- 馬体
- 血統表
- 戦歴
- 特徴
- 代表産駒
- ドゥラメンテ産駒 データ(2014年~2024年)
- 母父馬
- 騎手
- 人気
- コース(芝編)
- コース(ダート編)
- 馬場状態
- 【芝コース編:道悪は勝ちきれないが、ヒモ穴として妙味アップ】
- 【ダートコース編:道悪は大の苦手!ただし不良馬場なら一発逆転も】
- 【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
- 脚質ラスト3F
- 【Part1:脚質データ分析】全ての脚質をこなす、驚異の万能性!
- 【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
- 【総合結論】この産駒は「どんな位置からでも鋭い末脚を使える、万能型の差し馬」!
- 馬体重
- 【総括】ドゥラメンテ産駒で勝つための馬体重戦略!
- 年齢
- 【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
- 【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
- 【総合結論】ドゥラメンテ産駒は「2歳夏にピークを迎え、5歳以降は衰えるも、稀に大穴をあける」
- 間隔
- 【叩き良化型か?】ドゥラメンテ産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
- 馬番
- 【複勝率での総合評価】結論:ドゥラメンテ産駒は断然「内枠」有利!
- 【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、ドゥラメンテ産駒の「馬番の傾向」
- 【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、ドゥラメンテ産駒の真実
馬体

血統表

戦歴
PROFILE:競走成績サマリー
- 通算成績:9戦5勝(2歳~4歳 / 日本・ドバイ)
- 最高レーティング:121ポond(2015年クラシック距離、2016年中距離)
- 主なG1勝ち鞍:東京優駿(日本ダービー)、皐月賞
- 主な重賞勝ち鞍:中山記念(G2)
- 主な好走歴:宝塚記念(G1)2着、ドバイシーマクラシック(首G1)2着、共同通信杯(G3)2着
- 特記事項:キャリア9戦すべてで連対(1着か2着)
HISTORY:栄光と苦悩、そして伝説への軌跡
■ 若き日の才能と脆さ:王者の片鱗
2歳時はデビュー戦こそ2着に敗れるも、続く未勝利戦、3歳緒戦のセントポーリア賞をそれぞれ6馬身差、5馬身差で圧勝。そのケタ違いの能力を見せつけます。しかし、重賞初挑戦となった共同通信杯では、断然の1番人気に推されながらリアルスティールの2着に惜敗。圧倒的な才能と、まだ完成されていない脆さが同居していました。
■ 覚醒、そして圧巻の二冠制覇
- 皐月賞(G1)
共同通信杯の敗戦から3番人気に評価を落として迎えたクラシック第一弾。レースでは4コーナーで大きく外に膨れるという致命的なロスがありながら、そこから異次元の末脚を発揮。先に抜け出したライバル達をごぼう抜きにし、衝撃的な走りでG1初制覇を飾りました。 - 東京優駿(日本ダービー)(G1)
皐月賞の勝ちっぷりから単勝1.9倍の圧倒的支持を受けて出走。道中は中団で完璧に折り合うと、直線では持ったままで進出。鞍上が追い出すと一瞬で後続を突き放し、2着に1馬身3/4差をつける完勝。父キングカメハメハが樹立したダービーレコードを更新する2分23秒2という驚異的なタイムで、二冠を達成しました。
■ 悲運の離脱:幻と消えた三冠
ダービーで見せた圧巻のパフォーマンスから、誰もが「三冠確実」と信じていました。しかし、レース後に両前脚の骨折が判明。骨片除去手術のため、秋の菊花賞出走は叶わず、三冠の夢は幻と消えました。
■ 王者の帰還と世界の壁
長い休養を経て、4歳2月の中山記念で復帰。アンビシャスとの激しい叩き合いをクビ差制し、その能力が健在であることを証明します。
その後は世界の強豪に挑み、ドバイシーマクラシック、そして引退レースとなった宝塚記念でいずれも2着。勝ち星こそ掴めませんでしたが、キャリアの全てで連対(2着以内)を確保するという抜群の安定感は、この馬の類まれな競走能力を物語っています。
【総括】
もし、怪我がなければ三冠を達成していたのではないか。もし、無事であったなら、どれほどの高みにまで上り詰めたのか。そのキャリアは常に「if」を語られますが、クラシック二冠で見せたパフォーマンスは、間違いなく歴史的名馬と呼ぶにふさわしいものでした。荒々しくも美しいその走りは、種牡馬としてG1馬を次々と送り出すことで、新たな伝説を紡ぎ続けています。
特徴
■ 法則①:武器は「パワーとスタミナ」。狙うべきは「東京・阪神」
- 産駒の特性は「パワフルで息の長い末脚」
ドゥラメンテ産駒の真骨頂は、**「豊富なスタミナに裏打ちされた、パワフルで長く良い脚を使える」**点にあります。一瞬のキレ味勝負よりも、力の要るタフな展開でこそ、その真価が問われます。 - 得意舞台は「直線の長い二大競馬場」
この「息の長い末脚」が最も活きるのが、「東京競馬場」と「阪神競馬場」の芝コースです。特に東京芝では、3着内率が30%を優に超えるという非常に高い安定感を誇ります。馬券の軸を選ぶ際、この2つのコースで走るドゥラメンテ産駒は、絶対的な信頼を置くことができます。
■ 法則②:距離は延びるほど良い!本質は「中長距離」にあり
- 「距離延長」は買いサイン
データ上、距離が延びることは明確なプラス材料です。短距離よりも中距離、中距離よりも長距離と、距離が延びれば延びるほど、その豊富なスタミナが他馬を圧倒します。 - 2000mを超えてからが本領発揮
産駒の信頼性が最も高まるのは**「芝2000m」を超えるレースです。特に「2200m以上」**のレースでは、勝率約15%、3着内率が40%に迫るという驚異的な成績を誇ります。 - 馬券戦術への活用
菊花賞や天皇賞・春といった長距離G1はもちろんのこと、2200m以上の条件戦でも、ドゥラメンテ産駒は常に主役候補です。単勝のアタマとしても、馬券の連軸としても、絶大な信頼を置けるでしょう。
■ 法則③:G1での勝負強さは現役最強クラス
- G1での圧倒的な実績
2024年のG1勝ちはスプリンターズS(ルガル)のみですが、これは集計期間によるものであり、産駒の本質を示すものではありません。近3年間でのG1勝利数は計12勝にのぼり、勝率・連対率・3着内率のすべてで、他の種牡馬を圧倒する優秀な数字を維持しています。 - 大舞台でこそ信頼できる血統
このデータは、ドゥラメンテ産駒が持つ**「大舞台での勝負強さ」**を証明しています。G1レースという、最も能力が問われる舞台でこそ、その血は輝くのです。G1で人気を背負っているドゥラメンテ産駒は、その人気に応える確率が非常に高い血統と言えます。
【総括】
ドゥラメンテ産駒を狙う際は、**「東京・阪神の芝コース」「2200m以上の距離」「G1レース」**という3つのキーワードを覚えておいてください。これらの好条件が重なった時、父譲りの圧倒的なスタミナとパワーを武器に、勝ち負けを演じてくれる可能性が非常に高いでしょう。
代表産駒
ドゥラメンテ産駒の主な活躍馬
G1・Jpn1級 競走の勝ち馬
国内外の最高峰レースを制した、世代を代表する産駒です。
- アイコンテーラー
- JBCレディスクラシック (Jpn1)
- スターズオンアース
- 桜花賞 (G1)、優駿牝馬 (オークス) (G1)
- シャンパンカラー
- NHKマイルカップ (G1)
- タイトルホルダー
- 菊花賞 (G1)、天皇賞・春 (G1)、宝塚記念 (G1)
- ドゥラエレーデ
- ホープフルステークス (G1)
- ドゥレッツァ
- 菊花賞 (G1)
- ヴァレーデラルナ
- JBCレディスクラシック (Jpn1)
- リバティアイランド
- 阪神ジュベナイルフィリーズ (G1)、桜花賞 (G1)、優駿牝馬 (オークス) (G1)、秋華賞 (G1)
- ルガル
- スプリンターズステークス (G1)
G2級 競走の勝ち馬
G1に次ぐ重要なレースで勝利した産駒です。
- サウンドビバーチェ
- 阪神牝馬ステークス (G2)
- シュガークン
- 青葉賞 (G2)
- シングザットソング
- フィリーズレビュー (G2)
G3級 競走の勝ち馬
今後の更なる飛躍が期待される産駒です。
- アヴェラーレ
- 関屋記念 (G3)
- アリーヴォ
- 小倉大賞典 (G3)
- シーズンリッチ
- 毎日杯 (G3)
- ドゥーラ
- クイーンステークス (G3)
- マスカレードポール
- 共同通信杯 (G3)
- ミアネーロ
- フラワーカップ (G3)
ダート交流重賞の勝ち馬
ダート路線で活躍する産駒です。
- バーデンヴァイラー
- マーキュリーカップ (Jpn3)
- フォーヴィスム
- 兵庫ゴールドトロフィー (Jpn3)
その他の主な活躍馬
重賞で惜しくも2着など、高い能力を示している産駒です。
- キングストンボーイ
- 青葉賞 (G2) 2着
- タッチウッド
- 共同通信杯 (G3) 2着
- ヴァリアメンテ
- 京都ハイジャンプ (J・G2) 2着
ドゥラメンテ産駒 データ(2014年~2024年)
母父馬

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金配合」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「黄金配合」をランキング化しました。迷ったらこの配合を探してください!
