒の能力を最大限に引き出す「黄金配合」。
一方で、クロフネやディープインパクトのように、相性が悪ければ全く走らない「危険な配合」。
そして、マンハッタンカフェやキングカメハメハのように、特定の条件下で妙味を発揮する「個性派配合」。
これらの「血統の化学反応」を理解することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に取り入れ、血統の奥深い世界を堪能しながら、的中に繋げてください!
騎手

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金タッグ」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「ゴールデンコンビ」をランキング化しました。
【第1位】 松山弘平騎手
(複勝率 44.3%, 単勝回収率 208, 複勝回収率 93)
文句なしの第1位は、松山弘平騎手とのコンビです。**複勝率44.3%**という高い安定感を誇りながら、単勝回収率208という驚異的な破壊力も兼備。人気馬はきっちり馬券に、人気薄でも勝ち切る力を持っていることを示しています。安定感と妙味を最高レベルで両立させた、究極の「黄金タッグ」です。
【第2位】 レーン騎手
(複勝率 70.0%, 単勝回収率 117, 複勝回収率 102)
短期免許で来日するダミアン・レーン騎手との相性は抜群です。**複勝率70.0%**という異次元の安定感に加え、単複の回収率もともに100を超えており、まさに非の打ちどころがありません。来日した際には、絶対に見逃せないコンビです。
【第3位】 幸英明騎手
(複勝率 36.5%, 単勝回収率 66, 複勝回収率 186)
このコンビの最大の魅力は、複勝回収率186という突出した数値です。これは、人気薄の馬で2,3着に食い込み、高配当を演出するケースが非常に多いことを示しています。複勝率も36.5%と高く、馬券に加えるだけで配当が跳ね上がる可能性を秘めた、非常に「美味しい」コンビです。
【第4位】 鮫島克駿騎手
(複勝率 36.0%, 単勝回収率 106, 複勝回収率 99)
鮫島克駿騎手も、ドレフォン産駒との相性は良好です。複勝率36.0%と安定しており、単勝回収率106、複勝回収率99と、妙味も十分。人気以上のパフォーマンスを引き出し、コンスタントに好走してくれる、非常にバランスの取れた好成績です。
【第5位】 北村宏司騎手
(複勝率 34.5%, 単勝回収率 87, 複勝回収率 121)
ベテラン北村宏司騎手とのコンビが5位。幸騎手と同様、複勝回収率121という高い数値が光ります。単勝での妙味は薄いですが、ヒモ穴としての魅力は絶大。3連系の馬券では常に警戒が必要です。
② データが警告!避けるべき「危険なコンビ」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険なコンビ」です。たとえ人気でも、これらの組み合わせは慎重な判断が必要です。
【第1位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 31.7%, 単勝回収率 71, 複勝回収率 59)
残念ながらワースト評価となったのは戸崎圭太騎手とのコンビ。複勝率は悪くないものの、複勝回収率59という数値は壊滅的です。馬券に絡んでも妙味がない。典型的な「買ってはいけない」パターンです。
【第2位】 藤岡康太騎手
(複勝率 35.7%, 単勝回収率 64, 複勝回収率 65)
戸崎騎手と同様、回収率の低さが目立ちます。安定感はあっても、馬券で利益を出すという観点からは非常に厳しいと言わざるを得ません。
【第3位】 横山武史騎手
(複勝率 40.0%, 単勝回収率 58, 複勝回収率 71)
ジオグリフの主戦でしたが、全体的な相性で見ると厳しいデータが出ています。複勝率は高いですが、単勝回収率58という低さは、人気先行で妙味がないことの証左です。
【第4位】 川田将雅騎手
(複勝率 58.7%, 単勝回収率 40, 複勝回収率 82)
複勝率58.7%は驚異的ですが、ワースト評価としました。その理由は、単勝回収率が40と極めて低くなっている点です。人気馬を勝ちきらせることができず、馬券的な妙味は皆無。3連系の軸としては信頼できますが、単勝や馬連で勝負するには危険なコンビです。
【第5位】 ルメール騎手
(複勝率 63.3%, 単勝回収率 69, 複勝回収率 84)
川田騎手と同様の傾向にあります。複勝率は驚異的ですが、その分オッズ的な妙味は全くありません。軸としての信頼度は高いですが、儲けさせてはくれない騎手の典型例です。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味コンビ」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれるコンビを3組ピックアップしました。
【第1位】 荻野極騎手
(複勝率 24.0%, 単勝回収率 308, 複勝回収率 150)
このカテゴリの筆頭は、荻野極騎手とのコンビでしょう。複勝率24.0%は今回分析した中でも特に低い数値ですが、それを補って余りあるのが単勝回収率308、複勝回収率150という破壊力。まさに「人気薄で勝ち切る、あるいは2,3着に食い込む」という、穴党が最も好むパターンを地で行くコンビです。
【第2位】 佐々木大輔騎手
(複勝率 27.3%, 単勝回収率 264, 複勝回収率 106)
こちらも総合ランキングと重複しますが、まさに妙味の塊。複勝率27.3%は決して高くありませんが、単勝回収率264は驚異的。「来るか来ないか」がはっきりしたタイプですが、頭で狙えば特大のホームランが期待できる、夢のあるコンビです。
【第3-位】 三浦皇成騎手
(複勝率 24.3%, 単勝回収率 216, 複勝回収率 68)
複勝率が24.3%と明確に低い中で、単勝回収率が216という点に注目です。典型的な「勝ち切る時は人気薄」というタイプ。複勝での妙味はありませんが、単勝やアタマ固定の3連単で狙うと面白いコンビです。
④ まとめ:騎手との「化学反応」を見抜き、馬券戦略を最適化せよ!
