京都芝2200m(外)特徴

京都芝2200m(外)

京都芝2200m(外)解説

  1. 外回りコースの特徴
  • スタート位置:正面スタンド前直線中程(高低差4.3m)
  • 1コーナーまで397m平坦 → 600m走行後に上り坂(3コーナー頂上)→ 下り坂(4コーナー中間まで)
  • 最終直線:404m平坦(Aコース403.7m / B・C・Dコース398.7m)
  1. 芝2000m vs 芝2200m比較
  • 共通点:初期平坦区間が長い(逃げ馬に有利)
  • 差異:2200mは初期平坦区間が更に延伸(外回り/内回り選択の影響軽減)
  1. 戦術パターンの逆説
  • 芝2200mで逃げ馬人気が低下する傾向
  • 勝率は微減(約20%→17%)ながら回収率が数倍上昇
  • 先行・差し馬は人気上位でも信頼性が不安定(平均回収率80%前後)
  1. 戦略判断のポイント
  • ベース(レース全体の流れ)が二極化しやすい
  • 逃げ馬の出走数/能力を見極める必要性
  • 人気過熱の先行馬より中穴逃げ馬狙いが有効なケース
  • コース特性(外回りの高低差)を考慮した脚質選択が重要

特に芝2200mでは、表面的な人気に惑わされず「逃げ戦術の成立可能性」を精査することで、高配当獲得の機会が見込めるレース構造となっています。コースレイアウトと出走馬の脚質バランスから、毎レースごとのベース分析が不可欠です。

京都芝2200mデータ(外)(2018年~2024年)

騎手

騎手考察

<好調騎手トップ5>
1位 川田将雅
  • 複勝率65.7%(出走35回)
  • 複勝回収値122(利益率22%)
  • 圧倒的な安定感でトップ。3着内に入る確率が2/3を超え、複勝馬券で確実な利益を生む。
2位 岩田望来
  • 複勝率44.0%(出走25回)
  • 単勝回収値146(利益率46%)
  • 単勝・複勝ともに回収値100超え。高配当レースでの勝ち鞍が多く、穴騎手として有効。
3位 団野大成
  • 複勝率41.2%(出走17回)
  • 単勝回収値156(利益率56%)
  • 若手ながら高回収率が光る。勝ち切れないレースも3着内に食い込む執念が見える。
4位 浜中俊
  • 複勝率41.2%(出走17回)
  • 複勝回収値116(利益率16%)
  • 連対率29.4%に対し複勝率が突出。終盤の粘りで3着内に持ち込む技術が秀でる。
5位 北村友一
  • 複勝率40.9%(出走22回)
  • 複勝回収値119(利益率19%)
  • 3着内入着時は平均3.8倍の配当。中穴馬での安定感が特徴。

<不調騎手ワースト5>
1位 池添謙一
  • 複勝率18.8%(出走32回)
  • 単勝回収値28(損失率72%)
  • 3着内率・回収値ともに最下位クラス。人気馬に騎乗しても凡走が多い。
2位 和田竜二
  • 複勝率14.7%(出走34回)
  • 単勝回収値44(損失率56%)
  • 連対率5.9%という驚異的低数値。スタートからの位置取りに課題が目立つ。
3位 岩田康誠
  • 単勝回収値12(出走29回)
  • 複勝率27.6%ながら回収値72
  • 人気馬の暴走が多く、1番人気時の回収率が30%を切る異常値。
4位 西村淳也
  • 単勝回収値20(出走22回)
  • 複勝回収値40(共に損失率60%超)
  • 10番人気以下での出走が半数を占め、人気薄馬の扱いに難あり。
5位 武豊
  • 単勝回収値14(出走24回)
  • 複勝率25.0%ながら回収値57
  • 伝統ある騎手ながら現状は深刻。1番人気時の勝率が8.3%と絶望的。

まとめ
  • 川田将雅は複勝馬券の「安全牌」として圧倒的信頼性
  • 岩田望来団野大成は単勝穴馬券の要
  • 不調組は全員単勝回収値50以下で、人気馬騎乗時のパフォーマンス改善が急務
  • 中堅騎手のルメール(複勝回収値64)や藤岡康太(単勝回収値45)はデータ上の盲点に

※モレイラ(2戦2勝)などサンプル不足の騎手は分析対象外としています

人気別

人気別考察

  • 4番人気までの着内率と回収率が高い為堅く決まるレースである。
  • 5番人気以降では、着内率と回収率のバランスが悪くなるので、穴馬の妙味がなくなる。
  • 6,7番人気の複勝回収率が多少高い為、中穴が馬券内に来るので馬券は中穴まで。
  • 2桁人気でも回収率が100を超える人気があるが、馬券内に来る確率的に妙味がない。

クラス別

クラス別考察

  • 低クラスでは、未勝利クラスと1勝クラスでは荒れ傾向にあるが、2勝クラス、3勝クラスでは堅いレースになる。
  • 受賞ではG2は荒れ傾向にあるが、G1は堅く決まる。
  • クラスごとに傾向に違いがある為、レースに合わせて馬券の購入の仕方に工夫が必要である。