【第1位】 × キングヘイロー
(複勝率 31.7%, 単勝回収率 145, 複勝回収率 135)
文句なしの第1位は、母父キングヘイローとの配合です。複勝率31.7%と安定感を保ちながら、単勝回収率145、複勝回収率135と、いずれも驚異的な数値を記録。人気薄での好走が非常に多く、馬券的な妙味に溢れています。単勝でも複勝でも、積極的に狙っていける「究極の黄金配合」です。
【第2位】 × Harlan’s Holiday
(複勝率 57.1%, 単勝回収率 108, 複勝回収率 122)
第2位は、母父Harlan’s Holiday。この配合の最大の魅力は、複勝率57.1%という驚異的な安定感です。出走すれば半数以上が馬券に絡み、かつ単複の回収率もともに100を超えています。安定感と妙味を完璧に両立させた、非の打ちどころがない配合です。
【第3位】 × Orpen
(複勝率 47.4%, 単勝回収率 70, 複勝回収率 145)
母父Orpenとの配合が3位。**複勝率47.4%**という抜群の安定感に加え、複勝回収率145という突出した妙味が光ります。単勝での期待値は低いですが、2,3着に来るだけで配当が大きく跳ね上がる。3連系の馬券を買う上で、これ以上ない「究極のヒモ穴配合」と言えるでしょう。
【第4位】 × New Approach
(複勝率 35.4%, 単勝回収率 123, 複勝回収率 101)
第4位は、母父New Approach。複勝率35.4%と安定しており、単複の回収率がともに100を超えている点が最大の魅力です。人気以上のパフォーマンスを引き出し、コンスタントに好走してくれる、非常にバランスの取れた好配合と言えるでしょう。
【第5位】 × Motivator
(複勝率 44.4%, 単勝回収率 144, 複勝回収率 94)
母父Motivatorとの配合は、安定感と単勝の破壊力を両立させています。**複勝率44.4%**と非常に高く、単勝回収率も144と素晴らしい数値。複勝での妙味はやや薄れますが、単勝や2連系の軸としては最強クラスの配合と言えるでしょう。
② データが警告!避けるべき「危険な配合」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険な配合」です。たとえ人気でも、これらの血統背景を持つ場合は慎重な判断が必要です。
【第1位】 × フレンチデピュティ
(複勝率 21.6%, 単勝回収率 39, 複勝回収率 35)
残念ながらワースト1位は、母父フレンチデピュティ。複勝率21.6%は壊滅的で、そもそも馬券に絡む確率が極端に低いのが致命的です。回収率も低く、データ上は全く走らない「消し」配合と言えます。
【第2位】 × Danehill Dancer
(複勝率 23.7%, 単勝回収率 76, 複勝回収率 47)
ワースト2位は母父Danehill Dancer。複勝率が低い上に、複勝回収率も壊滅的です。馬券的な妙味は皆無で、積極的に買う理由を見つけるのは困難です。
【第3位】 × クロフネ
(複勝率 25.9%, 単勝回収率 16, 複勝回収率 60)
単勝回収率16という数字が全てを物語っています。人気を背負って惨敗するケースが非常に多い、典型的な「危険な人気馬」を生み出す配合です。絶対に頭では買ってはいけません。
【第4位】 × Tapit
(複勝率 37.0%, 単勝回収率 42, 複勝回収率 63)
複勝率は高いですが、単勝回収率42が致命的です。「勝ちきれない」傾向が非常に強く、頭で狙うのは極めて危険。軸としての信頼度は高いかもしれませんが、儲けるという観点からは妙味の薄い配合です。
【第5位】 × ハービンジャー
(複勝率 37.6%, 単勝回収率 68, 複勝回収率 56)
Tapitと同様の傾向にあります。安定感はあっても、馬券で利益を出すという観点からは非常に厳しいと言わざるを得ません。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味配合」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれる配合を3つピックアップしました。
【第1位】 × キングヘイロー
(複勝率 31.7%, 単勝回収率 145, 複勝回収率 135)
総合ランキングでも第1位に輝きましたが、その本質は「究極の穴配合」であることです。単複ともに異常なまでの回収率を誇り、人気薄のドゥラメンテ産駒にこの血が入っていたら、絶対に見逃してはならない存在です。
【第2位】 × シンボリクリスエス
(複勝率 23.6%, 単勝回収率 150, 複勝回収率 65)
この配合は、まさにこのカテゴリの定義にピッタリです。複勝率23.6%は非常に低いですが、それを補って余りあるのが単勝回収率150という破壊力。「来るか来ないか」がはっきりしたタイプですが、頭で狙えば特大のホームランが期待できる、夢のある配合です。
【第3-位】 × ディープインパクト
(複勝率 30.3%, 単勝回収率 101, 複勝回収率 82)
複勝率は標準的ですが、単勝回収率が101とプラスを記録。G1馬を複数輩出しているニックスですが、そのポテンシャルが時に過小評価され、妙味のあるオッズを提供してくれることがあるようです。
④ まとめ:配合相手で激変!血統の相性を見抜いて馬券に活かせ!
今回の分析から、ドゥラメンテ産駒は、母父馬との配合相手によってパフォーマンスが天国と地獄ほど変わることが明らかになりました。
キングヘイローやHarlan’s Holidayのような、産駒の能力を最大限に引き出す「黄金配合」。
一方で、フレンチデピュティやクロフネのように、相性が悪ければ全く走らない「危険な配合」。
そして、シンボリクリスエスのように、特定の条件下で妙味を発揮する「個性派配合」。
これらの「血統の化学反応」を理解することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に取り入れ、血統の奥深い世界を堪能しながら、的中に繋げてください!