今回の分析から、ドレフォン産駒が騎手によってパフォーマンスを大きく変える、非常に「相性」が重要な血統であることが明らかになりました。
- ルメール騎手や川田将雅騎手のような、複勝率は高いが妙味は薄い「鉄板軸タイプ」。
- 松山弘平騎手やレーン騎手のように、安定感と妙味を完璧に両立させる「万能タイプ」。
- 荻野極騎手や佐々木大輔騎手のように、高配当を運んでくれる「一発長打タイプ」。
- 幸英明騎手や北村宏司騎手のように、ヒモに加えるだけで配当が跳ね上がる「妙味ヒモタイプ」。
- そして、戸崎圭太騎手や横山武史騎手のように、データ上は手が出しにくい「危険なコンビ」。
これらの騎手ごとの「個性」と「相性」を深く理解し、レースの状況に応じて騎手を選択することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に加え、的中に繋げてください!
人気

人気馬(1~4番人気)の動向:平均以上に活躍!信頼度は非常に高い
まず、レースの主役となるべき1番人気から4番人気の「人気馬」グループです。
結論から言うと、ドレフォン産駒レースにおける人気馬の信頼性は、平均データよりも高く、活躍しています。レースは堅く収まりやすい傾向にあると言えるでしょう。
具体的に見ると、**1番人気の勝率は平均33.5%に対し、ドレフォン産駒レースでは36.8%**へと上昇。複勝率も64.7%から69.0%へと上がっています。同様に、2番人気の勝率は19.7%から20.8%へ、4番人気の勝率も9.3%から10.6%へと、軒並み平均を上回っています。
これは、**「ドレフォン産駒が上位人気に支持された場合、その人気に応えて勝ち切る確率が平均的な馬よりも高い」**ということを意味します。特に1番人気の信頼度は抜群で、馬券の軸として非常に頼りになる存在です。
中穴人気馬(5~8番人気)の動向:5番人気が活躍、6番人気以降は不振
次に、馬券の妙味を左右する5番人気から8番人気の「中穴人気馬」グループです。
このグループの動向は、「5番人気だけが平均以上に大活躍しており、6番人気以降は平均以下の不振傾向にある」と要約できます。
注目すべきは5番人気です。平均データでは勝率7.1%、複勝率26.7%ですが、ドレフォン産駒レースでは**勝率9.7%、複勝率32.7%と、全ての数値が大幅に向上しています。さらに、単勝回収率109と妙味も十分。「ドレフォン産駒の5番人気」**は、絶好の狙い目です。
しかし、6番人気、7番人気、8番人気の複勝率は、いずれも平均データを大きく下回っており、馬券的な期待値は低いと言わざるを得ません。
大穴人気馬(9~18番人気)の動向:全体的に不振、ただし複勝での一発に注意
最後に、高配当の使者となる9番人気以下の「大穴人気馬」グループです。
結論として、ドレフォン産駒レースにおける大穴人気馬は、全体的には平均レベルかやや不振です。ただし、複勝で稀に高配当を演出するという、特殊な魅力も秘めています。
9番人気から12番人気までの複勝率は、平均データを下回るか、ほぼ同等で、大きな傾向はありません。
しかし、このデータの真骨頂は、その回収率にあります。
- 11番人気:複勝回収率107
- 14番人気:複勝回収率103
- 17番人気:複勝回収率184
- 18番人気:複勝回収率796
これらの数字は、**「二桁人気のドレフォン産駒が、ごく稀に2,3着に激走して、複勝や3連系のヒモとしてとんでもない大穴をあけることがある」**ことを強く物語っています。
【要約】ドレフォン産駒レースで勝つための戦略
- 人気馬(1~4番人気)は信頼度が高い:順当な決着が多く、軸馬はここから選ぶのが基本。
- 中穴(5~8番人気)は5番人気に注目:もし穴を狙うなら、好走率・回収率ともに優秀な「5番人気」に絞るべき。6番人気以降は軽視。
- 大穴(9番人気以下)は複勝で夢を見る:普段は来ないが、来た時のヒモ穴としての破壊力は凄まじい。少額でも複勝や3連系のヒモで押さえておくと、とんでもない高配当に巡り会える可能性がある。
総じて、ドレフォン産駒が絡むレースは**「上位人気馬が強い順当な決着になりやすいが、ヒモ荒れ、あるいはとんでもない大穴馬が1頭2,3着に紛れ込むことで、高配当が生まれる」**という非常に特徴的な傾向にあります。馬券を組む際は、人気サイドからの馬券を厚めに買いつつも、二桁人気の大穴馬を数点ヒM-Oに加える、という戦略が有効となるでしょう。
コース(芝編)

① 場所別での得意・不得意は?
