中京競馬場特徴

中京

中京競馬場

中京競馬場芝コース解説

基本情報

  • 新コース設計: 2012年以降に大規模な工事を行い、従来のコースとはほとんど重なり合わない新しいコースが誕生。
  • 芝の1周距離: 1706m(ローカル場としては新潟1840mに次ぐ大きさ)
  • 比較対象: 中山内回り(1667m)、阪神内回り(1689m)よりも大きい。

コース形状

  • 阪神内回りに似たレイアウト: 芝1400mや芝1600mの平面レイアウトは旧阪神に似ており、設計者によると「阪神の内回りコースを裏返しにしたようなもの」とのこと。
  • 残り1100mからの下り: コースのキモは残り1100mからだらだら下る形状で、これがレースに大きな影響を与える。

芝の状態

  • 傷みやすい芝: 中京の芝はJRAの中で最も傷みやすいとされ、主に開催時期や名古屋の気候条件に起因。
  • 開催時期の影響:
    • 7月後半までの開催: 芝の張替えが8月から行われるため、高温期を逃しやすい。
    • 障害戦の影響: 障害専用コースがないため、平地に障害戦を行う必要があり、長丁場のレースは芝に大きな負担をかける。

環境要因

  • 名古屋の気候: 冬場は特に寒く、大陸からの冷たい風が直撃。これにより芝の状態が悪化する。
  • 梅雨時の開催: 7月の開催は梅雨と台風の影響を受け、芝が傷むリスクが高まる。

芝のローテーション

  • ローテーション(年によって異なる):
    • 12月: 4回中京(全6日)Aコース
    • 1月: 1回中京(全4日)Bコース
    • 3月: 2回中京(全6日)Aコース
    • 7月: 3回中京前4日Aコース、後4日Bコース
  • 外差し傾向: 12月の芝が最もきれいだが、1回中京以降は外差し傾向が出始める。

エクイターフの使用

  • エクイターフの割合: 中京の主要部分は約20%がエクイターフで覆われているが、定着に時間がかかるため、能力を十分に発揮しづらい可能性がある。

まとめ

中京競馬場は新しいコース設計により、残り1100mからのだらだら下る形状が特徴的です。しかし、芝の傷みやすさや気候条件、障害戦の影響がレース結果に大きく影響します。これらの特性を考慮することで、レース戦略や馬の適性を見極めることが重要です。

中京競馬場芝コース過去5年データ

  • 騎手データ
  • 調教師データ
  • 馬主データ
  • 種牡馬データ

中京競馬場ダートコース解説

基本情報

  • 1周距離: 1530m(JRAのダートコースでは3番目の大きさ)
  • ゴール前直線: 411m(東京に次ぐ2番目の長さ)
  • 高低差: 3.4m
  • 幅員: 25m
  • 砂厚: 9cm

コース改修の影響

  • 改修前の状況: 2011年以前はJRAの全ダートコースの中で最も小さかったが、改修後は東京、京都に次ぐ3番目の大きさに。
  • アメリカ基準との比較: アメリカのダートコースは1周1マイル(1609m)が標準であり、比較するとやや小さめ。

コース形状

  • 残り1000mの丘: 向正面直線半ばに高さ3.4mの丘があり、そこから直線入口まで600mが緩やかに下り続ける。
  • 下りの傾斜: 残り380mで最底部に達し、そこから200mほど上りに転じる。3~4角を含む長い下りは阪神のダートに似ているが、高低差と傾斜はより大きい。

レースの流れ

  • 短距離(D1200): スタートダッシュが終わらないうちに下りが始まり、逃げ・先行有利だが、注意が必要。
  • 中距離: 上りが2段階に分かれ、スタミナを要求する流れになる。1000mからの下りで早めの展開になり、最後はバテやすい。

季節によるコースの変化

  • 夏と冬の差: 夏の中京と冬の中京では2.5秒の差がある。
  • 凍結防止剤の使用: 冬の開催では凍結防止剤を使用する可能性があるが、使用されない年もある。代わりにハロー車を走らせることも。
  • 砂の乾燥度: 冬は砂が強制的に乾燥されるため、夏と冬でダートの時計に2秒前後の差が出ることがある。

まとめ

中京競馬場のダートコースは、改修後に大きな変化を遂げ、残り1000mからの丘や長いゴール前直線が特徴です。季節によってコースの状態が大きく変わるため、特に夏と冬の開催時には注意が必要です。これらの特性を理解することで、レース戦略や馬の適性をより正確に見極めることができます。

中京競馬場ダートコース過去5年データ

騎手データ

調教師データ

騎手馬主データ

種牡馬データ

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