騎手

① 総合力で選ぶ!本当に頼れる「黄金タッグ」ベスト5
ここでは「複勝率(安定感)」「単勝回収率(爆発力)」「複勝回収率(妙味)」の3指標を総合的に評価し、馬券的な価値が極めて高い「ゴールデンコンビ」をランキング化しました。
【第1位】 藤岡佑介騎手
(複勝率 45.8%, 単勝回収率 105, 複勝回収率 125)
文句なしの第1位は、藤岡佑介騎手とのコンビです。**複勝率45.8%**という高い安定感を誇りながら、単勝回収率105、複勝回収率125と、いずれも100を超える素晴らしい成績。人気馬はきっちり馬券に、人気薄でも勝ち負けを演じ、ヒモに来ても美味しい。まさにパーフェクトな「黄金タッグ」です。
【第2位】 佐々木大輔騎手
(複勝率 30.1%, 単勝回収率 442, 複勝回収率 154)
第2位は、佐々木大輔騎手。このコンビの魅力は、何と言ってもその驚異的な回収率にあります。単勝回収率442、複勝回収率154という数字は、他の追随を許さない圧倒的なもの。複勝率は30.1%と標準的ですが、「人気薄のドゥラメンテ産駒に佐々木大輔」は、まさに一攫千金のサインです。
【第3位】 レーン騎手
(複勝率 66.7%, 単勝回収率 109, 複勝回収率 92)
短期免許で来日するダミアン・レーン騎手との相性は抜群です。**複勝率66.7%**という驚異的な安定感に加え、単勝回収率も100超え。人気馬をきっちり勝利に導く技術は流石の一言。来日した際には、絶対に見逃せないコンビです。
【第4位】 菅原明良騎手
(複勝率 32.7%, 単勝回収率 118, 複勝回収率 82)
若手の菅原明良騎手も、ドゥラメンテ産駒との相性は良好です。複勝率は標準的ですが、単勝回収率118とプラス域に達している点が最大の魅力。人気以上のパフォーマンスを引き出し、勝ち切る力を持っている証拠です。
【第5位】 横山和生騎手
(複勝率 33.8%, 単勝回収率 114, 複勝回収率 82)
菅原騎手と同様の傾向にあるのが、横山和生騎手。こちらも単勝回収率114と妙味十分。タイトルホルダーとのコンビでも知られるように、この産駒のスタミナを活かす騎乗が光ります。
② データが警告!避けるべき「危険なコンビ」ワースト5
次に、同じ3指標で総合評価が低かった、つまり馬券的には手が出しにくい「危険なコンビ」です。たとえ人気でも、これらの組み合わせは慎重な判断が必要です。
【第1位】 松山弘平騎手
(複勝率 38.4%, 単勝回収率 47, 複勝回収率 61)
残念ながらワースト評価となったのは松山弘平騎手とのコンビ。複勝率は悪くないものの、単勝回収率47、複勝回収率61という数値は壊滅的です。人気を背負って勝ちきれず、馬券に絡んでも妙味がない。典型的な「買ってはいけない」パターンです。
【第2位】 武豊騎手
(複勝率 35.9%, 単勝回収率 47, 複勝回収率 75)
松山騎手と同様、単勝回収率47という低さが致命的です。レジェンドの手腕をもってしても、この産駒を勝ち切らせるのは難しいようで、過剰人気になりやすい危険なコンビと言えます。
【第3位】 戸崎圭太騎手
(複勝率 40.8%, 単勝回収率 80, 複勝回収率 63)
複勝率は高いですが、複勝回収率63が示す通り、馬券的な妙味は皆無。人気サイドで2,3着に来ることが多く、儲けさせてはくれない騎手の典型例です。
【第4位】 津村明秀騎手
(複勝率 31.3%, 単勝回収率 51, 複勝回収率 65)
ワースト4位は津村明秀騎手。複勝率が低く、単複の回収率も低い水準にあります。この産駒との相性はデータ上、あまり良くないようです。
【第5位】 岩田望来騎手
(複勝率 34.7%, 単勝回収率 62, 複勝回収率 71)
複勝率は悪くないですが、回収率の低さが見過ごせません。人気を裏切るケースが多く、馬券的な期待値は低いと言えるでしょう。
③ 穴党必見!一発逆転の「妙味コンビ」ベスト3
ここでは、「複勝率は標準的か、それ以下だが、回収率に特筆すべき点がある」、つまり「来た時にしっかり儲かる!」という、穴党ファンに捧げる妙味あふれるコンビを3組ピックアップしました。
【第1位】 佐々木大輔騎手
(複勝率 30.1%, 単勝回収率 442, 複勝回収率 154)
総合ランキングでも上位に入りましたが、その本質は「究極の穴騎手」であることです。単複ともに異常なまでの回収率を誇り、人気薄のドゥラメンテ産駒に騎乗した際は、絶対に見逃してはならない存在です。
【第2位】 菅原明良騎手
(複勝率 32.7%, 単勝回収率 118, 複勝回収率 82)
こちらも総合ランキングと重複しますが、まさに妙味の塊。複勝率32.7%は決して高くありませんが、それを補って余りあるのが単勝回収率118という魅力。「人気薄で勝ち切る」という、穴党が最も好むパターンを地で行くコンビです。
【第3-位】 横山和生騎手
(複勝率 33.8%, 単勝回収率 114, 複勝回収率 82)
菅原騎手と同様の傾向にあり、単勝での一発が魅力です。複勝率も標準レベルはクリアしており、安定感と妙味を兼ね備えた、頼りになるコンビです。
④ まとめ:騎手との「化学反応」を見抜き、馬券戦略を最適化せよ!
今回の分析から、ドゥラメンテ産駒が騎手によってパフォーマンスを大きく変える、非常に「相性」が重要な血統であることが明らかになりました。
- ルメール騎手や川田将雅騎手のような、複勝率は高いが妙味は薄い「鉄板軸タイプ」。
- 藤岡佑介騎手やレーン騎手のように、安定感と妙味を完璧に両立させる「万能タイプ」。
- 佐々木大輔騎手や菅原明良騎手のように、高配当を運んでくれる「一発長打タイプ」。
- そして、松山弘平騎手や武豊騎手のように、データ上は手が出しにくい「危険なコンビ」。
これらの騎手ごとの「個性」と「相性」を深く理解し、レースの状況に応じて騎手を選択することが、馬券収支を向上させるための強力な武器となります。ぜひ、この分析をあなたの馬券戦略に加え、的中に繋げてください!