- 【得意な競馬場】 札幌・東京
この産駒が最も得意とするのは、間違いなく札幌競馬場です。特に芝1500mでは、複勝率26.7%ながら単勝回収率287、複勝回収率149と、全ての数字が異次元のレベル。まさに「札幌1500mの鬼」であり、この条件で見かけたら絶対に見逃せません。
次いで得意なのが東京競馬場。芝1600mでは複勝率30.5%に対して複勝回収率175と素晴らしい妙味を誇ります。芝2400mもサンプル数は少ないですが、単勝回収率177と一発の魅力があります。 - 【苦手な競馬場】 福島・阪神
データ上、明確に、そして致命的に苦手としているのが福島競馬場です。芝1200m(単回7/複回30)、芝1800m(単回12/複回91)と、どの距離を走っても回収率が壊滅的。特に福島1200mは全く走りません。
阪神競馬場も鬼門で、芝1400m(単回26/複回20)は複勝率・回収率ともに低迷。芝2000mでは複勝回収率108とヒモ穴の妙味はありますが、勝ち切れてはいません。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、産駒の根幹的な能力を示す距離適性を見ていきましょう。
- 【得意な距離】 1500m~1600m(マイル前後)
この産駒は、1500m~1600mが主戦場と言える、典型的なマイラータイプです。データを見ても、好成績のほとんどがこの距離に集中しています。特に札幌1500mと東京1600mでは、軒並み高い回収率を記録しており、この条件がこの産駒の能力を最大限に引き出す「黄金条件」と言えます。 - 【苦手な距離】 1200m(スプリント戦)
データ上、1200mは明確な苦手距離のようです。福島(単回7)、中山(単回27)、阪神(複回20)と、主要コースのほとんどで回収率が低迷。スプリントのスピードに対応しきれない産駒が多いようです。
③ 複勝率と回収率での総合的に評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に狙うべきコース」と「避けるべきコース」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 札幌・芝1500m(単回287/複回149): 単複ともに回収率は異次元レベル。これ以上ない「究極の黄金条件」です。この条件で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 東京・芝1600m(単回85/複回175): こちらも複勝回収率が非常に高く、複勝率も安定。東京マイルで見かけたら、積極的にヒモに加えたい存在です。
- 東京・芝2400m(単回177/複回93): サンプル数は少ないですが、単勝での一発の魅力は十分。長距離戦で人気薄になっていれば、絶好の狙い目です。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 福島・芝1200m(単回7/複回30): 複勝率・回収率ともに壊滅的。この条件では絶対に手を出してはいけません。
- 阪神・芝1400m(単回26/複回20): こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 中山・芝1200m(単回27/複回33): 回収率が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
【総括】
ドレフォン産駒の馬券を買う際は、「札幌1500mと東京1600m」を鉄則とすべきです。そして、「1200mのスプリント戦」と「福島競馬場」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたの馬券収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
コース(ダート編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、産駒のパフォーマンスが競馬場によってどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 中京・函館
この産駒が最も得意とするのは、中京競馬場です。特にダート1400mでは、複勝率26.5%ながら単勝回収率201、複勝回収率98と、驚異的な妙味を誇ります。「ドレフォン産駒の中京ダート1400m」は、無条件で買いと言える黄金条件です。
次いで得意なのが函館競馬場。ダート1700mでは複勝率30.7%、単勝回収率122、複勝回収率115と、安定感と妙味を兼ね備えた素晴らしい成績を収めています。夏場のローカル開催では、この産駒の独壇場となるかもしれません。 - 【苦手な競馬場】 東京・新潟
データ上、明確に苦手としているのが東京競馬場です。ダート1400m(単回49/複回67)、ダート1600m(単回63/複回89)と、主要なコースで回収率が低迷。広い東京コースは、この産駒のパワーが活きにくいのかもしれません。
新潟競馬場も鬼門で、ダート1800mでは単勝回収率39、複勝回収率69と壊滅的。この2つの競馬場では、人気でも疑ってかかるべきでしょう。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、この産駒がどの距離でパフォーマンスを発揮するのか、その本質的な適性に迫ります。
- 【得意な距離】 1400mと1700m(ただし条件付き)
この産駒のダート適性は、非常にピンポイントです。
中京の1400mで見せるパフォーマンスは圧巻で、この条件に特化した適性を持っているようです。
もう一つの得意距離が、函館や福島で好成績を収めている1700mです。中央4場にはない、このローカルの非根幹距離でこそ、この産駒の真価が発揮されるようです。 - 【苦手な距離】 1800m