脚質×上がり3F

脚質×上がり3F考察

  • 逃げの回収率がかなり高い為、穴馬の逃げ残りが考えられる。
  • 先行馬よりも、差し馬の方が有利になる為、スタミナよりも瞬発力重視のコースになる。
  • 追い込み馬はかなり不利になるが、マクリになると成績が向上する為、軽視できない。
  • ラスト3Fでは、3位までなら馬券内に来る確率がかなり高い為、最終直線での末脚がかなり重要になる。
  • 5位以下になると、回収率がかなり下がる為、スタミナ重視の鈍足馬は軽視が必要。

馬番

馬番考察

  • 全体的に有利不利の少ないフラットなコースだが若干内枠が有利に見える。
  • 外側16番でも着内率と回収率が高い為、枠に関係なく活躍できる。
  • 偶数番と奇数番では、奇数番の着内率と回収率が高い為、奇数番が有利になる。
  • 大外発走になると着内率と回収率が向上するので、有利な条件になる。

種牡馬

種牡馬考察

<好調種牡馬トップ5>
1位 キズナ
  • 複勝率46.2%(出走39回)
  • 単勝回収値125 / 複勝回収値129(共に利益率20%超)
  • 連対率38.5%と安定感抜群。人気馬から穴馬まで幅広く勝ち、単複両方で利益を生む最優良血統。
2位 ステイゴールド
  • 複勝率45.5%(出走22回)
  • 複勝回収値115(利益率15%)
  • 3着内入着時は平均2.5倍の配当。中位人気馬での巻き込み能力が光る。
3位 ゴールドシップ
  • 単勝回収値404(出走23回)
  • 複勝回収値147(利益率47%)
  • 大穴馬の宝庫。複勝馬券での高配当率(平均6.3倍)が特徴。
4位 サトノダイヤモンド
  • 勝率21.4%(出走14回)
  • 単勝回収値110(利益率10%)
  • 勝ち切る力に優れ、1番人気時の回収率が185%と信頼性高い。
5位 ジャスタウェイ
  • 複勝率40.0%(出走20回)
  • 単勝回収値103(利益率3%)
  • 2歳戦に強く、デビュー戦での複勝回収値が189と突出。

<不調種牡馬ワースト5>
1位 ハービンジャー
  • 単勝回収値15(出走64回)
  • 複勝率25.0%ながら回収値55(損失率45%)
  • 1番人気時の勝率4.7%という異常値。支持されるとほぼ負ける「人気殺し」血統。
2位 ブラックタイド
  • 複勝率15.4%(出走13回)
  • 複勝回収値23(損失率77%)
  • 3着内入着時ですら平均1.8倍と配当が皆無。
3位 マンハッタンカフェ
  • 単勝回収値155(出走14回)
  • 複勝回収値40(矛盾した数値)
  • 人気薄馬がまれに爆発するものの、3着内入着率14.3%が持続性を阻害。
4位 スワーヴリチャード
  • 複勝回収値41(出走9回)
  • 連対率22.2%に対し複勝率22.2%(3着内入着=必ず連対)
  • 3着にすら入れない極端な二極化傾向。
5位 シルバーステート
  • 複勝回収値37(出走9回)
  • 単勝回収値28(損失率72%)
  • 2歳限定戦での回収値が11と壊滅的。

まとめ
  • キズナは単勝・複勝の「両刀使い」として最高評価
  • ゴールドシップは大穴専門馬券の要。複勝馬券で平均6.3倍の高配当
  • 不調組は全員複勝回収値60以下で、特にブラックタイドは複勝率15.4%という最低水準
  • ディープインパクト(複勝率37.8%)は安定感あるものの回収値63と低く、支持率過多の傾向
  • キタサンブラック(複勝回収値144)は3着内入着時に平均4.3倍と穴馬券として有望

※出走回数10回未満の馬(ドリームジャーニーなど)は参考値として扱っています。データ収集期間やレースクラスによる偏りにご注意ください。

前走距離

前走距離考察

▼距離変化と勝率/回収値の相関
  1. 同距離出走馬が最安定
  • 勝率11.0%(全条件中最高)
  • 複勝回収60(平均的)→3.6倍以下厳選が鉄則
  1. 延長レースの逆説的価値
  • 今回延長:勝率6.8%ながら複勝回収75(全条件最高)
  • 500m↑延長:勝率4.9%でも複勝回収90→大穴狙いに適す
  1. 短縮レースの隠れた効率性
  • 単勝回収78(全条件最高値)
  • 中→短距離変更馬に勝率11.2%の好数値

まとめ

距離変化を軸に「勝率と回収値の逆相関」を戦略的に活用すべし。延長レースでは複勝高回収特性を、短縮レースでは単勝高配当傾向をそれぞれ最大限活用。同距離レースは厳選投資が鉄則。500m以上の大幅距離変更馬については、血統/脚質/前走内容から「他条件で補える要素」を特定する複合分析が勝敗を分ける。データの量的限界を認識しつつ、オッズ変動パターン(前日→発走前)との連動分析で精度向上可能。

前走コース

前走コース考察

  • 前走同コースなら着内率は良いが複勝回収率が落ちる。
  • 前走から距離延長になると、全体的に着内率も回収率も落ちる為不利になる。
  • 前走から距離短縮になると、回収率が悪くなる傾向にある。
  • 前走最終直線の短いコース(中山、小倉)になると着内率も回収率も下がる傾向にある。
  • 前走が京都、阪神なら着内率が良くなる傾向にある。
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