人気

人気馬(1~4番人気)の動向:平均とほぼ同じ、信頼度は標準レベル以上
まず、レースの主役となるべき1番人気から4番人気の「人気馬」グループです。
結論から言うと、ドゥラメンテ産駒レースにおける人気馬の信頼性は、平均データとほぼ変わりません。3番人気がやや活躍しているのを除けば、「可もなく不可もなく、人気通りには走る」という標準的な傾向にあります。
具体的に見ると、1番人気、2番人気、4番人気の複勝率(馬券内に来る確率)は、平均データとほとんど差がありません。
ただし、3番人気に関しては、複勝率が平均41.5%に対し、**44.7%**と明確に上昇しており、平均以上に信頼できると言えます。
全体としては、**「ドゥラメンテ産駒だからといって、上位人気馬の信頼度が極端に上がるわけではないが、下がることもない」**という、堅実な傾向が見られます。
中穴人気馬(5~8番人気)の動向:平均以下の不振傾向、波乱の主役にはなれない
次に、馬券の妙味を左右する5番人気から8番人気の「中穴人気馬」グループです。
このグループの動向は明確で、全ての人気帯で平均以下の成績となっており、不振傾向にあります。
5番人気(26.7%→26.7%)は互角ですが、6番人気(21.7%→19.4%)、7番人気(16.3%→14.4%)、**8番人気(12.9%→12.6%)**と、複勝率は軒並み平均データを下回っています。
回収率を見ても、妙味のあるデータは見当たりません。これは、**「ドゥラメンテ産駒の中穴馬は、人気以上に走ることが少なく、馬券的な期待値は低い」**ことを示唆しています。
大穴人気馬(9~18番人気)の動向:こちらも不振、ただし14番・16番人気に謎の一発あり
最後に、高配当の使者となる9番人気以下の「大穴人気馬」グループです。
結論として、ドゥラメンテ産駒レースにおける大穴人気馬も、平均データと比べて成績が振るわず、不振傾向にあります。大波乱が起きる可能性は、平均的なレースよりも低いと言えるでしょう。
9番人気から13番人気までの複勝率は、軒並み平均データを下回っており、馬券に絡むことはほとんど期待できません。
ただし、このデータには2つの無視できない異常値が存在します。
- 14番人気:単勝回収率160
- 16番人気:単勝回収率423
これは、サンプル数は少ないながらも、「超人気薄の14番人気や16番人気馬が、ごく稀に勝ち切って、とんでもない大穴をあける」ことがある、ということを示しています。
【要約】ドゥラメンテ産駒レースで勝つための戦略
- 人気馬(1~4番人気)は平均通りの信頼度:過信も軽視もせず、標準的な評価を下すのが正解。特に3番人気はやや信頼度アップ。
- 中穴(5~8番人気)は軽視が基本:平均よりも好走率が低く、積極的に狙うべきではない。
- 大穴(9番人気以下)も基本は軽視:大波乱の主役にはなれない。ただし、夢を見るなら14番・16番人気の単勝を少額だけ買うのは面白いかもしれない。
総じて、ドゥラメンテ産駒が絡むレースは**「上位人気馬がそれなりに走り、中穴以下の馬が台頭しにくい、比較的平穏な決着になりやすい」**という傾向にあります。馬券を組む際は、大穴狙いで手広く流すよりも、上位人気馬を中心に、点数を絞って勝負するのが有効となるでしょう。
コース(芝編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、どの競馬場でパフォーマンスが上がるのか、あるいは下がるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 中山・札幌・新潟
この産駒が最も得意とするのは、意外にも中山競馬場です。特に芝1800mでは、複勝率32.1%と安定しているだけでなく、単勝回収率240、複勝回収率100と、驚異的な妙味を誇ります。「ドゥラメンテ産駒の中山1800m」は、無条件で買いと言える黄金条件です。
次いで得意なのが札幌競馬場。芝1800mでは勝率28.9%、複勝率51.1%という驚異的な好走率に加え、単勝回収率も154と、夏競馬のエース格です。芝2000mも単複回収率が100を超えます。
新潟競馬場も得意な舞台で、**芝1800m(外回り)**では複勝率35.4%、単複回収率も102/100とパーフェクトな成績です。 - 【苦手な競馬場】 中京・阪神(1600m)
データ上、明確に苦手としているのが中京競馬場です。芝2000m(単回41/複回69)、芝1600m(単回39/複回78)、芝2200m(単回30/複回57)と、どの距離を走っても回収率が著しく低く、馬券的な妙味は皆無です。
**阪神・芝1600m(外回り)**も鬼門で、複勝率16.3%、単複の回収率も57/44と壊滅的。この2つの条件では、人気でも疑ってかかるべきでしょう。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、産駒の根幹的な能力を示す距離適性を見ていきましょう。
- 【得意な距離】 1800mがベスト、2000mも得意
この産駒は、1800mが主戦場と言える、典型的な中距離ホースです。データを見ても、好成績のほとんどが1800mに集中しています。特に中山・札幌・新潟の1800mでは、軒並み高い回収率を記録しており、この条件がこの産駒の能力を最大限に引き出す「黄金条件」と言えます。
2000mも得意な距離で、阪神や中山、札幌で高いパフォーマンスを発揮します。 - 【苦手な距離】 1600m(マイル戦)
データ上、1600mは明確な苦手距離のようです。阪神(複回44)、新潟(複回41)、中山(複回63)、中京(複回78)、東京(複回53)と、主要コースのほとんどで回収率が低迷。マイルのスピードに対応しきれない産駒が多いようです。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に狙うべきコース」と「避けるべきコース」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 中山・芝1800m(単回240/複回100): 複勝率32.1%と高く、単勝回収率は異次元レベル。ドゥラメンテ産駒を最も美味しく狙える「究極の条件」です。
- 札幌・芝1800m(単回154/複回93): 勝率28.9%、複勝率51.1%という驚異的な好走率。夏競馬でこの条件を見つけたら、迷わず勝負すべきです。
- 新潟・芝1800m外(単回102/複回100): 複勝率35.4%と高く、回収率もパーフェクト。軸馬としてこれ以上ない条件です。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 阪神・芝1600m外(単回57/複回44): 複勝率・回収率ともに壊滅的。この条件では絶対に手を出してはいけません。
- 新潟・芝1600m外(単回34/複回41): こちらも全く走りません。明確な苦手コースです。
- 東京・芝1600m(単回64/複回53): 出走数が多いにもかかわらず、この回収率は致命的。人気なら迷わず消し、が正解です。
【総括】
ドゥラメンテ産駒の馬券を買う際は、「中山・札幌・新潟の1800m」を鉄則とすべきです。そして、「マイル戦全般」と「中京競馬場」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたの馬券収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
コース(ダート編)

① 場所別での得意・不得意は?
まず、産駒のパフォーマンスが競馬場によってどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【得意な競馬場】 東京(1400m)・小倉・函館
この産駒がダートで輝くのは、非常に特徴的な条件です。
東京・ダート1400mでは、複勝率25.5%ながら単勝回収率404、複勝回収率143と、全ての数字が異次元のレベル。まさに「東京ダート1400mの鬼」であり、この条件で見かけたら絶対に見逃せません。
小倉・ダート1700m(単回181)、函館・ダート1700m(単回147)でも素晴らしい単勝回収率を記録しており、夏場のローカル開催で大穴をあけるタイプが多いようです。 - 【苦手な競馬場】 京都・阪神
データ上、明確に、そして致命的に苦手としているのが京都競馬場と阪神競馬場です。
京都では、1800m(単回33/複回50)、1400m(単回11/複回108)と、複勝で稀に穴をあける程度で、全く勝負になりません。
阪神も同様に、1800m(単回24)、1400m(単回34)、1200m(単回10)と、単勝回収率が壊滅的。パワーが求められる関西圏のダートコースは、この産駒にとって鬼門中の鬼門です。
② 距離別での得意・不得意は?