データ上、出走数が最も多い1800mは明確な苦手距離です。東京、新潟、京都、中京と、多くのコースで回収率が低迷。王道のダート1800mでは、この産駒は評価を下げるべきです。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき条件」と「絶対に避けるべき条件」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 中京・ダ1400m(単回201/複回98): 単勝回収率は異次元レベル。これ以上ない「究極の黄金条件」です。この条件で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 函館・ダ1700m(単回122/複回115): 単複ともに回収率は抜群。夏競馬で利益を出すための重要なヒントとなるコースです。
- 福島・ダ1700m(単回124/複回71): こちらも単勝回収率の高さが光ります。ローカルの非根幹距離での一発に期待できる条件です。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 新潟・ダ1800m(単回39/複回69): 複勝率・回収率ともに低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
- 東京・ダ1400m(単回49/複回67): こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 京都・ダ1400m(単回74/複回55): 回収率が低く、好走するイメージが全く湧かない苦手条件です。
【総括】
ドレフォン産駒をダート戦で狙うなら、「中京の1400m」と「夏ローカルの1700m」という、非常にピンポイントな条件に絞るべきです。そして、「王道の1800m戦」と「東京・新潟競馬場」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたのダート競馬の収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
馬場状態

【芝コース編:道悪は鬼門!問答無用の良馬場専用機】
まずは芝コースのデータから。ドレフォン産駒は、そのパワフルなイメージとは裏腹に、芝の道悪を全く不得手としています。
① 良馬場との比較:馬場が渋るほどパフォーマンスは悪化の一途
- 稍重(パフォーマンス低下)
良馬場(複勝率22.9%)から稍重(複勝率19.4%)になると、すでにパフォーマンスが明確に低下。回収率も振るいません。 - 重馬場(明確な苦手条件・壊滅的)
重馬場になると、パフォーマンスはさらに悪化。特に単勝回収率7、複勝回収率35という数字は、もはや馬券を買う価値がないレベルです。 - 不良馬場(サンプル不足だが、傾向は変わらず)
不良馬場では、複勝率はやや持ち直しますが、サンプル数が少なく参考程度。全体的な傾向から、得意とは言えないでしょう。
② 複勝率と回収率での評価(芝コース)
- 【結論:唯一の買い時】
- 芝・良馬場(単回57/複回74): この産駒を芝で狙うなら、乾いた良馬場以外に選択肢はありません。しかし、その良馬場ですら、回収率は平均レベルです。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- 芝・重馬場(単回7/複回35): パフォーマンス、回収率ともに壊滅的。問答無用の「消し」条件です。
- 芝・稍重(単回88/複回68): 単勝での一発は稀にあるものの、好走率は低く、リスクが高い。
【芝コースの総括】
ドレフォン産駒は、**芝コースに関しては典型的な「良馬場専用機」**です。馬場に水分を含んで時計がかかるようになると、全く対応できていません。芝のレースで雨が降った場合は、人気に関わらず評価を大きく下げるのが正解です。
【ダートコース編:道悪は大歓迎!特に「稍重」は黄金条件】
次にダートコースのデータです。芝とは打って変わって、ドレフォン産駒はダートの道悪を大得意としています。
① 良馬場との比較:稍重でパフォーマンスがピークに
- 稍重(明確な得意条件・黄金条件)
良馬場(複勝率27.7%)から稍重(複勝率31.6%)になると、勝率、連対率、複勝率の全てが向上します。さらに単勝回収率83、複勝回収率88と、回収率も良化。パフォーマンスと妙味のバランスが最も良い、絶好の「買い」条件です。 - 重馬場(パフォーマンスは落ちるが、こなせる範囲)
重馬場になると、パフォーマンスは良馬場レベルに戻ります。回収率はやや下がりますが、こなせる範囲と言えるでしょう。 - 不良馬場(パフォーマンスは低下するが、一発の魅力)
不良馬場では、複勝率は23.4%まで落ち込みますが、単勝回収率は91と悪くありません。勝ち切る力はあり、単勝での一発に注意が必要です。
② 複勝率と回収率での評価(ダートコース)
- 【結論:ベストな買い時】
- ダート・稍重(単回83/複回88): パフォーマンスが最も向上し、回収率も優秀な「黄金条件」。
- ダート・良馬場(単回79/複回80): 信頼度と妙味のバランスが取れた基本条件。
- 【結論:評価に注意が必要な条件】
- ダート・不良馬場(単回91/複回79): パフォーマンスは落ちますが、単勝での一発があります。
【ダートコースの総括】
ドレフォン産駒は、**ダートコースに関しては典型的な「道悪巧者」**です。馬場に水分を含んで時計が速くなると、そのパワフルなスピードを存分に発揮できます。
【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
ドレフォン産駒の馬券戦略は、天候と馬場状態によって、その評価を180度変える必要があります。
- 芝のレースで雨が降ったら…
→ 評価を大きく下げるべき! 特に重馬場は問答無用の「消し」。 - ダートのレースで雨が降ったら…
→ 評価を上げるべき! 特に稍重は絶好の狙い目。
この「芝なら道悪は消し、ダートなら道悪は買い」というシンプルな法則を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は劇的に改善するはずです。
脚質ラスト3F

【Part1:脚質データ分析】この産駒、前に行けば鬼!
まずは、レース中の位置取り(脚質)によって、パフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
逃げ・先行:平均をはるかに凌駕する「超」得意な勝ちパターン!
- 逃げ
- 複勝率:平均39.1% → 本レース44.9%(超得意)
- 先行
- 複勝率:平均35.5% → 本レース45.2%(超得意)
- 回収率:単124/複119と、驚異的なプラス回収を記録。
【解説】
ドレフォン産駒の強さは、前に行けた時に最大限発揮されます。「逃げ」「先行」いずれの脚質も、複勝率が平均を5%~10%も上回っており、その信頼度は絶大です。特に「先行」は、**人気薄の馬が好位から抜け出して高配当をもたらす「黄金パターン」**となっています。「ドレフォン産駒は、前に行けてこそ」ということを、まず頭に叩き込んでください。
中団・後方:平均レベルか、それ以下。明確な不得意脚質
- 中団
- 複勝率:平均20.3% → 本レース20.4%(平均レベル)
- 回収率:複勝回収率が平均71に対し69と、妙味は薄い。
- 後方
- 複勝率:平均7.5% → 本レース7.3%(苦手)
- 回収率:単複ともに平均を大きく下回り、絶望的。
【解説】
対照的に、中団より後ろでレースを進めると、ドレフォン産駒の良さは完全に消えます。複勝率は平均とほぼ同じか、それ以下。さらに深刻なのは回収率の低さで、中団からでは馬券的な妙味は皆無、後方からに至っては、馬券に絡むこと自体が稀です。
【脚質分析の結論】
ドレフォン産駒は、**典型的な「前残り血統」**です。中団・後方からの差し切りは期待できず、いかにスムーズに先行できるかが全てと言っても過言ではありません。
【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
次に、最後の直線のスピード(上がり3F)のデータから、ドレフォン産駒の「脚の質」を解き明かします。
① 上がり上位(1~3位)の分析:他を圧倒する「末脚の切れ味」も武器!
- 上がり1位:複勝率が平均64.2% → 本レース73.4%(超得意)
- 上がり2位:複勝率が平均53.3% → 本レース61.0%(得意)
- 上がり3位:複勝率が平均44.1% → 本レース54.1%(超得意)
【解説】
ドレフォン産駒が、レースで1~3番目に速い上がりを使えた場合の成績は、全ての順位で平均を大幅に上回っています。これは、ドレフォン産駒が**「他を圧倒するトップクラスの末脚の切れ味」も持っていることの証明です。特に、上がり1位の複勝回収率206、上がり2位の複勝回収率175という数字は驚異的。
結論として、複勝率が非常に高いことから、ドレフォン産駒は「末脚を生かしたレース」も非常に得意**なタイプです。
② 上がり中位以下(~5位、6位~)の分析:平凡な上がりでも粘れる「スタミナ」
- 上がり~5位
- 複勝率:平均28.5% → 本レース33.8%(得意)
- 回収率:単105/複107と、驚異的なプラス回収を記録。
- 上がり6位~
- 複勝率:平均7.5% → 本レース7.8%(平均レベル)
【解説】
ここに、ドレフォン産駒のもう一つの強さが隠されています。上がりタイムが4~5位と平凡であっても、複勝率は平均を5%以上も上回り、回収率は単複ともに100を超えます。
これは何を意味するのか?
それは、ドレフォン産駒が**「速い上がりを使わなくても勝負になるだけの、圧倒的な先行力とスタミナを兼ね備えている」ということです。つまり、「スタミナを生かした前目で粘るレース」も、末脚勝負と同じくらい得意**なのです。
【総合結論】ドレフォン産駒は「先行力」と「末脚」を兼ね備えた、完全無欠の二刀流!
今回の二つの分析結果を統合すると、ドレフォン産駒の驚くべき本質が見えてきます。
脚質データからは**「典型的な前残り血統」という側面が見えました。しかし、上がり3Fデータからは「他を圧倒する末脚も持っている」こと、そして「速い上がりがなくても粘り込めるスタミナも持っている」**ことが判明しました。
つまり、ドレフォン産駒は、**「先行してそのまま押し切る」こともできれば、「好位で脚を溜めて、直線で他を置き去りにする末脚を使う」こともできる、まさに“完全無欠の二刀流”**なのです。
【最終的な馬券戦略】
この産駒を狙う上で最も重要なのは、**「いかにスムーズに先行できるか」**です。
- 楽にハナを切れそうなメンバー構成か?
- スムーズに好位を取れそうな枠順か?
この条件さえ満たせば、持ち前の**「スタミナ」で粘り込むか、「末脚」で突き放すか、どちらの展開になっても勝ち負けが期待できます。「前に行ける二刀流」**、これがドレフォン産駒を攻略する上での最大のキーワードです。ぜひ、この視点で予想を組み立ててみてください。
馬体重

- 【最も成績が良い】 500kg以上の雄大な馬体
この産駒のパフォーマンスは、馬体重と比例して上がっていく傾向が非常に明確です。特に好走率がピークに達するのは、500kg以上のゾーン。中でも540kg以上の馬は、勝率15.6%、複勝率34.4%と、全ての体重帯の中で最高の成績を記録しています。ドレフォン産駒は、しっかりとした馬格とパワーを武器に走るタイプであり、馬体が大きいことは絶対的な強みと言えます。 - 【最も成績が悪い】 439kg以下の軽量馬
対照的に、439kg以下の小柄な馬は、複勝率が20%前後かそれを下回り、明らかにパワー負けしている様子がうかがえます。回収率も低く、馬券検討からは大幅な割引が必要です。 - 【特筆すべき穴馬体】 540kg~
最も成績が良い540kg以上のゾーンは、同時に単勝回収率132という高い数値を記録しています。これは**「超大型馬で評価されにくいこの体重帯の馬が、人気薄で勝ち切るケースがある」**ことを示しています。高配当を狙う際には、この体重帯の馬の激走に注意が必要です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき馬体」を結論付けます。
- 【結論:ベストな馬体重(買いの馬体)】
- 安定感で選ぶなら → 500kg~519kg
好走率が高く、回収率のバランスも良い。馬券の軸として信頼するならこのゾーンです。 - 妙味(穴)で選ぶなら → 540kg~
高い好走率に加え、単勝での一発長打が期待できる「美味しい」ゾーンです。
- 安定感で選ぶなら → 500kg~519kg
③ 体重増減のパフォーマンス:プラス体重がベスト!大幅増も勝負気配!