次に、この産駒がどの距離でパフォーマンスを発揮するのか、その本質的な適性に迫ります。
- 【得意な距離】 1400mと1700m(ただし条件付き)
この産駒のダート適性は、非常にピンポイントです。
東京の1400mで見せるパフォーマンスは圧巻で、この条件に特化した適性を持っているようです。また、中京の1400mでも単勝回収率156と妙味があります。
もう一つの得意距離が、小倉や函館で好成績を収めている1700mです。中央4場にはない、このローカルの非根幹距離でこそ、この産駒の真価が発揮されるようです。 - 【苦手な距離】 1800mと1200m
データ上、出走数が最も多い1800mは明確な苦手距離です。中山・阪神・中京・京都・新潟の全てで回収率が低迷。王道のダート1800mでは、この産駒は評価を下げるべきです。
1200mのスプリント戦も同様に苦手としており、阪神(単回10)や中山(単回58)では全く勝負になっていません。
③ 複勝率と回収率での総合評価
最後に、安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき条件」と「絶対に避けるべき条件」を結論付けます。
- 【結論:絶対に買うべきベスト3コース】
- 東京・ダ1400m(単回404/複回143): 単複ともに回収率は異次元レベル。これ以上ない「究極の黄金条件」です。この条件で見かけたら、迷わず勝負すべきです。
- 小倉・ダ1700m(単回181/複回58): 単勝回収率の高さは非常に魅力的。夏競馬で一攫千金を狙うなら、この条件は絶対に見逃せません。
- 函館・ダ1700m(単回147/複回78): 小倉と同様、夏のローカルで大穴をあける可能性を秘めています。
- 【結論:原則として消すべきワースト3コース】
- 阪神・ダ1200m(単回10/複回30): 単勝回収率10は絶望的。この産駒にとって、最も走らない条件の一つです。
- 京都・ダ1800m(単回33/複回50): 主要コースにもかかわらず、全く走りません。明確な苦手コースです。
- 阪神・ダ1800m(単回24/複回73): こちらも出走数が多いにもかかわらず、単勝回収率が壊滅的。人気なら迷わず消し、が正解です。
【総括】
ドゥラメンテ産駒をダート戦で狙うなら、「東京の1400m」と「夏ローカルの1700m」という、非常にピンポイントな条件に絞るべきです。そして、「関西圏(阪神・京都)のレース」と「王道の1800m戦」では評価を下げることを忘れてはいけません。この非常に分かりやすい取捨選択が、あなたのダート競馬の収支を大きく改善させる鍵となるでしょう。
馬場状態

【芝コース編:道悪は勝ちきれないが、ヒモ穴として妙味アップ】
まずは芝コースのデータから。ドゥラメンテ産駒は、芝の道悪をこなせますが、その内容は良馬場と大きく異なります。
① 良馬場との比較:馬場が渋ると「勝ちきれない馬」に変貌する
- 稍重・重馬場(2,3着狙いの馬券に妙味)
良馬場(単回79)から稍重(単回61)、重馬場(単回51)になると、単勝回収率が急落します。これは「人気にはなるが、勝ちきれずに2,3着に敗れる」ケースが増えることを示しています。
しかしその一方で、複勝回収率は良馬場の71から、稍重で80、重馬場で85へと上昇。これは、人気薄の馬が2,3着に食い込み、複勝や3連系のヒモとして非常に美味しい配当を提供していることを意味します。 - 不良馬場(パフォーマンス低下)
不良馬場になると、単複の回収率がともに低下。こなせる馬もいますが、全体としては割引が必要です。
② 複勝率と回収率での評価(芝コース)
- 【結論:ベストな買い時】
- 芝・良馬場(単回79/複回71): パフォーマンスが最も安定している基本条件。
- 芝・稍重(単回61/複回80)、芝・重馬場(単回51/複回85): 単勝でのアタマ狙いは危険。しかし、複勝回収率が非常に優秀なため、3連複やワイドのヒモ穴としては絶好の狙い目。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- 芝・不良馬場(単回43/複回65): 全体的にパフォーマンスが落ち、妙味もありません。
【芝コースの総括】
ドゥラメンテ産駒は、**芝コースに関しては「道悪になると勝ちきれないが、ヒモでは買える」**という特徴があります。稍重・重馬場で人気になっている場合は、アタマから狙うのは危険。むしろ、人気薄をヒモに加えることで高配当が期待できます。
【ダートコース編:道悪は大の苦手!ただし不良馬場なら一発逆転も】
次にダートコースのデータです。芝とは全く異なる傾向が見られます。
① 良馬場との比較:重馬場は鬼門、しかし不良馬場は得意
- 稍重(やや割引)
良馬場(単回77)から稍重(単回91)になると、単勝での妙味は増しますが、複勝率はやや低下。信頼度は少し落ちます。 - 重馬場(明確な苦手条件)
重馬場になると、パフォーマンスは明確に低下します。**複勝率は22.2%**まで下がり、単勝回収率も34と壊滅的。明確な苦手条件と言えます。 - 不良馬場(得意条件・大穴の使者)
重馬場で全く走らないにもかかわらず、「不良」まで悪化すると、パフォーマンスが劇的に向上します。複勝率は30.3%まで跳ね上がり、勝率も12.3%と最高を記録。さらに単勝回収率も133とプラスに転じます。「脚抜きの良い不良ダート」は、この産駒にとって最高の舞台のようです。
② 複勝率と回収率での評価(ダートコース)
- 【結論:ベストな買い時】
- ダート・不良馬場(単回133/複回82): パフォーマンスが最も向上し、単勝での妙味も抜群。絶好の「買い」条件です。
- ダート・良馬場(単回77/複回69): 信頼度と妙味のバランスが取れた基本条件。
- 【結論:原則として消すべき条件】
- ダート・重馬場(単回34/複回50): 回収率が示す通り、最も期待値の低い危険な条件。
- ダート・稍重(単回91/複回79): 単勝での一発はあるものの、好走率は低く、リスクが高い。
【ダートコースの総括】
ドゥラメンテ産駒は、**ダートコースに関しては「重馬場が大の苦手で、不良馬場が大得意」**という、非常に極端な特性を持っています。
【最終結論】芝とダートで評価を真逆に!天候こそが馬券の鍵
ドゥラメンテ産駒の馬券戦略は、天候と馬場状態によって、その評価を180度変える必要があります。
- 芝のレースで雨が降ったら…
→ アタマでは狙いにくいが、ヒモ穴として評価を上げるべき! 特に稍重・重馬場は複勝回収率が高い。 - ダートのレースで雨が降ったら…
→ 重馬場なら「消し」! 不良馬場なら「買い」!
この「芝とダートでの二面性」と「ダートでの極端な道悪適性」を頭に入れておくだけで、あなたの馬券収支は劇的に改善するはずです。
脚質ラスト3F

【Part1:脚質データ分析】全ての脚質をこなす、驚異の万能性!
まずは、レース中の位置取り(脚質)によって、パフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
逃げ・先行:平均をはるかに凌駕する「超」得意な勝ちパターン!
- 逃げ:複勝率が平均39.1% → 本レース46.3%(超得意)
- 先行:複勝率が平均35.5% → 本レース43.9%(超得意)
【解説】
この産駒の強さは、前に行けた時に最大限発揮されます。「逃げ」「先行」いずれの脚質も、複勝率が平均を7%~8%も上回っており、その信頼度は絶大です。この産駒は、前に行ってこそということを、まず頭に叩き込んでください。
中団・後方:なんと平均以上にこなす!
- 中団:複勝率が平均20.3% → 本レース23.1%(得意)
- 後方:複勝率が平均7.5% → 本レース9.4%(得意)
【解説】
ここに、この産駒の真の恐ろしさが隠されています。典型的な先行血統であれば、中団より後ろは苦手なはず。しかし、この産駒は中団・後方からでも平均を上回る複勝率を記録しています。これは、ただ前に行くだけでなく、道中で脚を溜めて、直線でしっかりと脚を使える自在性を持っていることの証拠です。
【脚質分析の結論】
この産駒は、**「全ての脚質を平均以上にこなせる驚異的な万能タイプ」ですが、その中でも「先行した時のパフォーマンスが突出している」**と要約できます。
【Part2:上がり3Fデータ分析】この産駒はスタミナタイプか?キレるタイプか?
次に、最後の直線のスピード(上がり3F)のデータから、この産駒の「脚の質」を解き明かします。
① 上がり上位(1~3位)の分析:他を圧倒する「末脚の切れ味」が最大の武器!