次に、前走からの体重の増減が、パフォーマンスにどう影響するのかを分析します。ここに、陣営の勝負気配を見極めるヒントが隠されています。
- 【体重が減った場合】 悪くはないが、強調材料にも乏しい
「今回減」の馬は、複勝率25.5%と、3つのカテゴリの中で最も低くなっています。回収率も平凡で、馬体減はプラス材料とは言えません。 - 【同体重の場合】 パフォーマンスは悪くないが、妙味は薄い
「同体重」の馬は、複勝率28.4%と安定していますが、回収率は低迷。前走から変化がないことは、この産駒にとってはプラスに働かないようです。 - 【体重が増えた場合】 パフォーマンス・妙味ともに最高!
この産駒の好走サインは、「プラス体重」に明確に表れています。
「今回増」の馬は、複勝率28.0%、単勝回収率78、複勝回収率87と、3つのカテゴリの中で最もバランスの取れた優秀な成績です。
そして、注目すべきは「+20kg~」の大幅増の馬。勝率15.4%、単勝回収率131と、勝ち切る力と妙味を兼ね備えています。一般的に嫌われる大幅なプラス体重ですが、ドレフォン産駒に関しては**「成長分であり、陣営の勝負気配の表れ」**と捉えるべきです。
【総括】ドレフォン産駒で勝つための馬体重戦略!
- 基本は「500kg以上の馬格がある馬」を狙え!馬体が大きいほど信頼度アップ!
- 穴を狙うなら「540kg以上」の人気薄の一発に注意!
- 体重増減は「プラス体重」が好調のサイン!
- 特に「+20kg以上」の大幅増は、単勝での一発狙いとして非常に面白い!
- 逆に、「マイナス体重」や「同体重」は割引が必要!
パドックで馬体を見るのが苦手な方でも、馬体重の発表をチェックするだけで、これだけの戦略を立てることができます。ぜひ、この「馬体重の法則」をあなたの馬券検討に活かしてください!
年齢

① パフォーマンスの推移:2歳から4歳までが高いレベルで持続、5歳で明確な壁
- 2歳~4歳: ここがキャリアの絶対的なピークです。2歳時の複勝率29.4%から3歳(27.5%)、4歳(25.4%)と、高いレベルで安定したパフォーマンスを持続します。特に勝ち切る力は4歳でピークを迎える傾向にあります。
- 5歳: ここに**明確な「壁」**が存在します。複勝率が18.8%へと急落。勝率も6.0%まで下がり、明らかにパフォーマンスが落ちてくるキャリアの分岐点です。
- 6歳以降: パフォーマンスはさらに下降線をたどり、馬券的には非常に厳しい戦いとなります。
② 複勝率と回収率での評価(通年データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 3歳(単回66/複回81)・4歳(単回83/複回78): 複勝率が高く、回収率のバランスも良い。安定感と妙味を兼ね備えた**「馬券的なピーク」**です。
- 2歳(単回76/複回67): 複勝率は高いですが、回収率が低い「人気先行タイプ」。軸としての信頼度は高いですが、妙味は薄い時期です。
- 【結論:原則として消すべき年齢】
- 5歳以降: 5歳になったら「賞味期限」を強く意識すべきです。データ上、パフォーマンスが大きく落ち込むため、よほどの好条件が揃わない限り、手を出さないのが賢明です。
【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
次に、2歳夏から6歳までのパフォーマンスを、季節ごとに区切った詳細なデータで見ていきましょう。ここに、この産駒の細かなコンディションの波が隠されています。
① パフォーマンスの推移:夏競馬と冬~春競馬に強い!
- 【2歳夏~秋:キャリア最高のスタートダッシュ】
この産駒のパフォーマンスは、**2歳夏(7-9月)**に最初のピークを迎えます。複勝率31.1%、単勝回収率118と、デビュー当初から高い能力と妙味を兼ね備えています。 - 【3歳~4歳:安定期の中の狙い目】
3歳から4歳にかけては、複勝率が25%~30%台で安定します。その中で特に注目すべきは、**4歳春(4-6月)**の複勝回収率109と、**4歳冬(1-3月)**の高いパフォーマンス(勝率15.4%)です。 - 【5歳以降:夏と秋に一発大穴の可能性】
5歳以降は全体的にパフォーマンスが低下しますが、その中でも**5歳夏(7-9月)**には単勝回収率149、**5歳秋(10-12月)**には単勝回収率131と、単勝での一発大穴が頻発しています。これは、「衰えたと判断されて人気を落とした古馬が、特定の条件下で激走する」パターンと考えられます。
② 複勝率と回収率での評価(月別データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 2歳・7-9月(単回118/複回73): デビュー当初の夏競馬は、単勝での妙味が抜群。
- 4歳・4-6月(単回97/複回109): 複勝での妙味が光る、絶好の狙い目。
- 3歳・7-9月、10-12月: 複勝率が高く、回収率のバランスも良い時期。
- 【結論:大穴狙いのタイミング】
- 5歳以降の夏・秋: 複勝率は低いですが、単勝回収率が異常値。もし買うのであれば、「当たればラッキー」の精神で、単勝やアタマ固定の3連単で超大穴を狙うのが面白いでしょう。
【総合結論】ドレフォン産駒は「2~4歳がピークで、5歳以降は衰えるも、稀に大穴をあける」
2つのデータを統合すると、この産駒の成長曲線がより鮮明になります。
この産駒は、「2歳時から完成度が高く、4歳まで高いレベルを維持。5歳になると明確な壁があるが、それ以降も人気薄になった時に、単勝でとんでもない大穴をあけることがある」と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「2歳~4歳」の馬を馬券の中心に据える。
- 特に「2歳の夏競馬」と「4歳の春競馬」は絶好の狙い目。
- 「5歳以降」の馬は、基本的には割引が必要だが、超人気薄になっていれば単勝での一発大穴を警戒する。
この「年齢と季節」の法則をあなたの馬券戦略に組み込むことで、より的確な取捨選択が可能になるはずです
間隔

- 【パフォーマンスが最も高い間隔】 3週
この産駒のパフォーマンスは、**3週(中2週)**の間隔で明確なピークを迎えます。**勝率14.7%、複勝率34.9%**は、全てのカテゴリーの中で突出して高い数値を記録しています。これは、一度レースを使った後、間隔を詰めすぎず、あけすぎずに順調に次走へ向かえた時に、最高のパフォーマンスを発揮できることを示しています。 - 【パフォーマンスが上がる間隔】 4週
3週に次いで安定しているのが**4週(中3週)**の間隔で、複勝率は33.2%と高いレベルを維持します。 - 【パフォーマンスが下がる間隔】 連闘と半年以上の長期休み明け
この産駒にとって、パフォーマンスが明確に下がる危険なローテーションが存在します。- 連闘: 複勝率18.4%、回収率も低いことから、使い詰めには明らかに弱い傾向があります。
- 半年以上: 複勝率19.4%、回収率も低いことから、長期の休み明けは明らかに苦手なようです。「鉄砲駆け」は期待できず、叩き良化型であることがうかがえます。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきローテーション」と「避けるべきローテーション」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時】
- 3週(単回88/複回92): パフォーマンスが最も高く、回収率も優秀。文句なしの**「黄金のローテーション」**です。
- 4週(単回62/複回99): パフォーマンスは高いですが、複勝での妙味が光ります。ヒモ穴として非常に面白い存在です。
- 【結論:原則として消すべき危険なローテーション】
- 連闘(単回33/複回54): パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値は皆無。
- 半年以上(単回46/複回48): こちらも全く走りません。手を出さないのが賢明です。
【叩き良化型か?】ドレフォン産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
次に、「休み明け何戦目」でパフォーマンスがピークに達するのかを分析します。ここに、ドレフォン産駒のコンディションの波を見極める鍵が隠されています。
① パフォーマンスの推移:叩き4戦目がピーク!使い減りしないタフさも
この産駒は、一度休養を挟むと、レースを使いながら徐々に調子を上げていく、典型的な**「叩き良化型」**です。
- 明け2戦目: 休み明け初戦を叩かれた次のレースですが、複勝率26.7%と、まだ本調子とは言えません。
- 明け3戦目: ここでパフォーマンスが一段階上がります。**勝率10.9%、複勝率30.9%**と、2戦目から明確に良化。複勝回収率も94と高く、本格化の兆しが見える狙い目です。
- 明け4戦目: ここでパフォーマンスが明確なピークに達します。**複勝率31.7%**と、全てのカテゴリーの中で最も高い好走率を記録。使い込まれて本格化するタイプが多いようです。
- 明け5戦目以降: ピークである4戦目を境に、パフォーマンスはやや下降しますが、5戦目でも複勝率29.9%を記録するなど、高いレベルを維持します。使い減りせず、一度上がった調子を持続できるタフさも、この産駒の魅力です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきタイミング」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時(黄金のタイミング)】
- 明け4戦目(単回86/複回76): パフォーマンスが最も高く、安定感は抜群。軸馬として最適です。
- 明け3戦目(単回53/複回94): パフォーマンスが上向き、複勝での妙味が光る。ヒモ穴として非常に面白い存在です。
- 【結論:評価に注意が必要なタイミング】
- 明け6戦目以降: 複勝率が落ちてくるため、信頼度は低下します。
【総括】
ドレフォン産駒のローテーション戦略は、**「3週間隔がベスト。休み明けや連闘は苦手。典型的な叩き良化型で、特に4戦目に明確なピークを迎える。その後も大きく崩れないタフさも併せ持つ」**と要約できます。この法則を頭に入れて、馬券検討に臨んでみてください。
馬番

内枠(1~4番):平均を大幅に上回る、絶対的な得意ゾーン!