- 上がり1位:複勝率が平均64.2% → 本レース73.4%(超得意)
- 上がり2位:複勝率が平均53.3% → 本レース66.5%(超得意)
- 上がり3位:複勝率が平均44.1% → 本レース54.2%(超得意)
【解説】
この産駒が、レースで1~3番目に速い上がりを使えた場合の成績は、全ての順位で平均を10%前後も大幅に上回っています。しかし、単勝回収率は平均を下回る傾向にあります。
これは、この産駒が**「他を圧倒するトップクラスの末脚の切れ味」を持っているものの、その能力が広く知られているため人気になりやすく、配当的な妙味は薄いことを示しています。能力は本物ですが、馬券的には過信禁物な面もあります。
結論として、複勝率が非常に高いことから、この産駒は「末脚を生かしたレース」が非常に得意**なタイプです。
② 上がり中位以下(~5位、6位~)の分析:スタミナ勝負は明確な「苦手分野」
- 上がり~5位
- 複勝率:平均28.5% → 本レース33.6%(得意)
- 回収率:単勝回収率が平均83に対し67と、平均を大幅に下回っています。
- 上がり6位~
- 複勝率:平均7.5%に対し、**本レース7.3%**と、ほぼ同じです。
- 回収率:単勝回収率が平均24に対し38とやや上回っていますが、絶対値としては低いです。
【解説】
この結果は非常に明確です。この産駒は、上がりタイムが4位以下になると、馬券的な期待値が急激に低下します。上がり~5位の複勝率こそ平均を上回っていますが、これは産駒全体のポテンシャルが高いためであり、得意とは言えません。特に回収率の悪化は深刻で、これは**「平凡な上がりの脚しか使えない馬が、前で粘り込んで高配当を演出するケースが、平均的なレースよりも少ない」**ことを意味します。
つまり、この産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が明確に苦手**であり、速い上がりを使えなければ、好走することは極めて難しいのです。
【結論②】
上がり中位以下の複勝率・回収率がともに低いことから、この産駒は**「スタミナを生かした前目で粘るレース」が苦手であり、その本質は「末脚を生かすレース」に特化**していると言えます。
【総合結論】この産駒は「どんな位置からでも鋭い末脚を使える、万能型の差し馬」!
今回の二つの分析結果を統合すると、この種牡馬の産駒の驚くべき本質が見えてきます。
脚質データからは**「全てのポジションをこなせる万能性」が見えました。しかし、上がり3Fデータからは「勝ちパターンは、結局のところ末脚のキレにある」**ことが判明しました。
つまり、この産駒は、**「先行して粘り込むスタミナタイプ」ではなく、「どんな位置取りからでも、最終的には他を圧倒する末脚で勝負する」という、非常に分かりやすい“自在性のある末脚特化型”**の血統なのです。
【最終的な馬券戦略】
この産駒を狙う上で最も重要なのは、**「この馬が、このレースで速い上がりを使える状況にあるか?」**という一点に尽きます。
- 買いの条件
- スローペースが予想され、直線での瞬発力勝負になりそうな時。
- 展開が向いて、直線でスムーズに外に出せそうな時。
- 過去のレースで、常に速い上がりを記録している馬。
- 消しの条件
- ハイペースが予想され、スタミナが問われる消耗戦になりそうな時。
- 前が止まらない馬場状態の時。
この産駒の馬券を買う際は、「粘り込み」に期待してはいけません。全てを最後の直線に賭ける、その**「究極の切れ味」**を信じられるかどうか。それが、この産駒を攻略する最大の鍵となります。
馬体重

① 体重別パフォーマンス:480kg台がベスト!大型馬は過信禁物
まず、絶対的な馬体重によって、この産駒のパフォーマンスがどう変わるのかを見ていきましょう。
- 【最も成績が良い】 480kg~499kgの雄大な馬体
この産駒の好走率は、480kg~499kgのゾーンで明確なピークに達します。この体重帯の馬は、**勝率11.8%、複勝率32.5%**と、全てのカテゴリーの中で最高の成績を記録しています。父ドゥラメンテ自身の雄大な馬体を彷彿とさせる、しっかりとした馬格の馬が最も安定して能力を発揮できるようです。 - 【最も成績が悪い】 419kg以下の軽量馬
419kg以下の小柄な馬は、複勝率が12%台と極端に低く、明らかにパワー負けしている様子がうかがえます。回収率も低く、馬券検討からは大幅な割引が必要です。 - 【特筆すべき穴馬体】 500kg~519kg
ここで注目すべきは、500kg~519kgのゾーンです。複勝率は28.1%と480kg台に比べて落ちますが、単勝回収率が139という非常に高い数値を記録しています。これは**「大型馬で評価されにくいこの体重帯の馬が、人気薄で勝ち切るケースが非常に多い」**ことを示しています。高配当を狙う際には、この体重帯の馬の激走が鍵となります。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべき馬体」を結論付けます。
- 【結論:ベストな馬体重(買いの馬体)】
- 安定感で選ぶなら → 480kg~499kg(複勝率32.5%)
好走率が突出しており、馬券の軸として最も信頼できるのがこのゾーンです。 - 妙味(穴)で選ぶなら → 500kg~519kg(単勝回収率139)
人気薄での一発長打が期待できる「大穴メーカー」です。
- 安定感で選ぶなら → 480kg~499kg(複勝率32.5%)
③ 体重増減のパフォーマンス:プラス体重は明確な割引!マイナス体重に妙味あり
次に、前走からの体重の増減が、パフォーマンスにどう影響するのかを分析します。ここに、この産駒のコンディションを見極める重要なヒントが隠されています。
- 【体重が減った場合】 パフォーマンス・妙味ともに最も優秀!
この産駒の好走サインは、「マイナス体重」に明確に表れています。
「今回減」の馬は、勝率10.1%、単勝回収率95と、3つのカテゴリの中で最も優秀な成績です。特に-10kg~-19kgの馬体減でもパフォーマンスが落ちず、-4kg~-9kgでも単勝回収率95と高い数値を記録。**「絞れて動ける状態」**であることが、好走の絶対条件のようです。 - 【同体重の場合】 悪くはないが、強調材料にも乏しい
「同体重」の馬は、複勝率29.8%と安定していますが、回収率は平凡です。 - 【体重が増えた場合】 明確な割引対象!
「今回増」の馬は、複勝率26.7%、単勝回収率65、複勝回収率66と、最もパフォーマンスが悪い危険なサインです。基本的に**プラス体重は「太め残り」**と判断し、割引が必要です。これは、スタミナで粘り込むタイプではなく、瞬発力で勝負する産駒が多いことの裏返しかもしれません。
【総括】ドゥラメンテ産駒で勝つための馬体重戦略!
- 狙うべきは「480kg台の馬」か「500kg台の穴馬」!
- 最も信頼できるのは「マイナス体重」!絞れていることが好走の絶対条件!
- 「プラス体重」は、基本的には割引が必要な危険なサイン!
- 「同体重」は可もなく不可もなし。他の要素で判断すべし!
パドックで馬体を見るのが苦手な方でも、馬体重の発表をチェックするだけで、これだけの戦略を立てることができます。ぜひ、この「馬体重の法則」をあなたの馬券検討に活かしてください!
年齢

【Part1:通年データで見る産駒のキャリアと賞味期限】
まずは、2歳から8歳までの通年データで、この産駒のキャリア全体を俯瞰してみましょう。
① パフォーマンスの推移:2歳から4歳までが高いレベルで持続、5歳で明確な壁
- 2歳~4歳: ここがキャリアの絶対的なピークです。2歳時の複勝率34.4%は驚異的で、デビュー当初から非常に完成度が高い「早熟タイプ」であることが分かります。その高いパフォーマンスは3歳(複勝率28.5%)、4歳(複勝率29.1%)まで持続し、長きにわたってトップレベルで活躍できる持続力も兼ね備えています。
- 5歳: ここに**明確な「壁」**が存在します。複勝率が16.5%へと急落。勝率も4.4%まで下がり、明らかにパフォーマンスが落ちてくるキャリアの分岐点です。
- 6歳以降: パフォーマンスはさらに下降線をたどり、馬券的には非常に厳しい戦いとなります。
② 複勝率と回収率での評価(通年データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 2歳(単回85/複回77): 複勝率34.4%という驚異的な安定感。文句なしに軸馬としての信頼度はNo.1です。
- 3歳・4歳: 複勝率が高く、安定感はありますが、回収率は低迷気味。能力は高いですが、人気になりやすく妙味は薄い時期です。
- 【結論:原則として消すべき年齢】
- 5歳以降: 5歳になったら「賞味期限」を強く意識すべきです。データ上、パフォーマンスが大きく落ち込むため、よほどの好条件が揃わない限り、手を出さないのが賢明です。
【Part2:月別データで見る詳細な成長曲線】
次に、2歳夏から6歳までのパフォーマンスを、季節ごとに区切った詳細なデータで見ていきましょう。ここに、この産駒の細かなコンディションの波が隠されています。
① パフォーマンスの推移:2歳夏が最強!3歳秋と5歳以降に穴の気配
- 【2歳夏~秋:キャリア最高の黄金期】
この産駒のパフォーマンスは、**2歳夏(7-9月)**に絶対的なピークを迎えます。複勝率38.4%は全データ中最高。夏競馬でデビューするドゥラメンテ産駒は、絶対に見逃せません。秋になってもその勢いは衰えず、高いレベルを維持します。 - 【3歳~4歳:安定期だが、妙味は薄い】
3歳から4歳にかけては、複勝率が20%台後半から30%台前半で安定します。しかし、回収率は軒並み低く、馬券的な旨味は少ない時期です。
ただし、**3歳秋(10-12月)**には単勝回収率112、**4歳夏(7-9月)**には単勝回収率118と、ピンポイントで妙味のある時期が存在します。 - 【5歳以降:全体的には不振だが、夏と春に大穴の可能性】
5歳以降は全体的にパフォーマンスが低下しますが、その中でも**5歳春(4-6月)**には単勝回収率184、**5歳夏(7-9月)**には単勝回収率203、**6歳春(4-6月)**には単勝回収率210、**6歳秋(10-12月)**には単勝回収率216と、単勝での一発大穴が頻発しています。これは、「衰えたと判断されて人気を落とした古馬が、特定の条件下で激走する」パターンと考えられます。
② 複勝率と回収率での評価(月別データ)
- 【結論:ベストな買い時】
- 2歳・7-9月(単回79/複回84): 複勝率が異常に高く、軸としての信頼度は抜群。
- 3歳・10-12月(単回112/複回85): 秋の上がり馬として、妙味十分。
- 【結論:大穴狙いのタイミング】
- 5歳以降の春・夏・秋: 複勝率は低いですが、単勝回収率が異常値。もし買うのであれば、「当たればラッキー」の精神で、単勝やアタマ固定の3連単で超大穴を狙うのが面白いでしょう。
【総合結論】ドゥラメンテ産駒は「2歳夏にピークを迎え、5歳以降は衰えるも、稀に大穴をあける」
2つのデータを統合すると、この産駒の成長曲線がより鮮明になります。
この産駒は、「2歳時から完成度が高い早熟タイプで、4歳まで高いレベルを維持。5歳になると明確な壁があるが、それ以降も人気薄になった時に、単勝でとんでもない大穴をあけることがある」と要約できます。
馬券戦略としては、
- 「2歳~4歳」の馬を馬券の中心に据える。
- 特に「2歳の夏競馬」は絶好の狙い目。
- 「5歳以降」の馬は、基本的には割引が必要だが、超人気薄になっていれば単勝での一発大穴を警戒する。
この「年齢と季節」の法則をあなたの馬券戦略に組み込むことで、より的確な取捨選択が可能になるはずです。
間隔

① 間隔によるパフォーマンスの変化:3週がベスト!休みすぎも使い詰めもNG
まず、ドゥラメンテ産駒のパフォーマンスが、レース間隔によってどう変化していくのか、その全体像を捉えましょう。
- 【パフォーマンスが最も高い間隔】 3週
この産駒のパフォーマンスは、**3週(中2週)**の間隔で明確なピークを迎えます。**複勝率32.7%**は、全てのカテゴリーの中で突出して高い数値を記録しています。これは、一度レースを使った後、間隔を詰めすぎず、あけすぎずに順調に次走へ向かえた時に、最高のパフォーマンスを発揮できることを示しています。 - 【パフォーマンスが上がる間隔】 4週、5~9週、初出走
3週に次いで安定しているのが4週(中3週)(複勝率27.1%)、5~9週(複勝率29.0%)、そして初出走(複勝率29.9%)です。ある程度間隔をあけてじっくり調整するか、フレッシュな状態で臨むのが良いタイプです。 - 【パフォーマンスが下がる間隔】 連闘と半年以上の長期休み明け
この産駒にとって、パフォーマンスが明確に下がる危険なローテーションが存在します。- 連闘: 複勝率18.4%と、成績は振るいません。使い詰めには弱い傾向があります。
- 半年以上: 複勝率21.4%、回収率も低いことから、長期の休み明けは明らかに苦手なようです。「鉄砲駆け」は期待できず、一度使ってからの変わり身を待つべきでしょう。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきローテーション」と「避けるべきローテーション」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時】
- 3週(単回50/複回76): パフォーマンスが最も高く、安定感は抜群。軸馬として最適です。
- 5~9週(単回100/複回76): 複勝率は高いレベルで安定し、かつ単勝回収率が100。妙味を求めるなら、この間隔がベストです。
- 2週(単回108/複回73): 複勝率は標準的ですが、単勝回収率108は非常に魅力的。人気薄の馬が、間隔を詰めて調子を上げてきた際の「一発」に期待できる、穴党向けの狙い目です。
- 連闘(単回160/複回91): 複勝率は低いですが、回収率が異常値。ごく稀に、調子の良い馬が人気薄で激走する「大穴パターン」です。
- 【結論:原則として消すべき危険なローテーション】
- 半年以上(単回54/複回59): パフォーマンス、回収率ともに低く、馬券的な期待値は皆無。長期休み明けの馬は、問答無用で「消し」で良いでしょう。
【叩き良化型か?】ドゥラメンテ産駒、本当の勝負は休み明け何戦目だ?
次に、「休み明け何戦目」でパフォーマンスがピークに達するのかを分析します。ここに、ドゥラメンテ産駒のコンディションの波を見極める鍵が隠されています。
① パフォーマンスの推移:叩き4戦目がピーク!使い減りしないタフさも
この産駒は、一度休養を挟むと、レースを使いながら徐々に調子を上げていく、典型的な**「叩き良化型」**です。
- 明け2戦目: 休み明け初戦を叩かれた次のレースですが、複勝率29.4%と、まずまずの成績。叩いた効果は確実に見られます。
- 明け3戦目: 2戦目とほぼ同等のパフォーマンスを維持。
- 明け4戦目: ここでパフォーマンスが明確なピークに達します。**複勝率30.4%**と、全てのカテゴリーの中で最も高い好走率を記録。使い込まれて本格化するタイプが多いようです。
- 明け5戦目以降: ピークである4戦目を境に、パフォーマンスはやや下降しますが、5戦目でも複勝率29.1%を記録するなど、高いレベルを維持します。使い減りせず、一度上がった調子を持続できるタフさも、この産駒の魅力です。
② 複勝率と回収率での総合評価
安定感(複勝率)と妙味(回収率)を総合的に評価し、「本当に買うべきタイミング」を結論付けます。
- 【結論:ベストな買い時(黄金のタイミング)】
- 明け4戦目(単回124/複回90): パフォーマンスと妙味が完璧に噛み合った、文句なしの絶好の狙い目。このタイミングの馬を見つけたら、最上位の評価を与えるべきです。
- 明け2戦目(単回107/複回81): 叩いた上積みが大きく、かつ単勝回収率もプラス。休み明け初戦で凡走して人気を落としているようなら、絶好の狙い目です。
- 【結論:評価に注意が必要なタイミング】
- 明け6戦目以降(単回104/複回66): 単勝での一発はあるものの、複勝率が落ちてくるため、信頼度は低下します。
【総括】
ドゥラメンテ産駒のローテーション戦略は、**「3週間隔がベスト。長期休み明けは苦手。典型的な叩き良化型で、特に4戦目に明確なピークを迎える。その後も大きく崩れないタフさも併せ持つ」**と要約できます。この法則を頭に入れて、馬券検討に臨んでみてください。
馬番

内枠(1~4番):平均を大幅に上回る、絶対的な得意ゾーン!