- 複勝率:
- 1番:平均24.1% → 本レース29.2%(得意)
- 2番:平均25.4% → 本レース31.4%(超得意)
- 3番:平均23.4% → 本レース28.9%(超得意)
- 4番:平均25.0% → 本レース24.9%(平均レベル)
- 回収率:
- 2番(単116/複105)、3番(単121/複88)は、単複ともに妙味十分。
【解説】
ドレフォン産駒は、内枠(1~4番)を絶対的な得意ゾーンとしています。特に2番、3番は複勝率が平均を5%以上も大きく上回り、回収率も非常に優秀です。これは、器用に立ち回れる産駒が多く、インコースでロスなくレースを進めるのが上手いことの証拠です。
中枠(5~12番):枠による有利不利が明確なゾーン
- 複勝率:
- 6番、7番、9番は平均をわずかに上回るか、ほぼ同等です。
- 5番、8番、10番、11番、12番は平均を大きく上回る得意な枠です。
- 回収率:
- 10番(複125)は、複勝での妙味が光ります。
【解説】
中枠(5~12番)も、全体的に平均を大きく上回る得意なゾーンですが、その中でも8番、10番、12番は複勝率が30%前後に達し、特に高いパフォーマンスを発揮します。
外枠(13番~18番):平均レベルか、それ以下。明確な割引ゾーン
- 複勝率:
- 13番~16番は平均を上回っていますが、内・中枠ほどの信頼度はありません。
- 17番、18番はサンプル数が少ないため参考程度ですが、平均を下回る苦手な枠です。
- 回収率:
- 全体的に回収率は低く、妙味は薄い傾向にあります。
【解説】
外枠(13番~18番)は、内・中枠に比べると、明らかにパフォーマンスが落ちます。複勝率が平均を上回っている枠もありますが、これはドレフォン産駒全体のポテンシャルが高いためであり、この産駒の得意条件とは言えません。外枠からスムーズにレースを運ぶのが、他の枠に比べて不得手であることが分かります。
【複勝率での総合評価】結論:ドレフォン産駒は断然「内枠・中枠」有利!
複勝率だけで総合的に評価すると、ドレフォン産駒の得意な枠は非常に明確です。
- 内枠(1~4番):平均複勝率24.5% → 本レース平均28.6%(+4.1%)
- 中枠(5~12番):平均複勝率22.9% → 本レース平均26.3%(+3.4%)
- 外枠(13~18番):平均複勝率17.9% → 本レース平均21.3%(+3.4%)
【あれ?外枠も平均を上回っている?データの罠を解説】
上記の計算上、外枠も平均を上回っているように見えますが、これは種牡馬データ全体の複勝率が高い(全体の複勝率が約26%と、平均的な馬より走る産駒である)ためです。
重要なのは、**「内枠・中枠に比べて、外枠のパフォーマンスがどうか」**という点です。
- 内枠・中枠の平均複勝率:約27.4%
- 外枠の平均複勝率:21.3%
この比較から、外枠の複勝率は、この産駒の平均的なパフォーマンスよりも6%以上も低いことが分かります。つまり、この産駒の能力を最大限に発揮できるのは、間違いなく**「内枠」と「中枠」**なのです。
【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、ドレフォン産駒の「馬番の傾向」
次に、ドレフォン産駒が、偶数番と奇数番のどちらでより高いパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
結論から言えば、わずかな差ではありますが、データ上は「偶数番」が有利です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 偶数番:26.6%
- 奇数番:26.3%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:偶数番 70 vs 奇数番 75
- 複勝回収率:偶数番 81 vs 奇数番 75
複勝率は偶数番が、単勝回収率は奇数番が上回っており、一長一短です。しかし、安定感の指標である複勝率と、馬券に絡みやすい複勝回収率の両方で偶数番が上回っていることから、総合的には偶数番の方がやや有利と結論付けられます。
【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、ドレフォン産駒の真実
最後に、多くの競馬ファンが頭を悩ませる「大外枠」について、ドレフォン産駒が本当に得意なのかを、競馬全体の平均データと比較して徹底解剖します。
結論から言えば、ドレフォン産駒にとって「大外枠」は、平均的な馬よりもはるかに走る「得意」な条件です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 平均データ(大外):22.2%
- ドレフォン産駒データ(大外):28.2%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:平均 66 → ドレフォン産駒 84
- 複勝回収率:平均 68 → ドレフォン産駒 69
【総括】
ドレフォン産駒の枠順戦略は、「内枠・中枠が絶対的に有利。ただし、大外枠も平均以上にこなせる万能性を持つ」と要約できます。特に2番、3番枠の妙味は抜群。そして、大外枠に入ったからといって安易に評価を下げるのは禁物です。枠順が出た際は、ぜひこの傾向を思い出して、予想に役立ててください。