- 複勝率:
- 1番:平均24.1% → 本レース27.9%(得意)
- 2番:平均25.4% → 本レース32.7%(超得意)
- 3番:平均23.4% → 本レース29.3%(超得意)
- 4番:平均25.0% → 本レース30.6%(超得意)
- 回収率:
- 2番(複82)や4番(複73)など、妙味は平均レベル。しかし、安定感は本物です。
【解説】
ドゥラメンテ産駒は、内枠(1~4番)を絶対的な得意ゾーンとしています。すべての馬番で複勝率が平均を3.5%~7%以上も大きく上回っており、内枠に入った際の安定感は他の馬とは比較になりません。特に**2番枠は複勝率32.7%**と驚異的な数値を記録。器用に立ち回れる産駒が多く、インコースでロスなくレースを進めるのが非常に上手いことの証拠です。
中枠(5~12番):枠による有利不利が明確なゾーン
- 複勝率:
- 5番~10番は平均を大きく上回る得意な枠です。
- 11番、12番は平均を上回るものの、内寄りの枠に比べると見劣りします。
- 回収率:
- 5番(単161/複95)、7番(単118)、8番(単98)は単勝での妙味が、17番(複109)は複勝での妙味が光ります。
【解説】
中枠(5~12番)も、全体的に平均を大きく上回る得意なゾーンですが、その中でも5番、8番、10番は複勝率が30%を超え、特に高いパフォーマンスを発揮します。
しかし、11番、12番と外に行くにつれて、平均との差は縮まっていきます。このことから、中枠の中でもより内側で競馬ができる方が、この産駒にとっては好ましいようです。
外枠(13番~18番):平均レベルか、それ以下。明確な割引ゾーン
- 複勝率:
- 13番~17番は平均を上回っていますが、内・中枠ほどの信頼度はありません。
- 18番は平均を上回っていますが、サンプル数が少ないため参考程度。
- 回収率:
- 18番(単247)は異常値として出ていますが、サンプル数が少なく参考外。全体的に回収率は低く、妙味は薄い傾向にあります。
【解説】
外枠(13番~18番)は、内・中枠に比べると、明らかにパフォーマンスが落ちます。複勝率が平均を上回っている枠もありますが、これはドゥラメンテ産駒全体のポテンシャルが高いためであり、この産駒の得意条件とは言えません。外枠からスムーズにレースを運ぶのが、他の枠に比べて不得手であることが分かります。
【複勝率での総合評価】結論:ドゥラメンテ産駒は断然「内枠」有利!
複勝率だけで総合的に評価すると、ドゥラメンテ産駒の得意な枠は非常に明確です。
- 内枠(1~4番):平均複勝率24.5% → 本レース平均30.1%(+5.6%)
- 中枠(5~12番):平均複勝率22.9% → 本レース平均27.6%(+4.7%)
- 外枠(13~18番):平均複勝率17.9% → 本レース平均23.2%(+5.3%)
【あれ?外枠も平均を上回っている?データの罠を解説】
上記の計算上、外枠も平均を上回っているように見えますが、これは種牡馬データ全体の複勝率が高い(全体の複勝率が約27%と、平均的な馬より走る産駒である)ためです。
重要なのは、**「内枠・中枠に比べて、外枠のパフォーマンスがどうか」**という点です。
- 内枠・中枠の平均複勝率:約28.8%
- 外枠の平均複勝率:23.2%
この比較から、外枠の複勝率は、この産駒の平均的なパフォーマンスよりも5%以上も低いことが分かります。つまり、この産駒の能力を最大限に発揮できるのは、間違いなく**「内枠」と「中枠」**なのです。
【総括】
ドゥラメンテ産駒の枠順戦略は、**「内枠を引いたら絶対的な買い。中枠も得意だが、外枠は割引が必要」**という、非常にシンプルなものです。ドゥラメンテ産駒は、他馬に揉まれずスムーズに先行したいタイプではなく、むしろ馬群の中で器用に立ち回り、インコースをロスなく進むことを得意としているのでしょう。枠順が出た際は、ぜひこの傾向を思い出して、予想に役立ててください。
【偶数・奇数で差はあるか?】データが示す、ドゥラメンテ産駒の「馬番の傾向」
まず、ドゥラメンテ産駒が、偶数番と奇数番のどちらでより高いパフォーマンスを発揮するのかを見ていきましょう。
結論から言えば、わずかな差ではありますが、データ上は「偶数番」が有利です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 偶数番:28.2%
- 奇数番:27.5%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:偶数番 68 vs 奇数番 84
- 複勝回収率:偶数番 71 vs 奇数番 73
【考察】
これは非常に興味深いデータです。複勝率、つまり好走する確率自体は偶数番の方が高いですが、馬券的な妙味、つまり儲かるのは奇数番である、という結果が出ています。
一般的に言われる「偶数番は後入れで有利」というセオリー通り、偶数番の馬はスムーズにレースを進めやすいのでしょう。しかし、その分人気になりやすく、配当が安くなる傾向にあるようです。一方で、奇数番はスタートでやや不利を受けるリスクがある分、人気が落ち、好走した際の配当が美味しくなっていると考えられます。
【結論】
- **安定感を求めるなら「偶数番」**の馬を軸に。
- **配当妙味を求めるなら「奇数番」**の馬の単勝やヒモ穴に妙味あり。
【大外枠は買いか?消しか?】平均データとの比較で暴く、ドゥラメンテ産駒の真実
次に、多くの競馬ファンが頭を悩ませる「大外枠」について、ドゥラメンテ産駒が本当に得意なのかを、競馬全体の平均データと比較して徹底解剖します。
結論から言えば、ドゥラメンテ産駒にとって「大外枠」は、平均的な馬よりもはるかに走る「得意」な条件です。
- 複勝率(安定感)の比較
- 平均データ(大外):22.2%
- ドゥラメンテ産駒データ(大外):29.9%
- 回収率(妙味)の比較
- 単勝回収率:平均 66 → ドゥラメンテ産駒 62
- 複勝回収率:平均 68 → ドゥラメンテ産駒 74
しかしその一方で、複勝回収率は平均を上回っています。これは、人気薄のドゥラメンテ産駒が大外枠から2,3着に食い込み、複勝や3連系のヒモとして妙味のある配当を提供しているケースが多いことを示しています。
【考察】
ドゥラメンテ産駒は、ポテンシャルが高いために大外枠でも能力を発揮できます。他馬に揉まれることなく自分のリズムで走れる大外枠は、この産駒の持つスタミナや持続力を活かしやすい舞台なのでしょう。勝ち切るところまではいかなくても、しぶとく掲示板を確保する確率が非常に高いと言えます。
【総括】
ドゥラメンテ産駒が大外枠を引いた際は、**「アタマでは狙いにくいが、ヒモとしては十分に買い」**と判断すべきです。単勝や馬連の軸にするのは危険かもしれませんが、3連複やワイドの相手として加えることで、馬券の的中率と回収率を両立させることができるでしょう。大外枠のドゥラメンテ産駒は、見逃してはならない存在です。